JPH07131095A - パルスレーザ装置 - Google Patents

パルスレーザ装置

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JPH07131095A
JPH07131095A JP27821193A JP27821193A JPH07131095A JP H07131095 A JPH07131095 A JP H07131095A JP 27821193 A JP27821193 A JP 27821193A JP 27821193 A JP27821193 A JP 27821193A JP H07131095 A JPH07131095 A JP H07131095A
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JP
Japan
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pulse
circuit
thyristor
turned
pulse laser
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Application number
JP27821193A
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English (en)
Inventor
Katsuya Okamura
村 勝 也 岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の小型化を図ると共に、電磁波障害
の防止策を容易に講じることができるようにする。 【構成】 ゲート制御回路13からのゲート信号が、パ
ルストランスPTを介して、スイッチング回路51内の
最下流のサイリスタTn のゲートに送られ、Tnがター
ンオンする。すると、分圧回路Dn のコンデンサ6は、
「抵抗5→Tn-1のゲート→Tn-1 のカソード→Tn
アノード→Tn のカソード→コンデンサ6」の経路を辿
って放電し、Tn-1 もターンオンする。同様にして、以
下、順次、Tn-2 …T2 ,T1 がターンオンし、スイッ
チング回路51が全体としてオン状態となり、コンデン
サ6に充電されていた電荷が放電される。このとき、可
飽和リアクトル52は全てのサイリスタがターンオンす
るまで非飽和状態を保っているので、ターンオンが終っ
ていないサイリスタに過電圧が印加されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のサイリスタ素子
を用いてスイッチング動作を行なっているパルスレーザ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭酸ガスやKr−F等の気体分子を放電
によって励起し間欠状のパルス発振を行わせるパルスレ
ーザは極めて高いピークパワーが得られるため、加工や
レーザ誘電等への応用が期待されている。これらのレー
ザは高速のパルス放電によって励起されるため、その電
源回路にはパルス電流を発生させるためのスイッチング
回路が不可欠である。開発の初期段階ではスイッチング
素子としてサイラトロンなどの放電管が用いられていた
が、現在は長寿命が期待できるサイリスタ等の半導体素
子の開発が精力的に行なわれている。ところが、サイリ
スタは、素子1個当たりの耐電圧が数kvと、レーザ電
源として要求される電圧より低いため、スイッチング素
子として用いる場合には、数個乃至数10個の素子を直
列に接続せざるを得なくなる。
【0003】図6は従来のパルスレーザ装置の構成を示
す回路図である。この図において、高圧直流電源1に、
放電パルス幅を決定するためのリアクトル2、パルス電
流供給用コンデンサ3、及びスイッチング回路4が接続
されている。
【0004】スイッチング回路4は、直列接続されたn
個のサイリスタT1 〜Tn 、及びこれらのサイリスタT
1 〜Tn に並列接続されたn個の分圧回路D1 〜Dn
より形成されている。そして各分圧回路は抵抗5、コン
デンサ6、ダイオード7により形成されている。
【0005】コンデンサ3及びスイッチング回路4の各
一端側には、パルス圧縮回路として機能する可飽和リア
クトル8及びコンデンサ9を介して、一対の放電電極1
1a,11bが接続されている。この放電電極11a,
11bは放電チャンバ10内に設けられており、これら
の間にはピーキングコンデンサ12が接続されている。
【0006】スイッチング回路4内のサイリスタT1
n の各ゲート端子には、n個のパルストランスPT1
〜PTn の2次側が接続されている。そして、このパル
ストランスPT1 〜PTn の1次側には、ゲート制御回
路13からの電圧信号が入力されるようになっている。
【0007】次に動作につき説明する。高圧直流電源1
によりコンデンサ3が充電された後、ゲート制御回路1
3からの電圧信号がパルストランスPT1 〜PTn の1
次側に送られる。したがって、パルストランスPT1
PTn の2次側に接続されたサイリスタT1 〜Tn にゲ
ート電圧が印加され、これらのサイリスタT1 〜Tn
同時にターンオンする。これにより、コンデンサ3の電
荷が放電され、数マイクロ秒乃至十数マイクロ秒のパル
ス幅のパルス電流が発生する。
【0008】このパルスは、可飽和リアクトル8及びコ
ンデンサ9から成るパルス圧縮回路により、パルスをレ
ーザ励起するのに必要なパルス幅まで圧縮されるので、
一対の電圧11a,11bにおいて安定したレーザ励起
用の放電が行なわれる。
【0009】なお、スイッチング回路4内の分圧回路D
1 〜Dn は、サイリスタT1 〜Tnのそれぞれの製品と
してのばらつきにかかわらず、それらのアノード・カソ
ード間に互いに等しい電圧が印加されるようにするため
設けられたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
装置では、サイリスタT1 〜Tn を一斉にターンオンさ
せるようにしているため、ゲート制御回路13のような
単一の信号源を用いているにもかかわらず、サイリスタ
1 〜Tn に応じたn個のパルストランスPT1〜PT
n を用いなければならない構成となっている。そして、
これらのサイリスタT1 〜Tn は直列接続されているの
で、それぞれのカソード電位も異なっており、パルスレ
ーザ装置のように高電圧を必要とする機器にあっては、
数10kv程度の絶縁をパルストランスにより行う必要
がある。
【0011】そのため、パルストランスを大型化せざる
を得ず、このパルストランスを含んで構成されている電
源装置も必然的に大きなものとなっている。
【0012】図7は、従来のパルスレーザ装置の外観構
成を示す説明図である。この図に示すように、可飽和リ
アクトル8が取付けられた放電チャンバ10は専用架台
14の上に固定されている。そして、高圧直流電源1、
リアクトル2、コンデンサ3,9、スイッチング回路
4、パルストランスPT1 〜PTn 、ゲート制御回路1
3等を収納している電源装置15は非常に大きなものと
なっているため、放電チャンバ10から離れた位置に据
え付けられており、これらの間は高圧ケーブル16によ
り接続されていた。
【0013】しかし、図7のように、専用架台14から
離れた位置に電源装置15を据え付ける構成では、装置
全体に対して必要な床面積が大きなものとなり、スペー
ス的には非常に不利なものとなっている。また、高圧ケ
ーブル16には高周波電流が流れるために、周辺機器に
電磁波障害が発生するおそれがあった。
【0014】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、装置全体の小型化を図ると共に、電磁波障害の防止
策を容易に講じることが可能なパルスレーザ装置を提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、分圧回路D1 〜Dn をそれぞれ
に有するn個のサイリスタ素子T1 〜Tn を直列接続し
てスイッチング回路を形成し、高圧直流電源により充電
されたパルス電流供給用コンデンサを、このスイッチン
グ回路を介して放電させることによってパルスレーザ励
起回路に対して励起エネルギーを供給するパルスレーザ
装置において、1次側がゲート制御回路に接続されてい
るパルストランスの2次側を、最下流に位置するサイリ
スタ素子Tn のみのゲート端子に接続し、分圧回路Dn
〜D1 の各一方の端子を、それぞれに対応するサイリス
タ素子Tn 〜T1 の各カソード側に接続し、分圧回路D
n〜D2 の各他方の端子を、それぞれの上流側に位置す
るサイリスタ素子Tn-1 〜T1 のゲート端子に接続する
と共に、分圧回路D1 の他方の端子を最上流に位置する
サイリスタ素子T1 のアノード側に接続し、前記パルス
電流供給用コンデンサと前記スイッチング回路との間
に、前記n個のサイリスタ素子Tn 〜T1 が全てターン
オンした後に飽和する可飽和リアクトルを接続したこと
を特徴とするものである。
【0016】
【作用】上記構成において、ゲート制御回路からの信号
はパルストランスを介して最下流のサイリスタ素子Tn
のゲート端子に出力され、これにより、このサイリスタ
素子Tn がターンオンする。サイリスタ素子Tn がター
ンオンすると、分圧回路Dn を通して、1つ上流側のサ
イリスタ素子Tn-1 のゲート端子にゲート信号が流れ、
このサイリスタ素子Tn-1 もターンオンする。同様に、
サイリスタ素子Tn-1 がターンオンすると、分圧回路D
n-1 を通して、さらに一つ上流側のサイリスタ素子T
n-2 にゲート信号が流れ、このサイリスタ素子Tn-2
ターンオンする。このように、最下流のサイリスタ素子
n から始まって、順次上流側のサイリスタ素子がター
ンオンし、最上流のサイリスタ素子T1 がターンオンす
ると、全てのサイリスタ素子がターンオンすることにな
る。
【0017】この間、可飽和リアクトルは、n個のサイ
リスタ素子の全てがターンオンするまでは、非飽和の状
態を保っているので、ターンオンの終っていないサイリ
スタ素子に過電圧が印加されることはない。
【0018】このような構成では、パルストランスの出
力によりターンオンさせるのは最下流のサイリスタ素子
n のみであるから、パルストランスも1つのみでよ
く、装置全体をコンパクトにまとめることができる。そ
して、装置をコンパクト化することができるため、電磁
波障害を防止するためのシールドも容易に行うことがで
きる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5に基き
説明する。但し、図6及び図7と同様の構成要素には同
一符号を付して重複した説明を省略する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
回路図である。この図において、スイッチング回路51
の最下流のサイリスタTn のゲート端子のみがパルスト
ランスPTの2次側に接続されている。このパルストラ
ンスPTの1次側はゲート制御回路13に接続されてい
る。分圧回路Tn の一方の端子は、サイリスタTn のカ
ソード側に接続され、他方の端子は1つ上流側のサイリ
スタTn-1 のゲート端子に接続されている。サイリスタ
n-1 …T2 及び分圧回路Dn-1 …D2 も同様に接続さ
れている。そして、最上流のサイリスタT1 のカソード
側に分割回路D1 の一方端子が接続され、アノード側に
分圧回路D1 の他方の端子が接続されている。
【0021】また、リアクトル2とコンデンサ3との間
に可飽和リアクトル52が設けられている。この可飽和
リアクトル52のコイル巻回数,鉄心断面積,磁束振幅
をそれぞれN,S,Bとし、スイッチング回路全体に印
加される電圧をV,サイリスタ1個辺りのターンオン遅
延時間をtとすると、これらの間には、 (1/2)Vtn <NSB の関係が成立するようになっている。なお、サイリスタ
の電圧効果は、厳密には、ステップ的に漸減するように
なっているが、その時間積分値は、三角型近似に基く上
記のような値(1/2)Vtn で充分である。
【0022】次に図1の動作につき説明する。パルス電
流供給用コンデンサ3は高圧直流電源1により充電され
るが、スイッチング回路51内の分圧回路D1 〜Dn
各コンデンサ6もこのとき充電される。例えば、分割回
路D1 のコンデンサ6は、「高圧直流電源1→ダイオー
ド7→コンデンサ6」の経路で充電され、分圧回路D2
のコンデンサ6は、「分圧回路D1 のコンデンサ6→サ
イリスタT1 のカソード→サイリスタT1 のゲート→分
圧回路D2 のダイオード5→分圧回路D2 のコンデンサ
6」のような経路で充電される。
【0023】次いで、ゲート制御回路13から電圧信号
がパルストランスPTの1次側に送られると、その2次
側からゲート信号が最下流のサイリスタTn のゲート端
子に出力される。したがって、サイリスタTn はターン
オンし、分圧回路Dn のコンデンサ6の電荷は、「コン
デンサ6→抵抗5→サイリスタTn-1 のゲート→サイリ
スタTn-1 のカソード→サイリスタTn のアノード→サ
イリスタTn のカソード→コンデンサ6」の経路を辿っ
て放電される。
【0024】そして、このときサイリスタTn-1 のゲー
トに電流が流れるため、このサイリスタTn-1 もターン
オンし、分圧回路Dn-1 のコンデンサ6も同様の経路を
辿って、放電される。以下、同様にして、最上流のサイ
リスタT1 までの全てのサイリスタがなだれ的にターン
オンし、スイッチング回路51が全体としてオン状態に
なる。これにより、コンデンサ3の電荷は、可飽和リア
クトル8及びコンデンサ9から成るパルス圧縮回路に送
られ、一対の放電電極11a,11b間で放電が行なわ
れる。
【0025】このとき、n個のサイリスタTn 〜T1
順次ターンオンしていくときの電圧降下についての時間
積分値(1/2)Vtn はNSBよりも小さくなってい
るので、可飽和リアクトル52は,最上流のサイリスタ
1 がターンオンするまで非飽和状態を保っている。し
たがって、ターンオンの終っていないサイリスタに過電
流が印加されることが防止され、また、各サイリスタの
素子内部におけるターンオン領域が完全に広がってから
電流が流れることになるので、高峻度の電流が流れても
素子破壊が起きにくくなる。
【0026】図2は、図1に係るパルスレーザ装置の外
観構成を示す説明図である。この図において、架台53
の上に放電チャンバ10が取付けられ,放電チャンバ1
0内のもの以外の構成部材は、この架台53の内部に収
納されている。
【0027】架台53の内部には油タンク54が画成さ
れており、その中にリアクトル2、可飽和リアクトル5
2,8、コンデンサ3,9等が配設されている。この油
タンク54は、熱交換器55を介してポンプ56と連通
しており、油タンク54の内部は、例えばパーフロロカ
ーボンなどの不燃性で且つ絶縁性の良好な絶縁油で満た
されている。
【0028】そして、この絶縁油はポンプ54により循
環され、熱交換器55において、外部からの市水と熱交
換されることによって、油タンク54内の機器の冷却を
行う。
【0029】図1の構成によれば、パルストランスPT
は1台のみでよいので、図7のように電源装置が大きく
なることはない。したがって、架台53の内部に殆んど
の機器を収納することができ、装置全体のコンパクト
化、小型化を図ることができる。
【0030】また、パルス電流が流れる部分は全て放電
チャンバ10下部の架台54内部にあるため、ここで発
生する高周波電流によって誘起される電磁界は架台54
でシードルされ、外部への漏洩は最小限に抑えられる。
このとき、架台54全体を導電性の板で覆うこととすれ
ば、シールドはさらに効果的となる。
【0031】図3は、本発明の第2実施例の構成を示す
回路図であり、図1におけるスイッチング回路51と同
様の構成を有する2つのスイッチング回路51a,51
bを直列接続し、それぞれの回路にパルストランスPT
a,PTbを取付けたものである。
【0032】すなわち、図1のスイッチング回路51に
おいて、直列接続するサイリスタの個数があまりに多く
なる場合は、全てのサイリスタがターンオンするまでの
遅延時間が大きくなりすぎ、また、可飽和リアクトル5
2も大型のものを使用せざるを得なくなる。そこで、ス
イッチング回路51を2つの回路51a,51bに分割
して、このような不具合を回避しようとしたものであ
る。なお、図3では、スイッチング回路51を二つに分
割した例を示したが、三つ以上に分割する構成とするこ
とももちろん可能である。
【0033】図4は本発明の第3実施例の外観構成を示
す説明図である。この第3実施例では、スイッチング回
路51、パルストランスPT、ゲート制御回路13など
メンテナンス回数が多くなると予想される構成機器を台
車57に搭載するようにし、この台車57を架台54の
内部から引出せるようにしてある。これによれば、スイ
ッチング回路51におけるサイリスタ素子の交換作業等
を容易に行うことができる。
【0034】図5は本発明の第4実施例の構成を示す回
路図である。この第4実施例は、いわゆる倍電圧回路を
有する構成としたものであり、図5が図1と異なる点
は、コンデンサ3A,9Aの接続位置である。
【0035】図5において、スイッチング回路51のサ
イリスタT1 〜Tn が全てターンオンし、可飽和リアク
トル52が飽和すると、コンデンサ3Aが放電し、その
電圧が反転する。その結果、コンデンサ3Aとコンデン
サ9Aとの合成電圧が初期の充電電圧の2倍となる。
【0036】なお、図1、図3、図5に示した構成で
は、リアクトル2と可飽和リアクトル52とを分け、2
つのリアクトルとしているが、これらをまとめて1個の
リアクトルとすることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スイッ
チング回路におけるサイリスタ素子および分圧回路の接
続の仕方を変えると共に、可飽和リアクトルを設け、最
下流のサイリスタ素子のみに対してゲート制御信号を出
力することで全てのサイリスタ素子をターンオンさせる
構成としたので、装置全体の小型化を図ると共に、電磁
波障害の防止策を容易に講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す回路図。
【図2】図1に係る装置の外観構成を示す説明図。
【図3】本発明の第2実施例の外観構成を示す回路図。
【図4】本発明の第3実施例の外観構成を示す説明図。
【図5】本発明の第4実施例の構成を示す回路図。
【図6】従来装置の構成を示す回路図。
【図7】図6に係る装置の外観構成を示す説明図。
【符号の説明】
1 高圧直流電源 3 パルス電流供給用コンデンサ 13 ゲート制御回路 51 スイッチング回路 52 可飽和リアクトル PT パルストンラス T1 〜Tn サイリスタ素子 D1 〜Dn 分圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/097 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分圧回路D1 〜Dn をそれぞれに有するn
    個のサイリスタ素子T1 〜Tn を直列接続してスイッチ
    ング回路を形成し、 高圧直流電源により充電されたパルス電流供給用コンデ
    ンサを、このスイッチング回路を介して放電させること
    によってパルスレーザ励起回路に対して励起エネルギー
    を供給するパルスレーザ装置において、 1次側がゲート制御回路に接続されているパルストラン
    スの2次側を、最下流に位置するサイリスタ素子Tn
    みのゲート端子に接続し、 分圧回路Dn 〜D1 の各一方の端子を、それぞれに対応
    するサイリスタ素子Tn 〜T1 の各カソード側に接続
    し、分圧回路Dn 〜D2 の各他方の端子を、それぞれの
    上流側に位置するサイリスタ素子Tn-1 〜T1 のゲート
    端子に接続すると共に、分圧回路D1 の他方の端子を最
    上流に位置するサイリスタ素子T1 のアノード側に接続
    し、 前記パルス電流供給用コンデンサと前記スイッチング回
    路との間に、前記n個のサイリスタ素子Tn 〜T1 が全
    てターンオンした後に飽和する可飽和リアクトルを接続
    したことを特徴とするパルスレーザ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のパルスレーザ装置におい
    て、前記スイッチング回路の印加電圧をV、サイリスタ
    素子1個当たりのターンオン遅延時間をt、可飽和リア
    クトルのコイル巻回数,鉄心断面積,磁束振幅をそれぞ
    れN,S,Bとした場合に、 (1/2)Vtn<NSB の関係を持たせたことを特徴とするパルスレーザ装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のパルスレーザ装置に
    おいて、前記パルストランスの2次側に接続された前記
    スイッチング回路を複数段にわたって直列接続したこと
    を特徴とするパルスレーザ装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のパルス
    レーザ装置において、前記スイッチング回路、前記パル
    ストランス及び前記ゲート制御回路を台車に搭載し、こ
    の台車を引き出すことが可能な構成としたことを特徴と
    するパルスレーザ装置。
JP27821193A 1993-11-08 1993-11-08 パルスレーザ装置 Pending JPH07131095A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000004059A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Mitsubishi Electric Corp レーザ用電源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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