JPH071380B2 - 撮影可能なフィルム包装体 - Google Patents

撮影可能なフィルム包装体

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JPH071380B2
JPH071380B2 JP5070464A JP7046493A JPH071380B2 JP H071380 B2 JPH071380 B2 JP H071380B2 JP 5070464 A JP5070464 A JP 5070464A JP 7046493 A JP7046493 A JP 7046493A JP H071380 B2 JPH071380 B2 JP H071380B2
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JP
Japan
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film
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紘 大村
尚司 武井
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Packages (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、フィルム包装体に係り、
特に予めフィルムを内蔵した使い捨てカメラを防湿包装
する包装体に関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、カメラは撮影者が行楽地、観光
地等の撮影したい場所まで携帯し、現地で撮影するもの
と考えられている。しかしながらカメラは精密機械であ
る上に一定の大きさ、重量が有り、これを観光地等まで
携帯することは不便な場合がある。
【0003】また行楽地等に出かける際、撮影しようと
した場合、カメラを携帯するのを忘れる場合がある。こ
のような場合高価なカメラを行楽地等で直ちに購入する
ことは販売店が少ない事や経済的な面から容易ではな
い。そこで通常の写真フィルムを購入するように、レン
ズ付きフィルムユニットを最寄りの商店から購入するこ
とができ、撮影者は撮影後に従来の写真フィルムと同様
にDP店にカメラごと持ち込み、DPEを依頼できれば
非常に便利である。この場合カメラが一般のカメラと違
って特殊である故、高額なカメラという印象を離れて、
カラーフィルムの包装形態に似た形で、“フィルム”を
感じさせるような販売形態とすることが好ましい。しか
しながらこのようなシステムのカメラでは、簡易な露光
機構を有するケースに収められていてもフィルムは本来
の防湿包装を解かれて撮影可能な状態でカメラに装着さ
れているので、商品流通段階に於いて防湿の点で問題が
考えられる。
【0004】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、フィルム入りカメラをフィルムの外箱と似た
形状の紙カバーで被覆し、これを防湿機能を備えた材料
によって密封包装し、通常の写真フィルムと同様な形態
で店頭に展示し、販売することができる撮影可能なフィ
ルム包装体を提案することを目的としている。
【0005】
【発明の概要】本発明は前記目的を達成する為に、露光
付与機構とフィルム給送機構が設けられた本体に、該露
光付与機構を介して露光させることができ、かつフィル
ム給送機構により給送することができるように未露光フ
ィルムを予め装填してさつえょ可能なフィルムを構成す
る。そして、本体は、防湿包装体により包装し、この防
湿包装体は、本体の長手方向両端部に平坦接合部を形成
し、少なくとも一方の平坦接合部には吊り下げ用の孔を
する。したがって、本件考案によれば、未露光フィルム
を装填したカメラを、通常のフィルムと同様な形態で店
頭に展示して販売することが可能になる。
【0006】
【発明の実施例】以下添付図面に従って本発明に係るフ
ィルム包装体の好ましい実施例を詳説する。図1では直
方体状のカメラ本体10と、このカメラ本体10が密着
して収納される直方体状のカバー12とが示されてい
る。先ずカメラ本体10について説明すると、14は撮
影レンズ、16はファインダ用開口、18は、シャッタ
レリーズボタン、20はフィルム巻上ノブである。撮影
レンズ14の周囲には同芯上で階段状に拡がるようにし
て形成された穴22が形成され、この階段状の段差がつ
いた穴22により撮影時に不要な乱反射が起こらないよ
うになっている。同様にファインダ用開口16にも階段
状に拡がった段差が形成され、この為光の乱反射が防止
され、被写体を観察し易いようになっている。シャッタ
レリーズボタン18はカメラ本体10の凹部24内に位
置し、シャッタレリーズボタン18の表面はカメラ本体
10の表面と同一面上にあるか、又はカメラ本体10の
表面の内側に位置するようにその高さが低く設定されて
いる。同様にフィルム巻上ノブ20はカメラ前面の下縁
に形成された凹部26内に位置し、シャッタレリーズボ
タン18と同様に巻上ノブ20の表面はカメラ本体10
の表面から突出しないように構成されている。これによ
り、シャッタレリーズボタン18、フィルム巻上ノブ2
0がカメラ本体10の表面から凸状となって突出してい
ないので、後述するカバー12内にカメラ本体10を収
納する際、スムースにカメラ本体10をカバー12内に
挿入することができる。
【0007】図2では110型フィルムが装填されたカ
メラ本体10の背面が示され、図3は図2で示したカメ
ラのフィルムを取り外した状態を示す分解斜視図であ
る。図2並びに図3に示すようにカメラ本体10の背面
は開放面28として構成され、この開放面28内に11
0型フィルムカートリッジ30が挿入されるフィルム収
納室が形成される。撮影レンズ14の周囲には矩形状の
撮影用開口部32が形成され、フィルムカートリッジ3
0をカメラ本体10内に装填すると、この撮影用開口部
32にフィルムカートリッジ30の露光面が位置するよ
うになっている。フィルムカートリッジ30には周知の
ように図示しない巻上用ギアが形成されており、フィル
ムカートリッジ30をカメラ本体10内に装填すると、
このギアはカメラ本体10の下側のギア34と噛み合う
ようになっている。このギア34は前記フィルム巻上ノ
ブ20と連動されており、従って巻上ノブ20を回動す
ることによりフィルムカートリッジ30内のフィルムを
撮影終了毎に巻上げることが出来る。
【0008】カメラ本体10の背面は前記したように開
放面28として構成されているが、フィルムカートリッ
ジ30が装填され、その背面から圧板36を設けること
により、フィルムカートリッジ30の露光面は開口部3
2の周縁38に所定の押圧力で押しつけられ、従って開
放面28にかかわらずフィルム露光面は完全に遮光され
ることになる。
【0009】圧板36の上端には所定間隔で突片40、
40が形成され、また圧板36の下端には中央に突片4
2が形成されている。上端の突片40、40はカメラ本
体10の背面の矩形状隙間46、46に差し込まれ、ま
た下端の突片42はカメラ本体10の背面下端の凹部4
8に嵌入される。圧板36は多少の弾性を持つ薄板金で
構成されており、突片42のビス孔にビス50を挿通
し、凹部48内のビス孔52にビス50をねじ込むこと
によりフィルムカートリッジ30の露光面は適度の押圧
力で撮影用開口部32の周縁38に押し当てられ、遮光
が完全なものになる。フィルム圧板36にはフィルムカ
ートリッジ30の撮影コマNo. 表示欄52と対応する開
口部54が形成されている。またフィルム圧板36の上
下には横溝56、56が形成されており、この横溝5
6、56は撮影終了後フィルムカートリッジ38を取り
外すのに用いられる。即ち本発明に係る使い捨てカメラ
に於いては、フィルム現像所で簡単にフィルムカートリ
ッジ30が取り外せることが重要である。この場合一々
ビス50を緩めてフィルムカートリッジ30を取り外す
と、DP店に於いては煩雑な作業となるので、この点を
考慮してドライバー等の工具を横孔56に差し込み、圧
板をカメラ本体10から取り外すことができるように工
夫されている。又カメラ本体10の背面の一側には溝5
8が形成されており、この溝58はフィルムカートリッ
ジ30をカメラ本体10から取り外すのに用いられる。
即ちフィルムカートリッジ30は圧板36を取り外して
も、前記したようにギア34との係合関係を有してお
り、この為にフィルムカートリッジ30がカメラ本体1
0から容易に取り外せない場合があり、このような場合
は孔58にドライバー等の工具を差し込みフィルムカー
トリッジ30を容易に外すことが出来る。
【0010】次にカバー12の形状を図1並びに図4に
示した展開図に基づいて説明する。カバー12は印刷可
能なボール紙、薄いプラスチックシート等から形成され
ている。特にボール紙等の紙箱で本体10を被覆した場
合には、紙が防湿剤としての機能を有するので、後述す
るように防湿包装袋で全体を包装する場合に、包装工程
を厳密に防湿していなくても袋内を望ましい湿度まで低
減させる効果がある。図1で示すカバー12は図4で示
すシート60を組立てることによって形成される。シー
ト60を組立てると、図1に示すようにカメラ本体10
を密着して収納可能な矩形状カバー12が組立てられ
る。カバー12には撮影レンズ14が位置する円形状開
口部140、ファインダ16が位置する矩形状開口部1
60、シャッタレリーズボタン18が位置するシャッタ
レリーズボタン用開口部180、巻上操作ノブ20が位
置する開口部200が形成されている。またその裏面に
はファインダ16の接眼側が位置する開口部161、ま
たフィルムカートリッジ30の撮影コマ表示欄52が位
置する開口部520が形成されている。
【0011】カメラ本体10は前記の如く構成された紙
箱等によってカバーが密着して収納されることになる。
このようにして構成された紙箱入りカメラ本体10は図
5で示すような形状となる。次にカメラ本体10は、所
定の温湿度条件下で包装体70に挿入され、図6で示す
ように完全包装される。包装体70の層構造を図7に示
す。アルミニウム箔72がポリエチレン74、74から
成る基材76に挟持され、基材76の内側(カメラ側)
にはエバーフィルム78が形成される。このエバーフィ
ルム78は熱融着に利用される。また、基材76の外側
にはアンカーコート80を介して印刷インキ層82、ポ
リエステルフィルム84が形成される。
【0012】前記包装体70は、Al箔72を設けること
により防湿及び遮光機能を備えている。また、エバーフ
ィルム78を有しているのでその開放端を簡単に熱融着
によりシールすることが出来る。包装体70でレンズ付
きフィルムユニットを包装する場合には、前述したよう
にフィルムは所定の湿度条件下におかれることが要求さ
れ包装工程は、所定の温度・湿度下で作業されることが
望まれるが、レンズ付きフィルムユニットを紙箱で被覆
している場合には、ある程度紙箱が吸湿機能を果たすの
で、厳密な条件下での包装作業から解放されるという利
点がある。シール後は図6に示すように小売店での吊り
下げ用孔86、開封用切り込み88を形成する。開放端
は変形自在であり、店頭で重ねて並べる時には折曲げて
陳列できるので、フィルム箱のように沢山ならべて販売
でき、通常のカメラとは全く異なった販売方式を採るこ
とができる。
【0013】
【効果】以上説明したように本発明においては、カメラ
に未露光フィルムが予め装填されており、このカメラを
防湿性のフィルム包装体で包装したので、流通段階でフ
ィルムが湿気で悪化するようなことはない。また、未露
光フィルムを装填したカメラをフィルムと同様な形態で
店頭に展示できるので、簡便に販売ルートに載せること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラ本体とカバーとの斜視図、
【図2】カメラ本体の背面側から見た斜視図、
【図3】カメラ本体からフィルムを取り外した状態を示
す分解斜視図、
【図4】カバーの展開図、
【図5】フィルム包装体の斜視図、
【図6】包装後の形状を示すフィルム包装体の斜視図、
【図7】フィルム包装体の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 12 カバー 14 撮影レンズ 18 シャッタレリーズボタン 20 巻上ノブ 30 カートリッジ 70 包装体 72 Al箔 74 ポリエチレン 76 基材 80 エバーフィルム 82 印刷インキ層 84 ポリエステルフィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光付与機構とフィルム給送機構が設け
    られた本体に、前記露光付与機構を介して露光させるこ
    とができ、かつ前記フィルム給送機構により給送するこ
    とができるように未露光フィルムが予め装填され、前記
    本体は、防湿包装体により包装され、前記防湿包装体
    は、前記本体の長手方向両端部に平坦接合部を有し、少
    なくとも一方の平坦接合部には吊り下げ用の孔が形成さ
    れたことを特徴とする撮影可能なフィルム包装体。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項に記載したフィル
    ム包装体において、前記防湿性包装体は、少なくとも一
    方の平坦接合部の端縁に開封用切り込みを有するフィル
    ム包装体。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲第1項または第2項に記
    載したフィルム包装体において、前記防湿性包装体は、
    熱融着可能な材質からなり、前記平坦接合部は熱融着に
    より形成されることを特徴とするフィルム包装体。
JP5070464A 1993-03-29 1993-03-29 撮影可能なフィルム包装体 Expired - Fee Related JPH071380B2 (ja)

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JPS5182612A (en) * 1975-01-17 1976-07-20 Fuji Photo Film Co Ltd Kabaakokankanono kamera
JPS609158U (ja) * 1982-10-06 1985-01-22 日本電池株式会社 高圧ナトリウムランプ

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