JPH0713133U - ペット砂 - Google Patents

ペット砂

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JPH0713133U
JPH0713133U JP4684393U JP4684393U JPH0713133U JP H0713133 U JPH0713133 U JP H0713133U JP 4684393 U JP4684393 U JP 4684393U JP 4684393 U JP4684393 U JP 4684393U JP H0713133 U JPH0713133 U JP H0713133U
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JP
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copper
pet sand
pet
sand
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JP4684393U
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孝 江良
公喜 武田
元泰 斎藤
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Kohjin Holdings Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い消臭能を永続的に維持するペット砂を得
る。 【構成】 銅CMC、鉄フタロシアニンオクタカルボン
酸を担持したパルプ、パルプ、水よりなるパルプ混合物
を湿式造粒後乾燥して得た顆粒状物を市販のペット砂に
混入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はペットの糞尿処理用に使用されるペット砂に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のペットブ−ムによりペットを飼育する家庭が増えるにつれ、ペットの糞 尿が発生する悪臭処理法が種々検討されている。 例えば、特開昭62−227445号には、金属フタロシアニン誘導体を担持 した木材セルロースからなる乾燥粒状物が記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭62−227445号記載の金属フタロシアニン誘導体 による消臭機能は、バイオミメテック機構による消臭機能のため消臭機能永続的 効果は期待できるが、ペット糞尿より一時的に発生する悪臭への消臭作用が遅く 、しかも金属フタロシアニン誘導体自体の消臭能が低く、ペット砂としては満足 できるものではなかった。 本考案は、係る欠点を解決したものであり、ペットの糞尿より発生する悪臭処 理のより効率の良い消臭機能を有するペット砂を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、低置換度CMCの銅錯体又は/及び銅担持パルプと、フタロシアニ ン誘導体担持パルプの混合物より成る消臭素材を選択することにより、上記課題 を解決したものである。 即ち、本考案は、銅カルボキシメチルセルロ−ス又は/及び銅パルプと、金属 フタロシアニン担持パルプを含む組成からなる顆粒状物もしくはペレット状物の ペット砂であり、消臭能において、銅カルボキシメチルセルロ−ス又は/及び銅 パルプの速効性を有するのはもちろんのこと、高い消臭能を永続的に維持する効 果があり、ペット砂への使用に最適なものである。
【0005】 本考案に用いられる銅カルボキシメチルセルロースは、例えば特開昭63−2 70900号に記載されるものでよく、カルボキシメチル化セルロース繊維に銅 を吸着させた錯体であり、カルボキシメチル基置換度は目的とするシートの加工 特性からは0.35以下が好ましく、更には0.1以下の極低置換度のものでも 消臭・抗菌機能は充分である。又、銅パルプとしては水酸化銅等のコロイドを担 持したパルプもしくは銅イオンとセルロ−スの錯体でも良い。
【0006】 また、金属フタロシアニン担持パルプとしては、中心金属が鉄、コバルト等の 重金属からなる金属フタロシアニン誘導体又は金属フタロシアニン置換誘導体を パルプに担持させたものが好ましく用いられる。 銅カルボキシメチルセルロース又は/及び銅パルプに、金属フタロシアニン誘 導体担持パルプを混合することにより、銅カルボキシメチルセルロース又は銅パ ルプの優れた消臭能を持続する効果が付与される。又、短時間の消臭能は主に銅 カルボキシメチルセルロース又は銅パルプの消臭能力に依存するため、高価な金 属フタロシアニン誘導体のパルプへの担持量は実用的に1.0%以下で充分であ る。
【0007】 上記、銅カルボキシメチルセルロース又は/及び銅パルプと、金属フタロシア ニン誘導体担持パルプは、各々ペット砂に対し1〜40重量%含まれていること が好ましく、各々1重量%未満では実用的な消臭効果が得られず、又、各々40 重量%を超える場合は経済的に不利である。 また、銅カルボキシメチルセルロース又は/及び銅パルプと、金属フタロシア ニン誘導体担持パルプの混合方法は、各々造粒されたものを混合してもある程度 の効果が得られるが、各々混合した後造粒するほうが効果がより顕著に現れ、ペ ット砂に対する消臭パルプの量も減らすことができ経済的にも有利である。造粒 法としては通常の回転式造粒機、振動式造粒機あるいは流動床式造粒機等による 公知の方法でよい。 造粒物は、市販のペット砂と同様でよく、形状は顆粒状もしくはペレット状、 大きさは用途に応じ径1〜20mm、好ましく3〜10mmの範囲が使い易い。 消臭機能を有する造粒物は、通常使用される無機物又は紙状のペット砂に2〜 80重量%、好ましくは3〜40重量%混入する。 また、消臭パルプに古紙、回収パルプ等を混合し造粒させてもよく、その際、 消臭パルプを2〜80重量%、好ましくは3〜40重量%、古紙、回収パルプ等 のパルプを98〜20重量%、好ましくは97〜60重量%となるよう配合した 後造粒させる。特に造粒物の形状がペレット状の場合この方法でペット砂を作製 することが好ましい。 又、本考案の効果を損ねない範囲で、顔料等を造粒前に混入させ、適当な嵩比 重や色彩を付与してもよい。
【0008】
【実施例】
以下、実施例を示す。また、表1及び2に示す残存ガス濃度は次の方法で行っ た。尚、表中、上段は10分後、下段は10時間後の測定値である。 図5に示す容量5Lのデシケーターにサンプル(ペット砂)10gを時計皿に のせ、デシケーターを減圧した後、テトラパックより硫化水素ガスもしくはアン モニアガスが100ppm含まれた悪臭成分含有の空気5Lを注入し、10分後 又は10時間後の悪臭ガス残存濃度をガス検知管で測定し消臭機能を確認した。
【0009】 実施例1 銅量2%の銅CMC1部、0.2%の鉄フタロシアニンオクタカルボン酸(以 下PCと略す)を担持したパルプ(以下PCパルプと略す)1部、パルプ2部、 水3部よりなるパルプ混合物を湿式造粒後、乾燥し平均粒径約5mmの消臭パル プ顆粒状物を得た。次に、得られた消臭パルプ顆粒状物が約30重量%となるよ う市販のペット砂に混入しサンプルを得た。表1に評価結果を示す。 実施例2〜4 実施例1の消臭パルプ顆粒状物の組成、並びにサンプル配合を表1に示すよう にかえた以外は実施例1と同様の方法にてサンプルを得た。表1に評価結果を示 す。
【0010】 比較例1 1.5%の鉄フタロシアニンオクタカルボン酸を担持したパルプ3部、パルプ 2部、水3部よりなるパルプ混合物を湿式造粒後、乾燥し平均粒径約5mmの消 臭パルプ顆粒状物を得た。次に、得られた消臭パルプ顆粒状物が約30重量%と なるよう市販のペット砂に混入しサンプルを得た。表1に評価結果を示す。
【0011】 実施例5 銅量3%の銅CMC2部、0.5%PC担持パルプ1部、古紙8部よりなるパ ルプ混合物をペレット状に加工し、サンプルを得た。表2に評価結果を示す。 実施例6〜7 実施例5の組成を表2に示すようにかえた以外は実施例5と同様の方法にてサ ンプルを得た。表2に評価結果を示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【図1】
【0015】
【図2】
【0016】
【図3】
【0017】
【図4】
【0018】
【図5】
【0019】
【考案の効果】
本考案のペット砂は速効性ある消臭効果及び抗菌効果を有する銅CMC及び銅 パルプ並びにフタロシアニン誘導体等の酵素類似反応を有する化合物担持パルプ より形成されるため、消臭速度が速く且つ永続性のあるペツト砂の提供が実現し たのである。 ペット飼育中のモニタ−へ本考案のペツト砂を提供しペット用砂として使用し てもらい、ペット砂の悪臭防止の効果を確認したところ、いずれにおいても消臭 効果が確認された。特に本考案のペット砂には消臭効果に持続がみられるとの報 告があった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の形状を示す簡略図である。
【図2】本考案の形態を示す簡略図である。
【図3】本考案の形態を示す簡略図である。
【図4】本考案のペット砂実施の一例を示す図である。
【図5】実施例の残存ガス濃度測定に用いた装置を示
す。
【符号の説明】
1 消臭パルプ顆粒状物 2 消臭パルプペレット状物 3 ペット砂(市販品) 4 古紙ペレット 5 消臭剤混入ペット砂 6 消臭剤混入紙ペレット 7 ペット砂入れ A デシケーター B テトラパック S サンプル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅カルボキシメチルセルロ−ス又は/及
    び銅パルプと金属フタロシアニン担持パルプを含む顆粒
    状物もしくはペレット状物のペット砂。
  2. 【請求項2】 銅カルボキシメチルセルロ−ス又は/及
    び銅パルプと金属フタロシアニン担持パルプを含む顆粒
    状物もしくはペレット状物を2〜80重量%含むペット
    砂。
  3. 【請求項3】 銅カルボキシメチルセルロ−ス又は/及
    び銅パルプ1〜40重量%と金属フタロシアニン担持パ
    ルプ1〜40重量%を、古紙または回収パルプと混合し
    た顆粒状物もしくはペレット状物のペット砂。
JP4684393U 1993-08-06 1993-08-06 ペット砂 Expired - Lifetime JP2585689Y2 (ja)

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JP4684393U JP2585689Y2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 ペット砂

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JPH0713133U true JPH0713133U (ja) 1995-03-07
JP2585689Y2 JP2585689Y2 (ja) 1998-11-25

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