JPH07441U - スノーボード収納ケース - Google Patents

スノーボード収納ケース

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Publication number
JPH07441U
JPH07441U JP3675293U JP3675293U JPH07441U JP H07441 U JPH07441 U JP H07441U JP 3675293 U JP3675293 U JP 3675293U JP 3675293 U JP3675293 U JP 3675293U JP H07441 U JPH07441 U JP H07441U
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JP
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snowboard
case
shape
storage case
retaining means
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JP3675293U
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Inventor
孝四郎 樋口
Original Assignee
クロスター産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スノーボードをガサつきなく収める。スノー
ボード収納時のケースの外観をスッキリと整える。持ち
運びを容易にする。ケースが他の物に当接することによ
りビンディング等が破損する事態を充分に防止する。 【構成】 スノーボードSを出し入れ可能に収納する長
袋状のケースの少なくとも収納されるスノーボードSの
ビンディングVが取り付けられる側の面に接する側に板
状の保形手段を備えている。ケースKの長手側に向けら
れた該保形手段の縁に沿って襠11を備えている。ケー
スKがケースKの両端側よりもケースKの中央側でより
大きく保形手段の面と収納されるスノーボードSの面と
の間隔を拡開可能としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スノーボードを持ち運び等するために、該スノーボードを収納し て用いる長袋状のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
スノーボードのケースとしては、従来より長袋状のケースが用いられている。 この種のケースでは、ケースの一般的には縁部に設けられるファスナーを開閉 することにより、該ケース内にスノーボードを収め入れ、また取り出せる構造と されている。 また、スノーボードを収め入れたケースの運搬は、図11に示されるように、 該ケースの長手側の一方の縁部に両端を固定したベルトの中間部を把持すること により行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、この従来のスノーボードのケースは、単に生地を長袋状に構成する にすぎないため、スノーボードSの収納にあたって以下の不都合があった。
【0004】 まずスノーボードSのビンディングVには、スノーボードSを装着する遊戯者 の履いているシューズのタイプに合わせて、ボード面からの高さ寸法を異にする 二種類のものが従来より使われているため、該高さ寸法の高いビンディングV( この明細書中ではハイバックタイプのビンディングV−2と称する。)の装着さ れたスノーボードSと、該高さ寸法の低いビンディングV(この明細書中ではプ レートタイプのビンディングV−1と称する。)の装着されたスノーボードSの いずれをも収納することを考慮して、従来のケースKの厚さ寸法は前記ハイバッ クタイプのビンディングV−2の装着されたスノーボードSを基準に決められる のが通常である。 したがって、図10に示されるように、前記ハイバックタイプのビンディング V−2の装着されたスノーボードSを該ケースK内に収め入れた場合には、該ハ イバックタイプのビンディングV−2の先端が前記ケースKの一方の内側面に接 して該ケースKの側面を持ち上げるので、前記ケースKの両側縁内面と収納され ているスノーボードSの側縁との間には隙間があまり生じず、この結果該ケース K内にスノーボードSをガサつきなく収めておくことができる。しかし、図9に 示されるように、前記プレートタイプのビンディングV−1の装着されたスノー ボードSを該ケースK内に収め入れた場合には、該プレートタイプのビンディン グV−1の先端が前記ケースの側面を前記ハイバックタイプのビンディングV− 2の場合に比べて持ち上げないので、前記ケースKの両側縁内面と収納されてい るスノーボードSの側縁との間に比較的大きな隙間が生じ、この結果ケースKへ のスノーボードSの収まりが悪いものとなり、またこうした隙間によりケースK を構成する生地に弛み等が生じるので、スノーボードS収納時のケースKの外観 も損なわれてしまう。
【0005】 また、図11に示されるように、従来のスノーボードの収納ケースKでは、ス ノーボードSを収納したケースKを運搬するためのベルトYが該ケースKの長手 方向に亙る一方の側縁に両端を縫着等により固定されて設けられているのが通例 である。このため収納されるスノーボードSは、前記ケースKの該ベルトYが設 けられていない側の側縁部内面に該スノーボードSの縁を密に接しさせる一方で 、該ベルトYが設けられている側の側縁部内面と該スノーボードSの縁との間に 隙間を生じさせて該ケースK内に収められてしまい、このことによっても該隙間 により該スノーボードSの前記ケースKへの収まりは悪く、また、ケースKの下 方にスノーボードSが偏った状態で収納されるので、スノーボードS収納時のケ ースKの外観も損なわれてしまう。
【0006】 さらに従来のスノーボードの収納ケースKは、単に生地を長袋状に構成したに すぎず、収納されるスノーボードSに装着されるビンディングV等が、該収納ケ ースKを持ち運ぶ際に直接的に、該収納ケースKの運搬者や、該収納ケースKの 周囲の物等に当接してしまうので、該収納ケースKの持ち運びは必ずしも快いも のでなく、また、運搬中に該収納ケースKが他の物に当接することにより該ビン ディングV等が破損するおそれもあった。
【0007】 そこでこの考案は、こうした従来のスノーボードの収納ケースが有していた不 都合を是正して、前記ハイバックタイプのビンディングV−2を装着しているス ノーボードSを収め入れている場合であっても、また、該プレートタイプのビン ディングV−1を装着しているスノーボードSを収め入れている場合であっても 、ケースKの側縁内面とスノーボードSの側縁との間に無用の隙間を生じさせず 、したがってスノーボードSをガサつきなく収め、かつ、スノーボードS収納時 のケースKの外観をスッキリと整えることができ、しかも持ち運びやすく、また 、運搬中にケースKが他の物に当接することによりビンディングV等が破損する 事態を充分に防止できるスノーボードSの収納ケースKを提供することを目的と する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案では、前記課題を解決するために、請求項1に係る考案では、スノー ボード収納ケースKを、スノーボードSを出し入れ可能に収納する長袋状のケー スの少なくとも収納されるスノーボードSのビンディングVが取り付けられる側 の面に接する側に板状の保形手段を備えていると共に、前記ケースKの長手側に 向けられた該保形手段の縁に沿って襠11を備えており、該ケースKが該ケース Kの両端側よりも該ケースKの中央側でより大きく前記保形手段の面と収納され るスノーボードSの面との間隔を拡開可能としている構造のものとした。 また請求項2に係る考案では、前記請求項1の考案に係る前記スノーボード収 納ケースKを、前記長袋状のケースKの両面に前記板状の保形手段が備えられて いると共に、前記スノーボードKの先端部の収まる前記ケースKの先端部には、 前記ケースKの一方の面に設けられた保形手段と他方の面に設けられた保形手段 との間に襠12が設けられており、該襠12を構成する生地と前記ケースKの一 方の面に設けられた保形手段とが接し合う縁と、該襠12を構成する生地と前記 ケースKの他方の面に設けられた保形手段とが接し合う縁とに、雌雄をなすファ スナー13a、13bが設けられている構造のものとした。 また請求項3に係る考案では、前記請求項1又は請求項2の考案に係る前記ス ノーボードの収納ケースSを、ベルト20の両端が前記収納ケースKの長手方向 に亙る一方の側縁部に固定されていると共に、該ベルト20の中間部が前記収納 ケースKの長手方向に亙る他方の側縁部において支持されているベルト20を備 える構造のものとした。
【0009】
【作用】
この考案に係るスノーボード収納ケースKでは、スノーボードSを出し入れ可 能に収納する長袋状のケースKの少なくとも収納されるスノーボードSのビンデ ィングVが取り付けられる側の面に接する側に板状の保形手段を備えていると共 に、前記ケースKの長手側に向けられた該保形手段の縁に沿って襠11が備えら れており、該ケースKが該ケースKの両端側よりも該ケースKの中央側でより大 きく前記保形手段の面と収納されるスノーボードSの面との間隔を拡開可能とし ている構造を備えているので、収納されるスノーボードSの中央側に装着されて いるビンディングVの先端に前記保形手段の内面が当接されて、該ビンディング Vの該スノーボードS面に対する高さ寸法分だけ前記襠11が広げられ、前記ケ ースKが該ケースKの中央側で該ケースKの厚さ方向外側に向けて拡開される。
【0010】 また、前記ビンディングVの先端が当接される前記保形手段を板状に構成して いるので、この当接により該保形手段の一部分だけが該ビンディングVの先端に 沿って突出状に膨らみ出されることはない。
【0011】
【実施例】
以下では、この考案に係るスノーボード収納ケースの典型的な一実施例を、図 1ないし図8及び図12に基づいて説明する。 なお、図1は前記実施例に係る収納ケースKの平面図、図2は図1におけるA −A線断面図、図3は図1におけるB−B線断面図、図4、図5及び図6は前記 収納ケースKにスノーボードを収めた状態で該収納ケースKの一部を破断させて 示した斜視図、図7は前記収納ケースKに一枚のスノーボードSを収めた状態を 示す斜視図、図8は前記収納ケースKに二枚のスノーボードSを収めた状態を示 す斜視図、図12はスノーボードSの斜視図である。
【0012】 図1に示されるように、この実施例に係る収納ケースKは、長袋状のケース本 体K’と、ベルト20とを主体に構成されている。
【0013】 ケース本体K’はその両面に、請求の範囲にいう保形手段に相当する長板状の 保形パッド10、10を備えている。 この保形パッド10は、前記ケース本体K’の長さ寸法とほぼ同じ寸法を有し 、かつ、その表面に補強及び装飾用の布地10aを張り込んでいる。また該保形 パッド10縁には該保形パッド10の縁を補強する目的で、可撓性を有する線材 状の芯10bが、前記保形パッド10の縁に巡らされ、テープ10cで固定され ている。
【0014】 前記二枚の保形パッド10、10の長手方向に亙る縁間には、該縁に沿って襠 11が設けられている。 図3に示されるように、該襠11はその両端縁を夫々、二枚の前記保形パッド 10、10の長手方向に亙る縁に縫着11a、11aしていると共に、その両縁 部を前記保形パッド10、10の縁部に沿って、前記ケースKの両面において夫 々、前記保形パッド10の内面側に折り込んでおり、折り込み部11b、11b を形成している。 該襠11の前記両折り込み部11b、11bに挟まれた部位は、前記保形パッ ド10、10の縁に対して前記ケースKの外側に稍突き出すように構成されてお り、該ケースKの両側に位置するこの突出生地部11c、11c間の寸法は、収 納されるスノーボードSの幅寸法よりも稍幅広に構成される。
【0015】 前記ケース本体K’の先端側は、収納されるスノーボードSの先端部の形状に 相応させて縁部を弧状に形成している。 このケース本体K’の先端側に位置する二枚の前記保形パッド10、10の間 にはさらに、該二枚の該保形パッド10、10間を覆うように襠12が設けられ ている。図2に示されるように、この襠12は、前記ケース本体K’の先端Tで は、両端縁を前記二枚の保形パッド10、10に夫々縫着されていると共に、該 ケース本体K’の先端T側の両側T’では、前記襠11の前記突出生地部10c に設けられている後述するファスナー13による開放縁に夫々両端縁を縫着され ている。
【0016】 図1、図2及び図3に示されるように、前記ケース本体K’は、該ケース本体 K’の側縁に沿って設けられているファスナー13を開閉することにより、開き 出し、また閉じ合わせることができる。 図1に示されるように、前記ファスナー13は、前記ケース本体K’の長手方 向に亙る一方の側縁の該ケース本体K’のテールR側の部位(F−1)を起点と し、該テールRの縁に沿い、該ケース本体K’の長手方向に亙る他方の側縁に亙 って続き、さらに該ケース本体K’の先端Tの縁に沿って、該ケース本体K’の 長手方向に亙る前記一方の側縁の該ケース本体K’の前記先端T側の部位(F− 3)を終点とするように、該ケース本体K’の縁に沿って設けられている。 該ファスナー13は、前記ケース本体K’の前記先端T縁を除き、前記襠11 の前記突出生地部11cを前記ファスナー13が設けられている前記ケース本体 K’の縁に沿って切り分け、この切り分け縁11c’に沿って雌雄をなすファス ナー部材13a、13bを縫着することにより設けられており、また、前記ケー ス本体K’の前記先端T縁では、前記襠12を構成している生地と前記保形パッ ド10とが縫着されている縁に沿って、前記雌雄をなすファスナー部材13a、 13bを縫着することにより、前記ケース本体K’に設けられている。
【0017】 したがって前記ファスナー13を、図1においてF−1で示す位置から、前記 襠12の内設位置に至る前の図1においてF−2で示す位置まで開くことによっ て、長袋状の前記ケース本体K’を開き出すことができる。 また前記F−2で示す位置から前記F−3で示す位置まで、前記ファスナー1 3を開くことにより、前記襠12により前記ケース本体K’の先端T側を拡開す ることができる。
【0018】 前記ケース本体K’の両面には夫々、ベルト20、20が設けられている。 該ベルト20は、両端を夫々、前記ケース本体K’の長手方向に亙る一方の側 縁に固定させており、またその中間部を、前記ケース本体K’の長手方向に亙る 他方の側縁の二か所に設けられている支持環14、14に挿通、支持させている 。 なお、前記ベルト20の長さは、該ベルト20の一端を折り返して連結してい る長さ調整環15の該ベルト20への挿通位置を上下させて前記ベルト20折り 返し量を変化させることにより、調整可能とされている。
【0019】 また、前記ケース本体K’の一方の面のほぼ中央部には持ち手30が、該ケー ス本体K’の長手側の縁部であって前記ベルト20、20の支持環14、14間 には持ち手40が、夫々設けられている。
【0020】 このように構成される収納ケースKは、以下のように用いられる。
【0021】 まず、一枚のスノーボードSを収納するに際しては、前記ファスナー13を図 1においてF−1で示される位置からF−2で示される位置まで開いて、前記収 納ケースKを前記襠11の前記切り分け縁11c’に沿って開放し、この開放部 より該収納ケースK内に、収納されるスノーボードSの先端部が該収納ケースK の前記先端T部に収められるように該スノーボードSをその先端側から収め入れ 、その後前記ファスナー13を閉じ合わせて収納を完了させる。 ここで収められるスノーボードSの先端部は、障害物を乗り越え易くするため に、該スノーボードSの滑走面側からビンディングVの取り付け面側に向けて反 り返されている。しかるに、該収納ケースKの前記保形パッド10の両側には前 記襠11、11が設けられており、しかも、該収納ケースKは前記保形パッド1 0と襠11を構成する生地を主体として構成されているので、図7に示されるよ うに、この反り返しにかかわらず前記襠11の余裕により該スノーボードSの反 り返された先端を該収納ケースKの先端T部に導き収めることができ、また、こ の反り返しにしたがって該収納ケースKもその先端T部を反り返し状に屈曲させ て該スノーボードSを収納する。 また、ビンディングVはスノーボードSの滑走面に対向する側の面のほぼ中程 に取り付けられているが、前記収納ケースKの両面には前記保形パッド10、1 0が設けられており、この保形パッド10はその長手方向に亙る両側に襠部11 、11を有すると共に、幅方向に亙る両側においては前記ファスナー13の閉じ 合わせにより互いに他方の保形パッド10から離れ出す余裕を持っておらず、さ らに前記ケース本体K’の両側縁の前記襠11、11の前記突出生地部11c、 11c間の間隔が収納されるスノーボードSの横幅寸法よりやや広い程度とされ ている。従って、該収納ケースKは、前記スノーボードSの面から前記ビンディ ングVの上端までの寸法に相応した寸法分だけ前記襠11、11を開き出し、該 保形パッド10の幅側の形状を平坦に維持しながら該保形パッド10の長手方向 のほぼ中程に位置する前記保形パッド10の部位のみを該収納ケースKの外側に 膨らみ出させて、該スノーボードSを収納する。 したがって、前記ビンディングVの高さの如何にかかわらず、前記ケース本体 K’の両側縁の前記突出生地部11c、11cと収納されるスノーボードSの側 縁との間に隙間を生じさせたり、該ケース本体K’の側面の一部分のみを前記ビ ンディングVの高さにより突出させたりすることがなく、前記スノーボードSを 収納した前記収納ケースKの外観をスッキリと保つことができ、また前記スノー ボードSをガサつきなく収納することができる。 すなわち前記収納ケースKによれば、図4に示されるようにスノーボードSの 面からビンディングの上端までの寸法が比較的低いプレートタイプのビンディン グV−1を備えるスノーボードS及び、図5に示されるようにスノーボードSの 面からビンディングの上端までの寸法が比較的高いハイバックタイプのビンディ ングV−2を備えるスノーボードSのいずれを収納しても、前記収納ケースKの 外観をスッキリと保つことができ、また前記スノーボードSをガサつきなく収納 することができる。
【0022】 次いで、二枚のスノーボードS、Sを収納するに際しては、前記ファスナー1 3を図1においてF−1で示される位置からF−3で示される位置まで開いて、 前記収納ケースKを前記襠11の前記切り分け縁11c’に沿って開放し、この 開放部より該収納ケースK内に、収納される二枚のスノーボードS、Sがその滑 走面を相互に接し合わせるように該二枚のスノーボードS、Sのトップとテール とを夫々揃えて収め入れ、しかる後に前記ファスナー13を図1にF−2で示さ れる位置から図1にF−1で示される位置まで閉じ合わせることにより収納を完 了させる。 ここで収められる二枚のスノーボードS、Sの先端部は夫々、該スノーボード Sの滑走面側からビンディングVの取り付け面側に向けて反り返されており、し たがって、該二枚のスノーボードS、Sのトップ間には間隔が生じることになる 。しかるに、前記収納ケースKの先端側には、前記保形パッド10、10間に該 二枚のスノーボードS、Sのトップ間の間隔にほぼ等しい幅を有する前記襠12 が形成されているので、図8に示されるように、この反り返しにしたがって該収 納ケースKは該収納ケースKの両側面で夫々、その先端T側を反り返し状に屈曲 させて、二枚のスノーボードS、Sを収納する。 また、前記収納ケースKの両面には前記保形パッド10、10が設けられてお り、この保形パッド10はその長手方向に亙る両側に前記襠部11、11を有す ると共に、その後端縁においては前記ファスナー13の閉じ合わせにより互いに 他方の保形パッド10から離れ出す余裕を持っておらず、その一方でそのトップ T縁の前記襠12の幅寸法は収納される二枚の前記スノーボードS、Sの先端間 の間隔よりもやや広い程度とされているにすぎず、さらに前記ケース本体K’の 両側縁の前記襠11、11の前記突出生地部11c、11c間の間隔は収納され るスノーボードSの横幅寸法よりやや広い寸法とされている。従って、該収納ケ ースKは、前記スノーボードSの面から前記ビンディングVの上端までの寸法に 相応した寸法分だけ前記襠11、11を開き出し、該保形パッド10の幅側の形 状を平坦に維持しながら該保形パッド10の長手方向のほぼ中程に位置する前記 保形パッド10の部位のみを該収納ケースKの外側に膨らみ出させて、該スノー ボードSを収納する。 したがって前記収納ケースKに前記スノーボードSを二枚収納する場合であっ ても、該スノーボードSに設けられている前記ビンディングVの高さ寸法にかか わらず、前記ケース本体K’の両側縁の前記襠11、11の前記突出生地部11 c、11cと収納されるスノーボードSの側縁との間に隙間を生じさせたり、該 ケース本体K’の側面の一部分のみを前記ビンディングVにより突出させること がなく、前記スノーボードSを収納しても前記収納ケースKの外観をスッキリと 保つことができ、また二枚の前記スノーボードSをガサつきなく収納することが できる。
【0023】 次いで、前記のようにスノーボードSを収納した前記収納ケースKは、図1に 示される前記ケース本体K’の長手方向に亙る一方の側縁から該ケース本体K’ の外方に伸びる前記ベルト20、20の中間部を把持して持ち運ばれる。 ここで、前記ベルト20、20は、該ケース本体K’内に収納されるスノーボ ードSの重さが加わる該ケース本体K’の長手方向に亙る他方の側縁において該 ベルト20、20の両端を固定されているので、前記スノーボードSの重さを該 ベルト20、20の両端を通じて該ベルト20、20で直接支えることができ、 この結果、前記持ち運びに際して前記収納ケースKの前記長手方向に亙る他方の 側縁部の前記襠11が前記スノーボードSの重さにより該ケース本体K’の外側 に広がり出したりすることがなく、ここでも該収納ケースKの外観はスッキリと 保たれる。
【0024】 また前記収納ケースの両面には保形パッド10、10が設けられているので、 前記収納ケースKを持ち運ぶ際に、収納されているスノーボードSのビンディン グV等が直接的に、該収納ケースKの運搬者や、該収納ケースKの周囲の物等に 当接することがなく、したがって該収納ケースKは持ち運びやすく、また、運搬 中に該収納ケースKが他の物に当接することにより該ビンディングV等が破損す る事態を充分に防止する。
【0025】 なおこの実施例では、前記収納ケースKの両面に前記保形パッド10、10を 設けているが、一枚のスノーボードSのみの収納を目的として該収納ケースKを 構成する場合には、該収納ケースKの片面のみに前記保形パッド10を設けて前 記収納ケースKを構成しても良い。またこの場合には、該収納ケースKの先端部 に設られる前記襠12を省略して前記収納ケースKを構成しても良い。
【0026】
【考案の効果】
この考案に係るスノーボード収納ケースでは、スノーボードを出し入れ可能に 収納する長袋状のケースの少なくとも収納されるスノーボードのビンディングが 取り付けられる側の面に接する側に板状の保形手段を備えていると共に、前記ケ ースの長手側に向けられた該保形手段の縁に沿って襠が備えられており、該ケー スが該ケースの両端側よりも該ケースの中央側でより大きく前記保形手段の面と 収納されるスノーボードの面との間隔を拡開可能としている構造を備えているの で、収納されるスノーボードの中央側に装着されているビンディングの先端に前 記保形手段の内面が当接されて、該ビンディングの該スノーボード面に対する高 さ寸法分だけ前記襠が広げられ、前記ケースが該ケースの中央側で該ケースの厚 さ方向外側に向けて拡開される。 従って、ハイバックタイプのビンディングを装着しているスノーボードを収め 入れる場合であっても、また、該プレートタイプのビンディングを装着している スノーボードを収め入れる場合であっても、収納ケースの側縁内面とスノーボー ドの側縁との間に無用の隙間を生じさせないで該スノーボードを収納することが できる。この結果、スノーボードをガサつきなく収め、かつ、スノーボード収納 時のケースの外観をスッキリと整えることができる。 また、前記保形手段が収納されるスノーボードのビンディングが装着されてい る側の面に接するので、該ビンディング等が前記収納ケースを持ち運ぶ者等に直 接当接することがなく、快適に持ち運ぶことができ、また、運搬中に該収納ケー スが他の物に当接することによりビンディング等が破損する事態を充分に防止で きる。
【0027】 また、前記ビンディングの先端が当接される前記保形手段を板状に構成してい るので、この当接により該保形手段の一部分だけが該ビンディングの先端に沿っ て突出状に膨らみ出されることがなく、スノーボード収納時のケースの外観をス ッキリと整えることができる。
【0028】 また、特に請求項3に係るスノーボードの収納ケースでは、ベルトの両端が前 記収納ケースの長手方向に亙る一方の側縁部に固定されていると共に、該ベルト の中間部が前記収納ケースの長手方向に亙る他方の側縁部において支持されてい るベルトを備える構成を有するので、前記スノーボードの重さを該ベルトの両端 を通じて該ベルトで直接支えることができ、この結果、前記持ち運びに際して前 記収納ケースKの前記長手方向に亙る他方の側縁部が前記スノーボードの重さに より該ケース本体の外側に広がり出したりすることがなく、ここでも該収納ケー スの外観はスッキリと保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納ケースKの平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】収納ケースKにスノーボードを収めた状態で該
収納ケースKの一部を破断させて示した斜視図である。
【図5】収納ケースKにスノーボードを収めた状態で該
収納ケースKの一部を破断させて示した斜視図である。
【図6】収納ケースKにスノーボードを収めた状態で該
収納ケースKの一部を破断させて示した斜視図である。
【図7】収納ケースKに一枚のスノーボードSを収めた
状態を示す斜視図である。
【図8】収納ケースKに二枚のスノーボードSを収めた
状態を示す斜視図である。
【図9】従来のスノボードの収納ケースにスノーボード
Kを収めた状態で該収納ケースの一部を破断させて示し
た斜視図である。
【図10】従来のスノボードの収納ケースにスノーボー
ドKを収めた状態で該収納ケースの一部を破断させて示
した斜視図である。
【図11】従来のスノボードの収納ケースにスノーボー
ドKを収めた状態で該収納ケースの一部を破断させて示
した斜視図である。
【図12】スノーボードKの斜視図である。
【符号の説明】
10 保形パッド 11 襠 12 襠 13 ファスナ 14 支持環 15 連結環 K 収納ケース K’ ケース本体 S スノーボード V ビンディング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スノーボードを出し入れ可能に収納する
    長袋状のケースの少なくとも収納されるスノーボードの
    ビンディングが取り付けられる側の面に接する側に板状
    の保形手段を備えていると共に、前記ケースの長手側に
    向けられた該保形手段の縁に沿って襠を備えており、該
    ケースが該ケースの両端側よりも該ケースの中央側でよ
    り大きく前記保形手段の面と収納されるスノーボードの
    面との間隔を拡開可能としていることを特徴とするスノ
    ーボード収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記長袋状のケースの両面に前記板状の
    保形手段が備えられていると共に、前記スノーボードの
    先端部の収まる前記ケースの先端部には、前記ケースの
    一方の面に設けられた保形手段と他方の面に設けられた
    保形手段との間に襠が設けられており、該襠を構成する
    生地と前記ケースの一方の面に設けられた保形手段とが
    接し合う縁と、該襠を構成する生地と前記ケースの他方
    の面に設けられた保形手段とが接し合う縁とに、雌雄を
    なすファスナーが設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のスノーボード収納ケース。
  3. 【請求項3】 ベルトの両端が前記収納ケースの長手方
    向に亙る一方の側縁部に固定されていると共に、該ベル
    トの中間部が前記収納ケースの長手方向に亙る他方の側
    縁部において支持されているベルトを備えることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のスノーボード収納ケ
    ース。
JP3675293U 1993-06-14 1993-06-14 スノーボード収納ケース Pending JPH07441U (ja)

Priority Applications (1)

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