JPH07131378A - スペクトラム拡散信号の同期追従装置 - Google Patents

スペクトラム拡散信号の同期追従装置

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JPH07131378A
JPH07131378A JP27054093A JP27054093A JPH07131378A JP H07131378 A JPH07131378 A JP H07131378A JP 27054093 A JP27054093 A JP 27054093A JP 27054093 A JP27054093 A JP 27054093A JP H07131378 A JPH07131378 A JP H07131378A
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将明 牧野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】拡散符号長の変更に対して柔軟に対処し実用性
を向上する。 【構成】演算回路45の出力を1チップ時間毎にシフト
する第1のシフトレジスタ51と、このシフトレジスタ
のシフトタイミングを発生するサンプリング発生回路5
3と、この発生回路の出力をカウントし、設定した計数
値に応じてシフトタイミングを発生する計数値が可変可
能なカウンタ54と、第1のシフトレジスタの各段のパ
ラレル出力を入力し、カウンタからのシフトタイミング
に応動してシフトする第2のシフトレジスタ521 …
と、第1のシフトレジスタの各段と対応する第2のシフ
トレジスタの各段のパラレル出力の総和を算出する加算
回路551 …と、加算化相関パルスの最大値を与える加
算回路を検出し、最大値を与えるタイミングを検出する
最大値タイミング検出回路56とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DS−SS(直接拡散
ースペクトラム拡散)信号の受信装置に使用されるスペ
クトラム拡散信号の同期追従装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデジタル相関器を使用したDS−
SS信号の受信装置としては、特開平4−151924
号公報に示すものが知られている。これは図5に示す構
成になっている。すなわち、1はアンテナ、2は高周波
増幅器、3はミキサー、4は局部発振器、5はバンドパ
スフィルタ、6,7はミキサー、8はπ/2(rad)
移相器、9,10はローパスフィルタ、11,12はA
/D変換器、13,14はデジタル相関器、15,16
は2乗回路、17は加算器、18は相関パルスタイミン
グ判定器、19は相関パルス抽出系回路、20はデータ
判定回路、21はVCO補正量検出回路、22はループ
フィルタ、23は搬送波を再生するためのVCO(Volt
age Controled Oscillator)である。
【0003】この受信装置においてミキサー6、ローパ
スフィルタ9、A/D変換器11、デジタル相関器1
3、2乗回路15は受信信号の同相軸成分(I成分)の
信号に関する回路系であり、ミキサー7、ローパスフィ
ルタ10、A/D変換器12、デジタル相関器14、2
乗回路16は受信信号の直交軸成分(Q成分)の信号に
関する回路系である。
【0004】相関パルスタイミング判定器18は図6に
示すように、直列接続したフレームメモリ181〜18
6、加算器187、最大値タイミング判定回路188で
構成されている。各フレームメモリ181〜186は、
1情報シンボル持続時間単位のメモリ長を有し(多くの
場合、1情報シンボル持続時間は拡散符号長に相当す
る。)、シフトレジスタ等により構成される。
【0005】入力端子131にはA/D変換された同相
軸成分の信号Iが入力し、入力端子141にはA/D変
換された直交軸成分の信号Qが入力する。そしてデジタ
ル相関器13,14により相関演算され、デジタル相関
器13からは同相軸成分の相関信号が出力し、デジタル
相関器14からは直交軸成分の相関信号が出力する。こ
の各相関信号はそれぞれ2乗回路15,16で2乗した
後、加算器17で加算し、その加算出力が相関パルスタ
イミング判定器18の入力端子180に入力する。
【0006】各フレームメモリ181〜186はデジタ
ル相関器13,14の入力クロックに応じて格納してい
る内容をシフトし、各フレームメモリ181〜186の
特定時点の内容を加算器187で加算する。各フレーム
メモリ181〜186がシフトレジスタで構成されると
きには各シフトレジスタの同一段の内容を加算器187
に出力することにより実現できる。
【0007】最大値タイミング判定回路188は、加算
器187の出力信号を1情報シンボル時間観測し、相関
パルスの最大レベルを与えるタイミングを端子189か
ら出力する。
【0008】相関パルス抽出系回路19は、端子189
から出力される相関パルス抽出タイミングに従ってデジ
タル相関器出力信号をサンプリングし、データ判定回路
20に出力する。データ判定回路20はこの信号をもと
に受信データの復号を行なう。
【0009】また、特開平3−207134号公報で
は、ピーク位置検出回路31、ピーク位置判定回路3
2、計数回路33、m/N判定回路34を設け、受信信
号と小定量の符号系列との相関信号の相関ピーク位置を
符号系列の1周期毎に連続N周期にわたって検出回路3
1で検出し、検出ピーク位置が1周期内の分割エリアの
どの位置に属するかを判定回路32で判定し、各エリア
に属する検出ピークの数を計数回路33で計数し、N周
期の間にいずれか1つの分割エリアの検出ピーク検出回
数がm回以上になったときに同期確立とみなし、同期確
立時に所定数mに達した分割エリアが符号系列の周期の
中央に来るように周期信号を作成することを開示してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−15192
4号公報のものにおいては、各フレームメモリ181〜
186を直列に接続し、入力端子180から入力する信
号を各フレームメモリに対してシリアルに転送する構成
になっているため、例えば拡散符号長を変更する場合に
不都合が生じる。
【0011】すなわち、DS−SS通信方式では、通
常、拡散符号1周期を1情報シンボルに割り当てる。従
って、拡散符号長を変更しようとした場合、各フレーム
メモリの長さを変更しなければならず、また、各フレー
ムメモリから信号を取り出すタップの位置も変更しなけ
ればならい。しかし、この公報のものではその変更に簡
単に対処できる構成になっていないため、変更がきわめ
て面倒となる問題があった。
【0012】また、特開平3−207134号公報のも
のにおいては、同期確立ができても同期を保持すること
はできなかった。また、1周期において他の分割エリア
の値との差が大きくても、また小さくても、最大のもの
を1つ選択する構成となっているため、例えば希望波が
非希望波よりも小さい場合、すなわち、D/U比がdB
単位でマイナスの場合には、希望波の検出を見逃す危険
性があった。例えば、希望波に相当する信号を出力する
分割エリアの相関値が各周期内で常に2番目か3番目の
高い値であり、トータルすれば最大でありながら最大ピ
ーク位置と判定されない問題があった。
【0013】そこで本発明は、拡散符号長の変更に対し
て柔軟に対処でき、実用性を向上できるスペクトラム拡
散信号の同期追従装置を提供する。
【0014】また、本発明は、希望波に相当する信号を
出力するチップの相関値が各周期内で常に2番目か3番
目の高い値である場合においても希望波の相関値を正確
にサンプリングでき、かつサンプリングパルスを最大値
検出の1周期に1回だけ正しく出力できるスペクトラム
拡散信号の同期追従装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
受信信号の標本化系列と拡散符号の相関をとり、相関の
度合いに応じた大きさの相関パルスを出力するデジタル
相関器と、この相関器出力を演算する演算回路と、複数
段からなり、この演算回路出力の時系列データをそのデ
ータの1チップ時間毎にシフトするパラレル出力可能な
第1のシフトレジスタと、この第1のシフトレジスタの
シフトタイミング信号を発生するサンプリング発生回路
と、このサンプリング発生回路の出力をカウントし、予
め設定された計数値に応じて拡散符号の1周期毎にパラ
レル・シフト・タイミング信号を発生する、設定計数値
が可変可能なカウンタと、第1のシフトレジスタの各段
のパラレル出力をそれぞれシリアル入力とし、カウンタ
からのパラレル・シフト・タイミング信号に応動してシ
フトするパラレル出力可能な複数段からなる複数の第2
のシフトレジスタと、第1のシフトレジスタの各段のパ
ラレル出力と各第2のシフトレジスタの各段のパラレル
出力の総和を、第1のシフトレジスタの各段に対応して
それぞれ算出する複数の加算回路と、この各加算回路の
出力から加算化相関パルスの最大値を与える加算回路を
検出し、加算化相関パルスの最大値を与えるタイミング
を検出する最大値タイミング検出回路を設けたものであ
る。
【0016】請求項2対応の発明は予め設定したアドレ
ス値に応じて演算回路出力の時系列データの1チップ時
間毎にチップ・セレクト・アドレスを発生すると共に、
そのチップ・セレクト・アドレスと同期したデータ・シ
フト・タイミング信号を発生する、設定するアドレス値
が可変可能なタイミング発生回路と、演算回路出力の時
系列データをタイミング発生回路が発生するチップ・セ
レクト・アドレスに割り振るデータ選択回路と、このデ
ータ選択回路により割り振られたアドレスに対応して設
けられ、そのデータ選択回路からの時系列データをそれ
ぞれシリアル入力とし、このデータをタイミング発生回
路が発生するデータ・シフト・タイミング信号によりシ
フトするパラレル出力可能な複数段からなる複数のシフ
トレジスタと、この各シフトレジスタの各段のパラレル
出力の総和をそれぞれ算出する複数の加算回路と、この
各加算回路の出力から加算化相関パルスの最大値を与え
る加算回路を検出し、加算化相関パルスの最大値を与え
るタイミングを検出する最大値タイミング検出回路を設
けたものである。
【0017】請求項3対応の発明は、請求項1又は請求
項2記載のスペクトラム拡散信号の同期追従装置におい
て、最大値タイミング検出回路が検出する最大値を与え
るタイミングに対応した相関出力をサンプリングする手
段と、最大値タイミング検出回路が検出する最大値を与
えるタイミングを符号1周期の中間付近に位置するよう
に制御する制御手段を設けたものである。
【0018】
【作用】請求項1対応の発明においては、第1のシフト
レジスタが演算回路の出力データを1チップ時間毎にシ
フトする。カウンタの計数値が符号長に等しい値に達す
ると、カウンタはパラレル・シフト・タイミング信号を
発生する。第1のシフトレジスタはこのパラレル・シフ
ト・タイミング信号によりデータのパラレル出力を行な
う。各第2のシフトレジスタは、パラレル・シフト・タ
イミング信号によりデータをシフトするとともに第1の
シフトレジスタからのパラレル出力を1段目に取込み、
かつ各段のデータをパラレル出力する。こうして各第2
のシフトレジスタの各段には第1のシフトレジスタのあ
る段の過去のデータが保持されることになり、第2のシ
フトレジスタの1段は拡散符号の1周期の時間間隔に相
当することになる。
【0019】各加算回路は、第1のシフトレジスタのそ
れぞれ対応する段とそれに対応する第2のシフトレジス
タの各段の出力の総和を取り出力する。最大タイミング
検出回路は、各加算回路の出力の中から最も大きい値を
出力する加算回路を検出し、その位置に相当する位相タ
イミングでパルスを出力する。
【0020】カウンタは、設定する計数値を変更するこ
とが可能であるので、第1のシフトレジスタの段数以内
であればカウンタに設定する計数値を変更することによ
り、長さの異なる拡散符号に対して対処できる。
【0021】また、請求項2対応の発明においては、デ
ータ選択回路が演算回路からのデータをタイミング発生
回路が発生するタイミングとアドレスに従って各シフト
レジスタへのデータ出力を順次割り振る。タイミング発
生回路は、演算回路出力の時系列データの1チップ時間
毎にチップ・セレクト・アドレスを切替えるため、演算
回路の出力データは1チップ毎に順次各シフトレジスタ
の入力端子に入力される。また、タイミング発生回路
は、チップ・セレクト・アドレスを出したシフトレジス
タに対し、同時にデータ・シフト・タイミング信号を出
力する。シフトレジスタはこのデータ・シフト・タイミ
ング信号により入力データを順次出力すると共にパラレ
ル出力端子にもデータを出力する。
【0022】従って各シフトレジスタの各段には、演算
回路の出力データの同じ位相に相当する分が1周期毎に
保持されることになる。
【0023】各加算回路は、各シフトレジスタの各段の
パラレル出力の総和を算出する。最大タイミング検出回
路は、各加算回路の出力の中から最も大きい値を出力す
る加算回路を検出し、その位置に相当する位相タイミン
グでパルスを出力する。
【0024】タイミング発生回路は、設定するアドレス
値を変更することが可能であるので、シフトレジスタの
数以内であればタイミング発生回路に設定するアドレス
値を変更することにより、長さの異なる拡散符号に対し
て対処できる。
【0025】さらに、請求項3対応の発明においては、
最大値タイミング検出回路が検出する最大値を与えるタ
イミングに対応した相関出力をサンプリングし、その最
大値を与えるタイミングを符号1周期の中間付近に位置
するように制御する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、DS−SS信号の受信装置の全体の構成
は図5と同様である。
【0027】図1は要部を示すブロック図で、41はA
/D変換された同相軸成分(I成分)の信号を入力する
入力端子、42はA/D変換された直交軸成分(Q成
分)の信号を入力する入力端子である。
【0028】入力端子41に入力する同相軸成分の信号
を第1のデジタル相関器43に供給し、入力端子42に
入力する直交軸成分の信号を第2のデジタル相関器44
に供給している。
【0029】45は演算回路で、この演算回路45は1
対の2乗回路46,47と加算器48で構成している。
前記第1のデジタル相関器43は同相軸成分の信号につ
いて相関演算を行ない、得られる相関信号を前記2乗回
路46に供給し、前記第2のデジタル相関器44は直交
軸成分の信号について相関演算を行ない、相関信号を前
記2乗回路47に供給している。そして各2乗回路4
6,47の出力を前記加算器48で加算し、その加算に
より得られる時系列データを相関パルスタイミング判定
器49の入力端子50に供給している。
【0030】前記相関パルスタイミング判定器49は、
例えば8段構成の第1のシフトレジスタ51、この第1
のシフトレジスタ51の各段に対応してそれぞれ設けら
れた5段構成の8個の第2のシフトレジスタ521 ,5
22 ,…527 ,528 を設けている。
【0031】前記第1のシフトレジスタ51は、入力端
子50に入力する時系列データを順次シフトして格納す
ると共に各段からデータをパラレル出力できるようにな
っている。前記各第2のシフトレジスタ521 〜528
は、前記第1のシフトレジスタ51からのパラレル出力
を順次シフトして格納すると共に各段5211,5212,
5213,5214,5215、5221,5222,5223,5
224,5225、…5271,5272,5273,5274,5
275、5281,5282,5283,5284,5285からデ
ータをパラレル出力できるようになっている。
【0032】また、前記相関パルスタイミング判定器4
9は、前記第1のシフトレジスタ51のシフトタイミン
グ信号SHTを発生するサンプリング発生回路53、こ
のサンプリング発生回路53からのシフトタイミング信
号SHTをカウントし、予め設定した計数値に応じて拡
散符号の1周期毎にパラレル・シフト・タイミング信号
PSTを発生するカウンタ54、前記第1のシフトレジ
スタ51の各段のパラレル出力と前記各第2のシフトレ
ジスタ521 〜528 の各段のパラレル出力の総和を、
第1のシフトレジスタ51の各段に対応してそれぞれ算
出する8個の加算回路551 ,552 ,…557 ,55
8 及びこの各加算回路551 〜558 の出力を取り込
み、その出力から加算化相関パルスの最大値を与える加
算回路を検出し、加算化相関パルスの最大値を与えるタ
イミングを検出して出力端子57からサンプリングパル
スを出力する最大値タイミング検出回路56を設けてい
る。前記カウンタ54はデータ入力端子58から予めセ
ットする計数値を入力するようになっている。
【0033】前記第1のシフトレジスタ51は、前記カ
ウンタ54からのパラレル・シフト・タイミング信号P
STによりパラレル出力を送出するようになっている。
前記各第2のシフトレジスタ521 〜528 は、前記カ
ウンタ54からのパラレル・シフト・タイミング信号P
STにより順次シフトするようになっている。
【0034】前記最大値タイミング検出回路56は、図
2に示すように、選択回路61,比較回路62、エリア
セレクト信号発生回路63、リングカウンタ64、第
1、第2の保持回路65,66及び制御部67からな
り、前記選択回路61は入力する各加算回路551 〜5
58 からの加算出力から選択して出力する。
【0035】前記第1の保持回路65はそれまでの最大
値を保持しており、前記選択回路61から新たな最大値
が出力すると、比較回路62がその新たな最大値と第1
の保持回路65にそれまで保持していた最大値とを比較
し、新たな最大値が大きいとき第1の保持回路65の内
容をその新たな最大値に書替えるようになっている。そ
してそのときの前記リングカウンタ64の値を第2の保
持回路66で保持するようになっている。
【0036】前記リングカウンタ64は符号長に相当す
る数値、例えば8をクロックが入力するタイミングでカ
ウントするもので、8までカウントすると数値が1に戻
るようになっている。そして前記リングカウンタ64の
カウント値に対応して前記エリアセレクト信号発生回路
63はエリアセレクト信号ASS1 〜ASS8 を出力す
るようになっている。このエリアセレクト信号ASS1
〜ASS8 は前記各加算回路551 〜558 に入力して
その加算回路の加算動作を行なわせると共に、前記選択
回路61に入力し加算出力の選択を行なわせるようにな
っている。
【0037】前記制御部67は、最初は最大値検出を加
算回路551 から開始するよう第1の保持回路65にク
リア信号CL1 を出力してその保持回路65をクリアす
るとともに第2の保持回路66にクリア信号CL2 を出
力してその保持回路66をクリアする。そして最大値が
検出されると、その最大値の検出が最大値検出を行なう
符号1周期時間の中間付近で行なうようクリア信号CL
1 ,CL2 の出力タイミングを変化させるようになって
いる。
【0038】このような構成の実施例においては、演算
回路45からの時系列データは入力端子50を介して第
1のシフトレジスタ51の初段に入力する。第1のシフ
トレジスタ51はサンプリングパルス発生回路53から
のシフトタイミング信号SHTによりデータを順次シフ
トしつつ演算回路45からのデータを初段に格納する。
【0039】カウンタ54は、サンプリングパルス発生
回路53からのシフトタイミング信号SHTをカウント
し、例えばシフトタイミング信号SHTを8個カウント
する毎にパラレル・シフト・タイミング信号PSTを出
力する。すなわち、カウンタ54には予め計数値「8」
を設定しておく。この計数値は拡散符号のチップ数に等
しくなっている。
【0040】第1のシフトレジスタ51は、カウンタ5
4からのパラレル・シフト・タイミング信号PSTによ
り各段のデータをパラレル出力すると共に各段のデータ
をクリアする。各第2のシフトレジスタ521 〜528
は、カウンタ54からのパラレル・シフト・タイミング
信号PSTにより各段のデータを次段にシフトすると共
にパラレル出力する。
【0041】各加算回路551 〜558 は、それぞれの
位相に対応したデータの総和を求める。すなわち、加算
回路551 は第1のシフトレジスタ51の1段目のパラ
レル出力と第2のシフトレジスタ521 の各段のパラレ
ル出力の総和を求める。同様にして加算回路552 〜5
58 は第1のシフトレジスタ51の2段目〜8段目のパ
ラレル出力と第2のシフトレジスタ522 〜528 の各
段のパラレル出力の総和を求める。
【0042】こうして各加算回路551 〜558 は、入
力端子50に入力される信号を各チップ別に6周期分の
データを加算した結果を出力する。
【0043】最大値タイミング検出回路56は、リング
カウンタ64をカウント動作しつつ選択回路61から順
次各加算回路551 〜558 の出力を取り込み、比較回
路62で各加算回路551 〜558 の出力を比較して第
1の保持回路65に最大値を保持すると共に第2の保持
回路66にそのときのリングカウンタ64の値を保持す
る。
【0044】そして制御部67は第1の保持回路65に
最大値と第2の保持回路66の値から最も大きい値を出
力する加算回路の位置を検出する。そしてもし加算回路
の位置が第1のシフトレジスタ51の端の方の段に対応
していれば各保持回路65,66のクリアするタイミン
グを変化して最大値を出力する加算回路の位置が第1の
シフトレジスタ51の中央部付近の段、すなわち最大値
検出を行なう符号1周期時間の中間付近になるように制
御する。
【0045】そして加算回路の位置とカウンタ54の計
数値から相関パルスの最大レベルを与えるタイミングを
サンプリングし、そのタイミングで出力端子57からサ
ンプリングパルスを出力する。
【0046】この装置において、拡散符号長が8よりも
小さい値に変更されることがあると、その変更した拡散
符号長に応じてカウンタ54にセットする計数値を小さ
くする。この場合、計数値の変更は第2のシフトレジス
タ521 〜528 の段数よりも小さくてもよい。
【0047】この計数値の変更により第1のシフトレジ
スタ51は、設定計数値から前の段のみが動作し、第2
のシフトレジスタもその動作する段に対応したシフトレ
ジスタのみが動作する。第1のシフトレジスタ51の設
定計数値よりも後の段は常にクリア状態となる。
【0048】このように拡散符号長が第1のシフトレジ
スタ51の段数以下に変更される場合に、その変更に柔
軟に対処でき、実用性を向上できる。
【0049】また、例えば各周期内において希望波が非
希望波より小さく常に2番目か3番目であっても、6周
の総和としては最大となる場合には希望波を確実に検出
できる。
【0050】また、最大値タイミング検出回路56は、
相関出力毎に最大値検出及び相関ピークのサンプリング
を行なうため、同期確立を相関出力毎に行なうことにな
り、結局、同期補足の繰り返しで同期保持を行なうこと
になる。従って同期保持のための回路を別途設ける必要
はない。
【0051】さらに、最大値検出を符号長の中間付近で
行なうように制御できるので、出力端子57からのサン
プリングパルス出力を最大値検出の1周期に1回だけ確
実に行なうことができ、最大値検出を安定して行なうこ
とができる。
【0052】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0053】図3に示すように、相関パルスタイミング
判定器49を、データ選択回路61、8個の6段シフト
レジスタ621 ,622 ,…627 ,628 、タイミン
グ発生回路63、加算回路551 〜558 及び最大値タ
イミング検出回路56で構成している。
【0054】前記タイミング発生回路63は、予め設定
したアドレス値に応じて演算回路45が出力する時系列
データの1チップ時間毎にチップ・セレクト・アドレス
を発生すると共に、そのチップ・セレクト・アドレスと
同期したデータ・シフト・タイミング信号を発生するも
ので、入力端子68からアドレス値を設定するための計
数値を入力するようになっている。チップ・セレクト・
アドレス及びデータ・シフト・タイミング信号は拡散符
号1周期に対してアドレスが一巡するように発生する。
【0055】前記データ選択回路61は、前記タイミン
グ発生回路63が発生するチップ・セレクト・アドレス
に応じて回路切換えを行ない、前記演算回路45からの
時系列データを順次各シフトレジスタ621 〜628 に
供給するようになっている。前記各シフトレジスタ62
1 〜628 は、前記データ選択回路61により1チップ
毎に切り分けられた時系列データをシリアル入力とし、
前記タイミング発生回路63が発生するデータ・シフト
・タイミング信号によりデータが入力される毎に各段の
データを順次シフトし、同時にデータをパラレル出力す
るようになっている。従って、あるシフトレジスタの各
段には入力する時系列データの同じ位相に相当するタイ
ミングのデータのみが保持され、各段間では1周期の位
相差があることになる。
【0056】前記各加算回路551 〜558 はそれぞれ
シフトレジスタ621 〜628 の各段のパラレル出力の
総和を算出する。
【0057】このような構成の実施例においては、演算
回路45からの時系列データは入力端子50を介してデ
ータ選択回路61に入力する。そしてタイミング発生回
路63が発生するデジタル相関器43,44の入力クロ
ックに応じたクロックに従って1チップ時間毎にデータ
選択回路61に取り込まれる。
【0058】データ選択回路61はタイミング発生回路
63からのチップ・セレクト・アドレスに応じて回路切
換えを行ない、入力される時系列データを順次各シフト
レジスタ621 〜628 に供給する。
【0059】各シフトレジスタ621 〜628 はデータ
選択回路61により1チップ毎に切り分けられたデータ
を入力し、タイミング発生回路63からのデータ・シフ
ト・タイミング信号により各段のデータを順次シフト
し、同時にデータをパラレル出力する。
【0060】そして各加算回路551 〜558 はそれぞ
れシフトレジスタ621 〜628 の各段のパラレル出力
の総和を算出する。すなわち、各加算回路551 〜55
8 は入力される時系列データを各チップ別に6周期分の
データを加算した結果を出力する。
【0061】最大値タイミング検出回路56は、各加算
回路551 〜558 の出力を取り込み、最大値を出力す
る加算回路を検出する。最大値が検出される位置は相関
パルスの最大レベルを与えるタイミングに対応するた
め、検出回路56は最も大きい値を出力する加算回路の
位置とタイミング発生回路63が発生するチップ・セレ
クト・アドレスにより、相関パルスの最大レベルを与え
るタイミングをサンプリングする。
【0062】このときもし最大値を出力する加算回路の
位置が最大値検出を行なう符号1周期時間の端の方に位
置していれば検出回路56は最大値を出力する加算回路
の位置が最大値検出を行なう符号1周期時間の中間付近
になるように制御する。
【0063】タイミング発生回路63が発生するアドレ
スの設定値は、最大でシフトレジスタの個数分、すなわ
ち8となる。
【0064】そしてもし、拡散符号長が8よりも小さい
値に変更されることがあると、その変更した拡散符号長
に応じてタイミング発生回路63に設定するアドレス値
を小さくする。このアドレス値の変更によりアドレスの
上限値よりも大きなアドレスのシフトレジスタはシフト
すべきデータが入力されず動作しない。すなわちシフト
レジスタの数を減らしたのと同等の動作を行なう。
【0065】また、本実施例においても例えば各周期内
において希望波が非希望波より小さく常に2番目か3番
目であっても、6周の総和としては最大となる場合には
希望波を確実に検出できる。
【0066】このように本実施例においても前記実施例
と同様の効果が得られる。
【0067】なお、前記各実施例では、演算回路45を
2乗回路46,47と加算器48のバードウエアで構成
したものについて述べたが必ずしもこれに限定するもの
ではなく、図4に示すように、1個の変換ROM69を
使用し、この変換ROM69にデータ変換テーブルを持
たせ、各デジタル相関器43,44からの入力i,qに
対して変換ROM69から(i2 +q2 )又は(i2
2 )の平方根のデータ変換出力を取り出す構成であっ
てもよい。
【0068】また、シフトレジスタの個数や段数は、前
記各実施例のものに限定するものでないのは勿論であ
る。
【0069】
【発明の効果】以上、本発明によれば、拡散符号長の変
更に対して柔軟に対処でき、実用性を向上できる。
【0070】また、希望波に相当する信号を出力するチ
ップの相関値が各周期内で常に2番目か3番目の高い値
である場合においても希望波の相関値を正確にサンプリ
ングでき、かつサンプリングパルスを最大値検出の1周
期に1回だけ正しく出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部ブロック図。
【図2】同実施例の最大値タイミング検出回路の構成を
示すブロック図。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部ブロック図。
【図4】演算回路の他の実施例を示すブロック図。
【図5】DS−SS信号受信装置の構成を示すブロック
図。
【図6】従来の相関パルスタイミング判定器の構成を示
すブロック図。
【図7】従来の最大値タイミング検出回路を示すブロ
図。
【符号の説明】
43,44…デジタル相関器 45…演算回路 49…相関パルスタイミング判定器 51…第1のシフトレジスタ 521 〜528 …第2のシフトレジスタ 53…サンプリング発生回路 54…カウンタ 551 〜558 …加算回路 56…最大値タイミング検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号の標本化系列と拡散符号の相関
    をとり、相関の度合いに応じた大きさの相関パルスを出
    力するデジタル相関器と、この相関器出力を演算する演
    算回路と、複数段からなり、この演算回路出力の時系列
    データをそのデータの1チップ時間毎にシフトするパラ
    レル出力可能な第1のシフトレジスタと、この第1のシ
    フトレジスタのシフトタイミング信号を発生するサンプ
    リング発生回路と、このサンプリング発生回路の出力を
    カウントし、予め設定された計数値に応じて拡散符号の
    1周期毎にパラレル・シフト・タイミング信号を発生す
    る、設定計数値が可変可能なカウンタと、前記第1のシ
    フトレジスタの各段のパラレル出力をそれぞれシリアル
    入力とし、前記カウンタからのパラレル・シフト・タイ
    ミング信号に応動してシフトするパラレル出力可能な複
    数段からなる複数の第2のシフトレジスタと、前記第1
    のシフトレジスタの各段のパラレル出力と前記各第2の
    シフトレジスタの各段のパラレル出力の総和を、前記第
    1のシフトレジスタの各段に対応してそれぞれ算出する
    複数の加算回路と、この各加算回路の出力から加算化相
    関パルスの最大値を与える加算回路を検出し、加算化相
    関パルスの最大値を与えるタイミングを検出する最大値
    タイミング検出回路とを具備したことを特徴とするスペ
    クトラム拡散信号の同期追従装置。
  2. 【請求項2】 受信信号の標本化系列と拡散符号の相関
    をとり、相関の度合いに応じた大きさの相関パルスを出
    力するデジタル相関器と、この相関器出力を演算する演
    算回路と、予め設定したアドレス値に応じて前記演算回
    路出力の時系列データの1チップ時間毎にチップ・セレ
    クト・アドレスを発生すると共に、そのチップ・セレク
    ト・アドレスと同期したデータ・シフト・タイミング信
    号を発生する、設定するアドレス値が可変可能なタイミ
    ング発生回路と、前記演算回路出力の時系列データを前
    記タイミング発生回路が発生するチップ・セレクト・ア
    ドレスに割り振るデータ選択回路と、このデータ選択回
    路により割り振られたアドレスに対応して設けられ、そ
    のデータ選択回路からの時系列データをそれぞれシリア
    ル入力とし、このデータを前記タイミング発生回路が発
    生するデータ・シフト・タイミング信号によりシフトす
    るパラレル出力可能な複数段からなる複数のシフトレジ
    スタと、この各シフトレジスタの各段のパラレル出力の
    総和をそれぞれ算出する複数の加算回路と、この各加算
    回路の出力から加算化相関パルスの最大値を与える加算
    回路を検出し、加算化相関パルスの最大値を与えるタイ
    ミングを検出する最大値タイミング検出回路とを具備し
    たことを特徴とするスペクトラム拡散信号の同期追従装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のスペクトラ
    ム拡散信号の同期追従装置において、最大値タイミング
    検出回路が検出する最大値を与えるタイミングに対応し
    た相関出力をサンプリングする手段と、最大値タイミン
    グ検出回路が検出する最大値を与えるタイミングを符号
    1周期の中間付近に位置するように制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とするスペクトラム拡散信号の同
    期追従装置。
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