JPH07134590A - 能動消音装置 - Google Patents

能動消音装置

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JPH07134590A
JPH07134590A JP6153920A JP15392094A JPH07134590A JP H07134590 A JPH07134590 A JP H07134590A JP 6153920 A JP6153920 A JP 6153920A JP 15392094 A JP15392094 A JP 15392094A JP H07134590 A JPH07134590 A JP H07134590A
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Akihiko Ebato
明彦 江波戸
Takuro Hayashi
卓郎 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】音源から3次元的に伝播しようとする音響パワ
ーそのものをアクティブに低減できる能動消音装置を提
供する。 【構成】音源29の両側に音源29から3次元的に放射
される音と干渉させる音を放射するための2個の付加音
源26a,26bを設けるとともに音源29から放射さ
れた音が伝わる空間に評価用マイク27を設け、この評
価用マイク27の出力を最小にすべく付加音源26a,
26bを制御する制御系28を設けている。付加音源2
6a,26bと評価用マイク27とは、正三角形の各頂
点に音源29、付加音源26a,26b、評価用マイク
27がそれぞれ位置するように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音源から3次元的に伝
播しようとする音響パワーそのものをアクティブに低減
できる能動消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の機器やダクトの開口部から放射さ
れる騒音は、生活環境や職場環境等を悪化させる場合が
多い。このため、種々の消音対策が採られている。
【0003】最も一般的には、図33に示すように、騒
音を発生する機器8を筐体4内に収容するとともに、筐
体4の開口部を遮音材5で蓋するパッシブな手法が採用
されている。しかし、この方法では機器8で発生した熱
を如何にして外部に排出するかが問題となる。
【0004】このようなことから、最近では図34に示
すように、アクティブな手法も採用されている。すなわ
ち、この手法では筐体4の開口部に付加音源であるピー
カ9を設置するとともに評価用マイク10を設け、評価
用マイク10の近傍での騒音ができるだけ小さくなるよ
うにスピーカ9を制御している。
【0005】一方、ダクトの開口部から放射される騒音
をアクティブな手法で消音するシステムとしては、図3
5に示すような能動消音装置が知られている。
【0006】すなわち、空調ダクト6のようなもので
は、音が1次元的に伝播している場合が多いので、音源
8から伝播してくる音と逆相の音をスピーカ9から放射
させ、干渉させて音圧を零とする。音圧零の点ができる
と音は音響インピーダンスの違いからその点で反射さ
れ、開口部側には伝播しなくなる。音圧零の点ができた
かどうかはスピーカ9より下流位置に設置した評価用マ
イク10で評価する。すなわち、評価用マイク10の設
置位置で音圧が零になるように消音制御器11の制御係
数を決定している。なお、音源8が発生している音響を
検出するには検知マイク12が使われる。
【0007】音圧が零に近づくように自動的に制御係数
を決定する手法は「適応制御システム」と呼ばれ、音が
1次元的に伝播するダクト構造に対する能動消音システ
ムではよく使われている。このように、音が1次元的に
伝播する場合は音圧零の点を作って音を反射させれば、
それより下流側には伝播せず、目的を達成することがで
きる。
【0008】ところで、図34および図35に示される
能動消音装置では、筐体内やダクト内にスピーカや評価
用マイクを取付ける必要がある。しかし、既存の設備や
熱的に厳しい条件下におかれているガスタービンの排気
ダクトのようなものでは、内部にスピーカや評価用マイ
クを取付けることができない。
【0009】そこで、このような設備に対しては、たと
えば排気ダクトの開口部より外側にスピーカや評価用マ
イクを取付けて能動消音を実施することが考えられる。
【0010】しかしながら、この場合には、消音対象が
1次元的に伝播する音ではなく、開口部を音源として開
放空間に3次元的に伝播する音が消音対象となる。この
ため、評価用マイクの位置において音を零にしても、必
ずしも全体としての騒音を低減することにはならない。
たとえば、図36に示すように、評価点13を設定した
とする。この評価点13で音圧を零にするように制御係
数を決定しても、評価点以外の箇所では音圧を零にはで
きないので、全体としての音響パワーを最小にはできな
い。
【0011】このように、従来の能動消音装置にあって
は、音源から3次元的に伝播する音に対しては局部的に
しか消音できず、全体に亘って騒音を低減できない問題
があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の能
動消音装置にあっては、音が1次元的に伝播する条件下
では良好な消音効果が得られるが、音源から3次元的に
伝播する音に対しては良好に消音できない問題があっ
た。
【0013】そこで本発明は、音源から3次元的に伝播
しようとする音響パワーそのものをアクティブに低減で
きる能動消音装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一つの例に係る能動消音装置では、音源か
ら3次元的に放射される音と干渉させる音を放射するた
めの複数の付加音源と、前記音源から放射された音が伝
わる空間に設けられる音検知手段と、この音検知手段の
出力を最小にすべく前記各付加音源を制御する制御手段
とを備え、前記各付加音源と前記音検知手段とは、正三
角形の各頂点に前記音源、上記付加音源、上記音検知手
段がそれぞれ位置するように配置されていることを特徴
としている。
【0015】
【作用】本発明の一つの例に係る能動消音装置では、付
加音源を複数、たとえば2個設けるとともに、これら付
加音源と音検知手段と音源との関係位置に配慮がなされ
ている。
【0016】今、図1に示すように1個の音源Pに対し
てN個の付加音源S1 ,S2 ,…SN を付加することで
全体の音響パワ―を低下させることを考える。
【0017】付加後の全音響パワ―Wall は次式とな
る。
【0018】
【数1】 ただし、N+1個の音源はすべて音響の分野でいうとこ
ろの呼吸球、すなわちモノポ―ル音源とする。(1) 式に
おいて、Rijは放射抵抗、Vi 、θi は音源iの振動速
度、位相を表す。
【0019】音源iの音の強さ、すなわち体積速度をA
i とすると、 Ai =4 πri 2 |Vi | (ri :振動半径) …(2) であることから、全音響パワ―Wall は、各音源の体積
速度(振幅)と位相により変化することが判る。
【0020】そこで、空間内に設置した音検知手段(評
価用マイク)で音源の合成音を検出し、この音検知手段
での音圧を最小にするような制御を行い、各付加音源の
体積速度と位相を変化させる。
【0021】制御後の体積速度と位相は以下の(3) 式、
(4) 式、(5) 式によって決定されるので、図2に示すよ
うに、音源Pの周囲全体の音響パワ―を低減させるには
音検知手段Mおよび各付加音源S1 ,S2 ,…SN の配
置が重要であることが判る。
【0022】
【数2】 ただし、ρ:空気密度、ω:角振動数、hi :i番目の
付加音源から音検出手段Mまでの距離、k:波数、
θi :i板目の付加音源の位相、θ1 :音源Pの位相で
ある。
【0023】そこで、図3に示すように、2個の付加音
源S1 ,S2 を設けた場合について考えて見る。
【0024】今、2つの付加音源S1 ,S2 が同位相
で、音源Pから等距離に配置されている条件のもとで
は、音源Pに対する付加音源S1 ,S2 の位相θと体積
速度比α(A2 /A1 )とは以下の式で表される。
【0025】
【数3】 したがって、制御後の音響パワ―低下量η(dB)は次式と
なる。
【0026】
【数4】 本発明の一つの例に係る能動消音装置では、たとえば図
4(a) に示すように、正三角形の各頂点に音源P、付加
音源S1 ,S2 、音検知手段Mがそれぞれ位置するよう
に配置しているので、上述した制御を行うと、(6) 式お
よび(7) 式から音源Pに対する付加音源S1 ,S2 の位
相が180度、体積速度比が1/2に近づき、音源Pか
ら涌き出した流体と同じ量だけ付加音源S1 ,S2 で吸
い込ませることができ、音源Pから放射される音響パワ
―そのものを最小にできることになる。
【0027】なお、図4(b) に示すように、音源Pの両
側に付加音源S1 ,S2 を配置するとともに、音源Pか
ら十分離れ、かつ付加音源S1 ,S2 から等距離位置に
音検出手段Mを配置すると、音源Pから音検出手段Mま
での距離h1 と付加音源S1,S2 から音検出手段Mま
での距離h2 ,h3 との差が零に近付くので、(6) 式お
よび(7) 式における(h1 −h2 )および(h1
3 )の項を零に近付けることができる。したがって、
この場合も上述した制御を行うと、音源Pに対する付加
音源S1 ,S2 の位相が180度、体積速度比が1/2
に近づき、音源Pから涌き出した流体と同じ量だけ付加
音源S1 ,S2 で吸い込ませることができ、音源Pから
放射される音響パワ―そのものを十分に低減できる。
【0028】さらに、実験によると、図4(c) に示すよ
うに、音源Pの両側で、音源Pを通る線上に音源Pから
距離dだけ離して付加音源S1 ,S2 を配置するととも
に、同じ線上で音源Pからx=0.6 dだけ離れた位置や
x>dの位置に音検出手段Mを配置して上述した制御を
行なっても音源Pから放射される音響パワ―そのものを
低減できる。
【0029】また、図4(a) ,(b) ,(c) の場合、後述
するように、音源Pと付加音源S1,S2 との間の距離
dが小さいほど効果的である。したがって、付加音源S
1 ,S2 が大きい場合や、熱などの影響で付加音源
1 ,S2 を音源Pに近付けることができない場合に
は、付加音源S1 ,S2 から放射された音をダクトやカ
バー等の案内手段で絞りながら案内し、放射口を音源P
に近付けることによって距離dを小さくすることが有効
である。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
【0031】図5には本発明の第1の実施例に係る能動
消音装置が示されている。
【0032】この能動消音装置は、適応制御方式を採用
したもので、筐体21内の制御対象機器22の騒音と相
関のある信号を検出して制御系への入力信号とするセン
シング部23と、制御系の制御係数を時々刻々適応的に
算出する制御係数算出部(A−FIR)24と、算出さ
れた制御係数と入力信号との積和演算を行いその結果を
出力する制御係数積和演算部(FIR)25と、筐体2
1の開口部29を挟むように筐体外に配置され制御係数
積和演算部25の出力を入力信号として開口部29から
外部にむけて3次元的に放射される騒音と干渉する音を
発生する2つのスピーカからなる付加音源26a,26
bと、開口部29から放射される音と付加音源26a,
26bから放射される音との和を検出して誤差信号とみ
なす誤差信号検出器としての評価用マイク27とから構
成されている。この例では、制御係数演算部24と制御
積和演算部25とで制御系28が構成されている。
【0033】図5に示す装置では、評価用マイク27
と、音源と見なされる開口部29(以後、音源29と呼
ぶ場合もある)の中心と、各付加音源26a,26bの
振動面とが音源29の振動面前方に描かれる正三角形の
頂点に位置するように設定されている。そして、評価用
マイク27の出力が最小となるように制御系28で各付
加音源26a,26bが制御される。
【0034】各構成部材をこのような配置にすると、
(6) 式および(7) 式から音源29に対する付加音源26
a,26bの位相が180度、体積速度比が1/2に近
づき、音源29から涌き出した流体と同じ量だけ付加音
源26a,26bで吸い込ませることができ、音源29
から3次元的に放射される音響パワ―そのものを最小に
抑えることができる。
【0035】なお、図6に示す第2の実施例のように、
機器22を開放空間に置くときは、開口部29の代わり
に機器22の振動面が位置するように配置することによ
って図5の場合と同様の効果を得ることができる。図5
および図6において、上述した条件を満たせば、付加音
源は2個に限られるものではない。
【0036】次に、図7を参照して第3の実施例につい
て説明する。
【0037】この第3の実施例に係る装置では、付加音
源26a,26bの振動面を筐体21の開口部29の両
側で、開口部29と同じ面上に位置させている。そし
て、評価用マイク27を2つの付加音源26a,26b
の振動面から等距離に、かつ騒音と相関のある信号を検
出できる範囲で音源である開口部29からできるだけ離
れた位置に配置している。
【0038】各構成部材をこのような配置にすると、評
価用マイク27を開口部29、つまり音源29から離せ
ば離すほど、図2および図3を用いて説明した(h1
2)、(h1 −h3 )の差がなくなり、(6) 式および
(7) 式から判るように、音源29に対して付加音源26
a,26bの位相が180度ずれるので、前記実施例と
同様に全音響パワーを低減できる。
【0039】なお、図8に示す第4の実施例のように、
機器22を開放空間に置くときは、筐体の開口部29の
代わりに機器22の振動面が位置するように配置すれば
上記装置の場合と同様の効果を得ることができる。
【0040】また、図9に示す第5の実施例のように、
一方の付加音源26aには制御係数算出部24aおよび
制御係数積和演算部25aの回路を接続し、他方の付加
音源26bには制御係数算出部24bおよび制御係数積
和演算部25bの回路を接続し、このような制御系28
により各付加音源26a,26bをそれぞれ別個独立に
制御するようにしてもよい。
【0041】また、図10に示す第6の実施例のよう
に、付加音源26bと筐体21の開口部29との間に評
価用マイク27を配置してもよい。特に、評価用マイク
27を配置する位置は、図11に示すパワー分布図のう
ちパワーの最も低いマイナス10dBの等高線が横軸と
交わる位置が最適である。
【0042】この最適位置は、発明者らの検討によると
付加音源までの距離をdとした場合に、約0.6dだけ離れ
た位置が該当する。なお、図11に示す例は、音源であ
る開口部29から付加音源26a,26bまでの距離d
が0.3 mの場合であり、評価用マイク27の最適位置は
0.18m(=0.3 m×0.6 )となる。したがって、評価用
マイク27を一方の付加音源26b(26a)と音源2
9との間に設ける場合は、音源29から0.18m離れた付
近に評価用マイク27を配置するのがよい。
【0043】このように評価用マイク27を付加音源2
6a,26bの振動面および音源29(筐体の開口部)
の振動面と同一面内に設けても同様に能動消音すること
ができる。
【0044】図11および図12を参照しながら、上記
配置の装置であっても能動消音することが可能になる理
由について説明する。
【0045】図11および図12は、横軸および縦軸に
音の放射源からの距離をそれぞれとり、図11では図
5,図7,図10に示す同期制御タイプ装置のパワー分
布特性を示し、図12では図10に示す独立制御タイプ
装置のパワー分布特性を示す。すなわち、図11および
図12は、上記各タイプの装置において、周波数200Hz
の条件下での音響パワー低下量をそれぞれ測定し、その
結果のパワー変化量等高線を2dB の間隔で表示したもの
である。
【0046】両図から明らかなように、音源29から評
価用マイク27を離せば離すほどパワーが減少し、消音
効果が増す。また、図11から明らかなように、付加音
源26bの振動面と音源29の振動面とで挟まれた領域
においても−10dB〜0dB となる部分が存在し、図10に
示すような評価用マイクの置きかたによって消音効果を
得ることができる。
【0047】一方、図12から明らかなように、付加音
源26bの振動面と音源29の振動面とで挟まれた領域
には0dB 以下となる部分が存在しないので、図10に示
すような評価用マイク27の置きかたによって消音効果
を得ることはできない。したがって、図10に示す配置
の装置は、同期制御の場合にのみに消音可能であり、独
立制御の場合には消音することができない。
【0048】図13には本発明の第7の実施例に係る能
動消音装置が示されている。
【0049】なお、この図では図5と同一部分が同一符
号で示してある。したがって、重複する部分の詳しい説
明は省略する。
【0050】この実施例は、機器22で発生した騒音が
ダクト30の開口部31から3次元的に放射される系を
対象にし、開口部31から放射される音響パワーを低減
させる例である。したがって、この系では結果的に開口
部31が音源となるので、以後の説明では開口部31を
音源と呼ぶ場合もある。
【0051】先に図5〜図9を用いて説明した例では、
音源31の両側に付加音源26a,26bを配置し、音
源31の振動面の前方に評価用マイク27を配置してい
るが、この例では、図14にも示すように音源31の振
動面の延長面上に付加音源26a,26bの振動面およ
び評価用マイク27を位置させている。
【0052】そして、この例においては、図14に示す
ように、ダクト30の半径方向外側で、評価用マイク2
7の中心と、音源31(ダクト出口)の振動面の中心3
2と、各付加音源26a,26bの振動面の中心とが正
三角形の頂点にそれぞれ位置するように関係づけられて
いる。
【0053】各構成部材をこのような配置にすると、図
5の例と同様に、音源31(ダクト出口)から湧き出し
た流体と同じ量だけ付加音源26a,26bで吸い込ま
せることができ、音源31から放射される騒音の音響パ
ワ―を最小にできる。
【0054】この配置における消音効果を図15を用い
て説明する。
【0055】図15(a) は音源31と付加音源26a,
26bと間の距離をd=0.3 mに固定した状態で、評価
用マイク27の位置による音響パワ―の低下量と周波数
の関係を示している。図15(a) の横軸は評価用マイク
27の位置を表す。音源31を原点にとり、単位はメ―
トルである。ダクト出口によって構成される音源31は
モノポ―ル音源となることから、ダクト出口の中心32
が原点となる。また、縦軸は周波数を表す。そして、図
中の等高線の数値は音響パワ―の低下量を示す。
【0056】この図15(a) から判るように、音源から
0.3 m離れた位置でパワ―が最も低下している。ちなみ
に、計算よるとこの場合、10Hzで約40dB,50Hzで約22d
B,100Hz で約17dB,200Hz で約10dBの低減効果があ
る。評価用マイク27を音源と付加音源26a,26b
との間の距離d以上離して設置した場合では、10〜40Hz
程度の低周波では良好な消音効果が得られないが、50Hz
では約15dBもの効果が得られることが判る。
【0057】音源と付加音源との間の距離dを小さくす
るほど消音効果が向上する。
【0058】図16(a) にはd=0.16mのときの音響パ
ワ―の低下量分布を示す。
【0059】この図から、評価用マイク27と音源31
(ダクト出口)と各付加音源26a,26bの振動面と
を正三角形の頂点にそれぞれ配置する構成では、dを小
さくするほど、40Hz以下の低周波から700Hz 程度の高周
波域まで音響パワーを低下させることができ、消音可能
な周波数範囲を広げることが可能となる。
【0060】なお、図17に示す第8の実施例のよう
に、付加音源26a,26bを音源31(ダクト出口)
の両側に配置し、評価用マイク27を2つの付加音源2
6a,26bの振動面から等距離に置き、かつ騒音と相
関のある信号を検出できる範囲で、音源31からできる
だけ離すように設置すると、図7および図8に示した例
と同様に、図2および図3を用いて説明した(h1 −h
2 )、(h1 −h3 )の差がなくなり、(6) 式および
(7) 式から判るように、音源31に対して付加音源26
a,26bの位相が180度ずれ、体積速度比が1/2
に近づくので、ダクト出口から放射される騒音の全音響
パワーを低減できる。この場合も、音源31と付加音源
26a,26bとの間の距離dを小さくするほど効果が
大きくなる。
【0061】上記のように音源31と付加音源26a,
26bとの間の距離dを小さくするほど大きな効果が得
られるが、たとえばタービンの排ガス路のようなダクト
構成の場合には、ダクトが高温であるため付加音源26
a,26bをダクトに近付けることができない。また、
付加音源26a,26bの寸法が大きい場合も同様なこ
とがいえる。
【0062】図18および図19には上述した問題を解
決した第9の実施例が示されている。
【0063】これらの図では図13と同一部分が同一符
号で示されている。したがって、重複する部分の説明は
省略する。
【0064】この例では、付加音源26a,26bから
放射された音を案内路を構成するカバー部材33a,3
3bで絞り、この絞られた音をダクト出口31に近接し
た位置から放射させるようにしている。
【0065】したがって、カバー部材33a,33bを
設けることによって、付加音源26a,26bの振動面
中心位置34から音源31の中心32までの距離d1
比べて、実際の放射面中心位置35から音源31の中心
32までの距離d2 (d2 <d1 )を短くすることが可
能となり、付加音源の大きさを変更させることなしに、
またダクト30が高温の場合であっても、良好な消音効
果を得ることが可能となる。
【0066】図20および図21には、本発明の第10
の実施例に係る能動消音装置が示されている。
【0067】これらの図では図13と同一部分が同一符
号で示されている。したがって、重複する部分の説明は
省略する。
【0068】この実施例ではダクト30の半径方向外側
で、音源31(ダクト出口)の振動面を通る線上に、音
源31を挟むように付加音源26a,26bを配置する
とともに、上記線上に評価用マイク27を配置してい
る。この例では、特に音源31の中心32と付加音源2
6a、26bとの間の距離をdとしたとき、音源31の
中心32からx=0.6dだけ離れた位置に評価用マイク2
7を配置している。
【0069】この配置における消音効果を図22,図2
3により説明する。
【0070】図22は音源31の中心32と付加音源2
6a,26bとの間の距離を0.22mに固定させた状態で
の評価用マイク27の位置による音響パワ―の低下量と
周波数との関係を示す。図23は横軸が評価用マイクの
位置を示し、縦軸が周波数を示している。音源31の中
心32(ダクト出口の中心)を原点にとっている。そし
て、図中の等高線の数値は音響パワ―の低下量を示す。
【0071】評価用マイク27の設置範囲を付加音源2
6aの内側(X<d:但し、Xは音源中心から評価用マ
イクまでの距離)とした場合、この範囲では図24に示
すように評価用マイク位置のわずかな違いにより位相、
体積速度の変化が大きくなることから、位相が180度
に、体積速度比が1/2に近づく状態は得られにくく、
音響パワ―の変化も大きくなる。したがって、音響パワ
―を大幅に低下させるための評価用マイク設置範囲はX
/d=0.6 (0.13m)と狭くなる。しかし、うまくこの
位置に評価用マイクを設置できれば、高周波帯域(C/
2d)Hzまで消音が可能となる。ちなみに、100Hz では
約22dB低下する。
【0072】これに対して図28に示すように、評価用
マイク設置範囲を付加音源26aより外側(X>d)と
した場合、消音周波数は低周波帯域に限られるが、図2
4に示すように評価用マイク27を音源から離すほど、
付加音源の位相が180度に、また図25に示すように
体積速度比が1/2に近づくことから音響パワ―が低下
し、位相、体積速度の変化量もゆるやかであることか
ら、安定した消音効果が得られ、評価用マイク27の設
置範囲を広くできることになる。
【0073】図26および図27は音源(ダクト出口)
から付加音源までの距離dを変えたときの評価用マイク
位置の違いによる音響パワ―低下量の計算結果(音響パ
ワ―が増加する領域は示していない。)であるが、dが
小さくなるとパワ―低下量が大きくなり消音する周波数
範囲も広がり、消音効果が向上することが判る。
【0074】そこで、図18の場合と同様に、図29お
よび図30に示す第11の実施例のように、付加音源2
6a,26bの周囲に案内路を構成するカバ―部材33
a,33bを設置することにより、付加音源26a,2
6bの放射面中心34をカバ―部材33a,33bの出
口35に変えることにより、音源31(ダクト出口)か
ら付加音源放射面中心までの距離を短くすることが可能
となり、消音効果をより向上させることが可能となる。
【0075】図31および図32には、図29および図
30に示す能動消音装置についての消音効果の実測例が
示されている。
【0076】実験に用いたダクトは内径250 mm、長さ15
60mmである。ダクトの最奥部に設置された音源用スピ―
カからランダム音(〜1kHz)を出力し、ダクト出口から
3次元空間に放射される音に対して能動消音を実施し
た。ダクト出口をモノポ―ル音源の中心と仮定し、ダク
ト出口から半径方向両側にd=0.22m(d=0.3 m)離
れた位置に付加音源であるアクティブスピ―カをそれぞ
れ設置し、Filtered-Xアルゴリズの適応制御を行った。
消音効果は評価用マイクの音圧が十分に低下した後に、
周囲に設置したモニタマイクの平均音圧レベル差で評価
した。最適配置で効果があることを確認するため、評価
用マイクをダクト出口とアクティブスピ―カを結ぶ線上
に移動させ、制御前後の低減効果を測定した。
【0077】図31はダクト出口から付加音源までの距
離dが0.22mの場合、図32は距離dが0.3 mの場合で
ある。両者を比較すると最適配置(X/d=0.6 )では
距離dが小さいほうが、音圧の低下量も大きく、高い周
波数まで低下していることが判る。100 〜500 Hzバンド
の結果で比較するとd=0.22mのときは約6dB 、d=0.
3 mのときは約3dB 低下した。
【0078】一方、評価用マイク27をアクティブスピ
―カの外側(X>d)に設置したときも同様に、計算上
低下する100 〜200Hz バンドの低周波帯域(〜200Hz )
では実測値も低下しており、d=0.22mの方が低下量も
大きい結果を得た。
【0079】これにより、ここに提案した能動消音装置
の有効性を確認するとともに、ダクト出口から付加音源
の放射面までの距離dを小さくすることで、消音効果を
向上させることができることを確認できた。
【0080】なお、上述した各実施例では、付加音源を
2個用いているが、1つの音源に対して付加音源を2個
以上のN個用い、1本の評価用マイクで適応制御を行う
ときにおいても本手法は有効である。
【0081】すなわち、図1に示したように、音源Pの
吹出し体積速度をAとすると、音源Pに対して180度
(逆相)で、かつ吸い込み体積速度がA/Nとなるよう
にそれぞれの付加音源を制御すれば、音源Pから吹出し
た流体と同じ量だけN個の付加音源で吸い込むことがで
き、音響パワーを最小にすることができる。
【0082】A=N・A/N (N=1,2,3,…) 1つの音源に対してN個の付加音源を付加することで、
全体の音響パワーは、(1) 式のようになる。また、音源
iの体積速度Aiは(2) 式のようになり、1本の評価用
マイクで音源の合成音を検出し、この評価用マイクでの
音圧を最小にするように制御を行い、付加音源の吸い込
み体積速度と位相を変化させる。
【0083】制御後の体積速度と位相は、(3) 式〜(5)
式で示され、音響パワーを低減させるには評価用マイ
ク、付加音源等の配置が重要となる。
【0084】(3) 式〜(5) 式から、評価用マイクおよび
付加音源の配置の仕方により、適応制御後の付加音源の
位相と体積速度とが決められるので、(1) 式にそれぞれ
の位相、体積速度を代入することで、この配置における
全音響パワーが決定される。言いかえると、全音響パワ
ーは評価用マイクおよび付加音源の位置の関数になるこ
とから、これらの設置方法をかえることで、全音響パワ
ーをコントロールできることになる。
【0085】この原理に基づき、N個の付加音源の位相
が180度で、かつA/Nの吸い込み体積速度になるよ
うに評価用マイクおよび付加音源を配置することで、適
応制御により騒音源の音響パワーを最小にでき、周囲全
体を消音することが可能となる。
【0086】なお、騒音源に対して位相が逆相で、かつ
A/Nの吸い込み体積速度となるように個々の付加音源
を配置しなくても、騒音源の吹出し体積速度Aに対して
付加音源の吸い込み体積速度の総和がAとなるように評
価用マイクおよび付加音源を配置することで、騒音源の
音響パワーを最小にできる。
【0087】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれば
評価マイクの位置で音圧を零にするように決定された制
御係数で同時に音源の音響パワーを最小にする制御が可
能となり、音源から3次元的に伝播しようとする音響パ
ワーそのものをアクティブに低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の原理を説明するため図
【図2】本発明装置の原理を説明するため図
【図3】本発明装置の原理を説明するため図
【図4】本発明装置の原理を説明するため図
【図5】本発明の第1の実施例に係る能動消音装置のブ
ロック構成図
【図6】本発明の第2の実施例に係る能動消音装置のブ
ロック構成図
【図7】本発明の第3の実施例に係る能動消音装置のブ
ロック構成図
【図8】本発明の第4の実施例に係る能動消音装置のブ
ロック構成図
【図9】本発明の第5の実施例に係る能動消音装置のブ
ロック構成図
【図10】本発明の第6の実施例に係る能動消音装置の
ブロック構成図
【図11】音の放射源を原点にとって近傍領域における
音響パワーの分布状態を示すパワー分布特性図
【図12】音の放射源を原点にとって近傍領域における
音響パワーの分布状態を示すパワー分布特性図
【図13】本発明の第7の実施例に係る能動消音装置の
ブロック構成図
【図14】図13においてH−H線に沿って矢印方向に
見た概略図
【図15】同実施例においてd=0.3 mに設定したとき
の評価用マイク位置の違いによる消音効果の違いを示す
【図16】同実施例においてd=0.16mに設定したとき
の評価用マイク位置の違いによる消音効果の違いを示す
【図17】本発明の第8の実施例に係る能動消音装置の
要部配置図
【図18】本発明の第9の実施例に係る能動消音装置の
ブロック構成図
【図19】図18においてI−I線に沿って矢印方向に
見た概略図
【図20】本発明の第10の実施例に係る能動消音装置
のブロック構成図
【図21】図20においてJ−J線に沿って矢印方向に
見た概略図
【図22】同実施例において評価用マイク位置の違いに
よる消音効果の違いを示す図
【図23】同実施例において評価用マイク位置の違いに
よる消音効果の違いを示す図
【図24】同実施例において評価用マイク位置の違いに
よる音源に対する位相特性を示す図
【図25】同実施例において評価用マイク位置の違いに
よる体積速度比特性を示す図
【図26】同実施例においてd=0.22mに設定したとき
の評価用マイク位置の違いによる消音効果の違いを示す
【図27】同実施例においてd=0.3 mに設定したとき
の評価用マイク位置の違いによる消音効果の違いを示す
【図28】本発明の第11の実施例に係る能動消音装置
の要部配置図
【図29】本発明の第12の実施例に係る能動消音装置
のブロック構成図
【図30】図29においてK−K線に沿って矢印方向に
見た概略図
【図31】図20および図28に示す装置の評価用マイ
ク位置の違いによる消音効果の実測値を示す図
【図32】図20および図28に示す装置の評価用マイ
ク位置の違いによる消音効果の実測値を示す図
【図33】従来のパッシブな消音処理の説明図
【図34】従来の能動消音装置の一例を示す図
【図35】従来の能動消音装置の別の例を示すブロック
構成図
【図36】従来の能動消音装置における不具合例の説明
【符号の説明】
21…制御対象機器 22…センシング部 23…制御係数算出部 24…制御係数積和
演算部(A−FIR) 25…付加音源部(FIR) 26a,26b…付
加音源 27…音検出手段としての評価用マイク 28…制
御系 30…ダクト 31…ダクト開口部
(音源) 32…音源の中心 33a,33b…カ
バー部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音源から3次元的に放射される音と干渉さ
    せる音を放射するための複数の付加音源と、前記音源か
    ら放射された音が伝わる空間に設けられる音検知手段
    と、この音検知手段の出力を最小にすべく前記各付加音
    源を制御する制御手段とを備え、前記各付加音源と前記
    音検知手段とは、正三角形の各頂点に前記音源、上記付
    加音源、上記音検知手段がそれぞれ位置するように配置
    されていることを特徴とする能動消音装置。
  2. 【請求項2】音源の回りに配置されて上記音源から3次
    元的に放射される音と干渉させる音を放射するための複
    数の付加音源と、前記音源から放射された音が伝わる空
    間に設けられる音検知手段と、この音検知手段の出力を
    最小にすべく前記付加音源を制御する制御手段とを備
    え、前記音源と前記各付加音源との間の距離がそれぞれ
    ほぼ一定の値dに設定され、前記各付加音源と前記音検
    出手段との間の距離がそれぞれほぼ一定の値hに設定さ
    れていることを特徴とする能動消音装置。
  3. 【請求項3】前記音源と前記各付加音源との間の距離d
    と前記各付加音源と前記音検出手段との間の距離hと
    は、d<hの関係を満たしていることを特徴とする請求
    項2に記載の能動消音装置。
  4. 【請求項4】音源の両側等距離位置に、音源の振動面を
    通る線上に振動面を位置させて配置され、上記音源から
    3次元的に放射される音と干渉させる音を放射するため
    の2個の付加音源と、前記音源の振動面を通る前記線上
    に配置された音検知手段と、この音検知手段の出力を最
    小にすべく前記各付加音源を制御する制御手段とを具備
    してなることを特徴とする能動消音装置。
  5. 【請求項5】前記各付加音源には、音響パワーを所定の
    領域まで案内して放射させる案内手段が付設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の能動消音装置。
  6. 【請求項6】音源から3次元的に放射される音と干渉さ
    せるための音を放射する付加音源と、前記音源から放射
    された音が伝わる空間に設けられる音検知手段と、この
    音検知手段の出力を小さくすべく前記付加音源を制御す
    る制御手段とを備え、前記検知手段および前記付加音源
    は、前記音源の吹出し体積速度に対して前記付加音源の
    吸い込み体積速度の総和をほぼ等しくする位置に配置さ
    れてなることを特徴とする能動消音装置。
  7. 【請求項7】音源から3次元的に放射される音と干渉さ
    せるための音を放射するN個(N=1,2,3,…)の
    付加音源と、前記音源から放射された音が伝わる空間に
    設けられる音検知手段と、この音検知手段の出力を小さ
    くすべく前記各付加音源を制御する制御手段とを備え、
    前記音源の吹き出し体積速度をAとしたとき、前記各付
    加音源の位相が前記音源の位相に対して逆位相で、かつ
    各付加音源の吸い込み体積速度がそれぞれほぼA/Nと
    なる位置に前記検知手段および前記各付加音源が配置さ
    れてなることを特徴とする能動消音装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006105948A2 (en) * 2005-04-07 2006-10-12 Airbus Deutschland Gmbh Active countersound system with special arrangement of the secondary actuators for reducing the passage of sound at an open boundary area of two volumes
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WO2006105948A3 (en) * 2005-04-07 2007-05-24 Airbus Gmbh Active countersound system with special arrangement of the secondary actuators for reducing the passage of sound at an open boundary area of two volumes
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