JPH07140486A - 薄膜半導体装置およびそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

薄膜半導体装置およびそれを用いた液晶表示装置

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JPH07140486A
JPH07140486A JP28467293A JP28467293A JPH07140486A JP H07140486 A JPH07140486 A JP H07140486A JP 28467293 A JP28467293 A JP 28467293A JP 28467293 A JP28467293 A JP 28467293A JP H07140486 A JPH07140486 A JP H07140486A
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liquid crystal
layer
crystal display
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Noboru Kashimoto
登 樫本
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Toshiba Development and Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査時に塵埃が発生することなくかつ外部接
続が簡易な薄膜半導体装置を実現する。 【構成】 導通検査や動作検査などの電気的検査を行な
う際に硬い検査用プローブを検査用パッド部分100や
検査用パッド部分107に当接させても、検査用パッド
部分100や検査用パッド部分107の最上層にはそれ
ぞれ透明導電層106が形成されてその下の比較的柔ら
かいAl層104や信号線108などを保護しているの
で、その比較的柔らかいAl層104などの材質に対す
るプローブの当接の際の傷付きによって生じていた塵埃
の発生に起因した短絡等の不良発生を防ぐことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜半導体装置および
それを用いた液晶表示装置に係り、特に導通検査用パッ
ドが検査時にプローブが当接した際の掻き傷によって発
生する塵埃の問題を解消した薄膜半導体装置およびそれ
を用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜半導体装置は、例えばアクティブマ
トリックス型液晶表示装置において画素電極への電圧印
加のスイッチングを行なうスイッチング素子等として盛
んに用いられている。このような薄膜半導体装置を用い
たアクティブマトリックス型表示装置は、カラー化が可
能で高画素大容量のディスプレイとして、例えば小型テ
レビや、薄型大画面のいわゆる壁掛けテレビ、あるいは
プロジェクションテレビ用として実用化が促進されてい
る。
【0003】アクティブマトリックス型液晶表示装置の
製造工程としては、まず基板上に薄膜半導体や配線を形
成するいわゆるTFTアレイ基板を形成する工程、対向
基板を形成してこれと前記のTFTアレイ基板とを貼り
合わせてその間隙に周囲を封止して液晶を封入するまで
のセル工程、液晶駆動用ICをそのセルに実装するモジ
ュール工程の、各工程ほぼこの順に分けることができ
る。
【0004】前記のTFTアレイ基板を形成する工程で
形成される薄膜半導体としては、現在アモルファスシリ
コン(a−Si)を用いたものが使われているが、一方
多結晶シリコン(p−Si)を用いるものもの使われ始
めている。このp−Si薄膜半導体(薄膜トランジス
タ)は、アモルファスシリコン薄膜半導体(薄膜トラン
ジスタ)に比べて移動度が高いことからTFTの小型化
および応答動作の高速化が可能となり、またドライバ回
路をいわゆる駆動回路一体型と呼ばれるような同一基板
上に形成することができる。このような特長から、小型
で高精細であること要求されるプロジェクション用テレ
ビに用いる液晶表示パネルとしての用途に向けての開発
が進められている。
【0005】また薄膜半導体装置は、上記のようなプロ
ジェクション用などの液晶表示装置の他にも、例えば小
型化・薄型化が要求される密着型イメージセンサ等にも
好適に用いられている。
【0006】ここで、上記のような薄膜半導体装置の製
造工程の一例として、p−Si薄膜トランジスタを用い
たTFTアレイ基板の製造工程について図面に基づいて
概要を説明する。図4はその製造工程を示す図である。
【0007】(1)石英基板401にp−Siを成膜
し、これを島状にパターニングして半導体層402を形
成する。(図4(a)) (2)熱酸化によって半導体層402の表面にゲート絶
縁膜403を形成する。(図4(b)) (3)前記の半導体層402のチャネル領域を形成すべ
き部分の上をほぼ覆うような形に、p−Si膜を成膜し
これをパターニングして、ゲート電極404を形成す
る。そしてイオン注入法によって不純物(例えば燐
(P))イオンを半導体層402に向けて注入し、ゲー
ト電極404をセルフアライマスクとして用いてゲート
電極404自体を低抵抗化すると共にソース405およ
びドレイン406の各領域を形成する。(図4(c)) (4)層間絶縁膜407を成膜した後、これにコンタク
トホール408a、bを穿設する。(図4(d)) (5)透明導電層としてITO(Indium Tin Oxide)膜
を成膜しこれをパターニングして画素電極409を形成
する。(図4(e)) (6)コンタクトホール408a、bの部分で露出して
いる半導体層402のソース405およびドレイン40
6の上を覆うようにCr膜を成膜しこれをパターニング
して、接触金属410a、bを形成する。さらにAl膜
を成膜しこれをパターニングして、前記の接触金属41
0a、b上に信号線411、およびTFTと画素電極4
09との接続配線412を形成する。(図4(f)) こうして基板上に薄膜半導体装置(薄膜トランジスタ装
置)が形成されてTFTアレイ基板が完成するが、この
とき製造された薄膜トランジスタ装置の動作やその他の
配線の導通などを検査する必要がある。
【0008】この検査は、あらかじめ基板の周囲などに
形成していた検査用パッドに手動あるいは自動で検査用
プローブを当接して電流を流すなどしてその導通の測定
を行なっている。このような検査を行なうための検査用
パッドとしては、上述したTFTアレイ基板製造工程で
パターニングだけで同時に作成できることから、信号線
411等の形成材料膜と同じAl膜を用いて形成され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、信号線
のような配線を形成する材料であるAlはビッカース硬
度の比較的柔らかい金属であるため、検査用プローブを
当接した際にその表面にスクラッチ傷が付きやすく、そ
の傷から金属の塵埃が発生しこの塵埃に起因して、以降
のセル工程等で対向基板とTFTアレイ基板の配線等と
がショートするといった不良や、セルギャップに前記の
塵埃が付着してセルギャップむらが生じるといった問題
が発生する。
【0010】特に、上述したようなp−Si薄膜トラン
ジスタで、基板周辺部にドライバ回路が形成されている
場合には、検査用のパッドをドライバ回路の内部側に配
置せざるを得なくなるので、その検査の際に生じた塵埃
によって配線のショート等の不良が発生するという問題
もある。
【0011】このような問題を回避するために、信号線
のような配線にAlよりも硬い金属を用いるという対策
も考えられるが、このような硬い金属を用いる場合には
外部回路との接続を取るための接続用パッドにおいてそ
の接続用ボンディング等が極めて困難となるという問題
があり、実用的ではない。
【0012】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたもので、その目的は、検査時に塵埃が発生す
ることなくかつ外部接続が簡易な薄膜半導体装置を実現
することにある。さらにはそのような薄膜半導体装置を
用いて表示品質の高い液晶表示装置を実現することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の薄膜半導体装置は、外部接続用パッドおよ
び導通検査用パッドを有する配線を備えた薄膜半導体装
置において、前記接続用パッドの最上層が外部の配線と
の接続を取る接続用パッドとしてアルミニウムからなる
金属層で形成され、前記検査用パッドの少なくともその
最上部に透明導電層が形成されていることを特徴として
いる。
【0014】また、本発明に係る薄膜半導体装置を用い
た液晶表示装置は、外部接続用パッドおよび導通検査用
パッドを有する配線を備えた薄膜半導体装置を画素スイ
ッチング用素子および液晶駆動回路のうち少なくともい
ずれか一方として用いた液晶表示装置において、前記検
査用パッドの少なくとも最上部がインジウム錫酸化化合
物(ITO;Indium Tin Oxide)から形成されているこ
とを特徴とする薄膜半導体装置を用いた液晶表示装置で
ある。
【0015】なお、本発明の技術は、アクティブマトリ
ックス型液晶表示装置や、例えば密着型イメージセンサ
等の、ITOなどの材料からなる透明導電層(透明導電
膜)をなんらかの形で用いた電子デバイスにおいて特に
好適である。
【0016】また、AlとITOとを直接接触するよう
に成膜すると、その界面に電解腐食が発生する場合があ
るので、これを防ぐためには例えばCr膜を前記の界面
に介挿してもよい。あるいは、そのような電解腐食が無
視できる程度であれば、前記のCr膜は省略してもよい
ことは言うまでもない。
【0017】
【作用】上述したような検査工程での検査用パッドにプ
ローブを当接した際に生じる塵埃の問題は、検査用パッ
ド上の最上層にITOのような材料を用いた透明導電層
を配置した構造とすることによって解決することができ
る。
【0018】つまり、検査の際にプローブを検査用パッ
ドに立てる時に発生する塵埃はボンディングに好適な比
較的柔らかい金属であるAlのような材料を用いた検査
用パッドにプローブを当接することによって発生してい
た。従ってこの検査用パッドを比較的硬い金属を用いて
形成すれば上述の塵埃の発生は押さえられることにな
る。しかしそのように硬い金属を用いて信号線のような
配線を形成すると、その配線と一体で一般には形成され
ている接続用パッドは接続(ボンディング)が困難とな
ってしまう。
【0019】ところで、液晶表示装置や密着型イメージ
センサ等に用いられる透明導電膜、なかでもITOは、
膜の材質が、前記のプローブを当接してもスクライブ傷
が発生しない程度の硬さ(特にビッカース硬度など、膜
の表面の硬度)を有している。そこで、このITOのよ
うな材料を検査用パッドの最上層に形成して、その検査
用パッドの表面を保護することにより、検査用パッドを
Alのような柔らかい金属で形成してもプローブ当接の
際の塵埃の発生を抑えることができ、かつ接続用パッド
としてはAlで形成されているのでボンディングが実用
上可能となる。しかも検査用パッドおよび信号線などの
配線および接続用パッドを、上記のAlのような比較的
柔らかい金属で一体に(つまり一つの同じ層で同じAl
のような材料で)形成することができ、プロセス性整合
性の点でも好ましく、製造が簡易である。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る薄膜半導体(薄膜トラン
ジスタ)装置およびそれを用いた液晶表示装置の実施例
を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1(a)は、本発明に係る薄膜トランジ
スタ装置のゲート線と一体形成された検査用パッド部分
の構造を示す図である。また、図1(b)は本発明に係
る薄膜トランジスタ装置の信号線と一体形成された検査
用パッドの構造を示す図である。
【0022】図1(a)に示すゲート線の検査用パッド
部分100は、基板101上にp−Si膜をパターニン
グしてなるゲート線102が形成され、その上を含む基
板上を覆うように絶縁層103が形成されている。
【0023】そしてその絶縁層103にコンタクトホー
ルが穿設され、その部分にAl膜が成膜されこれを図1
(a)に示したようにパッド状にパターニンクしてAl
層104が形成されている。
【0024】そしてそのAl層104の上にCr層10
5を形成し、さらにその上にITOからなる透明導電層
106を形成している。
【0025】検査パッド部分100はこのような構造に
形成されているので、導通検査を行なう際にこの検査パ
ッド部分100にプローブを当接するとき、プローブ
(図示省略)は透明導電層106上に当接することにな
り、その下のCr層105、Al層104、ゲート線1
02等を傷付きから防ぐことができる。ここで前記のC
r層105は、Al層104とITOの透明導電層10
6とを直接に接触させると電解腐食を発生する場合があ
るので、これを防ぐために介挿されている。
【0026】上記と同様に、図1(b)に示す信号線の
検査用パッド部分107についても同様に下層から順
に、ゲート線102と同じ材料からなる信号線108、
上述のCr層105、上述の透明導電層106が形成さ
れており、検査用プローブはこの検査用パッド部分10
7においても透明導電層106上に当接される。この場
合も上述と同様に検査用パッド部分107上にプローブ
が当接したときの傷付きを防ぐことができる。このよう
な結果検査時に発生していた塵埃の問題を解消すること
ができる。
【0027】また、図示は省略したが上記の信号線10
8やゲート線102の末端部には、外部の駆動回路との
接続をとる外部接続用パッドが、上記のAl層104に
用いたAl膜と同一の膜を用いて同じ層に形成されてい
る。その外部接続用パッドの上面は比較的柔らかくボン
ディング特性の良好な金属である前記のAl膜の表面が
露出するように形成されて、外部接続のボンディングに
好適な状態に形成されている。
【0028】次に、本発明に係る薄膜トランジスタ装置
の製造工程の一実施例として、本発明に係る薄膜トラン
ジスタ装置を液晶表示装置に用いた場合の製造方法の一
例に即して説明する。なお図2においては図1に示した
部位と同一の部位については同じ番号を付して示してい
る。
【0029】まず、図2(a)に示すように、合成石英
のような材料からなる絶縁性の基板101上に、p−S
i膜を成膜しこれをパターニングして、半導体層(活性
層)201を形成する。
【0030】続いて(b)に示すように、半導体層20
1の表面に熱酸化処理を施して熱酸化膜を形成し、この
部分をゲート絶縁膜202とする。
【0031】続いて(c)に示すように、半導体層20
1のチャネル領域となる部分を覆うようにp−Si膜を
成膜しこれをパターニングして、ゲート電極203を形
成する。このゲート電極203は、上記の図1に示した
ゲート線102と同一層に同一材料膜から一体形成され
ている。つまりゲート線102とゲート電極203とは
同じp−Si層から形成される。
【0032】続いて(d)に示すように、イオン注入法
により不純物としてP(燐)イオンを半導体層201の
ソース領域およびドレイン領域となるべき部分に注入し
て低抵抗化を行ない、その部分をそれぞれソース領域2
04、ドレイン領域205とする。またこのとき前記の
ゲート電極203をセルフアラインマスクとして用いて
このゲート電極203で覆われている半導体層201の
部分にはイオン注入が抑えられるのでチャネル領域20
6が形成される。そしてゲート電極203自体にも前記
の燐(P)イオンが注入されて低抵抗化され、ゲート電
極として好ましい導電性が付与される。またこのときゲ
ート線102に対しても同様に燐イオンを注入してこれ
を低抵抗化し、ゲート線としての導電性を良好なものと
する。
【0033】続いて(e)に示すように、Si酸化膜を
CVD法によって堆積し、このシリコン酸化膜に前記の
ゲート絶縁膜202のドレイン領域205およびソース
領域204を露出するようにコンタクトホール207
a、207bを穿設して、第1の層間絶縁膜208を得
る。この第1の層間絶縁膜208と同一材料で同一層に
上記の絶縁膜103も形成する。つまり実質的には第1
の層間絶縁膜208を用いて上記の絶縁膜103も形成
されている。このとき、ゲート線102の末端部分を部
分的に露出するようにコンタクトホール209も同時に
穿設する。
【0034】続いて図3(f)に示すように、Al(ア
ルミニウム)膜を成膜しこれをパターニングして、ドレ
イン電極210、ソース電極211、検査用パッド部分
100のAl層104、信号線108を、フォトエッチ
ング法などを用いたパターニングによりそれぞれ形成す
る。
【0035】次に(g)に示すように、シリコン酸化膜
を成膜しこれにコンタクトホール212、213、21
4をそれぞれ穿設して第2の層間絶縁膜215を得る。
【0036】そして(h)に示すように、Cr膜を成膜
しこれをパターニングして、接触金属216を形成する
とともにCr層105を形成する。
【0037】このとき接触金属216、Cr層105は
個別に形成するのではなく、成膜された同じCr膜をパ
ターニングすることによって形成すれば、一度の工程で
形成することができるので、製造の簡易化が図れるので
好ましいことは言うまでもない。
【0038】そして(i)に示すように、透明導電膜で
あるITO膜を成膜しこれをパターニングして、画素電
極217を形成するとともに、検査用パッド部分100
および検査用パッド部分107においては透明導電層1
06をそれぞれ形成する。
【0039】すなわち、画素電極217を形成する際
に、透明導電膜として同じITO膜を用いて検査用パッ
ド部分100および検査用パッド部分107においては
それぞれAl層104や信号線108などの部分を比較
的柔らかい材質であるAl膜から形成し、そのAl膜か
らなる表面を透明導電層106がCr層105を介して
保護するような構造に形成する。
【0040】このようにして、薄膜トランジスタ装置の
検査直前の段階のTFTアレイ基板が完成する。
【0041】このような構造のTFTアレイ基板の検査
パッド部分100、107にそれぞれ検査用プローブを
当接させることによって、その検査パッド部分100、
107に接続された各薄膜トランジスタ装置の導通検査
を行なう。
【0042】この導通検査や薄膜トランジスタの動作検
査など、本発明に係る薄膜トランジスタ装置の電気的検
査を行なう際に硬い検査用プローブを検査用パッド部分
100や検査用パッド部分107に当接しても、検査用
パッド部分100や検査用パッド部分107の最上層に
はそれぞれ透明導電層106が形成されてその下の比較
的柔らかいAl層104や信号線108などを保護して
いるので、その比較的柔らかいAl層104などの材質
に対するプローブの当接の際の傷付きによって生じてい
た塵埃の発生に起因した短絡等の不良発生を防ぐことが
できる。
【0043】以上のような本実施例で作製したTFTア
レイ基板に、実際にプローブを当接させて検査を行なっ
た際の検査用パッド表面の傷付き等に起因したAlを始
めとする塵埃による不良発生率を確認したところ、従来
のTFTアレイ基板の場合は3%程度の製造不良が発生
したものが、本発明によれば 1%以下へと大幅に減少で
きたことが確認された。
【0044】なお、上記の実施例では本発明に係る薄膜
トランジスタ装置を液晶表示装置のTFTアレイ基板上
に形成する場合についての一例を示したが、本発明の技
術の適用はこれのみには限定されないことはいうまでも
ない。
【0045】この他にも、本発明の薄膜トランジスタ装
置は、例えばアクティブマトリックス型液晶表示装置や
密着型イメージセンサ等の、ITOのような透明導電膜
をなんらかの形で用いる電子デバイスにおいて特に好適
である。
【0046】また、透明導電膜として用いる材料として
も、上述のようなITOのみには限定されないことはい
うまでもない。この他にも、導電性が良好で、ビッカー
ス硬度が比較的高い上述のITO程度の硬さの膜材料で
あって、液晶表示装置や密着型イメージセンサ等に用い
る場合にプロセス整合性の良好な材料であれば、上記の
他にも例えば酸化錫(SnOx )膜や酸化インジウム
(InOx )膜などを好適に用いることができる。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、検査時に塵埃が発生することなくかつ外
部接続が簡易で信頼性が高く製造の簡易な薄膜半導体装
置およびそれを用いた液晶表示装置を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜トランジスタ装置のゲート線
と一体形成された検査用パッド部分の構造を示す図
(a)、および本発明に係る薄膜トランジスタ装置の信
号線と一体形成された検査用パッドの構造を示す図
(b)である。
【図2】本発明に係る薄膜トランジスタ装置を用いた液
晶表示装置のTFTアレイ基板の製造工程を示す図であ
る。
【図3】本発明に係る薄膜トランジスタ装置を用いた液
晶表示装置のTFTアレイ基板の製造工程を示す図であ
る。
【図4】従来の薄膜トランジスタ装置を用いた液晶表示
装置の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
100 … ゲート線の検査用パッド部分 101 … 基板 102 … ゲート線 103 … 絶縁層 104 … Al層 105 … Cr層 106 … 透明導電層 107 … 信号線の検査用パッド部分 108 … 信号線 201 … 半導体層(活性層) 202 … ゲート絶縁膜 203 … ゲート電極 204 … ソース領域 205 … ドレイン領域 206 … チャネル領域 207a、207b… コンタクトホール 208 … 第1の層間絶縁膜 209 … コンタクトホール 210 … ドレイン電極 211 … ソース電極 212、213、214 … コンタクトホール 215 … 第2の層間絶縁膜を得る。 216 … 接触金属 217 … 画素電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部接続用パッドおよび導通検査用パッ
    ドを有する配線を備えた薄膜半導体装置において、 前記接続用パッドの最上層が外部の配線との接続を取る
    接続用パッドとしてアルミニウムからなる層で形成さ
    れ、 前記検査用パッドの少なくともその最上部に透明導電層
    が形成されていることを特徴とする薄膜半導体装置。
  2. 【請求項2】 外部接続用パッドおよび導通検査用パッ
    ドを有する配線を備えた薄膜半導体装置を画素スイッチ
    ング用素子および液晶駆動回路のうち少なくともいずれ
    か一方として用いた液晶表示装置において、 前記検査用パッドの少なくとも最上部がインジウム錫酸
    化化合物から形成されていることを特徴とする薄膜半導
    体装置を用いた液晶表示装置。
JP28467293A 1993-11-15 1993-11-15 薄膜半導体装置およびそれを用いた液晶表示装置 Withdrawn JPH07140486A (ja)

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