JP2928683B2 - ドライクリーニング機の溶剤浄化装置 - Google Patents

ドライクリーニング機の溶剤浄化装置

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JP2928683B2
JP2928683B2 JP4141536A JP14153692A JP2928683B2 JP 2928683 B2 JP2928683 B2 JP 2928683B2 JP 4141536 A JP4141536 A JP 4141536A JP 14153692 A JP14153692 A JP 14153692A JP 2928683 B2 JP2928683 B2 JP 2928683B2
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JP
Japan
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solvent
tank
valve
passage
cleaning machine
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正樹 中井
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FUJI SHARYO KK
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドライクリーニング
機の溶剤浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】ドライクリーニング機において
は、溶剤に汚れやゴミ等の不純物が混入していると、洗
浄能力が低下するため、それらを常時取り除いて溶剤を
浄化する必要がある。
【0003】従来、このような溶剤を浄化する方法とし
ては、溶剤の循環経路に設けた遠心フィルタを利用する
方法と、同じく循環経路に設けたカートリッジフィルタ
を利用する方法とが一般に知られている。
【0004】遠心フィルタは、フィルタ面にけいそう土
を利用するため、使用済みのけいそう土は廃棄物として
多量に処理しなければならず、その廃棄処理作業に著し
い手間を要する問題がある。
【0005】一方、カートリッジフィルタの場合は、フ
ィルタ自身が使い捨てにされて廃棄物となるため、廃棄
物量が上記遠心フィルタと同様に多くなり、廃棄処理作
業に大変な手間と労力を要する問題がある。
【0006】上記の問題を解決するために、一般に溶剤
の循環経路に蒸留器を設ける方法がある。この方法によ
れば、汚れた溶剤を蒸留器に設けた加熱手段で沸騰さ
せ、不純物と溶剤とに分離するようにしているため、蒸
留器内に残留する不純物のみを廃棄物として処理するだ
けでよく、廃棄処理作業の簡易化を図ることができる。
【0007】ところが、上記蒸留器を用いる方法におい
ては、汚れた溶剤を多量に蒸留するため、蒸留器への熱
の供給量(一般に蒸気消費量)が非常に多く必要とな
る。また、不純物を取り除くことにより、溶剤中に溶解
しているソープ分も同時に取り除かれるため、ソープの
使用量が多くなり廃棄物が多くなる。したがって溶剤浄
化に対するランニングコストが高くなる不具合がある。
【0008】そこで、この発明の課題は、溶剤浄化に対
するランニングコストの低減を図ることを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、バスケットに送り込まれる溶剤をポン
プにより循環させるようにした循環経路に、上記ポンプ
の吸込側に溶剤タンクを接続し、吐出側に使用後の溶剤
を再利用するための沈澱槽を接続し、その沈澱槽の下部
出口と、蒸留器とを、第1開閉弁を連結する第1通路で
接続し、上記沈澱槽の下部出口と第1開閉弁との間の
1通路より分岐した第2通路を上記循環経路に接続さ
れた溶剤タンクに接続し、上記第2通路に第2開閉弁を
設け、前記沈澱槽内の溶剤の排出に際し、第1開閉弁と
第2開閉弁とを交互に開閉させるようにした構成を採用
したのである。
【0010】
【作用】上記の構成では、汚れた溶剤を沈澱槽内に一定
時間放置することにより、溶剤が、清浄な溶剤と不純物
を含む溶剤とに比重分離する。この不純物を含む溶剤は
第1開閉弁を開けて蒸留器内に送り込んで蒸留し、一方
清浄な溶剤は、不純物を含む溶剤を蒸留器内に排出した
後、第1開閉弁を閉じ、第2開閉弁を開けて溶剤タンク
内に送り込む。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図において、1は溶剤タンク、2はバスケ
ット、3はポンプ、4はボタントラップであり、溶剤タ
ンク1からバスケット2に汲み揚げられた溶剤はバスケ
ット2→ボタントラップ4→ポンプ3→バスケット2を
結ぶ循環経路5を循環して被洗浄物の洗浄を行なう。
【0013】上記循環経路5の途中には、開閉弁6を介
して沈澱槽7が設けられている。
【0014】沈澱槽7は、じょうご形に形成され、内部
には沈澱槽7内に供給される溶剤中の不純物の沈澱速度
を速める複数の傾斜状じゃま板7aが上下方向に設けら
れている。その沈澱槽7の下部に設けた出口8と、蒸留
器9とを第1開閉弁10を有する第1通路Aで接続して
いる。また、上記出口8と第1開閉弁10間には、第2
開閉弁11を有する第2通路Bの一端が連結して設けら
れ、その他端は溶剤タンク1に接続されている。
【0015】上記蒸留器9は、底部に加熱器具12を備
え、供給された溶剤を加熱して蒸留するようになってお
り、その蒸留器9に接続された溶剤通路13が、コンデ
ンサ14と水分離器15を介して溶剤タンク1に接続さ
れている。
【0016】この実施例は、上記のような構成であり、
バスケット2で洗浄に用いられた溶剤は、ポンプ3によ
って沈澱槽7に供給され、一定時間放置することによ
り、下部に比重の重い不純物が混入する溶剤aと、中部
に清浄な溶剤bと、上部に比重の軽い不純物が混入する
溶剤cとに分離される。このように分離された溶剤a、
b、cにおいては、下部に位置する溶剤aは第1開閉弁
10を一定時間開けて蒸留器9内に送り込む。また、中
部に位置する清浄な溶剤bは、第1開閉弁10を閉じた
後、第2開閉弁11を一定時間開けて溶剤タンク1内に
送り込まれ、再利用される。上部の溶剤cは、下部、中
部の溶剤の排出後、槽7内に残留させるが、上記浄化作
業を繰り返し行う途中において定期的に蒸留器9へ排出
して蒸留する。
【0017】上記蒸留器9内に送り込まれた溶剤は、加
熱器具12により蒸留され、不純物から溶剤成分が取除
かれ、不純物だけが蒸留器9内に残留する。このように
して蒸留器9内に堆積される不純物のみが廃棄物として
処理される。
【0018】
【効果】以上のように、この発明は、沈澱槽において汚
れた溶剤を清浄な溶剤と不純物の混入する溶剤とに分離
し、清浄な溶剤は溶剤タンクに送り込んで再利用し、不
純物の混入した溶剤のみを蒸留器に送り込むようにした
ので、蒸留器内に送り込まれる溶剤の量が少なくなり、
そのため蒸留に必要な熱の供給を少なくすることがで
き、全ての溶剤を蒸留器に導いて蒸留処理する場合と比
較してランニングコストを低減させることができる。ま
た、蒸留時間が短縮されるため、効率のよい溶剤浄化を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す回路図
【図2】同上の要部を拡大して示す回路図
【符号の説明】
1 溶剤タンク 5 循環経路 7 沈澱槽 8 出口 9 蒸留器 10 第1開閉弁 11 第2開閉弁 A 第1通路 B 第2通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 43/08 B01D 3/00 B01D 21/01

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスケットに送り込まれる溶剤をポンプ
    により循環させるようにした循環経路に、上記ポンプの
    吸込側に溶剤タンクを接続し、吐出側に使用後の溶剤を
    再利用するための沈澱槽を接続し、その沈澱槽の下部出
    口と、蒸留器とを、第1開閉弁を連結する第1通路で接
    続し、上記沈澱槽の下部出口と第1開閉弁との間の第1
    通路より分岐した第2通路を上記循環経路に接続され
    た溶剤タンクに接続し、上記第2通路に第2開閉弁を設
    、前記沈澱槽内の溶剤の排出に際し、第1開閉弁と第
    2開閉弁とを交互に開閉させるようにしたドライクリー
    ニング機の溶剤浄化装置。
JP4141536A 1992-06-02 1992-06-02 ドライクリーニング機の溶剤浄化装置 Expired - Lifetime JP2928683B2 (ja)

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JPH05329295A JPH05329295A (ja) 1993-12-14
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JPS63129588U (ja) * 1987-02-16 1988-08-24

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