JPH0543164Y2 - - Google Patents

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JPH0543164Y2
JPH0543164Y2 JP1986059069U JP5906986U JPH0543164Y2 JP H0543164 Y2 JPH0543164 Y2 JP H0543164Y2 JP 1986059069 U JP1986059069 U JP 1986059069U JP 5906986 U JP5906986 U JP 5906986U JP H0543164 Y2 JPH0543164 Y2 JP H0543164Y2
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JP
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stone
opening
shape
side wall
platform
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JP1986059069U
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JPS62175161U (ja
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、墓に使用され、内部に骨壺等を収納
できる石製基壇に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の石製基壇は、前後と左右四枚の石板を
突き合わせて納骨室を形成するものであつたが、
一体の石材の内方を上下に貫通状態にくりぬくこ
とで、内部に納骨室を形成し、これによつて、施
工の簡素化を図る石製基壇も製作されている。こ
のように四側壁から成る一体枠形状に石材を切出
して形成される石製基壇では、第3図に示すよう
に、さらに、納骨室11内へ骨壺を挿入するため
の開口部10が、従来は前壁を上端から下端にか
けて切り除くことによつて形成されている。
上記開口部10には、図示しない蓋石が着脱自
在に装着され、納骨室11内に骨壺等を出し入れ
する場合は、基壇から蓋石を取り外し、開口部1
0を通して納骨室11に骨壺等を収納したり、こ
れを取り出したりするようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記のように基壇を構成する一側壁
の上端から下端にかけて開口部10を形成する構
造においては、石製基壇の製作時、組立時、或い
は搬送時などにおいて、石製基壇に対して振動や
衝撃などが加わることが多々あり、特に、第3図
のように、基壇の開口部10を押し広げるような
力B・Bが働くと、この開口部10と対向する側
壁部の隅角部等にクラツクX・Xを発生するとい
う問題を生じている。このような現象は、石製基
壇の組立て後、長い年月を経ると、石製基壇が劣
化して耐圧強度が低下し、基壇の上に設置された
中壇や石柱などの重量が過負荷となつて自然に発
生することもある。
本考案は、上記の問題点を考慮してなされたも
のであつて、その目的は、基壇の製作時や組立
時、或いは搬送時などに際し、かつ経時的にも基
壇の側壁隅角部等におけるクラツクの発生を抑制
し得ると共に、さらに、製作コストをより安価に
なし得る石製基壇を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の石製基壇は、上記の目的を達成するた
めに、四側壁から成る一体枠形状に石材を切出し
て形成されると共に、上下に貫通する内方の納骨
室内に骨壺を挿入するための開口部が一側壁に形
成される石製基壇であつて、上記開口部が、底部
側で全周にわたる一体枠構造を保持すると共にこ
の開口部を覆う略方形の蓋石の形状に合わせて、
上記一側壁の上端から平坦加工面を略U字状に連
ねた切欠形状で形成されていることを特徴として
いる。
〔作用〕
上記構成の石製基壇においては、製作時、組立
時、或いは搬送時、さらには経時的に耐圧強度が
低下したような場合に、開口部を押し広げるよう
な力が加わつたとしても、底部側の全周は一体枠
形状をなしているため、隅角部等でのクラツクの
発生が抑制される。また、上記開口部は、一側壁
の上端から平面の切削加工をU字状に順次行うこ
とで形成し得る形状となつている。すなわち、側
壁における端面に達しない開口形状の場合には、
例えばワイヤーソー等の加工工具を側壁にまず貫
通させるための穴加工を予め施す必要があるが、
上記の場合には、このような予備加工を必要とし
ない。さらに、上記の開口部形状と共に、この開
口部に嵌合してこれを覆う蓋石も外表面が全体的
にほぼ平面状であるので、開口部および蓋石の加
工に際しても、例えば曲面形状の開口形状および
これに嵌合する曲面を有する蓋石の組み合わせを
前提とした加工に比べて加工が容易である。この
結果、より安価に製作することができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
第2図に示すように、通常、墓碑5は、石製の
基壇1、前蓋石4、石製の中壇2、及び石柱3等
から成つている。上記基壇1は、四側壁から成る
一体枠形状に石材を切出して形成され、これによ
り、内部には、第1図に示すように、上下に貫通
形状で開口する納骨室1aが形成されている。な
お、納骨室1aの下端部は図示しないコンクリー
ト製基礎面によつて閉塞されるように構成されて
いる。また、基壇1の一側壁には、上記納骨室1
aから外部に通じ、一側壁の上端から平坦加工面
をU字形に連ねた切欠形状の開口部1bが形成さ
れており、この開口部1bを通じて納骨室1aに
骨壺等を出し入れできるように構成されている。
このように、基壇1は、通常は方形の一体枠形状
を成している。この基壇1の上記開口部1bに
は、この開口部1bを開閉自在とするための全体
形状が方形の蓋石4が着脱自在に装着され、また
基壇1の上に設置された中壇2によつて納骨室1
aの上端部が閉塞され、中壇2の上には石柱3が
立設状態に固定されている。
上記の構成において、基壇1の製作時、組立
時、或いは搬送時、さらには基壇1の耐圧強度が
低下した場合において、たとえ、基壇1にその開
口部1bを押し広げるような力A・Aが加わつた
としても、基壇1の全周はその底部側で一体枠形
状をなしているため、基壇1の隅角部等にクラツ
クを発生する虞れが極端に減少することになる。
この結果、その製作時、組立て時、或いは搬送時
においては不良品の発生率が低下して歩留まりを
向上させると共に、永年使用上の耐久性も大幅に
向上する。
また、上記開口部1bは、一側壁の上端から平
坦面を連ねた切削加工で形成し得るものとなつて
いる。すなわち、側壁における端面に達しない開
口形状の場合には、例えばワイヤーソー等の加工
工具を側壁に貫通させるための穴加工をまず行う
必要があるが、上記の場合には、このような予備
加工を必要としない。さらに、開口部1bを覆う
蓋石4も外表面が全体的にほぼ平面状であるの
で、上記開口部1bの加工と共に蓋石4の加工に
際しても、例えば曲面形状の開口形状およびこれ
に嵌合する曲面を有する蓋石の組み合わせを前提
とした加工に比べて加工が容易であり、この結
果、より安価に製作することができる。
〔考案の効果〕
本考案の石製基壇は、以上のように、四側壁か
ら成る一体枠形状に石材を切出して形成されると
共に、上下に貫通する内方の納骨室内に骨壺を挿
入するための開口部が一側壁に形成される石製基
壇であつて、上記開口部が、底部側で全周にわた
る一体枠構造を保持すると共にこの開口部を覆う
略方形の蓋石の形状に合わせて、上記一側壁の上
端から平坦加工面を略U字状に連ねた切欠形状で
形成されている構成である。
これにより、製作時、組立時、或いは搬送時、
さらには経時的に耐圧強度が低下したような場合
に開口部を押し広げるような力が加わつたとして
も、底部側の全周は一体枠形状をなしているた
め、隅角部等でのクラツクの発生が抑制される。
また、上記開口部は、例えばワイヤーソー等の加
工工具を通すための穴加工等を予め行うことな
く、一側壁の上端から平坦面を連ねた切削加工で
形成し得ると共に、この開口部および開口部を覆
う蓋石も表面が全体的にほぼ平面状であるので、
例えば曲面形状の開口形状およびこれに嵌合する
曲面を有する蓋石の組み合わせを前提とした加工
に比べて加工が容易であり、この結果、より安価
に製作することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
のであつて、第1図は石製基壇の斜視図、第2図
は墓碑の全体構成を示す正面図、第3図は従来の
石製基壇の斜視図である。 1は石製基壇、1aは納骨室、1bは開口部、
2は中壇、3は石柱、4は蓋石、5は墓碑であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 四側壁から成る一体枠形状に石材を切出して形
    成されると共に、上下に貫通する内方の納骨室内
    に骨壺を挿入するための開口部が一側壁に形成さ
    れる石製基壇であつて、 上記開口部が、底部側で全周にわたる一体枠構
    造を保持すると共にこの開口部を覆う略方形の蓋
    石の形状に合わせて、上記一側壁の上端から平坦
    加工面を略U字状に連ねた切欠形状で形成されて
    いることを特徴とする石製基壇。
JP1986059069U 1986-04-18 1986-04-18 Expired - Lifetime JPH0543164Y2 (ja)

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JP1986059069U JPH0543164Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986059069U JPH0543164Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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Publication Number Publication Date
JPS62175161U JPS62175161U (ja) 1987-11-07
JPH0543164Y2 true JPH0543164Y2 (ja) 1993-10-29

Family

ID=30890216

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413497B2 (ja) * 1972-01-27 1979-05-31
JPH07441U (ja) * 1993-06-14 1995-01-06 クロスター産業株式会社 スノーボード収納ケース

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413497U (ja) * 1977-06-27 1979-01-29

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413497B2 (ja) * 1972-01-27 1979-05-31
JPH07441U (ja) * 1993-06-14 1995-01-06 クロスター産業株式会社 スノーボード収納ケース

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JPS62175161U (ja) 1987-11-07

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