JPH0713663Y2 - 脱水機の制動装置 - Google Patents

脱水機の制動装置

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JPH0713663Y2
JPH0713663Y2 JP1985126608U JP12660885U JPH0713663Y2 JP H0713663 Y2 JPH0713663 Y2 JP H0713663Y2 JP 1985126608 U JP1985126608 U JP 1985126608U JP 12660885 U JP12660885 U JP 12660885U JP H0713663 Y2 JPH0713663 Y2 JP H0713663Y2
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JP
Japan
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brake
braking
brake shoe
lever
shoe
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JP1985126608U
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JPS6233788U (ja
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幸美 鶴田
一正 谷野
正樹 中家
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は一般家庭において使用する脱水機の脱水制動装
置に関するものである。
従来の技術 従来、この種の脱水機の制動装置は、第7図,第8図に
示すように、脱水カゴ(図示せず)を回転させる電動機
30の軸31に脱水カゴと連結するブレーキホイール32を設
け、脱水カゴからのシャフト33と電動機の軸31を各ボル
ト34,35で固定している。ブレーキホイール32の円筒外
周面36に脱水カゴの回転を制動するブレーキシュ37を嵌
着させたブレーキレバー38が設けられ、ブレーキレバー
38の回動支点39を支点として、回転を制動する際はスプ
リング40の力により、ブレーキシュ37の先端41をブレー
キホイール32外周面36に当接させて脱水カゴの回転を止
めていた。42はワイヤーでブレーキシュ37の当接を解除
するものである。また、ブレーキシュ37はブレーキレバ
ー38に爪43嵌合により取り付けられており、ブレーキレ
バー38はt2程度の鉄板を打ち抜きで容易に作成できる構
造であった。その取付部の詳細断面を第9図に示す。ブ
レーキシュ37はブレーキレバー38をはさむように押え部
44と爪部43にて固定されており、爪部43はブレーキレバ
ー38に設けた穴45に嵌合し抜け止めの役目をしている。
この状態でブレーキシュ37をブレーキホイール32の外周
面36に当接させると46の方向の反力が働きこの力46をブ
レーキレバー38の端面47のみで受けることになり、ブレ
ーキレバー38の板厚分しか受け面のない状態であった。
考案が解決しようとする問題点 しかし、従来の構成では制動時の反力をブレーキレバー
38の端面のみで受けるため、ブレーキシュ37は第9図b
に示す様に傾き易く、シュー面47全体がブレーキホイー
ル32の外周面36と当接せず、制動時間が安定せず、ま
た、脱水容量が3.5Kg以上のものになると電気用品取締
法に定められた制動時間内で停止させることが非常に困
難であり、そのためにブレーキシュ37をブレーキレバー
38にネジ止め等で動かぬように固定するか、バンドブレ
ーキ方式にしていた。改良案として第10図に示すように
ブレーキレバー38のブレーキシュ37受面をL字形49に曲
げ、受け面を大きくしたものもあるが、第10図bに示す
ようにブレーキシュ37の下部に受け面がないため下部が
逃げてしまい、同様に制動時間の安定化を提供できるも
のではなかった。
本考案はこのような従来の問題点を解消し、脱水制動時
間の安定性および脱水容量が3.5Kg程度以上の大容量で
も法令に定められた脱水制動性能を満足する脱水機の制
動装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本考案の脱水制動装置は、ブレーキシュの制動時にブレ
ーキホイールと初めに接する部分の背面の少なくとも上
下両端部に当接する受け部をブレーキレバーに設けたも
のである。
作用 以上の構成により、制動時にブレーキホイールと初めに
接する部分ブレーキシュの背面の両端がブレーキレバー
に形成された受け部によって、制動時に押圧されるた
め、このブレーキシュは制動面に均一に当接することに
なり、制動時間を安定させることができる。ブレーキシ
ュの背面の両端を押圧するブレーキレバーの受け部の一
方が従来のブレーキレバーで形成され、他方がブレーキ
レバーに固定された保持レバーで形成することもでき、
この構成によっても、ブレーキシュは制動面に均一に当
接することになり、制動時間を安定させることができ
る。
実施例 以下添付図面に基づいて本考案の一実施例について説明
する。
本考案の実施例の脱水機は第6図に示すように、本体1
内に脱水槽2を有し、この脱水槽2の下部に電動機3が
取り付けられている。この電動機3は脱水槽2内に配し
た脱水カゴ4とシャフト5にて連結している。その連結
部に本考案の制動装置があり、回転中のブレーキホイー
ル6をブレーキシュ7を当接させて制動している。
また、制動の解除はワイヤー8を引くことによりブレー
キシュ7がブレーキホイール6より離れ回転自在にな
る。ワイヤー8はフタ9の開閉と連動しており、フタ9
を開けると制動がかかり、電動機3への通電も断たれ、
またフタ9を閉めることによりワイヤー8が引かれ、制
動が解除され、電動機3が通電され回転を行なうもので
ある。
次に本考案の制動装置について第1図〜第3図を参照し
て説明する。図において支点10にて回動する鉄板製のブ
レーキレバー11にブレーキシュ7が爪12にてブレーキレ
バー11の穴13に嵌着しており、第1図の制動時状態では
ブレーキシュ7の共端部14がブレーキホイール6の外周
面15に当接するようになっている。さらにブレーキシュ
7の他端部16はブレーキホイール6外周面15より0.5〜2
mm程の隙間17を有する構造にしておく。このブレーキシ
ュ7の当接方法により、ブレーキホイール6がB方向に
回転するとブレーキシュ7先端部14が巻き込み力を有し
てより強い制動力を生み出すものである。ブレーキレバ
ー11をバネ18が動かし制動力を加える。19は制動力を解
除するためのワイヤーであり、C方向に引くことにより
制動が解除される。20が本考案の保持レバーであり、ブ
レーキレバー11にリベット27等で固定してある。第3図
が詳細図であり、ブレーキシュ7の幅Dのほぼ中央部を
ブレーキレバー11の端面21で受け、さらにブレーキシュ
7先端部14近傍の背面22をブレーキレバー11よりL字形
に曲げた受け面部23で受け、またブレーキシュの下部背
面24は保持レバー20にて受けている。このとき上記両受
け部はブレーキシュ7の背面全体を受ける必要はなく、
ブレーキシュ7の先端部14近傍の受けだけで良く、ま
た、ブレーキシュ7の幅Dのなるべく両端部を受けるこ
とが望ましい。
第4図によりさらに詳細に説明すると、ブレーキシュ7
の背面をブレーキレバー11のL字形に曲げた受け面部23
と保持レバー20で確実に受けており、それにより、ブレ
ーキシュ7のブレーキホイール6の外周面15との当接面
25が確実にブレーキホイール6外周面15と平行になり、
制動力の安定化が提供できる。
また、第5図のようにブレーキレバー11の先端をコ形状
26に形成し、ブレーキシュ7の先端部14の背面の22,24
受けを行なうことも可能であり、要するにブレーキシュ
7の制動時にブレーキホイール6と初めに接する部分の
背面をブレーキシュ7の上下幅D全面または両端部を受
ける構造であれば良い。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ブレーキシュの保持が傾
きのない安定した状態を提供できるため脱水制動時間の
安定化が図れ、さらに従来の大容量(3.5Kg程度以上)
の脱水機においてもバンドブレーキ方式を採用せずとも
本考案の採用によりブレーキシュの材料等の検討だけで
対応でき、安価な制動装置が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における制動装置の制動時の
平面図、第2図は同正面図、第3図は第1図のA-A矢視
図、第4図は同制動部の詳細断面図、第5図は本考案の
他の実施例の制動装置の要部斜視図、第6図は本考案の
一実施例の制動装置を備えた脱水機の断面図、第7図は
従来の制動装置の制動時の平面図、第8図は同正面図、
第9図および第10図は従来の制動装置の要部の詳細断面
図である。 6……ブレーキホイール、7……ブレーキシュ、11……
ブレーキレバー、20……保持レバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中家 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−136092(JP,A) 実開 昭60−86632(JP,U) 実開 昭56−120189(JP,U) 実開 昭60−36890(JP,U) 実公 昭50−36130(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキホイールの外周にある制動面と当
    接するブレーキシュと、このブレーキシュを前記制動面
    に当接させるブレーキレバーとを備え、このブレーキシ
    ュは、ブレーキホイールに当接する面と反対側にある背
    面から突出する爪部及び押さえ部によりブレーキレバー
    を挟み込むと共に、ブレーキレバーに形成された穴に前
    記爪部を嵌合し、ブレーキシュの制動時にブレーキホイ
    ールと初めに接する部分の背面の少なくとも上下両端部
    に当接する受け部をブレーキレバーに設けた脱水機の制
    動装置。
JP1985126608U 1985-08-20 1985-08-20 脱水機の制動装置 Expired - Lifetime JPH0713663Y2 (ja)

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JPS6233788U JPS6233788U (ja) 1987-02-27
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JPS55136092A (en) * 1979-04-11 1980-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd Structure for brake of centrifugal hydroextractor
JPS56120189U (ja) * 1980-02-14 1981-09-12
JPS6036890U (ja) * 1983-08-22 1985-03-14 三菱電機株式会社 脱水機のブレ−キ

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