JPH07131654A - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置

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JPH07131654A
JPH07131654A JP5275778A JP27577893A JPH07131654A JP H07131654 A JPH07131654 A JP H07131654A JP 5275778 A JP5275778 A JP 5275778A JP 27577893 A JP27577893 A JP 27577893A JP H07131654 A JPH07131654 A JP H07131654A
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JP
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JP5275778A
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Makoto Yamamoto
真 山本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間調処理された画データが更に平滑化処理
されてしまうことを無くし、印字画像の品質が劣化する
ことを防止する。 【構成】 CPU(中央処理装置)1は、原稿上の読取
画データを中間調処理回路8にて中間調処理してから送
信させる。又、このファクシミリ送信時において、CP
U1はNSS信号(非標準機能設定信号)を送信させ
て、送信画データが中間調処理されている旨を受信側に
対して報知する。一方、画データを受信すると、CPU
1は、その受信画データを平滑化処理回路9にて平滑化
処理してから記録紙上に印字させる。又、このファクシ
ミリ受信時において、CPU1は受信されたNSS信号
に基づいて、受信画データが中間調処理されているか否
かを判別し、中間調処理されている場合には、その後送
信側から送信されてくる画データを、平滑化処理回路9
にて平滑化処理することなく記録紙上に印字させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクシミリ装
置に適用され、画データを中間調処理して送信する送信
装置、及び受信画データの中の所定の画素データの白黒
を、同画素データの周囲に存在する画素データの白黒の
パターンに応じて決定する平滑化処理を行う受信装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置において、読
み取り画データを構成する各画素データは白黒の2値の
何れかしかないが、微小面積内での黒画素データの密度
を変化させることにより、白黒の2値だけで多階調の濃
淡を表すようにしたディザ処理方式、或いは誤差拡散方
式と呼ばれるような中間調処理方式が知られている。例
えばディザ処理方式では、読み取り画データのn×n画
素の正方領域(ドットマトリクス)を階調表示の1単位
として、その中におけるn2 個の各画素データの白黒を
判定するしきい値を各画素データ毎に変化させている。
即ち、読み取り画データのドットマトリクスに対応し
て、n×n個のそれぞれ異なったしきい値が設定された
ディザマトリクスが用意され、ドットマトリクス内の各
画素データの濃度を各画素データに対応するしきい値と
比較することにより、各画素データの白黒を判定する。
そして、このドットマトリクス内における各画素データ
の白黒の組合せにより、見掛け上の中間調を表すことが
できる。そして、このように中間調処理した画データを
受信側装置に送信することにより、受信側装置において
は、記録紙上に中間調処理された画データが印字出力さ
れる。
【0003】一方、ファクシミリ装置において、受信画
データを印字するとき、その画データ中の所定の画素デ
ータがとるべき白黒を、同画素データの周囲に存在する
複数の画素データの白黒のパターンに応じて決定するよ
うにした平滑化処理方式(スムージング処理方式)と呼
ばれるものが知られている。この平滑化処理方式では、
例えば所定の画素データの周囲に存在する画素データが
全て白の場合には、所定の画素データを白に決定すると
いった処理がなされる。つまり、所定の画素データの白
黒を、同画素データの周囲の画素データの白黒に対し
て、より自然に調和する方に決定するようにしている。
従って、送信側装置から送信されてきた画データを受信
したとき、その受信画データを平滑化処理して記録紙上
に印字することにより、解像度の高い印字画像を得るこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中間調処理
機能を備えたファクシミリ装置から送信された画データ
を、平滑化処理機能を備えたファクシミリ装置で受信し
た場合には、受信側装置において、中間調処理に加えて
平滑化処理がなされた画データが記録紙上に印字される
ことになる。
【0005】しかしながら、中間調処理及び平滑化処理
の何れの処理も、画データを構成する各画素データの白
黒を適宜変化させるものである。このため、送信側装置
において中間調処理された画データに対して、受信側装
置において更に平滑化処理を行うと、これら2つの処理
を経た最終的な画データが、処理前の最初の画データと
比較して、かなり異なったものとなるおそれが多分にあ
る。加えて、中間調処理された画データに対して更に平
滑化処理を行うことは、中間調処理されて多階調の濃淡
を表すことができる状態の画データを、平滑化処理によ
って破壊する結果にもなる。
【0006】従って、受信側装置において記録紙上に印
字される画像が、送信側装置において読み取られる原稿
上の画像とかなり異なったものになったり、中間調及び
平滑化処理の特徴が印字画像中に不自然な形で表れたり
するおそれがある。その結果、記録紙上の印字画像が非
常に見づらい品質の劣化したものになるという問題があ
った。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、中間調処理された画デ
ータが更に平滑化処理されてしまうことを無くし、印字
画像の品質が劣化することを防止することができる送信
装置及び受信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、画データを中間調処
理して送信する送信装置において、画データの送信時
に、その送信画データが中間調処理されている旨を受信
側に対して報知する報知手段を設けたものである。
【0009】又、請求項2に記載の発明では、受信画デ
ータの中の所定の画素データの白黒を、同画素データの
周囲に存在する画素データの白黒のパターンに応じて決
定する平滑化処理を行う受信装置において、受信画デー
タが中間調処理されているか否かを判別する判別手段
と、中間調処理されている場合には受信画データに対し
て平滑化処理を行わないように制御する制御手段とを設
けたものである。
【0010】
【作用】従って、本発明によれば、送信装置において
は、画データが中間調処理されて送信されるとき、報知
手段により、その送信画データが中間調処理されている
旨が受信側に対して報知される。一方、受信装置におい
ては、判別手段により受信画データが中間調処理されて
いるか否かが判別され、中間調処理されている場合に
は、制御手段により受信画データに対して平滑化処理が
行われないように制御される。このため、送信装置にお
いて画データを中間調処理して送信しても、受信装置に
おいてその中間調処理された画データが更に平滑化処理
されてしまうことがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明をファクシミリ装置に具体化し
た第1実施例を、図1〜図5に基づいて説明する。
【0012】図1に、この実施例のファクシミリ装置の
回路構成を示す。CPU(中央処理装置)1には、装置
全体の動作を制御するためのプラグラムを記憶したRO
M(リードオンリメモリ)2、及び送受信画データ等の
各種情報を一時的に記憶するRAM(ランダムアクセス
メモリ)3が接続されている。NCU(ネットワークコ
ントロールユニット)4は、電話回線との接続を制御す
るとともに、相手先のファックス番号に対応したダイヤ
ルパルスの送出、及び着信を検出する機能等を備えてい
る。モデム5は送受信データの変調、復調を行う。
【0013】読取部6は、原稿上の画像を読み取るため
のものである。平滑化処理回路9は、RAM3から転送
されてくる受信画データ等を平滑化処理(詳しくは後述
する)して記録部7に出力する。記録部7は、平滑化処
理回路9から入力された画データに基づいて、記録紙上
に印字を行うためのものである。
【0014】中間調処理回路8は、前記読取部6で読み
取られた画データを中間調処理するためのものである。
尚、中間調処理方式としては、ディザ処理方式や誤差拡
散方式等の各種の処理方式があり、何れの方式で中間調
処理を行ってもよいが、本実施例において、中間調処理
回路8はディザ処理方式にて中間調処理を行うものとす
る。
【0015】即ち、例えば前記ROM2には、図2
(b)に示すような所定のディザマトリクスD1のパタ
ーンデータが予め記憶されている。同図に示すように、
このディザマトリクスD1は4×4のマトリクスで構成
され、同マトリクスD1内には「1/16」〜「16/
16」で示すように、16階調の画像濃度を示すしきい
値が所定の配列順序で配置されている。つまり、分母の
「16」が最大濃度を示し、分子にその最大濃度に対す
る濃度の割合が示されている。
【0016】更に、ROM2には、前記ディザマトリク
スD1のパターンデータに対応して、図3に示すような
所定の階調パターンK1のデータが予め記憶されてい
る。同図に示すように、この階調パターンK1も4×4
のマトリクスで構成されており、後述する読み取り画デ
ータの黒画素データの配列順序を示すものである。
【0017】そして、例えばファクシミリ送信時におい
て、CPU1は、読取部6を作動させて原稿上の画像を
読み取らせ、その読み取り画データをRAM3内に一旦
記憶させる。尚、この読み取り画データは、各画素デー
タが16階調の濃度に変換された状態で記憶されてい
る。そして、CPU1は、中間調処理回路8を作動させ
て、その記憶された画データをディザ処理させる。
【0018】ここで、中間調処理回路8は、図2
(a),(b)に示すように、RAM3内の画データの
中から、4×4個の画素データPdよりなるドットマト
リクスDmを読み出すとともに、ROM2内からディザ
マトリクスD1のデータを読み出す。ここで、読み出さ
れたドットマトリクスDmの各画素データPdにおい
て、分母の「16」は最大濃度を示し、分子にその最大
濃度に対する濃度の割合が示されている。そして、中間
調処理回路8は、このドットマトリクスDm内の各画素
データPdの濃度を、その各画素データPdに対応する
ディザマトリクスD1内のしきい値と比較して、各画素
データPdの白黒を判定する。
【0019】例えば、図2(a),(b)に示すよう
に、画素データPdの濃度が「4/16」でしきい値が
「7/16]であると、しきい値の方が大きいので、そ
の画素データPdは図2(c)に示すように、「0」即
ち白画素データPdW であると判定される。その逆に、
しきい値の方が小さいと、画素データPdは「1」即ち
黒画素データPdB であると判定される。
【0020】そして、図2(c)に示すように、16個
の画素データPdよりなるドットマトリクスDmが白黒
の2値化データに変換されると、中間調処理回路8は、
ROM2内から階調パターンK1のデータを読み出す。
そして、図2(c)に示す2値化データにおいては黒画
素データPdB の数が11画素あるので、中間調処理回
路8は、図3に示すように、その11個の黒画素データ
PdB を階調パターンK1に従って配置する。
【0021】このようにして、中間調処理回路8は、R
AM3内の画データの中からドットマトリクスDmを順
次読み出してディザ処理する。又、CPU1は、そのデ
ィザ処理されたドットマトリクスDmをRAM3内に順
次記憶させる。そして、画データを構成する全てのドッ
トマトリクスDmのディザ処理が終了すると、CPU1
は、RAM3に記憶された画データを、モデム5及びN
CU4を介して受信側装置に送信させる。
【0022】一方、送信側装置からの読取画データを受
信すると、CPU1は、その受信画データをRAM3内
に一旦記憶させる。そして、CPU1は、その記憶され
た受信画データを平滑化処理回路9に転送して同画デー
タを平滑化処理させるとともに、記録部7を作動させ
て、その平滑化処理された画データを記録紙上に印字さ
せる。
【0023】ここで、平滑化処理回路9は、図4に示す
ように、RAM3から転送されてくる画データの中か
ら、3×3個の画素データPdをマトリクスM状に取り
出し、それら画素データPdを判定処理回路10へパラ
レルに出力する。このとき、マトリクスMの中心に位置
する画素データPdは、注目画素データXとなる。そし
て、この注目画素データXの周囲の8個の画素データP
dの白黒のパターンに応じて、判定処理回路10は、注
目画素データXがとるべき白黒の何れかのデータを判定
する。
【0024】例えば、注目画素データXがとるべきデー
タを判定する際に参照されるデータとして、前記ROM
2には、図示しないテーブルデータが予め記憶されてい
る。このテーブルデータには、マトリクスMの中心の注
目画素データXの周囲に存在する8個の画素データPd
の白黒の各パターンが、アドレスとして設定されてい
る。そして、そのアドレスに対応して、注目画素データ
Xがとるべき白黒の何れかの画素データが設定されてい
る。
【0025】従って、マトリクスM状に取り出された9
個の画素データPdが判定処理回路10に入力される
と、同判定処理回路10は、先ず入力された画素データ
Pdの白黒のパターンに対応するアドレスを選択する。
そして、判定処理回路10は、そのアドレスに対応する
白黒の何れかのデータを、平滑化処理後の画素データP
dX として、前記記録部7に出力する。
【0026】このようにして、平滑化処理回路9は、R
AM3から転送されてくる画データの中から、3×3個
の画素データPdをマトリクスM状に順次取り出して平
滑化処理し、その処理後の画素データPdX を記録部7
に順次出力する。
【0027】そして、本実施例では、CPU1、ROM
2及びRAM3により、報知手段が構成されている。即
ち、ファクシミリ送信時において、CPU1はNSS信
号(非標準機能設定信号)を送信させて、送信画データ
が中間調処理されている旨を受信側装置に対して報知す
る。つまり、このNSS信号にはFIF(FacsimileInf
ormation Field )が備えられており、このFIFには
送信画データが中間調処理されている旨を示すデータが
予め収められている。
【0028】又、本実施例では、CPU1、ROM2及
びRAM3により、判別手段が構成されている。即ち、
ファクシミリ受信時において、送信側装置から送信され
てくるNSS信号が受信されると、CPU1はそのNS
S信号に基づいて、受信画データが中間調処理されてい
るか否かを判別する。
【0029】更に、本実施例では、CPU1、ROM2
及びRAM3により、制御手段が構成されている。即
ち、CPU1は、受信画データが中間調処理されている
と判断した場合には、その受信画データを平滑化処理回
路9にて平滑化処理することなく記録部7に出力する。
【0030】次に、前記のように構成されたファクシミ
リ装置について作用を説明する。さて、このファクシミ
リ装置の受信時には、CPU1の制御のもとで、図5の
フローチャートに示すような動作が行われる。即ち、送
信側装置から送信されてきた16Hzの呼出信号が受信
されると、送信側装置との間の回線が接続される(ステ
ップS1〜S2)。その後、送信側装置からのCNG信
号(1100Hzの呼出音)が受信されると、送信側装
置へCED信号(2100Hzの被呼端末識別信号)が
送信される(ステップS3〜S4)。続いて、送信側装
置へNSF信号(非標準機能識別信号)、CSI信号
(被呼端末識別信号)、及びDIS信号(デジタル識別
信号)が送信される(ステップS5)。
【0031】その後、送信側装置から前記NSS信号、
TSI信号(通信端末識別信号)、及びDCS信号(デ
ジタル命令信号)が送信されてきて、それらの信号が受
信される(ステップS6)。このとき、NSS信号に備
えられているFIFにより、送信側装置からの送信画デ
ータが中間調処理されている旨が、受信側装置に対して
報知される。一方、受信側装置においては、このNSS
信号に基づいて、受信される画データが中間調処理され
ているか否かが判別される(ステップS7)。そして、
受信される画データが中間調処理されていないと判断さ
れた場合には、その後送信側装置から送信されてくる画
データが、平滑化処理回路9にて平滑化処理されて、記
録部7により記録紙上に印字される(ステップS8)。
【0032】又、受信される画データが中間調処理され
ていると判断された場合には、その後送信側装置から送
信されてくる画データが、平滑化処理回路9にて平滑化
処理されることなく、受信された状態のまま記録部7に
より記録紙上に印字される(ステップS9)。そして、
前記ステップS8及びS9において、画データの受信が
終了されると、回線断される(ステップS10)。
【0033】以上のように、この実施例のファクシミリ
装置では、ファクシミリ送信時において、NSS信号を
送信することにより、送信画データが中間調処理されて
いる旨を受信側装置に対して報知するようにしている。
一方、この実施例のファクシミリ装置では、ファクシミ
リ受信時において、送信側装置から送信されてくるNS
S信号に基づいて、受信画データが中間調処理されてい
るか否かを判別するようにしている。そして、受信画デ
ータが中間調処理されていると判断した場合には、その
後送信側装置から送信されてくる画データを、平滑化処
理回路9にて平滑化処理することなく、受信された状態
のまま記録紙上に印字させるようにしている。
【0034】従って、送信側装置において画データを中
間調処理して送信しても、受信側装置においてその中間
調処理された画データが更に平滑化処理されてしまうと
いうことがない。このため、中間調処理された画データ
が受信された場合には、その受信画データが平滑化処理
されることなく、中間調処理された状態のまま記録紙上
に印字され、中間調が自然な形で表れた適正な印字画像
を得ることができる。又、中間調処理が行われていない
画データが受信された場合には、その受信画データが平
滑化処理されて記録紙上に印字され、平滑化処理の特徴
が自然な形で表れた適正な印字画像を得ることができ
る。
【0035】従って、前記従来のように中間調処理され
た画データに対して更に平滑化処理が行われてしまった
場合とは異なり、記録紙上の印字画像が非常に見づらい
品質の劣化したものになるということがなく、その印字
画像の品質の劣化を確実に防止することができる。
【0036】
【別の実施例】次に、この発明の第2実施例を、図6及
び図7に基づいて説明する。さて、この第2実施例で
は、前記第1実施例と比較して、受信画データが中間調
処理されているか否かを判別するための動作が異なって
いる。即ち、図6に示すように、前記図5のステップS
6において、NSS信号、TSI信号及びDCS信号が
受信された後、送信側装置から送信されてくる画データ
が受信されて、その受信画データがRAM3内に一旦記
憶される(ステップS11)。そして、図7に示すよう
に、その記憶された受信画データの中から、例えばn×
n画素よりなる所定領域N分の画データが読み出され、
その所定領域N中における画素データPdの白黒の変化
点の数が計数される(ステップS12)。
【0037】同図に示すように、この変化点の数の計数
は、例えば所定領域N中において各ライン毎に行われ、
各ラインにおいて、黒画素データPdB から白画素デー
タPdW へ、或いは白画素データPdW から黒画素デー
タPdB へ変化する点の数が計数される。そして、各ラ
イン毎に計数された変化点の数が合計されることによ
り、所定領域N中における画素データPdの白黒の変化
点の数が算出される。尚、所定領域Nとしては、受信画
データの中から特定の一領域だけ読み出して、その領域
中における変化点の数を計数してもよいし、或いは受信
画データの中から複数の領域を読み出し、各領域におい
て計数された変化点の数を平均して、その平均値を最終
的な変化点の数としてもよい。
【0038】次に、図6に示すように、前記のようにし
て計数された変化点の数が、所定数以上か否かが判断さ
れる(ステップS13)。そして、変化点の数が所定数
未満の場合には、受信画データが中間調処理されていな
いと判断されて、前記図5のステップS8に移行され
る。即ち、前記RAM3に記憶された受信画データが、
平滑化処理回路9にて平滑化処理されて、記録部7によ
り記録紙上に印字される。
【0039】又、変化点の数が所定数以上の場合には、
受信画データが中間調処理されていると判断されて、前
記図5のステップS9に移行される。即ち、前記RAM
3に記憶された受信画データが、平滑化処理回路9にて
平滑化処理されることなく、受信された状態のまま記録
部7により記録紙上に印字される。
【0040】つまり、画データを中間調処理すると、そ
の画データを構成する画素データPdの白黒が細かく分
散して出現する確率が高くなり、変化点の数が多くな
る。このため、所定領域N中における画素データPdの
白黒の変化点の数が所定数以上の場合には、受信画デー
タが中間調処理されたものであると見なされ、その受信
画データに対して平滑化処理が行われない。
【0041】以上のように、この第2実施例では、受信
画データの所定領域N中における画素データPdの白黒
の変化点の数を計数し、その計数した変化点の数が所定
数以上の場合には、受信画データが中間調処理されてい
ると判断するようにしている。そして、中間調処理され
ていると判断した場合には、受信画データを平滑化処理
回路9にて平滑化処理することなく、受信された状態の
まま記録紙上に印字させるようにしている。従って、前
記第1実施例と同じく、送信側装置において画データを
中間調処理して送信しても、受信側装置においてその中
間調処理された画データが更に平滑化処理されてしまう
ということがない。
【0042】又、この第2実施例においては、所定領域
N中における画素データPdの白黒の変化点の数が所定
数以上であるか否かに基づいて、受信画データが中間調
処理されているか否かを判別するようにしている。この
ため、送信側装置がNSS信号によって中間調である旨
を報知する機能を有していないものでも、その送信側装
置からの画データを受信することにより、その受信画デ
ータが中間調処理されているか否かを確実に判別するこ
とができる。
【0043】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の
構成を例えば以下のように変更して具体化することも可
能である。 (1)本発明を、ファクシミリ装置以外に、例えば送信
装置としてのパーソナルコンピュータ及び受信装置とし
てのプリンタに具体化すること。即ち、パーソナルコン
ピュータからプリンタへ画データを送信するとき、送信
画データが中間調処理されている旨を示す所定の信号
を、プリンタへ送信する。そして、プリンタは、その信
号に基づいて、受信画データが中間調処理されているか
否かを判別し、中間調処理されていると判断した場合に
は、受信画データに対して平滑化処理を行うことなく、
その受信画データの印字を行う。 (2)前記第1実施例において、装置上に選択キーを設
け、その選択キーの操作により、読取画データに対して
中間調処理を行うモードと行わないモードとの何れか一
方のモードを、任意に選択できるようにすること。そし
て、その選択キーの操作に応じて、NSS信号のFIF
中のデータの書換えを行うようにすること。つまり、選
択キーにより中間調処理を行うモードが選択された場合
には、CPU1は、FIF中のデータを、送信画データ
が中間調処理されている旨を示すデータに書換える。
又、選択キーにより中間調処理を行わないモードが選択
された場合には、CPU1は、FIF中のデータを、送
信画データが中間調処理されていない旨を示すデータに
書換える。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、中
間調処理された画データが更に平滑化処理されてしまう
ことが無く、印字画像の品質が劣化することを防止する
ことができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をファクシミリ装置に具体化した第1実
施例を示すブロック回路図である。
【図2】ディザマトリクスを用いて2値データ化を行っ
ている状態を示す説明図である。
【図3】階調パターンを示す説明図である。
【図4】平滑化処理回路による平滑化処理動作を概略的
に示す説明図である。
【図5】ファクシミリ受信時における動作を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明の第2実施例において、特に受信画デー
タが中間調処理されているか否かの判断動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】第2実施例において、受信画データから読み出
された所定領域を示す説明図である。
【符号の説明】
1…報知手段、判別手段及び制御手段を構成するCP
U、2…報知手段、判別手段及び制御手段を構成するR
OM、3…報知手段、判別手段及び制御手段を構成する
RAM、8…中間調処理回路、9…平滑化処理回路、1
0…判定処理回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画データを中間調処理して送信する送信
    装置において、画データの送信時に、その送信画データ
    が中間調処理されている旨を受信側に対して報知する報
    知手段を設けた送信装置。
  2. 【請求項2】 受信画データの中の所定の画素データの
    白黒を、同画素データの周囲に存在する画素データの白
    黒のパターンに応じて決定する平滑化処理を行う受信装
    置において、受信画データが中間調処理されているか否
    かを判別する判別手段と、中間調処理されている場合に
    は受信画データに対して平滑化処理を行わないように制
    御する制御手段とを設けた受信装置。
JP5275778A 1993-11-04 1993-11-04 送信装置及び受信装置 Pending JPH07131654A (ja)

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JP5275778A JPH07131654A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 送信装置及び受信装置

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JP5275778A JPH07131654A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 送信装置及び受信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9094712B2 (en) 2010-09-15 2015-07-28 Hitachi Maxell, Ltd. Video processing device, display device and video processing method

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US9094712B2 (en) 2010-09-15 2015-07-28 Hitachi Maxell, Ltd. Video processing device, display device and video processing method

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