JPH0713620Y2 - 減速機構 - Google Patents

減速機構

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JPH0713620Y2
JPH0713620Y2 JP1990107195U JP10719590U JPH0713620Y2 JP H0713620 Y2 JPH0713620 Y2 JP H0713620Y2 JP 1990107195 U JP1990107195 U JP 1990107195U JP 10719590 U JP10719590 U JP 10719590U JP H0713620 Y2 JPH0713620 Y2 JP H0713620Y2
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gear
blade
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steel ball
rotary
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達司 上島
基治 北野
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ラッキーコーヒーマシン株式会社
オリジン工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は主としてコーヒーカッターにおける動力伝達
用として用いられる減速機構に関するものである。
(従来の技術) 従来の例えばコーヒーカッターは、ケーシング内のモー
ターに連動連結された回転軸に回転刃を取り付けるとと
もに、該回転刃に対向するように固定刃を配設してケー
シングに支持させ、この回転刃と固定刃との間にコーヒ
ー豆を供給すべく構成する一方、上記モーターと回転刃
との動力伝達路途中に適宜の減速機構を介装して、該モ
ーターからの駆動力を回転刃に減速して伝達するように
構成されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 処で、上記のようにコーヒー豆を粉砕する場合におい
て、回転刃と固定刃との間に小石など異物を噛み込む
と、回転刃を駆動するモーターに過電流が流れ、これを
ブレーカで感知し、モーターの稼働を停止して、上記小
石など異物の噛み込みによる回転刃や固定刃あるいは減
速機構などの破損を防止すべくされているが、この異物
噛み込み時の衝撃は非常に大きく、かつ、瞬間的であっ
て、上記ブレーカの作動が遅れ、結局は減速機構などが
破損するごとき恐れがあった。
(課題を解決するための手段) この考案は上記したごとき問題点を解決すべく考案した
もので、駆動側歯車に連動した従動側減速歯車または該
歯車の関連部材に、係合孔をもつ環状板を固定する一
方、上記従動側歯車に対応する回転軸または関連部材に
対応する静止側部材に、上記環状板の係合孔に噛合可能
な鋼球をもつ有底筒状の円筒を固定し、かつ、上記鋼球
を係合孔にスプリングをして弾性的に押し付けるように
構成したことを特徴とするものである。
(作用) 上記した構成によれば、通常の運転時における負荷、つ
まり、回転刃の駆動回転によりコーヒー豆を切断してい
る場合の切断負荷では、鋼球の係合孔への噛合状態が維
持され、この切断負荷が大きくなったとき、鋼球が係合
孔から離脱するようにスプリングの弾発力を設定してお
くもので、回転刃と固定刃との間に小石など異物を噛み
込んだときの瞬間的な負荷の増大を逃がし、回転刃や固
定刃あるいは減速機構などの破損を防止するのである。
(実施例) 以下この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図はこの考案に係る減速機構としての遊星歯車機構
を用いたコーヒーカッターを示す断面図である。
図において、(1)は前傾状に立設する筒状部(2)を
備えたケーシングで、該ケーシング(1)の筒状部
(2)内にモーター(3)を内装支持させるとともに、
この筒状部(2)内でモーター(3)の上部に、有底筒
状の受部(5a)とカバー部(5b)とこの両部を接続する
筒部(5c)とから構成された受部材(5)を支持させ
る。
上記受部材(5)の受部(5a)内周に螺子溝(6)を形
成するとともに、筒部(5c)内に、筒状部(2)と同方
向に延びる回転軸(7)を軸承させて、該回転軸(7)
をモーター(3)の軸(4)に後記するごとく本考案の
遊星歯車機構(8)を介して連動連結する。
一方、上記受部材(5)内で回転軸(7)に、外周に複
数枚の跳ね出し用翼板(10)をもつ回転刃(9)を相対
回転可能に遊挿し、かつ、外周部に上記受部(5a)の螺
子溝(6)と螺合する螺子溝(12)を備え、内側に漏斗
状とした豆供給口(13)をもつ可動部材(11)を形成し
て、該可動部材(11)を受部材(5)の受部(5a)内に
螺子溝(6)(11)の螺合により嵌合保持させて、この
可動部材(11)の下部に固定刃(14)を取り付け、これ
により上記回転刃(9)と固定刃(14)とを相対向させ
る。
また、上記可動部材(11)からアーム(15)を一体的に
突出させて、該アーム(15)にレバー杆(16)を枢着す
るとともに、係止杆(17)を吊下支持させ、この係止杆
(17)の一端部とレバー杆(16)とを枢着連結し、係止
杆(17)の他端部を、上記受部材(5)の外周部に形成
した複数本の切溝(18)・・・内に突入係合させるので
あり、これにより上記可動部材(11)の受部材(5)に
対する回動が阻止され、また、上記レバー杆(16)の握
り操作による揺動をして係止杆(17)を引き出して、該
係止杆(17)による切溝(18)・・・への係合を離脱さ
せ、上記可動部材(11)の係止を解除するのであり、こ
れによって上記可動部材(11)の回動が可能となり、上
記固定刃(14)の回転刃(9)に対する間隔が変更調整
され、両刃(9)(14)間でのコーヒー豆の切断粒度、
所謂引き荒さが調整されるのである。
また、上記ケーシング(1)の筒状部(2)上には開閉
蓋(20)をもつホッパー(19)が脱着可能に取り付けら
れるもので、該ホッパー(19)の下端開口部を可動部材
(11)の豆供給口(13)に連通接続させて、このホッパ
ー(19)内のコーヒー豆を豆供給口(13)から回転刃
(9)と固定刃(14)との間に供給すべく構成し、か
つ、この回転刃(9)と固定刃(14)との対向部外周で
上記受部材(5)に形成した流出口(21)から排出筒
(22)を下向きに延設して、切断されるコーヒー豆の粉
粒体を排出すべく構成する。
また、上記回転刃(9)が遊挿された回転軸(7)は、
可動部材(11)の豆供給口(13)内を通し、ホッパー
(19)内に突入する程度の長さを有するもので、上記回
転軸(7)に嵌挿したコイルスプリング(23)の一端部
を回転軸(7)の上部に、他端部を回転刃(9)に係止
し、モーター(3)の回転力をスプリング(23)を介し
て回転刃(9)に伝達すべく構成する。
しかして、上記した構成のコーヒーカッターにおける遊
星歯車機構(8)を下記のごとく構成するのである。
この遊星歯車機構(8)はモーター(3)の軸(4)に
挿嵌固定された太陽歯車(8a)と、受部材(5)のカバ
ー部(5c)に支持された内歯歯車(8b)と、この両歯車
(8a)(8b)間に介在した遊星歯車(8c)とからなるも
ので、この実施例では上記太陽歯車(8a)が駆動側歯車
に、上記遊星歯車(8c)が従動側減速歯車に、上記内歯
歯車(8b)が減速歯車の関連部材に、上記受部材(5)
のカバー部(5c)が静止側部材に相当し、この内歯歯車
(8b)上に、太陽歯車(8a)を中心とする複数個の係合
孔(25)をもつ環状板(24)を固定する一方、上記受部
材(5)のカバー部(5b)に有底筒状の円筒(26)を保
持して、該円筒(26)の開口部付近に上記係合孔(25)
に噛合可能とした鋼球(27)を保持させるとともに、こ
の円筒(26)内に収容したスプリング(28)により上記
鋼球(27)を係合孔(25)に弾性的に噛合させてなるも
のである。
本考案の遊星歯車機構をもつコーヒーカッターは以上の
ごとく構成されるもので、ホッパー(19)内に所定量の
コーヒー豆を投入して、モーター(3)を駆動すること
により、コーヒー豆は豆供給口(13)から回転する回転
刃(9)と固定刃(14)との間に供給されて所定の粒度
に切断され、かつ、翼板(10)により外方跳ね出され、
流出口(21)、排出筒(22)を介して機外に取り出され
るのであり、また、コーヒー豆供給口(13)から回転刃
(9)と固定刃(14)との間に供給するとき、豆供給口
(13)部においてブリッジ現象が生じ、コーヒー豆が豆
供給口(13)付近に滞留しょうとするが、この豆供給口
(13)内には回転軸(7)が突入し、かつ、この回転軸
(7)にはコイルスプリング(23)が巻装されているの
で、コーヒー豆に対して上記コイルスプリング(23)の
回転による撹拌作用と螺旋によるねじ送り作用とが与え
られ、上記ブリッジ現象を破壊するとともに、コーヒー
豆を強制的に送り出すことになるのである。
しかして、以上のごとく切断されるコーヒー豆の中に小
石など異物が混入している場合、該異物を回転刃(9)
と固定刃(14)との間に噛み込んで、回転刃(9)や固
定刃(14)あるいは遊星歯車機構(8)などに大きな負
荷を与える。この負荷の内、噛み込み時初期の瞬間的な
衝撃力が一番大きいものである。
処で、この実施例にあっては上記遊星歯車機構(8)に
おける内歯歯車(8b)を、鋼球(27)の係合孔(25)へ
の噛合により受部材(5)のカバー部(5b)側に係止固
定して、太陽歯車(8a)からの回転力を遊星歯車(8c)
に減速伝達すべく構成しているので、上記のごとき衝撃
力が作用すれば、鋼球(27)がコイルスプリング(28)
の弾発力に抗して係合孔(25)から離脱し、これによっ
て内歯歯車(8b)の係合状態が解除され、モーター
(3)から太陽歯車(8a)、遊星歯車(8c)を介しての
回転刃(9)への動力伝達が遮断され、所謂上記衝撃力
を逃がして回転刃(9)や遊星歯車機構(8)の破損が
防止されるのである。
なお、上記した実施例では減速機構として遊星歯車機構
を用いた場合について説明したが、通常の歯車を複数個
組み合わせてなる減速歯車装置であってもよい。この場
合係合孔(25)を従動側減速歯車をに、鋼球(27)をそ
の回転軸側に設けるのである。
また、上記実施例では遊星歯車機構をコーヒーカッター
に用いた場合について説明したが、その他ピストンポン
プなどにも用いることができる。この場合冬季における
ピストン部の凍結による稼働時破損を防止することがで
きる。
また、上記した実施例のごとく回転軸(7)から回転刃
(9)への動力伝達をコイルスプリング(23)を介して
行うことより、上記衝撃力の吸収緩和が一層確実に行わ
せ得ることになる。
(考案の効果) 以上の説明からも既に明らかなようにこの考案による減
速機構は、動力伝達時に過大な負荷が作用した場合にあ
っても、この過大負荷を逃がして機構部品の破損を防止
することができ、例えば、コーヒーカッターにおける動
力伝達用の減速機構として用いたとき、回転刃と固定刃
との間に小石など異物を噛み込むも、その噛み込み時の
衝撃力を、従動側歯車または該歯車の関連部材と従動側
歯車に対応する回転軸または関連部材に対応する静止側
部材との間で生じる滑動によって逃がして、回転刃や固
定刃あるいは機構部品の破損をなくし得るのである。
そのうえ、上記滑動は係合孔から鋼球をスプリングの弾
性に抗して離脱させることによって行われるもので、雰
囲気温度や湿度あるいは製作精度や表面荒さなどの外的
条件によって滑動負荷が左右されることがなく、スプリ
ングの弾力設定のみで滑動負荷を設定することができ、
滑動開始時の負荷を一定させ得る。しかも、一旦滑動が
生じると、再度鋼球が係合孔に噛合した場合を除き殆ど
無負荷状態となるので、回転刃や固定刃の磨耗・破損を
少なくすることができる。さらに、上記のように再度鋼
球が係合孔に噛合すれば、回転刃に滑動負荷(異物噛み
込み時初期の瞬間的な衝撃力よりは遥かに小さい負荷)
が断続的に作用し、この滑動負荷と無負荷との断続によ
って回転刃と固定刃との間に噛み込んだ異物が排出され
易くなるなどの効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る遊星歯車機構を備えたコーヒー
カッターの全体を示す縦断面図、第2図は回転刃の平面
図、第3図は同縦断面図、第4図は要部の拡大断面図で
ある。 (1)……ケーシング、(3)……モーター、(5)…
…受部材(静止側部材)、(7)……回転軸、(8)…
…遊星歯車機構、(8a)……太陽歯車(駆動側歯車)、
(8b)……内歯歯車(関連部材)、(8c)……遊星歯車
(従動側減速歯車)、(9)……回転刃、(13)……豆
供給口、(14)……固定刃、(24)…環状板、(25)…
…係合孔、(27)……鋼球、(28)……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動側歯車に連動した従動側減速歯車また
    は該歯車の関連部材に、係合孔をもつ環状板を固定する
    一方、上記従動側歯車に対応する回転軸または関連部材
    に対応する静止側部材に、上記環状板の係合孔に噛合可
    能な鋼球をもつ有底筒状の円筒を固定し、かつ、上記鋼
    球を係合孔にスプリングをして弾性的に押し付けるよう
    に構成したことを特徴とする減速機構。
JP1990107195U 1990-10-12 1990-10-12 減速機構 Expired - Lifetime JPH0713620Y2 (ja)

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JP1990107195U JPH0713620Y2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 減速機構

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JP1990107195U JPH0713620Y2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 減速機構

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JPH0464335U JPH0464335U (ja) 1992-06-02
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS594591Y2 (ja) * 1982-09-03 1984-02-10 日立マクセル株式会社 電動式穀粒類「てん」砕器
JPS60192726U (ja) * 1984-05-29 1985-12-21 サンデン株式会社 コ−ヒ−ミルのフランジ結合構造

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JPH0464335U (ja) 1992-06-02

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