JPH07134868A - ディジタル信号の再生方法および再生装置 - Google Patents

ディジタル信号の再生方法および再生装置

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JPH07134868A
JPH07134868A JP28322993A JP28322993A JPH07134868A JP H07134868 A JPH07134868 A JP H07134868A JP 28322993 A JP28322993 A JP 28322993A JP 28322993 A JP28322993 A JP 28322993A JP H07134868 A JPH07134868 A JP H07134868A
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JP
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signal
circuit
digital signal
reproducing
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JP28322993A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Morioka
芳宏 森岡
Mutsuyuki Okayama
睦之 岡山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は磁気テープ、磁気ディスクまたは光
ディスクなどの記録媒体に記録されたカラー映像信号、
音声信号または各種データにより構成されるデイジタル
信号を高SN比化するディジタル信号の再生方法に関す
るものである。 【構成】 磁気テープや光ディスクなどの記録メディア
より複数回に渡り再生されたRFディジタル信号を、ク
ロック再生回路3内のPLL回路などを用いて時間基準
とする同期信号に対して一定の位相で複数回サンプリン
グした後、メモリ回路10で同一信号の加算平均をとる
構成により、SN比の飛躍的な改善を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ、磁気ディス
クまたは光ディスクなどの記録媒体に記録されたカラー
映像信号、音声信号または各種データにより構成される
デイジタル信号の再生信号を高SN比化するディジタル
信号の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号の帯域圧縮技術や高能率
符号化などディジタル信号処理技術の進歩に伴い、アナ
ログ方式のVTRの発展システムとしてディジタルVT
Rの開発が盛んに行われている。たとえば、山光長寿郎
著、「画像情報記録技術の将来ー民生用ディジタルVT
Rー」、テレビジョン学会、Vol.46,No.1
0,pp1222〜1229、1992年や江藤、三
田、土居著、「ディジタルビデオ記録技術」に詳しく解
説されているディジタルVTRである。これらは従来の
1インチ方式、VHS(登録商標)方式または8mm方
式などを基本として改良したディジタルVTRである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在、
これらディジタルVTRは記録密度の低さに問題があ
る。すなわち、近年のメタル蒸着テープやメタル塗布型
テープなどにおけるテープ性能アップにより、テープの
みの再生SN比として、ヘッド・トラック幅が5ミクロ
ンメートル以下でも十分実用的に記録再生できる様にな
ってきた。
【0004】しかし、VTR再生信号のSN比は、テー
プノイズよりむしろヘッドヘッドアンプ回路の熱雑音な
どにより制限されており、高密度記録を阻害している。
【0005】また、VHS方式や8mm方式などを基本
として改良したディジタルVTRにおいては、記録時お
よび再生時にヘッドがトラックを走査する直線性が悪
く、たとえば、記録時間を増加させるためにトラック幅
を5ミクロンメートルにした場合、デッキ間の互換再生
時などに再生出力が10dB以上も低下してしまい再生
が不可能になるという課題がある。すなわち、VTRに
おいては、トラック幅が10ミクロンメートル未満のも
のはなく、トラック幅を5ミクロンメートル以下にする
にはSN比向上のブレークスルーが必要である。
【0006】本発明はかかる点に鑑み、再生信号のSN
比を飛躍的に改善し、高密度記録においてもエラーレー
トを十分実用可能なレベルに保つことができるVTRを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達す
るため、磁気テープより複数回に渡り再生した同一のR
Fディジタル信号を、PLL回路などを用いて時間軸基
準を統一した同期信号に対して一定の位相でサンプリン
グした後、メモリで同じ信号同士を加算平均する構成で
ある。
【0008】
【作用】上述した構成により、SN比の飛躍的な向上が
図れるので、現在は実現不可能なトラック幅が5ミクロ
ンメートル以下の狭トラック記録VTRが実現可能とな
る。そこで、磁気テープの記録密度を極めて高くできる
ので、記録時間の長時間化、記録容量の増大、磁気テー
プ用カセットハーフの小型化によるVTRの小型化など
が実現できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけ
るディジタル信号の再生方法を具現化したディジタル信
号再生回路の要部ブロック図である。
【0010】図1において、ディジタルVTRの磁気ヘ
ッドの再生信号がロータリー・トランスフォーマー(図
示せず)などを通して、再生信号入力端子1より入力さ
れ、再生ヘッドアンプ2に至る。ここで、再生された信
号は”ハイレベル1”レベル、および”ローレベル0”
レベルの2値の信号が再生されている。なお、ここで、
ディジタルVTRのテープ/ヘッド系におけるディジタ
ル信号の記録容量は30Mbps、また、NTSC方式
映像信号および音声信号は3Mbpsに圧縮され記録さ
れているとする。この3Mbpsの信号としては、たと
えば、1993年10月現在標準化作業が行われている
MPEG−2方式の信号を当てはめることができる。ま
た、回転シリンダは映像信号の1フレームに1回転し、
かつ、磁気テープの送り速度は5フレームで1トラック
分とスローにすることにより、磁気テープ上の1つのト
ラックに5フレーム分のディジタル信号がメモリを介し
て間欠的に記録されているとする。磁気テープにおける
ディジタル信号の記録トラック配置を図2に示す。
【0011】図2において、磁気テープ19が矢印20
の方向に走行している。また、磁気テープ19上をトラ
ック幅が15ミクロンメータの磁気ヘッド21が矢印2
2の方向に走査し、記録時にはトラック幅が10ミクロ
ンメータのディジタル信号記録トラックを形成し、再生
時にはディジタル信号記録トラック上を走査しディジタ
ル信号を再生する。ここでは、磁気ヘッド21のトラッ
ク幅HTWは、磁気テープ19上の記録トラック幅の1.
5倍とし、隣接トラックの記録アジマスとはお互いに逆
アジマスの関係となる様に磁気ヘッドのアジマス角度を
設定する。また、磁気テープの幅wは1/4インチとし、
記録トラックが磁気テープ走行方向20となす角度θを
6度とする。
【0012】前述した様に、1本のトラックには、5フ
レーム、即ち、10フィールド分のディジタル映像信号
が、図2に示すFo1、Fe1、Fo2、Fe2、・・・・・F
o5、Fe5のごとく記録されている。ただし、Fo1は5つ
のフレームのうちの1番目フレームの奇数フィールドで
あること、また、Fe1は5つのフレームのうちの1番目
フレームの偶数フィールドであることを意味する。
【0013】そこで、磁気テープが1本のトラック分の
長さだけ矢印20の方向に走査する時間ttrackは、10/
59.94 = 0.167 [秒]となる。一方、記録トラック上
の信号アジマス角度と等しいアジマス角度を持った磁気
ヘッドは、回転シリンダの1回転、すなわち、2/59.94
= 0.0333 [秒]毎にそのトラック上を走査するので、
(1.5・HTWーHTW)/HTW=0.5より、記録トラック幅全体の
信号をエンベロープ獲得率100%で約5回は繰り返し
再生することができ、この繰り返し再生信号を加算利用
できる。エンベロープ獲得率が70%以上でよいなら
ば、繰り返し再生による加算回数をより大きくすること
ができる。
【0014】図1において、再生ヘッドアンプ2におい
て約60dB程度の増幅を行われた再生RFディジタル
信号は、クロック再生回路3に入力し、クロック再生回
路3内のPLL回路により再生ディジタル信号に同期し
たクロック信号が得られる。このクロック信号は分周回
路4において再生ディジタル信号の最高繰り返し周波数
の2倍の周波数を持つサンプリング・クロック信号を作
成する。
【0015】一方、再生ヘッドアンプ2の出力である再
生RFディジタル信号は、A/D変換器5に入力され、
分周回路4の出力であるサンプリング・クロック信号に
より10ビットに量子化され、この量子化データ(第1
回量子化データ)はバッファ回路6に渡される。
【0016】また、再生ヘッドアンプ2の出力である再
生RFディジタル信号は、さらに、同期信号検出回路7
に入力され、同期信号が検出されて、基準タイミングが
メモリコントローラ8に渡される。ここで、メモリコン
トローラ8には、分周回路4の出力であるサンプリング
・クロック信号が入力される。メモリコントローラは、
同期信号により決められた時間基準およびサンプリング
・クロック信号を利用してアドレスカウンタ9のカウン
トアップおよびカウントダウン動作を制御してバファ6
の出力信号をメモリ回路10に入力し、メモリ回路10
内の決められたアドレスに一時的に記憶される。
【0017】ところで、VTRの回転シリンダーおよび
キャプスタンモータの駆動状態を示す制御信号がサーボ
系コントロール回路12に入力され、サーボ系コントロ
ール回路12はヘッドのトラック走査状態を表す信号を
繰り返し再生数カウンタ13に出力し、あるトラック上
の信号を何回良好に再生したかを表す繰り返し再生回数
を算出する。
【0018】ここで、磁気ヘッドが磁気テープより同じ
信号トラック上を2回走査し、同じ信号を複数回再生す
る場合を考える。すなわち、一度再生した信号を再び再
生し、前述と同様の動作を行い量子化データ(第2回量
子化データ)を得る。そして、この量子化データ(第2
回量子化データ)は、前回メモリー上に一時的に記憶し
た量子化データ(第1回量子化データ)と演算回路14
において算術加算を行うとともに、繰り返し再生数カウ
ンタ13からの繰り返し再生回数で平均をとる。そし
て、演算回路14の出力は再びメモリ回路10内の決め
られたアドレス上に一時記憶されるとともに、ディジタ
ル復調回路15に出力される。
【0019】以上の単純な動作、すなわち、磁気テープ
より複数回に渡り再生されたRFディジタル信号を、信
号検出点という同位相で複数回サンプリングし量子化し
た後、メモリー上で同一信号の加算平均をとるという一
連の動作によりSN比の飛躍的な改善を行うことができ
る。ここで、VTRの典型的なRF系の信号およびノイ
ズの周波数特性を示した図3を用いてその原理を説明す
る。
【0020】図3において、横軸は周波数であり、縦軸
はレスポンスである。Ctapeは、磁気ヘッドの再生効率
を含んだ磁気テープの信号出力を表す。Ntapeは、磁気
ヘッドの再生効率を含んだ磁気テープのノイズ出力を表
す。Nsysは、磁気ヘッドおよび再生ヘッドアンプ回路
の熱雑音を表す。Ctapeが大きい領域ではNtapeも大き
い。しかし、Ctapeが小さい領域ではNtapeも小さく、
この領域ではトータルノイズNtotalは、Nsysにより制
限されているのが現状である。VTR設計において、一
般に議論されるCN比は、CtapeとNtotalの比であ
り、SN比はCN比を使用するRF帯域に渡り積分した
平均値である。
【0021】そこで、SN比は、低域および高域におけ
る低CN比の悪影響を受け、中域でCN比が良いにもか
かわらず、低い値となる。すなわち、従来のテープ/ヘ
ッド系では、テープの持っている潜在的な優れたCN比
を引き出し活用することができない。しかし、本実施例
においては、前述した様に、1トラックに5フレーム分
の信号が記録されているので、再生RFディジタル信号
を同位相で複数回サンプリングし算術平均を取ることは
容易である。そこで、特に、Nsysを低減することがで
きる。
【0022】2回走査の算術平均をとるとNsysを約3
[dB]低減し、3回走査の算術平均をとるとNsysを
約4.7[dB]低減し、Nを整数として、N回走査の
算術平均をとるとNsysを10・log10(N)[dB]低減
することができる。そこで、特に、低域と高域のCN比
を改善できるので、総合SN比を大きく改善し、エラー
レートを低減できる。本実施例において、ヘッドのトラ
ック幅を記録トラック幅の約1.5倍に設定すると、N
を3回から5回に設定することは容易であり、最大約7
dBのCN比改善が可能となる。
【0023】さて、図1において、上述したごとく算術
平均によりSN比が改善された量子化データはディジタ
ル復調回路15に入力し”ハイレベル1”および”ロー
レベル0”の信号検出を行なわれる。ディジタル復調回
路15の出力信号は、誤り訂正回路16に入力し誤り訂
正が行われる。その後、ディジタル信号は出力端子17
より出力され、映像信号、音声信号または、各種データ
に復号される。
【0024】次に、本発明の第2の実施例について、図
4を参照しながら説明する。図4において、光ディスク
23の各トラックに記録されたディジタル信号は、矢印
24の方向に再生されていくとする。
【0025】本実施例においては、各トラックは光ディ
スク23の回転中心25より円周方向に円周状に閉じた
形で独立して形成されているが、回転方向にらせん状に
連続する様にトラックが形成されている場合について基
本的に同じである。本実施例においても、第1の実施例
と同様に、同じトラックを複数回再生して得たRFディ
ジタル信号を、図1における入力端子1に入力すること
により、再生信号のSN比を飛躍的に向上することがで
きる。以下の信号処理は、第1の実施例と同様である。
【0026】次に、本発明の第3の実施例について、図
5を参照しながら説明する。図5では、第1の実施例の
VTRにおいて1つの記録トラック上に記録された信号
を2つの磁気ヘッドが複数回再生する場合についての構
成例について説明する。
【0027】まず、第1の磁気ヘッドおよび第2の磁気
ヘッドの再生信号が、それぞれ、第1の入力端子26及
び第2の入力端子27より入力される。2つの入力信号
は、それぞれ第1の再生ヘッドアンプ28および第2の
再生ヘッドアンプ29において増幅された後、それぞれ
第1の同期化サンプリング回路系30および第2の同期
化サンプリング回路系31において再生同期信号に同期
した位相を持ったサンプリング・クロックにより10ビ
ットに量子化される。
【0028】ここで、第1の同期化サンプリング回路3
0および第2の同期化サンプリング回路31は、それぞ
れ、図1において点線で囲んだ同期化サンプリング回路
系18と同じ構成をしている。次に、第1の同期化サン
プリング回路30および第2の同期化サンプリング回路
31の出力である2系統の量子化信号は、それぞれ、2
つのバッファ回路32および33において適切な遅延を
与えられ、それぞれ同じ再生信号が同じタイミングで演
算回路34に入力される。
【0029】演算回路34では、第1の実施例において
説明した原理により2つの入力信号を加算平均し、再生
ディジタル信号のSN比を改善することができる。演算
回路34の出力はメモリ回路35において一定期間記憶
され、そのままディジタル復調回路36に出力される。
また、ここで、メモリ回路35に記憶された信号は、第
1の実施例と同様に演算回路34で再び再生された信号
と加算平均された後、ディジタル復調回路36に出力す
ることによりSN比をさらに改善することが可能であ
る。ディジタル復調回路36の出力は、誤り訂正回路3
7に入力され、誤り訂正が行われた後、出力端子38よ
り出力される。
【0030】なお、本発明の大きな特徴はディジタル信
号の再生に際して、サンプリング・クロックの位相を再
生された同期信号に対して一定に保ちつつ、算術平均を
取るところにあり、本発明で説明した構成例以外の構成
にも適用可能である。たとえば、同期信号検出やPLL
回路をディジタル方式としてA/D変換器の後に配置し
た構成に適用することができる。また、複数の磁気ヘッ
ドや光ヘッドからの複数の再生信号に本構成の信号処理
を行うことによりSN比の改善を行うこともできる。
【0031】また、本発明は、磁気テープ、ハードディ
スクまたは光ディスクだけでなく、ISDNやB−IS
DNなど電線や光ケーブルを使用する一般の信号伝送シ
ステムに適用してもその効果を発揮することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の様に、磁気テープや光ディスクな
どより複数回に渡り再生された同一のRFディジタル信
号を、PLL回路などを用いて時間基準とする同期信号
に対して一定の位相で複数回サンプリングした後、メモ
リー上で同一信号の加算平均をとるすることによりSN
比の飛躍的な改善を図れる。そこで、現在は実現不可能
なトラック幅が5ミクロンメートル以下の狭トラック記
録VTRなどが実現可能となる。
【0033】また、磁気テープや光ディスクの記録密度
を極めて高くするとともに実用信頼性も向上することが
可能となるので、記録時間の長時間化、記録容量の増
大、記録メディアの小型化による記録再生機器の小型化
などが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における要部ブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における記録トラックパ
ターンを示す図
【図3】本発明の第1の実施例におけるCN比改善効果
を示す図
【図4】本発明の第2の実施例における記録トラックパ
ターンを示す図
【図5】本発明の第3の実施例における要部ブロック図
【符号の説明】
1 再生信号入力端子 2 再生ヘッドアンプ 3 クロック発生回路 4 分周回路 5 A/D変換器 6 バッファ回路 7 同期信号検出回路 8 メモリコントローラ 9 アドレスカウンタ 10 メモリ回路 11 サーボ信号入力端子 12 サーボ系コントロール回路 13 繰り返し再生数カウンタ 14 演算回路 15 ディジタル復調回路 16 誤り訂正回路 17 出力端子 18 同期化サンプリング回路系

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に記録されたディジタル信号を複
    数回にわたり再生するディジタル信号の再生方法であっ
    て、前記記録媒体より再生される再生ディジタル信号の
    最高繰り返し周波数のN倍(Nは自然数)の周波数を持
    つクロック信号を作るステップと、前記クロック信号の
    位相を前記再生ディジタル信号の再生位相に同期させて
    前記再生ディジタル信号の再生位相に同期したサンプリ
    ング・クロック信号を得るステップと、前記サンプリン
    グ・クロック信号を用いて前記記録媒体より再生された
    信号を信号レベル識別タイミングにおいてMビット(M
    は自然数)のディジタル信号に量子化するステップと、
    前記再生ディジタル信号に含まれる同期信号を検出し
    て、前記同期信号を基準に前記量子化出力信号をメモリ
    上の特定の番地に記憶させるステップと、前記記録媒体
    上より同じ信号が再生されると前記メモリ上に記憶され
    ている同じ信号の量子化信号を呼び出して同じ信号の量
    子化信号同士を加算平均するステップとを具備し、前記
    加算平均するステップにおいて加算平均された信号のレ
    ベル識別を行なうことを特徴とするディジタル信号の再
    生方法。
  2. 【請求項2】記録媒体に記録されたディジタル信号を複
    数回リピート再生するディジタル信号の再生装置に関し
    て、前記記録媒体より再生される再生ディジタル信号の
    最高繰り返し周波数のN倍(Nは自然数)の周波数を持
    つクロック信号を作るクロック再生回路と、前記クロッ
    ク再生回路のクロック位相を前記再生ディジタル信号の
    再生位相に同期させる位相同期回路と、前記位相同期回
    路の出力信号より前記再生ディジタル信号の再生位相に
    同期したサンプリング・クロック信号を得て、前記サン
    プリング・クロック信号を用いて前記記録媒体より再生
    された信号をレベル識別タイミングにおいてMビット
    (Mは自然数)のディジタル信号に量子化するA/D変
    換器と、前記再生ディジタル信号に含まれる同期信号を
    検出する同期信号検出回路と、前記同期信号検出回路に
    おいて検出された同期信号を基準に前記A/D変換器の
    量子化出力信号をメモリ回路の特定の番地に記憶させる
    メモリ制御回路と、前記記録媒体上の同じ信号が繰り返
    して再生される毎に、前記同期信号を基準として前記メ
    モリ回路に記憶されている量子化信号を呼び出し、前記
    A/D変換器の量子化出力信号と加算し平均値を算出す
    る演算回路と、前記演算回路の量子化出力信号より前記
    記録媒体に記録されたディジタル信号のレベル識別を行
    うディジタル復調回路とを具備した再生装置。
  3. 【請求項3】位相同期回路の出力信号をNに相当する自
    然数分だけ分周して再生ディジタル信号の再生位相に同
    期したサンプリング・クロック信号を作る分周回路を具
    備することを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  4. 【請求項4】繰り返し再生回数を記憶するカウンタ回路
    を具備し、演算回路は前記カウンタ回路に記憶されてい
    る加算回数に相当する分の平均値を算出することを特徴
    とする請求項2記載の再生装置。
  5. 【請求項5】メモリ制御回路は、演算回路の量子化出力
    信号をメモリ回路の特定の番地に記憶させる機能をも合
    わせ持つことを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  6. 【請求項6】再生ディジタル信号をA/D変換器におい
    てサンプリングするタイミングは、最高繰り返し周波数
    の信号が連続した前記再生ディジタル信号のレベルが最
    大または最小となる信号識別タイミングであることを特
    徴とする請求項2記載の再生装置。
  7. 【請求項7】クロック再生回路および位相同期回路は、
    位相同期ループ(PLL)方式の回路構成であることを
    特徴とする請求項2記載の再生装置。
  8. 【請求項8】サンプリング・クロックの周波数は、ディ
    ジタル復調回路より復調されたディジタル信号の最高繰
    り返し周波数の2倍であることを特徴とする請求項7記
    載の再生装置。
  9. 【請求項9】Nを16以上の整数として、サンプリング
    ・クロックの周波数はディジタル復調回路より復調され
    たディジタル信号の基本クロック周波数のN倍以上であ
    り、1サンプリング周期をNで均等に割った期間毎に位
    相がゼロとなるN個のサンプリング・クロックを持ち、
    前記N個のサンプリング・クロックより最も前記同期信
    号の再生位相に近いものを選択する位相同期ループであ
    ることを特徴とする請求項4記載の再生装置。
  10. 【請求項10】同期信号は”ハイレベル”と”ローレベ
    ル”の特定の組み合わせで構成された信号パターンであ
    り、再生時に前記同期パターンをあらかじめ決めた周期
    毎に複数回連続して検出した場合に同期状態であるとみ
    なし、ひとたび同期信号を検出すれば、連続して同期信
    号が複数回に渡り連続して前記同期パターンが検出でき
    ない場合に非同期状態であるとみなされることを特徴と
    する請求項2記載の再生装置。
  11. 【請求項11】記録媒体はディスク状記録媒体であり、
    前記ディスク状記録媒体の信号記録面に円周状に形成さ
    れた信号トラックに記録された特定データ群を複数回再
    生する様に前記ディスク状媒体および前記ディスク状媒
    体の再生デバイスの位置関係を制御する制御回路を具備
    した請求項2記載の再生装置。
  12. 【請求項12】ディスク状記録媒体は光ディスクである
    ことを特徴とする請求項11記載の再生装置。
  13. 【請求項13】ディスク状記録媒体はハードディスクで
    あることを特徴とする請求項11記載の再生装置。
  14. 【請求項14】ディスク状記録媒体はフロッピーディス
    クであることを特徴とする請求項13記載の再生装置。
  15. 【請求項15】記録媒体に記録されたディジタル信号を
    K個(Kは2以上の整数)の再生デバイスにより再生す
    るディジタル信号の再生方法において、前記記録媒体よ
    り再生されるディジタル信号より前記ディジタル信号の
    最高繰り返し周波数のL倍(Lは自然数)の周波数を持
    つクロック信号を作るステップと、前記クロック信号の
    位相を前記再生ディジタル信号の再生位相に同期させ
    て、前記再生ディジタル信号の再生位相に同期したサン
    プリング・クロック信号を得るステップと、前記サンプ
    リング・クロック信号を用いて前記記録媒体より再生さ
    れた信号を信号レベル識別タイミングにおいてMビット
    (Mは自然数)のディジタル信号に量子化するステップ
    と、前記再生ディジタル信号に含まれる同期信号を検出
    して、前記同期信号を基準に前記量子化出力信号をメモ
    リ回路の特定の番地に記憶させる系統をK系統具備し、
    K個の各メモリより前記同期信号を基準に決めた同信号
    の量子化信号同士を加算平均するステップとを具備し、
    前記加算平均するステップにおいて加算平均された信号
    のレベル識別を行なうことを特徴とするディジタル信号
    の再生方法。
  16. 【請求項16】記録媒体に記録されたディジタル信号を
    K個(Kは2以上の整数)の再生デバイスにより再生す
    る再生装置であって、前記記録媒体より再生デバイスに
    より再生されるディジタル信号より前記ディジタル信号
    の最高繰り返し周波数のL倍(Lは自然数)の周波数を
    持つクロック信号を作るクロック再生回路と、前記クロ
    ック再生回路のクロック位相を前記再生ディジタル信号
    の再生位相に同期させる位相同期回路と、前記位相同期
    回路の出力信号より前記再生ディジタル信号の再生位相
    に同期したサンプリング・クロック信号を得て、前記サ
    ンプリング・クロック信号を用いて前記記録媒体より再
    生された信号をレベル識別タイミングにおいてMビット
    (Mは自然数)のディジタル信号に量子化するA/D変
    換器と、前記再生ディジタル信号に含まれる同期信号を
    検出する同期信号検出回路と、前記同期信号検出回路に
    おいて検出された同期信号を基準に前記A/D変換器の
    量子化出力信号をメモリ回路の特定の番地に記憶させる
    メモリ制御回路により構成されるディジタル信号量子化
    回路系をK個具備し、かつ、前記した各ディジタル信号
    量子化回路系内の各メモリ回路より前記同期信号を基準
    に決めた前記各メモリ回路の同一量子化信号を加算平均
    する演算回路と、前記演算回路の出力信号を用いて前記
    記録媒体に記録された信号のレベル識別を行うディジタ
    ル復調回路とを具備した再生装置。
  17. 【請求項17】位相同期回路の出力信号をLに相当する
    自然数分だけ分周して前記再生ディジタル信号の再生位
    相に同期したサンプリング・クロック信号を作る分周回
    路を具備することを特徴とする請求項16記載の再生装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020166912A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 富士フイルム株式会社 磁気テープ読取装置、磁気テープ読取装置の作動方法、及びプログラム

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JP2020166912A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 富士フイルム株式会社 磁気テープ読取装置、磁気テープ読取装置の作動方法、及びプログラム
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