JPH07134648A - ソフトウェア保守作業工数自動見積システム - Google Patents

ソフトウェア保守作業工数自動見積システム

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JPH07134648A
JPH07134648A JP5281059A JP28105993A JPH07134648A JP H07134648 A JPH07134648 A JP H07134648A JP 5281059 A JP5281059 A JP 5281059A JP 28105993 A JP28105993 A JP 28105993A JP H07134648 A JPH07134648 A JP H07134648A
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JP
Japan
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man
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hour
work
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JP5281059A
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Hiroshi Tokue
浩 徳江
Shiro Watabe
史朗 渡部
Shinichi Akiba
真一 秋庭
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存ソフトウェアの各保守作業フェーズごと
の正確な工数を自動生成することにより、情報システム
の保守性能の向上を図る。 【構成】 保守内容に対する各保守作業項目(フェー
ズ)、各保守作業者のレベル、各レベルで対処可能な保
守作業項目ごとの単位処理量を予め登録した各ファイル
4a〜4cと、保守作業量を抽出する手段5と、保守作
業項目を読み出す手段6と、保守作業者の保守作業処理
能力レベルを読み出す手段7と、処理能力レベルをキー
に各保守作業項目に対する単位処理量を読み出す手段8
と、単位当処理量と既存ソフトウェアの保守作業量に基
づき、保守作業に要する工数を生成する手段9と、実際
の保守作業工数を蓄積する手段10と、実際の保守作業
工数と見積工数を比較して、保守見積基準値ファイルの
保守作業処理量を更新する手段11とからなるソフトウ
ェア保守作業工数自動見積システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既存ソフトウェアの保
守作業に要する工数の見積を行なう技術に係わり、特
に、大規模な情報システムに用いられている既存ソフト
ウェアの保守作業の正確な工数見積を自動的に行なうの
に好適なソフトウェア保守作業工数自動見積システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】大規模な情報システムにおけるソフトウ
ェアの保守(メンテナンス)は、システム性能の向上の
点で重要なものであり、保守を如何に効率良く行なうか
が、課題となっている。情報システムの保守に関して
は、例えば、「日経コンピュータ1990.7.30
(no.231)」(1990年 日経BP社発行)の
第62頁から第89頁に記載されている。同誌の第70
頁から第81頁においては、効率の良い保守を行なうた
めの技術として、既存ソフトウェアの保守作業の影響範
囲を自動的に特定するために、データ・ディクショナリ
の活用が記載されている。すなわち、データ・ディクシ
ョナリは、プログラムだけでなく、データ項目や、ファ
イル、画面の定義、JCL(Job Contol L
anguage、ジョブ制御言語)など、システム全体
の構成要素が、どこでどのように使われているかの相互
関係を一括管理するデータベースであり、このデータ・
ディクショナリを用いることにより、保守のとき、ファ
イルの項目値を更新しているプログラムはどれか、ま
た、コピー(部品)を修正したらどのプログラムを再コ
ンパイルしなければならないか、などの情報を即時に入
手できる。
【0003】保守作業を計画通りに完了させたり、保守
の生産性を評価するためには、保守に要する工数が、正
確に分からなければならない。この工数の見積は、保守
作業に対する保守作業者のスキル(作業処理能力)や経
験等の情報に基づいて、ベテランのシステム開発者が本
人の経験から行なっている。しかし、このような工数の
見積では、見積を行なうベテランのシステム開発者に大
きな負荷がかかると共に、保守作業者に関する情報や、
工数を見積もるための基準が、ベテランのシステム開発
者の経験によって異なるため、正確な作業工数の見積を
行なうことができない。
【0004】ソフトウェアの工数見積に関する従来の技
術としては、例えば、特願平2−201539号公報に
記載ものがある。この技術では、プログラム開発の工数
見積条件を入力し、人間の経験則に基づく工数見積知識
の情報から、入力した工数見積条件に合致する工数見積
情報を読み出し、プログラム開発の工数見積を自動的に
行う。しかし、この技術では、既存ソフトウェアの保守
といった特定の作業の工数見積に対する考慮がなされて
いない。そのために、情報システムに用いられている既
存ソフトウェアの保守作業に要する正確な工数見積を効
率良く行なうことができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来のソフトウェアの工数見積に関する技術で
は、既存ソフトウェアの保守作業に対する考慮がなされ
ておらず、大規模な情報システムに用いられている既存
ソフトウェアの保守作業に要する正確な工数を効率良く
自動生成することができない点である。本発明の目的
は、これら従来技術の課題を解決し、効率良く正確に見
積もられた既存ソフトウェアの保守作業の工数により、
計画的な保守作業を可能とすると共に、保守の生産性の
正確な評価を可能とし、保守対象の情報システムの保守
性能を向上させるソフトウェア保守作業工数自動見積シ
ステムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のソフトウェア保守作業工数自動見積システ
ムは、(1)大規模な情報システムに用いられている既
存ソフトウェアの保守作業に要する工数の見積を行なう
ソフトウェア保守作業工数自動見積システムであり、指
定入力される保守内容に対応する保守作業項目を予め登
録した保守作業詳細情報ファイル4aと、各保守作業者
の保守作業の処理能力レベルを表す情報を予め登録した
保守作業者情報ファイル4bと、各処理能力レベルで対
処可能な保守作業項目に対する単位当たりの処理量を予
め登録した保守見積基準値ファイル4cと、データ・デ
ィクショナリ等により特定した保守の影響範囲の各既存
ソフトウェアの保守作業量を抽出する保守対象リソース
情報抽出部5と、指定入力された保守内容に対応する保
守作業項目を、保守作業詳細情報ファイル4aから読み
出す保守作業詳細情報リード部6と、保守要員として指
定された保守作業者の保守作業処理能力レベルを、保守
作業者情報ファイル4bから読み出す保守作業者情報リ
ード部7と、この保守作業者情報リード部7で読み出し
た処理能力レベルをキーに、保守見積基準値ファイル4
cから、保守作業詳細情報リード部6で読み出した各保
守作業項目に対する単位当たりの処理量を読み出す保守
見積基準値リード部8と、この保守見積基準値リード部
8で読み出した単位当たりの処理量と、保守対象リソー
ス情報抽出部5で抽出した各既存ソフトウェアの保守作
業量とに基づき、保守作業者による保守対象の既存ソフ
トウェアの保守作業に要する見積工数を生成する保守見
積工数生成部9とからなり、この保守見積工数生成部9
で生成した保守作業工数を、ディスプレイ等に出力する
ことを特徴とする。また、(2)上記(1)に記載のソ
フトウェア保守作業工数自動見積システムにおいて、指
定された保守作業者による実際の保守作業に要した工数
を蓄積する保守作業実績情報蓄積部10と、実際の保守
作業完了後に、保守作業実績情報蓄積部10で蓄積した
実際の保守作業に要した工数と、保守見積工数生成部9
で生成した見積工数とを比較して、この比較結果に基づ
き、保守見積基準値ファイルの各処理能力レベルで対処
可能な保守作業処理量を更新する保守見積基準値更新部
11とを設けることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、各保守作業者の保守作業の
処理能力レベルを表す情報と、各処理能力レベルで処理
可能な各保守作業の項目(以下、保守作業フェーズと記
載)ごとの単位処理量を表す情報とを、予めファイルと
して登録しておく。そして、保守要員に指定された各保
守作業者の処理能力レベルをキーに、各保守対象の各保
守作業フェースごとの単位処理量を対応付けたファイル
を検索して、各保守作業者による各保守作業フェースご
との工数見積を行なう。例えば、ある保守対象の既存ソ
フトウェアの規模が100本のCOBOLで記述された
プログラムからなり、また、処理能力がレベル「5」の
保守作業者が1ヵ月で4本のCOBOLプログラムの修
正ができる場合には、その保守作業者によるプログラム
修正フェーズに要する工数を、「100÷4=25(人
・月)」として見積もる。このようにして、保守作業フ
ェース毎の工数見積が、自動的に出力されるので、ベテ
ランのシステム開発経験者でなくても、大規模な情報シ
ステムの保守に要する工数を、効率良く正確に見積もる
ことができる。また、実際の保守作業が、20(人・
月)の工数で行なわれたならば、レベル「5」の保守作
業処理能力の対応付けを、4本/月から5本/月に変更
する。このことにより、次の保守作業においては、さら
に正確な工数の見積を行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明のソフトウェア保守作業工数
自動見積システムの本発明に係わる構成の一実施例を示
すブロック図である。本図において、1は、CPU(C
entral Processing Unit、中央
処理装置)を具備し、プログラムに基づく逐次処理を行
ない、本発明に係わるソフトウェア保守作業工数を自動
見積もりする情報処理装置、2は、キーボードやマウス
等からなり、保守作業工数自動見積システムを使用する
作業者が指示を入力する入力装置、3は、CRT(Ca
thode Ray Tube、陰極線管)等からな
り、保守作業の工数見積結果を作業者に表示するための
表示装置、4は、磁気ディスク等からなり、本発明に係
わる保守作業工数を見積もる際に利用する各種ファイル
を格納する外部記憶装置である。この外部記憶装置4に
は、予め、入力装置2を介して表示装置3の画面上で対
話的に指定入力される保守内容に対応する各保守作業フ
ェーズ(詳細な保守作業項目)を登録した保守作業詳細
情報ファイル4aと、各保守作業者の保守作業の処理能
力レベルを表す情報を登録した保守作業者情報ファイル
4bと、各処理能力レベルで対処可能な保守作業フェー
ズに対する単位当たりの処理量を登録した保守見積基準
値ファイル4cとが格納されている。
【0009】入力装置1を介して、工数の見積を必要と
する作業者から、後述の図3で示すディスプレイ画面の
ように、保守対象となる大規模な情報システムの名称や
保守内容、および、保守を担当する作業者名等が入力さ
れると、情報処理装置1の各処理部は、以下の動作を行
なう。まず、保守対象リソース情報抽出部5は、データ
・ディクショナリ等を用いて保守の影響範囲を特定し、
各影響範囲の既存ソフトウェアの保守作業量を抽出し、
保守対象リソース情報として、保守対象リソース情報フ
ァイル4dに登録する。また、保守作業詳細情報リード
部6は、保守作業詳細情報ファイル4aを参照して、入
力された保守内容に対応する各保守作業フェーズを読み
出す。
【0010】保守作業者情報リード部7は、保守作業者
情報ファイル4bを参照して、保守要員として指定され
た保守作業者の保守作業の処理能力レベルを読み出す。
保守見積基準値リード部8は、保守作業者情報リード部
7で読み出した処理能力レベルをキーに、保守見積基準
値ファイル4cを参照して、各技能レベルの保守作業者
の、保守作業詳細情報リード部6で読み出した各作業フ
ェーズに対する標準的な単位当たりの処理量を読み出
す。保守見積工数生成部9は、保守見積基準値リード部
8で読み出した単位当たりの処理量と、保守対象リソー
ス情報抽出部5で抽出した保守対象リソース情報、すな
わち、影響範囲の各既存ソフトウェアの保守作業量とに
基づき、保守要員として指定された保守作業者による各
作業フェーズの保守作業に要する工数を生成し、保守見
積工数情報ファイル4eとして、外部記憶装置4に蓄積
する。尚、この保守見積工数情報ファイル4eの内容
は、表示装置2の画面等に出力される。このようにし
て、大規模な情報システムに用いられている各作業フェ
ーズごとの保守作業に要する工数の見積を自動的に行な
う。
【0011】保守作業実績情報蓄積部10は、指定され
た各保守作業者による実際の保守詳細に要した工数を、
保守作業実績情報ファイル4fとして、外部記憶装置4
に蓄積する。実際の保守作業完了後に、保守見積基準値
更新部11は、保守作業実績情報蓄積部10で保守作業
実績情報ファイル4fに蓄積した実際の保守詳細に要し
た工数と、保守見積工数生成部9で生成した保守見積工
数情報ファイル4eが示す工数とを比較して、この比較
結果に基づき、保守見積基準値リード部8で読み出す保
守見積基準値ファイル4c内の各処理能力レベル別の各
保守作業の単位当たりの処理量を更新する。この更新に
より、次の保守作業の工数見積の精度が向上する。以上
に述べた保守作業の工数の見積動作を、次の図2〜図1
0を用いて説明する。
【0012】図2は、図1におけるソフトウェア保守作
業工数自動見積システム本発明に係わる処理動作例を示
すフローチャートであり、図3は、図1における表示装
置の保守作業情報の入力案内用の画面構成例を示す説明
図、図4は、図1における保守対象リソース情報ファイ
ルの詳細な内容例を示す説明図、図5は、図1における
保守作業詳細情報ファイルの詳細な内容例を示す説明
図、図6は、図1における保守作業者情報ファイルの詳
細な内容例を示す説明図、図7は、図1における保守見
積基準値ファイルの詳細な内容例を示す説明図、図8
は、図1における保守見積工数情報ファイルの詳細な内
容例を示す説明図、図9は、図1における保守作業実績
情報ファイルの詳細な内容例を示す説明図、図10は、
図1における保守見積工数情報ファイルの更新後の詳細
な内容例を示す説明図である。
【0013】本実施例のソフトウェア保守作業工数自動
見積システムは、まず、図2のステップ101におい
て、見積作業者が指定した保守対象システムの名称や、
保守内容、および、保守作業担当者の所属部署・氏名等
の保守作業情報の入力を行なう。すなわち、見積作業者
は、図3のディスプレイ画面30に示すように、保守対
象システム名31として「情報系システム」を指定し、
また、保守内容32として「DB構造の変更」を指定
し、また、保守作業担当者の所属部署33として「シス
テム部」を、保守作業の担当者氏名34として「作業者
A」、「作業者B」、「作業者C」、「作業者D」、
「作業者E」を指定する。
【0014】そして、図2のステップ102において、
図1の保守対象リソース情報抽出部5により、見積作業
者が指定した保守対象システムと保守内容をもとに、保
守対象リソース情報の抽出を行う。すなわち、見積作業
者が指定した図3の「情報系システム」と「DB構造の
変更」をキーとして、保守作業変更影響範囲(保守対象
リソース情報)を自動抽出する。本例においては、抽出
した保守対象リソース情報は、図4に示すように、「ソ
ースプログラム」や「コピー文」、「JCL」、「デー
タベース」からなる保守対象リソース41と、各保守対
象リソースの規模(保守に要する作業量)をプログラム
数等で示す本数42と、COBOLなど保守対象リソー
スのプログラムを記述した言語43で構成される。図5
においては、保守対象リソースの「ソースプログラム」
はCOBOLで記述され、100本(250キロステッ
プ)の規模を有し、「コピー文」は、同じくCOBOL
で記述され、320本の規模、「JCL」は、270
本、「データベース」は70個のデータベースを有して
いる。
【0015】次の図2のステップ103において、図1
の保守作業詳細情報リード部6により、見積作業者が入
力した保守内容をもとに、保守作業が行われる各作業フ
ェーズを読み出す。本例では、見積作業者が指定した図
3の保守内容32である「DB構造の変更」に対応する
保守作業の詳細情報(保守作業フェーズ)として、図5
に示すように、「DB定義文の変更/生成」、「プログ
ラム設計」、「プログラム修正」、「バッチJCL修
正」、「システム環境の分析/再設計」からなる保守作
業フェーズ情報52を、「DB構造の変更」の保守作業
51に対応付けて読み出す。
【0016】次の図2のステップ104において、図1
の保守作業者情報リード部7により、保守作業者情報を
読み出す。本例では、図6に示すように、保守作業者情
報は、保守作業者が所属する部署を示す部署名61、保
守作業を担当する作業者を示す作業者名62、システム
開発の経験年数を示すシステム経験(年)63、作業者
が得意とするオペレーティングシステムおよび言語を示
すOS(言語)64、システム設計の経験の有無を示す
システム(DB)設計経験(Y/N)65、保守対象シ
ステムの開発経験の有無を示す対象システム経験(Y/
N)66と、各保守作業者の保守作業能力レベルを示す
スキルレベル67からなる。このスキルレベル67は、
システム経験(年)63における各保守作業担当者のシ
ステム開発の経験年数と、OS(言語)64における得
意とするオペレーティングシステムおよび言語、システ
ム(DB)設計経験(Y/N)65におけるシステム設
計の経験の有無、および、対象システム経験(Y/N)
66における保守対象システム開発経験の有無に基づき
設定しておく。
【0017】そして、本例では、図3における所属部署
33および担当者氏名34で指定した「システム部」の
各作業者A〜作業者Eのそれぞれに対応する保守作業者
情報として、システム部の各作業者A〜作業者Eの各情
報を読み出す。尚、図6に示した保守作業者が得意とす
るオペレーティングシステムおよび言語(OS(言語)
64)において、V−OSとU−OSは、オペレーティ
ングシステム名を表し、CLはCOBOL、Aはアセン
ブラ、PはPL/I、CはC言語を表す。また、システ
ム設計の経験の有無(システム(DB)設計経験(Y/
N)65)、保守対象システムの開発経験(対象システ
ム経験(Y/N)66)において、Yは経験ありを表
し、Nは経験なしを表す。また、スキルレベル67にお
いては、「5」がレベルが一番高く、順に「1」が一番
低いレベルを表す。
【0018】次の図2のステップ105において、図1
の保守見積基準値リード部8により、保守見積基準値を
読み出す。本例では、図5における保守作業の詳細情報
52と図6における保守作業者のスキルレベル67をも
とに、各保守作業フェーズごとの見積基準値を読み出
す。図6における作業者A〜作業者Eの各スキルレベル
67が、それぞれ「5」、「4」、「3」、「2」、
「2」であり、図7において、各スキルレベル71に対
応する保守作業の各作業フェーズごとの見積基準値を、
DB定義文の変更/生成72、プログラム設計73、プ
ログラム修正74、バッチJCL75、システム環境の
分析/再設計76の各保守作業フェーズ(本/月)77
ごとに読み出す。
【0019】次の図2のステップ106において、図1
の保守見積工数生成部9により、保守作業の見積工数の
生成を行う。本例では、図4の保守対象リソース情報フ
ァイル4dと、図7の保守見積基準値ファイル4c、さ
らに、図6の保守作業者情報ファイル4bをもとに、各
保守作業担当者の作業フェーズの割り当てをして、各作
業フェーズごとの工数を見積もる。本実施例では、図4
の保守対象リソース情報ファイル4dにおける保守対象
リソース41、本数42、言語43と、図7の保守見積
基準値ファイル4cにおける各保守作業フェーズの値、
さらに、図6の保守作業者情報ファイル4bにおけるス
キルレベル67から、保守作業の各作業フェーズごとの
見積工数を生成する。このようにして生成した保守見積
工数は、図8の保守見積工数情報ファイル4eで示すよ
うに、ステップ101で保守作業情報として入力した各
保守作業担当者が、ステップ103で保守作業の詳細情
報として読み出した図5における保守作業の各作業フェ
ーズ52に要する工数(人・月)という形式で、図1の
表示装置3に表示される。
【0020】次の図2のステップ107において、実際
に保守作業を行い、そして、ステップ108において、
図1の保守作業実績情報蓄積部9により、この保守作業
の実績を保守作業実績情報として、図9に示す保守作業
実績情報ファイル4fに蓄積する。この保守作業実績情
報を用いて、工数見積の精度向上を図ることができる。
すなわち、次の図2のステップ109において、図1の
保守見積基準値更新部11により、保守の見積基準情報
の更新を行う。本例では、「作業者A」の図8における
「DB定義文の変更/生成」のフェーズの見積工数
「2」と図9における「DB定義文の変更/生成」のフ
ェーズの実績値「2.5」、および、「作業者B」の図
8における「プログラム設計」のフェーズの見積工数
「10」と図9における「プログラム設計」のフェーズ
の実績値「13.3」とを比較した場合、実績値の方が
多くの工数を要している。また、「作業者A」の図8に
おける「プログラム修正」のフェーズの見積工数「1
0」と図9における「プログラム修正」のフェーズの実
績値「8」、「作業者B」の図8における「プログラム
修正」のフェーズの見積工数「15」と図9における
「プログラム修正」のフェーズの実績値「10」、およ
び、「作業者C」の図8における「バッチJCL」のフ
ェーズの見積工数「9」と図9における「バッチJC
L」のフェーズの実績値「7」とを比較した場合、各実
績値は、見積ほどの工数を要していない。
【0021】このことにより、保守作業工数の実績値を
蓄積している図9の保守作業実績情報ファイル4fにお
ける各実績値と、図8の保守見積工数ファイル4eにお
ける各見積値とをもとに、図7の保守見積基準値ファイ
ル4cの各基準値を、図10の更新された保守見積基準
値ファイル4c’に示すように、さらに正確な値に更新
する。図10に示す例では、スキルレベルが「5」の
「DB定義文の変更/生成」フェーズの見積基準値が
「16」に、スキルレベル「4」の「プログラム設計」
フェーズの見積基準値が「3」に修正され、また、スキ
ルレベル「5」の「プログラム修正」フェーズの見積基
準値が「3.0」に、スキルレベル「4」の「プログラ
ム修正」フェーズの見積基準値が「2.6」に、スキル
レベル「3」の「バッチJCL」フェーズの見積基準値
が「38」に修正されている。
【0022】以上、図1〜図10を用いて説明したよう
に、本実施例のソフトウェア保守作業工数自動見積シス
テムでは、保守作業の規模を抽出して、各保守作業者の
保守作業処理能力に基づき、保守作業に要する工数を自
動的に見積もる。このことにより、ベテランのシステム
開発経験者でなくとも、保守作業工数を各作業フェーズ
ごとに正確に見積もることができる。また、工数見積に
用いる基準値を、実際の工数に基づき更新することによ
り、さらに正確な見積を行なうことができる。尚、本発
明は、図1〜図10を用いて説明した実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種
々変更可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、大規模な情報システム
に用いられている既存ソフトウェアの保守作業に要する
各作業フェーズごとの正確な工数を自動生成することが
でき、計画的な保守作業を可能とすると共に、保守の生
産性の正確な評価を可能とし、保守対象の情報システム
の保守性能を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソフトウェア保守作業工数自動見積シ
ステムの本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】図1におけるソフトウェア保守作業工数自動見
積システムの本発明に係わる処理動作例を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1における表示装置の保守作業情報の入力案
内用の画面構成例を示す説明図である。
【図4】図1における保守対象リソース情報ファイルの
詳細な内容例を示す説明図である。
【図5】図1における保守作業詳細情報ファイルの詳細
な内容例を示す説明図である。
【図6】図1における保守作業者情報ファイルの詳細な
内容例を示す説明図である。
【図7】図1における保守見積基準値ファイルの詳細な
内容例を示す説明図である。
【図8】図1における保守見積工数情報ファイルの詳細
な内容例を示す説明図である。
【図9】図1における保守作業実績情報ファイルの詳細
な内容例を示す説明図である。
【図10】図1における保守見積工数情報ファイルの更
新後の詳細な内容例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 入力装置 3 表示装置 4 外部記憶装置 4a 保守作業詳細情報ファイル 4b 保守作業者情報ファイル 4c 保守見積基準情報ファイル 4c’ 更新された保守見積基準値ファイル 4d 保守対象リソース情報ファイル 4e 保守見積工数ファイル 4f 保守作業実績情報ファイル 5 保守対象リソース情報抽出部 6 保守作業詳細情報リード部 7 保守作業者情報リード部 8 保守見積基準情報リード部 9 保守見積工数生成部 10 保守作業実績蓄積部 11 保守見積基準値更新部 30 ディスプレイ画面 31 保守対象システム名 32 保守内容 33 所属部署 34 担当者氏名 41 保守対象リソース 42 本数 43 言語 51 保守作業 52 保守作業フェーズ情報 61 部署名 62 作業者名 63 システム経験(年) 64 OS(言語) 65 システム(DB)設計経験(Y/N) 66 対象システム経験(Y/N) 67 スキルレベル 71 スキルレベル 72 DB定義文の変更/生成 73 プログラム設計 74 プログラム修正 75 バッチJCL 76 システム環境の分析/再設計 77 保守作業フェーズ(本/月)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大規模な情報システムに用いられている
    既存ソフトウェアの保守作業に要する工数の見積を行な
    うソフトウェア保守作業工数自動見積システムであり、
    指定入力される保守内容に対応する保守作業項目を予め
    登録した保守作業詳細情報ファイルと、各保守作業者の
    保守作業の処理能力レベルを表す情報を予め登録した保
    守作業者情報ファイルと、上記各処理能力レベルで対処
    可能な上記保守作業項目に対する単位当たりの処理量を
    予め登録した保守見積基準値ファイルと、データ・ディ
    クショナリ等により特定した保守の影響範囲の各既存ソ
    フトウェアの保守作業量を抽出する保守対象リソース情
    報抽出手段と、指定入力された保守内容に対応する保守
    作業項目を、上記保守作業詳細情報ファイルから読み出
    す保守作業詳細情報リード手段と、保守要員として指定
    された保守作業者の保守作業処理能力レベルを、上記保
    守作業者情報ファイルから読み出す保守作業者情報リー
    ド手段と、該保守作業者情報リード手段で読み出した処
    理能力レベルをキーに、上記保守見積基準値ファイルか
    ら、上記保守作業詳細情報リード手段で読み出した各保
    守作業項目に対する単位当たりの処理量を読み出す保守
    見積基準値リード手段と、該保守見積基準値リード手段
    で読み出した単位当たりの処理量と、上記保守対象リソ
    ース情報抽出手段で抽出した各既存ソフトウェアの保守
    作業量とに基づき、上記保守作業者による上記保守対象
    の既存ソフトウェアの保守作業に要する見積工数を生成
    する保守見積工数生成手段とからなり、該保守見積工数
    生成手段で生成した保守作業工数を、ディスプレイ等に
    出力することを特徴とするソフトウェア保守作業工数自
    動見積システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のソフトウェア保守作業
    工数自動見積システムにおいて、上記指定された保守作
    業者による実際の保守作業に要した工数を蓄積する保守
    作業実績情報蓄積手段と、実際の保守作業完了後に、上
    記保守作業実績情報蓄積手段で蓄積した実際の保守作業
    に要した工数と、上記保守見積工数生成手段で生成した
    見積工数とを比較して、該比較結果に基づき、上記保守
    見積基準値ファイルの各処理能力レベルで対処可能な保
    守作業処理量を更新する保守見積基準値更新手段とを設
    けることを特徴とするソフトウェア保守作業工数自動見
    積システム。
JP5281059A 1993-11-10 1993-11-10 ソフトウェア保守作業工数自動見積システム Pending JPH07134648A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003122921A (ja) * 2001-10-09 2003-04-25 Nippon Soken Holdings:Kk 業務割当管理システムおよび方法
JP2008225679A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Hitachi Information Systems Ltd 運用工程管理システム及び運用工程管理方法
JP2013041386A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Hitachi Ltd コンポーネント設計支援方法およびシステム
CN111882097A (zh) * 2019-10-11 2020-11-03 北京嘀嘀无限科技发展有限公司 一种车辆维护人员调度方法和系统

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