JPH0713340U - 自動車灰皿用消臭剤 - Google Patents

自動車灰皿用消臭剤

Info

Publication number
JPH0713340U
JPH0713340U JP4721393U JP4721393U JPH0713340U JP H0713340 U JPH0713340 U JP H0713340U JP 4721393 U JP4721393 U JP 4721393U JP 4721393 U JP4721393 U JP 4721393U JP H0713340 U JPH0713340 U JP H0713340U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorant
perfume
perlite
aqueous solution
ashtray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4721393U
Other languages
English (en)
Inventor
定利 山下
Original Assignee
三友有限会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三友有限会社 filed Critical 三友有限会社
Priority to JP4721393U priority Critical patent/JPH0713340U/ja
Publication of JPH0713340U publication Critical patent/JPH0713340U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】香料溶液を5〜30容量%含有するパーライト
粉末よりなる自動車灰皿用消臭剤。 【効果】自動車灰皿用消臭剤は、5〜30容量%の香料
水溶液を含有させてもパーライトの高多孔質の性質によ
って、乾燥状態と同様に流動性を有しているので取り替
え操作が行い易い、また、多孔質であるので、香料水溶
液の保持能力がよく、さらに、多孔質に大量の香料水溶
液を保持でき、しかも、悪臭をも微細孔に直接又は微細
孔中の水溶液に吸収することができるので、大きな消臭
効果と長い持続時間をえることができる利点がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車灰皿用消臭剤に関する。さらに、詳しくは、自動車内におけ るたばこの匂いを消すために灰皿の底に敷き詰める粉末状消臭剤に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の灰皿には図1のように灰皿1の底に、2〜10mm程度の厚 さに砂状消臭剤粒子2を敷いて、これを吸いがらと共に廃棄して新しい消臭剤を 交換することが行われていた。そして、この自動車灰皿用消臭剤として、不燃化 処理したエバール樹脂粒子、砂又はシリカゲルに香料を含浸させたものが使用さ れていた。 これらの灰皿の消臭剤は、通常、ガソリンを補給するときに交換されるのが現 状であり、ガソリン補給期間の間隔があくと、この消臭効果は、短時間に効力を 失い、自動車内にたばこの匂いが漂う欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような欠点がなく、たとえば、長時間に亙って用いてもたばこ に対する消臭効果が持続する自動車灰皿用消臭剤を提供することを目的とするも のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、従来の自動車灰皿用消臭剤の持続時間を延長するには、多孔質の 粉末を用いることが必要であり、自動車灰皿用消臭剤として適合する多孔質粉末 を種々検討した結果、パーライトが香料水溶液を多量に含浸でき、しかも多量に 水分を含有させても粉末はサラサラの流動性を維持していることを見いだし、こ の知見に基づき、本考案を完成するに至った。 すなわち、本考案は、香料溶液を5〜30容量%含有するパーライト粉末より なる自動車灰皿用消臭剤を提供するものである。
【0005】 本考案に用いるパーライトは、天然火山ガラスである真珠岩、または、松脂岩 を所定の大きさの粒子に粉砕して、急速に加熱、膨張させて得られる極めて軽い 多孔質の白色粉末を用いることができる。本考案には、嵩比重は0.05〜0.2 5程度の粉末を使用することができる。本考案に用いるパーライトの粒径はふる い目0.15〜5mm程度の粉末を使用することができる。 本考案に用いるパーライトの典型的化学組成は、例えば、SiO2成分(75. 0重量%)、Al23成分(14.0重量%)、Fe23成分(0.9重量%)、 CaO成分(0.1重量%)、K2O成分(4.2重量%)、Na2O成分(3.5 重量%)よりなるものを好適に本考案に使用することができる。 この粉末に5〜30容量%、好ましくは10〜20容量%の香料含有溶液をパ ーライト粉末に混合しながら均一に含有させる。 5容量%未満では、香料溶液をパーライト粉末に均一に分散させるのが困難と なる。また、30容量%を超えるとパーライト粉末が湿って、流動性を低下させ 、交換操作が円滑に行かなくなる。 本考案に用いるパーライトは重量%に換算すると100重量%以上の香料溶液 を乾燥状態を維持しながら、吸収させることができる。 そのため、本考案の範囲で香料溶液を含有させたパーライト粉末は乾燥した粉 末と同様に流動性を維持しているので、自動車内の灰皿にある本考案自動車灰皿 用消臭剤の取り替えに際して、自動車灰皿用消臭剤を取り出したり、灰皿に注入 したりする操作を迅速に行うことができる。 本考案に用いる香料溶液は、アルコール系化合物、エステル系化合物成分から なる水溶性又はアルコール溶解性香料を用いる場合は水又はアルコールを溶媒と して用い、油溶性香料を用いる場合には、香料に対する溶解性の大きい有機溶剤 、例えば、エステル溶剤等を使用することができ、いずれの場合も香料を、その 芳香程度に応じて、0.1〜50重量%程度溶解して使用することができる。
【0006】 本考案に用いる有機溶剤は、たばこの熱による溶剤の蒸発によって、ブースタ ー的にパーライトの微細孔から芳香を蒸散させ、たばこの匂いが最も強く出ると きに、芳香が強く発散する点で60〜120℃程度の低沸点溶剤、例えば、アル コール又はエステルの低沸点溶剤が特に望ましい。 一方、香料を長時間維持するためには、高沸点溶剤が望ましいという反面もあ る。従って、沸点120℃以上の高沸点溶剤と上記低沸点溶剤の2種類の香料溶 剤を用いて、別々に香料溶液を含有させたパーライト粉末を使用時に適宜混合し て、長時間の使用においても芳香の低下を防止することができる。 本考案自動車灰皿用消臭剤は、このように香料溶液の溶剤の沸点を始め、使用 するパーライトの粒径、多孔性、微細孔の径及び香料溶液の濃度などを適宜選択 することによって、芳香の発生有効時間を延長させることができる。 本考案においては、所望の芳香持続時間に対応して、適宜溶剤の種類、濃度、 パーライトの種類を選択することができる。 香料としては、需要者の好みに応じて、適宜公知の香料を特に制限なく使用す ることができ、本考案においては、含有液量を大きく変化させることができるの で、どのような香料でも幅広く本考案に適用できる。例えば、動物性香料又は植 物性香料等の天然香料及び人造香料を特に制限なく使用することができる。本考 案に用いる香料は、たばこの匂いのマスキングとして使用させるものであり、価 格の点で植物性香料(植物性精油)又はこれらから蒸留等により分別した人造香 料などを選択して使用することができる。 また、芳香持続時間の短い、例えば、低沸点溶剤に溶解した香料溶液と芳香持 続時間の長い、例えば、高沸点溶剤に溶解した香料溶液の香料の種類を変えてお けば、自動車内の香りは、最初は2種の香りの混合したものであったのが、終わ りには、長時間持続性香料の香りのみに変化する。これによって、運転者は自動 車灰皿用消臭剤の取り替え時期を知ることになる。そして、取り替えのとき、自 動車灰皿用消臭剤を取り替えた直後と取り替え前で香りが変化する。その結果、 自動車灰皿用消臭剤の取り替え操作によって、運転者に新鮮な感じを持たせるこ とができる。
【0007】 本考案の自動車灰皿用消臭剤において、上記のような性能の時間的変化を付け る場合は、一旦、別の香料及び別の溶剤で香料溶液を含有させたパーライトを2 種を別々に調製してから、調製パーライト粉末を混合することが望ましい。香料 溶液とパーライトの混合の段階で同時に2種の香料溶液をパーライトと混合する と、それぞれの芳香の特徴が時間差をつけて現れる効果が低下する。 このようにしてパーライトの微細孔に蓄積された香料は、たばこを灰皿に投入 したときに、まず、その熱で芳香が蒸発して芳香による消臭作用を発揮する。 また、灰皿中のたばこの火による熱が冷却すると、多孔質の微細孔に悪臭を吸 着する作用を発揮する。 一方、本考案に用いるパーライトは白色多孔質粉末であるために、着色剤によ って、好みの色に自由に着色することができる。 そのため、香料の種類によって、色分けして製造することができ、需要者は色 によって香りを識別選択できる。 このことは、運転者が、取り替えのときに、前と同一の香り又は気分転換のた めに種類の相違する香りを選択するのに便利である。 また、パーライト自身が硬度の多孔質であるために、その微細孔に悪臭を吸着 する性質が活性炭並に有する上、微細孔中の溶液に溶解性のある悪臭を吸収する ことができる。このような吸収作用の働くので、単に、他の芳香によるマスキン グ効果と吸収効果による両方の機構により大きい消臭効果を発揮する。 また、例えば、溶液として、水溶液を用いた場合に、油溶性の悪臭を吸収する ために、少量の有機溶剤又はこれに油溶性香料を添加したパーライトを別に調整 してこれを混合することができる。 本考案の最も典型的な態様としては、香料水溶液をパーライト粉末に均一混合 する態様である。この態様によって、通常のガソリン補給時間の間隔の間のたば こ臭気の防止を達成することができる。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、自動車灰皿用消臭剤は、5〜30容量%の香料水溶液を含有させて もパーライトの高多孔質の性質によって、乾燥状態と同様に流動性を有している ので取り替え操作が行い易い、また、多孔質であるので、香料水溶液の保持能力 がよく、さらに、多孔質に大量の香料水溶液を保持でき、しかも、悪臭をも微細 孔に直接又は微細孔中の水溶液に吸収することができるので、大きな消臭効果と 長い持続時間をえることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案自動車灰皿用消臭剤を灰皿に充
填した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 灰皿 2 砂状消臭剤粒子

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】香料溶液を5〜30容量%含有するパーラ
    イト粉末よりなる自動車灰皿用消臭剤。
  2. 【請求項2】香料溶液を5〜30容量%含有し、着色剤
    により着色されたパーライト粉末よりなる自動車灰皿用
    消臭剤。
  3. 【請求項3】香料溶液を5〜30容量%含有するパーラ
    イト粉末及び前記香料溶液と種類のことなる別の溶剤及
    び別の香料を用いた香料溶液を5〜30容量%含有する
    パーライト粉末を混合してなる自動車灰皿用消臭剤。
JP4721393U 1993-08-06 1993-08-06 自動車灰皿用消臭剤 Pending JPH0713340U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4721393U JPH0713340U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 自動車灰皿用消臭剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4721393U JPH0713340U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 自動車灰皿用消臭剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0713340U true JPH0713340U (ja) 1995-03-07

Family

ID=12768884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4721393U Pending JPH0713340U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 自動車灰皿用消臭剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713340U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538191A (ja) * 2005-04-04 2008-10-16 ジボダン エス エー フレグランス組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538191A (ja) * 2005-04-04 2008-10-16 ジボダン エス エー フレグランス組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6366540B2 (ja)
JP2003526476A (ja) 芳香性ハイドロゲル空気清浄剤キット
KR100351957B1 (ko) 차량의착향방법과착향기
JP2007526343A (ja) 揮発性物質含有組成物
US6086853A (en) Medicated vapor candle
JPH0713340U (ja) 自動車灰皿用消臭剤
KR101020805B1 (ko) 피톤치드를 함유한 소취 및 방향용 조성물과 그 제조방법
JPH07133490A (ja) 消臭剤
JP2000239694A (ja) 芳香性蝋燭
KR102199533B1 (ko) 수용성 발포 고체 방향제
US4610694A (en) Match
CA1096311A (en) Alkyl phenol ether of polyethylene glycol as stabilizer of air freshener
JP3710088B2 (ja) 線香用消臭剤およびこれを配合した低臭気線香
KR100583852B1 (ko) 숯 적용 하이드로 겔 방향 제품용 조성물
JPH08225437A (ja) 芳香性線香
JP2761957B2 (ja) 灰皿用敷設材
JPH07255822A (ja) 灰皿用臭滅剤
US20220167723A1 (en) Device for testing fragrances and the like
JPS5834141B2 (ja) 発香組成物
JPH09276381A (ja) 消臭剤
JPS62137058A (ja) 芳香組成物
JP4817393B2 (ja) ゲル組成物
JPS62144662A (ja) 持続性液体芳香消臭剤
JP2002193721A (ja) 徐放性の消臭抗菌防虫ワックス
JPH0611298B2 (ja) 消臭剤組成物