JPH0714028U - 石製基壇 - Google Patents

石製基壇

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JPH0714028U
JPH0714028U JP4520593U JP4520593U JPH0714028U JP H0714028 U JPH0714028 U JP H0714028U JP 4520593 U JP4520593 U JP 4520593U JP 4520593 U JP4520593 U JP 4520593U JP H0714028 U JPH0714028 U JP H0714028U
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JP
Japan
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stone
opening
shape
side wall
integral frame
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Pending
Application number
JP4520593U
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English (en)
Inventor
利昭 山岡
Original Assignee
利昭 山岡
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Publication date
Application filed by 利昭 山岡 filed Critical 利昭 山岡
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Publication of JPH0714028U publication Critical patent/JPH0714028U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 四側壁から成る一体枠形状に石材を切り出し
て形成される。上下に貫通する内方の納骨室8内に骨壺
を挿入するための開口部9が前側壁に形成される。開口
部9が、上部側で全周にわたる一体枠構造を保持すると
共に、この開口部9を覆う略方形の前蓋石の形状に合わ
せて前側壁の下端からの略逆U字状の切欠形状を有して
形成されている。 【効果】 前蓋石の装着を容易に行うことができると共
に、加工が容易であり、安価な製作を維持することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、墓に使用され、内部に骨壺等を収納できる石製基壇に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来の石製基壇は、前後と左右四枚の石板を突き合わせて納骨室を形成するも のであったが、例えば、実開昭62−175161号公報に開示されているよう に、一体の石材の内方を上下に貫通状態にくり抜くことで、内部に納骨室を形成 し、これによって、施工の簡素化を図る石製基壇も製作されている。
【0003】 この種の石製基壇51は、図4に示すように、四側壁から成る一体枠形状に石 材を切り出して形成されると共に、さらに、納骨室52内へ骨壺を挿入するため の開口部53が形成されている。
【0004】 上記開口部53は、前側壁を底部側で全周にわたる一体枠構造を保持すると共 に、この開口部53を覆う略方形の蓋石の形状に合わせて上端から平坦加工面を 略U字状に連ねた切欠形状で形成されている。
【0005】 上記開口部53には、図5に示すように、蓋石54が着脱自在に装着され、納 骨室52内に骨壺を出し入れする場合は、石製基壇51から蓋石54を取外し、 開口部53を通して納骨室52に骨壺を収納したり、取り出したりするようにな っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の石製基壇では、蓋石54を開口部53から取外す際 に、開口底面55から下段の芝石56の上面57等まで下ろし、また、蓋石54 を装着する際には、蓋石54をこの芝石56の上面57等から持ち上げて開口底 面55に載置しなければならず、これによって、蓋石54の装着作業が困難とな るという問題点を有している。
【0007】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、施工 の簡素化及び製品の安価性を維持しつつ、蓋石の装着を容易に行い得る石製基壇 を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の石製基壇は、上記課題を解決するために、四側壁から成る一体枠形状 に石材を切り出して形成されると共に、上下に貫通する内方の納骨室内に骨壺を 挿入するための開口部が一側壁に形成される石製基壇において、上記開口部が、 上部側で全周にわたる一体枠構造を保持すると共に、この開口部を覆う略方形の 蓋石の形状に合わせて上記一側壁の下端からの略逆U字状の切欠形状を有して形 成されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記の構成によれば、開口部は一側壁の下端からの略逆U字状の切欠形状を有 して形成されているので、開口部と一側壁の下端との間に段差が生じない。この ため、骨壺を入れるべく蓋石の開閉を行う際に、立設状態の蓋石をそのまま平行 移動するだけで開閉することができ、持ち上げ動作を回避することができる。し たがって、蓋石の装着を容易に行うことができる。
【0010】 また、上記開口部は、一側壁の下端から切削加工を略逆U字状に順次行うこと で成し得る形状となっている。すなわち、例えば、側壁における端面に達しない 開口形状の場合には、例えばワイヤーソー等の加工工具を側壁にまず貫通させる ための穴加工を予め施す必要があるが、上記の場合には、このような予備加工を 必要としない。したがって、従来通り、加工が容易であり、施工の簡素化を維持 して、安価に製作することができる。
【0011】
【実施例】
本考案の一実施例について図1及び2図に基づいて説明すれば、以下の通りで ある。
【0012】 本実施例の墓碑1は、図2に示すように、石製の芝石2、基壇3、上蓋石4、 中台5、上台6、及び石柱7を順次積み重ねて形成されており、例えば約7尺7 寸の高さを有している。
【0013】 上記基壇3は、例えば高さ約1.8尺の四側壁からなる一体枠の形状に石材を 切り出して形成され、これにより、内部には、図1に示すように、上下に貫通形 状で開口する納骨室8が形成されている。そして、納骨室8の下端部は上記芝石 2によって閉塞されるように構成されている。また、基壇3の一側壁としての前 側壁には、上記納骨室8から外部に通じかつ前側壁の下端からの略逆U字状の切 欠形状を有する開口部9が形成されており、この開口部9を通じて納骨室8に骨 壺を出し入れできるように構成されている。
【0014】 このように、基壇3は、通常は方形の一体枠形状を成している。この基壇3の 上記開口部9には、この開口部9を開閉自在とするための全体形状が方形の蓋石 としての前蓋石10が着脱自在に装着され、また基壇3の上に設置された上蓋石 4によって納骨室8の上端部が閉塞されるようになっている。
【0015】 また、本実施例における基壇3の開口部9は前側壁の下端からの略逆U字状の 切欠形状を有して形成されているので、開口部9と前側壁の下端、つまり芝石2 の上面との間に段差が生じない。このため、骨壺を入れるべく前蓋石10の開閉 を行う際に、立設状態の前蓋石10を芝石2の上面でそのまま平行移動するだけ で開閉することができ、持ち上げ動作を回避することができる。したがって、前 蓋石10の装着を容易に行うことができる。
【0016】 さらに、上記開口部9は、前側壁の下端から切削加工を略逆U字状に順次行う ことで成し得る形状となっている。すなわち、例えば、側壁における端面に達し ない開口形状の場合には、例えばワイヤーソー等の加工工具を側壁にまず貫通さ せるための穴加工を予め施す必要があるが、上記の場合には、このような予備加 工を必要としない。したがって、従来通り、加工が容易であり、施工の簡素化を 維持して、安価に製作することができる。
【0017】 なお、本考案は、上記の実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で 種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、開口部9は、方形であるが 、特にこれに限定するものではなく、図3に示すように、上端の両隅角部20に R加工を施すことも可能である。すなわち、基壇3の上端梁部においては端部の 曲げモーメントや剪断力が中央部の曲げモーメントや剪断力よりも大きくなるが 、抵抗力を増すためにこのように両隅角部20・20にR加工を施すことによっ て、両隅角部20・20の梁せいが大きくなり、いわゆるハンチ(Hanch)として の機能を果たす。したがって、上部から載置荷重が作用したときに、これら両隅 角部20・20でのクラックの発生が低減できるようになる。この結果、永年使 用上の耐久性が大幅に向上する。
【0018】
【考案の効果】
本考案の石製基壇は、以上のように、開口部が、上部側で全周にわたる一体枠 構造を保持すると共に、この開口部を覆う略方形の蓋石の形状に合わせて上記一 側壁の下端からの略逆U字状の切欠形状を有して形成されている構成である。
【0019】 これにより、開口部は一側壁の下端からの略逆U字状の切欠形状を有して形成 されているので、開口部と一側壁の下端との間に段差が生じない。このため、骨 壺を入れるべく蓋石の開閉を行う際に、立設状態の蓋石をそのまま平行移動する だけで開閉することができる。したがって、蓋石の装着を容易に行うことができ るという効果を奏する。
【0020】 また、上記開口部は、例えばワイヤーソー等の加工工具を貫通させるための穴 加工を予め施すことなく、一側壁の下端から切削加工を略逆U字状に順次行うこ とで成し得る。したがって、従来通り、加工が容易であり、施工の簡素化を維持 して、安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の石製基壇の構造を示す斜視
図である。
【図2】上記石製基壇を有する墓碑の全体構成を示す正
面図である。
【図3】本考案の他の一実施例の石製基壇の構造を示す
斜視図である。
【図4】従来例を示すものであり、石製基壇の構造を示
す斜視図である。
【図5】上記石製基壇を有する墓碑の全体構成を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 墓碑 2 芝石 3 基壇 4 上蓋石 5 中台 6 上台 7 石柱 8 納骨室 9 開口部 10 前蓋石(蓋石) 20 隅角部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四側壁から成る一体枠形状に石材を切り出
    して形成されると共に、上下に貫通する内方の納骨室内
    に骨壺を挿入するための開口部が一側壁に形成される石
    製基壇において、 上記開口部が、上部側で全周にわたる一体枠構造を保持
    すると共に、この開口部を覆う略方形の蓋石の形状に合
    わせて上記一側壁の下端からの略逆U字状の切欠形状を
    有して形成されていることを特徴とする石製基壇。
JP4520593U 1993-08-19 1993-08-19 石製基壇 Pending JPH0714028U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4520593U JPH0714028U (ja) 1993-08-19 1993-08-19 石製基壇

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JP4520593U JPH0714028U (ja) 1993-08-19 1993-08-19 石製基壇

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JPH0714028U true JPH0714028U (ja) 1995-03-10

Family

ID=12712776

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JP4520593U Pending JPH0714028U (ja) 1993-08-19 1993-08-19 石製基壇

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60128951A (ja) * 1983-12-16 1985-07-10 Mazda Motor Corp エンジンの空燃比制御装置
JPS6159069A (ja) * 1984-05-19 1986-03-26 フレキシボクス リミテイド メカニカルシ−ル
JPH0442441U (ja) * 1990-08-09 1992-04-10
JP4134364B2 (ja) * 1997-12-26 2008-08-20 アイシン精機株式会社 車両用シート構造

Patent Citations (4)

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