JPH046709Y2 - - Google Patents

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JPH046709Y2
JPH046709Y2 JP1986114421U JP11442186U JPH046709Y2 JP H046709 Y2 JPH046709 Y2 JP H046709Y2 JP 1986114421 U JP1986114421 U JP 1986114421U JP 11442186 U JP11442186 U JP 11442186U JP H046709 Y2 JPH046709 Y2 JP H046709Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ドライクリーニング装置に於ける排水浄化装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のドライクリーニング装置の概要を第2図
を用いて説明する。なお、ドライクリーニングに
使用する有機溶剤にはパークロルエチレン、1,
1,1,−トリクロルエタン、1,1,2−トリ
クロロ−1,2,2−トリフルオロエタンR11
3、トリクロロモノフルオロメタンR11などが
あるが、以下の説明ではパークロルエチレンを例
にとつて説明する。
すなわち、図において1はドアであり、このド
ア1からクリーニングすべき衣料2を投入しドア
1を閉じて運転を開始すると通常は次の順序で工
程が進行する。
(1) 溶剤タンク3から溶剤4がバルブ5を介して
ポンプ6で汲み上げられ、バルブ7、フイルタ
8からなる経路、またはバルブ9からなる経路
によつて処理槽10に溶剤4が必要量送込まれ
る。
(2) 溶剤4が処理槽10内に必要量供給されると
次に処理槽10内の処理ドラム11がゆつくり
回転され、溶剤4は処理槽10、ボタントラツ
プ12、バルブ13、ポンプ6を経て、バルブ
7、フイルタ8からなる経路、または、バルブ
9からなる経路で溶剤4は循環されて衣料2は
洗浄される。
(3) 所定時間の洗浄が終了すると処理槽10内の
溶剤4は処理槽10、ポタントラツプ12、バ
ルブ13、ポンプ6、バルブ14の経路で蒸溜
器15に廃液され、つづいて、処理ドラム11
が高速回転して衣料2中の溶剤4を遠心分離
し、廃液する。蒸溜器15に入つた溶剤は蒸発
してコンデンサ27に導かれてここで凝縮され
た後、回収され、水分離器22にて水分離さ
れ、溶剤配管23を通つてクリンタンク24に
入り、オーバフロー付仕切板28から溶剤タン
ク3に戻る。
(4) 上記(1)、(2)の工程を繰返して洗浄を行う。
(5) 処理槽10、ボタントラツプ12、バルブ1
3、バルブ5の経路で溶剤タンク3に廃液し、
つづいて、処理ドラム11が高速回転して衣料
2中の溶剤4を遠心分離して廃液する。
(6) 再び処理ドラム11をゆつくり回し、フアン
16、エアクーラ17、エアヒータ18からな
るリカバリエアダクト19と処理槽10の間を
矢印20の方向にエアを循環させ、衣料2を乾
燥する。この時、衣料2から蒸発した溶剤ガス
は、リカバリエアダクト19内に設けられたエ
アクーラ17で凝縮され、この凝縮液は回収経
路21を経て水分離器22に入り、ここで水分
離されて後、溶剤配管23を通つてクリンタン
ク24に入る。
(7) 乾燥が終了すると、リカバリエアダクト19
のダンパ25,26が破線の如く開き、ダンパ
25から新鮮な空気を取り入れ、ダンパ26か
らエアクーラ17では回収できない未凝縮溶剤
ガスを排気し、衣料2中の溶剤臭を脱臭する。
以上の(1)〜(7)の1サイクルは第3図の如く区分
される。なお、第2図中の30は蒸気配管であ
り、エアヒータ18に接続されてエアクーラ17
を通過したエアを加熱するものであり、また31
は冷却水配管であつて、蒸溜器15で蒸発した溶
剤ガスを凝縮液化するものである。また、32は
蒸気配管であり、蒸溜器15に廃液された溶剤を
周囲から加熱して蒸溜する(以下、これを傍熱蒸
溜と称する)。33は蒸気配管であり、この蒸気
配管33は蒸溜器15に廃液された溶剤を直接加
熱して蒸溜する(以下、これを直接蒸溜と称す
る)。
ここで上記傍熱蒸溜は上記(3)の工程で自動的に
実行されるため、一般には連続蒸溜と称されてい
る。傍熱蒸溜によつて固形汚れや油性汚れが蒸溜
器15内に蒸溜ガスとして蓄積されるが、たまり
過ぎると蒸溜効果を悪くしてついには蒸溜しなく
なるので毎日の作業終了時等を見計らつて除去す
る。
また、直接蒸溜は、前記に先立つて蒸溜カスに
含まれる溶剤ガスを追出す場合等に蒸気管33の
バルブを操作して実行する。
以上のようなものであるが、上記した如く、水
分離器22に回収溶剤の流入する形態が3通り
((3)の工程、(6)の工程及び直熱蒸溜時)あるが、
水分離器22では溶剤中に含まれる水をいずれも
比重差によつて分離し、この分離した水を水配管
29から系外へ排出し、そのまま廃棄するように
している。従つて、分離した水の中にはかなりの
溶剤が含まれている。例えばドライクリーナの1
日当りの処理量として小形機を例にとると被洗物
10Kgづつを10回程実施したとして、上記した水分
離器22からの系外排水量は約6/日になる
が、このうち傍熱蒸溜による排水量Q1=2/
日、直熱蒸溜による排水量Q2=4/日程度の
割合となる。そして、これら排水中の溶剤濃度は
Q1の溶剤濃度=100ppm、Q2の溶剤濃度=
300ppmにもなる。しかも大量に集中稼動させた
場合は、その地域の地下水を排水に溶け込んでい
る溶剤で汚染する問題があつた。特に最近、有機
塩素化合物による水道水用地下水の汚染が問題視
され関係省庁の動きも発表されていることなどか
ら、かかる汚染の問題を早急に解決する必要が生
じている。
以上の対策として第4図の様な排水浄化装置
(例えば特開昭60−222091号)が提案されている。
第4図において43は本体34内の水分離器2
2にて分離された水を配水管29を介して受けて
貯留するタンクであり、例えばポリ容器が用いら
れている。44はこのタンク43の貯留水が導か
れてこれを曝気する例えばポリ容器による曝気槽
であり、曝気用のエア又はガスを気泡状に発生す
る多孔性通気体を内蔵する。45はバルブであ
り、タンク43と曝気槽44を連通する配管に設
けた開閉弁である。46はバルブであり、曝気槽
44の排水管に設けた開閉弁である。47は配管
であり、前記脱臭口36に連なる排気ダクトと曝
気槽44とを連通させており、本体34のリカバ
リエアダクト19内に設けられたフアン16を回
転させ、且つダンパ25,26を開いて外部より
本体34内に新鮮な空気を送り込んだ際、ダンパ
26の脱臭口36より排気される空気を多孔性通
気体に送り込むものである。
次に上記構成の作用について説明する。
洗浄の工程については第2図と同じであるの
で、ここでは排水の処理について説明する。
本装置においてはタンク43に本体34の水
分離器22より排水される例えば1日分の排水
を貯える。
当日の終業時又は翌日の始業時にタンク43
内の排水をバルブ45の操作で曝気槽44に移
す。
バルブ45,46が閉の状態で本体34が運
転されると水分離器22から分離された排水が
タンク43内に蓄積され、また、洗浄工程終了
の際にダンパ25,26を開いて外気を本体3
4内に送り込み、脱臭する時、本体34のリカ
バリエアダクトの脱臭口36からの排気の一部
が配管47の回路で曝気槽44の多孔性通気体
に供給され、槽内の排水を曝気して溶剤ガスを
放出する。これにより曝気槽44内の貯留水の
含有溶剤は曝気されて蒸発し、貯留水の溶剤濃
度は極めて小さくなる。
その日の終業時又は翌日の始業時に曝気槽4
4内の排水をパルプ46の操作で抜き、排出し
た後、ここへタンク43内の排水をバルブ45
を操作して移す。
上記を繰返して運転すれば曝気されて溶
剤をほとんど含まない排水を系外に排出する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし上記した従来のものでは、タンク43に
貯えられた排水中に、粒状の溶剤が存在している
場合には、タンク43から曝気槽44に排水を移
して、同槽内へ空気等を供給して曝気しても、粒
状の溶剤は破壊されずに同槽の底部に沈澱する傾
向があり、粒状の溶剤を破壊するには、曝気に長
時間を必要とするとい問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記した従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、被洗物を溶剤を用いて洗浄するドライ
クリーニング装置から排出される排水を曝気装置
により排水中の溶剤を除去する排水浄化装置に於
いて、同曝気装置の排水入口部に水を通過させる
が溶剤を通過させない親水性フイルター装置を設
けてなるものである。
〔作用〕 このように構成された本考案によれば、水分離
器からの排水を親水性フイルタで濾過してから曝
気槽へ供給することにより、粒状の溶剤は完全に
除去され、完全な排水の浄化が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図に基づいて説明
する。
尚第4図のものと同一部分には同一符号を付
し、それの詳細な説明は省略する。
図において、50は親水性フイルタ装置で、同
親水性フイルタ装置は曝気槽44の排水入口部
に、バルブ51を介して設けられている。52は
該フイルタ装置50に装填される親水性フイルタ
で、同フイルタ52は水分を通過させるが、溶剤
分を濾過する機能を有するフイルタで、例えば木
綿、レーヨン等の親水性繊維製の布、不織布等が
点線の様に装填される。53は活性炭槽で、活性
炭54を装填すると共に、曝気槽44と接続する
配管55が、活性炭54内に開放されている。5
6はヒータで、配管55の途中に設けられ、曝気
槽44から活性炭槽53へ排出される溶剤ガスを
加熱する。
次に、このように構成された本実施例の作用に
ついて説明する。尚、洗浄の工程については従来
例と同じであるので、ここでは本実施例の中心と
なるべき排水の処理について説明する。
本装置においてはタンク43に本体34の水
分離器22より排水される例えば1日分の排水
を貯える。
当日の終業時又は翌日の始業時にタンク43
内の排水をバルブ45の操作で曝気槽44に移
す。
曝気槽44に排水を移す際バルブ51を開く
と共に、予め水分を含ませた親水性フイルタ5
2を介してタンク44へ排水する。これにより
溶剤粒子が曝気槽44に入らない様に濾過され
る。
バルブ45,51,46が閉の状態で本体3
4が運転されると水分離器22から分離された
排水がタンク43内に蓄積される。また曝気槽
44の多孔性通気体に空気を供給し、槽44内
の排水を曝気して溶剤ガスを放出する。これに
より曝気槽44内の貯留水の含有溶剤は曝気さ
れて蒸発し、貯留水の溶剤濃度は極めて小さく
なる。
曝気して放出された溶剤ガスを配管56を通
して活性炭槽53に送り、活性炭54に溶剤ガ
スを吸着させ、溶剤ガスをほとんど含まない空
気を放出する。活性炭槽53に溶剤ガスを送る
際は、ヒーター56に電気を通電し、溶剤ガス
の相対湿度を低くして、例えば50%以下になる
様にして活性炭の吸着寿命を長くしている。
その日の終業時又は翌日の始業時に曝気槽4
4内の排水をバルブ46の操作で抜き、排出す
る。
上記〜を繰返して運転すれば、曝気され
て溶剤をほとんど含まない排水を系外に排出で
きる。なお活性炭槽53の活性炭54が破過し
て吸着能力が無くなつた場合は、活性炭53を
新しいものと交換する。
バルブ45,46,51を自動弁に変更すると
共に、タイマ等を設けた制御装置を追加すること
により上記〜の操作を自動化してもよい。曝
気槽44から放出される溶剤ガスを活性炭槽53
へ導く代りに、ドライクリーニング装置本体34
側の活性炭溶剤回収装置等へ導いてもよい。
〔考案の効果〕
以上、本考案によれば、洗浄に使用した溶剤中
に含まれる水分を分離するための水分離器からの
排水を貯留して曝気する曝気装置を設けると共
に、水分離器からの排水を親水性のフイルタで濾
過してから曝気槽へ供給する様にしたので、粒状
の溶剤は完全に除去されて排水の浄化が図られ、
地下水の汚染防止が達成される等の秀れた効果を
奏しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部説明図、第
2図はドライクリーニング装置の概略構成を示す
説明図、第3図は第2図の装置のサイクルを示す
説明図、第4図は従来の排水浄化装置を示す説明
図である。 34……本体、22……水分離器、44……曝
気槽、43……タンク、50……親水性フイルタ
装置、52……親水性フイルタ、53……活性炭
槽、54……活性炭、56……ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被洗物を溶剤を用いて洗浄するドライクリーニ
    ング装置から排出される排水を曝気装置により排
    水中の溶剤を除去する排水浄化装置に於いて、同
    曝気装置の排水入口部に水を通過させるが溶剤を
    通過させない親水性フイルター装置を設けたこと
    を特徴とするドライクリーニング装置の排水浄化
    装置。
JP1986114421U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPH046709Y2 (ja)

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JP1986114421U JPH046709Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JPS6322887U JPS6322887U (ja) 1988-02-15
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JPH0639833Y2 (ja) * 1988-06-14 1994-10-19 三菱重工業株式会社 排水浄化装置
JP2525608Y2 (ja) * 1990-03-14 1997-02-12 オルガノ株式会社 有機塩素化合物除去装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60222090A (ja) * 1984-04-19 1985-11-06 田中 秀彦 ドライクリ−ニング用装置

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