JPH07132377A - 溶接トーチ - Google Patents

溶接トーチ

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JPH07132377A
JPH07132377A JP28335593A JP28335593A JPH07132377A JP H07132377 A JPH07132377 A JP H07132377A JP 28335593 A JP28335593 A JP 28335593A JP 28335593 A JP28335593 A JP 28335593A JP H07132377 A JPH07132377 A JP H07132377A
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JP
Japan
Prior art keywords
collet
welding electrode
welding
gas
insertion hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP28335593A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Shimada
善行 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接電極をコレットボディに対して同心に支
持させ、溶接電極の偏心回転を防止して、正確且つ確実
な溶接を行う。 【構成】 コレット23の長手方向略中間部31に、凸
部29a,29b,29c,29dとガス流通路を上下
に連通するガス連通溝30a,30b,30c,30d
とを有し且つ外周面28aがコレットボディ7の内周面
7aに当接するようにした突部28を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚肉狭開先をTIG自
動溶接するための溶接トーチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の厚肉狭開先をTIG自動溶接する
ための溶接トーチは、図4に示すように、内部中心位置
にネジ孔1を形成してあるトーチ本体2を有し、前記ネ
ジ孔1の上部3には、下端にコレット締付用テーパ5を
形成し且つ円筒形状の孔6aを有したコレット押込み用
ボルト6が螺合し、また前記ネジ孔1の下部4には、下
部にガスレンズ8を一体に構成したコレットボディ7が
螺合して取り付けられており、更に前記トーチ本体2の
下部には、ガスレンズ8及び溶接電極9を囲むように絞
部10を形成し且つ下面に長方形のシールドガス出口1
7を形成したガス案内用のガスノズル11がボルト12
等によって取り付けてある。
【0003】前記コレットボディ7は、図5に示すごと
く、軸心部にコレット挿入孔13を有しており、上部外
周面には前記トーチ本体2のネジ孔1に合致するネジ山
が形成してあり、前記コレットボディ7の下部側面には
周方向に複数のガス分散孔14が形成してあり、該ガス
分散孔14より下方位置のコレット挿入孔13下部には
コレット締付用テーパ15が、該コレット締付用テーパ
15より下方位置のコレットボディ7下部には前記溶接
電極9の外径に合致する貫通孔16が順次形成してあ
る。
【0004】また前記コレットボディ7の下部周囲には
ガス分散孔14を覆うようガスレンズ8が設けてあり、
該ガスレンズ8の下面に形成した開口部18にはシール
ドガス19を通過させるガスレンズネット20が取り付
けてある。
【0005】更に前記コレットボディ7のコレット挿入
孔13には、上下端部において周方向に所要の間隔をお
いて長手方向に延びる溶接電極締付用スリット22,2
2’を形成し且つ軸心部に溶接電極挿入孔21を有する
コレット23が挿入してある。
【0006】該コレット23の上端には外方向に向かい
突設した折曲げ部23bが形成してあり、該折曲げ部2
3bにはシールドガス19が通過できるよう周方向に所
要の間隔をおいて溝が形成してあり、また前記折曲げ部
23bの先部はコレット押込み用ボルト6の下端に設け
たコレット締付用テーパ5が当接するように形成してあ
る。
【0007】更に該コレット23を前記コレット挿入孔
13に挿入した際に、コレット外周面23aと前記コレ
ットボディ7の内周面7aの間にガス流通路24が形成
されるようにしてある。
【0008】前述の溶接トーチを組み立てる際には、コ
レット挿入孔13にコレット23を挿入したコレットボ
ディ7をトーチ本体2のネジ孔1の下部4に螺合して固
定し、且つネジ孔1の上部3にコレット押込み用ボルト
6を螺合し、この状態でコレット23の溶接電極挿入孔
21及びコレットボディ7の貫通孔16に溶接電極9を
挿入する。
【0009】そして、ガスレンズ8の下側に突出する溶
接電極9の長さを調節した状態で、コレット押込み用ボ
ルト6を回転してコレット締付用テーパ5をコレット2
3の折曲げ部23bに当接させ、コレット23を下方に
向かって押し込むようにする。
【0010】すると、前記コレット押込み用ボルト6の
下端に形成されたコレット締付用テーパ5によりコレッ
ト23の上端部に設けられたスリット22が締め付けら
れると共に、コレット挿入孔13の下端に形成されたコ
レット締付用テーパ15によりコレット23の下端部に
設けられたスリット22’が締め付けられるため、溶接
電極9がコレット23によって固定されるようになる。
【0011】また、厚肉狭開先を溶接するための溶接電
極9は、図6に示すように先端9aを二方向から斜めに
切削してナイフ状に先端を尖らせて形成してある。
【0012】上述の溶接トーチにより溶接作業を行う場
合、従来は図7に示すように、厚肉狭開先33の溶接箇
所26へ向けて溶接電極9の先端9aを保持した状態
で、図示していない溶接電源から溶接電極9と溶接箇所
26との間に溶接電圧を印加することにより、溶接電極
9と溶接箇所26との間にアーク25を発生させ、該ア
ーク25の熱によりワイヤを供給しつつ、溶接箇所26
の溶接を行う。
【0013】この状態で、前記コレットボディ7の上端
からシールドガス19を供給すると、シールドガス19
はガス流通路24を通って前記コレットボディ7の下部
側面に形成されたガス分散孔14からガスレンズ8内に
流入し、該ガスレンズ8の下面に設けられたガスレンズ
ネット20を通過して、ガスノズル11の下端のシール
ドガス出口17から溶接箇所26へ向けて噴射される。
【0014】この際、前記シールドガス出口17から噴
射されたシールドガス19によりアーク25や溶接箇所
26の開先33が外気から遮断されることになり、前記
開先33に形成される溶融プールの外気による酸化が防
止される。
【0015】そして、母材32,32’間を溶接する場
合は、ガスノズル11を左右に移動させて溶接電極9の
先端9aの位置を開先33幅方向に移動させると、溶接
箇所26を広く溶接することができるが、厚肉の母材3
2,32’間の狭い開先33を溶接する場合には、ガス
ノズル11を移動させるためのスペースがないため、移
動させることができず、溶接箇所26を広く溶接するこ
とが困難となっている。
【0016】このとき、溶接電極9の先端9aが図7中
の実線で示すように開先33の側方を向いた状態と破線
で示すように中央側を向いた状態との間で移動するよう
に、溶接電極9を図示していない回転駆動装置により所
要角度で往復回動させると、溶接箇所26を広く溶接す
ることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の溶接トーチで厚肉母材32,32’間の狭い開先
33を溶接するために溶接電極9を回転させようとした
際、コレット23とコレットボディ7との間にガス流通
路24が形成されているために、溶接電極9の歪みや溶
接トーチの組み立て誤差等により、コレット押込み用ボ
ルト6が片当たりして前記コレット23がやや斜め方向
に傾いた状態(図5中の破線状態)で押し込まれて前記
溶接電極9が偏心した状態で固定されてしまうことがあ
り、これにより溶接電極9が偏心回転する。
【0018】而して、その偏心量は、図4に示すよう
に、溶接電極9がコレットボディ7から下方に向かって
長く突出しているので、溶接電極9の先端9a側程、偏
心が大きくなり、よって、精度が要求される厚肉狭開先
33の溶接が困難になるという問題を有していた。
【0019】本発明は、上述の実情に鑑み、溶接電極を
コレットによりコレットボディに対して同心に支持する
ことにより、溶接電極の偏心のない回転を可能にして、
厚肉狭開先の溶接を正確且つ確実に行う溶接トーチを提
供することを目的としてなされたものである。
【0020】
【課題を解決する為の手段】本発明における溶接トーチ
は、軸心部にコレット挿入孔を有し且つ該コレット挿入
孔の下部にコレット締付用テーパ及び前記溶接電極の外
径に合致する貫通孔を順次形成したコレットボディと、
軸心部に溶接電極挿入孔を有し且つ上下端部に周方向に
所要の間隔をおいて長手方向に延びる溶接電極締付用ス
リットを設けたコレットと、前記コレットを下方に押し
下げるコレット締結用テーパを下端に設けたコレット押
込み用ボルトとを備え、前記溶接電極挿入孔に溶接電極
を挿入したコレットをコレット挿入孔に挿入し、前記ボ
ルトによりコレットを押し下げ、コレットの上端及び下
端を前記コレット締付用テーパに押し付けることにより
前記スリットにより溶接電極を締め付け得られ且つコレ
ットの外周面とコレットボディの内周面の間にガス流通
路を形成するようにした溶接トーチにおいて、前記コレ
ットの長手方向略中間部に、コレットボディの内周面に
外周面が当接し且つ上下方向に通ずるガス連通溝を有す
る突部を形成してある。
【0021】
【作用】本発明の溶接トーチは、コレットの長手方向略
中間部に、コレットボディ内周面に外周面が当接し且つ
上下方向に通ずるガス連通溝を有する突部を形成してあ
るため、コレットボディの下端に形成した貫通孔と前記
コレットの長手方向略中間部に形成した突部との2点で
溶接電極を支持することができるので、コレット押込み
用ボルトによりコレットを押し込む際、溶接電極を傾斜
させることなくコレットボディに対して同心に押し込む
ことができ、よって溶接電極の偏心回転を防止できる。
また、シールドガスも確実に流通させることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0023】図1は本発明の一実施例を示し、図中、図
4、図5に示すものと同一のものには同一の符号を付
し、詳細な説明は省略し特徴部分について説明する。
【0024】図1に示すように、コレット23の長手方
向(上下方向)中間部31に外周面28aがコレットボ
ディ7の内周面7aに当接するようにした突部28を形
成してある。
【0025】前記突部28は図2及び図3で示すよう
に、等間隔で放射状に外方に向かって突出し且つ長手方
向に所要の長さを有した4つの凸部29a,29b,2
9c,29dから構成されており、前記コレットボディ
7と凸部29a,29b,29c,29dにより形成さ
れる空間が4つのガス連通溝30a,30b,30c,
30dとなっている。又、コレット23の上端はストレ
ートに形成されており、その上端部にはコレット押込み
用ボルト6の下端が当接した際のシールドガスの流れを
可能にするためのガス溝23cが形成してある。
【0026】次に上記実施例の作用を説明する。
【0027】本実施例の溶接トーチにおいては、コレッ
ト23の中間部31に4つの凸部29a,29b,29
c,29dと4つのガス連通溝30a,30b,30
c,30dを有した突部28が形成してあるので、コレ
ット押込み用ボルト6によりコレット23を押し込み、
スリット22,22’とコレット締付用テーパ5,15
との作用によって溶接電極9を絞め付け固定した際、前
記突部28とコレットボディ7の貫通孔16の2点によ
って溶接電極9を傾斜させることなくコレットボディ7
に対して同心に支持することができ、よって前記溶接電
極9が偏心回転するのを防止することができる。
【0028】また、突部28の上方と下方のガス流通路
24をガス連通溝30a,30b,30c,30dによ
り連通しているので、シールドガスを確実に流通させる
ことができる。
【0029】なお、本発明の実施例においては、突部に
ガス連通溝を形成するものについて説明したが、突部の
上方と下方のガス流通路を連通するものであればガス連
通溝の形状は限定されないこと、その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0030】
【発明の効果】本発明の溶接トーチにおいては、コレッ
トの長手方向中間部にコレットボディの内周面に外周面
が当接する突部を形成してあるため、コレットを介し溶
接電極を前記突部とコレットボディの下部に形成した貫
通孔の2点でコレットボディに対して同心に確実に支持
することができ、よって溶接電極の偏心回転を防止して
正確且つ確実な溶接を可能にすることができ、しかも前
記突部にガス連通溝が形成されているので、シールドガ
スを確実に流通させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接トーチの一実施例を示す縦断側面
図である。
【図2】図1におけるII−II矢視図である。
【図3】図1における突部の斜視図である。
【図4】従来の溶接トーチの一例を示す斜視図である。
【図5】従来の溶接トーチの一例を示す縦断側面図であ
る。
【図6】厚肉狭開先用の溶接電極の先端の部分図であ
る。
【図7】図6の溶接電極を回転させる溶接トーチの使用
例を示す図である。
【符号の説明】
5 コレット締結用テーパ 6 コレット押込み用ボルト 7 コレットボディ 7a コレットボディの内周面 9 溶接電極 13 コレット挿入孔 15 コレット締付用テーパ 16 貫通孔 21 溶接電極挿入孔 22 溶接電極締付用スリット 22’ 溶接電極締付用スリット 23 コレット 23a コレットの外周面 24 ガス流通路 28 突部 28a 外周面 30a ガス連通溝 30b ガス連通溝 30c ガス連通溝 30d ガス連通溝 31 中間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心部にコレット挿入孔を有し且つ該コ
    レット挿入孔の下部にコレット締付用テーパ及び前記溶
    接電極の外径に合致する貫通孔を順次形成したコレット
    ボディと、軸心部に溶接電極挿入孔を有し且つ上下端部
    に周方向に所要の間隔をおいて長手方向に延びる溶接電
    極締付用スリットを設けたコレットと、前記コレットを
    下方に押し下げるコレット締結用テーパを下端に設けた
    コレット押込み用ボルトとを備え、前記溶接電極挿入孔
    に溶接電極を挿入したコレットをコレット挿入孔に挿入
    し、前記ボルトによりコレットを押し下げ、コレットの
    上端及び下端を前記コレット締付用テーパに押し付ける
    ことにより前記スリットにより溶接電極を締め付け得ら
    れ且つコレットの外周面とコレットボディの内周面の間
    にガス流通路を形成するようにした溶接トーチにおい
    て、前記コレットの長手方向略中間部に、コレットボデ
    ィの内周面に外周面が当接し且つ上下方向に通ずるガス
    連通溝を有する突部を形成したことを特徴とする溶接ト
    ーチ。
JP28335593A 1993-11-12 1993-11-12 溶接トーチ Pending JPH07132377A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012111695A1 (ja) * 2011-02-15 2012-08-23 大陽日酸株式会社 溶接用トーチ及びアダプタキット

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