JPH07130156A - 接続装置 - Google Patents

接続装置

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JPH07130156A
JPH07130156A JP27275893A JP27275893A JPH07130156A JP H07130156 A JPH07130156 A JP H07130156A JP 27275893 A JP27275893 A JP 27275893A JP 27275893 A JP27275893 A JP 27275893A JP H07130156 A JPH07130156 A JP H07130156A
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JP
Japan
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reel hub
magnetic head
cassette
tape recorder
take
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JP27275893A
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English (en)
Inventor
Tadao Kashiyama
忠男 橿山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07130156A publication Critical patent/JPH07130156A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常回転検出用の装置が設けられている再生
装置に対しても正常に動作し、しかも使用するギヤ類の
数を少なくして作製を非常に容易なものとし、製造コス
トを低減させて製品の歩溜り及び信頼性の大幅な向上を
図る。 【構成】 カセット型接続部5がカセットテープレコー
ダ2に装着されて、カセットテープレコーダ2の磁気ヘ
ッドがこのカセット型接続部5の内部に進入すると、ヘ
ッドアーム17に形成され設けられている押え部材17
aがカセット型接続部5の内部方向へ押しやられる。す
ると、トーションバネ27の弾発力により回動アーム2
6が回動し、リールハブ10に噛合した回転手段22が
上記キャプスタンに圧接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯用のいわゆ
るコンパクトディスクプレーヤの如き光ディスクプレー
ヤより出力される音声信号を車両本体に搭載したカセッ
トテープレコーダを介して再生するために用いられる、
いわゆるアダプタとして機能する接続装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯用の光ディスクプレーヤよ
り出力された音声信号を車両本体に搭載したカセットテ
ープレコーダを介して再生するためには、この音声信号
を上記カセットテープレコーダの磁気ヘッドに供給する
アダプタとして機能する接続装置が用いられる。
【0003】かかる接続装置は、上記カセットテープレ
コーダに挿脱されるテープカセットと略々同一形状とな
された一対の上下ハーフを突合わせて構成されてなる。
そして、これら上下ハーフ内には、光ディスクプレーヤ
で再生された音声信号を上記カセットテープレコーダの
磁気ヘッドに伝達するための音声信号送達用磁気ヘッド
と、上記カセットテープレコーダに設けられるリールハ
ブ駆動軸と係合して回転する一対のリールハブ(テイク
アップ側リールハブ及びサプライ側リールハブ)が設け
られている。更に、この接続装置には、上記光ディスク
プレーヤの信号入出力端に接続される接続コード部が設
けられている。なお、上記接続コード部の一端に設けら
れるピンプラグは、光ディスクプレーヤの信号入出力端
に挿通係合し、他端は上記カセットテープレコーダの磁
気ヘッドに接続されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、再生装置で
ある上記カセットテープレコーダに、カセットテープの
異常回転を検出する装置が設けられている場合には、カ
セットテープの装着作動時において、上記テイクアップ
側リールハブまたは上記サプライ側リールハブの回転が
停止したり、或は回転が早過ぎたり遅過ぎたりすると、
自動的に再生が停止する。
【0005】上記接続装置はカセットテープを有さない
ために、そのままでは上記リールハブは上記キャプスタ
ン軸の回転と同期をとることができず、従って、安定に
この接続装置を作動させるために、上記上下ハーフ内に
内蔵される一対のリールハブを、ギヤまたはベルトによ
って連結し、上記テイクアップ側リールハブを回転させ
ることにより、これに連動して上記サプライ側リールハ
ブも回転するようになっている。
【0006】ところが、上記接続装置をカセットテープ
レコーダに装着してプレーモードとした際に、上記テイ
クアップ側リールハブが自由走行状態(カセットテープ
レコーダに予め設定された速度)となり高速で回転する
ために、カセットテープの異常回転を検出する装置が設
けられているカセットテープレコーダでは、リールハブ
の高速回転により、テープカセットがイジェクトされて
しまう場合がある。
【0007】従来では、このような問題に対処するため
に、上記上下ハーフ内に内蔵される一対のリールハブ
を、ギヤまたはベルトによって連結し、更に、上記テイ
クアップ側リールハブを複数個のギヤまたはベルトによ
って上記キャプスタン軸に連結して、このキャプスタン
軸の回転と同期させて回転させることにより、これに連
動し同期して上記サプライ側リールハブも回転するよう
に構成する方法が案出されている。
【0008】しかしながら、上記テイクアップ側リール
ハブを複数個のギヤを用いて上記キャプスタン軸に連結
する方法では、各々大きさの異なる複数個の小さなギヤ
が必要であるために、作製上非常に煩雑であり、且つ高
精度の技術が要求されるので、歩溜りの低下が引き起こ
されて製造コストが著しく増大するという問題がある。
【0009】また、上記テイクアップ側リールハブをベ
ルトを用いて上記キャプスタン軸に連結する方法では、
該ベルトを回転させる必要上、ガイドローラーの設置が
必須であり、作製上非常に手間がかかる。更に、上記ベ
ルトには高信頼性が要求されるために、上述と同様に高
精度の作製技術が必要となる。
【0010】本発明は、係る従来の実情に鑑みて提案さ
れたものであって、異常回転検出用の装置が設けられて
いる再生装置(カセットテープレコーダ)に対しても正
常に動作し、しかも使用するギヤ類の数を少なくして作
製を非常に容易なものとし、製造コストを低減させて製
品の歩溜り及び信頼性の大幅な向上を図ることが可能と
なる接続装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、音響再生装置
のテープカセット挿入口に挿入されるカセット型接続部
及び接続コード部を有し、前記接続コード部を介して供
給される音声信号を前記音響再生装置の磁気ヘッドに供
給するようにした接続装置において、前記カセット型接
続部は、対をなすテイクアップ側及びサプライ側リール
ハブと、前記テイクアップ側リールハブの回転を前記サ
プライ側リールハブに伝達する伝達手段と、ヘッドアー
ムに支持されて移動可能となされた音声信号送出用磁気
ヘッドと、上記テイクアップ側リールハブを中心として
回転可能に支持された回動アーム上に回転可能に軸支さ
れて前記テイクアップ側リールハブに転接している回転
部材とを備え、上記回動アームは、前記音声信号送出用
磁気ヘッドの上記音響再生装置の磁気ヘッドが押接され
ることによる移動に伴って回動させ、上記回転部材を前
記音響再生装置に設けられているキャプスタン軸に当接
させ同期して回転操作させるように構成する。
【0012】この場合、前記回動アームを、トーション
バネにより、前記回転部材を前記キャプスタン軸に圧接
させる方向に回動付勢されてなるように形成し構成して
もよい。
【0013】また、この場合、上記伝達手段に、負荷発
生部材を設けて構成してもよい。
【0014】
【作用】本発明に係る接続装置においては、再生装置に
該接続装置を装着すると、移動可能にヘッドアームに支
持された信号送出用の磁気ヘッドがヘッド圧用バネの弾
発力に抗して上記接続装置のカセット内方向へ押しやら
れ、さらに上記再生装置をプレーモードにすると、この
再生装置に設けられているキャプスタン軸に、テイクア
ップ側リールハブを中心とする回動アーム上に軸支され
た回転部材が当接し該キャプスタン軸の回転に同期して
回転操作される。そして、この回転手段と噛合の上記テ
イクアップ側リールハブも同期して同回転速度で回転す
ると、伝達手段によりサプライ側リールハブも同期して
同回転速度で回転操作されることとなる。従って、上記
再生装置に異常回転検出装置等が設けられている場合で
も、これらに検出されることなくプレーモード状態が安
定に保持される。
【0015】この場合、上記回動アームを、トーション
バネの弾発力により上記回転部材を上記キャプスタン軸
に圧接させる方向に回動付勢することで、このキャプス
タン軸が回転駆動することにより安定且つ確実にこの回
転手段が該キャプスタン軸と圧接されることとなる。
【0016】また、上記伝達手段に負荷発生部材を設け
ることで、上記キャプスタン軸から該回転部材に与えら
れる、このキャプスタン軸と上記回転部材との接触を増
大させる方向に働くトルクが更に増大されることとな
り、該キャプスタン軸と上記回転部材とが更に確実に接
触することで、より安定に上記再生装置のプレーモード
状態が保持されることとなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る接続装置の実施例を図面
を参照しながら説明する。
【0018】この実施例は、例えば携帯用のいわゆるコ
ンパクトディスクプレーヤの如き光ディスクプレーヤ等
より出力される音声信号を自動車等の車両本体に搭載さ
れる音響再生装置(カセットテープレコーダ)を介して
再生するために用いられるアダプタとして機能する接続
装置に本発明を適用した例である。
【0019】図1に示すように、携帯用の光ディスクプ
レーヤ1を、車両本体に搭載されるカセットテープレコ
ーダ2で再生する際には、接続装置3が用いられる。こ
の接続装置3は、光ディスクプレーヤ1からの出力信号
である音声信号を、カセットテープレコーダ2に内蔵さ
れている磁気ヘッドに伝達する役目をするものである。
接続装置3は、カセットテープレコーダ2に設けられて
いるカセット挿入口4よりその内部へと挿入されて装着
されるカセット型接続部5と、このカセット型接続部5
より導出され、光ディスクプレーヤ1の信号入出力端6
に接続される接続コード部7とから構成されている。
【0020】カセット型接続部5は、図2及び図3に示
すように、カセットテープレコーダ2に装着されて再生
される通常の音声用テープカセットと略々同一の形状及
び略々同一の大きさを有するカセット体として構成さ
れ、上ハーフ8と下ハーフ9とが突合わされることによ
り構成されている。そして、通常のテープカセットと同
様に、上ハーフ8と下ハーフ9にそれぞれリールハブ駆
動軸を臨ませる円形のリールハブ駆動軸通用孔29a及
び29bとカセットテープレコーダ2に設置されている
キャプスタン軸を挿通させるためのキャプスタン軸挿通
用孔25とが設けられ、カセットテープレコーダ2に内
蔵されている磁気ヘッドに対向する前面部には、ヘッド
進入孔41及びピンチローラー進入孔42がそれぞれ設
けられている。また、これら上ハーフ8と下ハーフ9と
によって突合わされてなるカセット体内部には、カセッ
トテープレコーダ2に内蔵されるメカデッキの一対のリ
ールハブ駆動軸が挿通係合する一対のリールハブ10及
び11が回転可能に設けられている。
【0021】これらリールハブ10及び11は、上記各
リールハブ駆動軸と対向する位置にそれぞれ設けられ、
下ハーフ9と近接する位置にこれらリールハブ10及び
11の周面に沿って形成される歯車状のギヤ12及び1
3を有している。また、カセットテープレコーダ2がプ
レーモード状態とされたときに駆動するリールハブ駆動
軸と係合するテイクアップ側のリールハブ10の回転を
サプライ側のリールハブ11に伝達するための伝達手段
である伝達ギヤ14が設けられている。
【0022】この伝達ギヤ14は、上記一対のリールハ
ブ10及び11の間に設置され、これらリールハブ10
及び11に設けられている歯車状のギヤ12及び13と
噛合して回転するようになっている。従って、テイクア
ップ側のリールハブ10が回転することにより、このリ
ールハブ10の歯車状のギヤ12と噛合する伝達ギヤ1
4によってサプライ側のリールハブ11が回転するよう
に構成されている。なお、この伝達ギヤは、後述する負
荷発生部材を有している。
【0023】さらに、カセット型接続部5の内部には、
上記前面部近傍、中央位置に光ディスクプレーヤ1より
出力される音声信号をカセットテープレコーダ2に内蔵
される磁気ヘッドに送出するための音声信号送出用磁気
ヘッド15が設けられている。かかる音声信号送出用磁
気ヘッド15は、カセットテープレコーダ2に内蔵され
る磁気ヘッドと相対向する位置に設けられ、光ディスク
プレーヤ1からの音声信号を確実にカセットテープレコ
ーダ2の磁気ヘッドに伝達するように互いの磁気ギャッ
プが相対向するように設置されている。
【0024】また、音声信号送出用磁気ヘッド15は、
カセットテープレコーダ2に内蔵される磁気ヘッドがこ
のカセット型接続部5のヘッド進入孔41から内部に進
入してきたときに該磁気ヘッドと密着するように、コイ
ル状のヘッド圧用バネ16によって図中矢印Mで示す方
向に弾発付勢するようになされたヘッドアーム17に設
けられている。即ち、音声信号送出用磁気ヘッド15
は、一端がアーム軸18によって回転自在に支持されて
なるヘッドアーム17に取付けられ、このヘッドアーム
17の略々中央部を弾発付勢するヘッド圧用バネ16に
よって、常時図中矢印Mで示す方向へと付勢されるよう
になされている。
【0025】従って、カセットテープレコーダ2に内蔵
される磁気ヘッドがこのカセット型接続部5の内部へ挿
入されると、音声信号送出用磁気ヘッド15がカセット
型接続部5内方向へとヘッド圧用バネ16の弾発力に抗
して押しやられる。そして、カセットテープレコーダ2
の磁気ヘッドが規定位置に保持されると、ヘッド圧用バ
ネ16によって音声信号送出用磁気ヘッド15がカセッ
トテープレコーダ2の磁気ヘッドに対して密着せしめら
れる。なお、このヘッドアーム17には、後述する略々
L字形状の押え部材17aが設けられている。
【0026】さらに、音声信号送出用磁気ヘッド15
は、カセットテープレコーダ2に内蔵される磁気ヘッド
のヘッド位置に合わせて、この音声信号送出用磁気ヘッ
ド15の位置を調整するヘッド高さ調整レバー19によ
り、そのヘッド高さが調整されるようになされている。
すなわち、回転可能に支持されたヘッド高さ調整レバー
19を回転操作することにより、その先端部に設けられ
る突起(図示せず)がヘッドアーム17の後端部に設け
られるカムに係合し、このカムによってヘッドアーム1
7が上下動することで、音声信号送出用磁気ヘッド15
のヘッド位置が調整される。
【0027】そして、音声信号送出用磁気ヘッド15に
は、光ディスクプレーヤ1の信号入出力端6と接続され
る接続コード部7が設けられている。この接続コード部
7の一端部には、信号入出力端6に挿通係合されるピン
フラグ20が設けられている。
【0028】また、この接続コード部7の他端部には、
カセット型接続部5内部に設けられるインピーダンス変
調回路21を介して音声信号送出用磁気ヘッド15に接
続されている。このインピーダンス変調回路21は、光
ディスクプレーヤ1の出力インピーダンスと音声信号送
出用磁気ヘッド15の入力インピーダンスを整合(イン
ピーダンスマッチング)させるためのものである。
【0029】そして特に、このカセット型接続部5に
は、カセットテープレコーダ2のメカデッキに設けられ
てるキャプスタン軸と同期してテイクアップ側のリール
ハブ10を回転させるための回転部材22が設けられて
いる。かかる回転部材22は、歯車状の駆動ギヤ部2
3、この駆動ギヤ部23の上部に同一中心を有し一体形
成されている円盤状の圧接回転部24とで構成されてい
る。この圧接回転部24は、その周面部にゴム製リング
が取り付けられ、摩擦係数が大きな面とされてなる。
【0030】駆動ギヤ部23は、常時テイクアップ側の
リールハブ10の周面に沿って形成される歯車状のギヤ
12と噛合して係合されている。また、圧接回転部24
は、このカセット型接続部5がカセットテープレコーダ
2に未装着の状態において上記キャプスタン軸挿通用孔
25と離れた状態に保たれ、装着時において上記キャプ
スタン軸と接触し圧接されるものである。
【0031】なお、この回転部材22は、テイクアップ
側のリールハブ10の中心点と上記キャプスタン軸を臨
ませるキャプスタン軸挿通用孔25の中心点とを結ぶ直
線(図中破線で示す)に関して、図中N側の領域に回転
部材22の中心が位置するように設置される。これは、
上記キャプスタン軸の回転駆動により、このキャプスタ
ン軸と圧接している圧接回転部24を有する回転部材2
2に、この圧接力が増大する方向のトルクが働くように
するためである。
【0032】そして、テイクアップ側のリールハブ10
を中心として、このリールハブ10及び回転部材22に
は、略々台形形状の回動アーム26が設けられている。
この回動アーム26には、その一隅部に突起状の押え軸
26aが形成され、また他の隅部には略々U字形状のト
ーションバネ27の一端部27aが固定されて設けられ
ている。このトーションバネ27の他端部27bは、上
記下ハーフ9に設けられたバネ固定部28に保持され固
定されている。
【0033】ここで、カセット型接続部5がカセットテ
ープレコーダ2のメカデッキに装着されていないときで
は、ヘッドアーム17に形成され設けられている略々L
字形状の押え部材17aと回動アーム26の突起状の押
え軸26aとが接触し上記ヘッド圧用バネ16の弾発力
により回動アーム26にはその押え軸26aに対しリー
ルハブ10を中心とした回転トルクが加えられており、
そのためにトーションバネ27の一端部27aが押し返
された状態で保持される。
【0034】また、カセット型接続部5がカセットテー
プレコーダ2のメカデッキに装着されて、カセットテー
プレコーダ2に内蔵される磁気ヘッドがこのカセット型
接続部5の内部に進入すると、ヘッドアーム17に形成
され設けられている押え部材17aがカセット型接続部
5の内部方向へ押しやられることにより、リールハブ1
0と回動アーム26の押え軸26aとが離れ、そのため
にトーションバネ27の弾発力により回動アーム26に
はその押え軸26aに対しリールハブ10を中心とし
た、上記回転トルクとは逆方向の回転トルクが加えら
れ、回転部材22の圧接回転部24が上記キャプスタン
軸に圧接されることとなる。
【0035】以上のように構成された接続装置3を使用
して、携帯用の光ディスクプレーヤ1を、車両本体に搭
載されるカセットテープレコーダ2で再生するには、以
下のようにして行う。先ず、接続コード部7のピンフラ
グ20を光ディスクプレーヤ1の信号入出力端6に挿入
する。
【0036】次に、この接続コード部7に接続されるカ
セット型接続部5をカセットテープレコーダ2のカセッ
ト挿入口4よりその内部に挿入し、カセットテープレコ
ーダ2のメカデッキ上にローディングせしめる。する
と、図4に示すように、カセット型接続部5の一対のリ
ールハブ10及び11に、上記メカデッキ側に設けられ
る一対のリーハブ駆動軸30及び31がそれぞれ挿通係
合するとともに、キャプスタン軸挿通孔25にキャプス
タン軸32が挿通する。
【0037】そして、この状態でカセットテープレコー
ダ2をプレーモード状態とすると、上記メカデッキに設
けられるヘッドスライダ上に取付けられた磁気ヘッド3
3及びピンチローラー34が、ヘッド進入孔41及びピ
ンチローラー進入孔42からこのカセット型接続部5の
内部に進入してくる。
【0038】この磁気ヘッド33のカセット型接続部5
の内部への進入により、該磁気ヘッド33がこれと相対
向して設けられている音声信号送出用磁気ヘッド15を
ヘッド圧用バネ16の弾発力に抗してカセット型接続部
5の内部に押しやる。それと同時に、ヘッドアーム17
に形成され設けられている押え部材17aがカセット型
接続部5の内部方向へ押しやられることにより、リール
ハブ10と回動アーム26の押え軸26aとが離れ、そ
のためにトーションバネ27の弾発力により回動アーム
26にはその押え軸26aに対してリールハブ10を中
心とした回転トルクが加えられて、回転部材22の圧接
回転部24が上記キャプスタン軸に圧接される。
【0039】そして、磁気ヘッド33が規定位置に保持
されると、上記ヘッド圧用バネ16の弾発力で音声信号
送出用磁気ヘッド15と上記磁気ヘッド33とが面接触
状態で密着する。
【0040】この状態で、キャプスタン軸32が図中矢
印Xで示す方向に回転駆動することにより、このキャプ
スタン軸32に圧接されている回転部材22の圧接回転
部24が図中矢印Yで示す方向に回転させられる。する
と、この回転部材22の駆動ギヤ部23と噛合し係合し
ているテイクアップ側のリールハブ10が矢印Xで示す
方向に同回転速度で回転させられ、更にこのリールハブ
10と噛合し係合している伝達ギヤ14が矢印Yで示す
方向に同回転速度で回転させられる。そして、更にこの
伝達ギヤ14と噛合し係合しているサプライ側のリール
ハブ11も、矢印Xで示す方向に同回転速度で回転させ
られることとなる。
【0041】ところで、上記音響再生装置がリバース状
態となった場合では、キャプスタン軸32が回転部材2
2に与えるトルクが、サプライ側のリールハブ11の逆
回転駆動によるテイクアップ側のリールハブ10が回転
部材22に与える逆方向のトルクと等しいか或いは大き
いときは、テープはエンド検出により停止或は順方向の
回転に復帰する。
【0042】なお、上記キャプスタン軸32から該回転
部材22に与えられる、このキャプスタン軸32と回転
部材22との接触を増大させる方向に働くトルクを更に
増大させるために、上記伝達手段14には、一定の負荷
トルクを与える負荷発生部材(図示せず)が設けられて
いる。
【0043】本実施例に係る接続装置においては、再生
装置であるカセットテープレコーダ2に接続装置3を装
着すると、移動可能にヘッドアーム17に支持された音
声信号送出用磁気ヘッド15がヘッド圧用バネ16の弾
発力に抗して接続装置3のカセット内方向へ押しやら
れ、さらにカセットテープレコーダ2をプレーモードに
すると、このカセットテープレコーダ2に設けられてい
るキャプスタン軸32に、テイクアップ側のリールハブ
10を中心とする回動アーム26上に軸支された回転部
材22が当接し該キャプスタン軸32の回転に同期して
回転操作される。そして、この回転部材22と噛合の上
記テイクアップ側のリールハブ10も同期して同回転速
度で回転すると、伝達手段14によりサプライ側のリー
ルハブ11も同期して同回転速度で回転操作されること
となる。従って、カセットテープレコーダ2に異常回転
検出装置等が設けられている場合でも、これらに検出さ
れることなくプレーモード状態が安定に保持される。
【0044】従って、有するギヤ類が少なく、作製が極
めて容易な接続装置の実現が可能となる。
【0045】また、上記回動アーム26を、トーション
バネ27の弾発力により回転部材22をキャプスタン軸
32に圧接させる方向に回転付勢することで、このキャ
プスタン軸32が回転駆動することにより安定且つ確実
にこの回転部材が該キャプスタン軸と圧接されることと
なる。
【0046】さらに、上記伝達手段22に負荷発生部材
を設けることで、キャプスタン軸32から該回転部材2
2に与えられる、このキャプスタン軸32と回転部材2
2との接触を増大させる方向に働くトルクが更に増大さ
れることとなり、該キャプスタン軸32と回転部材22
とが更に確実に接触することで、より安定にプレーモー
ド状態が保持されることとなる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る接続装置においては、音響
再生装置のテープカセット挿入口に挿入されるカセット
型接続部及び接続コード部を有し、前記接続コード部を
介して供給される音声信号を前記音響再生装置の磁気ヘ
ッドに供給するようにした接続装置において、前記カセ
ット型接続部は、対をなすテイクアップ側及びサプライ
側リールハブと、前記テイクアップ側リールハブの回転
を前記サプライ側リールハブに伝達する伝達手段と、ヘ
ッドアームに支持されて移動可能となされた音声信号送
出用磁気ヘッドと、上記テイクアップ側リールハブを中
心として回転可能に支持された回動アーム上に回転可能
に軸支されて前記テイクアップ側リールハブに転接して
いる回転部材とを備え、上記回動アームが、前記音声信
号送出用磁気ヘッドの上記音響再生装置の磁気ヘッドが
押接されることによる移動に伴って回転され、上記回転
部材を前記音響再生装置に設けられているキャプスタン
軸に当接され同期して回転操作されるように構成したの
で、異常回転検出用の装置が設けられている再生装置
(カセットテープレコーダ)に対しても正常に動作し、
しかも使用するギヤ類の数を少なくして作製を非常に容
易なものとし、製造コストを低減させて製品の歩溜り及
び信頼性の大幅な向上を図ることが可能となる。
【0048】また、本発明においては、前記回動アーム
を、トーションバネにより、上記回転部材を上記キャプ
スタン軸に圧接させる方向に回動付勢されてなるように
形成し構成したので、上記回転部材をより安定な回転さ
せることが可能となる。
【0049】更にまた、本発明においては、上記伝達手
段に、負荷発生部材を設けて構成したので、上記キャプ
スタン軸と上記回転部材との接触を良好に保ち、さらに
安定に上記再生装置のプレーモード状態を維持すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯用の光ディスクプレーヤを、車両本体に搭
載されるカセットテープレコーダで再生する状態を示す
斜視図である。
【図2】本実施例に係る接続装置を分解して示す分解斜
視図である。
【図3】本実施例に係る本発明に係る接続装置の、カセ
ットテープレコーダへの未装着時の様子を示す平面図で
ある。
【図4】本実施例に係る本発明に係る接続装置をカセッ
トテープレコーダに装着し、プレーモード状態としたと
きの様子を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスクプレーヤ 2・・・カセットテープレコーダ 3・・・接続装置 5・・・カセット型接続部 7・・・接続コード部 10,11・・・リールハブ 14・・・伝達ギヤ 15・・・音声信号送出用磁気 22・・・回転部材 26・・・回動アーム 32・・・キャプスタン軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】そして、音声信号送出用磁気ヘッド15に
は、光ディスクプレーヤ1の信号入出力端6と接続され
る接続コード部7が設けられている。この接続コード部
7の一端部には、信号入出力端6に挿通係合されるピン
プラグ20が設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響再生装置のテープカセット挿入口に
    挿入されるカセット型接続部及び接続コード部を有し、
    前記接続コード部を介して供給される音声信号を前記音
    響再生装置の磁気ヘッドに供給するようにした接続装置
    において、 前記カセット型接続部は、対をなすテイクアップ側及び
    サプライ側リールハブと、前記テイクアップ側リールハ
    ブの回転を前記サプライ側リールハブに伝達する伝達手
    段と、ヘッドアームに支持されて移動可能となされた音
    声信号送出用磁気ヘッドと、上記テイクアップ側リール
    ハブを中心として回転可能に支持された回動アーム上に
    回転可能に軸支されて前記テイクアップ側リールハブに
    転接している回転部材とを備え、 上記回動アームは、前記音声信号送出用磁気ヘッドの上
    記音響再生装置の磁気ヘッドが押接されることによる移
    動に伴って回動され、上記回転部材を前記音響再生装置
    に設けられているキャプスタン軸に当接させ同期して回
    転操作させてなる接続装置。
  2. 【請求項2】 前記回動アームは、トーションバネによ
    り、前記回転部材を前記キャプスタン軸に圧接させる方
    向に回動付勢されてなる請求項1記載の接続装置。
  3. 【請求項3】 前記伝達手段は、負荷発生部材を有して
    なる請求項1又は請求項2記載の接続装置。
JP27275893A 1993-10-29 1993-10-29 接続装置 Withdrawn JPH07130156A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364201B1 (ko) * 2000-10-27 2002-12-16 주식회사 현원 카세트 테이프형 디지털 오디오 기기의 테이프 시뮬레이터
KR100645081B1 (ko) * 2005-08-31 2006-11-10 (주)유브릿지 자체 전원공급이 가능한 무선카팩
KR100650920B1 (ko) * 2005-12-27 2006-11-30 주식회사 자티전자 발전장치를 내장한 카팩

Cited By (3)

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