JPH07137235A - 印刷シリンダ洗浄装置の紙粉除去装置 - Google Patents

印刷シリンダ洗浄装置の紙粉除去装置

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JPH07137235A
JPH07137235A JP28655693A JP28655693A JPH07137235A JP H07137235 A JPH07137235 A JP H07137235A JP 28655693 A JP28655693 A JP 28655693A JP 28655693 A JP28655693 A JP 28655693A JP H07137235 A JPH07137235 A JP H07137235A
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JP
Japan
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cleaning
washing
printing
cylinder
ejector
Prior art date
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Pending
Application number
JP28655693A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kumaki
恒夫 熊木
Shozo Inuyama
昭三 犬山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JPE Co Ltd
Original Assignee
JPE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄ヘッドのスリットが紙粉の為閉塞して、
洗浄不能になることがない印刷機の印刷シリンダー洗浄
装置の紙粉除去装置を提供する。 【構成】 印刷機の印刷シリンダの中心軸(2)と平行
に配置されて全幅長にわたって接離可能な洗浄ヘッド
(3)を、回転中の該印刷シリンダ(1)の表面に押し
付け、該洗浄ヘッド(3)は洗浄液を供給し洗浄を行う
ための洗浄部材(13)と洗浄廃液を掻き取るためのリ
ップ(14)と洗浄廃液を排出するためのスリット(1
5、16)を備えた印刷シリンダ洗浄装置において、洗
浄ヘッド(3)の出口にエジェクタ(27)を設け、該
エジェクタ(27)の排気側に紙粉捕集箱(30)を設
け、該エジェクタ(27)には圧縮空気配管(28)を
介して、圧縮空気を一定時間供給し、スリット(5)に
堆積した紙粉を除去することを特徴とする紙粉除去装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷機のブ
ランケット胴、圧胴等の各種印刷シリンダの洗浄装置に
おいて、堆積した紙粉の除去に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機による印刷に際して、
印刷シリンダの表面に、インキ、紙粉、パウダー、塵埃
などの異物が付着することがある。この様な異物は印刷
物の品質を劣化する恐れがあり、高い品質を維持するた
めには、印刷作業準備中または運転中に印刷シリンダ表
面を時々洗浄して、該表面に付着している上述の異物を
除去する必要がある。そして、印刷作業終了後は、付着
しているインキを完全に除去するため、印刷シリンダ表
面を完全に洗浄しなければならない。このため、本出願
人は先に特願平5−255401号において、洗浄ヘッ
ド方式による印刷シリンダ洗浄装置を提案した。
【0003】上述の特願平5−255401号自体は有
効なものであるが、しかし、使用する印刷紙の品質が悪
く、印刷時に紙粉が特に多く発生する場合には、スリッ
トに紙粉が堆積してスリットが閉塞し洗浄不能になると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来
技術の問題点に鑑みて提案されたもので、紙粉がスリッ
トを閉塞して洗浄不能になることがない印刷シリンダ洗
浄装置の紙粉除去装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、印刷シ
リンダの中心軸と平行に配置されて該印刷シリンダの全
幅長に亘って接離可能な洗浄ヘッドに、洗浄液を供給し
洗浄を行うための洗浄部材、洗浄廃液を掻き取るための
リップ、洗浄廃液を排出するためのスリット及び風箱よ
り構成される洗浄ヘッドを備えた印刷シリンダ洗浄装置
において、前記洗浄ヘッドの出口にエジェクタを設け、
該エジェクタの排気側に紙粉捕集箱を設け、該エジェク
タに圧縮空気配管を接続している。
【0006】更に、本発明によれば、圧縮空気配管の途
中に、空気溜りを設けている。
【0007】
【作用】洗浄装置の洗浄ヘッドが、印刷シリンダに接触
すると、印刷シリンダの表面に付着したインキ、紙粉、
塵埃、パウダー等の異物は、洗浄ケースの前部に装着さ
れた洗浄部材との間に導入される。一方、洗浄部材に
は、洗浄液供給装置から洗浄液が供給されており、ここ
で洗浄が行われる。洗浄は、先ず洗浄ケースの前部で行
われ、次いで、この洗浄によって得られた異物を含む洗
浄廃液は、後部のリップによって掻き取られ、洗浄ケー
スの上部に開口した吸気口から送り込まれる流入空気に
よって上部スリットを通って風箱に送られる。一方、リ
ップで掻き取られて印刷シリンダの切欠部の前縁部に残
った洗浄廃液の一部は、リップが印刷シリンダ切欠部を
通過する際には、切欠部を通じて送り込まれる空気の流
れによって、下部スリットを通って風箱に送られる。か
くて、風箱に集められた洗浄廃液は、真空装置によって
吸引される。
【0008】上記の過程において、洗浄ヘッドが印刷シ
リンダに接触して、洗浄が開始される最初の段階で、殆
どの紙粉は、印刷シリンダ表面から剥ぎ取られ、洗浄部
材との間に導入され、上部スリットの入口に送られる
が、紙粉が多い場合には、上述の上部スリットの入口で
堆積し、スリットが閉塞すると、この時、洗浄ヘッド出
口に配置されたエジェクタに圧縮空気を送ると、スリッ
トの前部と後部の両側で発生する空気圧力差、所謂エジ
ェクタ効果により閉塞した紙粉は除去されエジェクタ配
管を通って紙粉捕集箱に集められる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1ないし図4において、印刷シリンダ1
の中心軸2と平行に洗浄ヘッド3が印刷シリンダ1の表
面に全幅長にわたり接離自在に設けられている。両側の
印刷機本体フレーム4に固着されたブラケット5上に
は、圧縮空気によって作動するエヤーシリンダ6が夫々
取付けられ、該エヤーシリンダ6はガセット7を介して
洗浄ヘッド3を印刷シリンダ1の表面に接離するように
なっており、印刷シリンダ1の表面への接触圧は図示し
ない調節装置によって適宜に調節が可能である。その洗
浄ヘッド3は、上部に吸気口8を持つ洗浄ケース9と風
箱10より概略構成される。洗浄ケース9は、内部を印
刷シリンダ1の回転方向について前部11と後部12に
仕切られ、前部11にはスポンジ等で構成された洗浄部
材13が装着或いは収納され、後部12には硬質ゴムの
ような弾性部材から構成されるリップ14が装着されて
いる。リップ14と前部11の間、後部12の下方に
は、適当な隙間を持つ上部スリット15及び下部スリッ
ト16が夫々形成され、何れも該風箱10に連通されて
いる。また、下部スリット16の下方には、下方からの
空気の流入を防ぐための下部リップ17が、押え金具1
7aにより調節可能に取り付けられている。また、洗浄
ケース9の上部には、洗浄液供給口18が設けられ、図
示しない洗浄液供給装置から送られた洗浄液は、該洗浄
液供給口18を介して、供給ノズル19より洗浄部材1
3に供給される。かくて、印刷シリンダ1の表面に付着
して、洗浄ヘッド3に導入されたインキや紙粉やパウダ
ー等の異物は、この洗浄液によって洗浄される。一方、
上部スリット15及び下部スリット16を介して該風箱
10内に集められた空気は、片側の排気口20より真空
装置21(図5)によって吸引されるようになってい
る。
【0011】次に、図5により紙粉除去装置の実施例に
ついて説明する。上記の真空装置21はサイクロン2
2、ブロア23、サイクロン入口配管24及びサイクロ
ン出口配管25等より構成される。洗浄ヘッド3の出口
下側には、エジェクタ配管26を介してエジェクタ27
が付設され、該エジェクタ27の排気側には、紙粉捕集
箱30が設けられている。また、エジェクタ27には、
配管28を介して、圧縮空気源すなわち図示しないエア
コンプレッサが接続されている。そして、その配管28
の途中には空気溜り29が設けられる。図中31はフィ
ルタ、32は電磁弁である。
【0012】次に、紙粉除去装置の動作について説明す
る。回転中の印刷シリンダ1に洗浄ヘッド3を押し付け
洗浄が始まると、僅かの時間(約1秒)で、紙粉は上部
スリット15に達し、該上部スリット15が閉塞する。
この瞬間、エジェクタ27に圧縮空気を送ると、エジェ
クタ27が作動し、エジェクタ効果により、閉塞した紙
粉は除去され、捕集箱30に集められる。例えば洗浄開
始約1秒後(タイマー設定)に配管28の途中に設けた
電磁弁32を開にし、開状態を約5秒(タイマー設定)
持続させてから、閉にするインターロックを取ることに
なる。洗浄装置は、通常数ユニットが同時に行われるた
め、エジェクタ27への圧縮空気の供給速度は大きくな
るが、エジェクタ27の作動時間は、通常は約5秒であ
るため、圧縮空気配管28の途中に、空気溜り29を設
けることにより、圧縮空気の供給速度を大巾に節減で
き、コンプレッサーの要領を削減できる。
【0013】実施例では、エジェクタ27の位置を洗浄
ヘッド3の出口下側としたが、洗浄ヘッド3の幅長が長
い場合等はヘッド3の全幅に数箇所設けてもよい。ま
た、エジェクタ27の排気をサイクロン22の近くの入
口配管24に戻すためのバイパス回路の配管を設け、紙
粉捕集箱30を省略してもよい。
【0014】
【発明の効果】紙粉の多い異物が付着した印刷シリンダ
の洗浄方式に極めて効果的なこの種の洗浄ヘッド方式の
洗浄装置に、スリットに堆積した紙粉を除去するための
紙粉除去装置を使用する事により大きな効果が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される印刷シリンダ洗浄装置の一
例を示す平面図。
【図2】図1の立面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図3の洗浄ヘッド部の拡大断面図。
【図5】本発明の一実施例を示す模式図。
【符号の説明】
1・・・印刷シリンダ 2・・・中心軸 3・・・洗浄ヘッド 4・・・印刷機本体フレーム 5・・・ブラケット 6・・・エヤーシリンダ 7・・・ガセット 8・・・吸気口 9・・・洗浄ケース 10・・・風箱 11・・・前部 12・・・後部 13・・・洗浄部材 14・・・リップ 15・・・上部スリット 16・・・下部スリット 17・・・下部リップ 18・・・洗浄液供給口 19・・・供給ノズル 20・・・排出口 21・・・真空装置 22・・・サイクロン 23・・・ブロア 24・・・サイクロン入口配管 25・・・サイクロン出口配管 26・・・エジェクタ配管 27・・・エジェクタ 28・・・圧縮空気配管 29・・・空気溜り 30・・・紙粉捕集箱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷シリンダの中心軸と平行に配置され
    て該印刷シリンダの全幅長に亘って接離可能な洗浄ヘッ
    ドに、洗浄液を供給し洗浄を行うための洗浄部材、洗浄
    廃液を掻き取るためのリップ、洗浄廃液を排出するため
    のスリット及び風箱より構成される洗浄ヘッドを備えた
    印刷シリンダ洗浄装置において、前記洗浄ヘッドの出口
    にエジェクタを設け、該エジェクタの排気側に紙粉捕集
    箱を設け、該エジェクタに圧縮空気配管を接続したこと
    を特徴とする印刷シリンダ洗浄装置の紙粉除去装置。
  2. 【請求項2】 圧縮空気配管の途中に、空気溜りを設け
    たことを特徴とする請求項1記載の印刷機の印刷シリン
    ダ洗浄装置の紙粉除去装置。
JP28655693A 1993-11-16 1993-11-16 印刷シリンダ洗浄装置の紙粉除去装置 Pending JPH07137235A (ja)

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JP28655693A JPH07137235A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 印刷シリンダ洗浄装置の紙粉除去装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP28655693A JPH07137235A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 印刷シリンダ洗浄装置の紙粉除去装置

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JPH07137235A true JPH07137235A (ja) 1995-05-30

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ID=17705945

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28655693A Pending JPH07137235A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 印刷シリンダ洗浄装置の紙粉除去装置

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JP (1) JPH07137235A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080699A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Toppan Printing Co Ltd 印刷装置及びその洗浄方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080699A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Toppan Printing Co Ltd 印刷装置及びその洗浄方法

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