JPH07131225A - テレビアンテナ - Google Patents

テレビアンテナ

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JPH07131225A
JPH07131225A JP5301160A JP30116093A JPH07131225A JP H07131225 A JPH07131225 A JP H07131225A JP 5301160 A JP5301160 A JP 5301160A JP 30116093 A JP30116093 A JP 30116093A JP H07131225 A JPH07131225 A JP H07131225A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VHFのローバンドとハイバンド及びUHF
の全ての受信の為に用いるテレビアンテナにおいて、V
HFのハイバンド及びUHFをアンテナの素子の全体を
使って高利得で受信できるようにする。 【構成】 第1の素子は、UHFの7/8波長であり、
全体がUHF用のアンテナとして作用する。しかも途中
に介設の延長コイルによりVHFのローバンドの1/4
波長となり、VHFのローバンド用のアンテナとして作
用する。第2の素子とそれを接続した第1の素子の中間
から先端までを合わせた長さはUHFの7/8波長であ
り、全体がUHF用のアンテナとして作用する。しかも
途中に介設の短縮コンデンサによりVHFのハイバンド
の1/4波長となり、全体がVHFのハイバンド用のア
ンテナとして作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVHFのローバンドとハ
イバンドの各テレビ信号及びUHFのテレビ信号の全て
の受信の為に用いるテレビアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】給電点に対して、長さがVHFのローバ
ンドの波長の1/4の長さの素子を接続し、上記素子に
おいて上記給電点からVHFのハイバンドの波長の1/
4の点にはVHF用のスタブを付設し、UHFの波長の
1/4の点にはUHF用のスタブを付設している(例え
ば特開平1−181305号公報参照)。このようなア
ンテナは、全体の長さが上記VHFのローバンドの波長
の1/4程度であって比較的小型であり、しかも上記給
電点においては、VHFのローバンドは勿論のこと、上
記スタブの付設によりVHFのハイバンド及びUHFに
も共振する為、それらのテレビ信号の受信も行うことが
出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のテレ
ビアンテナでは、VHFのハイバンド及びUHFのテレ
ビ信号の受信の場合、上記素子は何れも給電点から上記
スタブを付設した1/4波長の点までの部分のみが夫々
の電波の受信作用をし、その他の部分は何ら受信作用を
行わぬ為、それらのテレビ信号の受信利得が低く、従っ
て例えば良画質でのテレビ受信が強電界地域に限定され
る問題点があった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、上記VHFのハ
イバンド及びUHFのテレビ信号をアンテナの素子の全
体を使って高利得で受信できるようにしたテレビアンテ
ナを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明におけるテレビアンテナは、第1の給電点
と第2の給電点とを有し、上記第1の給電点には、長さ
がUHFのテレビ信号の波長の7/8倍の長さの第1の
素子を接続すると共に、該第1の素子において上記第1
の給電点から上記波長の1/4倍の箇所には、上記第1
の素子の電気的長さをVHFのローバンドのテレビ信号
の波長の1/4倍とする為の延長コイルを介設し、且つ
該延長コイルに対してはUHFのテレビ信号通過用の第
1のコンデンサを並列接続し、一方上記第2の給電点に
は第2の素子の一端を接続すると共に、該第2の素子の
他端は、UHFのテレビ信号通過用の第2のコンデンサ
を介して、上記第1の素子における上記延長コイルと素
子先端との間の中間部に接続し、上記第2の給電点から
第2の素子を経て第1の素子の先端に至るまでの長さは
上記UHFのテレビ信号の波長の7/8倍に構成すると
共に、上記第2のコンデンサは、第2の給電点から第1
の素子の先端までの電気的長さをVHFのハイバンドの
テレビ信号の波長の1/4倍にする値に選定したもので
ある。
【0006】
【作用】第1の素子は、延長コイルによりVHFのロー
バンドに対してその電気的長さが1/4波長となって共
振する為、VHFのローバンド用のアンテナとして作用
すると共に、UHFに対しては、その1/4波長と5/
8波長の2段のアンテナとして作用する。一方、第2の
給電点から第2の素子を経て第1の素子の先端までの部
分は、第2のコンデンサによりVHFのハイバンドに対
してその電気的長さが1/4波長となって共振する為、
VHFのハイバンド用のアンテナとして作用すると共
に、UHFに対してはその波長の7/8倍の長さのアン
テナとして作用する。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1は自動車用アンテナの使用状態を示すもので、
1は自動車、2は一例として雨樋に取付けた自動車用ア
ンテナを示す。トランクに取付ける場合もある。上記ア
ンテナ2を詳細に示す図2乃至図4について説明する。
アンテナ2は自動車に対する着脱を容易にするために、
自動車に取り付けるベース3とそのベース3に着脱自在
なアンテナ本体4との2要素で構成してある。先ずベー
ス3について説明する。5は自動車に対する取付を行う
ための周知の取付具、6はベース本体で、両者は、自動
車に対する取付具5の取付状態が傾いた状態となって
も、ベース本体6を真っ直ぐな状態に出来るよう枢着具
7例えばねじ棒でもって枢着してある。上記取付具5は
例えば板金をプレスして形成されたものであり、8は自
動車の雨樋或いはトランク蓋に対する取付部、9はベー
ス本体6との連結片を示す。
【0008】次に上記ベース本体6を詳細に示す図4、
5、7について説明する。ベース本体6は、夫々絶縁性
の硬質成形材料例えばプラスチック材料でもって形成さ
れた下側の第1要素11と上側の第2要素12とから構成さ
れ、両者は上記取付具5との連結の為の連結子13と共に
結合具14例えばビスによって一体化してある。16はベー
ス3の上面に具備させた受溝で、第2要素12に凹設して
ある。該受溝16はアンテナ本体4の差込条を側方より差
込むために側方の一端17を開口させてある。18は受溝16
の両側面に備えさせたアンテナ本体4の浮き上がり防止
用の凸状の係止条である。20は受溝16の底面に設けた係
止爪で、上記底面に設けられた透孔21からの出没を自在
に設けてある。上記係止爪20の出没自在の構成は、図8
に示すように例えば係止爪20と一体に形成した被ガイド
部22をガイド筒23によって上下にスライド自在に保持し
てあり、係止爪20自体も透孔21の孔縁によって上下にガ
イドしてある。24は係止爪20を突出方向に付勢するため
の付勢部材で、一例として円錐コイルばねを用いてあ
る。尚係止爪20の飛び出しを防止するために、透孔21の
孔縁をストッパとして利用し、そこに係止爪20に備えた
係合部25を係合させてある。26は後述の差込条の差込に
よって係止爪20を没入操作する為の案内面で、受溝16の
開口端17の側を向く斜面に構成してある。27は次に述べ
る解除機構30との連繋用の連繋片で、係止爪20と一体形
成してある。尚上記係止爪20の配設位置は、後述のよう
に受溝16に対して差込条51を差込む場合、その差込が充
分に行われた状態において差込条51による係止爪20の没
入操作が行われるよう奥部に配設してある。この奥部と
は、上記係止爪20の没入操作が開始される場合に差込条
51はその直進性が保たれる程度の深さに差込が行われて
いる深さを言い、例えば受溝16の差込方向の深さの約半
分以上の部分を言う。なお上記係止爪20は受溝16の内側
面において出没自在に設けても良い。
【0009】次に解除機構30を示す図10について説明
する。尚図7、8においては図の輻輳を防ぐために解除
機構の図示を省略してある。31は解除体で、図の横方向
に例えばガイド部32,33に案内されて移動自在にしてあ
る。34は押下部で、図示の如き斜面に形成され、上記連
繋片27と対向させてある。35は連繋片27の自由な上下動
を許すための欠如部である。36は解除体31に取付けた解
除操作用のボタンである。次に図5に示す37,38はアン
テナ本体4から受信信号を受け取る為の受端子で、図7
の如く座39に跨座させてある。40は一端を上記受端子3
7,38に接続した給電線で、他端は自動車車内の受信機
に接続される。
【0010】次にアンテナ本体4を示す図2について説
明する。該アンテナ本体4はアンテナ基部43と、アンテ
ナ先部44とから構成され、前者の上部43aに対して後者
の元部44aを、アンテナ先部44をアンテナ基部43の側面
への添え付けを可能に二つ折り状に折り曲げ自在に連結
してある。アンテナ基部43の長さL1はアンテナ先部44
の長さL2にほぼ対応する長さに形成してある。例えば
各々の長さL1,L2は、二つ折りによるアンテナ本体
4の短小化の効果が大きく、且つ二つ折り状態におい
て、弱体なアンテナ先部44の全長が丈夫なアンテナ基部
43によって保護されるよう、L1がL2よりもやや大き
い程度のほぼ同等の長さとしてある。上記アンテナ基部
43は丈夫な構成となるよう箱状に形成され、例えば図2
の(B)に示す四周の壁面47〜50は、上記アンテナ先部
44に比較して丈夫に構成してある。そのためには、上記
壁面の構成材料として硬質のものを用いたり、厚みを大
きくしたりする等の方法を採ることが出来る。上記アン
テナ基部43は符号45,46で示すように例えば2要素を合
着させて構成する。それらの要素の構成材料は、後述の
ように電波の受信のための部材を内蔵する目的から夫々
電波を透過する材料例えばプラスチック材料で形成す
る。
【0011】次にアンテナ本体4の下部の構成を示す図
4、6、7について説明する。51はアンテナ本体4の下
端に備えさせた差込条で、上記受溝16への開口端17から
の差込が可能なよう受溝16の断面形状に対応した断面形
状に構成してある。52は差込条51の両外側面に前記係止
条18に対応して形成した係合溝である。係止条18と係合
溝52との関係は相対的であり、受溝16の両内側面に係合
溝を具備させ、差込条51の両外側面に係止条を具備させ
ても良い。53は上記係止爪20との係合のために、係止爪
20の位置に対応して差込条51の下面に形成した係合凹部
である。係止爪20を受溝16の内側面に備える場合には、
該凹部53も差込条51の外側面に設ける。54,55はアンテ
ナ本体4の底部に備えた夫々第1及び第2の給電点で、
前記受端子37,38との接続のために各々の一部をアンテ
ナ本体4の下面に露出させて接続端子54a,55aとしてあ
る。
【0012】次にアンテナ先部44の構成を示す図2につ
いて説明する。該アンテナ先部44は自動車の走行時にお
ける風の抵抗を小さくするために細い線状に形成してあ
る。57は基材で、素子体58の保持のためのものである。
素子体58は、機械的には細い形状のままで電気的には板
状の素子と同等となって受信帯域幅が拡大されるよう、
二つの素子片59,59を平行に並べて構成してある。両素
子片59の先端相互は機械的な一体化のために、絶縁材料
製の連結体65で連結してある。上記素子片59は例えば柔
軟性を持たせるために図14に示すように構成してあ
る。60は受信用の素子として電気的に作用する線状導電
体で、柔軟性を保持した状態での屈曲が自在で且つ屈曲
状態でも電気的な長さが変わらぬよう、例えば細い導電
性の線材でもって構成した芯62(図示の如く複数本が束
になっていても或いは1本の構成でも良い)の周囲を、
導電性の細い線材で構成したコイル体63で包囲して構成
してある。64は耐候性向上のための被覆材で、例えばポ
リエチレンである。
【0013】次にアンテナ基部43とアンテナ先部44との
連結部を示す図11〜13について説明する。この部分
は、両者間での電気的な接続を維持した状態で両者を屈
曲可能にするよう以下のように構成してある。アンテナ
基部43の上部に備えた枢支部67とアンテナ先部44の基材
57に備えた枢着用の腕部68,69とは、枢着具として例示
するボルト70で枢連結してある。ボルト70の先端は腕部
69に備えた(例えばインサート)ナット部材71と螺合さ
せてある。72はウエーブワッシャである。74は腕部69の
内面に備えた通電部材で、例えば導電性の良好な金属材
料で形成される。75は通電部材74と素子片59の線状導電
体60とを電気接続するための接続体で、通電部材74と一
体形成してある。76は枢支部67における腕部69側の空所
67aに位置させたもう一つの通電部材で、上記通電部材
74に対接させてあり、そこでの保持のために、一体形成
の止め片76aを枢支部67に備えた止め部67bに止着して
ある。77は後述の素子要素接続用の接続端子である。78
は上記通電部材76を通電部材74に両者の電気的接続のた
めに押し付ける押付部材で、例えばコイルばねが用いて
ある。このような構成により、アンテナ先部44はアンテ
ナ基部43に対し、枢着具70を軸として屈曲自在であり、
しかもどのような屈曲状態においても通電部材76が通電
部材74に押し付けられて両者間での良好な電気的導通状
態が保たれる。尚、導電部材76に設けた波形の凹凸状の
歯形98と導電部材74に設けた波形の凹凸状の歯形99と
は、押付部材78による押し付けによって噛み合うように
なっている。アンテナ先部44を図2の矢印97方向に調整
する場合、歯形99が歯形98に係脱しながら横滑りして通
電部材76に対し通電部材74が回動する為、アンテナ基部
43に対するアンテナ先部44の回動は段階的な感触となる
(クリック感がある)。調整完了状態では、歯形98,99
が噛み合い、アンテナ基部43に対してアンテナ先部44が
不用意に下がらぬようにその位置を保持させる。
【0014】次に上記自動車用アンテナ2においてアン
テナとしての電気的作用を行う部材の構成を示す図15
について説明する。81は第1の素子要素で、導電性の線
材例えば通常の被覆銅線をもって構成してあり、一端を
第1の給電点54に、他端を接続端子77に夫々接続してあ
る。82はVHFのローバンドに対する延長コイル83とU
HFのテレビ信号の通過用の第1のコンデンサ84とから
構成される並列共振回路で、第1の素子要素81におい
て、給電点54から上記UHFのテレビ信号の波長の1/
4の箇所に介設してある。85は第2の素子要素で、一端
は第2の給電点55に、他端はUHFのテレビ信号通過用
の第2のコンデンサ86を介して接続端子77に夫々接続し
てある。上記第2のコンデンサ86はVHFのハイバンド
に対して電気的に波長短縮作用をするもので短縮コンデ
ンサとも称する。
【0015】次に図16は上記自動車用アンテナ2の電
気的構成を示すもので、91は第1の素子を示し、上記第
1の素子要素81と素子片59における線状導電体60とで構
成されており、その長さは、給電点54から延長コイル83
までの長さL3が上記したように上記UHFの波長の1
/4倍、その先の部分の全体の長さL4がUHFの波長
の5/8倍となっており、全体としての長さL5は上記
波長の7/8倍となっている。実寸ではL3が110m
m、L3とL4を加えた全体の長さL5が400mmと
なっている。延長コイル83の値は、上記第1の素子91の
電気的長さをVHFのローバンドの波長のほぼ1/4倍
にする値に選定してある。92は第2の素子で、上記第2
の素子要素82をもって構成してある。第2の給電点55か
ら該第2の素子92を経て第1の素子91の先端91aに至る
までの長さL6は、上記UHFの波長の7/8倍として
あり、上記短縮コンデンサ86の値は、上記長さL6の部
分の電気的長さをVHFのハイバンドの波長のほぼ1/
4倍にする値に選定してある。上記第1の素子91におい
て、第1の給電点54から第2の素子92がコンデンサ86を
介して接続された中間部74,76までの長さL7は例えば
上記長さL5の半分よりもやや長い220mmである。
この中間部の位置は、前記アンテナ基部43とアンテナ先
部44との二つ折りの構成の為に定まるものであり、アン
テナとしての電気的作用のためには上記の位置よりも延
長コイル83に寄った側の位置或いは先端91aに寄った側
の位置に定めても良い。
【0016】上記構成のものにあっては、図1の如き使
用中においては上記の各素子で受信されたVHFのロー
バンド及びハイバンドのテレビ信号やUHFのテレビ信
号は、接続端子54a,54bから受端子37,38に与えら
れ、給電線40を通して自動車の車内の受信機に引き込ま
れる。受信機においては、各受端子37,38から到来する
信号の内、強度的あるは質的に良好なものをダイバーシ
ティーアンテナで知られている如く適宜選択しテレビ受
信に用いる。この場合アンテナ先部44を図2の矢印97の
如く上下に動かして感度が大きくなるように調節すると
良い。
【0017】自動車を洗車機で洗車する場合や路上駐車
する場合、アンテナ本体4をベース3から外し、破損や
盗難を防止する。外し方は、図10の(B)の如く両側
の操作ボタン36を押し込むと、解除体31の押下部34によ
って連繋片27が押し下げられるため、係止爪20が図の如
く透孔21内に没入し、係合凹部53との係合が解ける。こ
の状態で、他方の手によりアンテナ本体4を図8の矢印
95方向に移動させれば、差込条51が受溝16から抜け、ア
ンテナ本体4をベース3から分離することが出来る。こ
のようにして外したアンテナ本体4は図17の如く二つ
折りに折り畳んで小型化し、例えば上着のポケット96に
入れて邪魔にならぬようにすることが出来る。この場
合、図17、18から明らかなように線状で弱体なアン
テナ先部44は箱状で丈夫なアンテナ基部43に寄り添った
状態となっているため、アンテナ先部44の素子片59が大
きい外力によって図17に破線で示す如く撓まされて
も、それはアンテナ基部43に接触する状態まで弾力的な
復元が可能な範囲で変形するのみで、それ以上の大きな
変形が防止され、破損に至ることを防止する。
【0018】次に上記アンテナ本体4をベース3に再装
着する場合は、先ず図9の(A)に示すように、差込条
51の先端51aを受溝16の開口端17に宛がい、係止条18の
延長線上に係合溝52を位置させる。この場合、図の如く
先端51aを受溝16の底面16a上に乗せ、そこを支点にし
て、係止条18の延長線上に係合溝52を位置させる操作を
行えるため、操作が容易である。次にアンテナ本体4を
ベース3に対して図9の(B)の矢印の如く進め、差込
条51を受溝16に差込む。差込が充分に深くなると差込条
51の先端51aが係止爪20に到達するに至る。そうなって
もそのまま差込操作を継続する。すると斜面26によって
係止爪20はばね24の付勢力に抗して押し下げられ、やが
て図8の如く差込が完了すると係止爪20は上昇して係合
凹部53に係合し、差込条51が受溝16から抜けることを防
止する状態となる。尚係止爪20は受溝16の奥部に設けて
あるから、上記のように差込条51が係止爪20を押し下げ
る場合、差込条51は受溝16に既に深く入り込んで、係止
条18と係合溝52とによる差込条51の真っ直ぐな進行が案
内される状態となっているため、操作者は単に差込を深
めることに専念すれば良く、操作が容易である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、第1
の素子91は、VHFのローバンドに対しては、延長コイ
ル83によってその電気的長さがVHFのローバンドの波
長の1/4倍となっており、且つUHFに対してはその
波長の7/8倍の長さになっており、一方、第2の給電
点55から第2の素子92を経て第1の素子91の先端91aま
では、VHFのハイバンドに対しては、第2のコンデン
サ86によってその電気的長さがVHFのハイバンドの波
長の1/4倍となっており、且つUHFに対してはその
波長の7/8倍の長さになっているから、テレビ電波の
受信の場合、VHFのローバンドの信号、及びハイバン
ドの信号、更にUHFの信号の何れにも共振して、それ
らのどれでも受信できる特長がある。
【0020】しかも上記VHFのハイバンドの受信の場
合、第2のコンデンサ86による電気的な波長短縮作用に
よってって上記波長の1/4倍となっているものである
から、空間的には上記波長の1/4倍よりも長い範囲の
全体を使って、即ち第2の給電点55から第2の素子92を
経て第1の素子91の先端91aに至るまでの全体を使っ
て、それだけ多くの電波を受信でき、その分高い利得を
得ることが出来る特長がある。
【0021】又UHFの受信の場合においては、第1の
素子91において第1の給電点54から1/4波長の箇所に
延長コイル83と第1のコンデンサ84を介設しているの
で、第1の素子91はUHFに対して1/4波長と5/8
波長の2段のアンテナとして作用し、一方第2の給電点
55から第2の素子92を経て第1の素子91の先端91aまで
は7/8波長のアンテナとして作用するので、何れも素
子の全体を使って、それだけ多くの電波を受信でき、そ
の分高い利得を得ることが出来る特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す斜視図。
【図2】(A)はアンテナ本体の斜視図、(B)は
(A)におけるII−II線断面図。
【図3】ベースとアンテナ本体下部とを示す側面図。
【図4】ベースとアンテナ本体下部との関係を示す斜視
図。
【図5】ベースの平面図。
【図6】アンテナ本体下部の斜視図。
【図7】図5、6におけるVII−VII線位置の断面図。
【図8】図5におけるVIII−VIII線位置の断面図。
【図9】(A)、(B)は受溝に対する差込条の差込過
程を示す断面図。
【図10】(A)は図5におけるX−X線位置の断面
図、(B)は解除操作用のボタンを押し込んだ状態を示
す同様の断面図。
【図11】アンテナ基部とアンテナ先部との連結部の構
造を示す断面図。
【図12】アンテナ基部とアンテナ先部との連結部の斜
視図。
【図13】アンテナ基部とアンテナ先部との連結部の分
解斜視図。
【図14】素子片の構造を示す一部破断斜視図。
【図15】アンテナとしての電気的作用を行う部材の構
成を示す斜視図。
【図16】アンテナの電気的構成を示す図。
【図17】アンテナ本体を二つ折り状に折り曲げた状態
を示す側面図。
【図18】図17においてアンテナ本体を矢印XVIII方
向から見た状態を示す図。
【符号の説明】
54 第1の給電点 55 第2の給電点 83 延長コイル 84 第1のコンデンサ 86 第2のコンデンサ 91 第1の素子 92 第2の素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の給電点と第2の給電点とを有し、
    上記第1の給電点には、長さがUHFのテレビ信号の波
    長の7/8倍の長さの第1の素子を接続すると共に、該
    第1の素子において上記第1の給電点から上記波長の1
    /4倍の箇所には、上記第1の素子の電気的長さをVH
    Fのローバンドのテレビ信号の波長の1/4倍とする為
    の延長コイルを介設し、且つ該延長コイルに対してはU
    HFのテレビ信号通過用の第1のコンデンサを並列接続
    し、一方上記第2の給電点には第2の素子の一端を接続
    すると共に、該第2の素子の他端は、UHFのテレビ信
    号通過用の第2のコンデンサを介して、上記第1の素子
    における上記延長コイルと素子先端との間の中間部に接
    続し、上記第2の給電点から第2の素子を経て第1の素
    子の先端に至るまでの長さは上記UHFのテレビ信号の
    波長の7/8倍に構成すると共に、上記第2のコンデン
    サは、第2の給電点から第1の素子の先端までの電気的
    長さをVHFのハイバンドのテレビ信号の波長の1/4
    倍にする値に選定したことを特徴とするテレビアンテ
    ナ。
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