JPH11353143A - プリントデータ変換方法、その方法のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびプリントデータ変換装置、並びにプリントデータ判別方法 - Google Patents

プリントデータ変換方法、その方法のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびプリントデータ変換装置、並びにプリントデータ判別方法

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JPH11353143A
JPH11353143A JP10159649A JP15964998A JPH11353143A JP H11353143 A JPH11353143 A JP H11353143A JP 10159649 A JP10159649 A JP 10159649A JP 15964998 A JP15964998 A JP 15964998A JP H11353143 A JPH11353143 A JP H11353143A
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Makoto Araoka
真 新阜
Yoshiharu Kurozasa
嘉治 黒笹
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部ごとに区切られることなく複数部のプリン
トデータを1ジョブとして出力するようなアプリケーシ
ョンソフトウェアを用いた場合でも、ソートやステープ
ル、また、両面プリントやNin1プリントなどを部単
位で適切に処理することができるプリントデータ変換プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体を提供する。 【解決手段】 プリントデータが1部のデータをプリン
トする部数分連続させて1ジョブとしたプリントデータ
を受信し、受信したプリントデータの中から1部の分の
プリントデータを取り出す手順と、取り出した1部の分
のプリントデータと、前記プリントする部数とを出力す
る手順と、を有すること特徴とするプリントデータ変換
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数部を1ジョブ
として出力されたプリントデータの中からを1部の分の
プリントデータを取り出すためのプリントデータ変換方
法、およびその方法のプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体、並びにプリントデータ変換
装置、さらに、部の区切りを判別するためのプリントデ
ータ判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタの性能向上は目覚まし
く、画質の点ではほとんどのユーザーにとって十分満足
の行くものとなっており、また、カラープリンタでは、
いわゆるグラビア印刷や写真品質に近い画像が得られる
までになっている。そこで、現在では、プリンタの機能
向上のために、プリント後の処理機能、例えば、複数部
のプリントを実行し、これを部ごとに分けたり(ソート
処理と称されている)、さらに部ごとに用紙をステープ
ルしたり、あるいは両面プリントや1枚の用紙に2ペー
ジ分あるいは4ページ分の画像をプリントする(Nin
1と称する)などといった利便性の機能向上が行われて
いる。
【0003】このような高機能のプリンタの一例として
は、複写機、ファクシミリ、そしてプリンタの機能を統
合した複合機があり、このような複合機では、プリンタ
ユニット部において、両面プリントやNin1プリント
を実行することができ、さらに、ソーターまたはフィニ
ッシャーなどと称されるソート処理やステープル処理を
行う後処理装置が設けられていて、前記のような高機能
処理を行っている。さらに、複数部の印刷を行うときに
は、パソコンからの転送時間の短縮と、ネットワーク間
のトラフィックを軽減するために1部の画像データと部
数情報をパソコンから受信してプリントしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
プリンタの機能が向上している反面、このようなプリン
タを利用してプリントを実行するパソコンに搭載されて
いるアプリケーションソフトウェアの処理が上記のよう
な様々な機能に対応していない場合がある。例えば1部
のデータとして1−2−3の3ページからなるデータが
あり、これを3部プリントする場合、上記のような高機
能のプリンタでは、各部ごとにソートしたりステープル
したりするのが通常の機能である。ところが、パソコン
で実行されるアプリケーションソフトウェアの中には、
複数部のプリントを実行する際のプリントデータとし
て、複数部のデータを一まとめにして1ジョブとして出
力するものがあり、このようなプリントデータでは、上
記の例の場合、1−2−3−1−2−3−1−2−3の
9ページ分のデータが1部であるかのように、すなわち
9ページ分のデータが1ジョブとして出力されるため、
部ごとの切れ目がなく、プリンタ側で各部ごとの分類が
できず、例えば部ごとに排出トレイを変えてソートする
場合には、3部分9ページが同一トレイに排紙された
り、また、ステープル処理の場合には、3部分9ページ
が1つに束ねられてしまい、部単位でのソートやステー
プル処理が行えなくなるのである。
【0005】また、このような部の切れ目のない出力デ
ータによる問題は、両面プリントやNin1プリントの
ときにも発生し、例えば上記のように1部のデータが1
−2−3と奇数枚で構成されていると、第1部目の最終
ページと第2部目の最初のページが1枚の用紙の両面、
あるいは2in1の場合では1ページにプリントされる
こととなって、本来必要とする部ごとのプリント結果が
得られないことになる。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、1部の分
のプリントデータとプリントする部数情報を受けてプリ
ント可能なプリンタを用いて複数部のプリントを実行す
る場合に、部ごとに区切られることなく複数部のプリン
トデータを1ジョブとして出力するようなアプリケーシ
ョンソフトウェアから出力されたプリントデータであっ
ても、ソートやステープル、また、両面プリントやNi
n1プリントなどを部単位で適切に処理することができ
るプリントデータ変換方法、およびそのためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並
びにプリントデータ変換装置を提供することである。
【0007】また、本発明の第2の目的は、複数部のデ
ータを一まとめにして1ジョブとして出力されるプリン
トデータの中から適切に各部の区切りを判別する判別方
法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0009】(1)プリントデータの変換方法であっ
て、プリントデータが1部のデータをプリントする部数
分連続させて1ジョブとしたプリントデータである場合
に、該プリントデータを受信し、受信したプリントデー
タの中から、1部の分のプリントデータを取り出す段階
と、該取り出した1部の分のプリントデータと、前記プ
リントする部数とを出力する段階と、を有することを特
徴とするプリントデータ変換方法。
【0010】(2)プリントデータを変換するためのプ
リントデータ変換プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、プリントデータが1部
のデータをプリントする部数分連続させて1ジョブとし
たプリントデータである場合に、該プリントデータを受
信し、受信したプリントデータの中から1部の分のプリ
ントデータを取り出す手順と、該取り出した1部の分の
プリントデータと、前記プリントする部数とを出力する
手順と、を有すること特徴とするプリントデータ変換プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
【0011】(3)プリントデータの変換装置であっ
て、プリントデータが1部のデータをプリントする部数
分連続させて1ジョブとしたプリントデータである場合
に、該プリントデータを受信し、受信したプリントデー
タの中から、1部の分のプリントデータを取り出すプリ
ントデータ抽出手段と、該取り出した1部の分のプリン
トデータと、前記プリントする部数とを出力するプリン
トデータ出力手段と、を有することを特徴とするプリン
トデータ変換装置。
【0012】(4)複数部のプリントを実行するための
プリントデータが、1部のデータを予め指定されたプリ
ント部数分連続させて1ジョブとしたプリントデータで
ある場合に、該1ジョブのプリントデータの中の部ごと
の区切りを、プリント部数情報を元に判別すること特徴
とするプリントデータ判別方法。
【0013】(5)複数部のプリントを実行するための
プリントデータが、1部のデータを予め指定されたプリ
ント部数分連続させて1ジョブとしたプリントデータで
ある場合に、該1ジョブのプリントデータの中の部ごと
の区切りを、1部あたりの頁数情報を元に判別すること
特徴とするプリントデータ判別方法。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。
【0015】《実施形態1》図1は、本発明を適用する
ネットワークコンピュータシステムの構成を示すブロッ
ク図である。このネットワークコンピュータシステム
は、複数のクライアントコンピュータ10、プリンタサ
ーバコンピュータ20、およびデジタル複写機30がネ
ットワーク回線50により接続されたもので、一般的な
LAN環境によるシステムである。
【0016】ここで用いられているデジタル複写機30
は、複写機としての機能の他、クライアントコンピュー
タ10からの指令によりプリントを行うプリンタとして
の機能と、外部の電話回線(不図示)と接続されてファ
クシミリとしての機能とを有する複合機である。
【0017】このデジタル複写機30は、詳細な説明は
省略するが、その概略構成を図2のブロック図に示す。
このデジタル複写機30は、複写機やファクシミリ送信
の際に用いられる原稿画像読み取りのためのイメージリ
ーダ部(IR)35、イメージリーダ部35により読み
取った原稿画像やファクシミリにより受信した画像およ
びプリンタサーバコンピュータ20から送信されてきた
画像をプリントアウトするための電子写真方式によるプ
リンタ部(PRT)36、プリントされた用紙を部ごと
に分けて集積するための複数のトレイと部ごとにステー
プル処理するためのステープル装置を有する後処理装置
38、これら各部を制御し、かつ、プリントアウトする
画像の拡大・縮小、あるいはNin1プリントやその他
の画像処理などを実行するCPU31、このCPU31
の処理のために画像データを一時的に記憶するためのメ
モリ32、操作パネル37、およびプリンタサーバコン
ピュータ20とデータの受け渡しを行うためのインター
フェースユニット(IU)33によって構成されてい
る。このデジタル複写機30には、ハードディスクドラ
イブ(HDD)34が装備してあり、このハードディス
クドライブ34には、画像処理やプリントアウトの処理
に必要なプログラムが記憶されていて、このプログラム
が適宜読み出されることにより画像処理やプリントアウ
トのために必要な処理が実行される。また、このハード
ディスクドライブ34は、大容量の画像データなどを受
信した際に、画像データを記憶するようになっている。
【0018】このデジタル複写機30の機能は、第1に
複写機としての機能であり、イメージリーダ部35によ
り読み込まれた複写元の原稿画像がメモリ32に記憶さ
れ、操作パネル37から入力された部数分の複写出力が
プリンタ部36より行われる。第2に、プリンタとして
の機能であり、プリンタサーバコンピュータ20から送
られてくるプリントデータとプリントモード情報(後述
する)を元に、プリントモード情報により設定されてい
る部数のプリントを行うものである。第3にファクシミ
リとしての機能であり、図示しない電話回線に接続され
たG3ファクシミリユニットにより受信した画像データ
がプリンタ部36によりプリントアウトされるものであ
る。
【0019】また、このデジタル複写機30はプリント
アウトの際の画像処理機能として、画像の拡大縮小、お
よび両面プリントや、1枚の用紙に2ページ、4ページ
といった複数の画像をプリントするNin1プリント機
能を有し、さらに、後処理装置38では、部位単位でプ
リントアウトした用紙をソートしたり、ステープルする
機能を有する。
【0020】クライアントコンピュータ10やプリンタ
サーバコンピュータ20は、いわゆるパソコンや、UN
IXシステムなどと称されているコンピュータである。
このクライアントコンピュータ10やプリンタサーバコ
ンピュータ20は、いずれも既に広く利用されているも
のであるため、その詳細な説明は省略し、ここでは、ク
ライアントコンピュータ10としてパソコンを用いた場
合の概略構成を図3に示すブロック図を参照して説明す
る。
【0021】通常のパソコンは、処理を実行するCPU
11、プログラム実行の際にデータの展開などに使用さ
れるRAM12、パソコンの立ち上げ時に必要なブート
システムを記憶しているROM13、ディスプレイ19
上に画像を表示するために画像データを展開するVRA
M14、プログラムや各種データが記憶されているハー
ドディスクドライブ(HDD)15、各種表示を行うデ
ィスプレイ19、文字や指示を入力するためのキーボー
ド20やマウス21、およびネットワーク50によりデ
ータの送受信を行うためのインターフェース回路(I/
F)16などを備えている。また、このようなパソコン
では、多くの場合、記録媒体である、例えばフロッピー
ディスクやCD−ROMなどを読み書きする(CD−R
OMについては読み取りのみ)ためのフロッピーディス
クドライブ(FDD)17およびCD−ROMドライブ
(CDROMD)18を備えている。
【0022】このようなパソコンをクライアントコンピ
ュータ10とプリンタサーバコンピュータ20に利用し
た場合の違いは、その上で実行するアプリケーションソ
フトウェアによる働きであり、ハードウェアとしてはC
PUの処理速度やHDDの記憶容量などの違いがあるの
みで基本的な構成はほとんど同じである。また、場合に
よっては、まったく同じものが使用されることもある。
なお、このようなパソコンが、クライアントコンピュー
タ10として利用されている場合には、インターフェー
ス回路16に接続されるのはネットワーク回線50のみ
であるが、プリンタサーバコンピュータ20として利用
される場合には、ネットワーク回線の他にデジタル複写
機30との間でデータの受け渡しを行うためのインター
フェース回路が装備されることになる。
【0023】図4は、プリントシーケンスを説明するた
めの図面である。ここでは、ユーザーがクライアントコ
ンピュータ10上でプリントを指示してから、デジタル
複写機30によりプリントアウトされるまでの手順を説
明する。
【0024】まず、ユーザーは、クライアントコンピュ
ータ10で動作する文書作成アプリケーションソフトウ
ェアを用いて目的の文書の作成、編集を行う(S1)。
文書作成アプリケーションソフトウェアは、通常、ハー
ドディスク15に記憶されており、ユーザーが必要なと
きにRAM12にロードし、CPU11で制御すること
で実行される。このとき文書のレイアウトやプリント指
示情報などは、ディスプレイ19上に表示される。ま
た、ユーザーの文字入力、画像編集、プリント指示など
は、キーボード20やマウス21から行い、これらの情
報はCPU11に通知されて処理される。
【0025】このような文書作成アプリケーションソフ
トウェアによってプリント指示が行われると(S2)、
プリントモードの通常設定画面がディスプレイ上に表示
される。通常設定画面からは、プリント部数の指定や、
部ごとにプリントを行うか否かなどの設定が行われる
(S4)。
【0026】また、前記プリント指示(S2)によって
プリンタドライバが起動し、デジタル複写機30の機械
的なステータスや、登録されているジョブのステータス
をプリンタサーバコンピュータ20と通信して取得す
る。ここで、デジタル複写機30の機械的なステータス
とは、例えば待機中、プリント中、プレヒート中などで
あり、また、登録されているジョブのステータスとは、
ジョブの有無、ジョブのプリント中、ジョブの待機中な
どである。
【0027】このプリンタドライバからのステータス要
求により、プリンタサーバコンピュータ20は、デジタ
ル複写機30と通信して、上記デジタル複写機の各ステ
ータスを取得し、それにプリンタサーバコンピュータ2
0内のRAMやハードディスクにスプールされているジ
ョブの状態なども付加してクライアントコンピュータ1
0に通知する。
【0028】通常のプリント動作では、通常設定画面で
の設定だけでプリントモードの設定を終了する場合もあ
るが、プリンタ特有の機能を設定する場合にはさらに詳
細なプリントモードの設定を行うために、ユーザの指示
により、詳細設定画面を表示して、プリンタ特有の機能
を用いるための詳細設定を行う(S11)。詳細設定画
面は、ユーザの要求によりプリンタドライバが、例えば
図5に示すように、両面プリント、Nin1プリント、
ソート、ステープル、画像サイズ(拡大・縮小)などデ
ジタル複写機30特有の機能を利用するための詳細設定
画面をディスプレイ19上に表示する。
【0029】また、この詳細設定画面では、プリント部
数の設定をすることができるようになっている。これ
は、文書作成アプリケーションソフトウェアによって
は、通常設定画面上でのプリント部数の設定値が、その
文書作成アプリケーションソフトウェア内において1ジ
ョブ分のプリントデータを作成するための数値として利
用されるだけで、この通常設定画面でのプリント部数の
設定値がその後プリンタドライバに渡されないものがあ
るため、このプリンタドライバが出力する詳細設定画面
上で改めて設定することができるようにしたものであ
る。したがって、通常設定画面上でのプリント部数の設
定値がプリンタドライバにプリントモード情報として渡
される場合には、図5に示したプリント部数の設定入力
枠には通常設定画面で設定した部数が表示されることに
なるが、プリント部数の設定値が渡されない場合には、
ここで改めて部数を入力するようにユーザを促すための
表示を行うようにしてもよい。
【0030】プリントモードの設定終了後、プリント実
行の指示がユーザから与えられると(S5)、文書作成
アプリケーションソフトウェアにより作成された文書デ
ータ、および通常設定画面により設定されたプリントモ
ードのデータが、プリンタドライバに渡される(ただ
し、上記のように文書作成アプリケーションソフトウェ
アによっては、通常設定画面上で設定された部数の情報
が渡されないものもある)。
【0031】図6は、文書作成アプリケーションソフト
ウェアによるプリントデータの出力手順を示すフローチ
ャートである。ここでは、上述したプリントモードの通
常設定画面での設定後、画像データをプリンタドライバ
に送信するまでの手順について詳細に説明する。
【0032】まず、前述のように、通常設定画面により
プリントモードの設定が行われた後(S101)、プリ
ント実行の指示がユーザにより行われる(S102)。
なお、プリントモード設定時には、前述のように、同時
に起動しているプリンタドライバにより出力された詳細
設定画面による設定も行われる。
【0033】次に、プリントモードの通常設定画面にお
いて、部ごとにプリントすることが設定されたか否かを
判断する(S103)。
【0034】ここで、部ごとにプリントすることが設定
された場合には、プリンタドライバへ通常設定画面で設
定された情報を送信するためのプリントモード情報を作
成する(S111)。ここで作成されるプリントモード
情報は、プリントする1部当たりのページ数と、プリン
ト部数である。ついで、作成されたプリントモード情報
がプリンタドライバに送信される(S112)。ただ
し、前述のように、文書作成アプリケーションソフトウ
ェアによっては、前記ステップS111および112に
よるプリントモード情報がプリンタドライバに送信され
ないものもあり、その様なアプリケーションソフトウェ
アでは、このステップS111およびS112の動作は
行われない。
【0035】次に、1ページ目の文書データがプリント
データとして作成されて(S113)、プリンタドライ
バへ送信される(S114)。
【0036】次に送信したページが最終ページであるか
否かが判断されて(S115)、最終ページでなければ
次のページのプリントデータが作成され(S116)、
それがプリンタドライバへ送信される(S117)。
【0037】前記ステップS115において、最終ペー
ジであると判断されたときには、次に通常設定画面にお
いて設定された部数分の出力が終了したか否かを判断し
(S118)、全部数分出力していなければステップS
113に戻り、ステップS113〜S118を繰り返し
て全部数の出力を行い、全部数の出力が終了した時点
で、アプリケーションソフトウェアを解放して(S13
0)、プリントデータの出力動作を終了する。
【0038】なお、前記ステップS103において、部
ごとに印刷しないと判断された場合には、プリントモー
ド情報の作成(S121)、送信(S122)の後、順
次各ページがプリンタドライバへ送信されることとなる
(S123〜127)。
【0039】以上のようにして、文書作成アプリケーシ
ョンソフトウェアからプリンタドライバへ送信されたプ
リントデータは、上記の説明および図6に示したフロー
チャートから分かるように、複数部のプリントデータが
1ジョブとして送信されたものとなる。したがって、プ
リンタドライバはもちろん、プリントを実行するプリン
タ(本実施形態ではデジタル複写機30)において、各
部の切れ目を判断することができない。これをより具体
的な例として示せば、例えば1部のデータが1−2−3
の3ページからなり、これを部ごとに3部プリントする
ように指示された場合、文書作成アプリケーションソフ
トウェアからは、1−2−3−1−2−3−1−2−3
を1ジョブとする合計9ページ分のデータがプリンタド
ライバに渡される。このため、プリンタでは各部の切れ
目が分からなくなってしまうのである。このような場
合、プリンタでは、部ごとに処理が必要な動作、例えば
部ごとのソートやステープル、また両面プリントやNi
n1プリントなどが正確に実行することができなくな
る。
【0040】そこで、本実施形態1では、このような複
数部のプリントを部ごとに行う場合に、プリンタドライ
バは、文書作成アプリケーションソフトウェアからプリ
ントデータをすべて受信した後、各部ごとに分割して、
そのうちの1部の分のプリントデータだけを記憶するよ
うにし(以下ジョブ分割処理と称する、S12)、この
1部の分のプリントデータと指定されたプリント部数情
報のデータだけをプリンタサーバへ送り、その後デジタ
ル複写機30では、プリンタサーバから送られてきた1
部の分のプリントデータをプリント指定された部数だけ
プリントするようにしている。
【0041】このため処理として、プリンタドライバで
は、受信したプリントデータの全ページ数を部数情報で
割ることにより、1部の分のページ数を出し、受信した
プリントデータの第1ページ目のデータから1部の分の
ページ数分のプリントデータだけ記憶するようにした。
【0042】図7はこのプリンタドライバの処理手順を
示すフローチャートである。
【0043】まず、文書作成アプリケーションソフトウ
ェアから送信されたプリントモード情報を受信する(S
201)。このとき、文書作成アプリケーションソフト
ウェアからプリントモード情報が得られず、かつプリン
タドライバによる詳細設定画面での設定が行われていな
いときには、詳細設定画面を再度表示して、複数部を部
ごとに区切るための情報として、例えばプリント部数の
設定を行うようにユーザを促す表示を行ってもよい。な
お、この場合詳細設定画面を再度表示することに代え、
別途問い合わせの画面を表示して部の区切りを示す情報
の設定を行うようにユーザに促す様にしてもよい。
【0044】また、このステップS201においては、
プリントモード情報と共に、プリントデータを出力して
いるアプリケーションソフトウェアが何であるかの情報
も受信する。これは、アプリケーションソフトウェアに
よって出力されているプリントデータの形態が異なるた
めに、それを判別するためである。ここでは、複数部の
プリントの際にプリント部数分のプリントデータを1ジ
ョブとしたプリントデータを出力するようなアプリケー
ションソフトウェアをそのバージョン名まで含めて予め
登録しておき、ステップS201において受信したアプ
リケーションソフトウェアの情報がこの登録されている
アプリケーションソフトウェアであるか否かを判断して
(S212)、予め登録されているアプリケーションソ
フトウェアからの出力である場合には、後述するステッ
プS202以降の処理を実行し、一方、登録されたアプ
リケーションソフトウェア以外のアプリケーションソフ
トウェアからのプリントデータである場合には、通常の
処理として、ステップS213以降の処理を実行する。
なお、ここで通常の処理は、ステップS213以降の各
ステップで示したように、1ページ分のプリントデータ
の受信(S213)、受信した1ページ分のプリントデ
ータの記憶(S214)、受信したページのプリントデ
ータが最終ページであるか否かの判断(S215)、そ
して最終ページを受信したと判断されたときには、プリ
ンタ記述言語への変換(S216)を行い、変換後のプ
リントデータをプリンタサーバコンピュータ20へ送信
する(S217)。
【0045】前記ステップS212において、予め登録
されているアプリケーションソフトウェアからのプリン
トデータの送信であると判断されたときには、次に処理
に必要な変数を初期設定する(S202)。ここでは、
受信したプリントモード情報内の部数情報、またはこれ
がない場合には詳細設定画面により設定された部数情報
を変数Cに入れ、また、受信したページ数をカウントす
るための変数RPを0クリアする。
【0046】次に、文書作成アプリケーションソフトウ
ェアから送信されたプリントデータを1ページ分受信し
て(S203)、受信ページ数をカウントするために変
数RPを1加算し(S204)、受信した1ページ分の
プリントデータを記憶する(S205)。最終ページの
プリントデータを受信したか否かを判断して(S20
6)、最終ページのプリントデータを受信し終われば次
のステップS207に進む。受信したプリントデータが
最終ページでなければステップS203〜206を繰り
返す。
【0047】次に変数RPを変数Cで割ること、すなわ
ち、全ページ数をプリント指定された部数で割ることに
より、1部当たりのページ数APを求める(S20
7)。
【0048】次に受信した全ページのプリントデータの
中から、第1ページ目からAPのページまでのプリント
データを残し、その他のプリントデータを破棄する(S
208)。これにより1部の分のプリントデータのみが
残ることになる。すなわち、上記の例では1−2−3の
3ページ、1部のプリントデータだけが残る。
【0049】次に、この1部の分のプリントデータを順
にプリンタ記述言語に変換して(S209)、プリンタ
サーバコンピュータ20に送信する(S210)。同時
(またはプリントデータ送信の前もしくは後)にプリン
トモード情報として、プリント指定された部数、および
その他プリンタの機能を使用するソートやステープル、
また、両面プリントやNin1プリントなどの設定条件
をプリンタサーバコンピュータ20に送信する(S21
1)。
【0050】以上により1部を1ジョブとするプリント
データが、プリントモード情報と共にプリンタサーバコ
ンピュータ20に転送されることになる。
【0051】なお、プリンタドライバは、通常、使用し
ているプリンタに特有のものであり、本実施形態におい
ても、デジタル複写機30のプリンタ機能を実行するた
めの専用のものが用いられ、フロッピーディスクやCD
−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に
よって提供され、クライアントコンピュータ10のハー
ドディスク上にインストールされることで、記憶させ
て、プリント指示と同時にRAM12に読み込まれCP
U11により実行される。
【0052】次に、プリンタサーバコンピュータ20で
は、プリンタドライバから受け取ったプリントデータ、
すなわち、複数部のプリント指示の場合であっても、1
部を1ジョブとするプリントデータを解析し、これをラ
スタライズしてデジタル複写機30がプリンタ機能とし
てプリントすることができるビットマップデータに展開
する(図4参照、S21)。ただし、Nin1機能の指
示がある場合には、各ページごとのラスタライズのみを
行い、1ページにNページ分のプリントデータをプリン
トするための1ページの構成はデジタル複写機30のN
in1機能により実行する。また拡大・縮小の指示があ
る場合にもデジタル複写機30の拡大縮小機能を利用す
るため、1ページごとのラスタライズのみ行う。
【0053】ラスタライズが終了したジョブのプリント
データは、プリンタサーバコンピュータ20内のハード
ディスク上にスプールされる(図4参照、S22)。し
たがって、上記の例では、3ページのプリントデータを
1つのジョブとする1ジョブ分だけスプールされること
になる。これにより、デジタル複写機30が他のジョブ
(他のクライアントコンピュータからのプリントジョブ
の実行の他、デジタル複写機によるコピーやファクシミ
リの受信など)を実行中であっても、クライアントコン
ピュータ10からのプリントジョブを受け付けることが
できる。
【0054】スプールされたビットマップデータは、デ
ジタル複写機30にプリントモード情報と共に転送され
る。そして、デジタル複写機30ではプリント部数を元
に、複数部のプリントアウトを実行し、また設定された
機能設定条件に基づき部単位での必要な処理を実行する
(図4参照、S31)。
【0055】これにより、部ごとの処理が必要な機能、
例えば部ごとのソートやステープル、両面プリントやN
in1プリントなどが、部ごとに実行されるため、部ご
とのソートやステープル、または両面プリントやNin
1プリントが正しく実行されるようになる。また、上記
したように、複数の部を1ジョブとするプリントデータ
をプリンタドライバにより分割してそのうちの1部の分
のデータのみ記憶することとしたので、その後のラスタ
ライズやスプールなどは1部の分のみでよくなるため、
ラスタライズやスプールにかかる時間が、全部数分のペ
ージをラスタライズやスプールした時と比較して短くな
る。
【0056】なお、以上説明した本実施形態1では、ジ
ョブ分割処理をプリンタドライバにより実行したが、本
発明は、このような形態に限定されるものではなく、例
えばジョブ分割処理をプリンタサーバコンピュータ20
やデジタル複写機30により実行してもよい。
【0057】プリンタサーバコンピュータ20で実行す
る場合には、プリンタサーバコンピュータ20が、複数
部のプリントデータを1ジョブとして受け取った後、前
述のプリンタドライバにおいて実行した時と同様に、受
け取った1ジョブのプリントデータを部数情報を元にし
て分割処理を行い、1部の分のプリントデータのみ記憶
し、これをラスタライズしてスプールする。そして、1
部の分のビットマップデータとプリントする部数情報を
デジタル複写機30に転送する。また、デジタル複写機
30において実行する場合には、複数部が1ジョブとし
て転送されたラスタライズ後のビットマップデータに対
して、同様の分割処理を行った後、1部の分のビットマ
ップデータのみ記憶しておいて、部ごとにプリントアウ
トを実行することになる。
【0058】プリンタサーバコンピュータ20がジョブ
分割処理を行う場合には、このジョブ分割処理のための
プログラムは、フロッピーディスクやCD−ROMなど
の記憶媒体によって提供され、通常の場合は、これらの
記憶媒体からプリンタサーバコンピュータ20内のハー
ドディスクにインストールされることで、プリンタサー
バコンピュータ20内に記憶されて、実行されることに
なる。一方、デジタル複写機30によりジョブの分割処
理を行う場合には、予め、デジタル複写機内の制御装置
に、このジョブ分割処理を行うためのプログラムを、R
OMやその他の不揮発性メモリ(例えばEPROM、E
EPROM、フラッシュメモリなど)などに記憶させて
おき、これを制御装置のCPUが適宜実行することによ
り処理される。
【0059】《実施形態2》以上説明した実施形態1で
は、設定されたプリント部数を元に、複数部が1ジョブ
となったプリントデータを1部の分のプリントデータに
分割するものであるが、本実施形態2は、プリント部数
を使用せず、1部当たりページ数を元に分割するもので
ある。なお、本実施形態において使用されるコンピュー
タシステムは前述の実施形態1と同様であるので、その
ハードウェア構成についての説明は省略する。また、文
書作成アプリケーションソフトウェアによるプリントデ
ータの出力動作も前述の実施形態1と同様であるので省
略する。
【0060】したがって、ここでは、本発明をプリンタ
ドライバに適用し、複数部が1ジョブとなったプリント
データを1部当たりのページ数の情報を元に分割する形
態について説明する。
【0061】図8は、プリンタドライバの動作手順を示
すフローチャートである。
【0062】まず、このプリンタドライバは、文書作成
アプリケーションソフトウェアから出力されたプリント
モード情報を受信する(S301)。このとき、文書作
成アプリケーションソフトウェアからは、通常、1部当
たりのページ数情報が送信されており、これを受信する
こととなる。また、文書作成アプリケーションソフトウ
ェアによるプリントモードの通常設定画面で入力された
プリント部数などについても文書作成アプリケーション
ソフトウェアから出力されている場合には受信するが、
本実施形態2では、このプリント部数情報はなくてもよ
い。さらに、詳細設定画面上からもこのプリント部数情
報は入力されなくても実行可能である。
【0063】ただし、もしこの時点で、文書作成アプリ
ケーションソフトウェアから1部当たりのページ数情報
が受信できない場合、例えば文書作成アプリケーション
ソフトウェア自体がこれを出力していないようなものの
場合には、この時点で、部の区切りを示す情報として、
例えばユーザに対し1部当たりのページ数を入力するよ
うに促すための表示を行ってもよい。
【0064】また、このステップS301においては、
前述の実施形態1同様に、アプリケーションソフトウェ
アによって出力されているプリントデータの形態を知る
ために、プリントモード情報と共に、プリントデータを
出力しているアプリケーションソフトウェアが何である
かの情報も受信する。そして、複数部のプリントの際に
プリント部数分のプリントデータを1ジョブとしたプリ
ントデータを出力するようなアプリケーションソフトウ
ェアをそのバージョン名まで含めて予め登録しておき、
ステップS301において受信したアプリケーションソ
フトウェアの情報がこの登録されているアプリケーショ
ンソフトウェアであるか否かを判断して(S314)、
予め登録されているアプリケーションソフトウェアから
の出力である場合には、後述するステップS302以降
の処理を実行し、一方、登録されたアプリケーションソ
フトウェア以外のアプリケーションソフトウェアからの
プリントデータである場合には、通常の処理として、ス
テップS315以降の処理を実行する。なお、ここで通
常の処理は、ステップS315以降の各ステップで示し
たように、1ページ分のプリントデータの受信(S31
5)、受信した1ページ分のプリントデータの記憶(S
316)、受信したページのプリントデータが最終ペー
ジであるか否かの判断(S317)、そして最終ページ
を受信したと判断されたときには、プリンタ記述言語へ
の変換(S318)を行い、変換後のプリントデータを
プリンタサーバコンピュータ20へ送信する(S31
9)。
【0065】前記ステップS314において、予め登録
されているアプリケーションソフトウェアからのプリン
トデータの送信であると判断されたときには、次に、処
理に必要な変数を初期設定する(S302)。ここで
は、文書アプリケーションソフトウェアから受信した情
報の内、1部当たりのページ数を変数APに入れ、部数
をカウントするための変数Cを0クリアし、また、受信
したプリントデータのページ数をカウントするための変
数RPを0クリアする。
【0066】次に、文書作成アプリケーションソフトウ
ェアからのプリントデータを受信するために、まず、受
信したプリントデータが最終ページか否かを判断し(S
303)、最終ページでなければプリントデータの1ペ
ージ分を受信する(S304)。
【0067】そして、1ページ分のプリントデータを受
信した後、ページ数をカウントするための変数RPを1
加算する(S305)。
【0068】次に、変数RPを1部当たりのページ数で
ある変数APで割り、その余りが0であるか否かをみ
て、部の切れ目を判断する(S306)。ここで、余り
が0となれば受信したプリントデータのページが1部当
たりの切れ目となる最終ページであることが分かる。
【0069】ここで、余りが0となり部の切れ目である
と判断されたときには、部数をカウントするための変数
Cを1加算する(S307)。
【0070】次に、第1部目のプリントデータであるか
否かを判断するために、変数RPと変数APを比較し
(S308)、RP>APとならなければ受信したプリ
ントデータは第1部目中のページであるので、受信した
プリントデータのプリンタ記述言語への変換を行い(S
309)、変換後のプリントデータをプリンタサーバコ
ンピュータ20へ送信する(S310)。一方、ステッ
プS308において、RP>APとなったときには、受
信したページは既に第1部目のデータではない(例えば
第2部目、第3部目などである)ので、これを破棄する
(S311)。
【0071】以上の各ステップを終えた後、ステップS
303へ戻り、受信したプリントデータが最終ページで
あるか否かを判断して、最終ページのときには、変数C
の値を部数情報として、これをソートやステープルまた
は両面プリントやNin1プリントなどの詳細設定画面
での設定と合わせてプリントモード情報を修正し(S3
12)、このプリントモード情報をプリンタサーバコン
ピュータ20へ送信する(S313)。
【0072】以上により、このプリンタドライバによっ
て文書作成アプリケーションソフトウェアから送信され
た複数部を1ジョブとするプリントデータの中から分離
された1部の分のプリントデータと、プリントする部数
情報を付加したプリントモード情報がプリンタサーバコ
ンピュータ20へ送られることになる。
【0073】以降は、前述した実施形態1と同様に、プ
リンタサーバコンピュータ20において、1部の分のプ
リントデータがラスタライズおよびスプールされ、その
後デジタル複写機30にビットマップデータが送信され
て、部数情報により指定された複数部のプリントアウト
が行われる。また、デジタル複写機30では、プリント
アウトにしたがって、詳細設定画面により設定されたソ
ートやステープルまたは両面プリントやNin1プリン
トなどの部単位での処理が行われる。
【0074】このようにプリンタドライバにより複数部
が1ジョブとされたプリントデータの内、1部の分のプ
リントデータのみをその後のプリンタサーバコンピュー
タ20やデジタル複写機30に送信して処理すること
で、ラスタライズやスプールなどは1部の分のみでよく
なるため、ラスタライズやスプールにかかる時間が、全
部数分のページをラスタライズやスプールした時と比較
して短くなる。また、本実施形態2では受信するプリン
トデータを順に第1部目であるか否かを判断して、第1
部目中のプリントデータのみ送信し、それ以降の第2分
目あるいは第3分目といったプリントデータは部数のカ
ウントに使用するのみで、記憶せずに破棄しているた
め、これらのプリントデータを記憶するためのメモリの
エリアが不要であり、メモリ資源の効率的な利用が可能
となる。さらに、本実施形態2では1部当たりのページ
数の情報を元に1部の分を分離し、さらにこのページ数
の情報により部数をカウントして部数情報を自動的に発
生させているので、前述の実施形態1のように部数情報
自体は文書作成アプリケーションソフトウェアからプリ
ンタドライバに受け渡される必要はなく、またこの部数
情報をプリンタドライバが出力している詳細設定画面に
おいて入力する必要もない。
【0075】このような動作を行うプリンタドライバ
は、前述の実施形態1同様に、フロッピーディスクやC
D−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
によって提供され、クライアントコンピュータ10のハ
ードディスク上にインストールされることで、常時記憶
させて、プリント指示と同時にRAM12に読み込まれ
CPU11により実行される。
【0076】なお、上述した本実施形態2においても、
前述の実施形態1同様に、プリンタドライバに限らず、
プリンタサーバコンピュータ20やデジタル複写機30
によって実施することができる。
【0077】例えばプリンタサーバコンピュータ20に
より実施した場合には、プリンタドライバから送られて
来たプリンタ記述言語に変換されたプリントデータの
内、初めの第1部目のデータを分離して、これについて
のみラスタライズおよびスプールすればよく、また、デ
ジタル複写機30において実施する場合には、受信した
複数部分のビットマップデータの内、1部の分のデータ
を受信した時点で、他の部については、部数のカウント
のために受信したページをカウントするだけで、データ
そのものは記憶しなくてもよい。したがって、デジタル
複写機30内の画像データを記憶するためのメモリは、
複数部のプリントにおいても1部のデータを記憶するだ
けですむようになる。
【0078】このようにプリンタサーバコンピュータ2
0がジョブの分割処理を行う場合には、このためのプロ
グラムは、フロッピーディスクやCD−ROMなどの記
憶媒体によって提供され、通常の場合は、これらの記憶
媒体からプリンタサーバコンピュータ20内のハードデ
ィスクにインストールされることで、プリンタサーバコ
ンピュータ20内に記憶されて、実行されることにな
る。一方、デジタル複写機30によりジョブの分割処理
を行う場合には、予め、デジタル複写機内の制御装置
に、このジョブ分割処理を行うためのプログラムを、R
OMやその他の不揮発性メモリ(例えばEPROM、E
EPROM、フラッシュメモリなど)などに記憶させて
おき、これを制御装置のCPUが適宜実行することによ
り処理される。
【0079】以上本発明を適用した実施形態を2つ説明
したが、本発明はこれらの形態に限定されるものではな
く、例えば複数部が1ジョブとして出力されたプリント
データをプリンタドライバ、プリンタサーバまたはプリ
ンタのいずれかにおいて、すべてのプリントデータを受
信して、その中からプリント部数の情報や1部当たりの
ページ数の情報を元に1部の分のプリントデータを分割
して取り出し、取り出した1部の分のプリントデータの
みを残し、その他のプリントデータを破棄するようにし
てもよい。また、複数部が1ジョブとして出力されたプ
リントデータにおいて、第1ページ目のプリントデータ
と次ページ以降のプリントデータを比較していき、第1
ページ目のプリントデータと同一のプリントデータがあ
った場合に、そのページの直前を1部目の終わりとし、
第1ページ目と同一のプリントデータ以降を破棄するよ
うにしてもよい。さらに、適用するコンピュータシステ
ムとしても上記各実施形態のようなネットワークコンピ
ュータシステムではなく、例えばスタンドアローンのパ
ソコンに、直接、ソートやステープル、または両面プリ
ントやNin1プリントを実行できる高機能プリンタを
接続した形態であっても、パソコン内のプリンタドライ
バとして本発明を適用することが可能である。
【0080】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項ご
とに以下のような効果を奏する。
【0081】請求項1記載の本発明によれば、複数部を
1ジョブとして出力されたプリントデータの中から、1
部の分のプリントデータのみを取り出し、取り出した1
部の分のプリントデータとプリントする部数情報とを出
力することとしたので、プリンタでは、出力された1部
の分のプリントデータと部数情報を受信して、複数部の
プリントアウトを実行することができるようになる。し
たがって、1部の分のプリントデータと部数情報を受け
てプリント可能なプリンタにおいて、例えばソートやス
テープル、また、両面プリントやNin1プリントな
ど、部単位での処理が必要な動作であっても各部ごとに
適切な処理を実施することができる。
【0082】請求項2記載の本発明によるコンピュータ
読み取り可能な記録媒体は、複数部を1ジョブとして出
力されたプリントデータの中から、1部の分のプリント
データのみを取り出し、取り出した1部の分のプリント
データとプリントする部数情報を出力する手順を記録し
たものであるので、この記録媒体内のプログラムをコン
ピュータにより読み取り実行することによって、1部の
分のプリントデータと部数情報を受けてプリント可能な
プリンタにおいて、例えばソートやステープル、また、
両面プリントやNin1プリントなど、部単位での処理
が必要な動作であっても各部ごとに適切な処理を実施す
ることができる。
【0083】請求項3記載の本発明によれば、プリント
データ抽出手段が、複数部を1ジョブとして出力された
プリントデータの中から、1部の分のプリントデータの
みを取り出し、プリントデータ出力手段により取り出し
た1部の分のプリントデータとプリントする部数情報を
出力することとしたので、プリンタでは、出力された1
部の分のプリントデータと部数情報を受信して、複数部
のプリントアウトを実行することができるようになる。
したがって、1部の分のプリントデータと部数情報を受
けてプリント可能なプリンタにおいて、例えばソートや
ステープル、また、両面プリントやNin1プリントな
ど、部単位での処理が必要な動作であっても各部ごとに
適切な処理を実施することができる。
【0084】請求項4記載の本発明によれば、複数部を
1ジョブとして出力されたプリントデータの中から、プ
リントする部数情報を元に部の区切りを判別することと
したので、複数部を1ジョブとして出力されたプリント
データの部の区切りを簡単に判別することができるよう
になる。したがって、この方法を用いることにより、例
えば複数部が1ジョブとなったプリントデータの中から
1部の分のプリントデータのみを取り出したり、また、
各部ごとにジョブを分割して、1部1ジョブとしたプリ
ントデータを作成するなどといったプリントデータの変
換を容易に行うことができる。
【0085】請求項5記載の本発明によれば、複数部を
1ジョブとして出力されたプリントデータの中から、1
部あたりの頁数情報を元に部の区切りを判別することと
したので、複数部を1ジョブとして出力されたプリント
データの部の区切りを簡単に判別することができるよう
になる。したがって、この方法を用いることにより、例
えば複数部が1ジョブとなったプリントデータの中から
1部の分のプリントデータのみを取り出したり、また、
各部ごとにジョブを分割して、1部1ジョブとしたプリ
ントデータを作成するなどといったプリントデータの変
換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一実施形態であるネットワ
ークコンピュータシステムの概略構成を示す図面であ
る。
【図2】 上記ネットワークコンピュータシステムに用
いているデジタル複写機の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 上記ネットワークコンピュータシステムにク
ライアントコンピュータとして用いたパソコンの概略構
成を示すブロック図である。
【図4】 上記ネットワークコンピュータシステムにお
けるステータスの流れを示す図面である。
【図5】 プリントモードの詳細設定画面の一例を示す
図面である。
【図6】 本発明を適用した一実施形態における文書作
成アプリケーションソフトウェアの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 本発明を適用した実施形態1におけるプリン
タドライバの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明を適用した実施形態2におけるプリン
タドライバの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…クライアントコンピュータ、 20…プリンタサーバコンピュータ、 30…デジタル複写機。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントデータの変換方法であって、 プリントデータが1部のデータをプリントする部数分連
    続させて1ジョブとしたプリントデータである場合に、 該プリントデータを受信し、受信したプリントデータの
    中から、1部の分のプリントデータを取り出す段階と、 該取り出した1部の分のプリントデータと、前記プリン
    トする部数とを出力する段階と、を有することを特徴と
    するプリントデータ変換方法。
  2. 【請求項2】 プリントデータを変換するためのプリン
    トデータ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 プリントデータが1部のデータをプリントする部数分連
    続させて1ジョブとしたプリントデータである場合に、 該プリントデータを受信し、受信したプリントデータの
    中から1部の分のプリントデータを取り出す手順と、 該取り出した1部の分のプリントデータと、前記プリン
    トする部数とを出力する手順と、を有すること特徴とす
    るプリントデータ変換プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 プリントデータの変換装置であって、 プリントデータが1部のデータをプリントする部数分連
    続させて1ジョブとしたプリントデータである場合に、 該プリントデータを受信し、受信したプリントデータの
    中から、1部の分のプリントデータを取り出すプリント
    データ抽出手段と、 該取り出した1部の分のプリントデータと、前記プリン
    トする部数とを出力するプリントデータ出力手段と、を
    有することを特徴とするプリントデータ変換装置。
  4. 【請求項4】 複数部のプリントを実行するためのプリ
    ントデータが、1部のデータを予め指定されたプリント
    部数分連続させて1ジョブとしたプリントデータである
    場合に、 該1ジョブのプリントデータの中の部ごとの区切りを、
    プリント部数情報を元に判別すること特徴とするプリン
    トデータ判別方法。
  5. 【請求項5】 複数部のプリントを実行するためのプリ
    ントデータが、1部のデータを予め指定されたプリント
    部数分連続させて1ジョブとしたプリントデータである
    場合に、 該1ジョブのプリントデータの中の部ごとの区切りを、
    1部あたりの頁数情報を元に判別すること特徴とするプ
    リントデータ判別方法。
JP10159649A 1998-06-08 1998-06-08 プリントデータ変換方法、その方法のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびプリントデータ変換装置、並びにプリントデータ判別方法 Pending JPH11353143A (ja)

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