JPH07137943A - 高剛性ケーブルの巻取装置 - Google Patents

高剛性ケーブルの巻取装置

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JPH07137943A
JPH07137943A JP28375793A JP28375793A JPH07137943A JP H07137943 A JPH07137943 A JP H07137943A JP 28375793 A JP28375793 A JP 28375793A JP 28375793 A JP28375793 A JP 28375793A JP H07137943 A JPH07137943 A JP H07137943A
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cable
storage body
rigidity cable
rigidity
storage
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JP28375793A
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English (en)
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Kenichi Nakatate
健一 中楯
Sadao Chigira
定雄 千吉良
Ryoichi Tonerikawa
亮一 舎川
Masayuki Otomo
眞幸 大友
Hideo Kawasaki
英雄 川崎
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Fujikura Ltd
Kandenko Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Kandenko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高剛性ケーブルを人力によらずに
自動的に巻き取ることができるとともに、必要に応じて
巻き取ったケーブルを自動的に送り出すことができる高
剛性ケーブルの巻取装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、高剛性ケーブル3を内周部に内巻
き収納可能な中空環状の収納体1と、この収納体1をそ
の周回りに回転自在に支持する架台フレーム11と、収
納体1の測方に延出する支持部材13と、この支持部材
13に取り付けられて高剛性ケーブルを収納体内周側に
案内するガイドローラ14と、前記ガイドローラ14を
介して高剛性ケーブル3を収納体1の内周側に押し込む
押込機構16と、前記収納体1に付設されて収納体1の
回転トルクを増大させてその空転を防止するトルク付加
機構18を具備してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管内観察装置用などと
して使用される高剛性ケーブルの巻取と送出を行う装置
に関するもので、人力によらない巻取作業と送出作業を
可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】送電線や電話線などのケーブルが収納さ
れた地中管路内の状況の調査あるいは点検を行う場合、
ファイバスコープやCCDカメラまたはマンドリルなど
の計測器具を使用し、これらの計測器具を地中管路内の
空管路部分に挿入して検査や点検を行っている。ところ
が、この方法では、空管路部分がなければ検査や点検が
できない問題がある。そこで、本発明者らは、空管路部
分に限定されずに管路内点検を可能とするために、既に
ケーブルの付設された管路内に挿入可能な高剛性を有
し、細径でかつ長尺管路に適用可能な高剛性ケーブルの
先端にカメラ装置を備えた点検用小型カメラ装置の開発
を進めている。
【0003】前記小型カメラ装置のケーブルは、既にケ
ーブルの付設された管路内に押し込まれる構成のため
に、既設ケーブルを押し分けて挿入可能な程度の高剛性
を有している。従ってこの高剛性ケーブルを巻き取るか
送り出す装置を開発することが必要になっている。前記
高剛性ケーブルを巻き取る場合に、通常のケーブル巻取
用ドラムを用いると、ドラムの外周に巻き付けた高剛性
ケーブルを常時器具などにより固定する必要があり、常
に高剛性ケーブルに張力をかけておかないとケーブルが
それ自身の剛性で弾けてドラムから外れてしまう問題が
ある。そこでこの種の高剛性ケーブルをドラムに巻き付
ける場合、ドラムの内周側にケーブルを押し込んでケー
ブルをドラムで外側から押さえつけておき、ドラムの横
側からケーブルを引き出す方式をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のドラ
ムを用いた巻取方式では、ドラムを単にモータなどで回
転させて巻き取ろうとしてもケーブルをドラム内に巻き
込むことができない問題がある。そこで従来では、人力
でケーブルをドラム内に押し込みながら巻き取る方法を
採用しているが、巻取作業に非常に大きな労力を必要と
している。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、高剛性ケーブルを人力によらずに自動的に巻き取
ることができるとともに、必要に応じて巻き取ったケー
ブルを自動的に送り出すことができる高剛性ケーブルの
巻取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記課題を解決するために、高剛性ケーブルを内周部に内
巻き収納可能な中空環状の収納体と、この収納体の中心
部に設けられた支持軸を支持して収納体をその周回りに
回転自在に支持する架台フレームと、この架台フレーム
に接続されて収納体の測方に延出する支持部材と、この
支持部材に取り付けられて高剛性ケーブルを収納体内周
側に案内するガイドローラと、前記ガイドローラを介し
て高剛性ケーブルを収納体内周側に押し込む押込機構
と、前記収納体に付設されて収納体の回転トルクを増大
させてその空転を防止するトルク付加機構を具備してな
るものである。
【0007】請求項2記載の発明は前記課題を解決する
ために、前記ガイドローラが収納体の側部外方に設けら
れ、ガイドローラの高剛性ケーブル案内方向が、収納体
の側面に傾斜する方向で収納体内側に向けられてなるも
のである。
【0008】請求項3記載の発明は前記課題を解決する
ために、高剛性ケーブルを内周部に内巻き収納可能な中
空環状の収納体と、この収納体の中心部に設けられた支
持軸を支持して収納体をその周回りに回転自在に支持す
る架台フレームと、この架台フレームに接続されて収納
体の測方に延出する支持部材と、この支持部材に取り付
けられて高剛性ケーブルを収納体内周側に案内するガイ
ドローラと、前記ガイドローラを介して高剛性ケーブル
を収納体内周側に押し込む押込機構と、前記収納体に付
設されて収納体の回転を高剛性ケーブルの出し入れに応
じて回転させる駆動機構を具備してなるものである。
【0009】
【作用】高剛性ケーブルを押込機構でガイドローラを介
して収納体内に順次送り込むことで、収納体は回転しな
がら高剛性ケーブルをその内周側に取り込む。そして、
収納体の内周部に高剛性ケーブルを巻き取るので、巻き
取った高剛性ケーブルは外周側から収納体で抑えられる
結果、高剛性のケーブルであっても収納体からはみ出す
ことなく収納可能になる。また、押込機構によりガイド
ローラを介して高剛性ケーブルを収納体内部に自動的に
押し込むことができるので、人力によらずに自動的に高
剛性ケーブルの収納が完了する。また、トルク付加機構
により収納体の空回りが抑制されるので、収納時の空回
りにより収納体内の高剛性ケーブルに曲げなどの余計な
負荷が作用しない。
【0010】ガイドローラを収納体の側部外方に設け、
ガイドローラによる高剛性ケーブルの導入方向を収納体
の側面側から斜め方向にして収納体内側に向けると、高
剛性ケーブルでも円滑に収納体内周面に沿わせつつ収納
体内周面に収納できる。更に、収納体の空回りを防止す
るために、高剛性ケーブルの挿入により回転する収納体
をモータなどの駆動機構で回転制御しつつ回転させるこ
とで、高剛性ケーブルの挿入時の収納体の空回りを抑制
する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る巻取装置の一実施例を
示すもので、この実施例の装置は、中空かつ環状の収納
体1と、この収納体1を回転自在に支持する架台フレー
ム11と、この収納体1の側部側に設けられて高剛性ケ
ーブル3を案内するガイドローラ14と前記ガイドロー
ラ14に高剛性ケーブル3を送り込む押込機構16を主
体として構成されている。
【0012】前記収納体1は、同軸配置された円環状の
外周部フレーム6と内周部フレーム7、7をそれらの周
回りの複数箇所でU字状の支持枠8・・・で連結して環
状に構成されている。また、U字状の支持枠8・・・
は、それらの内面の底部を各々収納体1の中心部に向け
て配置され、支持枠8の底部で外周部フレーム6に接続
し、支持枠8の両端部で内周部フレーム7、7に接続し
て設けられ、収納体1の内周部に後述の如く押し込まれ
た高剛性ケーブル3を支持枠8で外周側から抑え込むこ
とができるようになっている。更に、前記収納体1の中
心部には、支持軸9が設けられ、この支持軸9と一方の
内周部フレーム7とが複数のスポーク10で連結されて
いる。次に、収納体1の下部側には、側面三角型の架台
フレーム11が設けられ、この架台フレーム11の上部
に設けられた軸受部12が前記支持軸9を回転自在に支
持することで収納体1がその周回りに回転自在に支持さ
れている。
【0013】また、前記軸受部12には、収納体1の一
方の側部側(スポーク10が設けられていない側の側部
側)に突出した支持プレート13が設けられ、支持プレ
ート13の上部にはガイドローラ14が設けられてい
る。このガイドローラ14は、その内側に後述の高剛性
ケーブル3を挿通できるように構成され、支持プレート
13の上部において図2に示すように収納体1の側面に
対して収納体1の外部から所定角度の傾斜状態で高剛性
ケーブル3を引き込むことができるようになっている。
前記ガイドローラ14の前方側、即ち、ガイドローラ1
4と収納体1の間には、案内筒17が設けられ、前記ガ
イドローラ14を通過した高剛性ケーブル3を案内でき
るようになっている。更に、ガイドローラ14の後方側
には、タイヤ状の回転部材15、15を上下一対回転自
在に設けて構成され、高剛性ケーブル3を前記ガイドロ
ーラ13に送るための押込機構16が設けられている。
なお、回転部材15、15の間の間隙は調整自在に構成
されていて、回転部材15、15間の間隙の大きさを変
更することができるように構成されている。
【0014】一方、前記収納体1の下部側で架台フレー
ム11の測方側には収納体1の外周部に当接して収納体
1の回転を抑制し、収納体1の空回りを防止するトルク
付加機構18が設けられている。このトルク負荷機構1
8は回転抵抗の大きな回転車輪からなるものであり、こ
の回転車輪を収納体1の外周部に当接させておくこと
で、収納体1の回転トルクを増大させるものである。な
お、収納体1の回転トルクは、高剛性ケーブル3を収納
体1に後述の如く押し込み、高剛性ケーブル3と回転体
1との摩擦により収納体1を回転させている際に、収納
体1の空回りを防止できる程度の大きさに設定されるも
のとする。
【0015】次に前記構成の巻取装置Aの使用方法につ
いて説明する。前記巻取装置1により巻き取る高剛性ケ
ーブル3とは、樹脂などからなる外被の内部に弾性部
材、光ファイバ、導電線、フレキシブル配管などを挿入
して構成された剛性の高いものなどであり、ドラムなど
の外周部に強制的に巻き付けた場合に巻き付け力を解除
するとそれ自身の有する剛性により反り返ってドラムか
ら外れてしまうものである。なお、この高剛性ケーブル
3として、金属製のケーブルや樹脂と金属との複合ケー
ブルなどを用いることもできる。
【0016】この高剛性ケーブル3を前記巻取装置1に
巻き取るには、まず、高剛性ケーブル3の一端部を押込
機構16の回転部材15、15で挟んだ状態で回転部材
15を回転させることにより高剛性ケーブル3をガイド
ローラ14側に移動させる。次に、ガイドローラ14と
案内筒17を通過させた高剛性ケーブル3を収納体1の
側面側から収納体1の内部側に引き込み、収納体1の内
周面に沿って高剛性ケーブル3を下方側に湾曲させなが
ら押し込んでゆく。この際に収納体1は、高剛性ケーブ
ル3との摩擦により自然に回転するが、収納体1にトル
ク付加機構18が付設されているので、収納体1を空回
りさせることなく高剛性ケーブル3を引き込むことがで
きる。よって空回りに起因する無用な曲げなどの不要な
力を高剛性ケーブル3に作用させることがない。また、
この押し込みの際に、高剛性ケーブル3を収納体1の側
面側から図2に示すような角度で斜め方向から押し込む
ので、収納体1を構成する支持プレート8の凹部側にス
ムーズに高剛性ケーブル3を押し込むことができる。収
納体1に押し込まれた高剛性ケーブル3は収納体1の支
持プレート8・・・により外周側から抑え付けられるの
で、高剛性ケーブル3が収納体1から外れることはな
い。
【0017】また、高剛性ケーブル3を巻取装置1から
取り出すには、前記回転部材15、15を図1(a)に
示す回転方向と反対方向に回転させる。これにより高剛
性ケーブル3が収納体1の内部側から引き出されてガイ
ドローラ15、15の間を通過するので、高剛性ケーブ
ル3を送り出すことができる。また、この取り出しの際
に、収納体1がトルク付加機構18で空回り防止されて
いるために、収納体1を空回りさせることなく高剛性ケ
ーブル3をスムーズに取り出すことができる。よって高
剛性ケーブル引き出しの際に、高剛性ケーブル3に無理
な曲げ力などを作用させることがない。
【0018】図3(a)は、先に説明した押込機構16
の他の構造例を示すもので、この例の押込機構20は、
鼓状の一対の回転部材21、21の回転により高剛性ケ
ーブル3を挟持しつつ送り出すことができるようなって
いる。このような鼓状の回転部材21、21であれば、
それらの間に挟まれて搬送される高剛性ケーブル3が回
転部材21、21の間から外れにくい特徴がある。図3
(b)は、先に説明した押込機構16の別の構造例を示
すもので、この例の押込機構22は、シャフト23に回
転部材25が、シャフト24に回転部材26がそれぞれ
挿通され、高剛性ケーブル3を回転部材25、26で挟
持できるようになっている。また、シャフト23にフラ
ンジ板27が、シャフト24にフランジ板28がそれぞ
れ取り付けられ、フランジ板27、28で高剛性ケーブ
ル3の外れを防止できるようになっている。この例の構
造においても回転部材25、26の回転により高剛性ケ
ーブル3を搬送することができる。
【0019】なお、前記構成の装置において、回転部材
を回転駆動するモータとして電動あるいは油圧モータを
用いることが好ましい。また、回転部材を移動自在に設
け、必要に応じて回転部材の間の間隔を広げてそれらの
間に存在する高剛性ケーブル3を外せるようにすること
が好ましい。更に、前記各回転部材の近傍に光電スイッ
チを取り付け、高剛性ケーブル3の先端の接近を検知し
て先端部を巻き込んでしまうことがないようにすること
が好ましい。ところで、収納体1に付設したトルク負荷
機構18に代えて、収納体1の回転駆動用の電動モータ
あるいは油圧モータを設け、これらのモータの回転数を
制御して収納体1の空回りを防止するようにすることも
できる。この場合においても、高剛性ケーブル3の収納
時に高剛性ケーブル3に付加されるおそれのある曲げ応
力付加を阻止することができ、高剛性ケーブル3の損傷
を防止できる。
【0020】次に図4は、巻取装置1と高剛性ケーブル
3が組み込まれる点検用小型カメラ装置の一例を示すも
のである。この例の構成では、高剛性ケーブル3の先端
部にカメラヘッド30が取り付けられ、高剛性ケーブル
3の後端部にカメラヘッド30から得られる画像処理な
どを行うためのモニタ装置31が接続されている。前記
高剛性ケーブル3の内部には、カメラヘッド30に接続
される配線や配管などが収納され、高剛性ケーブル3の
後端部から出されたこれらの配線や配管が巻取装置1の
中心の支持軸部分に設けられたロータリージョイント3
2を介して引き出され、モニタ装置31に接続されてい
る。前記モニタ装置31はこの例ではTVモニタ33と
画像記録装置(VTR)34とクリーニング制御装置3
5と光源36とを具備してなり、クリーニング装置35
に接続された水槽37から配管を通してカメラヘッド3
0の先端面を洗浄できるようになっている。また、光源
36から出射した光を高剛性ケーブル3内に配した光フ
ァイバを介してカメラヘッド30から照射できるように
なっている。なお、この例においては高剛性ケーブル3
の内部に光ファイバと給水管と電源ケーブルなどを設け
るので、前記ロータリージョイント32には電源と光と
高圧水のためのそれぞれ専用のロータリージョイント部
分を設けるものとする。なおまた、図中符号42はカメ
ラコントローラを示している。
【0021】前記の構成の装置においては、図4に示す
ようにマンホール40から検査用の管路41内に高剛性
ケーブル3を挿入することで管路内の検査や点検を行う
ことができる。その際に、管路41の長さに応じて必要
長さの高剛性ケーブル3を送り出す必要を生じるので、
前記巻取装置1から高剛性ケーブル3を送り出すことに
より長い管路41の検査や点検も容易に行うことができ
る。また、高剛性ケーブル3を用いるので、配線や配管
がなされて隙間の小さな管路41であってもカメラヘッ
ド30を管路41内に押し込むことができる。更に、前
記押込作業の間にカメラヘッド30が汚れた場合であっ
ても水槽37から配管を通してカメラヘッド30の先端
に水を供給することで、カメラヘッド30の汚れを除去
できる。この例の装置においては、巻取装置1の巻き取
り能力と送り出し能力を有効に利用して管路41内の点
検や検査を行うことができる。そして、カメラヘッド3
0として優秀なものを用いるならば、200m程度の伝
送距離でも鮮明な画像をえることができ、このような長
さの管路でも検査や点検ができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、高剛性ケ
ーブルを押込機構でガイドローラを介して収納体内に順
次送り込むことで、収納体を回転させながら高剛性ケー
ブルをその内周側に取り込むことができる。そして、収
納体の内周部に高剛性ケーブルを巻き取るので、巻き取
った高剛性ケーブルを外周側から収納体で抑えることが
できる結果、高剛性のケーブルであっても収納体から外
れ出すことなく納まり良く収納することができる。ま
た、押込機構によりガイドローラを介して高剛性ケーブ
ルを収納体内部に自動的に押し込むことができるので、
人力によらずに自動的に高剛性ケーブルの巻き取りが完
了する。
【0023】更に、トルク付加機構により収納体の空回
りを抑制できるので、収納時の空回りにより収納時に高
剛性ケーブルに曲げなどの応力を作用させることなく巻
き取りすることができ、高剛性ケーブルに損傷を与える
ことなく巻き取り作業ができる。なお、押込機構を反転
させて高剛性ケーブルを引き出すようにするならば、収
納体内部からガイドローラを介して高剛性ケーブルを引
き出すことができ、収納された高剛性ケーブルの引き出
しを自動的に行うことができる。
【0024】次に、ガイドローラを収納体の側部外方に
設け、ガイドローラによる高剛性ケーブルの導入方向を
収納体の側面側から斜め方向にするならば、高剛性ケー
ブルを収納体の側面側から斜めに円滑に収納体内周面に
沿わせつつ湾曲させて収納できる。よって高剛性ケーブ
ルの収納時の抵抗を少なくすることができ、収納時に高
剛性ケーブルに曲げなどの不要な力を与えるおそれがな
い。更に、収納体の空回りを防止するために、高剛性ケ
ーブルの挿入により回転する収納体をモータなどの駆動
装置で回転制御しつつ回転駆動することで、高剛性ケー
ブルの挿入時の収納体の空回りを抑制し、高剛性ケーブ
ルの収納時にケーブルに付加されるおそれのある曲げ応
力付加を阻止することができ、高剛性ケーブルの損傷を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る巻取装置の一実施例を示
す側面図、(b)は図1(a)に示す巻取装置の一部断
面図である。
【図2】図1(a)に示す巻取装置の一部平面図であ
る。
【図3】(a)は前記巻取装置に設けられる押込機構の
第1の例を示す側面図、(b)は前記巻取装置に設けら
れる押込機構の第2の例を示す側面図である。
【図4】前記巻取装置が組み込まれる管路内検査装置の
一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 巻取装置、 3 高剛
性ケーブル、6 外周部フレーム、 7
内周部フレーム、8 支持枠、
9 支持軸、11 架台フレー
ム、 13 支持部材、14 ガイ
ドローラ、15 回転部材、 16
押込機構、18 トルク付加装置、
20、22 押込機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舎川 亮一 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 大友 眞幸 東京都港区芝浦4丁目8番33号 株式会社 関電工内 (72)発明者 川崎 英雄 東京都港区芝浦4丁目8番33号 株式会社 関電工内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高剛性ケーブルを内周部に内巻き収納可
    能な中空環状の収納体と、この収納体の中心部に設けら
    れた支持軸を支持して収納体をその周回りに回転自在に
    支持する架台フレームと、この架台フレームに接続され
    て収納体の測方に延出する支持部材と、この支持部材に
    取り付けられて高剛性ケーブルを収納体内周側に案内す
    るガイドローラと、前記ガイドローラを介して高剛性ケ
    ーブルを収納体内周側に押し込む押込機構と、前記収納
    体に付設されて収納体の回転トルクを増大させてその空
    転を防止するトルク付加機構を具備してなることを特徴
    とする高剛性ケーブルの巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドローラが収納体の側部外方に
    設けられ、ガイドローラの高剛性ケーブル案内方向が、
    収納体の側面に傾斜する方向で収納体内側にに向けられ
    てなることを特徴とする請求項1記載の高剛性ケーブル
    の巻取装置。
  3. 【請求項3】 高剛性ケーブルを内周部に内巻き収納可
    能な中空環状の収納体と、この収納体の中心部に設けら
    れた支持軸を支持して収納体をその周回りに回転自在に
    支持する架台フレームと、この架台フレームに接続され
    て収納体の測方に延出する支持部材と、この支持部材に
    取り付けられて高剛性ケーブルを収納体内周側に案内す
    るガイドローラと、前記ガイドローラを介して高剛性ケ
    ーブルを収納体内周側に押し込む押込機構と、前記収納
    体に付設されて収納体の回転を高剛性ケーブルの出し入
    れに応じて回転させる駆動機構を具備してなることを特
    徴とする高剛性ケーブルの巻取装置。
JP28375793A 1993-11-12 1993-11-12 高剛性ケーブルの巻取装置 Pending JPH07137943A (ja)

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Cited By (3)

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