JPH07141131A

JPH07141131A - 画像処理装置

Info

Publication number: JPH07141131A
Application number: JP5285168A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Iwata; 伸夫岩田
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1993-11-15
Filing date: 1993-11-15
Publication date: 1995-06-02

Abstract

(57)【要約】【目的】ジョブを実行中であっても別のジョブを即時に
開始する。【構成】複数のホストからの入力データを並行して入力
する複数のホスト通信部１６と、ホスト通信部からの複
数の入力データを並行して画像処理を行う画像処理部１
２と、画像処理が完了した画像をページ単位で記録紙に
記録を行う画像記録部１４と、順不同で画像記録が行わ
れた記録紙を仕分ける仕分け部１５とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数のホストから送ら
れてくる画像情報に応じて画像処理を行う複写機、ファ
クシミリ、プリンタ等の画像処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、複数のホストから１台の画像処理
装置をアクセスできるように構成した装置においては、
大量のジョブを実行中の場合、その他に実行したいジョ
ブが少量であっても、大量のジョブが完了するまで長時
間待たなければならなかった。

【０００３】この問題を解決するために、特開平２−１
１３３２７号公報においては、設定された優先順位に従
って動作している場合であっても、割り込み手段により
割り込みをかけて任意の接続手段を選択することによ
り、特定のホストを優先して使用できるようにしてい
る。

【０００４】また、特開平２−２２５０６７号公報にお
いては、複数のホストからの印字データをそれぞれ一旦
蓄積し、蓄積したデータを優先度に従って印字し、優先
度が低いジョブが実行中であった場合には、頁の切れ目
で実行中のジョブを中断し、優先度の高いジョブに実行
を切り替えるようにしている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平２−１１３３２７号公報による方式においては、割
り込まれて中断しているインターフェースがタイムアウ
トを検出するインターフェースである場合、それがタイ
ムアウトしてしまう可能性があるという問題を有してい
る。また、上記特開平２−２２５０６７号公報において
は、ジョブを中断してもインターフェースがタイムアウ
トすることはないが、複数のホストからの印字データを
それぞれ一旦蓄積する蓄積手段が必要になるという問題
を有している。

【０００６】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、複数のホストからの入力データを並行して入力する
と同時に、並行して画像処理を行い画像処理が完了した
ページから記録紙に画像記録を行い、順不同で画像記録
が行われた記録紙を仕分けることを可能にし、ジョブを
実行中であっても別のジョブを即時に開始することがで
きる画像処理装置を提供することを目的としている。

【０００７】

【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置は、複数のホストからの入力デ
ータを並行して入力する複数のホスト通信部と、ホスト
通信部からの複数の入力データを並行して画像処理を行
う画像処理部と、画像処理が完了した画像をページ単位
で記録紙に記録を行う画像記録部と、順不同で画像記録
が行われた記録紙を仕分ける仕分け部とを備えることを
特徴とする。

【０００８】なお、前記入力データに優先度を設定する
手段を有し、この設定された優先度に応じて、並行して
画像処理を行う場合のタイムスライス間隔を設定しても
よいし、各入力データのデータ量に応じて、並行して画
像処理を行う場合のタイムスライス間隔を設定するよう
にしてもよい。また、前記仕分け部で仕分けされた記録
紙を多段トレイに仕分けして出力するようにしてもよい
し、前記画像処理部で並行して画像処理が行われた画像
データをホスト通信部に接続された複数のプリンタ装置
へ出力するようにしてもよい。さらに、前記画像処理部
で並行して画像処理が行われた画像データを蓄積し、各
入力データに対する処理が完了した画像データから記録
するようにしてもよい。

【０００９】

【作用】本発明においては、複数のホスト通信部からの
画像データを、並行して入力すると同時に並行して画像
処理し、ページ単位に画像処理が完了したページから記
録され、このとき、画像データ入力時のユーザの指示ま
たは画像処理装置に対して予めなされた設定、あるいは
にデータのデータ量に応じて、入力データ毎の画像処理
の速度が変化する。そして、複数のジョブが１枚に順不
同で記録された結果が多段トレイに仕分けされる。

【００１０】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図１は本発明における画像処理装置の１実
施例の主要構成を示すブロック図、図２は図１の画像処
理部の主要構成を示すブロック図である。本実施例は、
ページメモリ部１３を受信データ蓄積手段として使用し
ない例である。

【００１１】図１において、画像処理装置１０は、操作
部１１、画像処理部１２、ページメモリ部１３、画像記
録部１４、仕分け部１５、複数のホスト通信部１６から
なり、ホスト通信部１６は、ホスト、プリンタまたはネ
ットワークに接続されている。前記画像処理部１２は、
図２に示すように、ＣＰＵ２１、タイマー２２、ＲＯＭ
２３、ＲＡＭ２４から構成されている。

【００１２】図３は画像処理部１２のタスク構成を示す
ブロック図である。画像処理部１２は、マルチタスクで
複数の処理をタイムスライスによって並列実行する。こ
こで、タイムスライスの間隔（ティック数）はタスクの
優先度に固定的に対応させて実行する。シェル・タスク
４１とユーザ・インタフェース・タスク４２は常駐す
る。画像処理タスク４３はシェル・タスク４１によって
複数起動される。１つの画像記録部制御タスク４４と複
数の送信タスクは常駐する。各タスクの動作については
後述する。

【００１３】図４は画像処理部１２の割り込みルーチン
の構成を示すブロック図である。ここで、タイマー割り
込みルーチン５２は、タイマー２２によって起動され、
ＣＰＵ２１の各レジスタをタスク毎の領域にセーブし、
起動されているタスクのリストの中の次のタスクの優先
度に対応するタイムスライス間隔をタイマー２２にセッ
トし、セーブされているレジスタをＣＰＵ２１にロード
する。

【００１４】本実施例では、ジョブの優先度に、ＣＰＵ
を割り当てるタイムスライス間隔を対応付けるために、
各種の優先度を設定する。図５は優先度を設定する手順
を示す図である。機能選択では、プロトコル設定、ユー
ザ設定、ホスト通信部設定の選択を行う。プロトコル設
定では、ホスト毎にプロトコルを選択し、プロトコルに
よって指定された優先度（以下、外部優先度という）
を、装置内で使用する優先度（以下、単に優先度とい
う）に対応させて設定する。ユーザ設定では、画像処理
装置の管理者が、プロトコルによって指定されたユーザ
識別名から得る優先度を設定する。ホスト通信部設定で
は、当該ホスト通信部１６からの入力の際に使用する優
先度を設定する。本実施例では、０から１５までの優先
度を設定可能とし、優先度０が最も優先度が高く優先度
１５が最も低い値である。

【００１５】図６は画像処理部の処理の流れを示すフロ
ー図である。ユーザ・インタフェース・タスク４２は、
画像処理部１２に対する各種設定情報を操作部１１から
得て記憶する。ホスト通信部１６は受信を開始すると受
信開始割り込み信号を発生させる。受信開始割り込みル
ーチン５１では、画像処理部のシェル・タスク４１に受
信開始事象を通知する。

【００１６】シェル・タスク４１は、受信開始事象に基
づき、ホスト通信部１６からプロトコルによってデータ
に付加された情報（以下、付加情報という）である、外
部優先度、ユーザ識別名、入力データのバイト数を読み
出す。そして、シェル・タスク４１は、図７のフロー図
に従って画像処理タスク４３の優先度を決定し、この優
先度にて画像処理タスク４３を生成する。付加情報中の
入力データのバイト数で優先度を決定する場合は、図８
に示すように、優先度９〜１５の範囲で入力データのバ
イト数が小さい程優先度は高くなるように決定してい
る。また、シェル・タスク４１は、受信を開始したホス
ト通信部１６の識別子を起動した画像処理タスク４３に
渡す。

【００１７】画像処理タスク４３は、操作部１１によっ
て画像処理部１２内に予め設定された各ホスト通信部毎
の画像処理の種類に関する情報に応じて各種サブルーチ
ンを実行する。そして、画像処理タスク４３は、ページ
メモリ部１３にページメモリを割り当て、ホスト通信部
１６の受信バッファから入力データを読み込み、ビット
マップに展開した後、処理結果を出力データとしてペー
ジメモリ中に書き込む。画像処理タスク４３は、操作部
１１によって画像処理部１２内に予め設定された、各ホ
スト通信部毎の出力情報を元にデータの出力先を決定す
る。また、画像処理タスク４３は、入力データ中に出力
情報が指定された場合、出力情報を入力データ中に指定
されたものに変更する。

【００１８】画像処理タスク４３は、入力データ中にペ
ージ区切りコードを検出すると、画像記録部１４または
送信タスク４５に出力指示事象を通知する。これら事象
には、出力情報と、当該ページの処理結果が書き込まれ
たページメモリを参照するための必要な情報が付加され
る。出力情報中のデータの出力先が画像記録部１４であ
る場合、画像処理タスク４３は、画像記録部制御タスク
に対して出力指示事象を通知する。出力情報中のデータ
の出力先がプリンタまたはネットワークである場合、指
定された出力情報を付加して該当する送信タスク４５に
対して出力指示事象を通知する。

【００１９】画像処理タスク４３は、ファイル終端コー
ドを検出するか、または読み出しがタイムアウトする
と、出力中の画像記録部制御タスク４４または送信タス
ク４５にジョブ終了事象を通知し、受信完了を受信して
いるホスト通信部１６に書き込む。ホスト通信部１６
は、既に受信済みのデータが受信バッファに中に存在す
る場合、または新たにデータを受信した場合に、再び受
信開始割り込み信号を発生させる。

【００２０】画像記録部制御タスク４４は、出力指示事
象に基づき、画像記録部１４に対して出力情報を書き込
んだ後、画像記録指示事象によって指示されたページメ
モリ中より画像記録部１４に対してデータを転送する。
画像記録部制御タスク４４は、画像記録部１４より１ペ
ージの出力が完了した状態を得ると、出力情報に含まれ
る出力先トレイの指示情報を仕分け部１５に書き込む。

【００２１】仕分け部１５は、出力先トレイの指示情報
に基づき、指定された多段トレイに印刷結果を排出す
る。画像記録部制御タスク４４は、仕分け部１５より１
ページの排出が完了した状態を得ると、対応するページ
の出力完了事象を画像処理タスク４３に通知する。

【００２２】送信タスク４５は、出力情報中に示された
ホスト通信部１６に対して出力情報を書き込んだ後、画
像記録指示事象によって指示されたページメモリ中より
ホスト通信部１６に対してデータを転送する。送信タス
ク４５は、１ページの送信が完了すると、対応するペー
ジの出力完了事象を画像処理タスク４３に通知する。画
像処理タスク４３は、ジョブ終了事象を通知した後、当
該タスクが発行した出力指示事象に対する出力完了事象
を得ると、タスクを消去する。

【００２３】次に、本発明の画像処理装置の他の実施例
について説明する。装置のハードウェア構成は図１と同
一である。但し、本実施例の場合、ページメモリ部１３
を受信データ蓄積手段としている。画像処理部１２の構
成、優先度の設定手順、画像処理部のタスク構成、割り
込みルーチンの構成、優先度の決定方法は前述の実施例
と同一である。

【００２４】図９は、ページメモリ部１３を受信データ
蓄積手段とした本実施例の画像処理タスクの動作フロー
図である。本実施例においては、入力データ中にページ
区切りコードを検出した際、画像記録部１４または送信
タスク４５に出力指示事象を通知せず、ページメモリを
保持し、入力データ中にファイル終端コードを検出した
後、全ページの出力指示事象を通知する。その他の動作
については前記実施例と同様であるので説明を省略す
る。

【００２５】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ジョブを実行中であっても、別のジョブを即時
に開始可能となると、同時に、ジョブを実行中に別のジ
ョブを開始する場合、データ蓄積手段なしに、インター
フェースのタイムアウトさせないことを実現できる。

【００２６】また、画像処理の速度を操作することがで
き、とくに、入力データ量の少ないジョブの処理速度を
早くすることができる。また、複数のジョブが１枚単位
で順不同で印刷されても、多段トレイに自動的に仕分け
することができる。また、印刷と同時にホスト通信部に
接続された、入力データを画像処理またはビットマップ
展開する機能を持たない複数のプリンタ装置へ、処理後
の画像データを出力することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における画像処理装置の１実施例の主要
構成を示すブロック図である。

【図２】図１の画像処理部の主要構成を示すブロック図
である。

【図３】図１の画像処理部のタスク構成を示すブロック
図である。

【図４】図１の画像処理部の割り込みルーチンの構成を
示すブロック図である。

【図５】本発明に関わる優先度を設定する手順を示すフ
ロー図である。

【図６】図３の画像処理タスクの動作を示すフロー図で
ある。

【図７】本発明に関わる優先度を決定する方法を示すフ
ロー図である。

【図８】本発明に関わる入力データのバイト数を基に優
先度を決定する方法を示す図である。

【図９】本発明の他の実施例における画像処理タスクの
動作を示すフロー図である。

【符号の説明】

１０…画像処理装置、１１…操作部、１２…画像処理部１３…ページメモリ部、１４…画像記録部、１５…仕分
け部１６…ホスト通信部、２２…タイマー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のホストからの入力データを並行して
入力する複数のホスト通信部と、ホスト通信部からの複
数の入力データを並行して画像処理を行う画像処理部
と、画像処理が完了した画像をページ単位で記録紙に記
録を行う画像記録部と、順不同で画像記録が行われた記
録紙を仕分ける仕分け部とを備えることを特徴とする画
像処理装置。
【請求項２】前記入力データに優先度を設定する手段を
有し、この設定された優先度に応じて、並行して画像処
理を行う場合のタイムスライス間隔を設定することを特
徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項３】各入力データのデータ量に応じて、並行し
て画像処理を行う場合のタイムスライス間隔を設定する
ことを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項４】前記仕分け部で仕分けされた記録紙を多段
トレイに仕分けして出力することを特徴とする請求項１
ないし請求項３のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項５】前記画像処理部で並行して画像処理が行わ
れた画像データをホスト通信部に接続された複数のプリ
ンタ装置へ出力することを特徴とする請求項１ないし請
求項３のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項６】前記画像処理部で並行して画像処理が行わ
れた画像データを蓄積し、各入力データに対する処理が
完了した画像データから記録することを特徴とする請求
項１ないし請求項３のいずれかに記載の画像処理装置。