JPH07130229A - 同軸ケーブル - Google Patents

同軸ケーブル

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Publication number
JPH07130229A
JPH07130229A JP27716593A JP27716593A JPH07130229A JP H07130229 A JPH07130229 A JP H07130229A JP 27716593 A JP27716593 A JP 27716593A JP 27716593 A JP27716593 A JP 27716593A JP H07130229 A JPH07130229 A JP H07130229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
coaxial cable
outer conductor
insulating layer
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27716593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ebisawa
孝之 蛯沢
Osamu Saito
斎藤  修
Hideji Nishino
秀治 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP27716593A priority Critical patent/JPH07130229A/ja
Publication of JPH07130229A publication Critical patent/JPH07130229A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来に比してより一層の細径化が可能である
と共に加工工数を削減できる同軸ケーブルを提供する。 【構成】 内部導体11の周面上には焼付けエナメルの
絶縁層12が設けられており、この絶縁層12の外面上
には、導電性塗料を塗布して形成された外部導体13が
設けられている。また、この外部導体13の長手方向に
沿って1本の導体線14が配設されており、これらの外
部導体13及び導体線14を絶縁シース15が被覆して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部導体の周囲に絶縁
層及び外部導体が同軸的に配設された同軸ケーブルに関
し、特に医療機器等の電子機器に使用される細径の同軸
ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の同軸ケーブルを示す斜視
図、図4は同じくその断面図である。従来の同軸ケーブ
ルは、内部導体21の周囲に、絶縁層22、外部導体2
3及び絶縁シース(外被)24を同軸的に配置して構成
されている。従来、絶縁層22としては例えばポリエチ
レン樹脂又はフッ素樹脂が使用されており、外部導体2
3としては銅素線を編組若しくは横巻きしたもの又はア
ルミニウム若しくは銅テープを巻いたものが使用されて
いる。
【0003】このように構成された同軸ケーブルは、例
えば外部導体23を一定の電位(接地電位等)に保持し
て使用される。これにより、内部導体21を通る信号へ
のノイズの混入を抑制することができる。
【0004】ところで、医療機器等の電子機器に使用さ
れる同軸ケーブルには細径化が要求されている。例え
ば、これらの電子機器に使用される同軸ケーブルの場
合、内部導体21の直径が約75μm、絶縁層22の直
径が約180μm、外部導体23を構成する銅素線の直
径が約30μmであり、同軸ケーブルの直径(シース2
4の外径)が約320μmと細径化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の同軸ケーブルには以下に示す問題点がある。即
ち、近年、医療機器等の電子機器に使用される同軸ケー
ブルにはより一層の細径化が要求されている。しかし、
従来の同軸ケーブルでは、外部導体23が銅素線を編組
若しくは横巻きしたもの又はアルミニウム若しくは銅テ
ープを巻いたものにより構成されているため、より一層
の細径化は極めて困難である。また、従来の同軸ケーブ
ルは、絶縁層22の周囲に銅素線を編組若しくは横巻き
し、又はアルミニウム若しくは銅テープを巻き付ける必
要があるため、加工工数が多く製造が煩雑であるという
欠点もある。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、加工工数を低減できて製造が容易であると
共に、より一層の細径化が可能な同軸ケーブルを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同軸ケーブ
ルは、内部導体と、この内部導体を被覆する絶縁層と、
この絶縁層の外面上に形成された外部導体と、この外部
導体の周囲に配設された絶縁シースとを有し、前記外部
導体が導電性膜により構成されていることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明においては、外部導体が、導電性塗料に
より形成された膜又は銅等の無電解めっきにより形成さ
れためっき膜等の導電性膜により構成されている。この
ため、本発明に係る同軸ケーブルは、従来に比して外部
導体の厚さが極めて薄く、同軸ケーブルのより一層の細
径化を容易に達成することができる。また、本発明にお
いては、絶縁層の外面上に導電性塗料を塗布するか、又
は絶縁層の外面上に銅等の金属を無電解めっきすること
等により前記外部導体を形成するため、銅素線を編組若
しくは横巻きする工程又はアルミニウム若しくは銅テー
プを巻き付ける工程が不要であり、従来に比して加工工
数を削減できて、製造が容易になるという効果もある。
【0009】なお、前記外部導体の長手方向に沿って導
体線を配設し、この導体線と外部導体とを電気的に接続
すると、前記外部導体の実質的な抵抗値が低減し、外部
導体のシールド性が向上する。また、この導体線を介し
て前記外部導体を他のケーブル又はコネクタ等の外部導
体に電気的に接続することができるので、接続性も向上
する。このため、前記外部導体の長手方向に沿って導体
線が設けられていることが好ましい。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施例に係る同軸
ケーブルを示す断面図である。本実施例においては、エ
ナメル線を使用して同軸ケーブルが構成されている。即
ち、内部導体11の周面上には焼付けエナメルの絶縁層
12が設けられている。また、この絶縁層12の外面上
には、導電性塗料を塗布して形成された外部導体13が
設けられている。そして、この外部導体13の長手方向
に沿って導体線14が配設されており、この外部導体1
3及び導体線14は相互に電気的に接続されている。ま
た、外部導体13及び導体線14の外側には絶縁シース
15が配設されている。
【0012】本実施例においては、外部導体13が導電
性塗料を塗布して形成された導電性膜により構成されて
いるため、外部導体13の厚さが極めて薄く、更に、絶
縁層12が焼付けエナメルにより構成されているため、
同軸ケーブルを著しく細径化することができる。例え
ば、外径が50μmのエナメル線の周面に外部導体を設
ける場合であっても、本実施例においては外部導体を容
易に形成することができる。しかし、外部導体として銅
素線又は金属テープを使用する従来の同軸ケーブルにお
いては、このように細径化することは極めて困難であ
る。
【0013】また、本実施例においては、絶縁層12の
表面上に導電性塗料を塗布することにより外部導体13
を形成するため、同軸ケーブルの製造工程を簡略化でき
るという効果もある。更に、外部導体13の長手方向に
沿って導体線14が設けられているため、外部導体13
の実質的な抵抗値が低減し、良好なシールド効果を得る
ことができる。更にまた、この導体線14により、外部
導体13を他の同軸ケーブル又はコネクタと電気的に接
続することもできる。
【0014】図2は、本発明の第2の実施例に係る同軸
ケーブルを示す断面図である。本実施例に係る同軸ケー
ブルは、内部導体1と、ポリエチレン樹脂等により構成
され内部導体1を被覆する絶縁層2と、この絶縁層2の
外面上に導電性塗料(樹脂に微細な銅粉等を混合したも
の)を塗布して形成された導電性膜からなる外部導体3
と、この外部導体3に接触して配設され外部導体3の長
手方向に延びる1本の導体線4と、これらを被覆する絶
縁シース5とにより構成されている。
【0015】このように構成された本実施例に係る同軸
ケーブルにおいては、外部導体3が導電性塗料を塗布し
て形成された導電性膜により構成されているため、外部
導体3の厚さが極めて薄く、同軸ケーブルを容易に細径
化することができる。例えば、本実施例においては、導
体線4が設けられているためこの部分が若干膨らんだ形
状となるが、内部導体1の直径が約75μm、絶縁層2
2の直径が約180μm、導体線4の直径が約30μm
であるとすると、最も太い部分でのケーブル径は約29
0μmとなる。図4に示す従来の同軸ケーブルの場合は
ケーブルの直径が約320μmであるので、本実施例の
同軸ケーブルは従来に比して約30μmの細径化が達成
できる。
【0016】また、本実施例においては、絶縁層2の表
面上に導電性塗料を塗布することにより外部導体3を形
成するため、同軸ケーブルの製造工程を簡略化すること
ができ、製造が容易であるという効果もある。更に、本
実施例においては、外部導体3の長手方向に沿って導体
線4が設けられているため、外部導体3の実質的な抵抗
値が低減し、良好なシールド効果を得ることができる。
更にまた、本実施例に係る同軸ケーブルを他のケーブル
又はコネクタ等と接続する場合は、この導体線4を他の
同軸ケーブル又はコネクタの外側導体に接続すればよい
ので、他のケーブル又はコネクタ等との接続が容易であ
る。
【0017】なお、上述の実施例においては、いずれも
外部導体が導電性塗料を塗布して形成された導電性膜の
場合について説明したが、外部導体としては、例えば銅
等を無電解めっきして形成しためっき膜であってもよ
く、この場合も上述の実施例と同様の効果を得ることが
できる。また、上述の実施例においては、いずれも外部
導体に沿って導体線が設けられている場合について説明
したが、この導体線は必ずしも必要なものではなく、用
途等に応じて設ければよい。更に、上述の実施例におい
ては、シースの内側に1本の内部導体が設けられた同軸
ケーブルについて説明したが、本発明は、シースの内側
に複数本の同軸ケーブルが設けられた同軸多心ケーブル
に適用することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る同軸ケ
ーブルは、外部導体が導電性塗料又は無電解めっき等に
より形成された導電性膜により構成されているから、従
来の同軸ケーブルに比してより一層の細径化が容易に達
成できると共に、加工工数を削減できて製造が容易にな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る同軸ケーブルを示
す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る同軸ケーブルを示
す断面図である。
【図3】従来の同軸ケーブルを示す斜視図である。
【図4】同じくその断面図である。
【符号の説明】
1,11,21;内部導体 2,22;絶縁層 3,13,23;外部導体 4,14;導体線 5,15,24;シース 12;焼付けエナメルの絶縁層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部導体と、この内部導体を被覆する絶
    縁層と、この絶縁層の外面上に形成された外部導体と、
    この外部導体の周囲に配設された絶縁シースとを有し、
    前記外部導体が導電性膜により構成されていることを特
    徴とする同軸ケーブル。
JP27716593A 1993-11-05 1993-11-05 同軸ケーブル Pending JPH07130229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27716593A JPH07130229A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 同軸ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27716593A JPH07130229A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 同軸ケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07130229A true JPH07130229A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17579712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27716593A Pending JPH07130229A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 同軸ケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07130229A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139509A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Hitachi Ltd 中性子モニタシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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