JPH028685Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH028685Y2
JPH028685Y2 JP3591985U JP3591985U JPH028685Y2 JP H028685 Y2 JPH028685 Y2 JP H028685Y2 JP 3591985 U JP3591985 U JP 3591985U JP 3591985 U JP3591985 U JP 3591985U JP H028685 Y2 JPH028685 Y2 JP H028685Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
block
vise
moving block
precision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3591985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61151863U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3591985U priority Critical patent/JPH028685Y2/ja
Publication of JPS61151863U publication Critical patent/JPS61151863U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH028685Y2 publication Critical patent/JPH028685Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は精密バイスに関し、一層詳細には、
ワークをクランプするクランプ手段の支点のピン
位置を容易に変更することができる精密バイスに
関する。
(従来の技術) この種の精密バイスは、小さなワーク等を固定
した状態で工作機械のテーブル上にマグネツトチ
ヤツクなどの固定手段を用いて固定し、ワークを
加工するための補助工具である。
第4図ないし第6図は従来の精密バイスを示
す。
バイス本体10の上面に摺動面12が形成さ
れ、この摺動面12の長手方向の一端には該摺動
面12と垂直な基準面14aを有するブロツク1
4が固定されている。また、バイス本体10の両
側面を貫通する軸穴16が複数個穿設されてい
る。この複数の軸穴16はそれぞれ平行に位置す
るとともに、各軸穴16の軸線が形成する仮想平
面は摺動面12と平行に位置している。そして、
バイス本体10の摺動面12から底面10aに貫
通するスリ割18が形成され、またこのスリ割1
8は各軸穴16を貫通している。
20は摺動面12に沿つて移動する移動ブロツ
クであり、この移動ブロツク20の前記ブロツク
14の基準面14aと対向する面は、基準面14
aと平行に形成された挾持面20aである。この
移動ブロツク20の挾持面20aの反対側には傾
斜面22が形成されるとともに、この傾斜面22
に半球状の凹部24が形成され、この凹部24に
続いて、移動ブロツク20の挾持面20a下部に
形成された切欠き部26に連通するロツド孔28
が形成されている。
前記移動ブロツク20の凹部24には球面座金
30が配置されるとともに、球面座金30および
ロツド孔28を貫通するボルト32が配置され、
このボルト32先端はスリ割18まで達してい
る。そして、ロツド先端は適宜位置の軸穴16に
挿入されたピン34のスリ割18位置で、ピン3
4に軸承された接続金具36のネジ穴36aに螺
合しクランプ手段を構成している。
したがつて、ボルト32を回転し、締め付ける
ことにより、摺動面12上を移動ブロツク20が
移動し、移動ブロツク20の挾持面20aとブロ
ツク14の基準面14aでワーク38を挾持す
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように構成された精密バイスは、基準面
14aと挾持面20aでワーク38を挾持した
際、移動ブロツク20の傾斜面22とロツド32
の方向がほぼ直角になるのがよく、ワーク38の
大きさによりピン34の挿入される軸穴16を適
宜選択することが必要である。
したがつて、ワーク38の大きさにより頻繁に
ピン34の位置を変更することが必要となる。ま
た、精密バイスは横転させて使用する場合もあ
り、バイス本体10からピン34を突出させるこ
とは好ましくなくピン34全体が軸穴16内に挿
入されている。そのため、ピン34位置を変更す
るには、軸穴16に棒材を挿入し、ピン34を軸
穴16の一端から突出させ、引き抜き、そして再
び所定の軸穴16に挿入する。しかしながら、こ
の作業は、棒材を用いるため煩雑であり、棒材が
ない場合には、ピン34の引き抜きができないな
どの不具合がある。
そこで、この考案は上記事情に鑑みなされるも
のであり、ワークをクランプするクランプ手段の
支点のピン位置を、工具を用いることなく容易に
変更することができる精密バイスを提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案に係る精密バイスは上記問題点を解決
するため次の構成を備えてなる。
バイス本体10の上面に形成した摺動面12上
の一端に、摺動面12と垂直な基準面14aを有
するブロツク14が設けられ、このブロツク14
の基準面14aと対向し、基準面14aと平行な
挾持面20aを有する移動ブロツク20がバイス
本体10の摺動面上を前記ブロツク14に対し接
離自在に設けられている。そして、移動ブロツク
20にボルト32の一端が連繋され、他端がバイ
ス本体10に貫通して設けられた軸穴16の一つ
に軸承されたピン34が嵌合している接続金具3
6のネジ穴36aに螺合し、前記ブロツク14と
移動ブロツク20とでワーク38を保持する際、
ボルト32を締め付けることによりワーク38を
固定する精密バイスにおいて、前記ピン34の一
端に、抜け止めされ、かつ挿入自在の操作ピン4
0が突設していることを特徴とする。
(作用) 次にこの考案の作用について述べる。
上記精密バイスはワーク38を保持した状態
で、バイス本体10の軸穴16の一端の開口から
操作ピン40のみが突出している。したがつて、
ピン34の位置を変更する場合は、操作ピン40
を握持し、ピン34を引き抜けばよい。また、操
作ピン40は突入自在に形成しているため、横転
させて使用しても操作ピン40が邪魔になること
もない。
(実施例) 以下、この考案の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図a,bはこの考案のピン34および精密
バイス1を示す。
前記従来の精密バイスと同様の部位については
同様の符号を用いる。
バイス本体10の摺動面12上に、この摺動面
12の一端に固定されたブロツク14と、摺動面
12を摺動してブロツク14と接離する移動ブロ
ツク20が設けられている。また、摺動面12と
移動ブロツク20でありみぞを構成している。そ
して、ブロツク14と移動ブロツク20の対向す
る面は、それぞれ平行に位置する基準面14aと
挾持面20aを形成している。またバイス本体1
0には、前記同様に、バイス本体10の両側面1
0A,10Bに貫通する複数の軸穴16が形成さ
れるとともに、バイス本体10の摺動面12から
底面10aに同時に各軸穴16を貫通するスリ割
り18が形成されている。
そして、ピン34、接続金具36、ボルト32
および球面座金30から成り、ブロツク14と移
動ブロツク20でワーク38を保持するクランプ
手段を構成している。
前記ピン34は、バイス本体10の軸穴16に
嵌合する太さを有し、かつ軸穴16より短い長さ
を有している。そして、ピン34の一端には、軸
線方向の凹部34aが形成され、この凹部34a
内にはバネ部材42が配設されている。そして、
バネ部材42に続いて、凹部34aの内径よりも
若干小さい外径の頭部40aを有する操作ピン4
0が凹部34a内に位置し、さらに操作ピン40
の軸部40bが凹部34aの開口で螺合する止め
ネジ44を貫通して突出している。
第1図bはこの考案の精密バイスを水平に位置
させた際の平面図を示す。これは、ブロツク14
の基準面14aと移動ブロツク20の挾持面20
aでワーク38を保持した状態である。この状態
で操作ピン40がバイス本体10の一方の側面1
0Aから突出している。したがつて、クランプ手
段の支点としてのピン34の位置を変更する場合
には、突出している操作ピン40の軸部40bを
握持し、引き抜き、適宜軸穴16に挿入すればよ
い。
第2図、第3図は上記精密バイスの使用例を示
す。
第2図は、補助平行バー46,46をバイス本
体10の両側面10A,10Bに密着させ、ワー
ク38を平行に支持している。この状態では、軸
穴16の一端から突出していた操作ピン40が補
助平行バー46,46に押されて、ピン34の凹
部34a内に挿入されている。したがつて、操作
ピン40が作業の妨げとなることもない。
また、第3図は、精密バイスでワークを保持し
た状態で、工作機械などのテーブル48、例えば
マグネツト台、にセツトした状態を示す。この状
態では、上記同様に、テーブル48に押されて、
操作ピン40が押入され作業の妨げとなることも
ない。
以上、この考案の好適な実施例を挙げて種々説
明してきたが、この考案が上述した実施例に限定
されるものでないことはいうまでもなく、要はピ
ンの一端から操作ピンを突入自在に構成すればよ
く、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変
を施しうることはもちろんである。
(考案の効果) この考案は以上のように、クランプ手段の支点
としてのピンの一端から押入自在に突出する操作
ピンを設けたことで、精密バイスを水平位置にし
た場合には、常時軸穴から操作ピンが突出してい
る。したがつて、クランプ手段の支点とこのピン
位置を変更する際に、別途棒材を用いることな
く、操作ピンを握持して容易にピンを軸穴から引
き抜くことができ、ピン位置の変更が容易かつ迅
速に行える。また、操作ピンが突入自在に設けら
れているため、工作機械のテーブル上に精密バイ
スを固定する際にも邪魔になることもない等の著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の精密バイスのピンの部
分断面図および精密バイスの平面図、第2図およ
び第3図は精密バイスの使用状態を示す説明図、
第4図ないし第6図は従来例を示す横断面図、平
面図および側面図である。 1……精密バイス、10……バイス本体、10
a……底面、12……摺動面、14……ブロツ
ク、14a……基準面、16……軸穴、18……
スリ割、20……移動ブロツク、20a……挾持
面、22……傾斜面、27……凹部、26……切
欠き部、28……ロツド孔、30……球面座金、
32……ボルト、34……ピン、34a……凹
部、36……接続金具、36a……ネジ穴、38
……ワーク、40……操作ピン、40a……頭
部、40b……軸部、42……バネ部材、44…
…止めネジ、46……補助平行バー、48……テ
ーブル、10A,10B……側面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バイス本体の一側面に形成した摺動面上の一端
    に設けられ、該摺動面と垂直な基準面を有するブ
    ロツクと、該ブロツクの基準面と対向し、かつ基
    準面と平行な挾持面を有し、バイス本体の摺動面
    上を摺動して前記ブロツク方向に切離動する移動
    ブロツクと、 一端が移動ブロツクに連繋され、他端が、バイ
    ス本体に貫通して設けた複数の軸穴の一つに挿脱
    自在に軸承されたピンに連繋され、前記ブロツク
    と移動ブロツクとでワークを挾圧すべく移動ブロ
    ツクを締め付ける締め付けロツドとから成る精密
    バイスにおいて、 前記ピンに抜け止めされ、かつ挿入自在にピン
    端から突出する操作ピンを設けたことを特徴とす
    る精密バイス。
JP3591985U 1985-03-13 1985-03-13 Expired JPH028685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3591985U JPH028685Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3591985U JPH028685Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61151863U JPS61151863U (ja) 1986-09-19
JPH028685Y2 true JPH028685Y2 (ja) 1990-03-01

Family

ID=30540637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3591985U Expired JPH028685Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH028685Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61151863U (ja) 1986-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4002328A (en) Vise
US4647028A (en) Versatile clamping assembly for workbench or the like
US5860197A (en) Centering Clamp
JPH0418981B2 (ja)
US5149071A (en) Double-jaw vice for holding workpieces
BR0002727A (pt) Dispositivo para fixar uma peça de trabalho
CA2083227A1 (en) Work piece vice enabling parallel movement in a milling machine
US4772000A (en) Clamping device
US4928938A (en) Clamping device
JPH02100878A (ja) クランピングブロック
JPS63502812A (ja) 平らな物体の保持および操作のための装置
JP4159638B2 (ja) ワーク位置決め装置
ATE28138T1 (de) Werkzeughalter fuer werkzeugmaschinen.
JPH028685Y2 (ja)
US3980287A (en) Combination vise, V-block and drill jig workholder
US4655654A (en) Adaptor for workpiece fixture
JPS639417Y2 (ja)
JPH1085903A (ja) 挟持装置
JPH0131411Y2 (ja)
JPH0515428Y2 (ja)
JPS63256370A (ja) 工作機械用の万力
KR870003990Y1 (ko) 직각바이스
KR0126154Y1 (ko) 용접고정구
SU1397239A1 (ru) Зажимное устройство
JPH10146630A (ja) 保持具