JPH07136483A - 撹拌装置 - Google Patents

撹拌装置

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JPH07136483A
JPH07136483A JP5289458A JP28945893A JPH07136483A JP H07136483 A JPH07136483 A JP H07136483A JP 5289458 A JP5289458 A JP 5289458A JP 28945893 A JP28945893 A JP 28945893A JP H07136483 A JPH07136483 A JP H07136483A
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Kuniaki Shirai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高粘度の粘性液に適用することができて、撹
拌動力に対する混合効率がよく、さらに懸濁分散性能に
優れた撹拌翼を有する撹拌装置を提供する。 【構成】 下部に3枚パドル翼(3)を取り付け、この
3枚パドル翼(3)の上部にH型翼(4)を取り付けた
回転軸(2)を有することを特徴とする撹拌装置であ
る。なお、3枚パドル翼(3)の下端(3a)が槽底
(1a)から液深Hのほぼ5%以下の高さ(h1)にあ
り、H型翼(4)の中心Cが液深Hの65〜75%の高
さ(h2)にあり、それぞれの翼の回転径(d1)が槽内
径のほぼ50%であって、さらに、3枚パドル翼(3)
の翼幅(h3)が液深Hのほぼ20%、H型翼(4)の
翼幅(h4)が液深Hの30〜35%、H型翼(4)の
縦枝(4a)の幅(d2)が回転径(d)の10〜15
%である場合に、最も優れた混合効率や懸濁分散性能を
発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撹拌装置に関し、特
に、粘性液の混合および懸濁分散に適した撹拌装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化学工業や製薬の分野において、
腐食性の液体を混合する場合、または、腐食性液体中に
有機質または無機質の固体粒子を投入して懸濁し、溶解
や晶析反応を行わせる場合等には、撹拌翼として3枚後
退翼が汎用的に使用されている。しかし、3枚後退翼に
よる撹拌では、腐食性のような粘性液の混合にあって
は、比較的低粘度のものが限度であり、また、懸濁分散
においても固体粒子の密度や粒子径が比較的低密度で粒
子径の小さいものに限られていた。そこで、比較的高粘
度の粘性液に対しては、翼径を大きくしたアンカー翼を
採用し、液全体を流動させるように撹拌せざるを得なか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに翼径を大きくしたアンカー翼を採用する場合には、
大きな撹拌動力を必要とし、撹拌動力に対する混合効率
が非常に悪く、また、懸濁分散では、翼の性能限度を超
えた粒子密度や粒子径のものの場合に、撹拌によって固
体粒子が槽底に沈澱凝集して塊りとなり、溶解が不完全
で収率が悪いなどの問題点があった。
【0004】この発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、高粘度の粘性液に適用することが
できて、撹拌動力に対する混合効率がよく、さらに懸濁
分散性能に優れた撹拌翼を有する撹拌装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、撹拌装置において、下部に3枚パドル
翼を取り付け、この3枚パドル翼の上部にH型翼を取り
付けた回転軸を有するものである。特に、3枚パドル翼
の下端が槽底から液深のほぼ5%以下の高さにあり、H
型翼の中心が液深の65〜75%の高さにあり、それぞ
れの翼の回転径が槽内径のほぼ50%である場合には、
優れた混合効率と懸濁分散性能を示し、その中でも、3
枚パドル翼の翼幅が液深のほぼ20%であり、前記H型
翼の翼幅が液深の30〜35%であり、その縦枝の幅が
翼の回転径の10〜15%であることが有利である。な
お、この発明の撹拌翼はプレイトバッフルを組合わせて
使用するのが望ましい。
【0006】
【作用】回転軸の下部に3枚パドル翼を取り付け、この
3枚パドル翼の上部にH型翼を取り付けたので、大きな
撹拌吐出力を有する3枚バドル翼で生じる強い上向きの
循環流が、上部のH型翼で受け止められて、複雑な乱流
となって撹拌され、液の下部および上部の混合が極めて
均等化される。なお、パドル翼を3枚としたのは、実験
の結果、翼2枚では撹拌動力が比較的小さいため混合時
間が長くなり、4枚では撹拌動力が大きくて逆に混合効
率が悪くなり、従って、撹拌動力に対する混合効率が最
も良い3枚にしたものである。また、3枚パドル翼の下
端の槽底からの間隔は、槽底に近ければ近いほど混合効
率がよくなるが、槽を破壊する危険もありほぼ5%程度
が妥当である。さらに、H型翼の中心の高さを液深の6
5〜75%とする場合には、撹拌動力に対して最も混合
効率を良くすることができる(図9参照)。そして、さ
らに、それぞれの翼の回転径が槽内径の50%以下の場
合には充分な混合性能と懸濁分散性能が得られず、50
%以上の場合には、大きな撹拌動力を必要とする。この
場合、3枚パドル翼の翼幅を液深のほぼ20%とし、H
型翼の翼幅を液深の30〜35%とし、その縦枝の幅を
H型翼の回転径の10〜15%とする場合には、最小の
撹拌動力で最大の混合効率を挙げることができる。
【0007】また、H型翼の中心の高さを液深の65〜
75%に調節して、パドル翼上端とH型翼下端の間隙を
調整することにより、3枚パドル翼とH型翼により生ず
る液体のフローパターンの境界がなくなる、一体的なフ
ローパターンを形成させることもできる。さらに、この
撹拌翼とプレイトバッフルとを組み合わせることによっ
てより効率的に混合を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に示された撹拌
装置について説明する。なお、図中、同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。
【0009】図1および図2において、1は、耐腐食性
材料製またはグラスライニングした内径Dの混合槽また
は容器であり、撹拌翼は回転軸2の下部に取り付けられ
た3枚パドル翼3とこの3枚パドル翼3の上部に取り付
けられたH型翼4とからなっている。槽底3aから3枚
パドル翼3の下端3aまでの間隔h1は槽1に入れられ
た混合液の深さすなわち液深Hに対してほぼ0.05倍
以下であり、H型翼4の取付高さh2は、その翼4の中
心Cが槽底1aから液深Hの0.65〜0.75倍の位
置となるようにする。また、それぞれの翼3,4の回転
径d1は槽1の内径Dのほぼ0.5倍である。
【0010】3枚パドル翼3の翼幅h3はほ液深Hのほ
ぼ0.2倍であり、H型翼4の翼幅h4は液深Hの0.
3〜0.35倍である。H型翼4の縦枝4aの幅d2
その翼4の回転径d1の0.1〜0.15倍である。
【0011】図3および図4には、従来の3枚後退翼
3’の撹拌装置が示されている。後退翼3’は、回転径
1が容器1の内径Dの0.5倍であり、その下端3’
aが槽底1aから液深Hのほぼ0.05倍の位置となる
ように回転軸2に取り付けられている。その翼幅h3
液深Hに対し0.065〜0.07倍である。
【0012】図5には、粘性液の混合実験に用いられた
実験装置が示されている。6は内部が20°Cに保たれ
た恒温槽、7はその内部に設置された円筒形の容器であ
り、図1における槽1に相当し、その内径Dは500m
m、液深Hは500mmである。3はその下端が、容器
7内部の液深475mmの位置、すなわち、槽底から2
5mmの位置(両者の間隔はh1)に設置された撹拌翼
であり、回転径dは250mmで、翼幅h3が100m
mの3枚パドル翼からなっている。この3枚パドル翼3
の上部には、回転径dが250mm、翼幅h4が162
mmのH型翼が、その翼幅の中心Cが容器7の底から3
50mm(0.70H)の高さ位置に設置されている。
なお、図示しない縦枝の幅は25mmである。
【0013】この撹拌翼3,4の回転数とトルクは、変
換器12により変換されて記録計13により記録される
ことができる。また、容器7の直下には、焦点を考慮し
た距離にフレネルレンズ15を介して照度計16を設置
し、容器7の方向以外は周囲が隔絶されている。撹拌装
置の上部の一定高さに300Wの照明灯14を設置し、
容器内の液面に向けて投光する。液面に投光された光
は、撹拌液中を透過し、透過した光の光度は照度計に受
光され、記録計に記録される。
【0014】なお、この実験は、図3と図4に示された
撹拌装置についても条件を同じにして行われた。すなわ
ち、容器の内径Dは500mm,容器底から後退翼の下
端までの間隔h1は25mm、そして、後退翼の幅h3
33mmで行われた。
【0015】実験は、先ず、恒温槽6を20°Cに保
ち、容器7の内部に所定の粘性液100リッターを入
れ、撹拌翼を所定の回転数で回転しながら、着色剤とし
てKI水溶液0.2molを粘性液量の1%量注入し、
液の濃度が一様になった時点で、脱色剤としてチオ硫酸
ナトリウム水溶液0.5molを粘性液量の1%量注入
する。さらに、撹拌を続け、ペンレコーダによって、液
の脱色濃度の経時的変化を記録し、脱色剤を注入した初
期時点から完全に脱色した時点までの経過時間を完全混
合時間とする。比較例についても全く同様とする。
【0016】以上の実験の結果は、図6から図9に示さ
れている。すなわち、図6は、動力特性比較線図であ
り、横軸のレイノルズ数Re(ー)は、Re=d2・n
・ρ/μで表される液の粘度を示すパラメータであり、
値が小さい程粘度が高いことを示している。また、縦軸
の動力数Np(ー)は、Np=P・gc/ρ・n3・d5
で表される撹拌動力と比例する係数であり、撹拌翼固有
の特性値を示すために使用される。各翼の線を比較して
大きい方が撹拌が強いことを意味している。例えば、図
6に示されるように、この発明の3枚パドル翼とH型翼
を組み合わせた撹拌翼にバッフル(2枚)を組み合わせ
た場合と、従来の3枚後退翼にバッフル(1枚)を組み
合わせた場合とを比較すると、前者は動力数の平均が
3.8であるのに対し、後者は0.58であり、この発
明の撹拌翼が6.5倍の撹拌強さを有することが理解さ
れる。また、このバッフル付きの線の分岐点をレイノル
ズ数でみると、この発明の撹拌翼はレイノルズ数Reが
4.4×10であるのに対し、従来の後退翼はレイノル
ズ数Reが4.2×102であり、約10倍の格差であ
る。これは、この発明の撹拌翼が約10倍高粘度の粘性
液に適用可能なことを表している。例えば、液量100
リッター、回転数100rpmで撹拌した場合、従来の
3枚後退翼の適用最高粘度は0.3Pa・sであるのに
対し、この実施例の撹拌翼は3.0pa・sの粘度のも
のにも適用することができる。なお、3枚パドル+H型
組み合わせ翼無バッフルおよび3枚後退翼無バッフルの
例が参考として示されており、3枚パドル翼とH型翼を
組合せた撹拌翼においても、同様の傾向を示すことが類
推できるものである。
【0017】図7は混合特性比較線図である。この線図
において、撹拌回転数・完全混合時間n・θmは比較し
て小さい方が混合時間が速くなることを意味している。
撹拌回転数と完全混合時間の積は、乱流域でほぼ一定の
値を示すため、両者は反比例の関係となり、したがっ
て、回転数を増大させることにより混合時間を短縮する
ことができる。ここで、この実施例の撹拌翼と従来の後
退翼について、回転数・完全混合時間n・θmを比較し
てみると、レイノルズ数Reが103〜105の範囲で
は、バッフル2枚付のこの実施例の撹拌翼は、従来のバ
ッフル1枚付の3枚後退翼の約1/4〜1/5に減少し
ている。これは、回転数が同じ場合には、この発明の撹
拌翼によれば、混合時間が1/4〜1/5に短縮される
ことを意味するものである。
【0018】図8は、混合時間比較線図である。この実
施例の撹拌翼と従来の3枚後退翼の粘性液の粘度別の完
全混合時間θm(s)の比較が示されている。ここで、
この発明の撹拌翼は、撹拌単位容量動力Pv(kW/m
3)を一定とした場合に、いずれの粘度においても、従
来の3枚後退翼に較べて混合時間を1/2に短縮できる
ことである。逆に言えば、この発明の撹拌翼は、混合時
間を同じとすれば、撹拌単位容量動力を1/2として同
等の混合が得られるということである。
【0019】図9は、H型翼の取付位置による混合時間
と撹拌動力の変化を示すものである。この線図から、撹
拌単位容量動力Pv(kW/m3)の多少の増加はある
ものの、H型翼の中心が液深Hの0.65〜0.75倍
の位置に取り付けられるときに、混合時間がもっとも短
いことが明らかである。
【0020】懸濁分散実験の実験装置は、図10に示さ
れるように、粘性液の混合実験に利用した実験装置(図
5参照)において、容器直下に配置された照度計に代え
て鏡18を設置し、容器側面に検尺19を配置したもの
である。この鏡18は、撹拌中の固体粒子が槽底に沈澱
状態かまたは浮遊状態かを目視観察および計測を行うた
めに使用するためであり、検尺19は、固体粒子の浮遊
上昇を測定するために用いるものである。なお、従来の
3枚後退翼についても同じ撹拌条件で実験された。
【0021】実験は、容器7の内部に所定量の固体粒子
と所定量の水を入れて、その全量を100リッターとす
る。低速回転から、撹拌状態の観察および測定を行いな
がら、徐々に回転速度を上げて行く。容器の底面および
側面から、固体粒子の沈澱および浮遊状態を観察し、固
体粒子の沈澱径、浮遊上昇を計測して行き、固体粒子が
沈澱することなく、液面まで完全に浮遊分散状態に至
り、かつ、濃度むらのない状態に至った回転数を完全浮
遊撹拌速度とした。比較例についても、同様な実験を行
った。
【0022】実験結果の比較を容易にするためにグラフ
化したのが図11〜14である。図11および図12
は、この発明の撹拌翼と従来の3枚後退翼について、そ
れぞれ固体粒子の完全浮遊範囲の比較区分を示したもの
である。なお、図11および図12において、大は粒径
0.4〜0.425mm、中は粒径0.18〜0.2m
m、そして、小は粒径0.05〜0.053mmのもの
を表し、斜線部は浮遊範囲、多点部は浮遊可能範囲を表
している。図13および図14は、この発明の撹拌翼と
従来の3枚後退翼について、それぞれ固体粒子容積分率
に対する完全撹拌速度と単位容量動力の関係を示すもの
である。なお、符号Njsは完全浮遊撹拌速度、ρは粒
子真密度(g/cm3)、dPは粒子径(mm)、Sはシ
リカゲル粒子、Gはガラスビーズ、Cはカーボランダ
ム、そして、Aはアルミナである。
【0023】図11と図12とを対比するに、図11に
示されるように、この実施例の撹拌翼によれば、固体粒
子径0.4〜0.425mmの場合、粒子密度2.5g
/cm3の範囲まで完全浮遊が得られるのに対し、図1
2に示されるように、従来の3枚後退翼によれば、粒子
径0.4〜0.425mmの場合、完全浮遊が得られる
のは粒子密度1.61g/cm3までである。なお、固
体粒子の完全浮遊に寄与する関係因子は、固体粒子と液
体の密度差△ρの0.58乗×粒子径dpの0.2乗×
粒子濃度Xの0.13乗の積Kに相関すると言われてい
る。すなわち、 K=(9.8×△ρ/ρ10.58×dp 0.2×X0.13であ
る。 従来の3枚後退翼は粒子密度2.5g/cm3、粒子径
0.2mm、粒子濃度10%では浮遊が不完全でるのに
対し、この発明の撹拌翼は粒子密度2.5g/cm3
粒子径0.2mm、粒子濃度45%で完全浮遊する。し
たがって、従来の3枚後退翼はK=2.56であり、こ
の発明の撹拌翼はK=4.79である。すなわち、この
発明の撹拌翼は従来の3枚後退翼に較べて浮遊性能が約
1.9倍拡大されている。
【0024】また、図14に示されるように、従来の3
枚後退翼の完全浮遊の最高限度である固体粒子密度4.
2g/cm3、粒子径0.053mm、粒子容積分率3
0%の撹拌単位容量動力Pv=1.4kW/m3に対
し、図13に示されるように、この発明の撹拌翼は固体
粒子密度4.2g/cm3、粒子径0.18mm、粒子
容積分率30%の撹拌単位容量動力Pv=4.0kW/
3である。したがって、この発明の撹拌翼は従来の3
枚後退翼に較べて約2.9倍の撹拌力がある。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、回転軸の下部に3枚
パドル翼を取り付け、この3枚パドル翼の上部にH型翼
を取り付けたので、粘度範囲の広い粘性液の混合に適用
できるとともに、撹拌動力に対する撹拌効率を大幅に向
上することができるものである。また、懸濁分散性能も
大幅に改善された。なお、3枚パドル翼の下端が槽底か
ら液深のほぼ5%以下の高さにあり、H型翼の中心が液
深の65〜75%の高さにあり、それぞれの翼の回転径
が槽内径のほぼ50%である場合には、特に好結果が得
られ、さらに、この場合に、3枚パドル翼の翼幅が液深
のほぼ20%であり、H型翼の翼幅が液深の30〜35
%であり、その縦枝は幅が翼の回転径の10〜15%
で、その高さが液深のほぼ65〜75%であるときに
は、最も好結果が得られる。さらに、この発明の撹拌翼
はプレイトバッフルと組み合わせて使用するのが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す撹拌装置を備えた混合
槽の説明図である。
【図2】図1の撹拌装置の要部説明図である。
【図3】従来の撹拌装置を備えた混合槽の説明図であ
る。
【図4】図3の撹拌装置の要部説明図である。
【図5】撹拌装置による液混合実験装置の説明図であ
る。
【図6】この発明の撹拌装置と従来の撹拌装置の動力特
性を示す線図である。
【図7】この発明の撹拌装置と従来の撹拌装置の混合特
性を示す線図である。
【図8】この発明の撹拌装置と従来の撹拌装置による混
合時間を示す線図である。
【図9】この発明の撹拌装置のH型翼の取付位置と混合
時間および撹拌動力の関係を示す線図である。
【図10】撹拌装置による懸濁分散実験装置の説明図で
ある。
【図11】この発明の撹拌装置の撹拌による固体粒子の
完全浮遊範囲の説明図である。
【図12】従来の撹拌装置の撹拌による固体粒子の完全
浮遊範囲の説明図である。
【図13】この発明の撹拌装置の固体粒子容積分率に対
する撹拌単位容量動力を示す線図である。
【図14】従来の撹拌装置の固体粒子容積分率に対する
撹拌単位容量動力を示す線図である。
【符号の説明】
1 槽 1a 槽底 2 回転軸 3 3枚パドル翼 3’ 3枚後退翼 3a,3’a 下端 4 H型翼 5 プレイトバッフル 6 恒温槽 7 容器 10 駆動装置 11 温度計 12 変換器 13,17 記録計 14 照明灯 15 フレネルレンズ 16 照度計 18 鏡 19 検尺 D 槽(容器)の内径 d 撹拌翼の回転径 d1 縦枝の幅 H 液深 h1 パドル翼下端と槽底との間隔 h2 H型翼の中心の槽底からの高さ h3 パドル翼の翼幅 h4 H型翼の翼幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に3枚パドル翼を取り付け、この3
    枚パドル翼の上部にH型翼を取り付けた回転軸を有する
    ことを特徴とする撹拌装置。
  2. 【請求項2】 前記3枚パドル翼の下端が槽底から液深
    のほぼ5%以下の高さにあり、前記H型翼の中心が液深
    の65〜75%の高さにあり、それぞれの翼の回転径が
    槽内径のほぼ50%であることを特徴とする請求項1記
    載の撹拌装置。
  3. 【請求項3】 前記3枚パドル翼の翼幅が液深のほぼ2
    0%であり、前記H型翼の翼幅が液深の30〜35%で
    あり、その縦枝の幅が翼の回転径の10〜15%である
    ことを特徴とする請求項2記載の撹拌装置。
  4. 【請求項4】 プレイトバッフルと組み合わせて使用す
    ることを特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
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