JP3802438B2 - 能動消音装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部から進入する音の低減を行う能動消音装置に係わり、とりわけ、遮音壁など設置が困難な場合に好適な能動消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
交通量の多い道路や鉄道に面した場所では、自動車や鉄道車両の走行音による騒音被害が大きく、特に夜間の住宅地や学校・病院など公共施設では深刻な問題となっている。こうした騒音を軽減する技術としては遮音壁が効果的であるが、500Hz以下の低周波音は遮音壁を回折して伝わるため、十分な効果を得るのが難しい。また、遮音壁よりも高い位置にある中高層階の建物においては遮音効果が得られない。また、遮音壁の一部に出入り口や通風口などの開口部を設けることがあり、開口部を通過して騒音が伝播し、十分な防音効果が得られない問題がある。
【0003】
騒音を受ける側である建造物の対策としては、建造物側に近接して樹木や遮音壁を設けるなどの対策があるが、前述のように中高層階では樹木や遮音壁の高さ以上になるため防音効果が得られない。また、建造物の窓については二重窓などの対策があるが、換気・通風性が十分得られない欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通常、開口部を設置する目的は、人や物の搬入通路の確保、あるいは開口部外部に熱源があり、その冷却のために排熱、換気をするためにある。従って、開口部の正面にはできるかぎり、その妨げとなるものは置かないのが望ましい。従って、騒音対策のもっとも一般的かつ確実な遮音、吸音対策はこの場合は使えない。そこで、開口部が仮にダクトのように、ある程度の伝播方向に長さをもっているのであれば、スリットを挿入する、あるいは、ダクトの形状を変更するなど通常のパッシブ対策が期待できるが、本提案で定義する開口部は扉の枠のようなもの(扉や窓が開いた状態)で、伝播方向の長さが開口部の大きさに比して短く、ダクト効果が期待できないので上記パッシブ対策は適用できない。特に、開口部騒音は音源も必ずしも、音源を特定できず、また、前述のとおり、パッシブ対策できないことから、本来、低減可能である中高域音も騒音として残る。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、開口部騒音を低減することのできる能動消音装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様による能動消音装置は、開口部の外側に設けられた騒音源から前記開口部を通して進入する騒音と相関のある信号を検出する参照信号検出部と、前記開口部の周囲に設置されるスピーカと、前記開口部の周囲に設置され前記開口部から進入する音圧を検出する第1および第2のマイクと、前記第1および第2のマイクで検出される信号が最小となるように前記スピーカから前記参照信号検出部によって検出された信号と逆位相の音を発せさせる制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記第1および第2のマイクで検出した音圧の二乗和の最小化演算を1つのフィルタのみを使って1つのフィルタ係数を求める適応制御フィルタと、この適応制御フィルタによって求められた前記フィルタ係数を保持する固定制御フィルタとを備え、前記音源から前記第1のマイクまでの距離をd1、前記音源から前記第2のマイクまでの距離をr1、前記スピーカから前記第1のマイクまでの距離をd2、前記スピーカから前記第2のマイクまでの距離をr2とすると、前記音源から(d1+r1)/2、前記スピーカから(d2+r2)/2 離れた地点を最小化することを特徴とする。
【0007】
このような構成とすることにより、比較的簡単な制御構成で開口部侵入騒音を効果的低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、以下、図面を参照して説明する。
【0014】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による能動消音装置を、図1(a)、(b)を参照して説明する。図1(a)は、第1実施形態の能動消音装置の構成を示すブロック図、図1(b)は、開口部を介して接続された2つの部屋に配置された第1実施形態の能動消音装置の構成を示す平面図である。図1(b)に示すように、開口部1の外側に騒音源2があり、開口部1を通して進入する騒音を低減の対象としている。本実施形態の能動消音装置は、参照信号検出部3と、開口部1の周囲に設置されたスピーカ4と、開口部周囲に設置されたマイク5と、制御回路6とを備えている。
【0015】
開口部1に進入する騒音源2と相関のある信号を参照信号検出部3によって検出する。仮に騒音源2が特性できない場合でも、上記参照信号検出部3が開口部1付近の音源側に設置されていれば、開口部1に進入する騒音と相関のある信号を検出できる。また、開口部1の周囲手前側に設置されたマイク5によって開口部1から進入する音圧あるいは音響インテンシティを検出する。参照信号検出部3によって検出された信号に基づいて、制御回路6によって、マイク5で検出した音圧あるいは音響インテンシティが最小となるように、フィードフォワード制御が行われ、開口部1の周囲に設置されたスピーカ4から参照信号検出部3の検出信号と逆位相の音が発せられる。これにより、開口部1からの進入する音を低減することができる。
【0016】
なお、本実施形態においては、騒音源2は開口部1によって接続された2つの部屋の一方に配置されていたが、開口部1によって建物または部屋と接続された外部に配置されていても良い。
【0017】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による能動消音装置を、図2乃至図11を参照して説明する。
【0018】
図2に示すように、開口部の寸法(幅a(m)×高さb(m))は、幅1mから1.3m、高さ1.8mから2mで人が出入りできる寸法を想定する。すると、騒音源2が開口部から3m以上離れていれば、図3に示すように、対象音が500Hzくらいまでの周波数においては、開口部の内部では高さh=1.5mくらいまでほぼ半波長以内にあり、同位相領域と見なすことができる。横方向に関しては、幅1mから1.3mまでは同様に概ね同位相となる。
【0019】
したがって、図4(a)に示すように長手方向(Z軸)は同位相である線状に配置されたスピーカ4(以下、線音源スピーカと称する)を開口部の音源特性が概ね同位相領域となる高さまで、図5(a)に示す向きに立てて設置し、開口部中央に向かって逆位相放射させることで、この領域内で音の干渉を起こさせ開口部からの進入騒音を低減させることが可能となる。また、図4(b)に示すように線音源スピーカ4はもう一つの特徴として放射面からZ軸上下方向に対しては急激に減衰(数度の指向角)を持つことから、高さ1.5m以上の位相が反転する領域(図5(b)中の「−」表示面)については、音の伝播特性は劣化するため干渉が弱まり、逆に音が増幅することはなくなる。
【0020】
一方、横方向に関しては、幅1mから1.3mでは同様に概ね同位相となることから、スピーカ4から発せれる音を図6に示す向きにした場合は、スピーカ4から発した音はその波長の関係から、開口部の上方(図5(b)中の「−」表示面)では位相反転するため、結果として上方部は逆に音圧が増加することもあるが、開口部の高さ1.5mくらいまでの領域で低減すれば、上方部が増加していても、十分消音効果は実感できる。
【0021】
上述のことを確かめるために、図7(a)に示す実験装置を用いて簡易試験を行った。この実験装置を、開口部を介して接続された2つの部屋に配置した平面図を図7(b)に示す。
【0022】
模擬音源はコーン型スピーカ7を使用し、開口部中央からL=1.3mに配置した。また、スピーカ8は長手方向において同位相特性である線音源スピーカ4(開口部の幅相当長さを持つ)を使用し、放射面を上にして床に設置した。発振機9から180Hzの音を発生させて振幅位相調整器10を用いて、開口部1の中央手前1mに設置したマイク11での音圧を最小にした。音源の位置Lと開口部寸法(幅1.2m×高さ2m)の関係から、開口部1へ進入する音源の位相は開口部の高さ約1.5mまでは概ね同位相である。一方、制御用線音源スピーカ8は、高さ約0.9m(半波長分)まで同位相となる。従って、高さ約0.6m分だけ両者の位相がずれ、計算上は、上方部では低減しなくなる。確かに図8に示すような開口部から約20cm部屋側に入った領域A部(開口部に平行)では制御前後の音圧分布低下量は図9に示すようになり、高さ1.4m付近から上方では低減しなくなったものの、高さ1.4m付近までは最大10dB以上の騒音低減量を得て、聴感上も良くわかるまで低減している。局所的には、15dB近く低減している部分も存在した。
【0023】
また、図10(a)に示すように開口部に設置した線音源スピーカ8からさらに50cm以上部屋側に入った領域B(高さ1m)の、図11(a)に示す測定点の位置における音圧分布(離散12点計測)は、図11(b)、(c)に示すような結果になった。図11(b)、(c)は、線音源スピーカ8による制御OFF時とON時の音圧レベル(dB)をそれぞれ示す図である。61dB〜66dBあった音圧レベルが47dB〜58dBまで低下し、音が逆に増加することなく、十分低減効果を確認できた。
【0024】
したがって、前述したように、開口部1の寸法は、幅を1mから1.3m、高さを1.8mから2mくらいに限定すれば、音源の位置と開口部寸法の関係から、概ね、500Hzくらいまでは、1つの線音源スピーカで低減可能となる。
【0025】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による能動消音装置を、図12を参照して説明する。図12は本実施形態の能動消音装置の一部分の構成を示すブロック図である。この実施形態の能動消音装置は、第1実施形態の能動消音装置において、マイク5の代わりに2本のマイク12,13を用いて各々音圧を検出するように構成したものである。なお、スピーカ4は1個しか用いない。したがって、制御回路6は上記2本のマイク12,13で検出した音圧の二乗和が最小となるように演算する1つの適応制御フィルタ14と、このフィルタ14で算出されたフィルタ係数を保持する1つの固定制御フィルタ15とを備えているように構成される。
【0026】
例えば、図13に示すように音源2、上記スピーカ4、マイク12,13が設置されている場合を考える。簡単のため、距離による減衰はないものとする。このとき、マイク12、マイク13で検出する誤差信号e1、e2は、それぞれ次に示すようになる。
【数1】
Figure 0003802438
【0027】
ここで、d1、r1は、音源2からマイク12、13までの距離をそれぞれ示し、d2、r2は、スピーカ4からマイク12、13までの距離をそれぞれ示し、θは音源2に対するスピーカ4の位相を示す。
【0028】
このとき、図12に示す2本のマイク12,13で検出した音圧の二乗和を評価関数Jとすると、これを1つのフィルタのみで最小化することから、次の式で示す位相の場合に、この値が最小となる。なお、上記音圧二乗和を2つのフィルタで最小化した場合には、以下の式にはならず、結果としては、マイクが設置された点以外の点を最小化することができない。
【数2】
Figure 0003802438
【0029】
従って、これは、音源2から(d1+r1)/2、制御用スピーカ4から(d2+r2)/2 離れた地点、つまり、上記2つのマイク12、13の位置以外の地点を最小化できることを意味する。何故ならば、音源2から(d1+r1)/2、制御用スピーカ4から(d2+r2)/2 離れた地点での誤差信号をepとすると、これは音源から伝わる誤差信号e、付加音源から伝わる誤差信号eとの和で表され、簡単のため振幅減衰項を無視した仮定では、次の式示すように音圧0となる。
【数3】
Figure 0003802438
【0030】
この音圧0の部分は、音源から(d1+r1)/2、制御用スピーカから(d2+r2)/2離れた点の軌跡となることから、ある場合(接点)を除き、円(これらを半径とする球同士の接線)となる。
【0031】
なお、本実施形態で扱うスピーカ4及び音源2は実際には距離減衰があることから、上記音圧0(誤差信号e)点での音源2、スピーカ4からの音圧をP1、P2とすると、次の式で表される。
【数4】
Figure 0003802438
【0032】
言いかえれば、音源2から距離d1、制御用スピーカ4からd2離れた地点にマイク12を、音源からr1、制御用スピーカからr2離れた地点にマイク13を設置し、同時にこれらの音圧の2乗和を最小とする制御を行うと、スピーカ4からは音源の体積速度の(d2+r2)/(d1+r1)倍の付加音源を出力し、結果、図14に示すように音源2から(d1+L1)/2、制御用スピーカ4から(d2+L2)/2離れた地点20に新たに音圧最小点を作り出すことになる。
【0033】
この原理を確認するために、3次元空間の自由空間内に音源2、スピーカ(付加音源)4及び2つのマイク12、13を設置したときのX−Y平面(Z=0)内での音圧分布を計算した結果を図15乃至図18に示す。図15は音圧の斜視図、図16は図15に示す音圧を等圧線で示した平面図である。図17は音圧の斜視図、図18は図17に示す音圧を等圧線で示した平面図である。なお、図15および図16と、図17および図18とは音源2とスピーカ4との相対的な位置を変えた場合の計算結果である。音源2から(d1+r1)/2、制御用スピーカ4から(d2+r2)/2離れた地点20が音圧最小となり、2つのマイク12、13の位置以上に低減していることがわかる。
【0034】
したがって、本実施形態の能動消音装置は図19に示す構成となる。図19(a)は、本実施形態の能動消音装置の構成を示すブロック図であり、図19(b)はこの実施形態の能動消音装置を、開口部を介して接続された2つの部屋に配置されたときの平面図である。開口部1は人が出入りすることを想定すると、第1実施形態におけるマイク5は出入りの邪魔になり、図1で示した開口部正面の理想的な位置に上記マイク5を設置することはできない。従って、本実施形態のように、2本のマイク12、13を用いて、各々開口部の両側に設置することにより、開口部1の空間20に任意に音圧最小点を作り出すことが可能となり、開口部騒音を実利的な面も考慮して効果的に低減することができる。
【0035】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態による能動消音装置を、図20を参照して説明する。この実施形態の能動消音装置の構成を図20(a)に示す。図20(b)は本実施形態の能動消音装置を、開口部を介して接続された2つの部屋に配置されたときの平面図である。
【0036】
第2実施形態では消音効果を減じさせる要因の一つは、スピーカ8からの音波が開口部外に漏れたり、仕切り壁などに反射/散乱することによる。そこで、図20に示す本実施形態の能動消音装置は、第1実施形態において、第2実施形態で示した線音源スピーカ4を開口部1(幅a、高さb、奥行きc)の床面に設置し、対向して天井面には吸音材21を設けた構成となっている。線音源スピーカ4の長手方向の長さは開口部1の幅aにほぼ等しく、吸音材21も開口部1の奥行きいっぱいに設けられている。
【0037】
線音源スピーカ4の音響放射特性は、その長手方向には同位相で放射し、開口部1の奥行き方向の指向特性は、図21に示すように、中心から角度c/(2b)以上では中心方向の音圧に比して3dB以上低下するように設定されている。
【0038】
線音源スピーカ4の指向特性が上記のように設定されているため、線音源スピーカ4から放射された音波は、開口部外にほとんど漏れずに効率よく開口部1に進入する騒音の音波と干渉し、天井部に達した線音源スピーカ4からの音波も吸音材21で吸収されるため、反射/散乱も少ないという特徴をもつ。
【0039】
図20では、線音源スピーカ4と吸音材21をそれぞれ床部と天井部に設けたが、線音源スピーカ4を天井部に吸音材21を床部に設けてももちろん同等の効果が得られる。
【0040】
また、線音源スピーカ4を開口部1の側壁に設け、吸音材21を対向する側壁に設けてもよい。その場合は線音源スピーカ4の開口部1の奥行き方向の指向特性は、吸音材21の奥行き方向の幅をdとすると、角度d/(2a)以上では中心方向の音圧に比して3dB以上低下するように設定される。要するに、線音源スピーカ4の指向特性が、開口部1内にのみ強く音響放射されるように設計することが肝心である。
【0041】
また、開口部1の天井部が吹き抜けである場合は、吹き抜け部を吸音部とみなして線音源スピーカ4の指向特性を設計することができるのも言うまでもないことである。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、開口部に通風や通行の障害となる構造物を設置することなく、効率的な消音効果が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による能動消音装置の構成を示す図。
【図2】第2実施形態の能動消音装置を説明する図。
【図3】第2実施形態の騒音位相分布に関する説明図。
【図4】第2実施形態に用いられるスピーカに関する説明図。
【図5】第2実施形態に用いられるスピーカの設置状況に関する説明図。
【図6】第2実施形態のスピーカの別の設置状況に関する説明図。
【図7】第2実施形態の効果を実証するための実験装置の構成を示す図。
【図8】図7に示す実験装置を用いて行った消音効果実験に関する説明図。
【図9】図7に示す実験装置を用いて行った消音実験の効果を説明する図。
【図10】図7に示す実験装置を用いて行った他の消音効果実験に関する説明図。
【図11】図7に示す実験装置を用いて行った他の消音実験の効果を説明する図。
【図12】本発明の第3実施形態に係る制御回路の構成示すブロック図。
【図13】第3実施形態に係るマイクと騒音源およびスピーカとの位置関係を示す図。
【図14】第3実施形態の効果を説明する図。
【図15】第3実施形態の能動消音装置で得られる音圧分布を示す斜視図。
【図16】第3実施形態の能動消音装置で得られる音圧分布を示す平面図。
【図17】第3実施形態の能動消音装置で得られる音圧分布を示す斜視図。
【図18】第3実施形態の能動消音装置で得られる音圧分布を示す平面図。
【図19】第3実施形態の能動消音装置の構成を示す図。
【図20】本発明の第4実施形態による能動消音装置の構成を示す図。
【図21】第4実施形態に係るスピーカの特性を説明する図。
【符号の説明】
1 開口部
2 騒音源
3 参照信号検出部
4 スピーカ
5 マイク
6 制御回路
7 摸擬音源用コーン型スピーカ
8 スピーカ
9 発振機
10 振幅位相調整機
11 マイク
12 マイク
13 マイク
14 適応フィルタ
15 固定フィルタ
20 音圧最小位置
21 吸音材

Claims (1)

  1. 開口部の外側に設けられた騒音源から前記開口部を通して進入する騒音と相関のある信号を検出する参照信号検出部と、前記開口部の周囲に設置されるスピーカと、前記開口部の周囲に設置され前記開口部から進入する音圧を検出する第1および第2のマイクと、前記第1および第2のマイクで検出される信号が最小となるように前記スピーカから前記参照信号検出部によって検出された信号と逆位相の音を発せさせる制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記第1および第2のマイクで検出した音圧の二乗和の最小化演算を1つのフィルタのみを使って1つのフィルタ係数を求める適応制御フィルタと、この適応制御フィルタによって求められた前記フィルタ係数を保持する固定制御フィルタとを備え、前記音源から前記第1のマイクまでの距離をd1、前記音源から前記第2のマイクまでの距離をr1、前記スピーカから前記第1のマイクまでの距離をd2、前記スピーカから前記第2のマイクまでの距離をr2とすると、前記音源から(d1+r1)/2、前記スピーカから(d2+r2)/2 離れた地点を最小化することを特徴とする能動消音装置。
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