JPH0712981A - インターナルポンプの耐震支持装置 - Google Patents

インターナルポンプの耐震支持装置

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Publication number
JPH0712981A
JPH0712981A JP5158425A JP15842593A JPH0712981A JP H0712981 A JPH0712981 A JP H0712981A JP 5158425 A JP5158425 A JP 5158425A JP 15842593 A JP15842593 A JP 15842593A JP H0712981 A JPH0712981 A JP H0712981A
Authority
JP
Japan
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internal pump
pump
releasing means
load
snubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP5158425A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Kurosaki
利和 黒崎
Kiyobumi Saeki
清文 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0712981A publication Critical patent/JPH0712981A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【目的】メカニカルスナッバを備えた耐震装置に連結解
放手段と固着検出手段を設けて、メカニカルスナッバに
固着が生じても、過大なモーメントがポンプケーシング
の付け根に発生せず、また回転体としてのポンプの健全
性を確保できるインターナルポンプの耐震支持装置を提
供する。 【構成】請求項1記載の発明に係るインターナルポンプ
の耐震支持装置15は、原子炉圧力容器1に直接取付けら
れたインターナルポンプ2を外部で支持するメカニカル
スナッバ13を備えた耐震装置において、耐震装置に連結
して過大な荷重が加わった時に連結を解離する連結解放
手段15aを設けたことを特徴とする。請求項2記載の耐
震支持装置15は、前記メカニカルスナッバ13を備えた耐
震支持装置15に加わる荷重を検知する固着検出手段23を
設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型原子炉の原子
炉冷却材再循環系に設けられるインターナルポンプの支
持装置に係り、特にフレキシブルノズルタイプ取付けに
おいても、原子炉高温時に耐震機能を有するインターナ
ルポンプの耐震支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉冷却材再循環系に用いられるイン
ターナルポンプは、図3の一部切欠き正面図に示すよう
に、原子炉圧力容器1内の底壁1aを貫通して上部にイ
ンターナルポンプ2のインペラ3を配置し、このインペ
ラ3を駆動するモータ部4を収めたポンプケーシング5
は、底壁1aから原子炉圧力容器1の外部の下方へ吊持
される構造になっている。
【0003】この底壁1aの取付部は、図4の一部切欠
き正面図に示すように、原子炉圧力容器1の底壁1aに
貫通する支持孔1bを設け、ポンプケーシング5におけ
る径を細くした上端部5aを下から挿通し、前記支持孔
1bの上端部で溶着する。
【0004】なお、ポンプシャフト6はポンプケーシン
グ5から上方へ突出し、支持孔1bの上端ノズル部から
原子炉圧力容器1内に突出させてインペラ3を軸支す
る。このインペラ3はディフューザ7で囲まれ、ポンプ
ケーシング5の上端部5a内に添設したストレッチチュ
ーブ8の上端に支持される。
【0005】一方、原子炉圧力容器1の底壁1aの下方
で、ポンプケーシング5内にはロータ9およびステータ
10等でモータ部4が構成され、冷却水が充満されてい
て、この冷却水は冷却水入口11aより入り、冷却水出口
11bより排出される。
【0006】ところで、このようにフレキシブルノズル
タイプと呼ばれる取付けによるインターナルポンプで
は、図5の据付断面図に示すように原子炉圧力容器1の
支持孔1bとポンプケーシング5の上端部5aとの間に
は隙間が設けられていて、原子炉圧力容器1からポンプ
ケーシング5へ伝達される熱量を抑制する断熱性を持た
せるようにしている。
【0007】しかしながら、この断熱構造のためにイン
ターナルポンプ2は揺れ易く、特に大きな地震を受けた
時には、ポンプケーシング5の健全性が問題となる。従
って、インターナルポンプ2の設置に際しては耐震対策
を施しており、この耐震対策の1つとしてメカニカルス
ナッバ13による耐震装置がある。
【0008】このメカニカルスナッバ13は、インターナ
ルポンプ2のポンプケーシング5と支持構造体である原
子炉格納容器ペデスタル14の間に設置して、被支持構造
物であるインターナルポンプ2の熱膨脹による緩やかな
移動に対しては、小さな抵抗力でその変位を吸収して、
インターナルポンプ2を始め、原子炉圧力容器1および
る原子炉格納容器ペデスタル14に不要な応力が加わるこ
とを防止する。
【0009】しかしながら、地震等による急激で大きな
振動に対しては、メカニカルスナッバ13はその変位を拘
束し、インターナルポンプ2を原子炉格納容器ペデスタ
ル14により堅固に保持することによりインターナルポン
プ2等が損傷することを防止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】耐震装置におけるメカ
ニカルスナッバ13に何らかの原因による固着が生じて、
変位を吸収する機能を失うと、原子炉が起動または停止
する時に発生する原子炉圧力容器1の熱や、内圧変化に
よる緩やかな膨脹、収縮によるインターナルポンプ2の
移動が、固着が生じたメカニカルスナッバ13により拘束
されることになる。
【0011】このような耐震装置によりインターナルポ
ンプ2の移動が拘束されると、インターナルポンプ2に
おけるポンプケーシング5の付け根で、原子炉圧力容器
1の底壁1aの支持孔1bには過大なモーメントが発生
し、圧力バウンダリである当該部の健全性が脅かされ
る。
【0012】また、ポンプケーシング5が塑性変形する
と、再使用ができなくなる可能性が考えられ、さらに、
ポンプケーシング5内には回転体が収納されているた
め、ポンプケーシング5が過大な変形をすると、ポンプ
シャフト6や軸受等が損傷する支障がある。
【0013】本発明の目的とするところは、メカニカル
スナッバを備えた耐震装置に連結解放手段と固着検出手
段を設けて、メカニカルスナッバに固着が生じても、過
大なモーメントがポンプケーシングの付け根に発生せ
ず、また回転体としてのポンプの健全性を確保できるイ
ンターナルポンプの耐震支持装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、請求項1記載の発明に係るインターナル
ポンプの耐震支持装置は、原子炉圧力容器に直接取付け
られたインターナルポンプを外部で支持するメカニカル
スナッバを備えた耐震装置において、前記耐震装置に連
結して過大な荷重が加わった時に連結を解離する連結解
放手段を設けたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2記載の発明に係るインター
ナルポンプの耐震支持装置は、前記メカニカルスナッバ
を備えた耐震支持装置に加わる荷重を検知する固着検出
手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明は、メカニカルスナッバに
固着が発生した場合に、インターナルポンプに変位が起
ると耐震装置に過大な荷重が加わる。この荷重が設定値
以上になると、連結解放手段が作動して、インターナル
ポンプと支持構造体との拘束結合を解放するので、イン
ターナルポンプ等に過大な荷重が加わることが防止でき
る。なお、連結解放手段が作動する荷重の設定値は、想
定する地震による荷重より大きくしてあるので、地震発
生時に拘束結合が解放されることはない。
【0017】また請求項2記載の発明では、メカニカル
スナッバに固着が発生したことにより発生した過大な荷
重は、固着検知手段で検出して運転員に報知され、固着
発生の異常が事前に検知できる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。なお、上記した従来技術と同じ構成部分については
同一符号を付して詳細な説明を省略する。図1の一部切
欠き側面図に示すように、耐震支持装置15は、メカニカ
ルスナッバ13の一端を屈曲自在な取付金具16を介して、
ポンプケーシング5の下端に固定されている。
【0019】また、このメカニカルスナッバ13の他端に
は、ボルト17により連結解放手段15aが固定されてい
る。この連結解放手段15aは円筒状のホルダー18と、こ
の内側に嵌合して挿入されるシャフト19から構成されて
おり、前記ホルダー18とシャフト19はシアピン20により
連結されている。なお、このシアピン20はボルト21によ
りホルダー18の外周に取付けられたスリーブ22により保
持されている。
【0020】さらに、前記シャフト19には固着検知手段
である例えばロードセル23が設置され、屈曲自在な取付
金具24を介して支持構造体の原子炉格納容器ペデスタル
14に固定されている。
【0021】前記連結解放手段15aは図2の要部拡大断
面図において詳細を示すように、ホルダー18とシャフト
19とは、シアピン20で連結されている。このシアピン20
はシャフト19の両側面を切削し、これによるホルダー18
とシャフト19との間隙に対応した位置に切欠き25を形成
している。
【0022】このシアピン20は、設定した荷重が負荷さ
れた時に切欠き25のところで切断されるが、この切断荷
重は、予め想定した地震により発生する荷重より大き
く、かつ、ポンプケーシング5の変形が弾性範囲内とな
る荷重に設定する。
【0023】また、固着検知手段であるロードセル23
は、両端に加わる荷重に見合った電気信号を出力するも
ので、別途、図示しない表示装置により耐震支持装置に
加わる荷重を表示すると共に、必要に応じて同じく図示
しない警報器により警報を発して、運転員に報知するこ
とができる。
【0024】これにより、メカニカルスナッバ13に万一
固着が発生しても、この異常を過大な荷重がポンプケー
シング5に加わる前から報知することができ、早期にイ
ンターナルポンプを停止したり、プラント起動を停止す
る等の対応をすることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上本発明によれば、原子力プラントに
設置したインターナルポンプの耐震支持装置におけるメ
カニカルスナッバに万一固着が生じても、これを早期に
検出すると共に、過大な荷重が加わった際には、メカニ
カルスナッバとの結合を解放して、インターナルポンプ
を始め、原子炉圧力容器に過大な応力の加わることを防
止して、圧力バウンダリであるポンプケーシングの健全
性、および回転体であるインターナルポンプの健全性を
維持することができ、原子力プラントの耐震信頼性を向
上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の耐震支持装置の一部切
欠き側面図。
【図2】本発明に係る一実施例の連結解放手段の拡大断
面図。
【図3】原子炉圧力容器の一部切欠き正面図。
【図4】インターナルポンプの一部切欠き正面図。
【図5】従来のインターナルポンプの据付断面図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、1a…底壁、1b…支持孔、2…
インターナルポンプ、3…インペラ、4…モータ部、5
…ポンプケーシング、5a…上端部、6…ポンプシャフ
ト、7…ディフューザ、8…ストレッチチューブ、9…
ロータ、10…ステータ、11a…冷却水入口、11b…冷却
水出口、12…隙間、13…メカニカルスナッバ、14…原子
炉格納容器ペデスタル、15…耐震支持装置、15a…連結
解放手段、16,24…取付金具、17,21…ボルト、18…ホ
ルダー、19…シャフト、20…シアピン、22…スリーブ、
23…ロードセル、25…切欠き。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器に直接取付けられたイン
    ターナルポンプを外部で支持するメカニカルスナッバを
    備えた耐震装置において、前記耐震装置に連結して過大
    な荷重が加わった時に連結を解離する連結解放手段を設
    けたことを特徴とするインターナルポンプの耐震支持装
    置。
  2. 【請求項2】 メカニカルスナッバを備えた耐震支持装
    置に加わる荷重を検知する固着検出手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のインターナルポンプの耐震支
    持装置。
JP5158425A 1993-06-29 1993-06-29 インターナルポンプの耐震支持装置 Pending JPH0712981A (ja)

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JP5158425A JPH0712981A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 インターナルポンプの耐震支持装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08326816A (ja) * 1995-06-02 1996-12-10 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 油圧ダンパ連結構造
JP2013213532A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Taisei Corp 免震装置
JP2014214754A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 株式会社東芝 制振サポート及び制振装置
CN113922554A (zh) * 2021-09-08 2022-01-11 湖南云箭集团有限公司 一种立式水轮发电机弹性支撑装置

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