JPH07137159A - レンズの成形装置 - Google Patents

レンズの成形装置

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JPH07137159A
JPH07137159A JP31419293A JP31419293A JPH07137159A JP H07137159 A JPH07137159 A JP H07137159A JP 31419293 A JP31419293 A JP 31419293A JP 31419293 A JP31419293 A JP 31419293A JP H07137159 A JPH07137159 A JP H07137159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
mold
lens
ultraviolet
curable resin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31419293A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Ichikawa
良一 市川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 段取り替えの際のフィルター交換を自動化
し、紫外線照度のより細かいコントロールを行う。 【構成】 レンズ母材上に紫外線硬化性樹脂層を硬化さ
せてレンズを作製するレンズの成形装置であり、レンズ
母材14上に滴下した紫外線硬化性樹脂13を成形する
ため金型11と、金型を上下に駆動するための金型駆動
装置12と、レンズ母材14を支持するためのヤトイ1
5と、紫外線硬化性樹脂13を硬化させるための紫外線
照射装置16と、紫外線照射装置16から照射された紫
外線を調光するための複数のフィルター17と、フィル
ター17を支持するためのフィルター支持板18と、フ
ィルター支持板18を駆動するためのフィルター駆動装
置19と、金型駆動装置12およびフィルター駆動装置
19を制御するための制御装置20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズの成形装置に係
り、特にガラスまたはプラスチックのレンズ母材上に紫
外線硬化性樹脂を滴下し、樹脂を金型で成形した後に、
樹脂を紫外線で硬化させ、レンズを金型から取り出して
所望のレンズを得るレンズの成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズの成形装置としては、例え
ば特開平4−161305号公報に開示される装置が知
られている。この装置は、図7に示すようなもので、中
央部と外周部とで光線透過率の異なるフィルター1と、
前記フィルター1を挿入または取り出しするフィルター
駆動装置2と、紫外線照射装置3と、紫外線硬化性樹脂
を滴下する滴下装置4と、最終レンズ形状に鏡面加工さ
れた金型5とで構成されている。
【0003】この成形装置においては、まず、金型5の
中央に滴下装置4により紫外線硬化性樹脂を滴下する。
次に、ガラスブランク7を紫外線硬化性樹脂の上に載せ
る。このとき、紫外線硬化性樹脂は紫外線硬化性樹脂層
6となる。その後、フィルター駆動装置2によりフィル
ター1を紫外線照射装置3とガラスブランク7との間に
挿入する。フィルター1を挿入した状態で紫外線照射装
置3により紫外線を照射する。照射された紫外線は、フ
ィルター1とガラスブランク7を透過して紫外線硬化性
樹脂層6に至り、紫外線硬化性樹脂層6を硬化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のように
フィルター1の枚数が単一なフィルター装置では、段取
り替えの際に、レンズの形状に合わせて、フィルター1
も交換する必要がある。しかしながら、通常、フィルタ
ー装置は、作業者の手が非常に入りにくい所にあるた
め、交換することが難しい。また、従来技術では、フィ
ルター1の挿入と取り出しによる2段階の紫外線照度の
コントロールは可能であるが、紫外線硬化性樹脂が硬化
する際の応力を最小にし、レンズの精度を確保するため
には、より細かい紫外線照度のコントロールが必要であ
る。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、段取り替えの際のフィルター交換を自動
化し、しかも紫外線照度のより細かいコントロールを行
うことのできるレンズの成形装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、レンズ母材上に紫外線硬化性樹脂層を硬
化させてレンズを作製するレンズの成形装置において、
レンズ母材上に滴下した紫外線硬化性樹脂を成形するた
め金型と、上記金型を上下に駆動するための金型駆動装
置と、上記レンズ母材を支持するためのヤトイと、上記
紫外線硬化性樹脂を硬化させるための紫外線照射装置
と、上記紫外線照射装置から照射された紫外線を調光す
るための複数のフィルターと、上記フィルターを支持す
るためのフィルター支持板と、上記フィルター支持板を
駆動するためのフィルター駆動装置と、上記金型駆動装
置およびフィルター駆動装置を制御するための制御装置
とを備えることとした。すなわち、特に上記フィルター
支持板に複数のフィルターを設け、これをフィルター駆
動装置によって駆動できるようにしたことを特徴として
いる。
【0007】
【作用】上記構成の本発明の装置では、紫外線硬化性樹
脂を予め滴下したレンズ母材をヤトイに載せる。その
後、制御装置からの指示により金型駆動装置によって金
型を駆動し、金型と紫外線硬化性樹脂とを密着させる。
次に、制御装置からの指示によりフィルター駆動装置を
駆動させ、特定のフィルターをレンズ母材と紫外線照射
装置の間に位置付ける。しかる後、紫外線照射装置によ
り紫外線を照射する。照射された紫外線は、フィルター
を透過して紫外線硬化性樹脂に至りレンズを硬化させ
る。紫外線硬化性樹脂が硬化した後、レンズを金型から
取り外すことで所望のレンズを得ることができる。
【0008】
【実施例1】 (構成)図1に本実施例の成形装置を示す。11はレン
ズ母材14上に滴下した紫外線硬化性樹脂13を成形す
るための金型である。この金型11は、金型駆動装置1
2により上下に駆動できるように支持されている。ま
た、レンズ母材14は、ヤトイ15によりレンズ母材1
4の光学心と金型11の軸中心が一致するように支持さ
れている。金型11の下方には、金型11と同軸上に、
紫外線硬化性樹脂13に紫外線を照射し硬化させるため
の紫外線照射装置16が配置されている。そして、ヤト
イ15と紫外線照射装置16との間には、適宜選択され
たフィルター17が配置されるようになっている。
【0009】すなわち、紫外線照射装置16から照射さ
れた紫外線を調光して紫外線硬化性樹脂13上での紫外
線照度分布を調整することができるように、図2に示す
ごとく、円形のフィルター支持板18により複数のフィ
ルター17が支持されている。また、フィルター支持板
18へのフィルター17の取り付けまたは取り外しは自
在であり、複数のフィルター17はフィルター支持板1
8の中心からの距離が同一となるように円周上に配置さ
れている。19は複数のフィルター17の中から特定な
ものを紫外線照射装置16とヤトイ15との間に位置決
めするためのフィルター駆動装置である。20は金型駆
動装置12およびフィルター駆動装置19を制御するた
めの制御装置である。
【0010】(作用)紫外線硬化性樹脂13を予め滴下
したレンズ母材14をヤトイ15に載せる。次に、制御
装置20からの指示により金型駆動装置12によって金
型11を駆動し、金型11と紫外線硬化性樹脂13とを
密着させる。その後、制御装置20からの指令により、
フィルター駆動装置19を介して円形のフィルター支持
板18を回転駆動し、所望のフィルター17を紫外線照
射装置16とヤトイ15との間に位置付ける。しかる
後、紫外線照射装置16から紫外線を照射する。この紫
外線は上記フィルター17を透過し、さらにレンズ母材
14を透過して紫外線硬化性樹脂13に至り樹脂を硬化
させる。これにより、レンズが成形される。
【0011】(効果)本実施例のレンズの成形装置によ
れば、段取り替えの際のフィルター17の交換作業を省
略することができ、また、紫外線を照射中に、フィルタ
ー17を切り換えることで、紫外線照度をより細かくコ
ントロールすることができる。特に、フィルター支持板
18が円形であるので、フィルター駆動装置19が回転
運動だけとなり、非常に簡単な構造とすることができ
る。
【0012】
【実施例2】 (構成)本実施例のレンズの成形装置を図3に示す。本
実施例では、図4に示すように、実施例1の円形のフィ
ルター支持板18を長方形とし、フィルター17をフィ
ルター支持板18の駆動方向に沿って直線的に配置した
構成となっている。その他の構成は実施例1と同様であ
る。
【0013】(作用)実施例1では、フィルター駆動装
置19によって円形のフィルター支持板18を回転させ
て、特定のフィルター17を紫外線照射装置16とヤト
イ15の間に位置付けていた。これに対し、本実施例で
は、長方形のフィルター支持板18をフィルター駆動装
置19によって直線的に駆動することで特定のフィルタ
ー17が紫外線照射装置16とヤトイ15の間に位置付
けられる。
【0014】(効果)実施例1と同様の効果に加え、フ
ィルター支持板18を長方形とし、フィルター17を一
列に配置した構成から、フィルター支持板18を直線的
に駆動できるので、フィルター17の中心を紫外線光路
の中心に合わせて位置決めするための調整が容易に行え
る。
【0015】
【実施例3】 (構成)本実施例のレンズの成形装置を図5に示す。本
実施例では、図6に示すように、実施例1のフィルター
支持板18上に設けられたフィルター17の数を少なく
し、その部分を紫外線遮光部21とし、フィルター17
と紫外線遮光部21とを交互に配置して構成したもので
ある。その他の構成は実施例1と同様である。
【0016】(作用)実施例1および実施例2では、紫
外線照射装置16からの紫外線をON/OFFさせて紫
外線硬化性樹脂13に紫外線を当てるか否かの制御を行
っていた。これに対し、本実施例においては、紫外線照
射装置16からの紫外線は常に照射されており、遮光す
る場合は紫外線遮光部21を紫外線光路上に位置付ける
ように制御する。
【0017】(効果)実施例1と同様の効果に加え、紫
外線照射装置16の光源をON/OFFさせることは、
ランプの寿命を短縮させるうえ、照度も安定しにくいの
で、通常フィルター17とは別にシャッターを設けて遮
光する場合が多いが、本実施例ではこのシャッターに相
当する部分をフィルター支持板18上に紫外線遮光部2
1として設けたので、装置を非常に簡単に構成すること
ができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズの成形装
置によれば、段取り替えの際のフィルターの交換作業を
省略することができ、また、紫外線を照射中に、フィル
ターを切り換えることで、紫外線照度をより細かくコン
トロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のレンズの成形装置を示す概
略構成図である。
【図2】同実施例1のフィルター支持板を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の実施例2のレンズの成形装置を示す概
略構成図である。
【図4】同実施例2のフィルター支持板を示す平面図で
ある。
【図5】本発明の実施例3のレンズの成形装置を示す概
略構成図である。
【図6】同実施例3のフィルター支持板を示す平面図で
ある。
【図7】従来のレンズの成形装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1,17 フィルター 2,19 フィルター駆動装置 3,16 紫外線照射装置 5,11 金型 6 紫外線硬化性樹脂層 12 金型駆動装置 13 紫外線硬化性樹脂 14 レンズ母材 15 ヤトイ 18 フィルター支持板 20 制御装置 21 紫外線遮光部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ母材上に紫外線硬化性樹脂層を硬
    化させてレンズを作製するレンズの成形装置であり、レ
    ンズ母材上に滴下した紫外線硬化性樹脂を成形するため
    金型と、上記金型を上下に駆動するための金型駆動装置
    と、上記レンズ母材を支持するためのヤトイと、上記紫
    外線硬化性樹脂を硬化させるための紫外線照射装置と、
    上記紫外線照射装置から照射された紫外線を調光するた
    めの複数のフィルターと、上記フィルターを支持するた
    めのフィルター支持板と、上記フィルター支持板を駆動
    するためのフィルター駆動装置と、上記金型駆動装置お
    よびフィルター駆動装置を制御するための制御装置とを
    備えたことを特徴とするレンズの成形装置。
JP31419293A 1993-11-19 1993-11-19 レンズの成形装置 Withdrawn JPH07137159A (ja)

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JP31419293A JPH07137159A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 レンズの成形装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010119726A1 (ja) * 2009-04-13 2010-10-21 コニカミノルタオプト株式会社 ウエハレンズの製造方法
JP2012252287A (ja) * 2011-06-07 2012-12-20 Nikon Corp 光学素子の製造方法および光学素子の製造システム
CN105328845A (zh) * 2014-08-15 2016-02-17 奇鼎科技股份有限公司 隐形眼镜uv固化装置

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Effective date: 20010130