JPH07124456A - 攪拌装置 - Google Patents

攪拌装置

Info

Publication number
JPH07124456A
JPH07124456A JP30094493A JP30094493A JPH07124456A JP H07124456 A JPH07124456 A JP H07124456A JP 30094493 A JP30094493 A JP 30094493A JP 30094493 A JP30094493 A JP 30094493A JP H07124456 A JPH07124456 A JP H07124456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring blade
stirring
blade
tank
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30094493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2766847B2 (ja
Inventor
Susumu Oi
進 大井
Keiichiro Egashira
慶一郎 江頭
Yoshiko Shigematsu
佳子 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAKKO SANGYO KK
Original Assignee
HAKKO SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAKKO SANGYO KK filed Critical HAKKO SANGYO KK
Priority to JP30094493A priority Critical patent/JP2766847B2/ja
Publication of JPH07124456A publication Critical patent/JPH07124456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2766847B2 publication Critical patent/JP2766847B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下段攪拌翼の上昇流を上段攪拌翼の吐出流に
よる影響を受けることなく液面まで速やかに上昇させ、
液面付近の液を一気に槽底部まで運び槽内全体を短時間
で均一な混合を達成することができ、低速回転、低消費
動力でグラスライニングにも容易に対応できる低原価で
量産性に優れた攪拌装置の提供。 【構成】 本発明の攪拌装置は、竪型円筒状の攪拌槽8
と、攪拌槽8内に垂設された攪拌軸1と、攪拌軸1に装
着された略台形状でかつ下部中央部に凹部3を備えた上
段攪拌翼2と、上段攪拌翼2と直交状に装着された略長
方形でかつ上部中央部に凹部6を備えた下段攪拌翼4
と、下段攪拌翼4に連設され回転方向に対し逆無機に傾
斜して装着されかつ攪拌軸1を中心として対称位置に切
り込み部7が形成された後退翼5,5′と、を備えた構
成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、攪拌装置、特にグラス
ライニング加工に好適な攪拌装置に関する。更に詳しく
は、低粘度域及び中粘度域での液の混合、固体粒子の液
中への懸濁と分散、相互に不溶な2液の分散接触、液中
への気体の分散、攪拌液の除熱あるいは加熱などの攪拌
を行う混合機あるいは反応機として用いられるグラスラ
イニング加工の容易な攪拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、化学工業や薬品工業,食品工業等
で必要とされている低粘度から高粘度の液体と固体、液
体と液体、液体と気体の効率的な混合,溶解,反応等に
対応できる攪拌装置が要求されている。これらの要求に
応えるものとして、パドル翼,タービン翼,プロペラ
翼,ブルマージン翼,ゲート翼,格子翼などを備えた攪
拌装置が開発されている。しかしながらこれらの攪拌装
置は、多くの場合、攪拌翼の上と下とに分かれた2つの
上下方向の循環流を形成する。このような上下循環流が
存在する流況のもとでは液組成が一つの循環流から次の
循環流へと段階的に移行しながら交換されるので全域の
混合は極めて非効率的であった。その結果、混合特性を
向上させるため高速攪拌を必要とし、多大の消費動力を
要するという問題点を有していた。そこで、これらの問
題点を解決するものとして、特開昭61−20084
2号公報には、攪拌軸に、攪拌槽の底壁面に下端部を摺
接させて槽底部に配置されたボトムパドルと、前記ボト
ムパドルより上位部分に、アーム部分と該アーム部分と
直角方向に延びるストリップから構成される格子翼を装
着すると共に、攪拌槽の側壁面に下部から上部まで軸方
向に沿う複数本の邪魔板を間隔をおき配設した攪拌機が
開示されている。また、特開平5−49890号公報
には、竪型円筒状の攪拌槽内中心部に回転軸を垂設し、
この回転軸に長方形状の複数のパドル翼を上下多段に装
着すると共に、最下段のパドル翼を攪拌槽の底面に近接
させて配置し、かつ、上段に位置する各パドル翼を上下
で隣接する下段のパドル翼に対して90度未満の交差角
度で回転方向に先行させて配置した攪拌装置が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、上段攪拌翼が略長方形で下段攪拌翼の左右
方向の翼径が略同一なため下段攪拌翼からの上昇流が上
段攪拌翼の吐出流で阻害され、混合特性に欠け完全混合
に時間を要し槽内での滞留時間が長く、生産性に欠ける
という問題点を有していた。また、短時間に完全混合を
行おうとすると攪拌翼の回転数を上げねばならず、更
に、翼面積が大きいため多大の動力を消費するという問
題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、下段攪拌翼からの上昇流が上段攪拌翼の吐出流によ
る影響をほとんど受けることなく液面付近まで速やかに
上昇させるとともに、液面付近の液を一気に槽底部まで
運び槽内全体を短時間で均一な混合を達成することが可
能で、更に、槽底部のデッドスペースをなくし槽全域に
わたる循環流を形成することができ、その結果低速回
転、低消費動力で短時間に完全混合ができ、更に形状が
シンプルなのでグラスライニングにも容易に対応できる
低原価で量産性に優れた攪拌装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の攪拌装置は、次の構成を有している。請求項
1に記載の攪拌装置は、竪型円筒状の攪拌槽と、前記攪
拌槽内の中心部に槽外から回転自在に垂設された攪拌軸
と、前記攪拌軸に装着された1乃至複数の略台形状に形
成されかつ下部中央部に凹部を備えた上段攪拌翼と、前
記上段攪拌翼と直交状に交差して装着された略長方形状
に形成されかつ上部中央部に凹部を備えた下段攪拌翼
と、前記下段攪拌翼に一体に又は別個に連設され回転方
向に対し逆向きに傾斜して装着されかつ前記攪拌軸を中
心として対称位置に切り込み部が形成された後退翼と、
を備えた構成を有している。請求項2に記載の攪拌装置
は、請求項1において、前記上段攪拌翼の最大径(a)
と前記下段攪拌翼の最大径(d)の比が0.1<a/d
≦1である構成を有している。請求項3に記載の攪拌装
置は、請求項1又は2の内いずれか1において、前記上
段攪拌翼の最大径(a)と上端部線の接線と側端線の接
線の交点間の距離(c)との比が0.05<c/a<1
である構成を有している。。請求項4に記載の攪拌装置
は、請求項1乃至3の内いずれか1において、上記上段
攪拌翼の最大径(a)と前記上段攪拌翼の前記凹部の開
口幅(b)との比が0.1≦b/a<1であり、及び/
又は前記下段攪拌翼の最大径(d)と前記下段攪拌翼の
凹部の開口幅(e)との比が0.1≦e/d<1である
構成を有している。請求項5に記載の攪拌装置は、請求
項1乃至4の内いずれか1において、前記上段攪拌翼の
前記凹部の深さ(j)と前記下段攪拌翼の前記凹部の深
さ(k)の和と、前記各凹部の最深部間の距離lとの比
が0.1≦l/(j+k)<2である構成を有してい
る。請求項6に記載の攪拌装置は、請求項1乃至5の内
いずれか1において、前記後退翼の傾斜角αが5°<α
<75°である構成を有している。請求項7に記載の攪
拌装置は、請求項1乃至6の内いずれか1において、前
記攪拌軸の少なくとも上段、下段の攪拌翼装着部と前記
上段攪拌翼、前記下段攪拌翼及び前記後退翼の外周に積
層されたグラスライニング層を備えた構成を有してい
る。
【0006】ここで、上段攪拌翼、下段攪拌翼及び後退
翼の稜線や角部は湾曲状に形成されるのが望ましい。流
体抵抗の軽減化、形状のシンプル化を図るとともにグラ
スライニングを行った際にガラスの剥離を防止するため
である。
【0007】
【作用】この構成によって、上段攪拌翼が略台形状で上
側が狭く形成されているのでその分吐出力を弱くするこ
とができる。その結果、下段攪拌翼からの上昇流が妨げ
られることなく、槽底部の液等を液面付近まで短時間で
上昇させることができる。また、上段攪拌翼のc/a比
を変えることにより下段攪拌翼からの上昇流を妨げない
ように吐出量のバランスをコントロールすることができ
る。後退翼が傾斜角αが5°〜75°で傾斜しているの
で、コンタミ等を生ずることなく槽底部の液等の吐出力
を大きくすることができる。また、この吐出流は壁面を
伝わって上昇流となり、槽上部の液を一気に槽底部にま
で運ぶ循環流を形成することができるので槽内全体の均
一な混合を短時間で図ることができ混合特性を向上させ
ることができる。通常、上段攪拌翼の形状が台形である
場合、上部液は、下方に進むにつれて徐々に遠心力の影
響を受けやすくなり、その結果、槽底部への液の移動が
遅れるが、上段攪拌翼の下部中央部及び下段攪拌翼の上
部中央部に各々凹部が形成されているので、攪拌軸の回
転によりこれらの凹部に低圧部が発生し、液は低圧側へ
移動していくので、遠心力の影響を軽減化することがで
き円滑に槽上部の液を槽底部まで移動させることができ
る。その結果、効率の良い槽全域にわたる循環流を円滑
に形成することができるので低速回転で完全混合を行う
ことができる。上段攪拌翼と下段攪拌翼の翼間距離を極
めて狭くまたは0に形成したので各攪拌翼による上下方
向の循環流の生成を防ぎ液間の界面の発生を防止したこ
とにより、槽上部と槽下部の液の伝達を速やかに行うこ
とができる。この液の伝達は槽全体に及ぶ大きな循環流
を作り出すので、消費動力を著しく軽減化できる。攪拌
軸を中心として、後退翼間に間隙を形成しているので軸
真下の液不動部に圧力差を生じさせるので軸直下まで液
の混合をスムーズに行いデッドスペースを生じることが
なく、短時間で全体の均一混合化を向上させることがで
きる。攪拌翼や後退翼の形状が湾曲状に形成され、か
つ、シンプルなので強固なグラスライニングの施工が簡
単に行うことができ、また上下二段の翼の交差角度を9
0度に配置したので機械的なバランスがとれ運転中の事
故を極めて少なくすることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における攪
拌装置の上段,下段攪拌翼を平面状に表した模式図であ
り、図2は本発明の一実施例における攪拌装置の攪拌翼
の要部斜視図であり、図3は本発明の一実施例における
攪拌装置の要部断面斜視図である。図中、1は攪拌軸、
2は攪拌軸1に装着された略台形状に形成された上段攪
拌翼、3は上段攪拌翼2の下端部の中央部を攪拌軸1を
頂点として略三角状又は略台形状,略円弧状に切り込ま
れた上段攪拌翼凹部、4は攪拌軸1に上段攪拌翼2と直
交状に攪拌軸1に装着された略長方形状に形成された下
段攪拌翼、5,5′は下段攪拌翼4と一体に形成されて
攪拌軸1の回転方向に対して逆方向に折曲げ形成された
後退翼である。後退翼5,5′は下部攪拌翼4と一体に
形成する代わりに別個作製し下段攪拌翼4の下面に固定
するようにしてもよい。6は下段攪拌翼2の上端部の中
央部を攪拌軸2を頂点として逆三角形状又は逆台形状,
逆円弧状に切り込まれた下段攪拌翼凹部、7は攪拌軸1
を中心として所定角度で又は略台形状に切り込まれた後
退翼切り込み部、8は竪型円筒状に形成された攪拌槽、
9はジャケット、10は必要に応じて攪拌槽8の壁部の
縦方向に対し平行又は垂直に配置される1乃至複数本の
各種の形状からなるバッフル、11はモータである。a
は上段攪拌翼2の下部の最大径、bは上段攪拌翼凹部3
の下面の開口幅、cは上段攪拌翼2の上端部線の接線と
側端線の接線の交点間の距離、dは下段攪拌翼4の最大
径、eは下段攪拌翼凹部6の上面の開口幅、fは上段攪
拌翼2の全長、gは下段攪拌翼4の全長、hは後退翼5
の垂直線上の長さ、iはgとhの和、jは上段攪拌翼凹
部3の深さ、kは下段攪拌翼凹部6の深さ、lは上段攪
拌翼凹部3と下段攪拌翼凹部6の最深部間の距離、αは
攪拌軸1の回転方向と逆方向に折曲げ形成された後退翼
5,5′の傾斜角である。
【0009】ここで、上段攪拌翼凹部3の開口幅(b)
と上段攪拌翼2の最大径(a)との比はb/a=0.9
〜0.1、好ましくはb/a=0.8〜0.3、更に好
ましくはb/a=0.8〜0.5に形成されるのが望ま
しい。b/aが0.8より大きくなるに従い下段攪拌翼
4の上昇流を妨げる傾向が顕著になりだし、また、b/
aが0.5より小さくなるにつれ攪拌翼の内側と外側で
の圧力差の劣弱化が顕在化してくるのでいずれも好まし
くない。上段攪拌翼2の最大径(a)と上段攪拌翼2の
上端部線の接線と側端線の接線の交点間の距離(c)と
の比は、c/a=0.95〜0.40、好ましくはc/
a=0.9〜0.45、更に好ましくはc/a=0.8
〜0.45に形成されるのが望ましい。c/aが0.8
より大きくなるに従い遠心方向への吐出流の影響を受け
スムーズな循環流の形成が不良となる傾向が顕著になり
だし、また、c/aが0.45より小さくなるにつれ上
部液の攪拌不足の傾向が顕在化してくるのでいずれも好
ましくない。下段攪拌翼4の最大径(d)と下段攪拌翼
凹部6の開口幅(e)の比はe/d=0.9〜0.4、
好ましくはe/d=0.85〜0.5、更に好ましくは
e/d=0.8〜0.6に形成されるのが望ましい。d
/eが0.8より大きくなるに従い下段攪拌翼4の上昇
流を妨げる傾向が顕著になりだし、また、e/dが0.
6より小さくなるにつれ圧力差が弱くなりかつグラスラ
イニングの施工性の困難性や上段攪拌翼2からの液の伝
達が悪くなる傾向が顕在化してくるのでいずれも好まし
くない。上段攪拌翼2の最大径(a)と下段攪拌翼4の
最大径(d)の比はa/d=0.95〜0.3、好まし
くはa/d=0.9〜0.4、更に好ましくはa/d=
0.9〜0.5に形成されるのが望ましい。a/dが
0.9より大きくなるに従い下段攪拌翼4からの吐出流
の上昇力の低下の傾向が顕著になりだし、また、a/d
が0.5より小さくなるにつれ下段攪拌翼4への液の伝
達能力が低下し、完全混合に時間を要す傾向が顕在化し
てくるのでいずれも好ましくない。上段攪拌翼2の全長
(f)と上段攪拌翼凹部3の深さ(j)との比はj/f
=0.5〜0.1、好ましくはj/f=0.3〜0.
1、更に好ましくはj/f=0.2〜0.1に形成され
るのが望ましい。j/fが0.2より大きくなるに従い
完全混合に時間を要す傾向が認められ、また、j/fが
0.1よりも小さいと上段攪拌翼2の内側と外側の圧力
差が小さくなり、消費動力が増加する傾向が顕著化して
くるので好ましくない。下段攪拌翼4の全長(g)と下
段攪拌翼凹部6の深さ(k)との比はk/g=0.5〜
0.1、好ましくはk/g=0.4〜0.1、更に好ま
しくはk/g=0.3〜0.2に形成されるのが望まし
い。k/gが0.3より大きくなるに従い完全混合に時
間を要す傾向が認められ、また、k/gが0.2より小
さくなるに従い攪拌抵抗が増大し消費動力が増加する傾
向があるのでいずれも好ましくない。下段攪拌翼4の全
長(g)と後退翼5,5′の垂直線上の長さ(h)の比
はh/g=0.5〜0.1、好ましくはh/g=0.5
〜0.3に形成されるのが望ましい。h/gが0.5よ
り大きくなると下段攪拌翼4の吐出量が減少していくの
で好ましくなく、h/gが0.3より小さくなるにつ
れ、上下攪拌翼の液の伝達能力が低下するのでいずれも
好ましくない。後退翼5,5′の傾斜角αは5°<α<
75°、好ましくは10°<α<60°、更に好ましく
は15°<α<50°に形成されるのが望ましい。αが
50°より大きくなるにつれ消費動力は小さくなるもの
の吐出力が低下する傾向があり、αが15°より小さく
なるにつれ消費動力が増大し吸い込み力も低下する傾向
があるので、いずれも好ましくない。上段攪拌翼凹部3
の深さJと下段攪拌翼凹部6の深さkの和と、前記各凹
部3,6の最深部間の距離lは、0.1≦l/(j+
k)<2、好ましくは1≦l/(j+k)<1.5に上
段攪拌翼2、下段攪拌翼4が攪拌軸1に装着されるのが
望ましい。各翼間での循環流が生成するのを防止するた
めである。尚、液体と液体の混合の場合は、l/(j+
k)=1が望ましい。また、上段攪拌翼2と下段攪拌翼
4の翼間距離を0とすることにより攪拌翼による個々の
循環流の発生を防止し、槽全体の速やかな循環流を形成
することができる。
【0010】(実験例1)上記のように構成された本実
施例の攪拌翼について、以下その攪拌槽での攪拌翼の動
力性能を求めた。図4は本実施例の攪拌翼と比較例とし
て特開平5−49890号公報に開示された攪拌翼を用
いて測定したNp−Re線図である。縦軸のNpは攪拌
槽の条件を一定にした場合における攪拌翼による液の動
力性能を表す指標の一つで動力数といわれ、Np=Pne
t ×103 /ρ・n3 ・d5で表される。また横軸のR
eは槽条件を一定にした場合における攪拌翼による液の
乱れ状態を表す指標でRe=n・d2 ・ρ/μで表され
る。ここで、Pnet は正味攪拌所要動力(KW),ρは
液密度(kg/m3 ),nは攪拌翼回転数(rps),d
は翼径(m),μは液粘度(kg-1sec -1)である。実験
条件は、攪拌槽内径(D)が130mmの攪拌槽(バッフ
ル無し)を用い、使用液粘度が100cp〜1×105
cpの溶液を用いて行った。実施例1は下段攪拌翼の翼
径が84mm(0.6D)、上段攪拌翼のc/aが0.
5、上段攪拌翼と下段攪拌翼のa/d=0.73で翼高
(h)が120mm、翼間距離(L)が0mm、交差角度が
90°の攪拌翼を用いた。比較例1は良好な動力特性及
び混合特性を与えるとされている翼条件、すなわち、下
段攪拌翼の翼径が80mm(0.6D)、翼高(h)が1
18.5mm、翼間距離(L)が18.45mm、交差角度
が45°で形成したものを用いた。この図4から明らか
ように、本実施例の攪拌装置ではRe=500のとき動
力数はNpx=1.3であるのに対し、比較例1の動力
数Npy=0.9であり、動力値を求めると実施例1で
は0.13KW、比較例1では0.16KWとなり、実
施例1は比較例1に対し約80%しか消費せず動力効率
が著しく優れていることがわかった。
【0011】(実験例2)次に、実施例1の攪拌翼と、
従来例として従来例の中で混合特性が最も優れていると
される比較例1の攪拌翼を用い二液混合試験を行った。
図5は二液混合試験の評価方法を示す模式図であり、図
5(a)は混合前の状態図であり、図5(b)は混合中
の状態図である。図中、12は内径がD=130mm、高
さH=140mmの攪拌槽、13は水飴に青絵の具で着色
し水で希釈した粘度がμ=1×104 cp(24℃),
比重がsg=1.4の水溶液1リットルからなる第1溶
液、14は粘度がμ=10cp,比重がsg=0.8の
灯油1リットルからなる第2溶液、15は青色の混合溶
液の混合高さを混合%と表示した混合率標線表示部であ
り、Moは混合前の第1溶液13と第2溶液14の界
面、Miは回転数nを変化させることにより液全体の青
色部の高さを表示する境界面である。実験方法は攪拌槽
12に前述の実施例1と比較例1の攪拌翼(図示せず)
を各々装着した後、第1溶液13を入れ、次いで第2溶
液14を混合が生じないようにゆっくり攪拌槽12に入
れて静置した後、各攪拌翼を起動させて回転数を上げ各
々所定の混合率に合わせ定常状態になったときの攪拌翼
の消費動力を測定した。その結果を(表1)に示した。
【表1】 この(表1)から明らかように、本実施例1によれば比
較例1に対し、動力の消費が67〜90%で特に100
%混合では比較例に対し67%の低速回転で完全混合で
きるとともに省エネルギー効果も優れていることがわか
った。また、完全混合までの所要時間は比較例1に対し
7%しか要さないことがわかった。このことから本実施
例1の攪拌翼は極めて混合特性が優れていることがわか
った。
【0012】(実験例3)次に、スラリー浮上試験を行
った。図6はスラリー浮上試験の測定結果を示す図であ
る。縦軸はスラリーとして用いた硝子ビーズの浮上高さ
(%)、横軸は周速(m/sec )である。実験方法は、
粒径が0.177〜0.250mm,比重が2.23から
なる硝子ビーズ1kgと水1.55リットル(硝子ビーズ
は40重量%)とを前記攪拌槽に入れ、次いで攪拌翼を
所定の回転数で攪拌し硝子ビーズが層となって浮上した
浮上高さ及びトルクを求めた。尚、浮上高さ100%は
ガラスビーズの層が液面まで浮上したことを表す。攪拌
翼としては、前述の実施例1,比較例1と、比較例2と
して、最適の翼条件に加工した2段平パドル(翼幅8.
7mm,翼径72mm,翼中心間距離70mm)を用いた。そ
の結果を図6、(表2)に示した。
【表2】 この図6、(表2)から明らかように、本実施例1の攪
拌翼は他の攪拌翼よりも低速回転でのガラスビーズの浮
上を可能としかつ低動力であるので省エネルギー効果が
優れていることがわかった。
【0013】(実験例4)次に結晶破砕試験を行い混合
特性を評価した。図7(a)は本発明の実施例1の攪拌
翼を用いた結晶破砕試験における結晶の粒度分布を表す
図であり、図7(b)は比較例における結晶の粒度分布
を表す図である。試験方法は、前述の実施例1、比較例
1の攪拌翼を用い、前記攪拌槽に飽和状態の塩化ナトリ
ウム水溶液1.5リットルを入れ、該液中に粒径800
μ〜600μの塩化ナトリウム500gを入れ一定回転
数で連続15時間攪拌した後の粒径分布を測定した。こ
の図8から明らかなように、本実施例1によれば比較例
1の攪拌翼に比べほとんど粒子が破砕されずに回収され
たことにより、マイルドな攪拌が可能であることがわか
った。
【0014】(実験例5)次に、吸込み試験を行い、そ
の混合特性を評価した。試験方法は2リットル攪拌槽
(槽径130mm,液深140mm)及び100リットル攪
拌槽(槽径500mm,液深450mm)を用い水道水に発
泡スチロール(2リットル槽:2〜3mmの粒状物;10
0リットル槽:40mm×25mm×4mmの板状物)を各々
3g,20gずつ浮遊させ回転数の変化による吸込み状
態、バッフルの有無による変化を写真撮影で検討した。
尚、比較例5は各々低粘度域で攪拌効果の高い3枚後退
翼(比較例3)、2段ピッチパドル(比較例4)を最適
の翼条件に加工したものを用いた。その結果を(表
3),(表4)に示した。(表3)は2リットル攪拌槽
を用いた結果であり、(表4)は100リットル攪拌槽
を用いた結果である。
【表3】
【表4】 この(表3),(表4)から明らかなように、本実施例
によれば従来攪拌効果が高いとされた他の攪拌翼に比べ
て極めて低速回転で吸込みかつ均一分散させることがわ
かった。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下段攪拌
翼からの上昇流が上段攪拌翼の吐出流による影響をほと
んど受けることなく液面付近まで速やかに上昇させるこ
とができ、液面付近の液を一気に槽底部まで運び槽内全
体を短時間で均一な混合を達成することが可能で、更
に、槽底部のデッドスペースをなくし槽全域にわたる循
環流を形成することができ、その結果、低速回転、低消
費動力で短時間に完全混合を行うことができるととも
に、更に形状がシンプルなのでグラスライニングにも容
易に対応できる低原価で量産性に優れた攪拌装置を実現
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における攪拌装置の上段,下
段攪拌翼を平面状に表した模式図
【図2】本発明の一実施例における攪拌装置の攪拌翼の
要部斜視図
【図3】本発明の一実施例における攪拌装置の要部断面
斜視図
【図4】本実施例の攪拌翼と比較例の攪拌翼のNp−R
e線図
【図5】(a)二液混合試験の評価方法を示す模式図で
あり、混合前の状態図 (b)二液混合試験の評価方法を示す模式図であり、混
合中の状態図
【図6】スラリー浮上試験の測定結果を示す図
【図7】(a)本実施例の攪拌翼を用いた結晶破砕試験
における結晶の粒度分布を表す図 (b)比較例の攪拌翼を用いた結晶破砕試験における結
晶の粒度分布を表す図
【符号の説明】
1 攪拌軸 2 上段攪拌翼 3 上段攪拌翼凹部 4 下段攪拌翼 5,5′ 後退翼 6 下段攪拌翼凹部 7 後退翼切り込み部 8 攪拌槽 9 ジャケット 10 バッフル 11 モータ 12 攪拌槽 13 第1溶液 14 第2溶液 15 混合率標線表示部 a 上段攪拌翼の下部の最大径 b 上段攪拌翼凹部の下面の開口幅 c 上段攪拌翼の上端部線の接線と側端線の接線の交点
間の距離 d 下段攪拌翼の最大径 e 下段攪拌翼凹部の上面の開口幅 f 上段攪拌翼の全長 g 下段攪拌翼の全長 h 後退翼の垂直線上の長さ i gとhの和 j 上段攪拌翼凹部の深さ k 下段攪拌翼凹部の深さ l 上段攪拌翼の下面頂部と下段攪拌翼の上面頂部の交
差距離 α 攪拌軸の回転方向と逆方向に折曲げ形成された後退
翼の傾斜角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪型円筒状の攪拌槽と、前記攪拌槽内の
    中心部に槽外から回転自在に垂設された攪拌軸と、前記
    攪拌軸に装着された1乃至複数の略台形状に形成されか
    つ下部中央部に凹部を備えた上段攪拌翼と、前記上段攪
    拌翼と直交状に交差して装着された略長方形状に形成さ
    れかつ上部中央部に凹部を備えた下段攪拌翼と、前記下
    段攪拌翼に一体に又は別個に連設され回転方向に対し逆
    向きに傾斜して装着されかつ前記攪拌軸を中心として対
    称位置に切り込み部が形成された後退翼と、を備えたこ
    とを特徴とする攪拌装置。
  2. 【請求項2】 前記上段攪拌翼の最大径(a)と前記下
    段攪拌翼の最大径(d)の比が0.1<a/d≦1であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
  3. 【請求項3】 前記上段攪拌翼の最大径(a)と上端部
    線の接線と側端線の接線の交点間の距離(c)との比が
    0.05<c/a<1であることを特徴とする請求項1
    又は2の内いずれか1に記載の攪拌装置。
  4. 【請求項4】 前記上段攪拌翼の最大径(a)と前記上
    段攪拌翼の前記凹部の開口幅(b)との比が0.1≦b
    /a<1であり、及び/又は前記下段攪拌翼の最大径
    (d)と前記下段攪拌翼の凹部の開口幅(e)との比が
    0.1≦e/d<1であることを特徴とする請求項1乃
    至3の内いずれか1に記載の攪拌装置。
  5. 【請求項5】 前記上段攪拌翼の前記凹部の深さ(j)
    と前記下段攪拌翼の前記凹部の深さ(k)の和と、前記
    各凹部の最深部間の距離lとの比が0.1<l/(j+
    k)<2であることを特徴とする請求項1乃至4の内い
    ずれか1に記載の攪拌装置。
  6. 【請求項6】 前記後退翼の傾斜角αが5°<α<75
    °であることを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか
    1に記載の攪拌装置。
  7. 【請求項7】 前記攪拌軸の少なくとも上段、下段の攪
    拌翼装着部と前記上段攪拌翼、前記下段攪拌翼及び前記
    後退翼の外周に積層されたグラスライニング層を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1に記載
    の攪拌装置。
JP30094493A 1993-11-05 1993-11-05 攪拌装置 Expired - Lifetime JP2766847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30094493A JP2766847B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 攪拌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30094493A JP2766847B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 攪拌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07124456A true JPH07124456A (ja) 1995-05-16
JP2766847B2 JP2766847B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=17890981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30094493A Expired - Lifetime JP2766847B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 攪拌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2766847B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999013052A1 (fr) * 1997-09-11 1999-03-18 Shinko Pantec Co., Ltd. Bac de brassage destine a stocker une solution de levure et procede de production de produits alimentaires fermentes tels que la biere au moyen dudit bac de brassage
US6244741B1 (en) 1998-11-11 2001-06-12 Lintec Corporation Stirring device
JP2007090194A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Satake Chemical Equipment Mfg Ltd スラリー用撹拌翼
JP2008231413A (ja) * 2007-02-20 2008-10-02 Kaneka Corp 重合体粉体の製造方法
JP2009018274A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Tlv Co Ltd 加熱冷却装置
CN103084094A (zh) * 2013-02-22 2013-05-08 张创 一种用于生产胶水的双层变角高效专用搅拌机
JP2013081932A (ja) * 2011-09-30 2013-05-09 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 撹拌翼の製造方法及び撹拌装置
KR101277652B1 (ko) * 2012-02-29 2013-06-21 현대제철 주식회사 교반체
JP2015147206A (ja) * 2013-12-16 2015-08-20 ポール・コーポレーションPallCorporation 高ターンダウンインペラ
CN105642166A (zh) * 2016-03-21 2016-06-08 平顶山市国邦新材料有限公司 一种可升降搅拌式碳化硅浆料均化罐
KR102299129B1 (ko) * 2021-03-11 2021-09-13 주식회사 아리푸드 음식물 교반 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103962041A (zh) * 2014-04-09 2014-08-06 江苏省溧阳市云龙设备制造有限公司 一种板式搅拌叶片及搪玻璃搅拌器

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999013052A1 (fr) * 1997-09-11 1999-03-18 Shinko Pantec Co., Ltd. Bac de brassage destine a stocker une solution de levure et procede de production de produits alimentaires fermentes tels que la biere au moyen dudit bac de brassage
US6244741B1 (en) 1998-11-11 2001-06-12 Lintec Corporation Stirring device
US6331071B2 (en) 1998-11-11 2001-12-18 Lintec Corporation Stirring device
JP4628232B2 (ja) * 2005-09-28 2011-02-09 佐竹化学機械工業株式会社 スラリー用撹拌翼
JP2007090194A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Satake Chemical Equipment Mfg Ltd スラリー用撹拌翼
JP2008231413A (ja) * 2007-02-20 2008-10-02 Kaneka Corp 重合体粉体の製造方法
JP2009018274A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Tlv Co Ltd 加熱冷却装置
JP2013081932A (ja) * 2011-09-30 2013-05-09 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 撹拌翼の製造方法及び撹拌装置
KR101277652B1 (ko) * 2012-02-29 2013-06-21 현대제철 주식회사 교반체
CN103084094A (zh) * 2013-02-22 2013-05-08 张创 一种用于生产胶水的双层变角高效专用搅拌机
CN103084094B (zh) * 2013-02-22 2014-06-25 张创 一种用于生产胶水的双层变角搅拌机
JP2015147206A (ja) * 2013-12-16 2015-08-20 ポール・コーポレーションPallCorporation 高ターンダウンインペラ
CN105642166A (zh) * 2016-03-21 2016-06-08 平顶山市国邦新材料有限公司 一种可升降搅拌式碳化硅浆料均化罐
CN105642166B (zh) * 2016-03-21 2018-03-02 平顶山市国邦新材料有限公司 一种可升降搅拌式碳化硅浆料均化罐
KR102299129B1 (ko) * 2021-03-11 2021-09-13 주식회사 아리푸드 음식물 교반 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2766847B2 (ja) 1998-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0470493B1 (en) Mixing apparatus
CA1205459A (en) Flow separation threshold impeller blade design for mixers
KR0184348B1 (ko) 종-흐름 임펠러
JP2516730B2 (ja) 攪拌装置
WO2017185431A1 (zh) 一种装配扇环型凹面叶片的气液分散搅拌器装置
JPH0549890A (ja) 攪拌装置
JPH07124456A (ja) 攪拌装置
US5246289A (en) Agitator having streamlined blades for reduced cavitation
US4305673A (en) High efficiency mixing impeller
JP4805319B2 (ja) 撹拌装置及び撹拌槽
CN1113685C (zh) 垂直搅拌装置
JP2000202268A (ja) 撹拌装置
US20200332389A1 (en) Reactor for gas-liquid mass transfer
US20100278007A1 (en) Stirring Apparatus
JP3224498B2 (ja) 撹拌装置
JPH1024230A (ja) 撹拌装置
WO2006033276A2 (ja) 撹拌機
JPH0248027A (ja) 半径方向吐出型の攪拌機と、少なくとも1つのバッフルとを備えた攪拌槽ならびに該攪拌槽を用いて液体を混合する方法
JPH08281089A (ja) 竪形撹拌機
US4421414A (en) High efficiency mixing method
JPH04215829A (ja) 攪拌装置
KR20190025590A (ko) 입자 생성용 용기 및 입자 생성 방법
JP4220168B2 (ja) 固体粒子を含む液体の撹拌装置及び撹拌方法
JP4628232B2 (ja) スラリー用撹拌翼
CN207187625U (zh) 混合装置及混合系统

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980127

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080410

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100410

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100410

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110410

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110410

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term