JP2799029B2 - 倍電圧方式充電回路 - Google Patents

倍電圧方式充電回路

Info

Publication number
JP2799029B2
JP2799029B2 JP3141490A JP3141490A JP2799029B2 JP 2799029 B2 JP2799029 B2 JP 2799029B2 JP 3141490 A JP3141490 A JP 3141490A JP 3141490 A JP3141490 A JP 3141490A JP 2799029 B2 JP2799029 B2 JP 2799029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
capacitor
voltage
charging
grounding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3141490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03239155A (ja
Inventor
勝也 岡村
幸夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3141490A priority Critical patent/JP2799029B2/ja
Publication of JPH03239155A publication Critical patent/JPH03239155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2799029B2 publication Critical patent/JP2799029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はレーザや加速器等に使われる高電圧電源に好
適な倍電圧方式の充電回路に関する。
(従来の技術) レーザや加速器等では、しばしば非常に高速の立ち上
がりの高電圧パルスが要求される。そのようなパルスを
作り出すためには高速、高電圧のスイッチが必要である
が、スイッチの電圧責務を低減するため、倍電圧型とよ
ばれる、第4図のような回路が使われることがある。第
4図の回路ではまずはじめに直流充電電源10より充電リ
アクトル1を介して、コンデンサ11とコンデンサ12が並
列に充電される。その際、コンデンサ11は直接接地さ
れ、コンデンサ12は接地リアクトル2を介して接地され
る。この充電方式は共振充電方式なので、2つのコンデ
ンサの充電電圧の最大値は2Eに達する。このとき出力端
子は両方とも等価的に接地されているので、出力電圧は
0である。充電完了後、高速スイッチ20を投入すると、
コンデンサ11に蓄積され電荷は、コンデンサ11→反転リ
アクトル3→高速スイッチ20→コンデンサ11の順に流
れ、コンデンサ11の電圧は反転する。高速スイッチ投入
から電圧反転完了までの時間tRで与えられる。ただし、Cはコンデンサ11のキャパシタ
ンス、L3はリアクトル3のインダクテタンスである。
また、出力電圧Voは となる。ただし、高速スイッチ20の投入はコンデンサ11
とコンデンサ12の電圧がピークに達したときに行われた
ものとする。また、コンデンサ12のキャパシタンスはコ
ンデンサ11と等しいものとする。
(2)式からわかるように、出力電圧の最大は4Eに達
する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、以上の説明は回路が理想的に動作した
場合であり、従来の実際の倍電圧方式充電回路では理想
からはかなりはずれたものであるのが実状であった。即
ち、最初の充電時には接地リアクトル2に電圧が発生す
るために出力電圧が0とならずに不用な電圧が発生し、
負荷にエネルギーが逃げ、高速スイッチ20の動作時にも
接地リアクトル2を通って電荷が放電してしまうため、
理想的最高出力電圧に対する実際の出力電圧の比を効率
ηとすると、ηは0.6〜0.7程度しかなかった。
本発明は以上に述べた従来の倍電圧方式充電回路の欠
点を改良するためになされたもので、充電時に不用な電
圧が発生することがなく、また、高速スイッチの動作に
より倍電圧が発生するときの電圧発生効率の高い、倍電
圧方式の充電回路を得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は倍電圧方式充電回路の効率を改善するため
に、充電リアクトルの値L1と接地用リアクトルの値L2と
反転リアクトルの値L3の間に L1>>L2>>L3 なる関係をもたせ、特にL1>10L2,L2>50L3とする。
(作用) このようにすると、接地用リアクトルの値が充電リア
クトルの値より十分小さいため最初の充電時に接地用リ
アクトルによって接地されたコンデンサと直接接地され
たコンデンサが同等に充電され、また、反転リアクトル
の値が接地リアクトルの値より十分小さいため、電圧反
転時に接地リアクトルを通って、電荷が放電されること
がない。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図を参照して説明する。な
お、従来例と同一部分については同一符号を付与し、そ
の説明を省略する。
第1図において、直流充電電源10の出力には充電制御
用スイッチ21が接続される。充電制御用スイッチ21や高
速スイッチ20には信頼性が高く、長寿命の得られるサイ
リスタスイッチが使用される。倍電圧充電回路の出力に
は可飽和リアクトル4とピーキングコンデンサ13及びレ
ーザギャップ5を接続する。
第1図において、充電リアクトル1と接地リアクトル
2と反転リアクトル3のインダクタンス値の比は1000:5
0:1である。
ゲートパルス発生器(図示せず)からのパルスによ
り、充電制御用スイッチ21がオンし、充電電源10からコ
ンデンサ11とコンデンサ12に充電される。充電に要する
時間は充電リアクトルのインダクタンスとコンデンサ1
1、コンデンサ12のキャパシタンスから求めることがで
きるが、レーザ放電の動作周期から制約を受け、本実施
例では動作周期を1kHzとするため、充電時間は400μs
である。2つのコンデンサが電源電圧の約2倍の電圧に
充電された後、別のゲートパルス発生器(図示せず)か
らのパルスにより、高速スイッチ20がオンし、コンデン
サ11の電圧が反転する。反転に要する時間は(2)式か
ら求められるが、あまり長いとレーザの動作が行われな
くなり、また、余り短いと高速スイッチの損失が大きく
なるため、本実施例では約10μsである。その結果コン
デンサ12の上側の端子の対地電圧は−4Eとなる。ちょう
どこのとき、可飽和リアクトルが飽和し、インダクタン
スが激減し、今度はコンデンサ11とコンデンサ12の直列
回路から、ピーキングコンデンサ13に充電が開始され、
さらにレーザキャップ5が放電して、レーザ出力が取り
出される。
従来、倍電圧方式充電回路の充電リアクトル1と接地
リアクトル2と反転リアクトル3のインダクタンス値と
充電効率の関係については余り検討されていなかった。
われわれはこれらの値を種々変えて、検討した結果、次
のような関係があることを見いだした。まず、充電リア
クトル1と接地リアクトル2の関係については接地リア
クトル2が充電リアクトル1に比べて余り大きいと、充
電が行われるときに、接地リアクトル2に電圧が発生
し、本来大地電位でなければならないコンデンサ12の上
側の端子電圧が上昇する。この結果、負荷側の可飽和リ
アクトル4に不要な電流がながれ、エネルギーの損失が
生じる。また、レーザを適切に励起するための条件が損
なわれる。充電リアクトル1と接地リアクトル2のイン
ダクタンスの比R1とコンデンサ12の端子に発生する電圧
の関係を調べたところ、第2図のような関係があること
がわかった。第2図において、横軸は充電リアクトル1
と接地リアクトル2のインダクタンスの比R1,縦軸はコ
ンデンサ12の上側端子に発生する電圧を直流充電電源の
電圧Eを基準にして、表したものである。レーザ励起の
条件を損なわないようにするためにはコンデンサ12の上
側端子に発生する電圧は0.1E程度以下にする必要があ
り、本実施例ではR1は10であるので、この条件が満たさ
れている。
一方接地リアクトル2と反転リアクトル3の関係につ
いては接地リアクトル2が余り小さすぎると高速スイッ
チ20が動作してコンデンサ11の電圧が反転するときにコ
ンデンサ12の電荷が接地リアクトル2を通って放電して
しまうので効率が下がる。接地リアクトル2と反転リア
クトル3のインダクタンスの比R2とで高速スイッチ20の
動作時にコンデンサ12の上側端子に発生する電圧の絶対
値の関係を調べたところ第3図のようになることがわか
った。本実施例においてはR2は50であるので3.6Eの電圧
が発生し、充電効率ηとして、0.9が得られ、倍電圧充
電方式の回路として、高効率に動作する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、充電リアクトル
と接地リアクトルの比が充分とされているので、充電時
に出力に不用な電圧が発生することがなく、また、接地
リアクトルと反転リアクトルのインダクタンスの比が充
分とされているので、高速スイッチの動作により倍電圧
が発生するときの電圧発生効率の高い、倍電圧方式充電
回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は充電
リアクトルと接地リアクトルのインダクタンスの比R1と
不用出力電圧の大きさの関係を示す図、第3図は接地リ
アクトルと反転リアクトルのインダクタンスの比R2と出
力電圧の大きさの関係を示す図、第4図は倍電圧方式充
電回路の基本回路図である。 1……充電リアクトル、2……接地リアクトル 3……反転リアクトル、4……可飽和リアクトル 5……レーザギャップ、10……直流充電電源 11,12……コンデンサ 13……ピーキングコンデンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と前記直流電源の出力部に接続さ
    れた第1のリアクトルと前記第1のリアクトルに接続さ
    れ、並列に充電される2組のコンデンサを備え、前記2
    組のコンデンサのうち第1のコンデンサの他端子を直接
    接地され、第2のコンデンサの他端子は第2のリアクト
    ルを介して接地され、さらに第1のコンデンサと並列に
    第3のリアクトルとスイッチからなる直列回路が接続さ
    れ、前記スイッチは前記2組のコンデンサが充電される
    時にはオフ状態にあり、充電完了後にオンする事により
    前記第1のコンデンサの電圧が反転し、前記第2のコン
    デンサの前記第2のリアクトルに接続された側の端子の
    電位が充電電圧の約マイナス2倍になるようにした倍電
    圧方式充電回路において、前記第1のリアクトルの値L1
    と前記第2のリアクトルの値L2と前記第3のリアクトル
    の値L3の関係を L1>>L2>>L3 特に、L1<10L2,L2>50L3としたことを特徴とする、倍
    電圧方式充電回路。
JP3141490A 1990-02-14 1990-02-14 倍電圧方式充電回路 Expired - Fee Related JP2799029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3141490A JP2799029B2 (ja) 1990-02-14 1990-02-14 倍電圧方式充電回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3141490A JP2799029B2 (ja) 1990-02-14 1990-02-14 倍電圧方式充電回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03239155A JPH03239155A (ja) 1991-10-24
JP2799029B2 true JP2799029B2 (ja) 1998-09-17

Family

ID=12330600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3141490A Expired - Fee Related JP2799029B2 (ja) 1990-02-14 1990-02-14 倍電圧方式充電回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2799029B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03239155A (ja) 1991-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3490051B2 (ja) コンデンサ充電装置及び充電方法
JP2799029B2 (ja) 倍電圧方式充電回路
JPS62249493A (ja) 自動予備電離エキシマレ−ザ装置
WO1989001713A1 (en) Metal vapor laser
JP2001274492A (ja) パルスレーザ電源
JP2606269Y2 (ja) レーザ電源装置
JP2747109B2 (ja) パルスレーザ電源
JPS58212188A (ja) フラツシユランプ励起レ−ザ電源装置
JPH04349677A (ja) パルスレーザ電源
JPH05327089A (ja) パルス充電回路
RU2069929C1 (ru) Устройство для возбуждения газового лазера
JPH06237153A (ja) パルス電源
JPH02117187A (ja) パルスレーザー装置
JP2636330B2 (ja) スナバ回路
JP2948863B2 (ja) インバータ
RU1253397C (ru) Импульсный лазер на парах веществ
SU1070671A1 (ru) Резонансный инвертор
JP2611996B2 (ja) パルスレーザ装置
RU13862U1 (ru) Формирователь разряда в газе (варианты)
JP2847541B2 (ja) パルス固体レーザ装置
RU1805535C (ru) Устройство зар да емкостного накопител энергии
JPH04280485A (ja) Lc反転形パルスレーザ励起回路
JPH05304784A (ja) 倍電圧パルス電源
JPH027873A (ja) パルス放電回路
JPH0529690A (ja) ガスレーザ発振装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees