JPH0713971Y2 - ダイヤモンド切断砥石用のチップ取付具 - Google Patents
ダイヤモンド切断砥石用のチップ取付具Info
- Publication number
- JPH0713971Y2 JPH0713971Y2 JP1989105438U JP10543889U JPH0713971Y2 JP H0713971 Y2 JPH0713971 Y2 JP H0713971Y2 JP 1989105438 U JP1989105438 U JP 1989105438U JP 10543889 U JP10543889 U JP 10543889U JP H0713971 Y2 JPH0713971 Y2 JP H0713971Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- socket
- tip
- diamond cutting
- dovetail groove
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ダイヤモンド切断砥石に係わる。さらに詳細
には、着脱自在に装着可能なチップを有するダイヤモン
ド切断砥石の取付具に係わる。
には、着脱自在に装着可能なチップを有するダイヤモン
ド切断砥石の取付具に係わる。
（従来の技術、考案が解決しようとする問題点） 鉄、銅、アルミニウム等の金属、石、コンクリートなど
を切断するのにダイヤモンド切断砥石が一般に広く使用
されている。
を切断するのにダイヤモンド切断砥石が一般に広く使用
されている。
このダイヤモンド切断砥石の大形のものでは、台金の先
端に装着された、ダイヤモンド砥粒を包含する砥石片
（チップ）がプラグを介して台金の先端部に装着された
ソケットに着脱自在に装着できるようにされていること
は公知である。
端に装着された、ダイヤモンド砥粒を包含する砥石片
（チップ）がプラグを介して台金の先端部に装着された
ソケットに着脱自在に装着できるようにされていること
は公知である。
しかし、この方法では、装着用のソケットに設けた蟻溝
が先細とされていて、ソケットに嵌合されたプラグを楔
作用で固定するように構成されており、装着の初期は十
分満足な状態にあるが、長期の使用による激しい切断の
衝撃とチップ着脱の繰返しで前記蟻溝に変形を誘起し、
その結果蟻溝の幅が広くなって楔作用を果たさなくな
り、このためソケットがプラグを保持、固定できなくな
ることが頻発していた。
が先細とされていて、ソケットに嵌合されたプラグを楔
作用で固定するように構成されており、装着の初期は十
分満足な状態にあるが、長期の使用による激しい切断の
衝撃とチップ着脱の繰返しで前記蟻溝に変形を誘起し、
その結果蟻溝の幅が広くなって楔作用を果たさなくな
り、このためソケットがプラグを保持、固定できなくな
ることが頻発していた。
これを解決するものとして、実開昭59-12563号公報で
は、前記蟻溝を構成するソケットのプラグとの当接面を
傾斜させて前記蟻溝の変形を防止して、前記ソケットの
プラグ保持性を改良した取付具を開示している。
は、前記蟻溝を構成するソケットのプラグとの当接面を
傾斜させて前記蟻溝の変形を防止して、前記ソケットの
プラグ保持性を改良した取付具を開示している。
しかしこの考案による方法でも、前記蟻溝の楔作用の維
持は完全には解決されておらず、長期間の使用に際して
は前記ソケットのプラグ保持性が前記公知技術と同様に
して喪失され、長期間の使用に際してはプラグがソケッ
トから外れてダイヤモンドを包含するチップが飛散する
ような危険性があり、前記の問題点はまだ未解決の状態
にあった。
持は完全には解決されておらず、長期間の使用に際して
は前記ソケットのプラグ保持性が前記公知技術と同様に
して喪失され、長期間の使用に際してはプラグがソケッ
トから外れてダイヤモンドを包含するチップが飛散する
ような危険性があり、前記の問題点はまだ未解決の状態
にあった。
即ち、従来の取付け用ソケットは、摺動自在に嵌合可能
なプラグの突出部を受入れる凹部を有し、この凹部は上
方が狭小となるように傾斜し、かつ一端から他端に向っ
て漸次幅狭い形状をなして、これと適合する突出部を着
脱自在に保持するようにされている。
なプラグの突出部を受入れる凹部を有し、この凹部は上
方が狭小となるように傾斜し、かつ一端から他端に向っ
て漸次幅狭い形状をなして、これと適合する突出部を着
脱自在に保持するようにされている。
しかし、ダイヤモンド切断砥石を長時間にわたって使用
した時の衝撃的圧入力と繰返して着脱する時の圧入力と
によってプラグ突出部と当接する凹部の両側面の自由端
が開かれる方向に応力を受け、その結果前記プラグの突
出部が次第に蟻溝の幅の狭くなっている方へ移動して保
持されるようになり、最終的にはプラグの突出部の保持
が不可能となる程に広がって前記突出部を解放し、チッ
プを飛散させる結果となる。
した時の衝撃的圧入力と繰返して着脱する時の圧入力と
によってプラグ突出部と当接する凹部の両側面の自由端
が開かれる方向に応力を受け、その結果前記プラグの突
出部が次第に蟻溝の幅の狭くなっている方へ移動して保
持されるようになり、最終的にはプラグの突出部の保持
が不可能となる程に広がって前記突出部を解放し、チッ
プを飛散させる結果となる。
本考案は、このような従来技術が有する問題点を解決す
るために為されたものであり、本願考案者が鋭意思索と
検討を加えて完成したものである。
るために為されたものであり、本願考案者が鋭意思索と
検討を加えて完成したものである。
（問題点を解決するための手段） 本考案の構成は、台金のセグメント上に装着されたソケ
ットを介して着脱自在に装着可能なチップを有するダイ
ヤモンド切断砥石において、前記ソケットが前記チップ
の装着部に設けたプラグと、摺動自在に装着可能な蟻溝
と、こプラグの突出部を嵌合自在に受入れる凹部と、底
面に対して直線的に傾斜した当接面とを有し、さらに前
記プラグが前記ソケットの蟻溝と凹部に摺動自在に嵌合
する突出部と、底面に対してソケットとは逆方向で同一
の傾斜をした前記ソケット当接面と当接する面とを包含
し、前記突出部と前記当接面との間で楔構造を形成させ
ることを特徴とする。
ットを介して着脱自在に装着可能なチップを有するダイ
ヤモンド切断砥石において、前記ソケットが前記チップ
の装着部に設けたプラグと、摺動自在に装着可能な蟻溝
と、こプラグの突出部を嵌合自在に受入れる凹部と、底
面に対して直線的に傾斜した当接面とを有し、さらに前
記プラグが前記ソケットの蟻溝と凹部に摺動自在に嵌合
する突出部と、底面に対してソケットとは逆方向で同一
の傾斜をした前記ソケット当接面と当接する面とを包含
し、前記突出部と前記当接面との間で楔構造を形成させ
ることを特徴とする。
従って、本考案に基づくダイヤモンド切断砥石の台金に
装着されたソケットの蟻溝は、従来技術に基づく製品の
ように一端が他端に向って漸次幅が狭くされておらず一
定の幅に形成され、その断面形状も溝の底部から上方に
向って漸次狭くなるように傾斜させないで、ある距離は
間隔を一定としこれを過ぎると間隔を拡大して上方が開
放された凹部を構成させ、この凹部と適合して摺動自在
に嵌合するプラグの突出部を確実に保持させるように
し、しかも前記蟻溝を構成しているこの凹部の上方の一
定間隔の両側面がこのソケットを嵌合するプラグの突出
部および／または基部に設けられた傾斜面または突出部
によって、前記ソケットと前記プラグを嵌合させて台金
にチップを着脱自在に装着させた時に、前記蟻溝の幅を
拡大することを確実に防止している。
装着されたソケットの蟻溝は、従来技術に基づく製品の
ように一端が他端に向って漸次幅が狭くされておらず一
定の幅に形成され、その断面形状も溝の底部から上方に
向って漸次狭くなるように傾斜させないで、ある距離は
間隔を一定としこれを過ぎると間隔を拡大して上方が開
放された凹部を構成させ、この凹部と適合して摺動自在
に嵌合するプラグの突出部を確実に保持させるように
し、しかも前記蟻溝を構成しているこの凹部の上方の一
定間隔の両側面がこのソケットを嵌合するプラグの突出
部および／または基部に設けられた傾斜面または突出部
によって、前記ソケットと前記プラグを嵌合させて台金
にチップを着脱自在に装着させた時に、前記蟻溝の幅を
拡大することを確実に防止している。
さらに本考案に基づく保持具では、チップの固定は、従
来技術のように蟻溝を一端から他端に向って幅を狭くす
る構造による楔作用に基づく方法でなく、この蟻溝を一
定幅に構成する部分の厚さをソケットの長さ方向に直線
的に変化させることによってソケットと嵌合するプラグ
の傾斜した基部と突出部との間に楔作用を作動させて行
うものである。
来技術のように蟻溝を一端から他端に向って幅を狭くす
る構造による楔作用に基づく方法でなく、この蟻溝を一
定幅に構成する部分の厚さをソケットの長さ方向に直線
的に変化させることによってソケットと嵌合するプラグ
の傾斜した基部と突出部との間に楔作用を作動させて行
うものである。
さらに、ソケットおよびプラグの当接面を互いに一部づ
つ欠如させることによって、これらのソケットとプラグ
とが嵌合される直前の全体の長さを前記欠如部分の２倍
の長さだけ小さくすることができ、この結果、セグメン
ト間で取付具の必要とする間隔を小さくし、より多くの
チップの取付けを可能とすることができる。
つ欠如させることによって、これらのソケットとプラグ
とが嵌合される直前の全体の長さを前記欠如部分の２倍
の長さだけ小さくすることができ、この結果、セグメン
ト間で取付具の必要とする間隔を小さくし、より多くの
チップの取付けを可能とすることができる。
本考案の内容をさらに明瞭に理解するために、実施例お
よび添附図面に基づいて、以下に詳細に説明する。
よび添附図面に基づいて、以下に詳細に説明する。
（実施例） 実施例1; 第１図に示すように、ダイヤモンド切断砥石は通常、鋼
製基盤（台金）１の周囲に一定の間隔をおいて多数のセ
グメント３が設けられ、この各セグメント３の先端にダ
イヤモンド砥粒を包含する砥石片（チップ）４がろう付
けなどの手段で取付けられている。
製基盤（台金）１の周囲に一定の間隔をおいて多数のセ
グメント３が設けられ、この各セグメント３の先端にダ
イヤモンド砥粒を包含する砥石片（チップ）４がろう付
けなどの手段で取付けられている。
大形のダイヤモンド切断砥石では、チップ４はこの台金
１に直接ろう付けされるのではなく、ソケット６および
このソケット６と摺動自在に嵌合するプラグ５を介して
装着されている。
１に直接ろう付けされるのではなく、ソケット６および
このソケット６と摺動自在に嵌合するプラグ５を介して
装着されている。
即ち、第２図ではソケット６はチップ４にろう付けされ
ており、一方プラグ５は台金１に同様にろう付けされて
いるが、その逆にソケット６に台金１が、またプラグ５
にチップ４をろう付けしていてもよい。
ており、一方プラグ５は台金１に同様にろう付けされて
いるが、その逆にソケット６に台金１が、またプラグ５
にチップ４をろう付けしていてもよい。
ソケット６は、プラグ５を摺動自在で嵌合可能に受入れ
る蟻溝７をセグメント３またはチップ４のろう付け面と
反対の面（当接面）13の中央部で長さ方向に平行に嵌設
し、かつこの蟻溝７で導かれた前記ソケット６の内部に
断面形状が横棒の両端が下方に垂下９したＴ字形の凹部
８を有している。
る蟻溝７をセグメント３またはチップ４のろう付け面と
反対の面（当接面）13の中央部で長さ方向に平行に嵌設
し、かつこの蟻溝７で導かれた前記ソケット６の内部に
断面形状が横棒の両端が下方に垂下９したＴ字形の凹部
８を有している。
さらにこのソケット６は、前記当接面13がソケット６の
長さ方向に一端から他端に向って傾斜して前記ろう付け
面の方に接近するように形成されている。
長さ方向に一端から他端に向って傾斜して前記ろう付け
面の方に接近するように形成されている。
このソケット６と摺動自在に嵌合するプラグ５は、チッ
プ４またはセグメント３にろう付けされた基部12と、こ
の基部12の中央部から立上がった断面形状がＴ字形の突
出部11とを有し、この突出部11は前記ソケット６の蟻溝
７を介して凹部８と摺動自在に嵌合可能とされている。
プ４またはセグメント３にろう付けされた基部12と、こ
の基部12の中央部から立上がった断面形状がＴ字形の突
出部11とを有し、この突出部11は前記ソケット６の蟻溝
７を介して凹部８と摺動自在に嵌合可能とされている。
またプラグ５の基部12は長さ方向に一端から他端に向っ
て前記ソケット６の当接面13と同じ傾斜度で傾斜して前
記ろう付け面の方から離れるように高く形成されている
が、前記突出部11は基部12の下面と平行に形成されてい
て、プラグ５が前記ソケット６と嵌合した時に前記突出
部11の立上がり方向、即ち円形のダイヤモンド切断砥石
の直径方向に楔作用が作動するように考案されている。
て前記ソケット６の当接面13と同じ傾斜度で傾斜して前
記ろう付け面の方から離れるように高く形成されている
が、前記突出部11は基部12の下面と平行に形成されてい
て、プラグ５が前記ソケット６と嵌合した時に前記突出
部11の立上がり方向、即ち円形のダイヤモンド切断砥石
の直径方向に楔作用が作動するように考案されている。
したがって、プラグ５の突出部11をソケット６の凹部８
に嵌合挿入して、この突出部11の挿入を摺動的に進める
に従ってプラグ５の当接面13とソケット６の当接面13′
とは挿入の当初は離れているが次第に接近し最終的には
指定位置で当接して楔作用で固定される。
に嵌合挿入して、この突出部11の挿入を摺動的に進める
に従ってプラグ５の当接面13とソケット６の当接面13′
とは挿入の当初は離れているが次第に接近し最終的には
指定位置で当接して楔作用で固定される。
この時、前記プラグ５のＴ字形の突出部11の横棒の垂下
部分10は、嵌合するソケット６の凹部８の垂下する部分
９と適合して蟻溝７を形成する当接面13′が、前記楔作
用によってこの蟻溝７の幅を二次的に拡大する作用を抑
止する働きをする。
部分10は、嵌合するソケット６の凹部８の垂下する部分
９と適合して蟻溝７を形成する当接面13′が、前記楔作
用によってこの蟻溝７の幅を二次的に拡大する作用を抑
止する働きをする。
実施例2; 第３図に示す第２の実施例では、プラグ５の突出部11の
断面形状は立上がり部を有する円形をなしており、摺動
自在に嵌合するソケット６との当接面13は平面ではな
く、断面形状が両端から中央部に向って高くなるように
傾斜している。
断面形状は立上がり部を有する円形をなしており、摺動
自在に嵌合するソケット６との当接面13は平面ではな
く、断面形状が両端から中央部に向って高くなるように
傾斜している。
またソケット６の凹部８の断面形状も当然のことながら
蟻溝７のところに立上がり部を有する円形をなし、かつ
前記蟻溝７を形成する当接面13′は蟻溝部分から左右の
側面に向って下方に傾斜している。
蟻溝７のところに立上がり部を有する円形をなし、かつ
前記蟻溝７を形成する当接面13′は蟻溝部分から左右の
側面に向って下方に傾斜している。
勿論、プラグ５とソケット６の当接面13は、それぞれ長
さ方向に同じ勾配でしかも逆方向に傾斜しており、摺動
自在に嵌合を完成させると楔作用を作動して固定するよ
うに形成されている。
さ方向に同じ勾配でしかも逆方向に傾斜しており、摺動
自在に嵌合を完成させると楔作用を作動して固定するよ
うに形成されている。
実施例3; 第４図に示す第３の実施例の場合には、前記プラグ５の
突出部11は実施例１と類似のＴ字形をなしているが、こ
のＴ字形の横棒には垂下部10がなくその代わりに基部12
の両端にそれぞれ立上がり部14を有している。
突出部11は実施例１と類似のＴ字形をなしているが、こ
のＴ字形の横棒には垂下部10がなくその代わりに基部12
の両端にそれぞれ立上がり部14を有している。
この立上がり部14は、長さ方向には実施例１および２と
同様に傾斜しているが、断面形状では内方に傾斜するの
ではなく方形をなしていて、前記蟻溝７がプラグ５にソ
ケット６が装着固定された時に作用する楔作用によって
幅が広がるのを確実に防止する働きをする。
同様に傾斜しているが、断面形状では内方に傾斜するの
ではなく方形をなしていて、前記蟻溝７がプラグ５にソ
ケット６が装着固定された時に作用する楔作用によって
幅が広がるのを確実に防止する働きをする。
実施例4; 第５図に示す第４の実施例の場合には、前記プラグ５は
その突出部11が横棒の先端が実施例１のプラグ５のよう
に垂下した逆Ｌ字形の断面形状を有し、かつ基部12の当
接面13はＬ字形をなす方は平坦であるがその背面は実施
例２の場合のように端部が高くなるように形成されてい
る。
その突出部11が横棒の先端が実施例１のプラグ５のよう
に垂下した逆Ｌ字形の断面形状を有し、かつ基部12の当
接面13はＬ字形をなす方は平坦であるがその背面は実施
例２の場合のように端部が高くなるように形成されてい
る。
勿論、プラグ５とソケット６の当接面13′は、それぞれ
長さ方向に同じ勾配でしかも逆方向に傾斜しており、摺
動自在に嵌合を完成させると楔作用を作動して固定する
ように形成されている。
長さ方向に同じ勾配でしかも逆方向に傾斜しており、摺
動自在に嵌合を完成させると楔作用を作動して固定する
ように形成されている。
実施例5; 第６図に示す第５の実施例の場合には、前記プラグ５は
その突出部11が実施例４の変形で、逆Ｌ字形の背面の上
部に横方向に方形の突出部を有する断面形状を有し、基
部12は平坦とされている。
その突出部11が実施例４の変形で、逆Ｌ字形の背面の上
部に横方向に方形の突出部を有する断面形状を有し、基
部12は平坦とされている。
勿論、プラグ５とソケット６の当接面13は、それぞれ長
さ方向に同じ勾配でしかも逆方向に傾斜しており、摺動
自在に嵌合を完成させると楔作用を作動して固定するよ
うに形成されている。
さ方向に同じ勾配でしかも逆方向に傾斜しており、摺動
自在に嵌合を完成させると楔作用を作動して固定するよ
うに形成されている。
しかもプラグ５の方形の突出部分が基部12の薄い方の一
端から実質的に1/4の長さだけ切欠かれており、またこ
のプラグ５と摺動自在に嵌合するソケット６の高さの低
い方の一端から、同様に実質的に1/4の長さだけ前記蟻
溝の幅が方形の突出部分の幅だけ広く切欠かれていて、
前記プラグ５とソケット６との嵌合に際してこのプラグ
またはソケットをろう付けしたセグメント間の間隔が前
記プラグまたはソケットの実質的に1/4の長さであれば
よいようにされている。
端から実質的に1/4の長さだけ切欠かれており、またこ
のプラグ５と摺動自在に嵌合するソケット６の高さの低
い方の一端から、同様に実質的に1/4の長さだけ前記蟻
溝の幅が方形の突出部分の幅だけ広く切欠かれていて、
前記プラグ５とソケット６との嵌合に際してこのプラグ
またはソケットをろう付けしたセグメント間の間隔が前
記プラグまたはソケットの実質的に1/4の長さであれば
よいようにされている。
この切欠は、第６図に示すように、蟻溝７の先端のいず
れか一方の片側のみに設けられていても、また第７図に
示すように先端および後端の相対する片側に設けられて
いても良いし、第８図に示すように、蟻溝７の先端また
は第９図に示すように蟻溝７の先端と後端の両方にあっ
てもよい。
れか一方の片側のみに設けられていても、また第７図に
示すように先端および後端の相対する片側に設けられて
いても良いし、第８図に示すように、蟻溝７の先端また
は第９図に示すように蟻溝７の先端と後端の両方にあっ
てもよい。
（考案の効果） 以上のような構成の結果、プラグとソケットとの嵌合固
定が確実化され、しかも長期間の使用と激しい応力を受
けてもソケットの蟻溝が拡大することが確実に防止で
き、使用中にチップが飛散する危険性が皆無となる。
定が確実化され、しかも長期間の使用と激しい応力を受
けてもソケットの蟻溝が拡大することが確実に防止で
き、使用中にチップが飛散する危険性が皆無となる。
第１図は、公知のダイヤモンド切断砥石の説明図であ
る。 第２図は、本考案に基づくダイヤモンド切断砥石のチッ
プ取付具の実施例を示す斜視図である。 第３図は、実施例２を示す斜視図である。 第４図は、実施例３を示す斜視図である。 第５図は、実施例４を示す斜視図である。 第６図、第７図、第８図および第９図は、実施例５を示
す斜視図である。 添附図面において、 １…鋼製基板（台金）、２…取付け穴、３…セグメン
ト、４…チップ、５…プラグ、６…ソケット、７…蟻
溝、８…凹部、９…凹部の垂下部、10…横棒の垂下部、
11…突出部、12…基部、13、13′…当接面、14…立上が
り部。
る。 第２図は、本考案に基づくダイヤモンド切断砥石のチッ
プ取付具の実施例を示す斜視図である。 第３図は、実施例２を示す斜視図である。 第４図は、実施例３を示す斜視図である。 第５図は、実施例４を示す斜視図である。 第６図、第７図、第８図および第９図は、実施例５を示
す斜視図である。 添附図面において、 １…鋼製基板（台金）、２…取付け穴、３…セグメン
ト、４…チップ、５…プラグ、６…ソケット、７…蟻
溝、８…凹部、９…凹部の垂下部、10…横棒の垂下部、
11…突出部、12…基部、13、13′…当接面、14…立上が
り部。
Claims (7)
- 【請求項１】ソケットを介して着脱自在に装着可能なチ
ップを有するダイヤモンド切断砥石において、前記ソケ
ットが前記チップの装着部に設けたプラグと、摺動自在
に装着可能な蟻溝と、このプラグの突出部を嵌合自在に
受入れる凹部と底面に対して直線的に傾斜した表面とを
有し、さらに前記プラグが前記ソケットの蟻溝と凹部に
摺動自在に嵌合する突出部と、底面に対してソケットと
は逆方向で同じ傾斜をした前記ソケット表面と当接する
面とを包含し、前記突出部と前記当接する面とで楔構造
を形成させることを特徴とするダイヤモンド切断砥石用
のチップ取付具。 - 【請求項２】実用新案登録請求の範囲第１項に記載の取
付具において、前記プラグの突出部の断面形状が、横棒
の両端が下方に垂下したＴ字形をなすことを特徴とする
ダイヤモンド切断砥石用のチップ取付具。 - 【請求項３】実用新案登録請求の範囲第１項に記載の取
付具において、前記プラグの断面形状が１本の支柱の付
いた円形であり、かつ前記当接する面の両端が中央部よ
り高くなっていることを特徴とするダイヤモンド切断砥
石用のチップ取付具。 - 【請求項４】実用新案登録請求の範囲第１項に記載の取
付具において、前記プラグの突出部の断面形状がＴ字形
でかつ前記当接する面の両端が中央部より高くなってい
ることを特徴とするダイヤモンド切断砥石用のチップ取
付具。 - 【請求項５】実用新案登録請求の範囲第１項に記載の取
付具において、前記プラグの突出部の断面形状が、横棒
の先端が下方に垂下した逆Ｌ字形でかつこのＬ字の背面
の当接面の先端が中央部より高くなっていることを特徴
とするダイヤモンド切断砥石用のチップ取付具。 - 【請求項６】実用新案登録請求の範囲第１項から第５項
のいずれか１項に記載の取付具において、前記プラグの
突出部の先端および／または後端が前記蟻溝と同等の幅
に切欠かれ、かつ前記ソケットの表面の後端および／ま
たは前端が前記プラグの突出部と同等の幅に切欠かれて
いることを特徴とするダイヤモンド切断砥石用のチップ
取付具。 - 【請求項７】実用新案登録請求の範囲第１項から第５項
のいずれか１項に記載の取付具において、前記プラグの
突出部の先端および／または後端におけるいずれか一方
の側面の一部が前記蟻溝と同等の幅に切欠かれ、かつ前
記ソケットの表面の相対する端部におけるいずれか一方
の相対する側面の一部の前記プラグ切欠と当接する一部
が前記プラグの突出部と同等の幅に切欠かれていること
を特徴とするダイヤモンド切断砥石用のチップ取付具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989105438U JPH0713971Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ダイヤモンド切断砥石用のチップ取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989105438U JPH0713971Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ダイヤモンド切断砥石用のチップ取付具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347759U JPH0347759U (ja) | 1991-05-07 |
| JPH0713971Y2 true JPH0713971Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31654203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989105438U Expired - Lifetime JPH0713971Y2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ダイヤモンド切断砥石用のチップ取付具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713971Y2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101110834B1 (ko) * | 2009-06-11 | 2012-02-24 | 삼성중공업 주식회사 | 고강도 연마용 휠 |
| US9189129B2 (en) | 2011-02-01 | 2015-11-17 | 9224-5489 Quebec Inc. | Non-homogeneous objects magnification and reduction |
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