JPH0713937Y2 - 自動彫刻機におけるチャック機構用コレット - Google Patents

自動彫刻機におけるチャック機構用コレット

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JPH0713937Y2
JPH0713937Y2 JP9873090U JP9873090U JPH0713937Y2 JP H0713937 Y2 JPH0713937 Y2 JP H0713937Y2 JP 9873090 U JP9873090 U JP 9873090U JP 9873090 U JP9873090 U JP 9873090U JP H0713937 Y2 JPH0713937 Y2 JP H0713937Y2
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JP
Japan
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chuck
collet
chuck mechanism
claws
grip portion
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Application number
JP9873090U
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JPH0457340U (ja
Inventor
良郎 嶋田
Original Assignee
朝明精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は文字等を被彫刻材に自動彫刻する自動彫刻機
(彫刻ロボット)におけるチャック機構用コレットに関
する。
[従来の技術] 印材に文字を自動彫刻して各種の印鑑を作製する従来の
印鑑用自動彫刻機では、印材を印刻文字に合わせてX軸
及びY軸の2軸方向へ移動制御されるチャック機構の中
心部に垂直状にセットし、定位置で回転駆動されてZ軸
方向へ移動制御される印刻カッタによって印材に文字を
彫刻するに際し、印材をチャック機構の1対のチャック
爪にそれぞれ凹設した1対のV形状の挟持凹部に係合さ
せて前記両チャック爪間に挟持し、チャック機構の中心
部にセットしていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記印材のチャック機構では印材が角印用の角棒材であ
る場合には印材と両チャック爪との相対位置を一定にし
て印材をセットすることができるが、丸印用の丸棒材で
ある場合には印材が回動して両チャック爪に対する印材
の相対回動角度を規定することができないので、彫刻加
工の途中で印材を手直しのために両チャック爪間から一
旦取外して再セットする場合に印材を元のセット状態に
正確に位置合わせする作業が極めて煩雑となる問題点が
あった。
本考案は上記問題点を解消して丸棒状の被彫刻材の再セ
ット操作を簡便化することを課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の自動彫刻機におけるチャック機構用コレットは
チャック機構の1対のチャック爪間に両側から挟止され
る掴み部にはこの掴み部の中心部に貫設されて被彫刻材
が密嵌状に嵌め込まれるクランプ孔と、前記両チャック
爪の対向面にそれぞれ凹設された挟持凹部に係合される
少なくとも1対のコーナ部とを形成するとともに、前記
掴み部を前記クランプ孔の孔径が拡縮するように横断面
方向への弾性変形可能に形成した構成を有する。
[作用] 丸棒状の被彫刻材を1対のチャック爪を有するチャック
機構の中心部にセットするに際し、被彫刻材をコレット
の掴み部のクランプ孔内に密嵌状に嵌め込んで前記掴み
部に挿着し、前記掴み部に形成した1対のコーナ部を、
前記両チャック爪の対向面にそれぞれ凹設された挟持凹
部に係合させて両挟持凹部に対する前記掴み部の相対回
動角度を規定した状態で、前記掴み部を前記両チャック
爪によって向心状に挟圧して両チャック爪間に挟止し、
被彫刻材を前記掴み部を介して前記両チャック爪間にク
ランプする。
[考案の効果] 本考案は前記したように構成してあるので、被彫刻材を
両チャック爪の挟持凹部に対する掴み部及び被彫刻材の
相対回動角度を常に一定してチャック機構の中心部にコ
レットを介して強固にクランプしてセットすることがで
きる。
また、被彫刻材を彫刻加工中手直しのためにコレットと
ともに両チャック爪間から一旦取外しても、被彫刻材及
びコレットを常に元のセット状態の通りに再セットする
ことができ、被彫刻材の再セット操作を簡便化し得る効
果がある。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
印材(被彫刻材)に文字を自動彫刻して印鑑を作製する
自動彫刻機のチャック機構Kにおいて、水平状に設置さ
れた方形台状のチャックベース1はX軸及びY軸の2軸
方向へ図示しない移動制御機構によって移動制御され、
このチャックベース1の上面中央部に取着されたマウン
ト2には円盤状の台部と丸棒状の軸部とを有し、スプリ
ング4で上方へ付勢されたプランジャ3が軸部を介して
上下スライド可能に支持されている。
チャックベース1の中央部に開口されたセンタ孔1a内に
は段付円筒状のホルダ5がプランジャ3と同心状に嵌着
され、このホルダ5の上部にはガイド溝5aが直径方向に
沿って凹設されるとともに、ホルダ5の中央部付近には
上面にねじ部6aを有するリング状のスクロール6が水平
可動操作可能に外嵌されている。
ホルダ5のガイド溝5a内にはチャック機構Kの中心軸A
の両側に対称状に配置されて下面にスクロール6のねじ
部6aに螺合されたねじ部7aが形成された1対の可動爪7
がホルダ5の半径方向へのスライド可能に嵌装され、ス
クロール6を正逆方向へ回動して両可動爪7を同時に接
近方向もしくは離隔方向へ水平移動させることができ
る。
両可動爪7の上面には丸棒状の印材Wを掴持するコレッ
トCを両側から挟止して印材Wをチャック機構Kの中心
部に垂直姿勢でクランプするためにチャック機構Kの中
心軸Aの両側に対称状に設置された1対の方形板状のチ
ャック爪8,8がボルト15によってそれぞれ締着され、こ
の両チャック爪8の対向面8a,8aの中央部には平面形状
がV形状で頂角が直角な挟持凹部9がそれぞれ凹設さ
れ、両チャック爪8は本例では金属材で形成されてい
る。
なお、チャック機構Kの中心部の上方には印材Wの印刻
面W1を彫刻するために定位置で回転駆動されてZ軸方向
へ移動制御される図示しない印刻カッタが垂設されてい
る。
次に、コレットCについて説明すると、コレットCは硬
質の合成樹脂材(本例ではナイロン系合成樹脂材)によ
って成形され、コレットCには横断面形状が正方形状
で、両チャック爪8によって両側から挟止されて印材W
を掴持する角筒状の掴み部10と、この掴み部10に段差状
に連接されて印材Wが隙間を隔てて遊挿される円筒状の
挿通部11とが形成されている。
掴み部10の中心部には印材Wが密嵌状に嵌め込まれて印
材Wの規格外径に合わせて設定された孔径を有する丸孔
状のクランプ孔12が貫設されるとともに、掴み部10には
両チャック爪8の挟持凹部9に係合されて両挟持凹部9
に対する掴み部10の相対回動角度を規定する2対のコー
ナ部13〜13が形成され、各対の両コーナー部13は180°
の回転対称位置に配置されている。
掴み部10及び挿通部11の掴み部側端部付近には掴み部10
をその横断面方向への弾性変形可能に形成してクランプ
孔12の孔径を若干拡縮するために掴み部10の相対向する
両コーナ部13の頂点を結ぶ対角線上に配置されて各コー
ナ部13をそれぞれ2等分する4つの切れ目14〜14がスリ
ット状に形成されて放射状に配列されている。
印材Wはクランプ孔12内に密嵌状に嵌め込まれて掴み部
10で弾性的に掴持された状態でコレットCに挿着され
る。
印材Wが挿着されたチャックCを印材Wが垂立して印材
Wの下端がプランジャ3の上端面に当接するように両チ
ャック爪8間に挿入して掴み部10の1対のコーナ部13を
両チャック爪8の挟持凹部9にそれぞれ係合させ、スク
ロール6を回動して両チャック爪8を接近方向へ移動さ
せると、掴み部10が両チャック爪8によって向心状に狭
圧されて両チャック爪8間に挟止され、印材Wが掴み部
10によって向心状で回動不能に挟持されてチャック機構
Kの中心部にコレットCを介してクランプされる。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明
する。
本例ではチャック機構Kの1対のチャック8爪間に両側
から挟止される掴み部10にはこの掴み部10の中心部に貫
設されて印材Wが密嵌状に嵌め込まれるクランプ孔12
と、両チャック爪8の対向面8aにそれぞれ凹設された挟
持凹部9に係合される2対のコーナ部13とを形成すると
ともに、掴み部10をクランプ孔12の孔径が拡縮するよう
に横断面方向への弾性変形可能に形成してある。
このため、チャック機構Kへの印材Wのセットに際し、
印材Wが挿着されたコレットCの掴み部10の1対のコー
ナ部13を両チャック爪8の挟持凹部9にそれぞれ係合さ
せて掴み部10を両チャック爪8によって挟圧すると、掴
み部10が印材Wを強固に掴持した状態で両チャック爪8
間に挟止される。
従って、印材Wを両チャック爪8の挟持凹部9に対する
掴み部10及び印材Wの相対回転角度を常に一定してチャ
ック機構Kの中心部にコレットCを介して強固にクラン
プしてセットすることができる。
また、印材Wを彫刻加工中手直しのためにコレットCと
ともに両チャック爪8間から一旦取外しても、印材W及
びコレットCを常に元のセット状態の通りに再セットす
ることができ、印材Wの再セット操作を簡便化し得る効
果がある。
さらに、コレットCを合成樹脂材で成形してあるので、
クランプによって印材Wの表面に傷が起生する不具合を
排除することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はチャッ
ク機構及びコレットの一部破断斜視図、第2図はコレッ
トの斜視図、第3図はチャック機構及びコレットの平面
図である。 8……チャック爪 9……挟持凹部 10……掴み部 12……クランプ孔 13……コーナ部 C……コレット K……チャック機構 W……印材(被彫刻材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャック機構の1対のチャック爪間に両側
    から挟止さる掴み部にはこの掴み部の中心部に貫設され
    て被彫刻材が密嵌状に嵌め込まれるクランプ孔と、前記
    両チャック爪の対向面にそれぞれ凹設された挟持凹部に
    係合される少なくとも1対のコーナ部とを形成するとと
    もに、前記掴み部を前記クランプ孔の孔径が拡縮するよ
    うに横断面方向への弾性変形可能に形成したことを特徴
    とする自動彫刻機におけるチャック機構用コレット。
JP9873090U 1990-09-19 1990-09-19 自動彫刻機におけるチャック機構用コレット Expired - Lifetime JPH0713937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9873090U JPH0713937Y2 (ja) 1990-09-19 1990-09-19 自動彫刻機におけるチャック機構用コレット

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JP9873090U JPH0713937Y2 (ja) 1990-09-19 1990-09-19 自動彫刻機におけるチャック機構用コレット

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Publication Number Publication Date
JPH0457340U JPH0457340U (ja) 1992-05-18
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JPH0457340U (ja) 1992-05-18

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