JPH07135643A - 時間軸変換回路 - Google Patents

時間軸変換回路

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Publication number
JPH07135643A
JPH07135643A JP5283228A JP28322893A JPH07135643A JP H07135643 A JPH07135643 A JP H07135643A JP 5283228 A JP5283228 A JP 5283228A JP 28322893 A JP28322893 A JP 28322893A JP H07135643 A JPH07135643 A JP H07135643A
Authority
JP
Japan
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signal
clock
sampling frequency
output
input
Prior art date
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Application number
JP5283228A
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English (en)
Inventor
Masaki Tokoi
雅樹 床井
和博 ▲たか▼竿
Kazuhiro Takasao
Masatoshi Nakano
雅敏 中野
Atsushi Ishizu
厚 石津
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はディジタル信号処理回路において、
任意のサンプリング周波数でサンプリングされた信号を
入力し、その信号データを欠落することなく異なるサン
プリング周波数でサンプリングされた信号に変換する時
間軸変換回路に関するもので、非同期2ポートメモリー
などの高価な記憶素子を用いることなく、簡易な構成で
時間軸変換処理を行う回路を提供することを目的とす
る。 【構成】 入力信号のサンプリング周波数と同じサンプ
リング周波数で動作する可変シフトレジスタ12を設け、
入力と出力のサンプリング周波数の比がm:nのときに
可変シフトレジスタ12の遅延段数をm周期のうちに合計
でm−n期間づつ増していくように制御する遅延制御カ
ウンタ13と、可変シフトレジスタ12の出力を出力信号の
クロックで前値ホールドするDフリップフロップ14とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル信号処理回路
において、入力信号のサンプリング周波数を信号データ
を欠落させることなく、異なるサンプリング周波数に変
換して出力する時間軸変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像、音響分野での信号処理のデ
ィジタル化は、半導体技術の進展に伴ってほぼ定着しつ
つある。ディジタル信号処理ではその特性を生かし、ア
ナログ信号処理では得られない、信号波形を時間的に圧
縮、伸長するという時間軸変換処理が頻繁に行われる。
従来の時間軸変換回路としては、例えば「MUSEーN
TSCコンバータ」電子技術,1989ー4,pp35,pp43に示さ
れている。
【0003】図15は従来の時間軸変換回路のブロック
図を示すものである。図15において、201はあるサ
ンプリング周波数でサンプリングされたディジタル信号
を入力する入力端子、202は入力ポートと出力ポート
を独立にもち、読み出し側と書き込み側で独立したアド
レス制御ができる非同期2ポートメモリー、203は入
力信号に同期してカウント動作を行う書き込みアドレス
カウンタ、204は時間軸変換した後の出力信号と同期
してカウント動作を行う読み出しアドレスカウンタであ
る。
【0004】205は入力信号のサンプリング周波数と
同じ周波数で書き込みアドレスカウンタを駆動するため
の書き込みクロックの入力端子、206は出力信号のサ
ンプリング周波数と同じ周波数で読み出しアドレスカウ
ンタを駆動する読み出しクロックの入力端子、207は
書き込みアドレスカウンタ203の動作を止めるよう制
御する書き込み制御信号の入力端子、208は論理和回
路、209は時間軸変換され、入力信号とは異なったサ
ンプリング周波数でサンプリングされたディジタル信号
を出力する出力端子である。
【0005】以上のように構成されたこの従来例の時間
軸変換回路を図16の時系列図を用いて説明する。い
ま、簡単のため書き込みクロックと読み出しクロックの
周波数比は4:3であるとすると、この従来例における
信号の時系列変化は図16のようになる。
【0006】図16において、(a)は入力端子205
より入力される書き込みクロック、(b)は非同期メモ
リー202に入力される読み出しアドレス、(c)は入
力信号である。(d)は入力端子206より入力する読
み出しクロック、(e)は非同期メモリー202に入力
される読み出しアドレス、(f)は出力信号である。
(g)は、入力信号(c)を時間方向に圧縮して描き、
Dm (m>>7) まで表したもので、(h)は入力信号(g)
のうち時間軸変換するデータ列(D1〜Dm)のみを非同期メ
モリー202に書き込むように制御する書き込み制御信
号を示している。(i)は出力信号(f)を時間方向に
圧縮して描いたもので、時間軸変換された出力データ列
(D1〜Dm)を表している。
【0007】書き込みクロック(a)によって読み出し
アドレスカウンタ204が発生する読み出しアドレス
は、(b)のように変化し、このとき入力信号が(c)
のように変化するとすると、アドレス An (n=1,2,3,..
m) にはそれぞれ入力信号データDn (n=1,2,3,..m) が格
納される。一方、書き込みクロックに対し低い周波数の
読み出しクロック(d)によって駆動される読み出しア
ドレス(e)は図のように書き込みアドレス(b)より
も時間的に伸長されたデータ幅をもつ。
【0008】したがって読み出しアドレス(e){An
(n=1,2,3,..m)}によって読み出される出力信号データ
(f){Dn (n=1,2,3,..m)}も入力信号(c)に対して
時間的に伸長されたデータ幅となる。D1〜Dmのデータ列
としてみた場合、(g)に示される入力データ列による
信号波形は低いクロックレートに時間軸変換され(i)
に示すように時間的に伸長されて出力されることにな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな従来の構成の時間軸変換回路では、読みだし/書き
込みが独立に行える非同期の2ポートメモリーが必須で
あり、しかも容量として時間軸変換を行うデータ数以上
のワード{本従来例の場合は m (m>>7) ワード}が必要
になる。このことは信号処理回路を構成するにあたって
回路規模の著しい増加を招いており、特にLSI化に際
しては、信号処理回路において大容量のメモリー素子を
組み込むことは不利であり、チップ面積や消費電力の増
大を招いてしまうことが大きな課題となっていた。
【0010】第1の発明はかかる点に鑑み、入力信号の
サンプリング周波数を、信号データを欠落させることな
く、異なるサンプリング周波数に変換して出力する時間
軸変換回路において、非同期2ポートメモリーなどの記
憶素子を用いずにこれを実現し、信号処理回路の規模お
よびコストを削減することを目的とする。
【0011】さらに第2の発明は上記目的につけ加え
て、信号のサンプリング周波数が比較的高い場合でも安
定して動作する時間軸変換回路を実現することを目的と
する。
【0012】さらに第3の発明は上記目的につけ加え
て、入出力信号のクロック位相がどのような状態であっ
ても安定して時間軸変換処理が行える回路を実現するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1のサ
ンプリング周波数でサンプリングされたディジタル信号
を入力し、入力信号を所望の期間任意に遅延させる可変
遅延手段と、可変遅延手段の遅延量を制御する信号を発
生する制御信号発生手段と、前記可変遅延手段の出力を
第2のサンプリング周波数のクロックをトリガーにして
前値ホールドする前値ホールド手段を備えた構成であ
る。
【0014】第2の発明は、第1のサンプリング周波数
でサンプリングされたディジタル信号を入力し、入力信
号を所望の期間任意に遅延させる可変遅延手段と、前記
可変遅延手段の出力を前記第1のサンプリング周波数の
クロックをトリガーとして前値ホールドするN−1個
(Nは任意の整数)の縦続接続された第1の前値ホール
ド手段と、前記可変手段の出力を第2のサンプリング周
波数のクロックをトリガーとして前値ホールドするN個
の縦続接続された第2の前値ホールド手段と、前記縦続
接続された第2の前値ホールド手段N個のお互いの接続
点N−1個に前記第1の前値ホールド手段N−1個の出
力データをロードするN−1個のロード手段と、前記可
変遅延手段の遅延量と前記ロード手段のロードのタイミ
ングを制御する制御信号発生手段を備えた構成である。
【0015】第3の発明は、第1のサンプリング周波数
でサンプリングされたディジタル信号を入力し、入力信
号を所望の期間任意に遅延させる可変遅延手段と、前記
可変遅延手段の出力のN個(Nは任意の正数)のシリア
ルデータをN出力のパラレル信号出力に変換するシリア
ル−パラレル変換手段と、前記N個のパラレル信号出力
の時間的に最も早い信号の位相をさらに進ませ、時間的
に最も遅い信号の位相をさらに遅らせる位相調整手段
と、前記位相調整したN個の信号を多重化して再びシリ
アル信号に変換するパラレル−シリアル変換手段と、パ
ラレル−シリアル変換手段の出力を第2のサンプリング
周波数のクロックをトリガーとして前値ホールドする前
値ホールド手段と、前記可変遅延手段の遅延量と前記シ
リアル−パラレル変換手段およびパラレル−シリアル変
換手段のタイミングを制御する制御信号発生手段を備え
た構成である。
【0016】
【作用】第1の発明は前記した構成により、非同期2ポ
ートメモリーなどの記憶素子を用いず簡易な構成で、任
意のサンプリングクロックでサンプリングされたディジ
タル信号を、異なるサンプリングクロックの信号へ変換
する時間軸変換処理を行う。
【0017】第2の発明は前記した構成により、上記の
作用につけ加えて、入出力とも比較的高い周波数の信号
であっても安定して時間軸変換処理を行う。
【0018】第3の発明は前記した構成により、上記の
作用につけ加えて、入出力のクロック位相の関係がどの
ような場合であっても安定して時間軸変換処理を行う。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
における時間軸変換回路のブロック図を示すものであ
る。
【0020】図1において、11はクロックf1によっ
てサンプリングされたディジタル信号を入力する入力端
子、12はクロックf1によって駆動し、遅延段数が可
変であるシフトレジスタ、13は可変シフトレジスタ1
2の遅延段数を制御する信号を発生する遅延制御カウン
タ、14はクロックf2をクロック入力とするDフリッ
プフロップ、15はサンプリングクロックがf2に変換
されたディジタル信号を出力する出力端子である。
【0021】可変シフトレジスタ12の構成は、例えば
図2のようになる。図において、21は入力端子、22
はl個の縦続接続されたDフリップフロップ、23は遅
延制御カウンタ13からの制御信号S1の入力端子、2
4は制御信号の値によって図中の “0”から“l”
(lは1以上の整数)まで切り換わるセレクター、25
は出力信号S2を出力する端子である。図2より明らか
なように、可変シフトレジスタ12は制御信号S1が
“0”のとき入力信号をそのまま出力し、S1が“l”
のときl段のDフリップフロップを介して出力するよう
動作する。
【0022】以上のように構成されたこの実施例の時間
軸変換回路の動作を図3の時系列図を用いて説明する。
いま、簡単のため入力クロックf1と出力クロックf2
の周波数比は4:3であり、クロックf1とクロックf
2の位相はクロックf1の4クロック目の立ち上がりで
揃っているとすると、この実施例における信号の時系列
変化は図3のようになる。
【0023】図3において、(a)は入力信号のサンプ
リングクロックf1、(b)は入力端子11より入力さ
れる入力信号、(c)は可変シフトレジスタ12の遅延
制御信号S1、(d)は可変シフトレジスタ12の出力
信号S2、(e)はDフリップフロップ14のクロック
f2、(f)は出力端子15からの出力信号である。ま
た(g),(h),(i)はそれぞれ(d),(e),
(f)を時間方向4倍に拡大したものである。
【0024】クロックf1でサンプリングされた入力信
号(b)は、同じくクロックf1で駆動される可変シフ
トレジスタ12に入力される。可変シフトレジスタ12
では入力信号以外に遅延段数を制御する信号として
(c)に示す信号が入力される。可変シフトレジスタ1
2において、入力信号(b)は制御信号(c)が“0”
のときはそのまま出力されるが、(c)が“1”のとき
は(b)に対してクロックf1の1サイクル期間遅延さ
れて出力される。同様に(c)が“2”のときは2サイ
クル期間、“3”のときは3サイクル期間、したがって
(c)が“l”のときはlサイクル期間遅延されて入力
信号(b)は出力信号(d)に換わる。制御信号(c)
を発生させるための遅延制御カウンタの構成としては、
クロックf1の4周期の間に値を1つインクリメントす
るアップカウンタであればよい。
【0025】可変シフトレジスタの出力信号(d)はD
フリップフロップ14において、クロックf2によって
サンプリングし直されて出力信号(f)となる。この様
子を時間方向に拡大してみると(g)に示すデータD1(D
4,D7,..)に対してはデータ確定期間の約1/3のところ
を(h)に示すクロックf2によって前値ホールドし、
同様にデータD2(D5,D8,..)に対してはデータ確定期間の
約2/3のところ、データD3(D6,D9,..)に対してはデー
タ確定期間の最終部をそれぞれ前値ホールドし、クロッ
クf2でのサンプリングデータとして出力信号(i)が
得られる。
【0026】このようにクロックf1でサンプリングさ
れた入力信号(b)はデータ列の連続性を保ったままク
ロックf2でサンプリングされた出力信号(f)に変換
される。
【0027】図4は、入力クロックf1と出力クロック
f2の周波数比が5:3の場合の時系列図である。図4
において、(a)は入力信号のサンプリングクロックf
1、(b)は入力端子11より入力される入力信号、
(c)は可変シフトレジスタ12の遅延制御信号S1
1、(d)は可変シフトレジスタ12の出力信号S1
2、(e)はDフリップフロップ14のクロックf2、
(f)は出力端子15からの出力信号である。
【0028】クロックf1でサンプリングされた入力信
号(b)は同じくクロックf1で駆動される可変シフト
レジスタ12に入力される。可変シフトレジスタ12で
は入力信号以外に遅延段数を制御する信号として(c)
に示す信号が入力され、出力として(d)に示す信号が
得られる。制御信号(c)を発生させるための遅延制御
カウンタの構成としては、クロックf1の3周期と2周
期ごとに値をインクリメント、即ち、5周期の間に合計
で値を2インクリメントするアップカウンタであればよ
い。可変シフトレジスタの出力信号(d)はDフリップ
フロップ14において、クロックf2によってサンプリ
ングし直されて出力信号(f)となる。
【0029】以上のようにこれら実施例によれば、可変
シフトレジスタを設け、それを適切なタイミングで制御
することにより、非同期2ポートメモリーなどの記憶素
子を用いずに簡易な構成で、入力信号のデータを欠落さ
せることなく異なるサンプリング周波数の信号に変換す
ることをができる。
【0030】なお、本実施例では入出力のサンプリング
周波数の比を4:3または5:3としたが、m:n(m
>n;m,nは正数)であればよく、その場合、図3
(c)または図4(c)に示す遅延制御カウンタの出力
信号S1は、クロックf1のm周期のうちに、合計で
(m−n)値をインクリメントするように動作すること
になる。
【0031】また、入出力のクロックの位相については
特定のタイミングで揃っている例を示したが、図3の
(g),(h),(i)に示すように、クロックf1で
サンプリングされた信号をクロックf2のタイミングで
前値ホールドする際に、セットアップ時間・ホールド時
間等の必要な条件を満たしているならば、これらの実施
例の限りではない。さらにこれら実施例の可変シフトレ
ジスタは、l段の縦続したDフリップフロップのそれぞ
れの入力信号をl入力セレクタで制御信号に応じて切り
換える構成としたが、遅延量が可変となる構成のもので
あればどのようなものでもよい。
【0032】図5は本発明の第2の実施例における時間
軸変換回路のブロック図を示すものである。図5におい
て、31はクロックf1によってサンプリングされたデ
ィジタル信号を入力する入力端子、32はクロックf1
によって駆動し、遅延段数が可変である可変シフトレジ
スタ、33,34はクロックf1をクロック入力とする
Dフリップフロップ、35〜37はクロックf2をクロ
ック入力とするDフリップフロップ、38,39はそれ
ぞれDフリップフロップ36,37の入力にDフリップ
フロップ33,34の出力をロードするための切り換え
器、40は可変シフトレジスタ32および切り換え器3
8,39を制御する信号を発生する制御信号発生カウン
タ、41は出力端子である。
【0033】以上のように構成されたこの実施例の時間
軸変換回路の動作を図6の時系列図を用いて説明する。
いま、簡単のため入力クロックf1と出力クロックf2
の周波数比は4:3であり、クロックf1とクロックf
2の位相はクロックf1の4クロック目の立ち上がりで
揃っているとすると、この実施例における信号の時系列
変化は図6のようになる。
【0034】図6において、(a)は入力信号のサンプ
リングクロックf1、(b)は入力端子31より入力さ
れる入力信号、(c)は可変シフトレジスタ32の遅延
制御信号S11、(d)は可変シフトレジスタ32の出
力信号S12、(e)はDフリップフロップ33の出力
信号S13、(f)はDフリップフロップ34の出力信
号S14、(g)は切り換え器38,39を制御するロ
ード制御信号S15、(h)はDフリップフロップ35
〜37のクロックf2、(i)は出力端子41からの出
力信号である。
【0035】クロックf1でサンプリングされた入力信
号(b)は、同じくクロックf1で駆動される可変シフ
トレジスタ32に入力される。可変シフトレジスタ32
では入力信号以外に遅延段数を制御する信号として
(c)に示す信号が入力される。可変シフトレジスタの
動作は第1の実施例における可変シフトレジスタ12と
同様であり、可変シフトレジスタ32の出力信号は
(d)に示すデータ列になる。(e),(f)はそれぞ
れ信号(d)をクロックf1の1サイクル期間、2サイ
クル期間遅延した信号となる。
【0036】したがってクロックf1の3サイクル目に
は(f),(e),(d)、即ち、図5における信号S
14,S13,S12の値は、それぞれD1,D2,D3にな
る。その瞬間(g)に示す切り換え器38,39のロー
ド制御信号S15は“0”から“1”になり、これによ
ってDフリップフロップ37,36,35の入力信号値
もそれぞれD1,D2,D3にすげ替えられる。次にクロックf
1の4サイクル目にはS15は再び“0”となり、これ
によってDフリップ37,36,35は単純に縦続接続
されたかたちをとり、出力端子41からは信号値D1,D2,
D3がクロックf2に同期してシリアルに出力される。
【0037】以降この動作はクロックf1の7サイクル
目、11サイクル目..と繰り返され、出力信号は
(i)に示すように入力信号(b)がデータ列の連続性
を保ったままクロックf2でサンプリングし直された信
号を出力することなる。
【0038】図7は図6における(d)〜(i)につい
て、(g)が“1”となるデータロード期間だけを拡大
したものである。図7の(d)〜(i)は、そのまま図
6の(d)〜(i)の拡大図を示している。この実施例
の構成ではサンプリングクロックf1周期のデータ列
を、サンプリングクロックf2によって前値ホールドす
る必要があるのは図7に示したデータロード期間に限ら
れる。したがって入力信号の有効データ幅に対して、ク
ロックf2はいつも同じ位置でデータを前値ホールドで
きる。
【0039】これは第1の実施例の説明における図3の
(g)〜(i)で、入力データの有効データ幅を種々の
位置で前値ホールドする必要があったことと比較する
と、本実施例ではデータ幅が狭い、すなわちクロック周
波数がデバイスの応答能力に対して比較的高い場合にも
安定して時間軸変換処理が行えることを示している。
【0040】以上のようにこの実施例によれば、可変シ
フトレジスタ以降の信号を複数個まとめて一定の周期で
クロックf2で駆動するDフリップフロップの入力にロ
ードすることにより、信号の有効データ幅に対して常に
一定の位置を出力信号のクロックf2で前値ホールドで
き、第1の実施例に対して比較的高い周波数でも安定し
て時間軸変換処理を行うことができる。
【0041】図8は本発明の第3の実施例における時間
軸変換回路のブロック図を示すものである。図8におい
て、51はクロックf1によってサンプリングされたデ
ィジタル信号を入力する入力端子、52はクロックf1
によって駆動し、遅延段数が可変である可変シフトレジ
スタ、53〜55はクロックf1をクロック入力とする
Dフリップフロップ、56〜59はクロックf2をクロ
ック入力とするDフリップフロップ、60〜62はそれ
ぞれDフリップフロップ57〜59の入力にDフリップ
フロップ53〜55の出力をロードするための切り換え
器、63は可変シフトレジスタ52および切り換え器6
0〜62を制御する信号を発生する制御信号発生カウン
タ、64は出力端子である。
【0042】また図8おいて、53〜55はn−1個の
縦続接続されるDフリップフロップのうち、それぞれ入
力側から1,2,n−1番目を示し、56〜58,60
〜62は交互に縦続接続されるn−1個のDフリップフ
ロップと切り換え器の入力側からそれぞれ1,2,n−
1番目を示している。
【0043】以上のように構成されたこの実施例の時間
軸変換回路の動作を図9の時系列図を用いて説明する。
いま入力クロックf1と出力クロックf2の周波数比は
m:n(m>n;m,nは正数)であり、クロックf1
のn+1クロック目の立ち上がりエッジとクロックf2
の立ち上がりエッジが揃っているとすると、この実施例
における信号の時系列変化は図9のようになる。
【0044】図9において、(a)は入力信号のサンプ
リングクロックf1、(b)は入力端子51より入力さ
れる入力信号、(c)は可変シフトレジスタ52の遅延
制御信号S21、(d)は可変シフトレジスタ52の出
力信号S22、(e)はDフリップフロップ53の出力
信号S23、(f)はDフリップフロップ55の出力信
号S24、(g)は切り換え器60〜62を制御するロ
ード制御信号S25、(h)はDフリップフロップ56
〜59のクロックf2、(i)は出力端子64からの出
力信号である。
【0045】クロックf1でサンプリングされた入力信
号(b)は、同じくクロックf1で駆動される可変シフ
トレジスタ52に入力される。可変シフトレジスタ52
では入力信号以外に遅延段数を制御する信号として
(c)に示す信号が入力される。可変シフトレジスタ5
2の動作は第1の実施例における可変シフトレジスタ1
2と同様であり、可変シフトレジスタ52の出力信号は
(d)に示すデータ列になる。(e),(f)はそれぞ
れ信号(d)をクロックf1の1サイクル期間、n−1
サイクル期間遅延した信号となる。したがってクロック
f1のnサイクル目には(f),(e),(d)すなわ
ち図8における信号S24,S23,S22の値はそれ
ぞれD1,Dn-1,Dnになる。その瞬間(g)に示す切り換え
器60〜62のロード制御信号S25は“0”から
“1”になり、これによってDフリップフロップ59,
57,56の入力信号値もそれぞれD1,Dn-1,Dnにすげ替
えられる。
【0046】次にクロックf1のn+1サイクル目には
S25は再び“0”となり、これによってDフリップ5
6〜59は単純に縦続接続されたかたちをとり、出力端
子64からは信号値D1,D2,...,Dnがクロックf2に同期
してシリアルに出力される。以降この動作はクロックf
1のm+nサイクル目、2m+nサイクル目..と繰り
返され、出力信号は(i)に示すように入力信号(b)
がデータ列の連続性を保ったままクロックf2でサンプ
リングし直された信号を出力することなる。
【0047】以上のようにこの実施例によれば、入力信
号のクロック周波数と出力信号のクロック周波数の比率
がm:nである場合に、可変シフトレジスタ52の遅延
量をクロックf1のm周期ごとにm−nづつ増加させ、
可変シフトレジスタ以降の信号をクロックf1のm周期
ごとにn個づつ、クロックf2で駆動する縦続接続され
たn個のDフリップフロップのそれぞれの入力にロード
することにより、任意の比率m:nで時間軸変換処理を
行うことができる。
【0048】なお、これらの実施例においては、入出力
のクロックの位相についてクロックf1とクロックf2
の立ち上がりエッジが特定のタイミングで揃っている場
合を示したが、クロックf1でサンプリングされた信号
をクロックf2のタイミングで前値ホールドする際、す
なわち図7の(d),(e),(f)と(h)の関係が
デバイスのセットアップ時間・ホールド時間等の必要な
条件を満たしているならばこれら実施例の限りではな
い。
【0049】図10は本発明の第4の実施例における時
間軸変換回路のブロック図を示すものである。図10に
おいて、71はクロックf1によってサンプリングされ
たディジタル信号を入力する入力端子、72はクロック
f1によって駆動し、遅延段数が可変である可変シフト
レジスタ、73〜80はクロックf1をクロック入力と
するDフリップフロップ、81〜83はDフリップフロ
ップ75〜77の出力をホールドするための切り換え
器、84はDフリップフロップ75,78,80からの
入力を切り換えて出力する切り換え器、85は可変シフ
トレジスタ72と切り換え器81〜84を制御する信号
を発生する制御信号発生回路、86はクロックf2をク
ロック入力とするDフリップフロップ、87は出力端子
である。また88はシリアル−パラレル変換部、89は
位相調整部、切り換え器84はパラレル−シリアル変換
部として動作する。
【0050】以上のように構成されたこの実施例の時間
軸変換回路の動作を図11の時系列図を用いて説明す
る。いま、簡単のため入力クロックf1と出力クロック
f2の周波数比は4:3であり、クロックf1とクロッ
クf2の位相はクロックf1の4クロック目の立ち上が
りで揃っているとすると、この実施例における信号の時
系列変化は図11のようになる。
【0051】図11において、(a)は入力信号のサン
プリングクロックf1、(b)は入力端子71より入力
される入力信号、(c)は可変シフトレジスタ72の遅
延制御信号S31、(d)は可変シフトレジスタ72の
出力信号S32、(e)はDフリップフロップ73の出
力信号S33、(f)はDフリップフロップ74の出力
信号S34、(g)は切り換え器81〜83を制御する
ロード制御信号S35、(h)はDフリップフロップ7
5の出力信号S36、(i)はDフリップフロップ78
の出力信号S37、(j)はDフリップフロップ80の
出力信号S38、(k)はDフリップフロップ86のク
ロックf2、(l)は切り換え器84の制御信号S3
9、(m)は切り換え器84の出力信号S40、(n)
は出力端子87からの出力信号である。
【0052】クロックf1でサンプリングされた入力信
号(b)は、同じくクロックf1で駆動される可変シフ
トレジスタ72に入力される。可変シフトレジスタ72
では入力信号以外に遅延段数を制御する信号として
(c)に示す信号が入力される。可変シフトレジスタの
動作は第1の実施例における可変シフトレジスタ12と
同様であり、可変シフトレジスタ72の出力信号は
(d)に示すデータ列になる。(e),(f)はそれぞ
れ信号(d)をクロックf1の1サイクル期間、2サイ
クル期間遅延した信号となる。
【0053】したがってクロックf1の3サイクル目に
は(f),(e),(d)すなわち図10における信号
S34,S33,S32の値はそれぞれD1,D2,D3にな
る。その瞬間(g)に示す切り換え器81〜83のロー
ド制御信号S35は“0”から“1”になり、これによ
ってDフリップフロップ77,76,75の入力信号値
もそれぞれD1,D2,D3になる。
【0054】次にクロックf1の4サイクル目にはS3
5は再び“0”となり、これによってDフリップ77,
76,75はそれぞれ出力が入力に接続された閉ループ
回路となって、信号値D1,D2,D3は次にロード信号が
“1”になるまでそのままホールドされる。Dフリップ
フロップ76,77の出力はそれぞれクロックf1の1
サイクル期間、2サイクル期間遅延されるので、信号S
36,S37,S38はそれぞれ(h),(i),
(j)に示すデータ列となる。
【0055】切り換え器84では制御信号発生回路85
より(l)に示す切り換え制御信号S39が入力され、
それにしたがって3つの入力信号のうち一つを選択して
出力し、(m)に示す出力信号S40が得られる。切り
換え器84の出力信号S40はDフリップフロップ86
において、最終的にクロックf2によって前値ホールド
され、出力端子87からは(n)に示す出力信号が得ら
れる。このように入力信号(b)はデータ列の連続性を
保ったままクロックf2でサンプリングし直されて出力
信号(n)となる。
【0056】図12は図11における(a),(h)〜
(m)について、クロックf1の3クロック目からを時
間軸方向2倍に拡大したものである。図12において
(a)は入力信号のサンプリングクロックf1、(b)
はDフリップフロップ75の出力信号S36、(c)は
Dフリップフロップ78の出力信号S37、(d)はD
フリップフロップ80の出力信号S38、(e)はDフ
リップフロップ86のクロックf2、(f)は切り換え
器84の制御信号S39、(g)は切り換え器84の出
力信号S40を示している。
【0057】また、(h)はクロックf2の立ち上がり
が(a)の3クロック目の立ち上がりに揃っている場合
を示し、(i)はその場合の切り換え器84の制御信号
S39、(j)は切り換え器84の出力信号S40を示
している。さらに(k)クロックf2の立ち上がりが
(a)の4クロック目の立ち上がりに揃っている場合を
示し、(l)はその場合の切り換え器84の制御信号S
39、(m)は切り換え器84の出力信号S40を示し
ている。
【0058】図12において明らかなように、この実施
例の構成ではサンプリングクロックf2がサンプリング
クロックf1に対してどのような位相であっても、
(b),(c),(d)に示す信号の有効データ幅に対
しデータの遷移期間を含まない安定した領域で切り換え
器84の出力(g),(j),(m)を確定できる。こ
れは図7において、(h)に示すクロックf2の立ち上
がり位相によっては入力データの不安定な期間を前値ホ
ールドする可能性があるのに比べ、入力と出力のクロッ
クの位相関係においては特定の制限が一切なくなること
になる。
【0059】以上のようにこの実施例によれば、入力信
号のデータをある周期毎に分割して多相化し、各相のデ
ータ列に適当な時間差を設けたのち、多重化することに
よって、第2の実施例に比べて入力と出力のクロックの
位相差がどのような状態であっても安定して時間軸変換
処理を行うことができる。
【0060】図13は本発明の第5の実施例における時
間軸変換回路のブロック図を示すものである。図13に
おいて、91はクロックf1によってサンプリングされ
たディジタル信号を入力する入力端子、92はクロック
f1によって駆動し、遅延段数が可変であるシフトレジ
スタ、93〜103はクロックf1をクロック入力とす
るDフリップフロップ、104〜107はDフリップフ
ロップ96〜99の出力をホールドするための切り換え
器、108はDフリップフロップ99,100,10
1,103からの入力を切り換えて出力する切り換え
器、109は可変シフトレジスタ92と切り換え器10
4〜108を制御する信号を発生する制御信号発生回
路、110はクロックf2をクロック入力とするDフリ
ップフロップ、111は出力端子である。
【0061】また図13おいて93〜95はn−1個の
縦続接続されるDフリップフロップのうち、それぞれ入
力側から1,2,n−1番目を示し、104〜106は
n−1個の縦続接続されるDフリップフロップ56〜5
8の入力に接続されるn−1個の切り替え器のうち、そ
れぞれ入力側から1,2,n−1番目を示し、96〜9
8はn−1個の切り替え器のに接続されるn−1個のD
フリップフロップのうち、それぞれ入力側から1,2,
n−1番目を示している。さらに112はシリアル−パ
ラレル変換部、113は位相調整部、切り換え器108
はパラレル−シリアル変換部として動作する。
【0062】以上のように構成されたこの実施例の時間
軸変換回路の動作を図14の時系列図を用いて説明す
る。いま入力クロックf1と出力クロックf2の周波数
比はm:n(m>n;m,nは正数)であり、クロック
f1のn+1クロック目の立ち上がりエッジとクロック
f2の立ち上がりエッジが揃っているとすると、この実
施例における信号の時系列変化は図14のようになる。
【0063】図14において(a)は入力信号のサンプ
リングクロックf1、(b)は入力端子91より入力さ
れる入力信号、(c)は可変シフトレジスタ92の遅延
制御信号S41、(d)は可変シフトレジスタ92の出
力信号S42、(e)はDフリップフロップ95の出力
信号S43、(f)は切り換え器104〜107を制御
するロード制御信号S44、(g)はDフリップフロッ
プ99の出力信号S45、(h)はDフリップフロップ
103の出力信号S46、(i)はDフリップフロップ
110のクロックf2、(j)は切り換え器108の制
御信号S47、(k)は切り換え器108の出力信号S
48、(l)は出力端子111からの出力信号である。
【0064】クロックf1でサンプリングされた入力信
号(b)は、同じくクロックf1で駆動される可変シフ
トレジスタ92に入力される。可変シフトレジスタ92
では入力信号以外に遅延段数を制御する信号として
(c)に示す信号が入力される。可変シフトレジスタの
動作は第1の実施例における可変シフトレジスタ12と
同様であり、可変シフトレジスタ92の出力信号は
(d)に示すデータ列になる。(e)は(d)をクロッ
クf1のn−1サイクル期間遅延した信号となる。した
がってクロックf1のnサイクル目には(e),(d)
すなわち図9における信号S43,S42の値はそれぞ
れD1,Dnになる。
【0065】その瞬間、(f)に示す切り換え器104
〜107のロード制御信号S44は“0”から“1”に
なり、これによってDフリップフロップ99,98,9
7,96の入力信号値はそれぞれD1,D2,Dn-1,Dn にな
る。次に、クロックf1のn+1サイクル目にはS44
は再び“0”となり、これによってDフリップ99,9
8,97,96はそれぞれ出力が入力に接続された閉ル
ープ回路となって信号値D1,D2,Dn-1,Dn は次にロード信
号が“1”になるまでそのままホールドされる。
【0066】次にDフリップフロップ97,98の出力
はクロックf1の1サイクル期間、Dフリップフロップ
96は2サイクル期間遅延される。よって信号S45,
S46はそれぞれ(g),(h)に示すデータ列とな
る。切り換え器108では制御信号発生回路109より
(j)に示す切り換え制御信号S47が入力され、それ
にしたがってn個の入力信号から一つを選択して出力
し、(k)に示す出力信号S48が得られる。
【0067】切り換え器108の出力信号S48はDフ
リップフロップ110において、最終的にクロックf2
によって前値ホールドされ、出力端子111からは
(l)に示す出力信号が得られる。このように入力信号
(b)はデータ列の連続性を保ったままクロックf2で
サンプリングし直されて出力信号(l)となる。
【0068】以上のようにこの実施例によれば、入力信
号のクロック周波数と出力信号のクロック周波数の比率
がm:nである場合に、可変シフトレジスタ92の遅延
量をクロックf1のm周期ごとにm−nづつ増加させ、
可変シフトレジスタ以降の信号をn相の信号にして処理
することによって、任意の比率m:nで時間軸変換処理
を行うことができる。
【0069】なお、これらの実施例では、入力データを
一定期間ホールドするための構成として、切り換え器と
Dフリップフロップが閉ループを為すもの(図13の9
9と107など)を用いたが、Dフリップフロップにホ
ールド期間を1周期とするクロックを入力するなど、同
様の効果が期待できるものであれば実施例の限りではな
い。またn相に分割した各信号(図13の96〜99の
各出力)に対し、1相目(図13の96の出力)をクロ
ックf1の2サイクル期間遅延し、n相目(図13の9
9の出力)を遅延させず、その他の相をクロックf1の
1サイクル期間遅延して多重化切り換え器108に入力
したが、切り換え器108のタイミング上、齟齬をきた
さない範囲であればどのような遅延量であってもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、任意のサンプリングクロックでサンプリングされた
ディジタル信号を、異なるサンプリングクロックの信号
に変換する時間軸変換回路において、可変シフトレジス
タの段数を適切なタイミングで制御することにより、非
同期2ポートメモリーなどの高価な記憶素子を用いるこ
となく時間軸変換処理を行うことができる。
【0071】また第2の発明によれば、上記の効果につ
け加えて、上記発明における可変シフトレジスタ以降の
信号を複数個まとめて一定の周期で出力サンプリングク
ロックのDフリップフロップにロードすることにより、
第1の発明に比べ、入出力信号のクロック周波数が比較
的高い場合であっても安定した時間軸変換処理を行うこ
とができる。
【0072】さらに第3の発明によれば、上記発明にお
ける可変シフトレジスタ以降の信号をある周期毎に分割
して多相化し、各相のデータ列に適当な時間差を設けた
のち多重化することによって、第2の発明に比べ、入力
と出力のクロックの位相差がどのような状態であっても
安定して時間軸変換処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における時間軸変換回路
の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における可変シフトレジスタの一構成
例を示したブロック図
【図3】同実施例の動作を説明するための第1の時系列
【図4】同実施例の動作を説明するための第2の時系列
【図5】本発明の第2の実施例における時間軸変換回路
の構成を示すブロック図
【図6】同実施例の動作を説明するための第1の時系列
【図7】同実施例の動作を説明するための第2の時系列
【図8】本発明の第3の実施例における時間軸変換回路
の構成を示すブロック図
【図9】同実施例の動作を説明するための時系列図
【図10】本発明の第4の実施例における時間軸変換回
路の構成を示すブロック図
【図11】同実施例の動作を説明するための第1の時系
列図
【図12】同実施例の動作を説明するための第2の時系
列図
【図13】本発明の第5の実施例における時間軸変換回
路の構成を示すブロック図
【図14】同実施例の動作を説明するための時系列図
【図15】従来の時間軸変換回路の構成を示すブロック
【図16】同実施例の動作を説明するための時系列図
【符号の説明】
12 可変シフトレジスタ 13 遅延制御カウンタ 14 クロックf2のDフリップフロップ 22 クロックf1のDフリップフロップ 24 切り換え器 32,52,72,92 可変シフトレジスタ 33,34 クロックf1のDフリップフロップ 35,36,37 クロックf2のDフリップフロップ 38,39 切り換え器 40,63,85 制御信号発生カウンタ 53〜55 クロックf1のDフリップフロップ 56〜59,86,110 クロックf2のDフリップ
フロップ 60,61,62 切り換え器 73〜80 クロックf1のDフリップフロップ 81,82,83,84 切り換え器 88,112 シリアル−パラレル変換部 89,113 位相調整部 93〜103 クロックf1のDフリップフロップ 104〜108 切り換え器 109 制御信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石津 厚 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のサンプリング周波数でサンプリング
    されたディジタル信号を入力し、入力信号を所望の期間
    任意に遅延させる可変遅延手段と、前記可変遅延手段の
    遅延量を制御する信号を発生する制御信号発生手段と、
    前記可変遅延手段の出力を第2のサンプリング周波数の
    クロックをトリガーにして前値ホールドする前値ホール
    ド手段を備えたことを特徴とする時間軸変換回路。
  2. 【請求項2】第1のサンプリング周波数と第2のサンプ
    リング周波数の比がm:n(m,nは任意の正数)の場
    合、制御信号発生手段は前記第1のサンプリング周波数
    のm周期期間のうちに前記可変遅延手段の遅延量を合計
    でm−n周期分増加させることを特徴とする請求項1記
    載の時間軸変換回路。
  3. 【請求項3】第1のサンプリング周波数でサンプリング
    されたディジタル信号を入力し、入力信号を所望の期間
    任意に遅延させる可変遅延手段と、前記可変遅延手段の
    出力を前記第1のサンプリング周波数のクロックをトリ
    ガーとして前値ホールドするN−1個(Nは任意の整
    数)の縦続接続された第1の前値ホールド手段と、前記
    可変手段の出力を第2のサンプリング周波数のクロック
    をトリガーとして前値ホールドするN個の縦続接続され
    た第2の前値ホールド手段と、前記縦続接続された第2
    の前値ホールド手段N個のお互いの接続点N−1個に前
    記第1の前値ホールド手段N−1個の出力データをロー
    ドするN−1個のロード手段と、前記可変遅延手段の遅
    延量と前記ロード手段のロードのタイミングを制御する
    制御信号発生手段を備えたことを特徴とする時間軸変換
    回路。
  4. 【請求項4】第1のサンプリング周波数と第2のサンプ
    リング周波数の比がm:n(m,nは任意の正数)の場
    合、任意の正数Nはnであることを特徴とする請求項3
    記載の時間軸変換回路。
  5. 【請求項5】第1のサンプリング周波数と第2のサンプ
    リング周波数の比がm:n(m,nは任意の正数)の場
    合、制御信号発生手段は前記第1のサンプリング周波数
    のm周期期間ごとに前記可変遅延手段の遅延量をm−n
    周期分づつ増加させることを特徴とする請求項3記載の
    時間軸変換回路。
  6. 【請求項6】第1のサンプリング周波数でサンプリング
    されたディジタル信号を入力し、入力信号を所望の期間
    任意に遅延させる可変遅延手段と、前記可変遅延手段の
    出力のN個(Nは任意の正数)のシリアルデータをN出
    力のパラレル信号出力に変換するシリアル−パラレル変
    換手段と、前記N個のパラレル信号出力の時間的に最も
    早い信号の位相をさらに進ませ、時間的に最も遅い信号
    の位相をさらに遅らせる位相調整手段と、前記位相調整
    したN個の信号を多重化して再びシリアル信号に変換す
    るパラレル−シリアル変換手段と、パラレル−シリアル
    変換手段の出力を第2のサンプリング周波数のクロック
    をトリガーとして前値ホールドする前値ホールド手段
    と、前記可変遅延手段の遅延量と前記シリアル−パラレ
    ル変換手段およびパラレル−シリアル変換手段のタイミ
    ングを制御する制御信号発生手段を備えたことを特徴と
    する時間軸変換回路。
  7. 【請求項7】第1のサンプリング周波数と第2のサンプ
    リング周波数の比がm:n(m,nは任意の正数)の場
    合、前記任意の正数Nはnであることを特徴とする請求
    項6記載の時間軸変換回路。
  8. 【請求項8】第1のサンプリング周波数と第2のサンプ
    リング周波数の比がm:n(m,nは任意の正数)の場
    合、制御信号発生手段は前記第1のサンプリング周波数
    のm周期期間ごとに前記可変遅延手段の遅延量をm−n
    周期分づつ増加させることを特徴とする請求項6記載の
    時間軸変換回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002060042A1 (fr) * 2001-01-25 2002-08-01 Sharp Kabushiki Kaisha Circuit de conversion de tension et circuit integre a semi-conducteurs

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002060042A1 (fr) * 2001-01-25 2002-08-01 Sharp Kabushiki Kaisha Circuit de conversion de tension et circuit integre a semi-conducteurs
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