JPH07137229A - 液圧転写装置における転写フィルムの皺防止方法及びその装置 - Google Patents
液圧転写装置における転写フィルムの皺防止方法及びその装置Info
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Abstract
めくれたり、転写フィルムに皺の寄らないようにして良
好な転写を可能とする。 【構成】 転写フィルムFを転写槽2内で、その転写液
として水Wの水面上に浮遊状態として膨潤させ、その
後、当該転写フィルムFの表面の転写インクに被転写物
38を押圧させて転写する液圧転写装置1において、前
記転写槽2内の水面上に浮遊状態とされた転写フィルム
Fの下方となる水中に気泡Aを吐出させ、前記転写フィ
ルムFの幅方向の両側縁部を前記気泡Aにより浮き上が
らせる。
Description
の液面上に浮かせて膨潤させた後、その転写フィルムの
インク面に被転写物を押圧させて転写する液圧転写装置
に関し、その液圧転写装置における転写フィルムの皺防
止方法及びその装置に関する。
石、木目等の図柄を印刷する手法として、液圧転写手法
がある。この液圧転写手法は、水などの液体を貯留した
液圧転写装置の転写槽内の液面上で浮遊状態となるよう
に、転写インクを塗着した転写フィルムをインク面を上
向きにして供給して、その転写フィルムを膨潤させ、そ
の後、この転写フィルムの上面側のインク面に被転写物
を押し付けて液圧により転写を行うものである。
の一方の表面に転写インクで所定の図柄を描いて成るイ
ンク面を形成した転写フィルムが用いられる。そしてこ
のような転写フィルムの前記担持シートとしては、転写
前にあっては、転写インクを強固に保持し、転写時にあ
っては良好な転写がなされるように図柄を幾分拡張し、
また容易に転写インクから離脱できるようにすることを
考慮して、例えば水溶性フィルムが一例として用いられ
る。
ィルムは着水後の伸びが一様でないため、水面の抵抗に
バラツキが生じ、これが原因となって転写フィルムに皺
を生じさせる場合がある。すなわち転写フィルムの中央
に比べて両側縁部では転写フィルムの伸びが累積する結
果、加速度的に大きくなり、水面での抵抗が最大となっ
て転写フィルムに皺を生じさせるのである。この皺は、
転写フィルムがすでに活性化されていれば転写インク同
士で接着してしまう事態を招来することとなり、また未
だ活性化されていないときには転写インクの割れとなっ
て、その後に転写インクを活性化させてもその割れが筋
として模様の欠陥となってしまう事態を招来するもので
ある。本発明はこのような問題に着目したものであり、
転写槽の液面上で膨潤される転写フィルムがめくれた
り、転写フィルムに皺の寄らないようにして良好な転写
を可能とすることを目的とする。
発明たる液圧転写装置における転写フィルムの皺防止方
法は、転写フィルムを転写槽内でその転写液の液面上に
浮遊状態として膨潤させ、その後、当該転写フィルムの
表面の転写インクに被転写物を押圧させて転写する液圧
転写装置において、前記転写槽内の液面上に浮遊状態と
された転写フィルムの下方となる転写液中に気泡を吐出
させ、前記転写フィルムの幅方向の両側縁部を前記気泡
により浮き上がらせることを特徴として成るものであ
る。
における転写フィルムの皺防止方法は、前記要件に加
え、前記転写フィルムの幅方向の両側縁部を前記気泡に
より浮き上がらせると同時に前記転写フィルムの幅方向
中央部の表面側に風を吹き付けることを特徴として成る
ものである。
装置における転写フィルムの皺防止装置は、転写フィル
ムを転写槽内でその転写液の液面上に浮遊状態として膨
潤させ、当該転写フィルムの表面の転写インクに被転写
物を押圧させて転写する液圧転写装置において、前記転
写槽内の液面上に浮遊状態とされた転写フィルムの下方
に、前記転写フィルムの幅方向の両側縁部に向けて気泡
を送り出す気泡ノズルを設置したことを特徴として成る
ものである。
装置における転写フィルムの皺防止装置は、前記請求項
3記載の要件に加え、前記転写フィルムの幅方向中央部
の表面側に向けて風を吹き付ける送風装置を設置したこ
とを特徴として成るものである。
装置における転写フィルムの皺防止装置は、前記請求項
3または4記載の要件に加え、前記気泡ノズルに対応し
て前記転写フィルムの両側縁部上方となる位置に飛沫処
理装置を設置したことを特徴として成るものである。
装置における転写フィルムの皺防止装置は、前記請求項
3、4または5記載の要件に加え、前記気泡のノズル
を、前記転写フィルムの両側縁部に対応するようにそれ
ぞれ別個に設置するとともに、これらの気泡ノズルのそ
れぞれに空気を供給する空気管路を前記転写槽の一方の
側方に引き出し、この空気管路に対して気泡供給装置に
おける操作部を設置したことを特徴として成るものであ
る。これら発明により前記目的を達成しようとするもの
である。
液面上に浮遊状態とされた転写フィルムの幅方向の両側
縁部が気泡により浮き上がることにより、転写フィルム
の膨潤による伸長が液面抵抗によって妨げられることが
なくなり、転写フィルムに皺は生ぜず、良好な転写が可
能となる。
記気泡による転写フィルムの幅方向両側縁部の浮き上が
りに加えて、更に転写フィルムの幅方向中央部の表面側
に同時に風を吹き付けるので、転写フィルムはその中央
が低く、両側縁部が高い状態となり、転写フィルムの下
面側の気泡を確実に転写フィルムの外側に排出すること
ができるとともに、気泡で上方に膨らんでいる転写フィ
ルムの部位に風が当たり、転写フィルムを外側に押しや
り、転写フィルムの伸展力を逃がすことができる。
に対応して前記転写フィルムの両側縁部上方となる位置
に飛沫処理装置を設置してあるので、転写フィルムの両
側縁部を浮上させて転写フィルムの下面側から両側縁部
近傍を経て排出される気泡の破裂による飛沫が転写フィ
ルムのインク面である上面に付着することが防止され、
ピンホールや柄抜け等の無い良好な転写が可能となる。
ムの両側縁部を浮上させるための気泡ノズルのそれぞれ
に空気管路で空気を供給することとし、この空気管路を
転写槽の一方の側方に引き出し、この空気管路に対して
気泡供給装置における操作部を設置してあるので、転写
フィルムの両側縁部の浮上状況等に応じて適宜空気流
量、流速、供給タイミング、気泡ノズルの位置等の調整
をすることが可能となり、これら調整作業の作業性も良
好となる。
に説明する。図2において、符号1は液圧転写装置を示
し、2は転写槽、3は転写フィルム供給装置、4は被転
写物搬送装置である。転写槽2の内部には転写液の一例
である水Wが貯留されており、水Wは循環管路5を経て
ポンプ6により矢印方向に循環され、転写槽2内の液面
が平らで波が生じないように、水Wはゆっくり流れるよ
うになっている。転写フィルム供給装置3は、ロール巻
きされた転写フィルムFから成るフィルムロール11
と、フィルムロール11から引き出された転写フィルム
Fを加熱するヒートロール12と、転写フィルムFに引
出力を与える引出ロール13とが設置されており、前記
ヒートロール12と引出ロール13との間には転写フィ
ルムFの転写インクに所要の活性剤Kを塗着するローラ
コータ14が設置されている。
ギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール樹脂等から成
る水溶性フィルムを担持シートとするものであり、この
担持シートの一方の表面には転写インクによる所要の模
様(転写パターン)があらかじめ乾燥状態に塗着された
インク面Pに形成されている。なお担持シートとして、
他の液体に反応し、溶解する性質のフィルムを使用した
場合には、転写液は当然当該液体とする。そしてこの転
写フィルムFは、フィルムロール11から引き出され、
ヒートロール12を経由した後、そのインク面Pにロー
ラコータ14により所要の活性剤Kが塗着される。
面Pに塗着された乾燥状態の転写インクに粘着性を付与
して活性化するもので、溶剤成分、樹脂成分、体質顔料
等の混合物であり、またはシンナー等溶剤成分のみから
成るものであってもよい。このような活性剤Kがローラ
コータ14によりインク面Pに塗着された後、前記転写
フィルムFは引出ロール13を経由して、そのインク面
Pを上向きとした状態でシュート16上を経て転写槽2
内の液面上に移送される。この転写槽2の液面上に達し
た前記転写フィルムFは、液面上で浮遊状態となり、転
写槽2の水Wによる膨潤を開始し、徐々に拡大する。同
時にこの転写槽2の液面上で浮遊状態とされた前記転写
フィルムFは、この転写槽2の液面における水流と転写
槽2内の両側に設置されたガイドチェーン15等により
順次下流側に移送される。
液面に達した後、転写フィルムFの拡大が概ね完了する
までの間の転写槽2の領域を着水部Rという。そしてこ
のような着水部Rにおいて、本願発明に係る転写フィル
ムFの皺防止装置である気泡供給装置30が設置されて
いる。この気泡供給装置30は、シュート16から供給
されて転写槽2の水Wに着水した転写フィルムFが膨潤
して広がってゆく場合に、転写フィルムFの両側縁部の
めくれや皺の発生を防止するものである。また気泡供給
装置30は、水W中で前記転写フィルムFの両側縁部の
それぞれの直下ないしはその近傍に上向きとして設置さ
れた気泡ノズル31、32を有し、これらの気泡ノズル
31、32に所要の空気を供給する空気管路としてのパ
イプ33、34とを接続し、これらのパイプ33、34
を転写槽2の一方の側方に引き出すことにより片側で気
泡ノズル31、32の設置位置を調整できる構造となっ
ている。
泡供給装置30における操作部30aが設けられ、図3
では前記パイプ33、34に対し、それぞれ独立して操
作可能とした流量制御弁35及び流量計36を操作部3
0aの一部の要素として図示している。前記気泡ノズル
31、32は、水面上の転写フィルムFの両側縁部より
少し中央側に位置するように上向きに配設されている。
そのためこれらの気泡ノズル31、32から吐出された
気泡Aは、転写フィルムFの両側縁部の下面側に到達
し、その気泡Aの浮力で転写フィルムFの両側縁部を浮
上させることにより、転写フィルムFの膨潤に伴う伸長
に対する水面の抵抗を転写フィルムFが受けなくなり、
めくれや皺の発生を防止することができる。
4の突き出し長さを異ならせたのは、前記各気泡ノズル
31、32を前記パイプ33、34で転写槽2の一方の
側部にて支持させることとしたためであり、前記気泡ノ
ズル31、32から吐出される気泡量を転写槽2の一側
側から同時に調整できるようにして水面上での転写フィ
ルムFの浮上状況の調整作業を容易にするためである。
プを設けて、それぞれパイプ33、34と連結するよう
にしてもよいが、この場合には気泡ノズル31、32の
片側での位置調整ができなくなる。しかしその場合にも
前記流量制御弁35と流量計36とを転写槽2の同一側
に配置することとすれば、これらの調整作業の作業性が
良好となる利点を享受することができる。またこれらパ
イプ33、34は図3に示すようにそれぞれ一本ずつ設
けるほか、複数本設けるようにすることも可能である。
泡ノズル31、32からの気泡Aにより浮上される部位
において、その転写フィルムFの幅方向中央部分に向け
て送風ファン21からの風を吹き付けるように構成する
ことも可能である。この送風ファン21からの風は、前
記転写フィルムFの中央部に吹き付けられて膨潤中の転
写フィルムFの中央部を下方に撓ませるとともに、その
転写フィルムFの下流側への移送を補助する。前記送風
ファン21からの風で中央部を下方に撓ませた転写フィ
ルムFの下面においては、前記気泡ノズル31、32か
ら到達した気泡Aが転写フィルムFの傾斜面に沿うよう
に案内され、それらの気泡Aが転写フィルムFの両側縁
部から排出されるようになっている。また気泡Aで上方
に膨らんでいる転写フィルムの部位に風が当たり、転写
フィルムを外側に押しやり、転写フィルムの伸展力を逃
がすことができる。
両側縁部から排出された気泡Aは転写フィルムFの両側
縁部外側の水面に達し、場合によっては破裂することが
ある。このような場合には、これらの気泡Aの破裂に伴
って水の飛沫が転写フィルムFの上面のインク面Pに付
着して、転写時にピンホール欠陥等を生じるおそれがあ
る。因みに転写フィルムFのインク面Pに泡沫が飛来す
ると、その部位のインクは被転写物38に転写されなく
なり、その部位においてドット状に柄抜け(転写インク
の転移抜け)を生じる。本明細書において、ピンホール
欠陥とは、このことをいう。
付着を防止するために次のような飛沫処理装置40を設
置することも可能である。飛沫処理装置40は、例えば
転写槽2の両側の側壁から突設された各支持アーム41
と、これらの支持アーム41のそれぞれの先端に保持さ
れた水飛び防止板42とから成る。そして前記水飛び防
止板42は一例として前記転写フィルムFの両側縁部よ
り中央側に垂直に位置させ、水飛び防止板42の下縁は
前記転写フィルムFの上面直近に位置させてあり、これ
によって気泡Aが前記転写フィルムFの下面側から水面
上に排出される部位を前記転写フィルムFの中央側から
区画して気泡Aの破裂に伴う飛沫の飛散領域を転写槽2
の側壁側のみとするものである。
部Rにおいて気泡ノズル31、32に対応した位置設置
されている。なおこの水飛び防止板42の形状として
は、単なる平板状とするほか、これを湾曲させたもの、
あるいはこれを適宜の位置で折り曲げたもの等種々の形
状のものを採用することができる。また水飛び防止板4
2の取付位置は、前記気泡ノズル31、32の設置位置
に対応して調整自在に構成されることが好ましく、この
場合前記気泡ノズル31、32の動きと連動させること
も可能である。
止された状態に膨潤された転写フィルムFは、転写槽2
の両側に沿って配置されたガイドチェーン15等により
下流側の転写部Tに向けて移送される。この転写部Tに
おいては、被転写物搬送装置4により搬送される被転写
物38が前記転写フィルムFの移送速度と同調して転写
フィルムFのインク面Pに押圧されて所要の転写が行わ
れ、その後、被転写物38は被転写物搬送装置4により
転写槽2から引き上げられ、被転写物搬送装置から取り
外すことにより被転写物38の転写が完了する。
ることのできる飛沫処理装置40としては、前記のもの
に限らず、図4〜6に示すものを用いることができる。
図4に示す変形例の飛沫処理装置40は、一例として転
写槽2の側壁から突設したステー43の下面に吸水シー
ト44を交換可能に保持させたもので、転写フィルムF
の前記と同様の両側縁部の上方にその吸水シート44を
位置させたものである。従って転写フィルムFの縁部近
傍で気泡Aが破裂した場合の飛沫は、吸水シート44に
吸収され、転写フィルムFの中央部に付着して転写不良
の原因となることが防止される。なお吸水シート44の
素材としては、紙、布、スポンジ等吸水性を有する種々
の材料を適用することができる。
前記転写フィルムFの両側縁部の上方に図示しないブロ
ワに連なる空気吸込口45を配置したものである。これ
によって転写フィルムFの縁部近傍で気泡Aが破裂した
場合、生じた飛沫は図中の矢印のように空気と共に空気
吸込口45から吸引され、転写フィルムFの上面のイン
ク面P上に付着することが防止される。またこのような
構成とした場合には、送風ファン21からの風向きを妨
げることもない。
エアカーテン形成装置であって、前記転写フィルムFの
縁部より内側に給気管46とその給気管46の給気口4
6aの直前に設置した導流板47とから成るもので、前
記給気管46には図外のコンプレッサからエアホール4
8を経て圧縮空気が供給されている。従って給気管46
に供給された圧縮空気は、給気口46aから吐出される
が、前記導流板47が給気口46aの直近に配置されて
いるので、圧縮空気は図中に矢印で示すように前記転写
フィルムFの縁部直近から外側(転写槽2の側壁側)上
方に向けて流れるエアカーテン49となる。そのため前
記転写フィルムFの縁部近傍における気泡Aの破裂に伴
う飛沫はエアカーテン49の空気の流れで転写フィルム
Fの中央側に付着することが防止される。なお導流板4
7と給気口46aとの間隔距離は適宜調整自在に構成す
ることが望ましい。
載の発明によれば、液面上に浮遊状態とされた転写フィ
ルムFの幅方向の両側縁部が気泡Aにより浮き上がるこ
とにより、転写フィルムFの膨潤による伸長が液面抵抗
によって妨げられることがなくなり、転写フィルムFに
皺は生ぜず、良好な転写が可能となる。
ば、前記気泡Aによる転写フィルムFの幅方向両側縁部
の浮き上がりに加えて、更に転写フィルムFの幅方向中
央部の表面側に同時に風を吹き付けるので、転写フィル
ムFはその中央が低く、両側縁部が高い状態となり、転
写フィルムFの下面側の気泡Aを確実に転写フィルムF
の外側に排出することができるとともに、気泡で上方に
膨らんでいる転写フィルムの部位に風が当たり、転写フ
ィルムを外側に押しやり、転写フィルムの伸展力を逃が
すことができる。
31、32に対応して前記転写フィルムFの両側縁部上
方となる位置に飛沫処理装置40を設置してあるので、
転写フィルムのF両側縁部を浮上させて転写フィルムF
の下面側から両側縁部近傍を経て排出される気泡Aの破
裂による飛沫が転写フィルムFのインク面Pである上面
に付着することが防止され、ピンホールや柄抜け等の無
い良好な転写が可能となる。
ムFの両側縁部を浮上させるための気泡ノズル31、3
2のそれぞれにパイプ33、34で空気を供給すること
とし、これらパイプ33、34を転写槽の一方の側方に
引き出し、これらパイプ33、34に対し気泡供給装置
30における操作部を設置してあるので、転写フィルム
の両側縁部の浮上状況等に応じて適宜空気流量、流速、
供給のタイミング、気泡ノズル31、32の位置等の調
整をすることが可能となり、これら調整作業の作業性も
良好となる。
示す縦断正面図である。
る。
る。
ある。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 転写フィルムを転写槽内でその転写液の
液面上に浮遊状態として膨潤させ、その後、当該転写フ
ィルムの表面の転写インクに被転写物を押圧させて転写
する液圧転写装置において、前記転写槽内の液面上に浮
遊状態とされた転写フィルムの下方となる転写液中に気
泡を吐出させ、前記転写フィルムの幅方向の両側縁部を
前記気泡により浮き上がらせることを特徴とする液圧転
写装置における転写フィルムの皺防止方法。 - 【請求項2】 前記転写フィルムの幅方向の両側縁部を
前記気泡により浮き上がらせると同時に前記転写フィル
ムの幅方向中央部の表面側に風を吹き付けることを特徴
とする請求項1記載の液圧転写装置における転写フィル
ムの皺防止方法。 - 【請求項3】 転写フィルムを転写槽内でその転写液の
液面上に浮遊状態として膨潤させ、当該転写フィルムの
表面の転写インクに被転写物を押圧させて転写する液圧
転写装置において、前記転写槽内の液面上に浮遊状態と
された転写フィルムの下方に、前記転写フィルムの幅方
向の両側縁部に向けて気泡を送り出す気泡ノズルを設置
したことを特徴とする液圧転写装置における転写フィル
ムの皺防止装置。 - 【請求項4】 前記転写フィルムの幅方向中央部の表面
側に向けて風を吹き付ける送風装置を設置したことを特
徴とする請求項3記載の液圧転写装置における転写フィ
ルムの皺防止装置。 - 【請求項5】 前記気泡ノズルに対応して前記転写フィ
ルムの両側縁部上方となる位置に飛沫処理装置を設置し
たことを特徴とする請求項3または4記載の液圧転写装
置における転写フィルムの皺防止装置。 - 【請求項6】 前記気泡のノズルを、前記転写フィルム
の両側縁部に対応するようにそれぞれ別個に設置すると
ともに、これらの気泡ノズルのそれぞれに空気を供給す
る空気管路を前記転写槽の一方の側方に引き出し、この
空気管路に対して気泡供給装置における操作部を設置し
たことを特徴とする請求項3、4または5記載の液圧転
写装置における転写フィルムの皺防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31259993A JP3286870B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 液圧転写装置における転写フィルムの皺防止方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31259993A JP3286870B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 液圧転写装置における転写フィルムの皺防止方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07137229A true JPH07137229A (ja) | 1995-05-30 |
JP3286870B2 JP3286870B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=18031148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31259993A Expired - Lifetime JP3286870B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 液圧転写装置における転写フィルムの皺防止方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3286870B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008296471A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Trinity Ind Corp | 液圧転写装置 |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP31259993A patent/JP3286870B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008296471A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Trinity Ind Corp | 液圧転写装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3286870B2 (ja) | 2002-05-27 |
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