JPH07201008A - 信号伝達装置 - Google Patents
信号伝達装置Info
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- JPH07201008A JPH07201008A JP21085594A JP21085594A JPH07201008A JP H07201008 A JPH07201008 A JP H07201008A JP 21085594 A JP21085594 A JP 21085594A JP 21085594 A JP21085594 A JP 21085594A JP H07201008 A JPH07201008 A JP H07201008A
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- JP
- Japan
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- case
- signal transmission
- lead wire
- magnetic head
- signal
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】外部入力端子を有していないカセットテープ・
プレーヤ部を備えた情報再生機器に対しても、その改造
を伴うことなく、また、電波の使用に関する問題に関わ
ることなく、外部情報信号源からの情報信号を伝達でき
るものとなす。 【構成】テープカセット型に形成されたケース10内
に、それに設けられたリール軸孔12a,12bに対応
する位置において歯付ベルト20により相互連結された
一対のリールハブ18a,18bと、信号伝達用磁気ヘ
ッド部22と、信号伝達用磁気ヘッド部22を外部に向
けて付勢するスプリング26とが配されるとともに、信
号伝達用磁気ヘッド部22から伸びてケース10の外部
に導出される信号伝送リード線30が備えられ、さら
に、ケース10の周縁部に、信号伝送リード線30がケ
ース10から引き出される方向を変更可能に設定するリ
ード線引出設定部42が設けられる。
プレーヤ部を備えた情報再生機器に対しても、その改造
を伴うことなく、また、電波の使用に関する問題に関わ
ることなく、外部情報信号源からの情報信号を伝達でき
るものとなす。 【構成】テープカセット型に形成されたケース10内
に、それに設けられたリール軸孔12a,12bに対応
する位置において歯付ベルト20により相互連結された
一対のリールハブ18a,18bと、信号伝達用磁気ヘ
ッド部22と、信号伝達用磁気ヘッド部22を外部に向
けて付勢するスプリング26とが配されるとともに、信
号伝達用磁気ヘッド部22から伸びてケース10の外部
に導出される信号伝送リード線30が備えられ、さら
に、ケース10の周縁部に、信号伝送リード線30がケ
ース10から引き出される方向を変更可能に設定するリ
ード線引出設定部42が設けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットテープ・プレ
ーヤ部を備える情報再生機器に、外部信号源からの情報
信号を伝達する信号伝達装置に関する。
ーヤ部を備える情報再生機器に、外部信号源からの情報
信号を伝達する信号伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の据置型オーディオ機器にあって
は、その前面パネル部等に外部入力端子が設けられ、外
部オーディオ信号源からのオーディオ信号が外部入力端
子を通じて供給されて、外部オーディオ信号源からのオ
ーディオ信号に基づく音声再生を行うことができるよう
にされたものが多い。これに対し、カーステレオ装置等
の通称で呼ばれる、カセットテープ・プレーヤ部を備え
た車載用のオーディオ機器においては、その全体が小型
化されることが要求され、前面パネル部の寸法が制限さ
れることもあって、外部オーディオ信号源からのオーデ
ィオ信号を受けるための外部入力端子が設けられず、従
って、外部オーディオ信号源からのオーディオ信号に基
づく音声再生が行えないものとされるのが一般的であ
る。
は、その前面パネル部等に外部入力端子が設けられ、外
部オーディオ信号源からのオーディオ信号が外部入力端
子を通じて供給されて、外部オーディオ信号源からのオ
ーディオ信号に基づく音声再生を行うことができるよう
にされたものが多い。これに対し、カーステレオ装置等
の通称で呼ばれる、カセットテープ・プレーヤ部を備え
た車載用のオーディオ機器においては、その全体が小型
化されることが要求され、前面パネル部の寸法が制限さ
れることもあって、外部オーディオ信号源からのオーデ
ィオ信号を受けるための外部入力端子が設けられず、従
って、外部オーディオ信号源からのオーディオ信号に基
づく音声再生が行えないものとされるのが一般的であ
る。
【0003】このような状況のもとで、例えば、ポータ
ブル型のコンパクトディスク・プレーヤの普及に伴い、
その使用者の、ポータブル型のコンパクトディスク・プ
レーヤを車内において使用してコンパクトディスクから
の音声再生を楽しみたいという要望が強いこと等からし
て、車載用のオーディオ機器においても、ポータブル型
のコンパクトディスク・プレーヤ等の外部オーディオ信
号源からのオーディオ信号に基づく音声再生が行えるよ
うにされることが望まれている。このため、従来におい
ては、車載用のオーディオ機器に改造を加えることによ
り、外部オーディオ信号源からのオーディオ信号の伝送
ラインを接続できるようにして、あるいは、車載用のオ
ーディオ機器がチューナ部を備えるものである場合に、
外部オーディオ信号源からのオーディオ信号を所定のト
ランスミッタを用いて搬送波信号として送出し、車載用
のオーディオ機器のチューナ部で受信できるようにし
て、車載用のオーディオ機器によって外部オーディオ信
号源からのオーディオ信号に基づく音声再生を行えるよ
うにすることが提案されている。
ブル型のコンパクトディスク・プレーヤの普及に伴い、
その使用者の、ポータブル型のコンパクトディスク・プ
レーヤを車内において使用してコンパクトディスクから
の音声再生を楽しみたいという要望が強いこと等からし
て、車載用のオーディオ機器においても、ポータブル型
のコンパクトディスク・プレーヤ等の外部オーディオ信
号源からのオーディオ信号に基づく音声再生が行えるよ
うにされることが望まれている。このため、従来におい
ては、車載用のオーディオ機器に改造を加えることによ
り、外部オーディオ信号源からのオーディオ信号の伝送
ラインを接続できるようにして、あるいは、車載用のオ
ーディオ機器がチューナ部を備えるものである場合に、
外部オーディオ信号源からのオーディオ信号を所定のト
ランスミッタを用いて搬送波信号として送出し、車載用
のオーディオ機器のチューナ部で受信できるようにし
て、車載用のオーディオ機器によって外部オーディオ信
号源からのオーディオ信号に基づく音声再生を行えるよ
うにすることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如くに、車載用のオーディオ機器により外部オーディオ
信号源からのオーディオ信号に基づく音声再生を行うこ
とができるようにするにあたり、車載用のオーディオ機
器に改造を加えることには、専門的な知識と各種の部品
とが必要とされ、車載用のオーディオ機器の使用者が手
軽に行うことができないという不都合がある。また、車
載用のオーディオ機器がチューナ部を備えている場合
に、外部オーディオ信号源からのオーディオ信号を車載
用のオーディオ機器のチューナ部で受信できるような搬
送波信号として送出するトランスミッタを利用しようと
する際には、電波の使用に関する問題が絡み、各国にお
ける電波使用を管理するための法規等の制約によりその
使用が禁止される虞があるという問題がある。
如くに、車載用のオーディオ機器により外部オーディオ
信号源からのオーディオ信号に基づく音声再生を行うこ
とができるようにするにあたり、車載用のオーディオ機
器に改造を加えることには、専門的な知識と各種の部品
とが必要とされ、車載用のオーディオ機器の使用者が手
軽に行うことができないという不都合がある。また、車
載用のオーディオ機器がチューナ部を備えている場合
に、外部オーディオ信号源からのオーディオ信号を車載
用のオーディオ機器のチューナ部で受信できるような搬
送波信号として送出するトランスミッタを利用しようと
する際には、電波の使用に関する問題が絡み、各国にお
ける電波使用を管理するための法規等の制約によりその
使用が禁止される虞があるという問題がある。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、通常のカセッ
トテープ・プレーヤ部を備えた車載用のオーディオ機器
の如く、外部入力端子が設けられていないカセットテー
プ・プレーヤ部を備えた情報再生機器に対しても、その
改造を伴うことなく、さらに、電波の使用に関する問題
に関わることなく、極めて容易な操作によって、外部情
報信号源からの情報信号を伝達することができるように
された信号伝達装置を提供することを目的とする。
トテープ・プレーヤ部を備えた車載用のオーディオ機器
の如く、外部入力端子が設けられていないカセットテー
プ・プレーヤ部を備えた情報再生機器に対しても、その
改造を伴うことなく、さらに、電波の使用に関する問題
に関わることなく、極めて容易な操作によって、外部情
報信号源からの情報信号を伝達することができるように
された信号伝達装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る信号伝達装置は、テープカセット型に
形成され、一対のリール軸孔が設けられたケースを備
え、そのケース内に、一対のリール軸孔の夫々に対応す
る位置において回動自在とされ、回転伝達手段により相
互連結された一対のリールハブと、磁気ギャップ形成部
分をケースの側面部からその外部に臨ませる信号伝達用
磁気ヘッド部と、信号伝達用磁気ヘッド部を外部に向か
う方向に付勢する付勢手段とが配されるとともに、一端
部側が信号伝達用磁気ヘッド部もしくはそれに対する信
号供給部に接続されて、他端部側が信号源に接続される
べくケースの外部に導出される信号伝送リード線が備え
られ、さらに、ケースの周縁部に、信号伝送リード線が
ケースからその外部へ引き出される方向を変更可能に設
定するリード線引出設定部が設けられて構成される。
く、本発明に係る信号伝達装置は、テープカセット型に
形成され、一対のリール軸孔が設けられたケースを備
え、そのケース内に、一対のリール軸孔の夫々に対応す
る位置において回動自在とされ、回転伝達手段により相
互連結された一対のリールハブと、磁気ギャップ形成部
分をケースの側面部からその外部に臨ませる信号伝達用
磁気ヘッド部と、信号伝達用磁気ヘッド部を外部に向か
う方向に付勢する付勢手段とが配されるとともに、一端
部側が信号伝達用磁気ヘッド部もしくはそれに対する信
号供給部に接続されて、他端部側が信号源に接続される
べくケースの外部に導出される信号伝送リード線が備え
られ、さらに、ケースの周縁部に、信号伝送リード線が
ケースからその外部へ引き出される方向を変更可能に設
定するリード線引出設定部が設けられて構成される。
【0007】
【作用】このように構成される本発明に係る信号伝達装
置は、信号伝送リード線の他端が外部情報信号源の情報
信号出力端に、例えばプラブが差し込まれることによっ
て、接続されるとともに、テープカセット型に形成され
たケースが、カセットテープ・プレーヤ部を備えた情報
再生機器のカセットテープ・プレーヤ部におけるテープ
カセット装着部に、それに設けられたリール軸孔をカセ
ットテープ・プレーヤ部に設けられた回転リール軸に係
合せしめて装着されて使用される。そして、ケースがカ
セットテープ・プレーヤ部におけるテープカセット装着
部に装着されたもとにおいては、付勢手段により外部に
向かう方向に付勢された信号伝達用磁気ヘッド部が、そ
の磁気ギャップ形成部分をカセットテープ・プレーヤ部
が有する磁気ヘッド部の磁気ギャップ形成部分に当接さ
せるものとなされる。
置は、信号伝送リード線の他端が外部情報信号源の情報
信号出力端に、例えばプラブが差し込まれることによっ
て、接続されるとともに、テープカセット型に形成され
たケースが、カセットテープ・プレーヤ部を備えた情報
再生機器のカセットテープ・プレーヤ部におけるテープ
カセット装着部に、それに設けられたリール軸孔をカセ
ットテープ・プレーヤ部に設けられた回転リール軸に係
合せしめて装着されて使用される。そして、ケースがカ
セットテープ・プレーヤ部におけるテープカセット装着
部に装着されたもとにおいては、付勢手段により外部に
向かう方向に付勢された信号伝達用磁気ヘッド部が、そ
の磁気ギャップ形成部分をカセットテープ・プレーヤ部
が有する磁気ヘッド部の磁気ギャップ形成部分に当接さ
せるものとなされる。
【0008】斯かる使用状態において、ケース内に回転
伝達手段により相互連結されて配された一対のリールハ
ブの夫々が、リール軸孔に係合したカセットテープ・プ
レーヤ部の回転リール軸により回転せしめられ、それに
よって、カセットテープ・プレーヤ部が、オートシャッ
トオフ機構の作動状態をまねくことなく、動作状態を維
持できるものとされる。そして、外部情報信号源からの
情報信号が、信号伝送リード線を通じて、もしくは、信
号伝送リード線を通じた後、信号伝達用磁気ヘッド部に
対する信号供給部を介して、信号伝達用磁気ヘッド部に
供給され、さらに、付勢手段により外部に向かう方向に
付勢されるものとされた信号伝達用磁気ヘッド部から、
それが当接するカセットテープ・プレーヤ部の磁気ヘッ
ド部に安定に伝達される。その結果、カセットテープ・
プレーヤ部において、外部情報信号源からの情報信号が
磁気ヘッド部により磁気テープから読み取られる通常の
情報信号と同様に処理され、情報再生装置による外部情
報信号源からの情報信号に基づく情報再生が行われる。
伝達手段により相互連結されて配された一対のリールハ
ブの夫々が、リール軸孔に係合したカセットテープ・プ
レーヤ部の回転リール軸により回転せしめられ、それに
よって、カセットテープ・プレーヤ部が、オートシャッ
トオフ機構の作動状態をまねくことなく、動作状態を維
持できるものとされる。そして、外部情報信号源からの
情報信号が、信号伝送リード線を通じて、もしくは、信
号伝送リード線を通じた後、信号伝達用磁気ヘッド部に
対する信号供給部を介して、信号伝達用磁気ヘッド部に
供給され、さらに、付勢手段により外部に向かう方向に
付勢されるものとされた信号伝達用磁気ヘッド部から、
それが当接するカセットテープ・プレーヤ部の磁気ヘッ
ド部に安定に伝達される。その結果、カセットテープ・
プレーヤ部において、外部情報信号源からの情報信号が
磁気ヘッド部により磁気テープから読み取られる通常の
情報信号と同様に処理され、情報再生装置による外部情
報信号源からの情報信号に基づく情報再生が行われる。
【0009】このようにして、カセットテープ・プレー
ヤ部を備えた情報再生機器に対して、外部情報信号源か
らの情報信号が、何等の改造も伴われることなく、ま
た、電波の使用に関する問題が絡むことなく、極めて容
易な操作のもとに伝達されることになる。また、ケース
に設けられたリード線引出設定部は、カセットテープ・
プレーヤ部のテープカセット装着部に対するケースの装
着態様に応じて、信号伝送リード線がケースからその外
部へ引き出される方向を適宜変更することを可能となす
ので、ケースは、テープカセットの装着に関して異なる
態様をとる種々のカセットテープ・プレーヤ部に装着す
ることができるものとなる。
ヤ部を備えた情報再生機器に対して、外部情報信号源か
らの情報信号が、何等の改造も伴われることなく、ま
た、電波の使用に関する問題が絡むことなく、極めて容
易な操作のもとに伝達されることになる。また、ケース
に設けられたリード線引出設定部は、カセットテープ・
プレーヤ部のテープカセット装着部に対するケースの装
着態様に応じて、信号伝送リード線がケースからその外
部へ引き出される方向を適宜変更することを可能となす
ので、ケースは、テープカセットの装着に関して異なる
態様をとる種々のカセットテープ・プレーヤ部に装着す
ることができるものとなる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係る信号伝達装置の一例を
示す。この例は、コンパクトテープカセットが装着され
るカセットテープ・プレーヤ部を備えた車載用のオーデ
ィオ機器に、外部オーディオ信号源からのオーディオ信
号を伝達するものとされており、コンパクトテープカセ
ット型に形成されたケース10を有している。ケース1
0には、その対向平板状部10a及び10bを貫通する
一対のリール軸孔12a及び12bが設けられており、
また、対向平板状部10a及び10bの夫々の一側縁部
に形成された隆起部分(対向平板状部10bに形成され
たものは図に現れていない)14側の側面部には、開口
部16が形成されている。
示す。この例は、コンパクトテープカセットが装着され
るカセットテープ・プレーヤ部を備えた車載用のオーデ
ィオ機器に、外部オーディオ信号源からのオーディオ信
号を伝達するものとされており、コンパクトテープカセ
ット型に形成されたケース10を有している。ケース1
0には、その対向平板状部10a及び10bを貫通する
一対のリール軸孔12a及び12bが設けられており、
また、対向平板状部10a及び10bの夫々の一側縁部
に形成された隆起部分(対向平板状部10bに形成され
たものは図に現れていない)14側の側面部には、開口
部16が形成されている。
【0011】ケース10の内部には、リール軸孔12a
及び12bの夫々に対応する位置に、一対のリールハブ
18a及び18bが回動自在に配されている。これらリ
ールハブ18a及び18bは、例えば、歯付ベルト20
によって形成された回転伝達手段により相互に連結され
ていて、一方が回転駆動されるとき、その回転が他方に
伝達されて、他方も回転せしめられるようにされてい
る。また、ケース10の内部における、対向平板状部1
0a及び10bの夫々に形成された隆起部分14の中央
部に挾まれた位置には、信号伝達用磁気ヘッド部22が
配されている。この信号伝達用磁気ヘッド部22は、そ
の磁気ギャップ形成部分22aをケース10の側面部に
形成された開口部16からケース10の外部に臨ませる
ものとされているとともに、磁気ギャップ形成部分22
a側とは反対側の背面部22bとケース10に固定され
た支持板部24との間にスプリング26が配されたもの
となされていて、信号伝達用磁気ヘッド部22全体が、
磁気ギャップ形成部分22a側とは反対側の背面部22
bに当接するスプリング26の弾性力に抗しての、磁気
ギャップ形成部分22a側から背面部22b側への変
位、及び、スプリング26の弾性力による、背面部22
b側から磁気ギャップ形成部分22a側への位置復元を
行い得るものとされている。
及び12bの夫々に対応する位置に、一対のリールハブ
18a及び18bが回動自在に配されている。これらリ
ールハブ18a及び18bは、例えば、歯付ベルト20
によって形成された回転伝達手段により相互に連結され
ていて、一方が回転駆動されるとき、その回転が他方に
伝達されて、他方も回転せしめられるようにされてい
る。また、ケース10の内部における、対向平板状部1
0a及び10bの夫々に形成された隆起部分14の中央
部に挾まれた位置には、信号伝達用磁気ヘッド部22が
配されている。この信号伝達用磁気ヘッド部22は、そ
の磁気ギャップ形成部分22aをケース10の側面部に
形成された開口部16からケース10の外部に臨ませる
ものとされているとともに、磁気ギャップ形成部分22
a側とは反対側の背面部22bとケース10に固定され
た支持板部24との間にスプリング26が配されたもの
となされていて、信号伝達用磁気ヘッド部22全体が、
磁気ギャップ形成部分22a側とは反対側の背面部22
bに当接するスプリング26の弾性力に抗しての、磁気
ギャップ形成部分22a側から背面部22b側への変
位、及び、スプリング26の弾性力による、背面部22
b側から磁気ギャップ形成部分22a側への位置復元を
行い得るものとされている。
【0012】さらに、ケース10の内部には、信号伝達
用磁気ヘッド部22に接続されて、信号伝達用磁気ヘッ
ド部22に対する信号供給部を形成する、音質補償回路
部28が配されている。そして、一端部が音質補償回路
部28に接続された信号伝送リード線30が、ケース1
0の内部から、その開口部16が形成された側面部に対
向する側面部10cを貫通して、ケース10の外部へと
引き出されており、この信号伝送リード線30のケース
10外に導出された他端には、プラグ30aが取り付け
られている。
用磁気ヘッド部22に接続されて、信号伝達用磁気ヘッ
ド部22に対する信号供給部を形成する、音質補償回路
部28が配されている。そして、一端部が音質補償回路
部28に接続された信号伝送リード線30が、ケース1
0の内部から、その開口部16が形成された側面部に対
向する側面部10cを貫通して、ケース10の外部へと
引き出されており、この信号伝送リード線30のケース
10外に導出された他端には、プラグ30aが取り付け
られている。
【0013】ケース10の対向平板状部10a及び10
bの夫々における信号伝送リード線30が貫通する側面
部10c側の側縁部は、張出部32a及び32bを形成
するものとされている。そして、張出部32aには切欠
部34a,34b,34c及び34dが相互に分離して
形成されており、また、これに対応して、張出部32b
には切欠部36a,36b,36c及び36dが相互に
分離して形成されている。さらに、張出部32aには、
切欠部34a〜34dの各々の間における内面から突出
するリブ38a,38b及び38cが設けられ、一方、
張出部32bには、切欠部36a〜36dの各々の間に
おける内面から突出するリブ40a,40b及び40c
が設けられており、これらのリブ38a,38b及び3
8cとリブ40a,40b及び40cとは、夫々のうち
の対応するものが若干の間隔をおいて相対向するものと
されている。
bの夫々における信号伝送リード線30が貫通する側面
部10c側の側縁部は、張出部32a及び32bを形成
するものとされている。そして、張出部32aには切欠
部34a,34b,34c及び34dが相互に分離して
形成されており、また、これに対応して、張出部32b
には切欠部36a,36b,36c及び36dが相互に
分離して形成されている。さらに、張出部32aには、
切欠部34a〜34dの各々の間における内面から突出
するリブ38a,38b及び38cが設けられ、一方、
張出部32bには、切欠部36a〜36dの各々の間に
おける内面から突出するリブ40a,40b及び40c
が設けられており、これらのリブ38a,38b及び3
8cとリブ40a,40b及び40cとは、夫々のうち
の対応するものが若干の間隔をおいて相対向するものと
されている。
【0014】このように、張出部32a及び32bに設
けられたリブ38a,38b及び38cとリブ40a,
40b及び40cとのうちの相対向する対の夫々は、リ
ード線規制部を形成しており、これらリブ38a,38
b及び38cとリブ40a,40b及び40cとのうち
の相対向する対の夫々、及び、切欠部34a〜34d及
び36a〜36dの夫々は、側面部10cを貫通する信
号伝送リード線30のケース10からその外部へ引き出
される位置及び方向を変更可能に設定する、リード線引
出設定部42を形成するものとなっている。即ち、ケー
ス10内から側面部10cを貫通して伸びる信号伝送リ
ード線30は、相対向するリブ38aと40aとの組,
38bと40bとの組、あるいは、38cと40cとの
組によって側面部10cに沿う方向における位置が規制
されて、もしくは、さらに加えて、切欠部34a〜34
d及び36a〜36dのいずれかを通じて張出部32a
もしくは32bの外面側に向うものとされて、ケース1
0からその外部へ引き出されるものとなる。なお、図1
には、ケース10内から側面部10cを貫通して伸びる
信号伝送リード線30が、リード線引出設定部42を形
成する相対向するリブ38aと40aとの組によって、
ケース10からその外部へ引き出される位置が設定され
た状態が示されている。
けられたリブ38a,38b及び38cとリブ40a,
40b及び40cとのうちの相対向する対の夫々は、リ
ード線規制部を形成しており、これらリブ38a,38
b及び38cとリブ40a,40b及び40cとのうち
の相対向する対の夫々、及び、切欠部34a〜34d及
び36a〜36dの夫々は、側面部10cを貫通する信
号伝送リード線30のケース10からその外部へ引き出
される位置及び方向を変更可能に設定する、リード線引
出設定部42を形成するものとなっている。即ち、ケー
ス10内から側面部10cを貫通して伸びる信号伝送リ
ード線30は、相対向するリブ38aと40aとの組,
38bと40bとの組、あるいは、38cと40cとの
組によって側面部10cに沿う方向における位置が規制
されて、もしくは、さらに加えて、切欠部34a〜34
d及び36a〜36dのいずれかを通じて張出部32a
もしくは32bの外面側に向うものとされて、ケース1
0からその外部へ引き出されるものとなる。なお、図1
には、ケース10内から側面部10cを貫通して伸びる
信号伝送リード線30が、リード線引出設定部42を形
成する相対向するリブ38aと40aとの組によって、
ケース10からその外部へ引き出される位置が設定され
た状態が示されている。
【0015】図2は、上述の如くに構成された本発明に
係る信号伝達装置の一例が、ポータブル型のディスク・
プレーヤから得られるオーディオ信号を、車載用のオー
ディオ機器に備えられたカセットテープ・プレーヤ部に
伝達すべく用いられた状態を示す。斯かる使用状態にお
いては、信号伝送リード線30に取り付けられたプラグ
30aがポータブル型のディスク・プレーヤ50に設け
られた出力端子を形成するジャック51に差し込まれ、
一方、ケース10がカセットテープ・プレーヤ部52の
テープカセット装着部に装着される。
係る信号伝達装置の一例が、ポータブル型のディスク・
プレーヤから得られるオーディオ信号を、車載用のオー
ディオ機器に備えられたカセットテープ・プレーヤ部に
伝達すべく用いられた状態を示す。斯かる使用状態にお
いては、信号伝送リード線30に取り付けられたプラグ
30aがポータブル型のディスク・プレーヤ50に設け
られた出力端子を形成するジャック51に差し込まれ、
一方、ケース10がカセットテープ・プレーヤ部52の
テープカセット装着部に装着される。
【0016】ケース10がカセットテープ・プレーヤ部
52のテープカセット装着部に装着されるに際しては、
ケース10が、カセットテープ・プレーヤ部52に設け
られたカセット挿入口53からカセットテープ・プレー
ヤ部52内へと、図2における矢印Aで示される方向に
挿入され、その後、カセットテープ・プレーヤ部52の
内部で自動的に降下せしめられて、所定のテープカセッ
ト装着部への装着がなされる。このとき、信号伝送リー
ド線30は、ケース10の内部から、例えば、リード線
引出設定部42を形成する張出部32aに設けられた切
欠部34aを通じて、張出部32aの外面側、即ち、ケ
ース10の上側に引き出され、さらに、カセットテープ
・プレーヤ部52の内部からカセット挿入口53を通じ
てカセットテープ・プレーヤ部52外に引き出されるも
のとされる。
52のテープカセット装着部に装着されるに際しては、
ケース10が、カセットテープ・プレーヤ部52に設け
られたカセット挿入口53からカセットテープ・プレー
ヤ部52内へと、図2における矢印Aで示される方向に
挿入され、その後、カセットテープ・プレーヤ部52の
内部で自動的に降下せしめられて、所定のテープカセッ
ト装着部への装着がなされる。このとき、信号伝送リー
ド線30は、ケース10の内部から、例えば、リード線
引出設定部42を形成する張出部32aに設けられた切
欠部34aを通じて、張出部32aの外面側、即ち、ケ
ース10の上側に引き出され、さらに、カセットテープ
・プレーヤ部52の内部からカセット挿入口53を通じ
てカセットテープ・プレーヤ部52外に引き出されるも
のとされる。
【0017】ケース10がカセットテープ・プレーヤ部
52のテープカセット装着部に装着された状態において
は、テープカセット装着部に設けられた回転リール軸5
4a及び54bが、ケース10に形成されたリール軸孔
12a及び12bを貫通して、ケース10内に配された
リールハブ18a及び18bに夫々係合するものとさ
れ、また、スプリング26により外部に向けて付勢され
た信号伝達用磁気ヘッド部22の磁気ギャップ形成部分
22aが、カセットテープ・プレーヤ部52に設けられ
た磁気ヘッド部55の磁気ギャップ形成部分に安定に当
接せしめられる。信号伝達用磁気ヘッド部22がカセッ
トテープ・プレーヤ部52に設けられた磁気ヘッド部5
5の磁気ギャップ形成部分に当接せしめられたときに
は、例えば、磁気ヘッド部55が4チャンネル型とされ
ている場合、図3に示される如く、信号伝達用磁気ヘッ
ド部22は4個の磁気ヘッド22L,22R,22R’
及び22L’を内蔵するものとされ、これら磁気ヘッド
22L,22R,22R’及び22L’が磁気ヘッド部
55に内蔵された4個の磁気ヘッド55L,55R,5
5R’及び55L’に夫々接触する状態がとられる。
52のテープカセット装着部に装着された状態において
は、テープカセット装着部に設けられた回転リール軸5
4a及び54bが、ケース10に形成されたリール軸孔
12a及び12bを貫通して、ケース10内に配された
リールハブ18a及び18bに夫々係合するものとさ
れ、また、スプリング26により外部に向けて付勢され
た信号伝達用磁気ヘッド部22の磁気ギャップ形成部分
22aが、カセットテープ・プレーヤ部52に設けられ
た磁気ヘッド部55の磁気ギャップ形成部分に安定に当
接せしめられる。信号伝達用磁気ヘッド部22がカセッ
トテープ・プレーヤ部52に設けられた磁気ヘッド部5
5の磁気ギャップ形成部分に当接せしめられたときに
は、例えば、磁気ヘッド部55が4チャンネル型とされ
ている場合、図3に示される如く、信号伝達用磁気ヘッ
ド部22は4個の磁気ヘッド22L,22R,22R’
及び22L’を内蔵するものとされ、これら磁気ヘッド
22L,22R,22R’及び22L’が磁気ヘッド部
55に内蔵された4個の磁気ヘッド55L,55R,5
5R’及び55L’に夫々接触する状態がとられる。
【0018】磁気ヘッド22L及び22L’には、音質
補償回路部28内のイコライザ回路28Lの出力端が接
続され、また、磁気ヘッド22R及び22R’には、音
質補償回路部28内のイコライザ回路28Rの出力端が
接続される。そして、例えば、信号伝送リード線30内
の右チャンネル信号伝送リード30Rにより伝送される
ディスク・プレーヤ50からのステレオ右チャンネル信
号がイコライザ回路28Rを通じて磁気ヘッド22R及
び22R’に供給され、また、信号伝送リード線30内
の左チャンネル信号伝送リード30Lにより伝送される
ディスク・プレーヤ50からのステレオ左チャンネル信
号がイコライザ回路28Lを通じて磁気ヘッド22L及
び22L’に供給される。
補償回路部28内のイコライザ回路28Lの出力端が接
続され、また、磁気ヘッド22R及び22R’には、音
質補償回路部28内のイコライザ回路28Rの出力端が
接続される。そして、例えば、信号伝送リード線30内
の右チャンネル信号伝送リード30Rにより伝送される
ディスク・プレーヤ50からのステレオ右チャンネル信
号がイコライザ回路28Rを通じて磁気ヘッド22R及
び22R’に供給され、また、信号伝送リード線30内
の左チャンネル信号伝送リード30Lにより伝送される
ディスク・プレーヤ50からのステレオ左チャンネル信
号がイコライザ回路28Lを通じて磁気ヘッド22L及
び22L’に供給される。
【0019】このように、ケース10がカセットテープ
・プレーヤ部52のテープカセット装着部に装着された
もとにおいて、カセットテープ・プレーヤ部52が動作
状態とされると、ケース10内において歯付ベルト20
により相互連結されて配されたリールハブ18a及び1
8bの夫々が、回転リール軸54aもしくは54bによ
る駆動に基づいて回転せしめられ、それによって、カセ
ットテープ・プレーヤ部52は、オートシャットオフ機
構が作動する状態をとることなく、動作状態を維持す
る。そして、磁気ヘッド22R及び22R’に供給され
たディスク・プレーヤ50からのステレオ右チャンネル
信号が、磁気ヘッド55R及び55R’に伝達され、ま
た、磁気ヘッド22L及び22L’に供給されたディス
ク・プレーヤ50からのステレオ左チャンネル信号が、
磁気ヘッド55L及び55L’に伝達される。
・プレーヤ部52のテープカセット装着部に装着された
もとにおいて、カセットテープ・プレーヤ部52が動作
状態とされると、ケース10内において歯付ベルト20
により相互連結されて配されたリールハブ18a及び1
8bの夫々が、回転リール軸54aもしくは54bによ
る駆動に基づいて回転せしめられ、それによって、カセ
ットテープ・プレーヤ部52は、オートシャットオフ機
構が作動する状態をとることなく、動作状態を維持す
る。そして、磁気ヘッド22R及び22R’に供給され
たディスク・プレーヤ50からのステレオ右チャンネル
信号が、磁気ヘッド55R及び55R’に伝達され、ま
た、磁気ヘッド22L及び22L’に供給されたディス
ク・プレーヤ50からのステレオ左チャンネル信号が、
磁気ヘッド55L及び55L’に伝達される。
【0020】磁気ヘッド55R及び55R’に伝達され
たステレオ右チャンネル信号が端子56R及び56R’
に導出されるとともに、磁気ヘッド55L及び55L’
に伝達されたステレオ左チャンネル信号が端子56L及
び56L’に導出され、これらステレオ右チャンネル信
号及びステレオ左チャンネル信号は、カセットテープ・
プレーヤ部52において、磁気ヘッド部55により磁気
テープから読み取られる通常のオーディオ信号と同様に
処理され、その結果、ディスク・プレーヤ50からのオ
ーディオ信号に基づく音声再生が行われる。
たステレオ右チャンネル信号が端子56R及び56R’
に導出されるとともに、磁気ヘッド55L及び55L’
に伝達されたステレオ左チャンネル信号が端子56L及
び56L’に導出され、これらステレオ右チャンネル信
号及びステレオ左チャンネル信号は、カセットテープ・
プレーヤ部52において、磁気ヘッド部55により磁気
テープから読み取られる通常のオーディオ信号と同様に
処理され、その結果、ディスク・プレーヤ50からのオ
ーディオ信号に基づく音声再生が行われる。
【0021】図4及び図5は、夫々、図1に示される本
発明に係る信号伝達装置の一例が、図2に示されるカセ
ットテープ・プレーヤ部52とはテープカセットの装着
態様を異にするカセットテープ・プレーヤ部に対して情
報信号を伝達すべく用いられる状態を示す。
発明に係る信号伝達装置の一例が、図2に示されるカセ
ットテープ・プレーヤ部52とはテープカセットの装着
態様を異にするカセットテープ・プレーヤ部に対して情
報信号を伝達すべく用いられる状態を示す。
【0022】図4に示される例にあっては、ケース10
が、カセットテープ・プレーヤ部60の内部に、ケース
10における信号伝送リード線30が側面部10cを貫
通する位置側を前方にして、カセットテープ・プレーヤ
部60に設けられたカセット挿入口から、図4における
矢印Bで示される方向に挿入される。そして、ケース1
0がカセットテープ・プレーヤ部60の内部に設けられ
たテープカセット装着部に装着され、ケース10内に配
された信号伝達用磁気ヘッド部22の磁気ギャップ形成
部分22aが、カセットテープ・プレーヤ部60の磁気
ヘッド部61の磁気ギャップ形成部分に当接せしめられ
る状態がとられる。
が、カセットテープ・プレーヤ部60の内部に、ケース
10における信号伝送リード線30が側面部10cを貫
通する位置側を前方にして、カセットテープ・プレーヤ
部60に設けられたカセット挿入口から、図4における
矢印Bで示される方向に挿入される。そして、ケース1
0がカセットテープ・プレーヤ部60の内部に設けられ
たテープカセット装着部に装着され、ケース10内に配
された信号伝達用磁気ヘッド部22の磁気ギャップ形成
部分22aが、カセットテープ・プレーヤ部60の磁気
ヘッド部61の磁気ギャップ形成部分に当接せしめられ
る状態がとられる。
【0023】このとき、ケース10内からケース10の
側面部10cを貫通して導出された信号伝送リード線3
0は、リード線引出設定部42を形成する張出部32a
及び32bに設けられたリブ38a及び40aの組,3
8b及び40bの組、及び、38c及び40cの組によ
って位置規制され、ケース10における切欠部34d及
び36d側の側面部側から引き出される。斯かる場合、
このような信号伝送リード線30のケース10からの引
出しが、リード線引出設定部42によって可能とされる
ことにより、ケース10が、カセットテープ・プレーヤ
部60におけるテープカセット装着部に対して上述の如
くの態様で装着され得るものとなる。
側面部10cを貫通して導出された信号伝送リード線3
0は、リード線引出設定部42を形成する張出部32a
及び32bに設けられたリブ38a及び40aの組,3
8b及び40bの組、及び、38c及び40cの組によ
って位置規制され、ケース10における切欠部34d及
び36d側の側面部側から引き出される。斯かる場合、
このような信号伝送リード線30のケース10からの引
出しが、リード線引出設定部42によって可能とされる
ことにより、ケース10が、カセットテープ・プレーヤ
部60におけるテープカセット装着部に対して上述の如
くの態様で装着され得るものとなる。
【0024】図5に示される例にあっては、ケース10
が、カセットテープ・プレーヤ部62の内部に、信号伝
達用磁気ヘッド部22の磁気ギャップ形成部分22aが
外部に臨む開口部16が形成されたケース10の側面部
を前方にして、カセットテープ・プレーヤ部62に設け
られたカセット挿入口から、図5における矢印Cで示さ
れる方向に挿入される。そして、ケース10がカセット
テープ・プレーヤ部62の内部に設けられたテープカセ
ット装着部に装着され、ケース10内に配された信号伝
達用磁気ヘッド部22の磁気ギャップ形成部分22a
が、カセットテープ・プレーヤ部62の磁気ヘッド部6
3の磁気ギャップ形成部分に当接せしめられる状態がと
られる。
が、カセットテープ・プレーヤ部62の内部に、信号伝
達用磁気ヘッド部22の磁気ギャップ形成部分22aが
外部に臨む開口部16が形成されたケース10の側面部
を前方にして、カセットテープ・プレーヤ部62に設け
られたカセット挿入口から、図5における矢印Cで示さ
れる方向に挿入される。そして、ケース10がカセット
テープ・プレーヤ部62の内部に設けられたテープカセ
ット装着部に装着され、ケース10内に配された信号伝
達用磁気ヘッド部22の磁気ギャップ形成部分22a
が、カセットテープ・プレーヤ部62の磁気ヘッド部6
3の磁気ギャップ形成部分に当接せしめられる状態がと
られる。
【0025】このとき、ケース10内からケース10の
側面部10cを貫通して導出された信号伝送リード線3
0は、リード線引出設定部42を形成する張出部32a
及び32bに設けられたリブ38a及び40aの組によ
って位置規制され、切欠部34b及び36bの位置から
引き出される。斯かる場合にも、このような信号伝送リ
ード線30のケース10からの引出しが、リード線引出
設定部42によって可能とされることにより、ケース1
0が、カセットテープ・プレーヤ部62におけるテープ
カセット装着部に対して上述の如くの態様で装着され得
るものとなることになる。
側面部10cを貫通して導出された信号伝送リード線3
0は、リード線引出設定部42を形成する張出部32a
及び32bに設けられたリブ38a及び40aの組によ
って位置規制され、切欠部34b及び36bの位置から
引き出される。斯かる場合にも、このような信号伝送リ
ード線30のケース10からの引出しが、リード線引出
設定部42によって可能とされることにより、ケース1
0が、カセットテープ・プレーヤ部62におけるテープ
カセット装着部に対して上述の如くの態様で装着され得
るものとなることになる。
【0026】図1に示される本発明に係る信号伝達装置
の一例においては、ケース10内に信号伝達用磁気ヘッ
ド部22に対する音質補償回路部28が配されている
が、斯かる音質補償回路部28がケース10内に配され
ることは必ずしも必要でなく、ケース10内から音質補
償回路部28が除去されて、信号伝送リード線30の一
端が、直接、信号伝達用磁気ヘッド部22に接続される
ようになされてもよい。
の一例においては、ケース10内に信号伝達用磁気ヘッ
ド部22に対する音質補償回路部28が配されている
が、斯かる音質補償回路部28がケース10内に配され
ることは必ずしも必要でなく、ケース10内から音質補
償回路部28が除去されて、信号伝送リード線30の一
端が、直接、信号伝達用磁気ヘッド部22に接続される
ようになされてもよい。
【0027】さらに、ケース10内においてリールハブ
18a及び18bを相互連結する回転伝達手段は、図1
に示される如くに歯付ベルト20で構成されるのみなら
ず、例えば、ギアトレーン等の他の手段で構成されても
よい。
18a及び18bを相互連結する回転伝達手段は、図1
に示される如くに歯付ベルト20で構成されるのみなら
ず、例えば、ギアトレーン等の他の手段で構成されても
よい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る信号伝達装置によれば、カセットテープ・プレーヤ
部を備えた情報再生機器におけるカセットテープ・プレ
ーヤ部のテープカセット装着部に、テープカセット型に
形成されたケースを装着し、かつ、ケースから引き出さ
れた信号伝送リード線の端部を外部情報信号源の出力端
に接続するだけの極めて簡単な操作により、カセットテ
ープ・プレーヤ部を備えた情報再生機器に、それが外部
入力端子を有していない場合においても、何等の改造を
伴うことなく、また、電波の使用に関する問題に関わる
ことなく、外部情報信号源からの情報信号を伝達するこ
とができる。
係る信号伝達装置によれば、カセットテープ・プレーヤ
部を備えた情報再生機器におけるカセットテープ・プレ
ーヤ部のテープカセット装着部に、テープカセット型に
形成されたケースを装着し、かつ、ケースから引き出さ
れた信号伝送リード線の端部を外部情報信号源の出力端
に接続するだけの極めて簡単な操作により、カセットテ
ープ・プレーヤ部を備えた情報再生機器に、それが外部
入力端子を有していない場合においても、何等の改造を
伴うことなく、また、電波の使用に関する問題に関わる
ことなく、外部情報信号源からの情報信号を伝達するこ
とができる。
【0029】その際、信号伝達用磁気ヘッド部がケース
の外部に向けて付勢されていることにより、信号伝達用
磁気ヘッド部の磁気ギャップ形成部分が、カセットテー
プ・プレーヤ部に設けられた磁気ヘッド部の磁気ギャッ
プ形成部分に安定に当接せしめられる。
の外部に向けて付勢されていることにより、信号伝達用
磁気ヘッド部の磁気ギャップ形成部分が、カセットテー
プ・プレーヤ部に設けられた磁気ヘッド部の磁気ギャッ
プ形成部分に安定に当接せしめられる。
【0030】また、ケースに一対のリール軸孔が設けら
れるとともに、ケース内におけるリール軸孔に夫々対応
する位置に回動自在に配され、回転伝達手段により相互
連結された一対のリールハブが備えられることにより、
カセットテープ・プレーヤ部がオートシャットオフ機構
等を作動させて非再生動作状態をとる事態を回避するこ
とができる。
れるとともに、ケース内におけるリール軸孔に夫々対応
する位置に回動自在に配され、回転伝達手段により相互
連結された一対のリールハブが備えられることにより、
カセットテープ・プレーヤ部がオートシャットオフ機構
等を作動させて非再生動作状態をとる事態を回避するこ
とができる。
【0031】さらに、ケースに、信号伝送リード線がケ
ースからその外部へ引き出される方向を変更可能に設定
するリード線引出設定部が設けられることにより、テー
プカセットの装着に関して異なる態様をとる種々のカセ
ットテープ・プレーヤ部に対しても、ケースを適正に装
着することができる利点が得られる。
ースからその外部へ引き出される方向を変更可能に設定
するリード線引出設定部が設けられることにより、テー
プカセットの装着に関して異なる態様をとる種々のカセ
ットテープ・プレーヤ部に対しても、ケースを適正に装
着することができる利点が得られる。
【図1】本発明に係る信号伝達装置の一例を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1に示される例の使用状態の一例の説明に供
される斜視図である。
される斜視図である。
【図3】図1に示される例の使用状態の一例の説明に供
される概略接続図である。
される概略接続図である。
【図4】図1に示される例の使用状態の他の例の説明に
供される平面図である。
供される平面図である。
【図5】図1に示される例の使用状態の他の例の説明に
供される平面図である。
供される平面図である。
10 ケース 12a,12b リール軸孔 18a,18b リールハブ 20 歯付ベルト 22 信号伝達用磁気ヘッド部 22a 磁気ギャップ形成部分 26 スプリング 30 信号伝送リード線 32a,32b 張出部 34a,34b,34c,34d,36a,36b,3
6c,36d 切欠部 38a,38b,38c,40a,40b,40c
リブ 42 リード線引出設定部 52,60,62 カセットテープ・プレーヤ部 55,61,63 磁気ヘッド部
6c,36d 切欠部 38a,38b,38c,40a,40b,40c
リブ 42 リード線引出設定部 52,60,62 カセットテープ・プレーヤ部 55,61,63 磁気ヘッド部
Claims (4)
- 【請求項1】テープカセット型に形成され、一対のリー
ル軸孔が設けられたケースと、 該ケース内における上記一対のリール軸孔の夫々に対応
する位置に回動自在に配され、回転伝達手段により相互
連結された一対のリールハブと、 上記ケース内に配され、磁気ギャップ形成部分を上記ケ
ースの側面部からその外部に臨ませる信号伝達用磁気ヘ
ッド部と、 該信号伝達用磁気ヘッド部を上記外部に向かう方向に付
勢する付勢手段と、 一端部側が上記信号伝達用磁気ヘッド部もしくは該信号
伝達用磁気ヘッド部に対する信号供給部に接続され、他
端部側が信号源に接続されるべく上記ケースの外部に導
出される信号伝送リード線と、 上記ケースの周縁部に設けられ、上記信号伝送リード線
が上記ケースからその外部へ引き出される方向を変更可
能に設定するリード線引出設定部と、 を備えて構成された信号伝達装置。 - 【請求項2】付勢手段が、信号伝達用磁気ヘッド部の磁
気ギャップ形成部分側とは反対側の部分に当接するスプ
リングによって形成されることを特徴とする請求項1記
載の信号伝達装置。 - 【請求項3】リード線引出設定部が、ケースの周縁部に
形成された切欠部及びリード線規制部を含んで成り、信
号伝送リード線を、上記リード線規制部による位置規制
が選択的になされたもとで上記切欠部を通じて上記ケー
ス内から外部に引き出されるものとなすことを特徴とす
る請求項1記載の信号伝達装置。 - 【請求項4】リード線引出設定部が、ケースの周縁部に
形成された複数の切欠部及び複数のリード線規制部を含
んで成り、信号伝送リード線を、上記複数のリード線規
制部による位置規制が選択的になされたもとで、上記複
数の切欠部のうちの選択されたものを通じて上記ケース
内から外部に引き出されるものとなすことを特徴とする
請求項1記載の信号伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21085594A JPH07201008A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 信号伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21085594A JPH07201008A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 信号伝達装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61027367A Division JPH0721842B2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 信号伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201008A true JPH07201008A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=16596224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21085594A Pending JPH07201008A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 信号伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07201008A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62185207A (ja) * | 1986-02-10 | 1987-08-13 | Sony Corp | 信号伝達装置 |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP21085594A patent/JPH07201008A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62185207A (ja) * | 1986-02-10 | 1987-08-13 | Sony Corp | 信号伝達装置 |
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