JPH0712991Y2 - 光学装置におけるワイヤの張力調整機構 - Google Patents
光学装置におけるワイヤの張力調整機構Info
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- JPH0712991Y2 JPH0712991Y2 JP1988064060U JP6406088U JPH0712991Y2 JP H0712991 Y2 JPH0712991 Y2 JP H0712991Y2 JP 1988064060 U JP1988064060 U JP 1988064060U JP 6406088 U JP6406088 U JP 6406088U JP H0712991 Y2 JPH0712991 Y2 JP H0712991Y2
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- wire
- tension
- rotating member
- adjusting mechanism
- tension adjusting
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- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、静電複写装置の如き画像生成装置、或いはフ
ァクシミリにおける送信原稿読取装置の如き画像読取装
置に使用される光学装置におけるワイヤの張力調整機構
に関する。
ァクシミリにおける送信原稿読取装置の如き画像読取装
置に使用される光学装置におけるワイヤの張力調整機構
に関する。
〈従来技術〉 画像生成装置或いは画像読取装置に使用される光学装置
は、一般に、一対の支持部材に往復動自在に支持された
2個の光学組立体、即ち第1の光学組立体及び第2の光
学組立体を備えている。第1の光学組立体は原稿を照射
する照射ランプ及び第1の反射鏡を有し、第2の光学組
立体は第1の反射鏡からの反射光を所要の通り反射する
第2の反射鏡及び第3の反射鏡を有している。第1の光
学組立体及び第2の光学組立体はワイヤを介して所要の
通り駆動連結され、駆動源の作用によって第1の光学組
立体が所定速度で移動されると第2の光学組立体が上記
所定速度の半分の速度で移動されるようになっている。
は、一般に、一対の支持部材に往復動自在に支持された
2個の光学組立体、即ち第1の光学組立体及び第2の光
学組立体を備えている。第1の光学組立体は原稿を照射
する照射ランプ及び第1の反射鏡を有し、第2の光学組
立体は第1の反射鏡からの反射光を所要の通り反射する
第2の反射鏡及び第3の反射鏡を有している。第1の光
学組立体及び第2の光学組立体はワイヤを介して所要の
通り駆動連結され、駆動源の作用によって第1の光学組
立体が所定速度で移動されると第2の光学組立体が上記
所定速度の半分の速度で移動されるようになっている。
かかる光学装置において、第1の光学組立体及び第2の
光学組立体を所望通り移動させるためには、これらを駆
動連結するワイヤに所定の張力を付与することが重要で
ある。しかして、従来からワイヤに張力を付与する張力
付与手段を備えるとともに、その張力を調整するための
張力調整機構が配設されている。従来の張力調整機構
は、ワイヤの伸張方向に移動自在に装着された移動部材
と、移動部材を上記伸張方向に移動せしめてワイヤの張
力を調整するための調整ねじと、移動部材を固定する固
定ねじを備えている。かかる張力調整機構において、調
整ねじを回動することによって移動部材が上記伸張方向
に移動され、これによってワイヤの張力が調整され、し
かる後固定ねじによって移動部材が固定される。しか
し、従来のものでは、調整ねじの操作方向と固定ねじの
操作方向とが異なり(実質上垂直方向に交差してい
る)、それ故に、ワイヤの張力調整機構の操作が煩雑で
ある、張力調整機構の配設個所に制限をうける、等の解
決すべき問題が存在する。
光学組立体を所望通り移動させるためには、これらを駆
動連結するワイヤに所定の張力を付与することが重要で
ある。しかして、従来からワイヤに張力を付与する張力
付与手段を備えるとともに、その張力を調整するための
張力調整機構が配設されている。従来の張力調整機構
は、ワイヤの伸張方向に移動自在に装着された移動部材
と、移動部材を上記伸張方向に移動せしめてワイヤの張
力を調整するための調整ねじと、移動部材を固定する固
定ねじを備えている。かかる張力調整機構において、調
整ねじを回動することによって移動部材が上記伸張方向
に移動され、これによってワイヤの張力が調整され、し
かる後固定ねじによって移動部材が固定される。しか
し、従来のものでは、調整ねじの操作方向と固定ねじの
操作方向とが異なり(実質上垂直方向に交差してい
る)、それ故に、ワイヤの張力調整機構の操作が煩雑で
ある、張力調整機構の配設個所に制限をうける、等の解
決すべき問題が存在する。
〈考案の目的〉 本考案は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主
目的は簡単な操作でもってワイヤの張力を所要の通り調
整することができる、優れたワイヤの張力調整機構を提
供することである。
目的は簡単な操作でもってワイヤの張力を所要の通り調
整することができる、優れたワイヤの張力調整機構を提
供することである。
〈考案の解決手段〉 上記主目的を達成するために本考案によれば、張力付与
手段によって張力が付与され光学要素を走査移動させる
ためのワイヤの一端が連結される張力調整機構であっ
て、 所定方向に延びる旋回軸線を中心として回動自在に装着
され該ワイヤの一端が係止される回動部材と、 該旋回軸線に実質上垂直な特定方向に向けて配設された
操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を該旋回
軸線を中心として回動せしめて該ワイヤの張力を調整す
るための調整手段と、 該旋回軸線に実質上垂直な上記特定方向に向けて配設さ
れた操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を固
定するための固定手段と、 を具備する光学装置におけるワイヤの張力調整機構が提
供される。
手段によって張力が付与され光学要素を走査移動させる
ためのワイヤの一端が連結される張力調整機構であっ
て、 所定方向に延びる旋回軸線を中心として回動自在に装着
され該ワイヤの一端が係止される回動部材と、 該旋回軸線に実質上垂直な特定方向に向けて配設された
操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を該旋回
軸線を中心として回動せしめて該ワイヤの張力を調整す
るための調整手段と、 該旋回軸線に実質上垂直な上記特定方向に向けて配設さ
れた操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を固
定するための固定手段と、 を具備する光学装置におけるワイヤの張力調整機構が提
供される。
また、本考案によれば、張力付与手段によって張力が付
与され光学要素を走査移動させるためのワイヤの一端が
連結される張力調整機構であって、 所定方向に延びる旋回軸線を中心として回動自在に装着
され該ワイヤの一端が係止される回動部材と、 該旋回軸線に実質上平行な特定方向に向けて配設された
操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を該旋回
軸線を中心として回動せしめて該ワイヤの張力を調整す
るための調整手段と、 該旋回軸線に実質上平行な上記特定方向に向けて配設さ
れた操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を固
定するための固定手段と、 を具備する光学装置におけるワイヤの張力調整機構が提
供される。
与され光学要素を走査移動させるためのワイヤの一端が
連結される張力調整機構であって、 所定方向に延びる旋回軸線を中心として回動自在に装着
され該ワイヤの一端が係止される回動部材と、 該旋回軸線に実質上平行な特定方向に向けて配設された
操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を該旋回
軸線を中心として回動せしめて該ワイヤの張力を調整す
るための調整手段と、 該旋回軸線に実質上平行な上記特定方向に向けて配設さ
れた操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を固
定するための固定手段と、 を具備する光学装置におけるワイヤの張力調整機構が提
供される。
〈考案の具体例〉 以下、添付図面を参照して更に詳述する。
光学装置の概要 第1図は、本考案に従って構成された張力調整機構の一
具体例を装備した光学装置の一例を示している。第1図
において、図示の光学装置は第1の光学組立体2及び第
2の光学組立体4を備えている。第1の光学組立体2は
支持枠体6を具備し、支持枠体6の一対の端壁8及び10
(第1図において左下から右上方向である前後方向に間
隔を置いて配設されている)間に第1の反射鏡12が装着
されている。支持枠体6の端壁8及び10には底壁14が配
設され、底壁14の両端部に装着された端子部材16及び18
間に原稿照射ランプ20が支持されている。端壁8及び10
間には、更に、原稿照射ランプ20からの光を走査領域に
向けて反射せしめる湾曲した反射部材22も装着されてい
る。
具体例を装備した光学装置の一例を示している。第1図
において、図示の光学装置は第1の光学組立体2及び第
2の光学組立体4を備えている。第1の光学組立体2は
支持枠体6を具備し、支持枠体6の一対の端壁8及び10
(第1図において左下から右上方向である前後方向に間
隔を置いて配設されている)間に第1の反射鏡12が装着
されている。支持枠体6の端壁8及び10には底壁14が配
設され、底壁14の両端部に装着された端子部材16及び18
間に原稿照射ランプ20が支持されている。端壁8及び10
間には、更に、原稿照射ランプ20からの光を走査領域に
向けて反射せしめる湾曲した反射部材22も装着されてい
る。
また、第2の光学組立体も支持枠体24を具備している。
支持枠体24は略矩形状の本体壁26、本体壁26の一端部に
配設された外側端壁28及び内側端壁30(外側端壁28の内
側に配設されている)、並びに本体壁26の他端部に配設
された外側端壁32及び内側端壁34(外側端壁32の内側に
配設されている)を備えており、これら一対の内側端壁
30及び34間に第2の反射鏡36及び第3の反射鏡38が装着
されている。
支持枠体24は略矩形状の本体壁26、本体壁26の一端部に
配設された外側端壁28及び内側端壁30(外側端壁28の内
側に配設されている)、並びに本体壁26の他端部に配設
された外側端壁32及び内側端壁34(外側端壁32の内側に
配設されている)を備えており、これら一対の内側端壁
30及び34間に第2の反射鏡36及び第3の反射鏡38が装着
されている。
かくの通りの光学装置は、静電複写装置の如き画像生成
装置或いはファクシミリにおける送信原稿読取装置の如
き画像読取装置の光学装置として好都合に用いることが
できる。原稿照射ランプ20は透明板(図示せず)上に載
置された複写すべき(又は読取るべき)原稿を照射す
る。そして、原稿からの反射光は、第1の反射鏡12、第
2の反射鏡36及び第3の反射鏡38を介してレンズ組立体
(図示せず)に至り、更に静止反射鏡(図示せず)に反
射された後静電写真感光体(又はCCDの如き多数の固体
撮像素子から成る撮像手段)に投射される。
装置或いはファクシミリにおける送信原稿読取装置の如
き画像読取装置の光学装置として好都合に用いることが
できる。原稿照射ランプ20は透明板(図示せず)上に載
置された複写すべき(又は読取るべき)原稿を照射す
る。そして、原稿からの反射光は、第1の反射鏡12、第
2の反射鏡36及び第3の反射鏡38を介してレンズ組立体
(図示せず)に至り、更に静止反射鏡(図示せず)に反
射された後静電写真感光体(又はCCDの如き多数の固体
撮像素子から成る撮像手段)に投射される。
第1の光学組立体2及び第2の光学組立体4は、次の通
りにして移動自在に装着されている。装置本体内には、
上記前後方向に間隔を置いて一対の垂直基板40(第2−
A図乃至第2−C図において前側の垂直基板のみを示
す)が配設されている。垂直基板40の各々の内面には逆
L字形状の支持部材42及び44が装着され、これら支持部
材42及び44間に第1の光学組立体2及び第2の光学組立
体4が滑動自在に支持されている。即ち、支持部材42及
び44は横方向(第1図において、左上から右下の方向)
に延びており、それらの上端には支持レール部46及び48
が設けられている。一方、第1の光学組立体2にあって
は、底壁14の両端部は端壁8及び10を越えて両側に突出
しており、かかる突出端部には下方に垂下する垂下片50
(第1図において片方のみを示す)が設けられ、垂下片
50には被支持部材52及び54が上下方向に位置調整自在に
装着されている。片方(前側)の被支持部材52には1個
の滑動片56が固定され、他方(後側)の被支持部材54に
は2個の滑動片58が固定され、これら滑動片56及び58が
支持部材42及び44の支持レール部46及び48に滑動自在に
載置されている。また、第2の光学組立体4にあって
は、外側端壁28及び32の外面に上下方向に位置調整自在
に被支持部材60及び62が装着されている。片方(前側)
の被支持部材60には2個の滑動片64が固定され、他方
(後側)の被支持部材62には1個の滑動片66が固定さ
れ、これら滑動片64及び66が支持部材42及び44の支持レ
ール部46及び48に滑動自在に載置されている。
りにして移動自在に装着されている。装置本体内には、
上記前後方向に間隔を置いて一対の垂直基板40(第2−
A図乃至第2−C図において前側の垂直基板のみを示
す)が配設されている。垂直基板40の各々の内面には逆
L字形状の支持部材42及び44が装着され、これら支持部
材42及び44間に第1の光学組立体2及び第2の光学組立
体4が滑動自在に支持されている。即ち、支持部材42及
び44は横方向(第1図において、左上から右下の方向)
に延びており、それらの上端には支持レール部46及び48
が設けられている。一方、第1の光学組立体2にあって
は、底壁14の両端部は端壁8及び10を越えて両側に突出
しており、かかる突出端部には下方に垂下する垂下片50
(第1図において片方のみを示す)が設けられ、垂下片
50には被支持部材52及び54が上下方向に位置調整自在に
装着されている。片方(前側)の被支持部材52には1個
の滑動片56が固定され、他方(後側)の被支持部材54に
は2個の滑動片58が固定され、これら滑動片56及び58が
支持部材42及び44の支持レール部46及び48に滑動自在に
載置されている。また、第2の光学組立体4にあって
は、外側端壁28及び32の外面に上下方向に位置調整自在
に被支持部材60及び62が装着されている。片方(前側)
の被支持部材60には2個の滑動片64が固定され、他方
(後側)の被支持部材62には1個の滑動片66が固定さ
れ、これら滑動片64及び66が支持部材42及び44の支持レ
ール部46及び48に滑動自在に載置されている。
図示の具体例では、第1の光学組立体2及び第2の光学
組立体4は、次の通りの駆動機構によって矢印68及び70
で示す方向に往復動される。全体を番号72で示す図示の
駆動機構は、第1の光学組立体2及び第2の光学組立体
4の一端(前側に位置する端部)に関連して配設された
前駆動手段74とそれらの他端(後側に位置する端部)に
関連して配設された後駆動手段76を備えており、これら
前駆動手段74及び後駆動手段76は実質上同一の構成であ
る。前駆動手段74(又は後駆動手段76)は、垂直基板40
の内面に上記横方向に間隔を置いて回転自在に装着され
たプーリ78及び80、第2の光学組立体4の外側端壁28
(又は32)の外面に短軸82(片方のみ示す)を介して回
転自在に装着されたプーリ83、並びにこれらプーリ78、
80及び83を駆動連結するワイヤ84を備えている。駆動機
構72は、更に、電動モータの如き駆動源86及び駆動源86
に駆動連結された回転軸88を備えている。回転軸88は一
対の垂直基板40間に回転自在に装着され、そに両端部に
は駆動プーリ90(片方のみ示す)が固定されている。ワ
イヤ84は、次の通りに巻掛けられている。即ち、ワイヤ
84の一端は張力付与手段を構成するコイルばね92を介し
て垂直基板40の内面に固定された係止片94に係止されて
いる。かく係止されたワイヤ84の他端側は、垂直基板40
の内面に固定された巻掛片96に巻掛けられ、次いでプー
リ83に半回巻掛けられ、次にプーリ78に巻掛けられた後
駆動プーリ90に複数回(4回程度でよい)巻掛けられ、
しかる後プーリ80に巻掛けられた後再びプーリ83に半回
巻掛けられ、その他端が後述する張力調整機構を介して
垂直基板40に係止されている。そして、ワイヤ84におけ
るプーリ80からプーリ83に向けて延びる部位が連結部材
97によって第1の光学組立体2の支持枠体6の底壁14に
連結されている。従って、駆動源86の作用によって駆動
プーリ90が矢印98(又は100)で示す方向に回動される
と、前駆動手段74及び後駆動手段76のワイヤ84を介して
第1の光学組立体2が矢印68(又は70)で示す方向に所
定速度で移動されると共に、第2の光学組立体4が上記
所定速度の半分の速度で矢印68(又は70)で示す方向に
移動される。
組立体4は、次の通りの駆動機構によって矢印68及び70
で示す方向に往復動される。全体を番号72で示す図示の
駆動機構は、第1の光学組立体2及び第2の光学組立体
4の一端(前側に位置する端部)に関連して配設された
前駆動手段74とそれらの他端(後側に位置する端部)に
関連して配設された後駆動手段76を備えており、これら
前駆動手段74及び後駆動手段76は実質上同一の構成であ
る。前駆動手段74(又は後駆動手段76)は、垂直基板40
の内面に上記横方向に間隔を置いて回転自在に装着され
たプーリ78及び80、第2の光学組立体4の外側端壁28
(又は32)の外面に短軸82(片方のみ示す)を介して回
転自在に装着されたプーリ83、並びにこれらプーリ78、
80及び83を駆動連結するワイヤ84を備えている。駆動機
構72は、更に、電動モータの如き駆動源86及び駆動源86
に駆動連結された回転軸88を備えている。回転軸88は一
対の垂直基板40間に回転自在に装着され、そに両端部に
は駆動プーリ90(片方のみ示す)が固定されている。ワ
イヤ84は、次の通りに巻掛けられている。即ち、ワイヤ
84の一端は張力付与手段を構成するコイルばね92を介し
て垂直基板40の内面に固定された係止片94に係止されて
いる。かく係止されたワイヤ84の他端側は、垂直基板40
の内面に固定された巻掛片96に巻掛けられ、次いでプー
リ83に半回巻掛けられ、次にプーリ78に巻掛けられた後
駆動プーリ90に複数回(4回程度でよい)巻掛けられ、
しかる後プーリ80に巻掛けられた後再びプーリ83に半回
巻掛けられ、その他端が後述する張力調整機構を介して
垂直基板40に係止されている。そして、ワイヤ84におけ
るプーリ80からプーリ83に向けて延びる部位が連結部材
97によって第1の光学組立体2の支持枠体6の底壁14に
連結されている。従って、駆動源86の作用によって駆動
プーリ90が矢印98(又は100)で示す方向に回動される
と、前駆動手段74及び後駆動手段76のワイヤ84を介して
第1の光学組立体2が矢印68(又は70)で示す方向に所
定速度で移動されると共に、第2の光学組立体4が上記
所定速度の半分の速度で矢印68(又は70)で示す方向に
移動される。
張力調整機構の第1の具体例 次に、主として第2−A図乃至第2−C図を参照して、
上記光学装置に採用されている張力調整機構の第1の具
体例について説明する。尚、第1図の光学装置では、前
駆動手段74及び後駆動手段76のワイヤ84の他端に夫々張
力調整機構が配設されているが、これら張力調整機構は
実質上同一の構成であり、それ故に第2−A図乃至第2
−C図を参照してそれらの一方について説明する。
上記光学装置に採用されている張力調整機構の第1の具
体例について説明する。尚、第1図の光学装置では、前
駆動手段74及び後駆動手段76のワイヤ84の他端に夫々張
力調整機構が配設されているが、これら張力調整機構は
実質上同一の構成であり、それ故に第2−A図乃至第2
−C図を参照してそれらの一方について説明する。
図示の張力調整機構102はワイヤ84の他端84aが係止され
る回動部材104、この回動部材104を回動せしめるための
調整手段及び回動部材104を固定するための固定手段を
具備している。具体例では、垂直基板40の所定部位には
その一部を外側に折曲げることによって支持部106が形
成されている。この支持部106の自由端には下方に垂下
する垂下部108が設けられ、垂下部108には雌ねじ孔110
が形成されている。また、垂直基板40には、矩形状の一
部を残して支持部106を折曲げることによって取付突部1
12が形成されている。一方、回動部材104はプレート状
の部材から形成され、その略中央部には円形の開口114
が形成されている。この回動部材104は、第2−A図乃
至第2−C図に示す通り、その開口114を取付突部112に
位置付けることによって、垂直基板40に形成された開口
116に装着されている。かかる装着状態においては、回
動部材104は支持部106の上面に載置され、取付突部112
(上下方向に延びる旋回軸線を構成する)を中心として
回動自在である。回動部材104の一端部(垂直基板40の
開口116を通して内方に突出する一端部)には係止爪部1
18が一体に形成されており、かかる係止爪部118に上記
ワイヤ84の他端84aが所要の通り係止される。また、回
動部材104の他端部(垂直基板40の開口116を通して外方
に突出する他端部)には下方に延びる折曲部120が形成
されている。この折曲部120の中間部は弧状に幾分外方
に突出しており、かかる弧状突出部に回動部材104の回
動方向に延びる細長い孔122が形成されている。また、
回動部材104の一側端部にも垂下片124が設けられ、垂下
片124には雌ねじ孔126が形成されている。
る回動部材104、この回動部材104を回動せしめるための
調整手段及び回動部材104を固定するための固定手段を
具備している。具体例では、垂直基板40の所定部位には
その一部を外側に折曲げることによって支持部106が形
成されている。この支持部106の自由端には下方に垂下
する垂下部108が設けられ、垂下部108には雌ねじ孔110
が形成されている。また、垂直基板40には、矩形状の一
部を残して支持部106を折曲げることによって取付突部1
12が形成されている。一方、回動部材104はプレート状
の部材から形成され、その略中央部には円形の開口114
が形成されている。この回動部材104は、第2−A図乃
至第2−C図に示す通り、その開口114を取付突部112に
位置付けることによって、垂直基板40に形成された開口
116に装着されている。かかる装着状態においては、回
動部材104は支持部106の上面に載置され、取付突部112
(上下方向に延びる旋回軸線を構成する)を中心として
回動自在である。回動部材104の一端部(垂直基板40の
開口116を通して内方に突出する一端部)には係止爪部1
18が一体に形成されており、かかる係止爪部118に上記
ワイヤ84の他端84aが所要の通り係止される。また、回
動部材104の他端部(垂直基板40の開口116を通して外方
に突出する他端部)には下方に延びる折曲部120が形成
されている。この折曲部120の中間部は弧状に幾分外方
に突出しており、かかる弧状突出部に回動部材104の回
動方向に延びる細長い孔122が形成されている。また、
回動部材104の一側端部にも垂下片124が設けられ、垂下
片124には雌ねじ孔126が形成されている。
図示の調整手段は調整ねじ128を備えている。かかる調
整ねじ128は垂直基板40に形成された開口130を通して回
動部材104の垂下片124に形成された雌ねじ孔126に螺合
され、回動部材104の旋回軸線に実質上垂直な特定方
向、即ち前側(後駆動手段76のワイヤ84に関連して配設
された張力調整機構102にあっては後側)に向けて操作
部であるねじ頭部が配設されている。従って、調整手段
を構成する調整ねじ128は、前側(後駆動手段76のワイ
ヤ84に関連して配設された張力調整機構102にあっては
後側)から操作することができる。
整ねじ128は垂直基板40に形成された開口130を通して回
動部材104の垂下片124に形成された雌ねじ孔126に螺合
され、回動部材104の旋回軸線に実質上垂直な特定方
向、即ち前側(後駆動手段76のワイヤ84に関連して配設
された張力調整機構102にあっては後側)に向けて操作
部であるねじ頭部が配設されている。従って、調整手段
を構成する調整ねじ128は、前側(後駆動手段76のワイ
ヤ84に関連して配設された張力調整機構102にあっては
後側)から操作することができる。
また、図示の固定手段は固定ねじ132を備えている。こ
の固定ねじ132は回動部材104の折曲部120に形成された
細長い孔122を通して垂直基板40の垂下部108に形成され
た雌ねじ孔110に螺合され、上記調整ねじ128と同様に、
回動部材104の旋回軸線に実質上垂直な上記特定方向、
即ち前側(後駆動手段76のワイヤ84に関連して配設され
た張力調整機構102にあっては後側)に向けて操作部で
あるねじ頭部が配設されている。従って、固定手段を構
成する固定ねじ132は、前側(後駆動手段76のワイヤ84
に関連して配設された張力調整機構102にあっては後
側)から操作することができる。
の固定ねじ132は回動部材104の折曲部120に形成された
細長い孔122を通して垂直基板40の垂下部108に形成され
た雌ねじ孔110に螺合され、上記調整ねじ128と同様に、
回動部材104の旋回軸線に実質上垂直な上記特定方向、
即ち前側(後駆動手段76のワイヤ84に関連して配設され
た張力調整機構102にあっては後側)に向けて操作部で
あるねじ頭部が配設されている。従って、固定手段を構
成する固定ねじ132は、前側(後駆動手段76のワイヤ84
に関連して配設された張力調整機構102にあっては後
側)から操作することができる。
次に、上述した張力調整機構102におけるワイヤ84の張
力調整操作について説明する。
力調整操作について説明する。
ワイヤ84の張力を調整するには、まず、固定ねじ132を
緩める。かくすると、回動部材104が取付突部112を中心
として矢印134及び136で示す方向に回動自在となる(こ
の回動部材104は、固定ねじ132が長孔122の一端に位置
する角度位置から固定ねじ132が長孔122の他端に位置す
る角度位置まで垂直基板40に対して相対的に回動自在と
なる)。
緩める。かくすると、回動部材104が取付突部112を中心
として矢印134及び136で示す方向に回動自在となる(こ
の回動部材104は、固定ねじ132が長孔122の一端に位置
する角度位置から固定ねじ132が長孔122の他端に位置す
る角度位置まで垂直基板40に対して相対的に回動自在と
なる)。
次いで、調整ねじ128を所定方向(又は所定方向と反対
方向)に回動せしめる。かくすると、調整ねじ128のね
じ部が回動部材104の雌ねじ孔126に螺合されていること
に起因して、調整ねじ128の回動に伴って回動部材104が
取付突部112を中心として矢印134(又は136)で示す方
向に回動され、かくしてワイヤ84が引張られ(又は緩め
られ)、ワイヤ84の張力が増大(又は低下)する。そし
て、かくワイヤ84の張力を調整した後、固定ねじ132を
締付けて回動部材104を調整後の角度位置に固定する。
方向)に回動せしめる。かくすると、調整ねじ128のね
じ部が回動部材104の雌ねじ孔126に螺合されていること
に起因して、調整ねじ128の回動に伴って回動部材104が
取付突部112を中心として矢印134(又は136)で示す方
向に回動され、かくしてワイヤ84が引張られ(又は緩め
られ)、ワイヤ84の張力が増大(又は低下)する。そし
て、かくワイヤ84の張力を調整した後、固定ねじ132を
締付けて回動部材104を調整後の角度位置に固定する。
かかるワイヤ84の張力調整に関しては、次の点が注目さ
れる。即ち、回動部材104を回動させるための調整ねじ1
28及び回動部材104を固定させるための固定ねじ132は、
第2−A図乃至第2−C図から明らかな如く、操作部で
あるねじ頭部が回動部材104の旋回軸線に実質上垂直な
特定方向である前側に向けて配設されており、それ故
に、上記前側からの操作のみで前駆動手段74にワイヤ84
の張力を所要の通り調整することができ、このことに関
連して張力調整手段102の配置位置も比較的自由に選定
することができる(尚、容易に理解される如く、後駆動
手段76のワイヤ84にあっては調整ねじ及び固定ねじを後
側から操作するのみでもって上記ワイヤ84の張力を調整
することができる)。
れる。即ち、回動部材104を回動させるための調整ねじ1
28及び回動部材104を固定させるための固定ねじ132は、
第2−A図乃至第2−C図から明らかな如く、操作部で
あるねじ頭部が回動部材104の旋回軸線に実質上垂直な
特定方向である前側に向けて配設されており、それ故
に、上記前側からの操作のみで前駆動手段74にワイヤ84
の張力を所要の通り調整することができ、このことに関
連して張力調整手段102の配置位置も比較的自由に選定
することができる(尚、容易に理解される如く、後駆動
手段76のワイヤ84にあっては調整ねじ及び固定ねじを後
側から操作するのみでもって上記ワイヤ84の張力を調整
することができる)。
第3図は、張力調整機構の変形例を示している。変形例
では、ワイヤの張力を調整するための調整手段が調整ね
じに代えてカム手段から構成されている。
では、ワイヤの張力を調整するための調整手段が調整ね
じに代えてカム手段から構成されている。
第3図において、図示のカム手段140は円形状のカム板1
42を備えている。一方、垂直基板40には外方に突出する
支持部106と共に内方に突出する支持突部143が設けら
れ、支持突部143に固定されている短軸144にカム板142
が偏心して回転自在に装着されている。カム板142には
更に操作部である操作アーム部146が一体に形成されて
おり、この操作アーム部146の自由端部は回動部材104の
被作用突部148の上方を通り、垂直基板40に形成された
開口116を貫通して外方に突出し、回動部材104の旋回軸
線に実質上垂直な特定方向である前側に向けて配設され
ている。上記張力調整機構102′のその他の構成は、上
述の第1の具体例と実質上同一である。
42を備えている。一方、垂直基板40には外方に突出する
支持部106と共に内方に突出する支持突部143が設けら
れ、支持突部143に固定されている短軸144にカム板142
が偏心して回転自在に装着されている。カム板142には
更に操作部である操作アーム部146が一体に形成されて
おり、この操作アーム部146の自由端部は回動部材104の
被作用突部148の上方を通り、垂直基板40に形成された
開口116を貫通して外方に突出し、回動部材104の旋回軸
線に実質上垂直な特定方向である前側に向けて配設され
ている。上記張力調整機構102′のその他の構成は、上
述の第1の具体例と実質上同一である。
かかる変形例において、固定ねじ132を緩め操作アーム
部146を操作してカム板142を短軸144(上下方向に延び
ている)を中心として回動せしめると、このカム板142
が回動部材104の被作用突部148に作用してこの回動部材
104を取付突部112を中心として回動せしめ、かくしてワ
イヤの張力を所要の通り調整することができる。
部146を操作してカム板142を短軸144(上下方向に延び
ている)を中心として回動せしめると、このカム板142
が回動部材104の被作用突部148に作用してこの回動部材
104を取付突部112を中心として回動せしめ、かくしてワ
イヤの張力を所要の通り調整することができる。
この変形例でも、上述した第1の具体例と同様に、調整
手段を構成するカム板142の操作操作アーム部146及び固
定手段を構成する固定ねじ132の操作部であるねじ頭部
が回動部材104の旋回軸線に実質上垂直な特定方向であ
る前側に向けて配設されており、それ故に、上記前側か
らの操作のみで前駆動手段74のワイヤ84の張力を調整す
ることができる。尚、この変形例を後駆動手段76のワイ
ヤ84の張力調整にも適用することができ、このときには
後側からの操作のみで上記ワイヤ84の張力を所要の通り
調整することができる。
手段を構成するカム板142の操作操作アーム部146及び固
定手段を構成する固定ねじ132の操作部であるねじ頭部
が回動部材104の旋回軸線に実質上垂直な特定方向であ
る前側に向けて配設されており、それ故に、上記前側か
らの操作のみで前駆動手段74のワイヤ84の張力を調整す
ることができる。尚、この変形例を後駆動手段76のワイ
ヤ84の張力調整にも適用することができ、このときには
後側からの操作のみで上記ワイヤ84の張力を所要の通り
調整することができる。
張力調整機構の第2の具体例 第4−A図乃至第4−C図は、張力調整機構の第2の具
体例を示している。この第2の具体例のものは、第1の
具体例のものに代えて例えば第1図の光学装置に同様に
適用することができる。
体例を示している。この第2の具体例のものは、第1の
具体例のものに代えて例えば第1図の光学装置に同様に
適用することができる。
第4−A図乃至第4−C図において、第2の具体例の張
力調整機構202は、回動部材204、調整手段及び固定手段
を具備している。回動部材204はプレート状の部材から
形成され、その略中央部には円形の開口206が形成され
ている。一方、回動部材204が装着される垂直基板40の
所定部位には、その一部を内側に折曲げることによって
支持部206が形成されている。また、垂直基板40には、
矩形状の一部を残して支持部208を上述した如く折曲げ
ることによって取付突部210が形成されている。回動部
材204は、第4−A図乃至第4−C図に示す通り、その
開口206を取付突部210に位置付けすることによって、垂
直基板40に形成された開口212に装着されている。かか
る装着状態においては、回動部材204は支持部208の上面
に載置され、取付突部210(上下方向に延びる旋回軸線
を構成する)を中心として回動自在である。回動部材20
4の一端部(垂直基板40の開口212を通して内方に突出す
る一端部)には係止爪部214が一体に形成されており、
かかる係止爪部214に前駆動手段74(又は後駆動手段7
6)のワイヤ84の他端84aが所要の通り係止される。
力調整機構202は、回動部材204、調整手段及び固定手段
を具備している。回動部材204はプレート状の部材から
形成され、その略中央部には円形の開口206が形成され
ている。一方、回動部材204が装着される垂直基板40の
所定部位には、その一部を内側に折曲げることによって
支持部206が形成されている。また、垂直基板40には、
矩形状の一部を残して支持部208を上述した如く折曲げ
ることによって取付突部210が形成されている。回動部
材204は、第4−A図乃至第4−C図に示す通り、その
開口206を取付突部210に位置付けすることによって、垂
直基板40に形成された開口212に装着されている。かか
る装着状態においては、回動部材204は支持部208の上面
に載置され、取付突部210(上下方向に延びる旋回軸線
を構成する)を中心として回動自在である。回動部材20
4の一端部(垂直基板40の開口212を通して内方に突出す
る一端部)には係止爪部214が一体に形成されており、
かかる係止爪部214に前駆動手段74(又は後駆動手段7
6)のワイヤ84の他端84aが所要の通り係止される。
図示の調整手段は、回動部材204に作用するカム手段216
を備えている。カム手段216は円形のカム板218とこのカ
ム板218に偏心して設けられたねじ軸220を備え、上記ね
じ軸220が支持部208に形成された雌ねじ孔222に螺着さ
れている。一方、回動部材204の一側縁(第4−A図乃
至第4−C図において右側縁)には右方に突出する突出
部224が設けられており、かかる突出部224がカム板218
の周面に作用するようになっている。尚、カム手段216
を容易に回動せしめることができるように、カム板218
の上面には操作部である溝226が形成されている。
を備えている。カム手段216は円形のカム板218とこのカ
ム板218に偏心して設けられたねじ軸220を備え、上記ね
じ軸220が支持部208に形成された雌ねじ孔222に螺着さ
れている。一方、回動部材204の一側縁(第4−A図乃
至第4−C図において右側縁)には右方に突出する突出
部224が設けられており、かかる突出部224がカム板218
の周面に作用するようになっている。尚、カム手段216
を容易に回動せしめることができるように、カム板218
の上面には操作部である溝226が形成されている。
また、図示の固定手段は固定ねじ228を備えている。固
定ねじ228は回動部材204に形成された弧状の長孔230を
通して支持部208に形成された雌ねじ孔232に螺着されて
いる。
定ねじ228は回動部材204に形成された弧状の長孔230を
通して支持部208に形成された雌ねじ孔232に螺着されて
いる。
この第2の具体例においてワイヤ84の張力調整を行うに
は、上方から操作して固定ねじ228を緩める。かくする
と、回動部材204が取付突部210を中心として矢印234及
び236で示す方向に回動自在になる(回動部材204は、固
定ねじ228が長孔230の一端に位置する角度位置から固定
ねじ228が長孔230の他端に位置する角度位置まで垂直基
板40に対して相対的に回動自在となる)。
は、上方から操作して固定ねじ228を緩める。かくする
と、回動部材204が取付突部210を中心として矢印234及
び236で示す方向に回動自在になる(回動部材204は、固
定ねじ228が長孔230の一端に位置する角度位置から固定
ねじ228が長孔230の他端に位置する角度位置まで垂直基
板40に対して相対的に回動自在となる)。
次いで、上方から操作してカム手段216を所要の通り回
動せしめる。カム手段216におけるカム板218の大径部
(又は小径部)が突出部224に作用するようになると、
回動部材204が取付突部210を中心として矢印234(又は2
36)で示す方向に回動され、かくしてワイヤ84が引張ら
れ(又は緩められ)、ワイヤ84の張力が増大(又は低
下)する。かく張力を調整した後は、固定ねじ228を上
方から締付けて回動部材204を調整後の角度位置に固定
する。
動せしめる。カム手段216におけるカム板218の大径部
(又は小径部)が突出部224に作用するようになると、
回動部材204が取付突部210を中心として矢印234(又は2
36)で示す方向に回動され、かくしてワイヤ84が引張ら
れ(又は緩められ)、ワイヤ84の張力が増大(又は低
下)する。かく張力を調整した後は、固定ねじ228を上
方から締付けて回動部材204を調整後の角度位置に固定
する。
上述した構成の第2の具体例においては、調整手段を構
成するカム手段216の上面に形成された操作部である溝2
26及び固定手段を構成する固定ねじ228の操作部である
ねじ頭部は、第4−A図乃至第4−C図から明らかな如
く、回動部材204の旋回軸線に実質上平行な特定方向で
ある上側に向けて配設されており、それ故に、上記上側
からの操作のみで前駆動手段74(又は後駆動手段76)の
ワイヤ84の張力を所要の通り調整することができ、この
ことに関連して張力調整手段202の配置位置も比較的自
由に選定することができる。
成するカム手段216の上面に形成された操作部である溝2
26及び固定手段を構成する固定ねじ228の操作部である
ねじ頭部は、第4−A図乃至第4−C図から明らかな如
く、回動部材204の旋回軸線に実質上平行な特定方向で
ある上側に向けて配設されており、それ故に、上記上側
からの操作のみで前駆動手段74(又は後駆動手段76)の
ワイヤ84の張力を所要の通り調整することができ、この
ことに関連して張力調整手段202の配置位置も比較的自
由に選定することができる。
以上、本考案に従って構成された張力調整機構の具体例
について説明したが、本考案はこれら具体例に限定され
るものではなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々
の変形乃至修正が可能である。
について説明したが、本考案はこれら具体例に限定され
るものではなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々
の変形乃至修正が可能である。
例えば、図示の具体例においては、回動部材が上下方向
に延びる旋回軸線を中心として回動される構成である
が、これに代えて、回動部材が横方向に延びる旋回軸線
を中心として回動されるように構成することもできる。
に延びる旋回軸線を中心として回動される構成である
が、これに代えて、回動部材が横方向に延びる旋回軸線
を中心として回動されるように構成することもできる。
〈考案の効果〉 本考案による光学装置におけるワイヤの張力調整機構は
以上のように構成され、調整手段の操作部及び固定手段
の操作部がワイヤを係止した回動部材の旋回軸線に実質
上垂直(或いは平行)な特定方向に向けて配設されてい
るので、回動部材の回動調整及び固定操作を同一方向か
ら行うことができる。従って、ワイヤの張力調整操作が
容易であるとともに、張力調整機構の配置位置も比較的
自由に選定することができ設計的自由度を増大すること
ができる。
以上のように構成され、調整手段の操作部及び固定手段
の操作部がワイヤを係止した回動部材の旋回軸線に実質
上垂直(或いは平行)な特定方向に向けて配設されてい
るので、回動部材の回動調整及び固定操作を同一方向か
ら行うことができる。従って、ワイヤの張力調整操作が
容易であるとともに、張力調整機構の配置位置も比較的
自由に選定することができ設計的自由度を増大すること
ができる。
第1図は、本考案に従う張力調整機構が適用される光学
装置の一例を示す斜視図。 第2−A図乃至第2−C図は,、夫々、本考案に従う張
力調整機構の第1の具体例を一部切欠いて示す斜視図、
上方から見た断面図及び分解して示す分解斜視図。 第3図は、第1の具体例の張力調整機構の変形例を一部
切欠いて示す斜視図。 第4−A図乃至第4−C図は、夫々、本考案に従う張力
調整機構の第2の具体例を一部切欠いて示す斜視図、上
方から見た断面図及び分解して示す分解斜視図。 2……第1の光学組立体 4……第2の光学組立体 74……前駆動手段 76……後駆動手段 84……ワイヤ 102及び202……張力調整機構 104及び204……回動部材 128……調整ねじ 132及び228……固定ねじ 216……カム手段
装置の一例を示す斜視図。 第2−A図乃至第2−C図は,、夫々、本考案に従う張
力調整機構の第1の具体例を一部切欠いて示す斜視図、
上方から見た断面図及び分解して示す分解斜視図。 第3図は、第1の具体例の張力調整機構の変形例を一部
切欠いて示す斜視図。 第4−A図乃至第4−C図は、夫々、本考案に従う張力
調整機構の第2の具体例を一部切欠いて示す斜視図、上
方から見た断面図及び分解して示す分解斜視図。 2……第1の光学組立体 4……第2の光学組立体 74……前駆動手段 76……後駆動手段 84……ワイヤ 102及び202……張力調整機構 104及び204……回動部材 128……調整ねじ 132及び228……固定ねじ 216……カム手段
Claims (2)
- 【請求項1】張力付与手段によって張力が付与され光学
要素を走査移動させるためのワイヤの一端が連結される
張力調整機構であって、 所定方向に延びる旋回軸線を中心として回動自在に装着
され該ワイヤの一端が係止される回動部材と、 該旋回軸線に実質上垂直な特定方向に向けて配設された
操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を該旋回
軸線を中心として回動せしめて該ワイヤの張力を調整す
るための調整手段と、 該旋回軸線に実質上垂直な上記特定方向に向けて配設さ
れた操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を固
定するための固定手段と、 を具備する光学装置におけるワイヤの張力調整機構。 - 【請求項2】張力付与手段によって張力が付与され光学
要素を走査移動させるためのワイヤの一端が連結される
張力調整機構であって、 所定方向に延びる旋回軸線を中心として回動自在に装着
され該ワイヤの一端が係止される回動部材と、 該旋回軸線に実質上平行な特定方向に向けて配設された
操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を該旋回
軸線を中心として回動せしめて該ワイヤの張力を調整す
るための調整手段と、 該旋回軸線に実質上平行な上記特定方向に向けて配設さ
れた操作部を備え、該操作部を操作して該回動部材を固
定するための固定手段と、 を具備する光学装置におけるワイヤの張力調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988064060U JPH0712991Y2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 光学装置におけるワイヤの張力調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988064060U JPH0712991Y2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 光学装置におけるワイヤの張力調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01171451U JPH01171451U (ja) | 1989-12-05 |
JPH0712991Y2 true JPH0712991Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31289543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988064060U Expired - Lifetime JPH0712991Y2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 光学装置におけるワイヤの張力調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712991Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5953527B2 (ja) * | 1978-07-13 | 1984-12-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 複写装置 |
JPS5950966A (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-24 | Fuji Sharyo Kk | 取鍋旋回移動装置 |
JPH07117135B2 (ja) * | 1986-04-30 | 1995-12-18 | 株式会社リコー | ワイヤロ−プの伸び吸収装置 |
-
1988
- 1988-05-17 JP JP1988064060U patent/JPH0712991Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01171451U (ja) | 1989-12-05 |
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