JPH0713257A - 画面サイズ規制装置 - Google Patents

画面サイズ規制装置

Info

Publication number
JPH0713257A
JPH0713257A JP14912993A JP14912993A JPH0713257A JP H0713257 A JPH0713257 A JP H0713257A JP 14912993 A JP14912993 A JP 14912993A JP 14912993 A JP14912993 A JP 14912993A JP H0713257 A JPH0713257 A JP H0713257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
size
aperture
mask member
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14912993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kimura
勤 木村
Masayoshi Hirai
正義 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP14912993A priority Critical patent/JPH0713257A/ja
Publication of JPH0713257A publication Critical patent/JPH0713257A/ja
Priority to US08/767,035 priority patent/US5671458A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスク部材の爪部先端部をフイルム面に当接
せしめ、かつフイルム給送時等にはこの先端部をフイル
ム表面から離す構成とすることにより、フイルム表面に
傷を付けることなく、ズーミング位置の変化に拘らず設
定されたサイズ通りの露光画面を得る。 【構成】 マスク部材4a,4bの爪部先端部32c ,32d が
フイルム1の表面に当接するように屈曲せしめ、爪部先
端部32c ,32d で規制されるズームレンズ系からの光が
爪部先端部32c ,32d よりも内側に回り込まないように
している。露光画面サイズの切替えに応じて両マスク部
材4a,4bの爪部32a ,32b は互いに接近、離間すること
となるが、各サイズ位置に設定されている場合には、こ
の先端部32a ,32b がフイルム表面に当接するように、
また、フイルム給送時等には爪部32a ,32b がピン39a
,39b を中心として爪部32a ′,32b ′の位置まで回
動し、先端部32c ,32d がフイルム表面から離されるよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フイルム上の露光画面
のサイズを規制する、カメラの画面サイズ規制装置に関
し、詳しくはライカサイズ、パノラマサイズあるいはハ
イビジョンサイズ等の各画面サイズに切替え可能でズー
ミング操作が可能なカメラに搭載される画面サイズ規制
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フイルム上の露光される領域のサイズ
(以下、露光画面サイズと称する)は、一般に、フイル
ムに近接して配されたアパーチャ形成部材のアパーチャ
の大きさによって定まる。
【0003】また、上記露光画面サイズはJIS規格に
よって規定されており、例えば35mmフイルムのフルサ
イズ(ライカサイズ)の場合、縦は24.0〜24.8mm、横
は36.0〜36.8mmに規定されており、このようなJIS
規格を満たすような大きさにアパーチャが形成されてい
る。すなわち、レンズ系を通った光線はアパーチャ形成
部材のアパーチャ縁部で規制され、この開口縁部付近を
通過した光線によってフイルム上の露光画面サイズの外
縁部が形成されることとなる。
【0004】一方、近年種々のカメラにズーム機能を搭
載することが要望され、例えば小型コンパクトカメラ等
においてもワイドズーム化あるいは高倍率化している。
【0005】このようなズーム機能付カメラのズームレ
ンズ系ではズーミングに伴なってズームレンズ系の射出
瞳の位置が前後に変化するが、この射出瞳の位置変化に
よりアパーチャ縁部付近を通過する光線の光軸との角度
が変化しても、アパーチャ形成部材とフイルム面との間
隔は0.5 mm程度以下と小さいので、ズーミングに伴な
う露光画面サイズの変化はズーム比2倍程度の標準ズー
ムであればそれ程問題にならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、一つ
のカメラで露光画面サイズを複数段に亘り、例えばライ
カサイズ、パノラマサイズ、ハイビジョンサイズという
ように切り替える形式のものが知られている。
【0007】上記各サイズの35mmフイルム標準サイズ
はライカサイズが24.0mm×36.0mm、パノラマサイズ
が13.3mm×36.0mm、ハイビジョンサイズが21.0mm
×36.0mmとなっており、各露光画面サイズは縦方向の
みが変化するようになっている。露光画面サイズの切替
えは、撮影者の指示に応じて前述したアパーチャ形成部
材のレンズ側に配された上下一対のマスク部材が互いに
接近する方向に、あるいは離間する方向に所定量移動し
てアパーチャのマスキング量を変化せしめることにより
なされ、例えば上述したサイズでいえば、ライカサイズ
の場合にはマスク部材がアパーチャ上に達しておらず、
ハイビジョンサイズの場合にはマスク部材がアパーチャ
を少しだけマスキングし、パノラマサイズの場合にはマ
スク部材がアパーチャの約半分をマスキングすることに
よりアパーチャの上下幅を実質的に変化せしめるように
なっている。
【0008】しかしながら、このようにマスク部材によ
ってアパーチャをマスキングした場合、すなわち、上記
サイズでいえば、パノラマサイズとハイビジョンサイズ
の場合にはズームレンズ系からの光線は上下マスク部材
の端縁で規制されることとなる。このマスク部材は上述
した如くアパーチャ形成部材のレンズ側に配されること
からフイルム面から通常1.5 mm程度離れており、アパ
ーチャ形成部材とフイルム面との距離に比べるとかなり
大きくなっているため、上記ズーミングに伴なって射出
瞳の位置が前後方向に変化すると実際に形成された露光
画面のサイズに誤差を生じる。
【0009】すなわち、マスク部材がフイルム面から離
れているためにパノラマサイズとハイビジョンサイズの
場合には、望遠端と広角端各々に設定した場合の両者に
おいて形成される露光画面のサイズが大きく変化してし
まう。
【0010】このように、形成される露光画面のサイズ
がズーミング位置に応じて変化し、期待した大きさにな
らないとするとその後のプリント焼付処理時における手
間が増加し好ましくない。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、アパーチャ形成部材の手前に配したマスク部材を
アパーチャ上で移動せしめて露光画面サイズの設定変更
を行なうタイプの画面サイズ規制装置において、ズーミ
ング位置の変化に拘らず設定されたサイズ通りの露光画
面サイズを得ることのできる画面サイズ規制装置を提供
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画面サイズ規制
装置は、フイルム上の露光画面のサイズを切り替えるた
めアパーチャ上で移動して該アパーチャを所定量だけ被
覆するマスク部材を、該アパーチャが穿設されたアパー
チャ形成部材とズーミングに伴って射出瞳位置が前後に
変化するズームレンズ系の間に配設してなる画面サイズ
規制装置において、前記アパーチャ上に位置する前記マ
スク部材の先端部が前記フイルムの表面に当接するよう
に屈曲するとともに、前記露光画面の指定サイズに拘ら
ず、前記先端部が前記アパーチャ上に位置するように構
成され、前記マスク部材と前記フイルムが該フイルムの
面方向に相対的に移動する場合に、該マスク部材の先端
部を該フイルムの表面から離すように該先端部を前記ズ
ームレンズ系の光軸方向に移動せしめるマスク部材当接
解除手段を備えてなることを特徴とするものである。
【0013】すなわち、本発明装置ではフイルム面に、
その先端部を接触せしめたマスク部材により全ての露光
画面サイズにおける画面規制を行なわしめるようにして
いる。
【0014】そして、マスク部材とフイルムがこのフイ
ルムの面方向に相対的に移動する場合にはマスク部材の
先端部をフイルムの表面から離すようにマスク部材を移
動せしめるようにしている。
【0015】
【作用】上記構成によれば、マスク部材の先端部がフイ
ルム面に当接しており、マスク部材の先端で規制される
ズームレンズ系からの光が光軸に対してどのような角度
を有していてもフイルム上の同じ位置に照射されること
となるから、ズームレンズ系のズーミングに伴ない、射
出瞳の位置が望遠位置Tと広角位置Wとの間で変化して
もフイルム上の露光画面サイズは変化しない。
【0016】また、上記構成によればマスク部材とフイ
ルムが該フイルムの面方向に相対的に移動する場合には
マスク部材の先端部をフイルムの表面から離すようマス
ク部材を移動するようにしており、フイルム給送時や露
光画面サイズを切り替えるためにアパーチャのマスキン
グ量を変更するようマスク部材を移動せしめる場合にお
いてマスク部材の先端部とフイルム表面が摺動するのを
防止できフイルムの感材面が傷むのを防止することがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0018】図1は本発明の実施例の画面サイズ規制装
置の要部を示す概略図である。フイルム1の手前には矩
形のアパーチャ2が穿設されたアパーチャ形成部材3が
配設されており、その手前には該アパーチャ2上で移動
して該アパーチャ2の開口面積を変化せしめる一対のマ
スク部材4a,4bが配設されており、また、アパーチャ2
の中心をズームレンズ系(図示せず)の光軸20が通過す
るように構成されている。
【0019】各マスク部材4a,4bは略L字形状の可動部
31a ,31b とこれら各可動部31a ,31b 上に取り付けら
れた回動可能な爪部32a ,32b とからなっている。この
可動部31a ,31b の互いに重なり合う各々の側方折曲部
には縁部にラック歯が形成された矩形のラック孔5a,5b
が穿設されている。この両ラック孔5a,5bにはカメラボ
ディ部分(図示せず)に軸支された歯車6が嵌挿される
ように構成され、上記ラック孔5a,5bのラック歯が互い
に対向した位置で歯車6の歯と噛合するように構成され
ている。マスク部材4aの上方にはカム機構の従動節とし
て機能する突出部7が配設されており、この突出部7の
上端部は直動カム8のカム面8aと当接するようになって
いるため、直動カム8の矢印A,B方向の移動にしたが
いマスク部材4aが上下動し、歯車6を介してマスク部材
4bがマスク部材4aと反対方向に上下動する。これにより
マスク部材4a,4bが互いに接近する方向、もしくは互い
に離間する方向に移動せしめられるようになっている。
【0020】上記直動カム8のカム面8aは、マスク部材
4a,4bをライカサイズ位置(L)、ハイビジョンサイズ
位置(H)およびパノラマサイズ位置(P)の3位置に
設定し得るように3段のステップ形状をなしている。図
1において突出部7はカム面8aのライカサイズ位置
(L)に当接しており、このときマスク部材4a,4bによ
るアパーチャ2のマスキング量は最小となる。この後、
撮影者により露光画面サイズがハイビジョンサイズに設
定された場合には直動カム8は矢印A方向に移動し、こ
れにより突出部7はカム面8aのハイビジョンサイズ位置
(H)に当接し、突出部7は若干下方へ押圧され、マス
ク部材4aは下方へ、マスク部材4bは上方へ各々若干移動
する。これにより、アパーチャ2のマスキング量は若干
増加する。また、同様に露光画面サイズがパノラマサイ
ズに設定された場合には直動カム8は矢印B方向に移動
し、これにより突出部7はカム面8aのパノラマサイズ位
置(P)に当接し、突出部7は大幅に下方へ押圧され、
マスク部材4aは上方へ、マスク部材4bは上方へ各々大幅
に移動する。これにより、アパーチャ2のマスキング量
は大幅に増加する。
【0021】なお、各可動部31a ,31b のラック孔5a,
5bの上下には各々長穴9a,9b,10a,10b が穿設されて
おり、後側のカメラボディ部分(図示せず)に植設され
た2本の位置決め用のピン11a ,11b のうちピン11a が
長穴9a,10a 内に、ピン11bが長穴9b,10b 内に嵌挿さ
れるようになっており、これにより各マスク部材4a,4b
がピン11a ,11b にガイドされて上下方向に安定して移
動することができるように構成されている。
【0022】さらに、マスク部材4aの突出部7の上端が
常時カム面8aに当接するように、マスク部材4aは弱いバ
ネ12によって上方向に付勢されている。
【0023】また、上記爪部32a ,32b は可動部31a ,
31b に蝶番付けされており、その先端部32c ,32d は屈
曲して細く延びている。該先端部32c ,32d はアパーチ
ャ2の上下縁部と同程度の幅を有し、蝶番の閉状態時に
おいてアパーチャ2の上下縁部と平行となるようにして
フイルム1の表面に当接するように形成されている。
【0024】この蝶番が開状態となり、爪部32a ,32b
の先端部32c ,32d がフイルム1の表面から離れるのは
フイルム給送時および可動部31a ,31b の移動時であっ
て、その開動作は次のようにしてなされる。
【0025】すなわち、上記フイルム1の給送時および
可動部31a ,31b の移動時には電磁石33がON状態とな
り、回動部34の先端レバー35が電磁石33に引き寄せら
れ、これにより先端レバー35と一体とされた回転軸36が
上方からみて時計方向(矢印C方向)に回転する。これ
に伴ないこの回転軸36に沿って取り付けられた板体37も
同方向に回転し、これによりこの板体37上に載設され
た、爪部32a ,32b の側壁から延在した棒状レバー38a
,38b が引き上げられ、爪部32a ,32b は蝶番のバネ
力に抗し、ピン39a ,39b を支点として各々矢印D,E
方向に回動し、開状態とされる。
【0026】なお、上記フイルム1の給送あるいは可動
部31a ,31b の移動が終了すると電磁石33がOFF状態
となり、爪部32a ,32b は蝶番のバネ力によって閉状態
に戻る。
【0027】図2は図1のX−X線断面図を示すもので
ある。図2に示されるようにアパーチャ形成部材3の後
面には各々一対の外レール21と内レール22が形成されて
いる。外レール21はカメラ裏蓋に取り付けられた圧板23
と当接してその位置を規制し、内レール22はフイルム1
の表面(感材面)のカールした上下端部と当接する。こ
の外レール21と内レール22の光軸20方向の距離は0.25m
m程度に設定されており、上記フイルム1は両レール2
1,22、すなわち圧板23と内レール22によって形成され
るトンネル状空間内をこれら圧板23と内レール22にガイ
ドされつつ移動する。
【0028】また、図2に示すように、アパーチャ形成
部材3のレンズ側にマスク部材4a,4bの爪部32a ,32b
が配されていて、これが各々矢印G方向、矢印H方向に
移動することによりアパーチャ2が上下方向に狭められ
ることとなる。
【0029】例えば、露光画面サイズとしてライカサイ
ズ、ハイビジョンサイズおよびパノラマサイズの各々に
切り替え得るよう設定されている場合に、ライカサイズ
ではアパーチャ形成部材3のアパーチャ2の上下方向縁
部の内側近傍に爪部32a ,32b の先端部32c ,32d が位
置する状態とし、ハイビジョンサイズとパノラマサイズ
ではこのライカサイズの位置から爪部32a ,32b を各々
所定量だけ矢印G方向およびH方向に移動せしめてアパ
ーチャ2を狭めるようにする。すなわち、35mmフイル
ム標準サイズでは、ライカサイズが24.0mm×36.0m
m、ハイビジョンサイズが21.0mm×36.0mm、パノラ
マサイズが13.3mm×36.0mmとなっている。したがっ
て、図2に示す如きライカサイズ位置の爪部32a ,32b
が、ハイビジョンサイズでは3mm程度互いに接近する
ように、またパノラマサイズでは10mm程度互いに接近
するように移動せしめられる。
【0030】ところで、従来のマスク部材4a,4bの先端
部はアパーチャ形成部材3よりもレンズ側に位置するた
め、圧板23からの距離がアパーチャ形成部材3の場合よ
りも大きく、例えば1.5 mm〜2.0 mm程度も離れてし
まう。このため、例えば図3においてマスク部材4a′の
先端部で規制されるズームレンズ系からの光はこのマス
ク部材4a′の先端よりも内側に大きく回り込むこととな
る。
【0031】ところが、ズームレンズ系のズーミングに
伴ない、図3に示すように射出瞳の位置が望遠位置T、
中間位置Mおよび広角位置Wと変化するため、マスク部
材4aの先端部で規制される、実画面域を形成する線は各
々PT ,PM ,PW となり、これらの線とフイルム1の
表面(感材面)との交点を各々QT ,QM ,QW とする
と、QT とQW の位置が互いに大きくずれることとな
る。すなわち、マスク部材4a′の先端部がフイルム1か
ら離れているために、望遠位置Tにセットされる場合と
広角位置Wにセットされる場合とでは露光画面サイズが
大幅に変化してしまうこととなる。
【0032】そこで、本実施例装置では、図2に示すよ
うにマスク部材4a,4bの爪部先端部32c ,32d がフイル
ム1の表面に当接するように屈曲せしめ、この爪部先端
部32c ,32d で規制されるズームレンズ系からの光30が
この爪部先端部32c ,32d よりも内側に回り込まないよ
うにしている。
【0033】すなわち、露光画面サイズの切替えに応じ
て両マスク部材4a,4bの爪部32a ,32b は互いに接近し
たり、離間したりすることとなるが、各サイズ位置に設
定されている場合には、この先端部32c ,32d がフイル
ム1の表面に当接するように構成されている。この先端
部32c ,32d のフイルム1の表面への当接力はこの爪部
32a ,32b を蝶番付けとしているバネ力により確保され
ている。
【0034】上記マスク部材4a,4bの爪部32a ,32b は
いずれの露光画面サイズにおいても、その先端部32c ,
32d がアパーチャ2内に位置するように構成されてお
り、したがって、いずれの露光画面サイズにおいても上
記先端部32c ,32d によって画面上下方向の画面サイズ
規制が行なわれることとなるが、上述したようにこの先
端部32c ,32d がフイルム1の表面に当接して配される
こととなるため、いずれの露光画面サイズに設定された
場合にも、図4に示すように、望遠T、中間M、広角W
の各々の場合において実画面域を形成する各線PT ,P
M ,PW はフイルム1上の一点Qに収束することとな
る。
【0035】これにより、各々の指定露光画面サイズに
おいて、ズーミング位置に拘らず露光画面のサイズを一
定とすることが可能となる。
【0036】また、前述したようにフイルム1の給送時
および可動部31a ,31b の移動時には電磁石33がON状
態となり、これにより回動部34および棒状レバー38a ,
38bを介して爪部32a ,32b が開状態とされる。すなわ
ち、爪部32a ,32b がピン39a ,39b を中心として先端
部32c ,32d がフイルム1の表面から離れるように回動
し、図2に示される爪部32a ′,32b ′の位置に配され
る。この状態で、フイルム1の給送時にはフイルム1が
圧板23と内レール22にガイドされつつ所定量だけ移動す
ることとなり、また露光画面サイズの切替時には可動部
31a ,31b に載設された爪部32a ,32b が互いに接近す
る方向もしくは離間する方向に所定量だけ移動すること
となる。
【0037】これにより、フイルム1の感材面を爪部32
a ,32b との摺動によって傷めることなく、フイルム1
の露光時にはマスク部材4a,4bの爪部32a ,32b をフイ
ルム1の表面に当接させることが可能となる。
【0038】なお、本発明の画面サイズ規制装置として
は上記構成のものに限られずその他、種々の態様に変更
することが可能である。
【0039】例えばマスク部材の爪部先端部の形状とし
ては上記実施例のものに限られず、この先端部をフイル
ムに当接して配することができ、ズームレンズ系からの
光を適確に規制できるものであればどのような形状であ
ってもよい。
【0040】また、指定露光画面サイズに応じてマスク
部材を移動せしめる手段としても種々のタイプのものが
適用でき、例えば図1における歯車6を、CPUにより
コントロールされるモータを用いて回転駆動せしめるこ
とも可能である。
【0041】さらに、爪部を開閉する手段としても種々
のタイプのものが適用でき、例えばモータにより蝶番ピ
ンを直接回動せしめたり、爪部の一部を電磁石により直
接吸引してこの爪部を開閉せしめることも可能である。
【0042】さらに、上記実施例では指定される露光画
面サイズやズーミング位置を各々3種類としているが、
これらの種類としてはこの数限られるものではなくカメ
ラの適正に応じた数に設定することが可能であり、これ
に応じてマスク移動量を変更することが可能である。
【0043】なお、上記ズームレンズが多焦点切替レン
ズとして使用される場合にも本発明装置を適用できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画面サイ
ズ規制装置によれば、いずれの露光画面の指定サイズに
設定された場合にも、フイルム面に当接して配設された
マスク部材の爪部先端部により露光画面サイズを規制し
ているので、ズームレンズ系からの光がこの先端より内
側に回り込むことを防止でき、ズーミング位置に拘らず
一定のサイズにフイルム上の露光画面を形成することが
可能である。これにより、その後のプリント焼付処理時
におけるサイズ合わせ等に要する手間を大幅に減少させ
ることができる。
【0045】また、上記爪部先端部は、この先端部とフ
イルム表面のフイルム面方向への相対的移動がなされる
際にこのフイルム表面から離されるように構成されてい
るので、爪部先端部との摺動によってフイルム表面が傷
付くおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画面サイズ規制装置の要部を示す概略
【図2】図1のX−X線断面図
【図3】従来の画面サイズ規制装置による問題を説明す
るための図
【図4】図1に示す画面サイズ規制装置の作用を説明す
るための図
【符号の説明】
1 フイルム 2 アパーチャ 3 アパーチャ形成部材 4a,4b, マスク部材 5a,5b ラック孔 6 歯車 7 突出部 8 直動カム 8a カム面 12 バネ 20 光軸 21 外レール 22 内レール 23 圧板 31a ,31b 可動部 32a ,32b 爪部 32c ,32d 先端部 33 電磁石 34 回動部 35 先端レバー 36 回転軸 37 板体 38a ,38b 棒状レバー 39a ,39b ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム上の露光画面のサイズを切り替
    えるためアパーチャ上で移動して該アパーチャを所定量
    だけ被覆するマスク部材を、該アパーチャが穿設された
    アパーチャ形成部材とズーミングに伴って射出瞳位置が
    前後に変化するズームレンズ系の間に配設してなる画面
    サイズ規制装置において、 前記アパーチャ上に位置する前記マスク部材の先端部が
    前記フイルムの表面に当接するように屈曲するととも
    に、前記露光画面の指定サイズに拘らず、前記先端部が
    前記アパーチャ上に位置するように構成され、 前記マスク部材と前記フイルムが該フイルムの面方向に
    相対的に移動する場合に、該マスク部材の先端部を該フ
    イルムの表面から離すように該先端部を前記ズームレン
    ズ系の光軸方向に移動せしめるマスク部材当接解除手段
    を備えてなることを特徴とする画面サイズ規制装置。
JP14912993A 1993-05-31 1993-06-21 画面サイズ規制装置 Withdrawn JPH0713257A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14912993A JPH0713257A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 画面サイズ規制装置
US08/767,035 US5671458A (en) 1993-05-31 1996-12-12 Photographic camera with exposure size corrected for position of exit pupil of taking lens

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14912993A JPH0713257A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 画面サイズ規制装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0713257A true JPH0713257A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15468371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14912993A Withdrawn JPH0713257A (ja) 1993-05-31 1993-06-21 画面サイズ規制装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713257A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017082687A1 (ko) * 2015-11-12 2017-05-18 주식회사 포스코 냉간가공성이 우수한 비조질 선재 및 그 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017082687A1 (ko) * 2015-11-12 2017-05-18 주식회사 포스코 냉간가공성이 우수한 비조질 선재 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0713257A (ja) 画面サイズ規制装置
US9904145B2 (en) Blade drive device and optical instrument
US10156772B2 (en) Blade drive device and optical instrument
JPH0713256A (ja) 画面サイズ規制装置
JP2594032Y2 (ja) 一眼レフカメラのファインダー視野枠切り換え機構
US10281800B2 (en) Blade drive device and optical instrument
JP3098918B2 (ja) 焦点距離可変カメラの画面サイズ切換え装置
JPH0713255A (ja) 画面サイズ規制装置
JPH08286236A (ja) 視野切換装置
JP2678589B2 (ja) パノラマ撮影装置付きカメラの遮光板構造
JPH02254428A (ja) 開口径規制装置付カメラ
JPH08114860A (ja) 写真プリンタ
JPH04158345A (ja) トリミング撮影が可能なカメラ
JPH05188434A (ja) ファインダー
JPH05333429A (ja) カメラ
JPH03231736A (ja) 画像投影装置
JPH05188432A (ja) ファインダー及びそれを備えたカメラ
JPS62291686A (ja) プリンタ
JPH11133486A (ja) ファインダマスク
JPH0743822A (ja) データ写し込み装置
JP2000121915A (ja) レンズ鏡筒
JPH08271973A (ja) 疑似望遠カメラ及び疑似望遠撮影モードを有するカメラ
JPH05188433A (ja) ファインダー及びそれを備えたカメラ
JPH06308573A (ja) 画枠サイズ切換え可能のフォーカルプレンシャッタ
JPH07295060A (ja) カメラのデータ写し込み装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905