JPH0713115A - 洗浄液中の液晶分離方法 - Google Patents
洗浄液中の液晶分離方法Info
- Publication number
- JPH0713115A JPH0713115A JP15886593A JP15886593A JPH0713115A JP H0713115 A JPH0713115 A JP H0713115A JP 15886593 A JP15886593 A JP 15886593A JP 15886593 A JP15886593 A JP 15886593A JP H0713115 A JPH0713115 A JP H0713115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- liquid
- washing
- tank
- cleaning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗浄液に混入された液晶を容易に分離除去す
ることが可能な洗浄液中の液晶分離方法を提供しようと
するものである。 【構成】 液晶が混入された洗浄液を濾過部材に通過さ
せて前記液晶を分離除去することを特徴としている。
ることが可能な洗浄液中の液晶分離方法を提供しようと
するものである。 【構成】 液晶が混入された洗浄液を濾過部材に通過さ
せて前記液晶を分離除去することを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶が付着された被洗
浄物を洗浄した後の廃棄される洗浄液中に混入される液
晶を分離する方法に関する。
浄物を洗浄した後の廃棄される洗浄液中に混入される液
晶を分離する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術および課題】従来、液晶表示装置のガラス
基板のような液晶が付着した被洗浄物はトリエタン、フ
ロンのような有機溶剤により洗浄されている。しかしな
がら、フロンのような有機溶剤はそのまま廃棄できない
ばかりか、洗浄後の洗浄液中には液晶が溶け込んでいる
ため、使用済みの洗浄液は公害対策基本法の規制により
そのまま廃棄処理できず、廃液処理業者に委ねなければ
ならず、処理コストが高くなるという問題があった。
基板のような液晶が付着した被洗浄物はトリエタン、フ
ロンのような有機溶剤により洗浄されている。しかしな
がら、フロンのような有機溶剤はそのまま廃棄できない
ばかりか、洗浄後の洗浄液中には液晶が溶け込んでいる
ため、使用済みの洗浄液は公害対策基本法の規制により
そのまま廃棄処理できず、廃液処理業者に委ねなければ
ならず、処理コストが高くなるという問題があった。
【０００３】このようなことから、洗剤を水系で溶解し
た洗浄液を用いて液晶が付着した被洗浄物を洗浄するこ
とが行われている。しかしながら、洗浄後の洗浄液中に
は液晶が含まれているため、使用済みの洗浄液は同様に
そのまま廃棄処理できないという問題があった。本発明
は、洗浄液に混入された液晶を容易に分離除去すること
が可能な洗浄液中の液晶分離方法を提供しようとするも
のである。
た洗浄液を用いて液晶が付着した被洗浄物を洗浄するこ
とが行われている。しかしながら、洗浄後の洗浄液中に
は液晶が含まれているため、使用済みの洗浄液は同様に
そのまま廃棄処理できないという問題があった。本発明
は、洗浄液に混入された液晶を容易に分離除去すること
が可能な洗浄液中の液晶分離方法を提供しようとするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶が混入さ
れた洗浄液を濾過部材に通過させて前記液晶を分離除去
することを特徴とする洗浄液中の液晶分離方法である。
前記濾過部材としては、例えば限外濾過膜等を用いるこ
とができる。
れた洗浄液を濾過部材に通過させて前記液晶を分離除去
することを特徴とする洗浄液中の液晶分離方法である。
前記濾過部材としては、例えば限外濾過膜等を用いるこ
とができる。
【０００５】
【作用】本発明によれば、液晶が混入された洗浄液を濾
過部材に通過させて前記液晶を分離除去することによっ
て、液晶を殆ど含まないか、または全く含まない洗浄液
を得ることができる。その結果、回収された洗浄液は新
鮮な洗浄液と共に循環使用できる。また、回収された洗
浄液はＢＯＤを規制値以下にすることによりそのまま廃
棄することができる。
過部材に通過させて前記液晶を分離除去することによっ
て、液晶を殆ど含まないか、または全く含まない洗浄液
を得ることができる。その結果、回収された洗浄液は新
鮮な洗浄液と共に循環使用できる。また、回収された洗
浄液はＢＯＤを規制値以下にすることによりそのまま廃
棄することができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１を参照して詳細
に説明する。まず、発振器１により振動される振動子２
が底部に配置され、７〜８％の洗剤水溶液からなる洗浄
液３が収容された洗浄槽４内に被洗浄物、例えば液晶が
付着されたガラス基板５を浸漬する。つづいて、前記振
動子２を振動させて超音波と前記洗浄液３の洗剤による
洗浄力とにより前記ガラス基板５の表面に付着した液晶
を洗い落とす。液晶が混入された洗浄液は、前記洗浄槽
４の上部側壁に取着された環状受け部６にオーバーフロ
ーされ、配管を通して液晶濃縮槽７に移送される。ポン
プ８を駆動することにより、前記濃縮槽７内の溶液は限
外濾過膜９に圧送され、ここで前記溶液中でエマルジョ
ン化された液晶成分とほぼ純粋な洗浄液とに分離され
る。液晶成分混入溶液は、バルブ１０が介装された配管
を通して前記濃縮槽７に返送され、濾過された清浄な洗
浄液は配管を通して前記洗浄槽４内に返送される。な
お、前記洗浄工程において新鮮な洗浄液が洗浄槽４内に
別の配管を通して補給される。また、限外濾過膜９で処
理された液晶成分混入溶液を前記液晶濃縮槽７に返送す
る工程において前記濃縮槽７内の液晶濃度が高くなる
と、前記濃縮槽７の底部に連結されたドレイン配管のバ
ルブ１１が開放され、高濃度の液晶成分混入溶液が外部
に排出される。
に説明する。まず、発振器１により振動される振動子２
が底部に配置され、７〜８％の洗剤水溶液からなる洗浄
液３が収容された洗浄槽４内に被洗浄物、例えば液晶が
付着されたガラス基板５を浸漬する。つづいて、前記振
動子２を振動させて超音波と前記洗浄液３の洗剤による
洗浄力とにより前記ガラス基板５の表面に付着した液晶
を洗い落とす。液晶が混入された洗浄液は、前記洗浄槽
４の上部側壁に取着された環状受け部６にオーバーフロ
ーされ、配管を通して液晶濃縮槽７に移送される。ポン
プ８を駆動することにより、前記濃縮槽７内の溶液は限
外濾過膜９に圧送され、ここで前記溶液中でエマルジョ
ン化された液晶成分とほぼ純粋な洗浄液とに分離され
る。液晶成分混入溶液は、バルブ１０が介装された配管
を通して前記濃縮槽７に返送され、濾過された清浄な洗
浄液は配管を通して前記洗浄槽４内に返送される。な
お、前記洗浄工程において新鮮な洗浄液が洗浄槽４内に
別の配管を通して補給される。また、限外濾過膜９で処
理された液晶成分混入溶液を前記液晶濃縮槽７に返送す
る工程において前記濃縮槽７内の液晶濃度が高くなる
と、前記濃縮槽７の底部に連結されたドレイン配管のバ
ルブ１１が開放され、高濃度の液晶成分混入溶液が外部
に排出される。
【０００７】このような液晶が混入された洗浄液の分離
において１０００００ｐｐｍ濃度の液晶が混入された溶
液を前記限外濾過膜９を通して分離すると、濾過された
洗浄液には約１．５ｐｐｍの液晶成分しか確認されなか
った。また、洗浄液の洗剤濃度は初期濃度（７〜８％）
と殆ど変化せず、前記洗浄槽４内に返送して再使用して
も洗浄力等の点で全く支障がなく、前記ガラス基板５を
良好に洗浄するこことができた。
において１０００００ｐｐｍ濃度の液晶が混入された溶
液を前記限外濾過膜９を通して分離すると、濾過された
洗浄液には約１．５ｐｐｍの液晶成分しか確認されなか
った。また、洗浄液の洗剤濃度は初期濃度（７〜８％）
と殆ど変化せず、前記洗浄槽４内に返送して再使用して
も洗浄力等の点で全く支障がなく、前記ガラス基板５を
良好に洗浄するこことができた。
【０００８】したがって、本実施例の洗浄液中の液晶分
離方法によれば洗浄槽４内に常に純粋の洗浄液を供給で
き、しかも液晶濃縮槽７で液晶成分の回収を行うことが
できるため、洗浄液の管理および液晶の回収を効果的に
行うことができる。
離方法によれば洗浄槽４内に常に純粋の洗浄液を供給で
き、しかも液晶濃縮槽７で液晶成分の回収を行うことが
できるため、洗浄液の管理および液晶の回収を効果的に
行うことができる。
【０００９】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係わる洗
浄液中の液晶分離方法によれば、洗浄液に混入された液
晶を容易に分離除去して、洗浄液の再使用、液晶の回収
等を図ることができ、ひいてはランニングコストの低
減、廃液処理コストの低減を達成できる等顕著な効果を
奏する。
浄液中の液晶分離方法によれば、洗浄液に混入された液
晶を容易に分離除去して、洗浄液の再使用、液晶の回収
等を図ることができ、ひいてはランニングコストの低
減、廃液処理コストの低減を達成できる等顕著な効果を
奏する。
【図１】本発明の実施例におけるガラス基板の洗浄液、
洗浄液中の液晶分離・回収を説明するための概略図。
洗浄液中の液晶分離・回収を説明するための概略図。
２…振動子、４…洗浄槽、５…ガラス基板、７…液晶濃
縮槽、８…ポンプ、９…限外濾過膜。
縮槽、８…ポンプ、９…限外濾過膜。
Claims (1)
- 【請求項１】 液晶が混入された洗浄液を濾過部材に通
過させて前記液晶を分離除去することを特徴とする洗浄
液中の液晶分離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15886593A JPH0713115A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 洗浄液中の液晶分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15886593A JPH0713115A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 洗浄液中の液晶分離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0713115A true JPH0713115A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15681094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15886593A Pending JPH0713115A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 洗浄液中の液晶分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713115A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7950254B2 (en) * | 2004-05-17 | 2011-05-31 | The Procter & Gamble Company | Method and system for washing |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15886593A patent/JPH0713115A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7950254B2 (en) * | 2004-05-17 | 2011-05-31 | The Procter & Gamble Company | Method and system for washing |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4104164A (en) | Device for treating waste water | |
| JP3290556B2 (ja) | 浸漬型膜カートリッジの洗浄方法 | |
| JP3379512B2 (ja) | 洗浄装置、洗浄方法および液晶装置の製造方法 | |
| JPH0713115A (ja) | 洗浄液中の液晶分離方法 | |
| JP3290558B2 (ja) | 浸漬型膜カートリッジの洗浄方法 | |
| JP3178977B2 (ja) | 膜エレメントの洗浄方法 | |
| JPH0592109A (ja) | 懸濁粒子を含む液の濾過方法 | |
| JPH09213608A (ja) | フォトレジスト塗布方法およびその装置 | |
| JPH09299767A (ja) | 水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法及びその装置 | |
| JPH08206472A (ja) | ろ過膜洗浄方法 | |
| JP3374983B2 (ja) | ワーク洗浄装置 | |
| JP2001205202A (ja) | 洗浄装置及びこれを用いた洗浄方法 | |
| JP3453695B2 (ja) | 油水分離装置 | |
| JPH0639375A (ja) | 排水処理装置 | |
| JPH07100447A (ja) | クローズドシステム脱脂洗浄方法 | |
| JP2004130205A (ja) | オゾン含有水を用いたろ過膜の逆洗方法および逆洗装置 | |
| JP3060351U (ja) | ワイヤー加工機で使用するフィルターの洗浄装置 | |
| JPS594481A (ja) | 洗浄装置 | |
| JPH11347380A (ja) | 製紙排水透過処理用膜分離装置の膜の洗浄方法 | |
| JP2005007324A (ja) | 分離膜モジュールの洗浄方法 | |
| JP2928683B2 (ja) | ドライクリーニング機の溶剤浄化装置 | |
| JPS6233589A (ja) | 界面活性剤を含む含油廃水処理方法 | |
| JP2001075069A (ja) | 洗浄装置、洗浄方法および液晶装置の製造方法 | |
| JPS582411Y2 (ja) | 「ろ」過装置 | |
| JPH09271794A (ja) | 膜分離活性汚泥処理槽における膜分離モジュ−ルの洗浄方法 |