JPH07136639A - 太陽熱利用の屎尿処理装置 - Google Patents

太陽熱利用の屎尿処理装置

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JPH07136639A
JPH07136639A JP5307148A JP30714893A JPH07136639A JP H07136639 A JPH07136639 A JP H07136639A JP 5307148 A JP5307148 A JP 5307148A JP 30714893 A JP30714893 A JP 30714893A JP H07136639 A JPH07136639 A JP H07136639A
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JP
Japan
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heat
human waste
container
pipe
solar
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JP5307148A
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Inventor
Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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Japanic Corp
Original Assignee
Japanic Corp
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽熱を利用して熱と電力を収集し、外部か
らエネルギーの補給を必要とせずに屎尿の乾燥処理を行
う。 【構成】 太陽熱を収束して耐熱性のある熱流動体58
を加熱する太陽熱集熱器2と、この太陽熱集束器2から
集められた熱流動体58を貯留する熱油タンク4と、熱
油タンク4から供給された熱流動体58により乾燥釜3
2を加熱させ、乾燥釜32内の屎尿を蒸発、乾燥させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄化処理施設のない屋
外、山間僻地や本土から隔れた孤島、において屎尿の処
理を行う屎尿処理装置に関し、特に、太陽熱を利用して
処理を行ない、外部からエネルギーの補給を必要としな
い太陽熱利用の屎尿処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体から排泄された屎尿は、一般の家屋
においては水洗トイレ等により下水管に放出するか、浄
化槽に一時貯留して浄化してから河川に放流するのが通
例である。しかしながら、屋外で催し物を行う場合、例
えば運動会、見本市、集会等の人員が多数繰り出す会場
では、従来から仮設の便所を設けることで参加者の生理
的現象を解消していた。
【0003】このように、従来における屋外や浄化処理
施設のない場所での屎尿の処理では、移動できる仮設便
所が用いられていた。しかし、その多くは屎尿を一時収
納する便槽を持った構造のものであり、人体から排泄さ
れた屎尿はこの便槽に蓄えられるものであった。従っ
て、仮設便所を使用した後には、バキュームカー等によ
って便槽に貯留された屎尿を回収し、屎尿処理施設に移
送しなけらばならないものであった。このため、回収後
の処理が必要となり、後処理に手数がかかるとともに非
衛生的なものであった。
【0004】また、長距離を移動する電車、バス、船舶
等の交通機関では、排泄された屎尿を保管する専用のタ
ンクを備えており、このタンク内に屎尿を収納し、化学
薬品等で防臭処理を行った後、終着駅や中継地点でバキ
ュームカーにより回収する方法が一般的であった。
【0005】このように、従来の仮設便所、あるいは移
動できる交通機関での屎尿の処理は、人体より排泄され
たままの状態で貯留し、その後回収するのがほとんどで
あった。このため、貯留方法、回収方法、処理方法の何
れをとっても原始的であり、極めて非衛生的であると言
わざるを得なかった。従って、長期間仮設便所を使用し
ていると、排泄した屎尿がタンク内に残留し、悪臭の原
因となるものであった。また、使用後の処理作業は作業
員に嫌がれるため、仮設便所を設置した後のメンテナン
スの近代化のためからも好ましいものではなかった。
【0006】このような現状からして、従来より衛生的
に屎尿を処理する方法が各種考えられていた。例えば、
屎尿と共に化学薬品を投入し、殺菌及び防臭を行う方法
がある。この方法は新幹線等の交通機関に多く用いられ
ているが、薬品がタンク内で循環するため、長期の使用
ができず、また薬品の使用による経費が高くなる欠点が
あった。
【0007】さらに、ビニール等の袋に屎尿を収納して
パッキングすることにより、臭いの発散を防止する方法
も考えられている。しかし、一回の排泄においてかなり
広い面積のビニール袋を使用しなければならず、処理費
用が高くなるとともに、後日ビニール袋から屎尿を分離
するための処理が煩わしく、かつその処理施設が大掛か
りとなるものであった。
【0008】さらに、排泄された屎尿をバーナー等の火
力で直接乾燥させる方法も考えられている。しかしなが
ら、屎尿の大部分の成分は水分であるため、この水分を
除去するためには、多くのエネルギーを必要としてい
た。また、従来のように単純に火力で乾燥処理させる方
法では、一回の処理時間が長くなるものであった。
【0009】このため、本願の出願人と同一の発明者は
屎尿を収納する容器内に回転する攪拌羽根を設け、さら
に、容器には多数の蓄熱体を収納させた屎尿処理装置を
提案している。この装置では、容器を外部から加熱する
と同時に攪拌羽根を回転させることで、迅速に屎尿を乾
燥させ、屎尿の大部分の成分である水分を蒸発させるこ
とができるものである(例えば、特願昭63年1241
50号、特願平2年411577号など)。
【0010】この新しく提案された屎尿処理装置を利用
すると、排泄された屎尿は容器内で加熱、蒸発され、屎
尿の大部分の成分である水分は蒸発されて大気中に発散
される。この場合、拡散される水蒸気は触媒等で無臭化
させ、人家等が立ち込んでいたり、人員が多数集合して
いるような場所であっても、悪臭を発散させることがな
く、環境保全の面からしても好ましいものであった。
【0011】このように、密閉された容器内で屎尿を蒸
発、拡散させるのは極めて衛生的であり、かつ作業がシ
ステム化することができてメンテナンス等における作業
員に負担をかけないものである。しかし、この発明者が
提案していた屎尿処理装置では、密閉された容器(乾燥
釜)内に屎尿を収納し、この乾燥釜の下部をヒーター等
により加熱させる構成であった。そして、この容器から
蒸発した水蒸気等は、塵埃を分離する集塵機に導かれ、
次いで、白金等の触媒を収納した触媒箱に導かれ、大気
中に拡散されるものであった。密閉容器から蒸発された
水蒸気を触媒に接触させるのは、触媒で酸化、還元させ
て無臭の状態に変化させ、蒸発した屎尿から発生した悪
臭が周囲に拡散されるのを防止するためである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように密閉された
容器内で屎尿を蒸発、乾燥させるのは極めて衛生的であ
り、かつ作業がシステム化することができてメンテナン
スにおける作業員に負担をかけないものである。しか
し、このような新しく提案された屎尿乾燥装置であって
は、重油を燃やしたバーナーの火炎や電熱ヒーターによ
って容器を加熱をしなければならず、重油や電力の消費
量が極めて多いものであった。このため、道路が整備さ
れていない険しい山間僻地や、外部との交通が不便な孤
島では、消費する重油や電力の供給が困難なものであっ
た。また、海水浴場における浜辺や、法律で決められた
国立公園などのように環境汚染が制限されているような
場所であっては、重油を燃焼させて処理させることは汚
染を防止するために好ましいものではなかった。
【0013】このため、仮設便所のある所まで重油を運
んだり、動力線を架設して電力を供給する必要が無く、
仮設便所を設置してあるその場所でエネルギーの補給が
可能で、しかも環境汚染が発生しない屎尿処理装置の開
発が望まれていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、太陽熱を収束
して耐熱性のある熱流動体を加熱する太陽熱集熱器と、
この太陽熱集束器から集められた熱流動体を貯留する熱
油タンクと、熱油タンクから供給された熱流動体により
屎尿を蒸発、乾燥させることができる屎尿処理装置にお
いて、屎尿を収納する耐熱性のある密閉された容器と、
この容器内で回転する複数の羽根を持つ攪拌手段と、容
器内に収納されて熱を保持する球形状をした複数個の蓄
熱体と、この容器の外側に間隔を置いて位置させた外容
器と、容器と外容器との間の空間に熱油タンクからの熱
流動体を循環させる熱供給手段とから構成されたことを
特徴とする太陽熱利用の屎尿処理装置を提供するもので
ある。
【0015】
【作用】本発明では、太陽熱を反射板により一点に集光
することで高熱を発生させ、その熱で加熱油を温めて熱
を吸収させる。加熱油は高温でも変質せず、熱エネルギ
ーを吸収することができ、300〜400度の温度まで
上昇させることができる。この熱吸収した高温の加熱油
を保温性のある油タンクに一時保留しておき、屎尿を蒸
発、乾燥させる際には乾燥釜の外壁と外釜の内壁の間に
形成された空間内にこの加熱油を流動させ、蒸発釜を加
熱油の熱によって加熱させる。
【0016】このため、蒸発釜内は高温となり、蒸発釜
に収納した屎尿の大部分の成分である水分は蒸発させら
れる。この蒸発釜による屎尿の蒸発、乾燥の際には、攪
拌装置によって屎尿と蓄熱体を乾燥釜内で回転させるた
め、屎尿への熱伝達が良好となり、屎尿の蒸発を均一化
させることができる。また、屎尿が乾燥された後では乾
燥釜には屎尿の繊維質などの灰成分が残るが、攪拌手段
によって蓄熱体が乾燥釜内で転動させられているため、
灰成分は粉末状に粉砕される。そして、最終的には送風
機による空気流で灰成分の塵埃を乾燥釜の外に放出させ
蒸発、清掃の作用を連続して行うことができ、作業の効
率が高くなる。
【0017】しかも、この蒸発釜の加熱と運転に使用す
るエネルギーは太陽熱と太陽発電によって賄うことがで
き、燃料油や電力を消費せず、環境汚染を発生する恐れ
がないものである。また、太陽熱を吸収して稼動させる
ことができるため、険しい山中や孤島であっても、仮設
便所を設置するだけで処理運動を行うことができ、メン
テナンスが容易となるものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
【0019】本実施例では、屎尿処理装置をそれだけ単
体で自由に移動させることができる仮設便所1に応用し
てあり、その熱源および動力源としては太陽熱集光器2
及び太陽光発電器3を使用した具体例により説明する。
この太陽熱集熱器2では太陽熱を捕獲し、その熱で加熱
油を高温に加熱しておき、加温した加熱油を熱油タンク
4に貯留させておく。この加熱油は、鉱石油と金属粉を
混ぜ合わせて製造したものであり、比較的高温でもその
材質が変質しないものであり、耐熱性がある流動できる
物質であり、高温で運用する熱交換機やパネルヒーター
の内部に収納して使用されるものである。また、光発電
素子を並べた太陽光発電器3では、パネルに照射する太
陽光を電力に変換し、この太陽光発電器3で発電された
電力はバッテリー5により一時蓄電しておく。これらの
熱油タンク4に貯留した加熱油とバッテリー5に蓄積し
た電力により屎尿処理装置を稼動させ、山間僻地などの
電力を供給しにくい場所や、燃料油を運搬することがで
きにくい場所であっても、無尽蔵の太陽熱を利用して長
期的に屎尿の処理を行うことができる。
【0020】まず、図1はそれぞれ特有の機能を有する
ユニットを設置して、各ユニットを接続した状態を示す
ものであり、このシステムでは仮設便所1、太陽熱集熱
器2、太陽光発電器3、熱油タンク4、バッテリー5が
ワンセットとして組み立てられている。これらの各ユニ
ットはそれぞればらばらに目的地まで運ばれ、山岳地や
孤島などでユニットを接近して設置し、各ユニットを接
続することで組み立てている。この実施例では、屎尿処
理システムは分離できる5つのユニットで構成されてい
るが、この実施例に限定されず、一つの立体物の中にこ
れらの機能の機構を収納させたて1つのユニットとして
構成したものであってもかまわない。
【0021】この仮設便所1はプラスチックや強化合成
樹脂で形成された箱状の形をしており、利用者が大小便
を排泄するために使われるものである。そして、太陽熱
集熱器2は太陽熱を直接回収するためのものであり、太
陽光発電器3は照射した太陽光から直流電力を起電する
ためのものである。また、熱油タンク4は太陽熱集熱器
2で回収された太陽熱を一時蓄えておくものであり、内
部には加熱油が充満されている。さらに、バッテリー5
は太陽光発電器3で発電された電力を一時蓄電しておく
ものである。これらの熱油タンク4とバッテリー5によ
り、太陽光が照射している昼間に熱と電力を蓄えてお
き、夜間であっても仮設便所1に熱と電力を供給できる
ようにしてある。
【0022】まず、仮設便所1は内部が空洞の立体形の
家状をしており、地面に載置される基台10は立方体形
をしていて、この基台10の上部には屋根を持ったハウ
ス11が固定してあり、このハウス11の前面には開動
して利用者がハウス11内に入ることができるドアー1
2が取り付けてある。この仮設便所1の内部には、この
基台10の上部に位置して屎尿乾燥装置13が固定して
あり、この屎尿乾燥装置13の上面には屎尿を受け取る
ための便器14が設けてある。また、基台10の側面に
は触媒装置15が取り付けてあり、この触媒装置15の
上部には蒸発した水蒸気を外部に発散させるための拡散
パイプ16が取り付けてある。
【0023】前述の太陽熱集熱器2は、その上面が太陽
光線を効率よく受け取ることができるために、太陽光の
照射角度と直角となるように傾斜させてあり、横方向に
は内部に反射鏡を付けた溝状をした複数条の反射板21
が平行に設けてある。この反射板21のそれぞれその焦
点位置にはパイプ状をした吸熱パイプ20が位置させて
あり、各吸熱パイプ20内を加熱油を流通させることに
より、反射板21で反射された太陽熱を加熱油に吸熱さ
せることができる。この太陽熱集熱器2で加熱された加
熱油は熱供給パイプ22、23を循環して熱油タンク4
に伝えられており、熱油タンク4の出力側には熱回収パ
イプ24、25が接続してあり、この熱回収パイプ2
4、25と屎尿乾燥装置13とは加熱油が循環できるよ
うに接続してある。
【0024】また、太陽光発電器3の上面は太陽光照射
角度と直角となるように傾斜させてあり、その平坦な表
面には複数の発電セル26が隙間無く張り付けてある。
この太陽光発電器3の各発電セル26で変換された電力
は充電用電線27を介しバッテリー5に接続されてお
り、バッテリー5に蓄電された電力は放電用電線28を
介して屎尿乾燥装置13に伝えられている。
【0025】次に、図2は図1で示した屎尿乾燥装置1
3の内部を断面にして示し、屎尿を乾燥、蒸発させるた
めの構造を示したものである。
【0026】この屎尿乾燥装置13は単体のユニットに
組み立てられており、外側は立方形をした薄肉鋼板で形
成された外箱30より構成されており、この外箱30の
上部は開口していて、この外箱30の上部開口には外蓋
31を固定してあり、外箱30は外部から密閉されてい
る。そして、外箱30の内部空間にはステンレス、薄肉
鋼板等の耐熱性材料により下部が半球形の曲面に形成さ
れた乾燥釜32が収納してあり、乾燥釜32の上端周囲
は外箱30の内壁の上部に固定した支持板33に係合し
てある。この構造により、乾燥釜32は支持板33によ
って宙吊りとなり、外箱30の内壁と乾燥釜32の外周
との間には空間を設定してある。そして、乾燥釜32の
上部の開口には中蓋34が被せてあり、乾燥釜32は外
部から遮蔽されている。
【0027】この乾燥釜32の下半分には、乾燥釜32
の形状よりやや大きい外釜35が隙間を設けて位置させ
てあり、外釜35の上端は乾燥釜32の側面に固着して
ある。このため、外箱30の内部には、外箱30と外釜
35の間の空間、外釜35と乾燥釜32の間の空間、乾
燥釜32の内部空間の3つの外部から遮断された空間が
形成されたことになる。この内、外釜35と乾燥釜32
の間の空間は、後述する加熱油を流動させるための油流
路36としての空間となっている。この油流路36の空
間の上部には油流入パイプ37が連通させてあり、油流
路36の下部の空間には油流出パイプ38が連通させて
ある。
【0028】さらに、乾燥釜32と外釜35の外側と外
箱30の内側との間、そして外蓋31の下部と中蓋34
の上部との間のそれぞれの隙間にはグラスウール等の断
熱材39、40が熱遮断させるために充満してある。
【0029】前述の外蓋31と中蓋34のほぼ中央には
それぞれ軸受41、42がそれらの軸線が垂直となるよ
うに固定してあり、この軸受41、42にはその下端が
乾燥釜32の底付近にまで延長し、その上端が外蓋31
の上方にまで延長した駆動軸43が回転自在に軸支して
ある。この駆動軸43の下部の四隅には、乾燥釜32の
底近くに下面を位置させた攪拌羽根44が放射状に固着
してあり、同時に乾燥釜32の内部には二酸化アルミや
セラミックなどの熱を保持し易い材料で形成された球形
の蓄熱体45が複数個挿入してある。なお、駆動軸43
と攪拌羽根44の配置の関係については図3で平面的に
示されている。
【0030】また、前述の外蓋31の上面にはモーター
46が固定してあり、このモーター46によって駆動さ
れるギア47にはチェーン48が巻き廻してあり、チェ
ーン48はギヤ49に巻き廻してあり、ギア47と49
はチェーン48を介して連動するようになっている。そ
して、ギア49の出力は駆動軸43の上端に固定したウ
オーム50に噛み合わせてあり、モーター46の回転力
によってウオーム50および駆動軸43が駆動されるよ
うになっている。
【0031】また、外蓋31と中蓋34を貫通するよう
に内部中空の導入パイプ51が固定してあり、この導入
パイプ51の上端は便器14に接続してあり、その下端
は中蓋34の下面で開放させてあり、便器14に排泄さ
れた屎尿は導入パイプ51を流動して乾燥釜32に落下
することになる。そして、この導入パイプ51の途中に
はこの導入パイプ51の流路を開閉するシャッター52
が設けてある。また、中蓋34の中央近くにはそのノズ
ルの開口を下方に向けた送風パイプ53が接続してあ
り、中蓋34の送風パイプ53とは反対の位置には空気
を流出させるための排風パイプ54が接続してある。
【0032】次に、図4はこの屎尿乾燥装置13と周辺
の機器との接続状況を示した説明図である。
【0033】前述した太陽熱集光器2からの熱供給パイ
プ22は開閉弁56を介して熱油タンク4の上部に連通
してあり、熱供給パイプ23は開閉弁57を介して熱油
タンク4の下部に連通させてある。この熱油タンク4の
内部は空洞であり、熱を外部に流出させないために外囲
は断熱材で覆われており、熱油タンク4の内部空間には
高温の状態であっても材質が変質しない加熱油58が充
填してある(加熱油58の温度は300度から400度
になるように維持されている)。この熱油タンク4の側
面上部には加熱油58を吸引する熱回収パイプ24が接
続してあり、熱回収パイプ24には開閉弁59を介して
圧送パイプ61を接続してある。
【0034】そして、圧送パイプ61にはモーター等に
よって駆動されるポンプ68が接続してあり、ポンプ6
8の吐出側には油流入パイプ37と分岐パイプ62に接
続してある。油流入パイプ37は前述した油流路36に
連通してあり、分岐パイプ62にはその流量を制御する
調整弁63を介して熱供給パイプ64に接続してあり、
熱供給パイプ64には熱交換器65が接続してある。こ
の熱交換器65の流出側には回収パイプ66が接続して
あり、この回収パイプ66は前述した油流路36に連通
した油流出パイプ38と合流して戻りパイプ67に接続
しており、戻りパイプ67は開閉弁60を介して熱回収
パイプ25に接続してある。そして、熱回収パイプ25
の終端には熱油タンク4の底部に連通してある。なお、
熱交換器65の構成は図5で詳しく示されている。
【0035】次に、前記送風パイプ53には外部の空気
を吸引するための送風機70が接続してあり、この送風
機70の内部にはモーター71によって駆動されるファ
ン72が収納してある。また、前記排風パイプ54には
三方に切換えることのできる三方切換弁73の共通側が
接続してあり、三方切換弁73で切り換えられる二つの
出力には導通パイプ74と塵埃パイプ75が接続してあ
る。この導通パイプ74の終端には内部が空洞の触媒箱
76が接続してあり、触媒箱76の終端には排出パイプ
78が接続してある。この触媒箱76の内部には白金、
パラジウム等の触媒をハニカム状に形成して空気の流通
性をよくした触媒77が充満させてある。この触媒箱7
6の外周には熱交換器65が巻き付けてあり、熱交換器
65自体はアルミまたは銅の熱伝導性の高いパイプ材に
より形成してあり、このパイプ材を渦巻き状に熱交換器
65の外周に複数条巻き付けて構成してある。このた
め、熱交換器65のパイプ材の中を加熱油が循環する
と、加熱油の熱がパイプ材より熱交換器65に伝達でき
るようになっている。
【0036】また、前記塵埃パイプ75の終端はゴミ箱
79の内部にまで延長しており、塵埃パイプ75の終端
には布や和紙等の空気と塵埃を分離できる回収袋80に
接続してある。このゴミ箱79は内部が空間であって外
部から密閉された構造であり、その内部には袋状をした
回収袋80を装填してあり、乾燥釜32から送られてき
た空気から塵埃のみを捕獲することができる。このゴミ
箱79の側面には放出パイプ81が接続してあり、排出
パイプ78と放出パイプ81とは合流しており、両者の
流路は前記拡散パイプ16に接続してある。
【0037】次に、本実施例の作用を説明する。
【0038】この実施例におけるシステムは、昼間時の
太陽光線が地面に照射している間に加熱用の熱と動力用
の電力を蓄積し、曇天の間や夜間であっても屎尿の処理
を行うことができるものである。太陽光から熱を収集す
るのは太陽熱集熱器2であり、太陽光から電力を収集す
るのは太陽光発電器3であり、それぞれ作動効率を良好
にするためにそれぞれの上面は太陽光が照射する方向に
向けてある。そして、太陽光の照射角度が高い位置にあ
る日中では、熱と電力を蓄積するために開閉弁56、5
7を開放しておき、開放弁59、60を閉鎖しておく。
【0039】<熱と電力の蓄積>
【0040】前述の太陽熱集熱器2の上面にある反射板
21に照射した太陽光はそれぞれのU字形をした溝の反
射面で集光され、各溝の中央に位置した吸熱パイプ20
を加熱する。この吸熱パイプ20には熱油タンク4の底
から開閉弁57を通過して熱供給パイプ23から加熱油
が流動させられており、太陽光からの熱で加温された加
熱油58は熱供給パイプ22に戻り、温められた状態で
開閉弁56を通過して熱油タンク4に貯留される。この
熱油タンク4、開閉弁57、熱供給パイプ23、吸熱パ
イプ20、熱供給パイプ22、開閉弁56の順路を加熱
油58が循環することにより、熱油タンク4内には高温
となった加熱油58が貯留されることになる。こうし
て、加熱油が循環することで、熱油タンク4の内部の加
熱油58は300度から400度位の温度に維持され
る。なお、曇天や夕方などのように太陽光が陰ったり、
太陽光が照射しない夜間においては、開閉弁56、57
は自動的に閉鎖し、加熱油58が熱供給パイプ23方向
に流動するのを停止させる。これは、温度の高い加熱油
58が吸熱パイプ20を流動すると、夜間などでは逆に
この吸熱パイプ20が放熱の作用をして、加熱油58の
温度を低下させるのを防止するためである。
【0041】また、太陽光発電器3の表面にある発電セ
ル26に照射した太陽光は、発電セル26により光エネ
ルギーを直流電流に変換し、いわゆる太陽発電を行う。
この発電セル26で起電された電力は充電用電線27を
介してバッテリー5に蓄電される。このバッテリー5に
電力が充電される際には、整流子により一方向にのみ電
流が流れるように制御し、夜間などに電力がバッテリー
5から発電セル26に逆流して、バッテリー5が放電す
るのを防いでいる。
【0042】このようにして、熱油タンク4の内部に貯
留された高い温度の加熱油58やバッテリー5に蓄電さ
れた電力は、屎尿乾燥装置13による屎尿の処理の必要
に応じて、熱回収パイプ24、25より加熱油58を循
環させ、放電用電線28より各種電気機器に電力を供給
することができる。
【0043】<排便での仮設便所1の使用>
【0044】先ず、排便しようとする仮設便所1の使用
者はドアー12を開けハウス11の内部に入り、便器1
4に向けて大小便を排泄する。この排泄された屎尿は便
器14より導入パイプ51を介して乾燥釜32の内部に
落下し、一時集積される。そして、仮設便所1で排便が
終わった人がドアー12を開けて外部に出て、ドアー1
2を閉じた後で屎尿の乾燥処理が開始される。
【0045】<装置の各部における準備>
【0046】すると、図示しないセンサー等がこの利用
者が便器14を使用して用便したことを検知し、排泄さ
れた屎尿の蒸発、乾燥の処理が開始される。まず、シャ
ッター52が水平に移動して導入パイプ51を閉鎖し、
三方切換弁73が排風パイプ54と導通パイプ74を接
続し、モーター71がファン72を低い回転数で回転さ
せ、外部の空気を送風パイプ53より乾燥釜32に送
る。さらに、モーター46を作動させてその回転力をギ
ア47、チェーン48、ギア49、ウオーム50を介し
て駆動軸43に伝える。このため、駆動軸43が水平方
向に回転し、駆動軸43に固着した攪拌羽根44が乾燥
釜32内で回転し、攪拌羽根44により屎尿と蓄熱体4
5が乾燥釜32内で攪拌される。
【0047】同時に、開閉弁59、60を開放させ、ポ
ンプ68を起動して熱油タンク4の内部に貯留されてい
る加熱油58を温度の高い上部より吸引し、熱回収パイ
プ24、開閉弁59、圧送パイプ61を介して流動さ
せ、次いで油流入パイプ37、分岐パイプ62に伝え
る。この油流入パイプ37を流動する加熱油58は油流
路36の空間内に流入し、加熱油58の熱によって乾燥
釜32の底部を加熱する。油流路36を通過した加熱油
58は油流出パイプ38、戻りパイプ67、開閉弁6
0、熱回収パイプ25を通過して熱油タンク4に戻る。
また、ポンプ68からの加熱油58の一部は分岐パイプ
62より調整弁63の方向に流れ、調整弁63でその流
量を制限された後熱供給パイプ64より熱交換器65に
流入する。この熱交換器65の環状をしたパイプを加熱
油58が循環すると、触媒箱76と触媒77を加熱する
ことになる。そして、熱交換器65を通過した加熱油5
8は回収パイプ66、戻りパイプ67、開閉弁60、熱
回収パイプ25を通過して熱油タンク4に復帰する。こ
のように加熱油58が循環を繰り返すことにより、乾燥
釜32が過熱され、触媒77も適当な温度で予熱され
る。
【0048】<屎尿の蒸発、乾燥の処理>
【0049】このように、油流路36内を加熱油58が
循環すると、高温の加熱油58が乾燥釜32を加熱し、
乾燥釜32内に貯留している屎尿を沸騰点まで加熱する
ことになる。加熱された屎尿は、その大部分の成分であ
る水分が水蒸気となって蒸発し、この水蒸気は排風パイ
プ54、三方切換弁73、導通パイプ74を通過して触
媒箱76に流入する。前述のように、触媒箱76及び触
媒77は熱交換器65を流動する加熱油58によって加
温されているため、触媒77はその還元能力を発揮でき
る状態にある。このため、屎尿から蒸発した水蒸気が触
媒77のハニカムを通過する際に、水蒸気に含まれてい
る悪臭の成分である尿素やアンモニアは触媒77と接触
して酸化還元され、無臭となった状態で排出パイプ78
に流出する。次いで、無臭となった水蒸気と空気は排出
パイプ78から拡散パイプ16を通じて外囲に放出され
る。なお、この屎尿の加熱、蒸発の際には、送風機70
は作動していて、外部からの空気を吸引して送風パイプ
53より乾燥釜32に送っている。この空気の流動によ
り、乾燥釜32内で加熱されている屎尿の酸化を助成す
ると共に、乾燥釜32内の空気を排風パイプ54の方向
に押し出す作用をしている。
【0050】そして、この乾燥釜32の過熱による屎尿
の蒸発、乾燥の処理において、駆動軸43が常時回転し
ているため攪拌羽根44が乾燥釜32の底付近で回転し
ており、乾燥釜32に収納した屎尿を攪拌して温度を均
一に上昇させている。同時に、蓄熱体45も屎尿と共に
攪拌されているため、球形をした蓄熱体45の表面に屎
尿が接触し、蓄熱体45に蓄えられた熱が屎尿に伝達さ
れ、屎尿の温度上昇を助けている。
【0051】<乾燥釜32の清掃と塵埃の回収>
【0052】このような動作を連続して行うことで、乾
燥釜32の内部に収納された屎尿の大部分の成分である
水分は水蒸気となって蒸発し、排風パイプ54を介して
無臭となって拡散パイプ16より外部に拡散される。そ
して、乾燥釜32の内部には最終的には繊維質等の蒸発
できない灰成分が残渣となって堆積することになる。こ
れらの残渣が乾燥釜32の内部に堆積されると、次の屎
尿の蒸発、乾燥の処理に妨げとなるばかりでなく、攪拌
羽根44、蓄熱体45の回転において無理な障害となる
ため、一回の屎尿の蒸発、乾燥の処理が終わったならば
続いて乾燥釜32の内部を清掃しておかなければならな
い。
【0053】乾燥釜32に収納した屎尿が全て乾燥した
ならば、ポンプ68の動作を停止し、熱油タンク4から
加熱油58を循環させる動作を一時停止し、乾燥釜32
の過熱を中止する。そして、三方切換弁73を切り換え
て排風パイプ54と塵埃パイプ75を接続し、モーター
71を高速で回転させることによりファン72によって
大量の空気を吸引させ、送風パイプ53の先端から乾燥
釜32の底付近に空気流を噴射させる。この送風パイプ
53から噴射された高速の空気流によって、乾燥釜32
の内部に残留している残渣は吹き上げられ、残渣はその
空気と共に排風パイプ54に流出し、三方切換弁73、
塵埃パイプ75を通過した後にゴミ箱79の回収袋80
に流入する。この回収袋80は、空気は通過させるが塵
埃を捕獲できる布又は和紙等の材質で形成したあるた
め、流入した空気はこの回収袋80の膜面を通過して放
出パイプ81、拡散パイプ16を通過して外部に発散さ
れる。しかし、塵埃はこの回収袋80の膜面で分離され
て捕獲され、回収袋80内に堆積させられる。
【0054】また、この送風パイプ53から空気を噴出
させて塵埃を吹き飛ばす際においても、モーター46に
る駆動軸43の回転は継続しており、攪拌羽根44が蓄
熱体45を乾燥釜32の底付近で転動させているため、
乾燥釜32の底部に付着している残渣は蓄熱体45によ
って掻き取られ、細かく砕かれることになる。こうし
て、屎尿の乾燥処理が終わった後で所定の時間だけ送風
パイプ53から空気を噴出させ、攪拌羽根44を回転さ
せることにより、乾燥釜32に残った屎尿の残渣が取り
除かれることになる。
【0055】<次の処理のための待機への切換え>
【0056】所定時間が経過したならば、乾燥釜32内
の清掃は終了したものと判断し、次にこの仮設便所1を
使用する人のために、屎尿乾燥装置13は待機の状態に
復帰させる。この復帰では、三方切換弁73を切り換え
て排風パイプ54と導通パイプ74を接続し、ポンプ6
8を作動させて加熱油58を吸引し、油流入パイプ3
7、分岐パイプ62に伝え、油流路36の空間および熱
交換器65内に加熱油58を循環させる。また、モータ
ー71の回転数の速度を落とし、乾燥釜32へ供給する
空気量を減少させる。さらに、シャッター52を水平移
動して導入パイプ51を開放し、便器14と乾燥釜32
を連通させておく。このように各部の機能を切換えるこ
とで、次に仮設便所1を利用する人が排泄する屎尿を処
理できる準備の体制に移行する。
【0057】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、太
陽光を熱源および動力源とし、屎尿の蒸発、乾燥を行わ
せることができるので、屎尿の処理に液化燃料や電力を
必要としない。このため、交通事情が悪く、液化燃料を
運搬するのが困難な険しい山中や、電力線を架設するこ
とができない孤島においても、エネルギーの補給をせず
に屎尿の蒸発と乾燥の処理を継続して行うことができ
る。そして、この処理のためのエネルギーは地面に照射
する太陽光を利用するため、国立公園の敷地内や海水浴
場の海岸で使用しても二酸化炭素などを発生させず、自
然の環境を汚染することがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である屎尿処理装置を構成す
る各ユニットを組み立てた状態を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例である屎尿処理装置の内部の
構造を示す縦断面図である。
【図3】本発明の一実施例である屎尿処理装置の乾燥釜
の内部で回転する攪拌羽根の配置を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施例である屎尿処理装置の加熱油
と空気を流動させるための配管の接続状況を示す説明図
である。
【図5】本発明の一実施例である屎尿処理装置に用いる
熱交換機と触媒箱の構造を示す斜視図である。 1 仮設便所 2 太陽熱集熱器 3 太陽光発電器 4 熱油タンク 5 バッテリー 13 屎尿処理装置 14 便器 20 吸熱パイプ 26 発電セル 32 乾燥釜 35 外釜 36 油流路 44 攪拌羽根 45 蓄熱体 51 導入パイプ 53 送風パイプ 54 排風パイプ 58 加熱油 76 触媒箱 77 触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/86 ZAB C02F 1/14 ZAB Z 11/12 ZAB B 7446−4D F24J 2/42 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱を収束して耐熱性のある熱流動体
    を加熱する太陽熱集熱器と、この太陽熱集束器から集め
    られた熱流動体を貯留する熱油タンクと、熱油タンクか
    ら供給された熱流動体により屎尿を蒸発、乾燥させるこ
    とができる屎尿処理装置において、 屎尿を収納する耐熱性のある密閉された容器と、この容
    器内で回転する複数の羽根を持つ攪拌手段と、容器内に
    収納されて熱を保持する球形状をした複数個の蓄熱体
    と、この容器の外側に間隔を置いて位置させた外容器
    と、容器と外容器との間の空間に熱油タンクからの熱流
    動体を循環させる熱供給手段とから構成されたことを特
    徴とする太陽熱利用の屎尿処理装置。
  2. 【請求項2】 熱流動体は、高温に加熱しても変質しな
    い耐熱性のある金属粉を混入させた鉱物性油であること
    を特徴とする請求項1記載の太陽熱利用の屎尿処理装
    置。
  3. 【請求項3】 各部にある駆動源の動力には、太陽光を
    電力に変換できる太陽光発電器を使用したことを特徴と
    する請求項1、2記載の太陽熱利用の屎尿処理装置。
  4. 【請求項4】 容器には水蒸気を含む空気を排出できる
    パイプを接続し、このパイプには悪臭の成分を酸化還元
    する触媒を収納した触媒箱に接続したことを特徴とする
    請求項1、2、3記載の太陽熱利用の屎尿処理装置。
  5. 【請求項5】 容器へ空気流を噴射できる清掃パイプを
    接続し、この清掃パイプにより容器内の塵埃を排出させ
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4記載の太陽熱
    利用の屎尿処理装置。
  6. 【請求項6】 容器へ空気流を噴射できる清掃パイプを
    接続すると同時に、容器には空気を流出させる排出パイ
    プを接続し、排出パイプの終端には空気と塵埃を分離で
    きる回収袋を接続し、容器に噴射された空気で塵埃を排
    出パイプの方向に流動させ、回収袋により塵埃のみを分
    離させて容器の清掃を行うことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5記載の太陽熱利用の屎尿処理装置。
JP5307148A 1993-11-12 1993-11-12 太陽熱利用の屎尿処理装置 Pending JPH07136639A (ja)

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