JPH07129586A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JPH07129586A
JPH07129586A JP5277118A JP27711893A JPH07129586A JP H07129586 A JPH07129586 A JP H07129586A JP 5277118 A JP5277118 A JP 5277118A JP 27711893 A JP27711893 A JP 27711893A JP H07129586 A JPH07129586 A JP H07129586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
display
location
designation
designated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5277118A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Oka
芳樹 岡
Hirotake Tadano
浩毅 唯野
Hiroshi Kawamoto
博士 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5277118A priority Critical patent/JPH07129586A/ja
Publication of JPH07129586A publication Critical patent/JPH07129586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 キーボード、入力ペンおよびマウスからの入
力データにより文字列領域および矩形領域の選択、並び
に、文字列領域および矩形領域の表示パターン種の選択
を行うことにより、表示装置の表示画面上において、文
字列領域と矩形領域とをそれぞれ異なる表示パターン種
で表示する。また、領域の指定箇所数が1である場合と
2である場合とをそれぞれ異なる表示パターン種で表示
する。 【効果】 文字列領域と矩形領域とを異なる表示パター
ン種で表示するので、表示装置の表示画面上において両
者が区別し易くなり、かつ、見易くなる。また、1箇所
目の領域指定箇所と2箇所目の領域指定箇所とを異なる
表示パターン種で表示するので、例えば1箇所しか領域
指定箇所を設定していないのに、既に領域指定箇所を2
箇所設定しているものと勘違いする等の使用者の操作ミ
スを低減することができる。これにより、装置の操作性
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書の作成時に使用さ
れる文書処理装置等の情報処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年においては、文書は、コンピュータ
の演算、記憶、および制御によるCRT(Cathode-Ray
Tube)等の表示部への文字表示が可能な文書処理装置等
の情報処理装置、例えば具体的にはワード・プロセッサ
(Word Processor)等を使用して作成される場合が多く
なっている。
【0003】上記の情報処理装置は、通常、文書を表示
する表示部を有する表示ユニットと、文字データ等の入
力に用いられるキーボードと、キーボードの入力キーに
よる表示部の表示状態の制御や文字データ等の記憶を行
う制御部とからなっており、キーボードから入力された
文字データを制御部の文字データ記憶領域に記憶させな
がら表示部に出力させて文書を作成するようになってい
る。
【0004】ところで、このような情報処理装置では、
図12に示すように、例えば、表示部画面上において文
字の色と背景の色とを入れ替える反転処理等を施す表示
処理対象領域を、2箇所の領域指定箇所を設定すること
により指定するようになっている。そして、1箇所目の
領域指定箇所と2箇所目の領域指定箇所は、同一の表示
パターン、例えば文字の周囲に枠線を付加することによ
り表示される。
【0005】また、図13に示すように、倍角文字が表
示処理対象領域内部と表示処理対象領域外部とに分割さ
れる場合には、上記倍角文字は、領域内部の部位にの
み、反転処理等が施されるようになっている(但し、便
宜上、図13において反転処理等が施された部分をハッ
チングで記すこととする)。
【0006】尚、表示処理対象領域には、いわゆる文字
列領域と矩形領域との2種類があるが、上記従来の情報
処理装置では、これら領域は同一の表示パターンで表示
されるようになっている。
【0007】また、上記従来の情報処理装置では、表示
処理対象領域を指定する際に、操作ミス等により2箇所
目の領域指定箇所の設定を誤ったときには、1箇所目の
領域指定箇所と2箇所目の領域指定箇所とを設定し直す
ように、即ち、もう一度始めから領域指定箇所を設定し
直すようになっている。
【0008】また、情報処理装置を使用して作成された
文書は、白紙の用紙に印字される他に、例えば決裁書や
納品書、請求書、報告書等の定型書類を作成する場合に
おいては、既に他の文書や罫線、模様等が印刷された用
紙の空欄に印字されることが多く、この場合には、或る
決まったフォーマットにて上記文書を印字する必要があ
る。例えば、図14(a)に示すように、用紙の6箇所
に空欄が設けられている場合には、これら空欄に文書を
印字するために、空欄に応じた矩形領域を指定しなけれ
ばならない。
【0009】上記従来の情報処理装置においては、矩形
領域を指定するには、指定を所望する矩形領域の左上の
座標と右下の座標とを入力するようになっている。従っ
て、図14(b)に示すように、6箇所の空欄に応じた
矩形領域を指定するには、用紙上で最も左上にある矩形
領域の座標aから最も右下にある矩形領域の座標lに向
かって、座標a、座標b、座標c、……、座標k、座標
lの順に、合計12箇所の座標を入力するようになってい
る。尚、上記座標の入力操作は、例えばキーボードの入
力キーにより数値を入力することにより行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報処理装置では、以下に示すような問題点を有し
ている。即ち、1箇所目の領域指定箇所と2箇所目の領
域指定箇所とを同一の表示パターンで表示するので、表
示部画面上において両者を区別することができない。従
って、例えば1箇所しか領域指定箇所を設定していない
のに、既に領域指定箇所を2箇所設定しているものと勘
違いして別の入力操作を行う等、使用者が操作ミスをす
るおそれを有している。
【0011】同様に、文字列領域と矩形領域とを同一の
表示パターンで表示するので、表示部画面上において両
者を区別することができない。従って、例えば文字列領
域の指定を行う際に、使用者が誤って矩形領域の指定を
行っても、上記操作ミスに気が付き難いものとなってい
る。尚、上記従来の情報処理装置においては表示パター
ンは予め設定されており、使用者は、表示パターンを指
定することができないようになっている。
【0012】また、倍角文字が表示処理対象領域内部と
表示処理対象領域外部とに分割される場合には、上記倍
角文字には、領域内部の部位にのみ、反転処理等が施さ
れてしまうという不都合を生じる。従って、この場合に
は、表示処理対象領域をもう一度指定し直さなければな
らない。
【0013】また、表示処理対象領域を指定する際に、
操作ミス等により2箇所目の領域指定箇所を誤って設定
したときには、1箇所目の領域指定箇所と2箇所目の領
域指定箇所とを設定し直さなければならない。即ち、も
う一度始めから領域指定箇所を設定し直さなければなら
ないので、操作ミスを犯したときの再設定操作が面倒で
ある。
【0014】また、用紙の空欄に印字するために上記空
欄に応じた矩形領域を指定するには、指定を所望する矩
形領域の左上の座標と右下の座標とを入力しなければな
らない。従って、空欄の箇所が多くなればなるほど、そ
の入力操作が非常に面倒なものとなり、かつ、操作ミス
をするおそれが大きくなる。また、入力された左上の座
標と右下の座標とによって矩形領域が指定されるので、
操作ミス等により上記座標が僅かにずれて入力される
と、矩形領域もずれて指定される。従って、空欄の箇所
が多い場合には、指定ミスをするおそれが大きくなる。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の情
報処理装置は、上記の課題を解決するために、入力手段
により入力された文字データを表示可能な表示手段と、
上記表示手段の表示画面上における表示処理対象領域
を、複数の領域指定箇所を設定することにより指定可能
な領域指定手段と、上記表示処理対象領域および領域指
定箇所を示す領域表示パターンを複数記憶する記憶手段
と、上記領域表示パターンの中から、表示処理対象領域
および領域指定箇所毎に異なる領域表示パターンを選択
可能な選択手段と、上記選択手段により選択された領域
表示パターンで、上記表示処理対象領域および領域指定
箇所を表示するように表示手段を制御する制御手段とを
備えていることを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明の情報処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1記載の情報処理装
置において、表示処理対象領域内部と表示処理対象領域
外部とに分割される文字データが、上記選択手段により
選択された領域表示パターンで表示されることを禁止す
る禁止手段を備えていることを特徴としている。
【0017】請求項3記載の発明の情報処理装置は、上
記の課題を解決するために、入力手段により入力された
文字データを表示可能な表示手段と、上記表示手段の表
示画面上における表示処理対象領域を、第一領域指定箇
所および第二領域指定箇所を設定することにより指定可
能な領域指定手段と、上記領域指定手段により第三領域
指定箇所が設定されたときに、上記第二領域指定箇所を
無効にし、第一領域指定箇所および第三領域指定箇所に
より表示処理対象領域を指定して表示するように表示手
段を制御する制御手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0018】請求項4記載の発明の情報処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項3記載の情報処理装
置において、上記制御手段は、第一領域指定箇所または
第二領域指定箇所と同一の箇所が第三領域指定箇所とし
て設定されたときに、同一箇所となる第一領域指定箇所
または第二領域指定箇所を無効にし、該同一箇所でない
第一領域指定箇所または第二領域指定箇所と、第三領域
指定箇所とを有効にするように制御することを特徴とし
ている。
【0019】請求項5記載の発明の情報処理装置は、上
記の課題を解決するために、入力手段により入力された
文字データを表示可能な表示手段と、上記表示手段の表
示画面上における表示処理対象領域を、第一領域指定箇
所および第二領域指定箇所を設定することにより指定可
能な領域指定手段と、上記領域指定手段により第一領域
指定箇所が設定されてから第二領域指定箇所が設定され
るまでの間に表示処理対象領域を示す領域表示パターン
と、第二領域指定箇所の設定後に表示処理対象領域を示
す別の領域表示パターンとを記憶する記憶手段と、上記
記憶手段により記憶された領域表示パターンで、上記表
示処理対象領域を表示するように表示手段を制御する制
御手段とを備えていることを特徴としている。
【0020】請求項6記載の発明の情報処理装置は、上
記の課題を解決するために、入力手段により入力された
文字データを表示可能な表示手段と、上記表示手段の表
示画面上における表示処理対象領域を、第一領域指定箇
所および第二領域指定箇所を設定することにより指定可
能な領域指定手段と、上記表示処理対象領域を示す領域
表示パターンを複数記憶する記憶手段と、上記領域表示
パターンの中から、領域指定手段により第一領域指定箇
所が設定されてから第二領域指定箇所が設定されるまで
の間に表示処理対象領域を示す領域表示パターンと、第
二領域指定箇所の設定後に表示処理対象領域を示す領域
表示パターンとをそれぞれ別個に選択可能な選択手段
と、上記選択手段により選択された領域表示パターン
で、上記表示処理対象領域を表示するように表示手段を
制御する制御手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0021】請求項7記載の発明の情報処理装置は、上
記の課題を解決するために、入力手段により入力された
文字データを表示可能な表示手段と、上記表示手段の表
示画面上における矩形領域を、第一領域指定箇所および
第二領域指定箇所を設定することにより指定可能な領域
指定手段と、上記第一領域指定箇所および第二領域指定
箇所が上記表示画面上において同一行に存在するか否か
を判定する判定手段と、上記判定手段により両領域指定
箇所が同一行に存在すると判定されたときに、矩形領域
の行方向の大きさが表示画面上における文字データの大
きさと略等しくなるように、上記矩形領域の行方向の大
きさを設定する設定手段と、上記設定手段により設定さ
れた大きさで、上記矩形領域を表示するように表示手段
を制御する制御手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0022】請求項8記載の発明の情報処理装置は、上
記の課題を解決するために、入力手段により入力された
文字データを表示可能な表示手段と、上記表示手段の表
示画面上における矩形領域を、第一領域指定箇所および
第二領域指定箇所を設定することにより指定可能な領域
指定手段と、上記第一領域指定箇所の行座標と第二領域
指定箇所の行座標との差を検出すると共に、検出された
差が上記表示画面上における文字データの大きさよりも
小さいか、或いは等しいときに、上記両領域指定箇所が
表示画面上において同一行に存在すると判定する判定手
段と、上記判定手段により両領域指定箇所が同一行に存
在すると判定されたときに、矩形領域の行方向の大きさ
が表示画面上における文字データの大きさと略等しくな
るように、上記矩形領域の行方向の大きさを設定する設
定手段と、上記設定手段により設定された大きさで、上
記矩形領域を表示するように表示手段を制御する制御手
段とを備えていることを特徴としている。
【0023】
【作用】請求項1記載の構成によれば、領域指定手段に
よって複数の領域指定箇所を設定し、表示手段の表示画
面上において表示処理対象領域を指定する際に、記憶手
段に複数記憶されている上記表示処理対象領域および領
域指定箇所を示す領域表示パターンの中から、選択手段
によって表示処理対象領域および領域指定箇所毎に異な
る領域表示パターンを選択し、選択された領域表示パタ
ーンで上記表示処理対象領域および領域指定箇所を表示
手段に表示することができる。
【0024】このように、表示処理対象領域および領域
指定箇所毎に異なる領域表示パターンで表示することが
できるので、表示手段の表示画面上において上記表示処
理対象領域および領域指定箇所が区別し易くなり、か
つ、見易くなる。また、例えば1箇所しか領域指定箇所
を設定していないのに、既に領域指定箇所を2箇所設定
しているものと勘違いする等の使用者の操作ミスを低減
することができる。これにより、装置の操作性を向上さ
せることができる。
【0025】請求項2記載の構成によれば、文字データ
が表示処理対象領域内部と表示処理対象領域外部とに分
割される場合には、禁止手段により、上記文字データが
選択手段により選択された領域表示パターンで表示され
ることを禁止する。
【0026】これにより、表示手段の表示画面上におい
て文字データにおける表示処理対象領域内部の部位のみ
が、上記領域表示パターンで表示されてしまうという不
都合は生じない。従って、装置の操作性が向上される。
【0027】請求項3記載の構成によれば、領域指定手
段によって第一領域指定箇所および第二領域指定箇所を
設定し、表示手段の表示画面上において表示処理対象領
域を指定する際に、上記領域指定手段によって第三領域
指定箇所が設定されると、第二領域指定箇所を無効に
し、第一領域指定箇所および第三領域指定箇所により表
示処理対象領域を指定して表示手段に表示することがで
きる。
【0028】このため、操作ミス等により第二領域指定
箇所を誤って設定した場合でも、第一領域指定箇所およ
び第二領域指定箇所を設定し直す等の面倒な操作を行う
必要はなく、第三領域指定箇所を設定するだけでよい。
これにより、操作ミスを犯したときの再設定操作が簡素
化されるので、装置の操作性を向上させることができ
る。
【0029】請求項4記載の構成によれば、第一領域指
定箇所または第二領域指定箇所と同一の箇所が第三領域
指定箇所として設定されたときには、制御手段は、同一
箇所となる第一領域指定箇所または第二領域指定箇所を
無効にし、該同一箇所でない第一領域指定箇所または第
二領域指定箇所と、第三領域指定箇所とを有効にするよ
うに表示手段を制御する。
【0030】このため、操作ミス等により第一領域指定
箇所または第二領域指定箇所と同一の箇所を第三領域指
定箇所として設定した場合でも、該同一箇所でない第一
領域指定箇所または第二領域指定箇所と、第三領域指定
箇所とを設定し直す等の面倒な操作を行う必要はない。
これにより、操作ミスを犯したときの再設定操作が簡素
化されるので、装置の操作性を向上させることができ
る。
【0031】請求項5記載の構成によれば、領域指定手
段によって第一領域指定箇所および第二領域指定箇所を
設定し、表示手段の表示画面上において表示処理対象領
域を指定する際に、第一領域指定箇所が設定されてから
第二領域指定箇所が設定されるまでの間の表示処理対象
領域と、第二領域指定箇所の設定後の表示処理対象領域
とを、記憶手段に記憶されているそれぞれ別の領域表示
パターンで表示手段に表示することができる。
【0032】このように、第一領域指定箇所が設定され
てから第二領域指定箇所が設定されるまでの間の表示処
理対象領域と、第二領域指定箇所の設定後の表示処理対
象領域とをそれぞれ別の領域表示パターンで表示手段に
表示することができるので、表示手段の表示画面上にお
いて上記表示処理対象領域が区別し易くなり、かつ、見
易くなる。また、例えば第二領域指定箇所を設定してい
ないのに、既に第二領域指定箇所を設定しているものと
勘違いする等の使用者の操作ミスを低減することができ
る。これにより、装置の操作性を向上させることができ
る。
【0033】請求項6記載の構成によれば、領域指定手
段によって第一領域指定箇所および第二領域指定箇所を
設定し、表示手段の表示画面上において表示処理対象領
域を指定する際に、記憶手段に複数記憶されている上記
表示処理対象領域を示す領域表示パターンの中から、選
択手段によって、第一領域指定箇所が設定されてから第
二領域指定箇所が設定されるまでの間の表示処理対象領
域と、第二領域指定箇所の設定後の表示処理対象領域と
でそれぞれ別個の領域表示パターンを選択し、選択され
た領域表示パターンで上記表示処理対象領域を表示手段
に表示することができる。
【0034】このように、第一領域指定箇所が設定され
てから第二領域指定箇所が設定されるまでの間の表示処
理対象領域と、第二領域指定箇所の設定後の表示処理対
象領域とを、選択手段によって選択したそれぞれ別個の
領域表示パターンで表示手段に表示することができるの
で、表示手段の表示画面上において上記表示処理対象領
域が区別し易くなり、かつ、見易くなる。また、例えば
第二領域指定箇所を設定していないのに、既に第二領域
指定箇所を設定しているものと勘違いする等の使用者の
操作ミスを低減することができる。これにより、装置の
操作性を向上させることができる。
【0035】請求項7記載の構成によれば、領域指定手
段によって第一領域指定箇所および第二領域指定箇所を
設定し、表示手段の表示画面上において矩形領域を指定
する際に、判定手段により上記第一領域指定箇所および
第二領域指定箇所が上記表示画面上において同一行に存
在するか否かを判定する。そして、両領域指定箇所が同
一行に存在すると判定した場合には、矩形領域の行方向
の大きさが表示画面上における文字データの大きさと略
等しくなるように、設定手段によって矩形領域の行方向
の大きさを設定し、この大きさで上記矩形領域を表示手
段に表示することができる。
【0036】このように、第一領域指定箇所および第二
領域指定箇所が同一行に存在すると判定した場合には、
矩形領域の行方向の大きさが表示画面上における文字デ
ータの大きさと略等しくなるように上記矩形領域の行方
向の大きさを設定するので、矩形領域の指定に要する時
間が短縮されると共に、操作を簡素化することができ
る。これにより、装置の操作性を向上させることができ
る。
【0037】請求項8記載の構成によれば、領域指定手
段によって第一領域指定箇所および第二領域指定箇所を
設定し、表示手段の表示画面上において矩形領域を指定
する際に、判定手段により、上記第一領域指定箇所の行
座標と第二領域指定箇所の行座標との差を検出すると共
に、検出された差が上記表示画面上における文字データ
の大きさよりも小さいか、或いは等しいときに、上記両
領域指定箇所が表示画面上において同一行に存在すると
判定する。そして、両領域指定箇所が同一行に存在する
と判定した場合には、矩形領域の行方向の大きさが表示
画面上における文字データの大きさと略等しくなるよう
に、設定手段によって矩形領域の行方向の大きさを設定
し、この大きさで上記矩形領域を表示手段に表示するこ
とができる。
【0038】このように、使用者の操作ミス等により第
一領域指定箇所の行座標と第二領域指定箇所の行座標と
に差が生じても、この差が文字データの大きさよりも小
さいか、或いは等しければ、第一領域指定箇所および第
二領域指定箇所が同一行に存在すると判定し、矩形領域
の行方向の大きさが表示画面上における文字データの大
きさと略等しくなるように上記矩形領域の行方向の大き
さを設定する。従って、上記のような操作ミスを犯して
も、もう一度始めから矩形領域を指定し直す等の面倒な
操作を行う必要はない。これにより、矩形領域の指定に
要する時間が短縮されると共に、操作を簡素化すること
ができるので、装置の操作性を向上させることができ
る。
【0039】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図6
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0040】本実施例にかかる情報処理装置は、図4に
示すように、各種プログラムの実行を行う制御手段とし
てのCPU(Central Processing Unit) 1と、各種デー
タを格納する記憶手段としてのRAM(Random Access M
emory)2と、制御プログラムおよび固定データを格納す
る記憶手段としてのROM(Read Only Memory)3と、プ
リンタコントローラ4と、プリンタ5と、IC(Integra
ted Circuit)カード6と、ICカードインタフェース7
と、FD(Floppy Disk) 8と、FDコントローラ9と、
キーボード(入力手段)10と、キーインタフェース1
1と、入力ペン(入力手段)12と、ペンインタフェー
ス13と、表示装置(表示手段)14と、表示コントロ
ーラ15と、マウス(入力手段)16と、マウスコント
ローラ17と、HD(Hard Disk) 18と、HDコントロ
ーラ19とを備えている。
【0041】CPU1は、メインバスを介して上記の各
部と接続されており、本情報処理装置の動作を制御する
中央制御部である。表示装置14は、図示しない表示画
面に入力手段としてのタブレットを重ねた構成になって
おり、このタブレットは、入力ペン12のペン先が接触
すると、ペン先の接触位置に応じた電位の変化等を軌跡
座標として発生させる構造になっている。ペンインタフ
ェース13は、入力ペン12のペン先が接触することに
より表示装置14におけるタブレット上で発生した軌跡
座標を判別し、判別した軌跡座標をXY座標に変換し
て、対応するキーコード等を発生し、CPU1に出力す
るようになっている。
【0042】キーインタフェース11は、キーボード1
0で押されたキーを判別し、それに対応するキーコード
を発生してCPU1に出力するようになっている。マウ
スコントローラ17は、マウス16が備える球体の回転
量によりマウス16自身の移動量を検出し、その移動量
をXY座標に変換して、CPU1に出力するようになっ
ている。CPU1は、キーボード10、入力ペン12お
よびマウス16による入力操作に基づいて、表示装置1
4の表示画面に表示されるカーソルの移動や、文字入
力、編集等の各種処理を実行するようになっている。
【0043】ICカードインタフェース7は、ICカー
ド用スロットを備えており、ICカード6内のCPUや
メモリと上記CPU1との交信を中継すると共に、IC
カード6におけるデータのロード/セーブを制御するよ
うになっている。FDコントローラ9は、上記CPU1
との交信によってFD8におけるデータのロード/セー
ブを制御するようになっている。HDコントローラ19
は、上記CPU1との交信によってHD18におけるデ
ータのロード/セーブを制御するようになっている。
尚、ICカード6およびFD8は、情報処理装置本体に
対して着脱自在となっている。
【0044】ROM3は、本情報処理装置に備えられて
いる統合ソフトの各機能を実行するためのプログラムお
よびデータ等が格納されている。上記プログラムとして
は、カーソルの移動や、文字入力、編集等の各種処理を
実行する各種処理実行プログラムの他、文字の色と背景
の色とを入れ替える領域反転表示処理や、文字に網掛け
を施す領域網掛け表示処理、文字の周囲に枠線を付加す
る領域枠線表示処理等を行う領域表示処理プログラム、
領域内部と領域外部とに分割される倍角文字に対する上
記の各種領域表示処理を禁止する禁止処理プログラム、
後述の領域指定情報および領域指定情報に記憶され
る領域指定箇所の行桁座標値を決定する指定情報決定プ
ログラム等が記憶されている。上記データとしては、プ
ログラムを実行する際の表示パターン種(領域表示パタ
ーン)等が記憶されている。
【0045】RAM2は、キーボード10、入力ペン1
2およびマウス16からの入力データ(文字データ)
や、CPU1の演算結果等を一時的に格納する機能を備
えた随時書き込み/読み出し可能なメモリである。上記
のRAM2には、表示行 NO.、領域指定情報、領域指
定情報、領域指定数、領域指定順序フラグ、文字列/
矩形領域フラグ、文字列領域表示パターン、矩形領域表
示パターン等が配置されている。
【0046】RAM2に配置された表示行 NO.は、表示
装置14の表示画面上において1行毎に行われる領域表
示処理の処理行 NO.を示している。領域指定情報は、
上記表示処理を行う領域(表示処理対象領域)を指定す
る指定箇所(領域指定箇所)の行桁座標値を示してい
る。但し、指定箇所数が2の場合には、表示画面上での
文字列等において前方の指定箇所の行桁座標値を示して
いる。領域指定情報は、指定箇所数が2の場合におけ
る後方の指定箇所の行桁座標値を示している。上記の領
域指定箇所は、キーボード10、入力ペン12およびマ
ウス16からの入力データにより設定される。尚、領域
指定情報および領域指定情報に記憶される領域指定
箇所の行桁座標値は、ROM3に記憶されている指定情
報決定プログラムにより決定される。
【0047】領域指定数は、上記表示処理を行う領域の
指定箇所数を示しており、値が『00』であれば指定箇
所数が0、『01』であれば指定箇所数が1、『02』
であれば指定箇所数が2であることを示している。領域
指定順序フラグは、上記表示処理を行う領域の指定箇所
数が2の場合に、どちらの指定箇所が表示画面上での文
字列等において前方に位置しているかを示しており、値
が『00』であれば始めに指定された箇所の方が前方、
『FF』であれば後から指定された箇所の方が前方に位
置していることを示している。
【0048】文字列/矩形領域フラグは、値が『00』
であれば上記表示処理を行う際に指定される領域が文字
列領域、『FF』であれば指定される領域が矩形領域で
あることを示している。文字列領域表示パターンは、上
記表示処理を実行する際の文字列領域の表示パターン種
を示しており、値が『00』であれば反転、『01』〜
『FE』であれば値に対応した網掛け、『FF』であれ
ば枠線であることを示している。矩形領域表示パターン
は、上記表示処理を実行する際の矩形領域の表示パター
ン種を示しており、値が『00』であれば反転、『0
1』〜『FE』であれば値に対応した網掛け、『FF』
であれば枠線であることを示している。上記の文字列領
域および矩形領域の選択、並びに、文字列領域および矩
形領域の表示パターン種の選択は、キーボード10、入
力ペン12およびマウス16からの入力データにより行
われる。尚、これら選択は、領域表示処理の前に行われ
るようになっている。
【0049】つまり、文字列領域および矩形領域の表示
パターン種のうち、どの表示パターン種を選択するか
は、RAM2に配置されている上記文字列/矩形領域フ
ラグ、文字列領域表示パターンおよび矩形領域表示パタ
ーンにより決定される。従って、選択手段は、RAM2
の他、領域指定順序フラグや文字列/矩形領域フラグ、
文字列領域表示パターン、矩形領域表示パターン等の変
更指示を入力するためのキーボード10や入力ペン1
2、マウス16、表示装置14のタブレット(図示せ
ず)等で構成されている。
【0050】また、領域指定手段は、キーボード10や
入力ペン12、マウス16、表示装置14のタブレット
等で構成されている。さらに、ROM3やCPU1等で
禁止手段が構成されている。
【0051】プリンタコントローラ4は、上記CPU1
の指令に基づいてプリンタ5の印字動作を制御するよう
になっている。表示コントローラ15は、CPU1の指
令により表示装置14の表示動作を制御するようになっ
ている。
【0052】上記構成の情報処理装置において、指定情
報決定プログラムに基づいて決定される、領域指定情報
および領域指定情報に記憶される領域指定箇所の行
桁座標値について、図5のフローチャートおよび図6を
参照しながら、以下に説明する。尚、以下の説明におい
ては、キーボード10、入力ペン12およびマウス16
からの入力データにより文字列領域および矩形領域の選
択、並びに、文字列領域および矩形領域の表示パターン
種の選択が予め行われていることとする。そして、文字
列領域が選択され、上記文字列領域の表示パターン種と
して反転が選択されている場合を一例に挙げることとす
る(但し、便宜上、図6において反転処理が施された部
分をハッチングで記すこととする)。
【0053】先ず、キーボード10、入力ペン12およ
びマウス16による入力操作が行われる(S21)と、
この入力データが領域表示処理を行う領域を指定してい
るか否かを判断する(S22)。入力データが上記領域
を指定していなければ、上記入力操作に基づいて、表示
装置14の表示画面に表示されるカーソルの移動や、文
字入力、編集等の各種処理を実行し(S23)、指定情
報決定プログラムを終了する。一方、入力データが上記
領域を指定していれば、RAM2に配置されている領域
指定数を調べ、値が『00』であるか否かを判断する
(S24)。領域指定数の値が『00』であれば指定箇
所数が0であり、上記入力データが1箇所目の領域指定
箇所(第一領域指定箇所)であるので、領域指定数の値
を『01』とし(S25)、領域指定情報に上記指定
箇所の行桁座標値を記憶し(S26)、指定情報決定プ
ログラムを終了する。
【0054】S24において領域指定数の値が『00』
でなければ、続いて上記値が『01』であるか否かを判
断する(S27)。領域指定数の値が『01』であれば
指定箇所数が1であり、S21において入力された入力
データが2箇所目の領域指定箇所(第二領域指定箇所)
であるので、領域指定数の値を『02』とし(S2
8)、領域指定情報に上記指定箇所の行桁座標値を記
憶する(S29)。
【0055】次に、1箇所目の領域指定箇所および2箇
所目の領域指定箇所のどちらの指定箇所が文字列等にお
いて前方に位置しているかを判定する(S30)。1箇
所目の領域指定箇所が2箇所目の領域指定箇所よりも前
方に位置していれば、領域指定順序フラグの値を『0
0』とし(S31)、指定情報決定プログラムを終了す
る。一方、2箇所目の領域指定箇所が1箇所目の領域指
定箇所よりも前方に位置していれば、領域指定順序フラ
グの値を『FF』とし(S32)、文字列等において前
方の指定箇所の行桁座標値が常に領域指定情報に記憶
されるように、領域指定情報に記憶された1箇所目の
領域指定箇所の行桁座標値と、領域指定情報に記憶さ
れた2箇所目の領域指定箇所の行桁座標値とを入れ替え
(S33)、指定情報決定プログラムを終了する。
【0056】これにより、図6(a)に示すように、1
箇所目の領域指定箇所および2箇所目の領域指定箇所間
の文字に反転処理が施される(尚、同図は、1箇所目の
領域指定箇所が2箇所目の領域指定箇所よりも前方に位
置している場合を示している)。
【0057】また、例えば、1箇所目の領域指定箇所と
2箇所目の領域指定箇所とが重なっている場合、即ち同
一である場合には、S25に移行して領域指定数の値を
『01』とし、領域指定情報に上記指定箇所の行桁座
標値を記憶する。
【0058】上記のS27において領域指定数の値が
『01』でなければ、即ち『02』であれば指定箇所数
が2であり、S21において入力された入力データが3
箇所目の領域指定箇所(第三領域指定箇所)であるの
で、続いてRAM2に配置されている領域指定順序フラ
グを調べ、値が『FF』であるか否かを判断する(S3
4)。領域指定順序フラグの値が『FF』でなければ、
即ち『00』であれば、S29に移行して領域指定情報
に3箇所目の領域指定箇所の行桁座標値を記憶する。
尚、このとき2箇所目の領域指定箇所の行桁座標値は消
去される。
【0059】一方、領域指定順序フラグの値が『FF』
であれば、1箇所目の領域指定箇所の行桁座標値が残さ
れるように、領域指定情報に記憶された領域指定箇所
の行桁座標値を領域指定情報に転写し(S35)、次
いでS29に移行して領域指定情報に3箇所目の領域
指定箇所の行桁座標値を記憶する。尚、このとき2箇所
目の領域指定箇所の行桁座標値は消去される。その後、
上記のS30〜S33を行い、指定情報決定プログラム
を終了する。
【0060】これにより、図6(b)に示すように、1
箇所目の領域指定箇所および3箇所目の領域指定箇所間
の文字に反転処理が施される(尚、同図は、1箇所目の
領域指定箇所が2箇所目の領域指定箇所よりも前方に位
置している場合を示している)。
【0061】このように、本情報処理装置では、指定情
報決定プログラムに基づいて領域指定情報および領域
指定情報に記憶される領域指定箇所の行桁座標値が決
定される。即ち、3箇所目の領域指定箇所が設定される
と、2箇所目の領域指定箇所を消去し、1箇所目の領域
指定箇所および3箇所目の領域指定箇所により領域を指
定する。また、例えば、1箇所目の領域指定箇所または
2箇所目の領域指定箇所と同一の箇所が3箇所目の領域
指定箇所として設定されたときには、2箇所目の領域指
定箇所を消去し、1箇所目の領域指定箇所と3箇所目の
領域指定箇所とを領域指定情報として記憶する。
【0062】このため、キーボード10、入力ペン12
およびマウス16による入力操作によって領域表示処理
を行う領域を指定する際に、たとえ操作ミス等により1
箇所目の領域指定箇所または2箇所目の領域指定箇所と
同一の箇所を3箇所目の領域指定箇所として誤って設定
した場合でも、例えば1箇所目の領域指定箇所と3箇所
目の領域指定箇所とを設定し直す等の面倒な操作を行う
必要はない。また、操作ミス等により1箇所目の領域指
定箇所と同一の箇所を2箇所目の領域指定箇所として設
定した場合でも、両領域指定箇所を設定し直す等の面倒
な操作を行う必要はなく、3箇所目の領域指定箇所を設
定するだけでよい。これにより、操作ミスを犯したとき
の再設定操作が簡素化されるので、装置の操作性を向上
させることができる。
【0063】尚、上記の指定情報決定プログラムを、1
箇所目の領域指定箇所または2箇所目の領域指定箇所と
同一の箇所が3箇所目の領域指定箇所として設定された
ときには、1箇所目の領域指定箇所を消去し、2箇所目
の領域指定箇所と3箇所目の領域指定箇所とを領域指定
情報として記憶するように構成することも可能であ
る。
【0064】次に、領域表示処理プログラムに基づいて
実行される領域表示処理について、図1および図2のフ
ローチャート、および、図3を参照しながら、以下に説
明する。尚、以下の説明においては、領域表示処理の前
に、キーボード10、入力ペン12およびマウス16か
らの入力データにより文字列領域および矩形領域の選
択、並びに、文字列領域および矩形領域の表示パターン
種の選択が行われていることとする。そして、表示処理
を行う領域の指定箇所数が1の場合には上記指定箇所に
枠線表示処理を行い、指定箇所数が2の場合には上記領
域が文字列若しくは矩形に係わらず反転表示処理を行う
場合を一例に挙げることとする(但し、便宜上、図3に
おいて反転表示処理が施された部分をハッチングで記す
こととする)。
【0065】先ず、表示処理を行う領域がキーボード1
0、入力ペン12およびマウス16からの入力データに
より指定されると、RAM2に配置されている領域指定
数を調べ、値が『00』であるか否かを判断する(S
1)。領域指定数の値が『00』でなければ、続いて上
記値が『01』であるか否かを判断する(S2)。尚、
領域指定数の値が『00』であれば領域が指定されてい
ないので表示処理を終了する。
【0066】S2において領域指定数の値が『01』で
あれば指定箇所数が1であり、また、指定箇所数が1の
ときの文字列領域表示パターン若しくは矩形領域表示パ
ターンの値が『FF』であるので、図3(a)に示すよ
うに、上記指定箇所の文字の周囲に枠線を付加する枠線
表示処理を行い(S3)、表示処理を終了する。一方、
S2において領域指定数の値が『01』でなければ指定
箇所数が2であるので、表示装置14の表示画面上にお
いて最上部に表示されている行(以下、最上行と称す
る) NO.を表示行 NO.として記憶する(S4)。
【0067】次に、RAM2に配置されている文字列/
矩形領域フラグを調べ、値が『FF』であるか否か、即
ち、指定された領域が矩形領域であるか否かを判断する
(S5)。文字列/矩形領域フラグの値が『FF』であ
れば、指定された領域が矩形領域であるので、続いて上
記表示行 NO.に記憶している最上行 NO.(以下、単に表
示行 NO.と記す)が、RAM2に配置されている領域指
定情報に記憶されている前方の指定箇所の行桁座標値
(以下、行桁座標値と称する)よりもさらに前方の行
であるか否かを判断する(S6)。
【0068】S6において表示行 NO.が行桁座標値よ
りもさらに前方の行である場合には、この表示行 NO.で
の表示処理は不要であるので、後述のS18に移行す
る。一方、表示行 NO.が行桁座標値よりも後方の行で
ある場合(同じ行である場合を含む)には、続いて上記
表示行 NO.が、RAM2に配置されている領域指定情報
に記憶されている後方の指定箇所の行桁座標値(以
下、行桁座標値と称する)よりもさらに後方の行であ
るか否かを判断する(S7)。
【0069】S7において表示行 NO.が行桁座標値よ
りもさらに後方の行である場合には、この表示行 NO.で
の表示処理は不要であるので、S18に移行する。一
方、表示行 NO.が行桁座標値よりも前方の行である場
合(同じ行である場合を含む)には、矩形領域表示パタ
ーンの値が『00』であるので、図3(b)に示すよう
に、矩形領域に対して行桁座標値および行桁座標値
間の文字の色を反転する反転表示処理を施し(S8)、
S18に移行する。
【0070】尚、S8の反転表示処理においては、倍角
文字が矩形領域内部と矩形領域外部とに跨がって表示さ
れる場合、即ち、矩形領域の指定により倍角文字が矩形
領域内部と外部とに分割される場合には、ROM3に格
納されている禁止処理プログラムにより、この倍角文字
に対する上記反転表示処理を禁止するようになってい
る。
【0071】上記のS5において文字列/矩形領域フラ
グの値が『FF』でなければ、即ち『00』であれば、
指定された領域が文字列領域であるので、続いて上記表
示行NO.が行桁座標値よりもさらに前方の行であるか
否かを判断する(S9)。
【0072】S9において表示行 NO.が行桁座標値よ
りもさらに前方の行である場合には、この表示行 NO.で
の表示処理は不要であるので、S18に移行する。一
方、表示行 NO.が行桁座標値よりも後方の行である場
合(同じ行である場合を含む)には、続いて上記表示行
NO.が行桁座標値と同じ行であるか否かを判断する
(S10)。
【0073】S10において表示行 NO.が行桁座標値
と同じ行である場合には、上記表示行 NO.が行桁座標値
と同じ行であるか否かを判断する(S11)。表示行
NO.が行桁座標値と同じ行である場合には、文字列領
域表示パターンの値が『00』であるので、行桁座標値
および行桁座標値間の文字に反転表示処理を施し
(S12)、S18に移行する。一方、表示行 NO.が行
桁座標値と同じ行でない場合には、文字列領域表示パ
ターンの値が『00』であるので、表示行 NO.における
上記行桁座標値以後の桁の文字に反転表示処理を施し
(S13)、S18に移行する。
【0074】上記のS10において表示行 NO.が行桁座
標値よりも後方の行である場合には、上記表示行 NO.
が、行桁座標値よりもさらに後方の行であるか否かを
判断する(S14)。表示行 NO.が行桁座標値よりも
さらに後方の行である場合には、この表示行 NO.での表
示処理は不要であるので、S18に移行する。一方、表
示行 NO.が行桁座標値よりも前方の行である場合(同
じ行である場合を含む)には、続いて上記表示行 NO.が
行桁座標値と同じ行であるか否かを判断する(S1
5)。
【0075】S15において表示行 NO.が行桁座標値
と同じ行である場合には、文字列領域表示パターンの値
が『00』であるので、表示行 NO.における上記行桁座
標値以前の桁の文字に反転表示処理を施し(S1
6)、S18に移行する。一方、表示行 NO.が行桁座標
値と同じ行でない場合には、文字列領域表示パターン
の値が『00』であるので、表示行 NO.における全ての
文字に反転表示処理を施し(S17)、S18に移行す
る。これにより、図3(c)に示すように、行桁座標値
および行桁座標値間の文字に反転表示処理が施され
る。
【0076】上記各処理が施されると、表示行 NO.に記
憶されている行 NO.が、表示装置14の表示画面上にお
いて最下部に表示されている行(以下、最下行と称す
る) NO.であるか否かを判断する(S18)。表示行 N
O.に記憶されている行 NO.が最下行 NO.でなければ、上
記行 NO.に1を加えたものを新たに表示行 NO.として記
憶し(S19)、S5に移行してS5〜S18を繰り返
す。一方、表示行 NO.に記憶されている行 NO.が最下行
NO.であれば、表示装置14の表示画面上における最上
行から最下行までの全ての行に対して表示処理が完了し
たことになるので、上記の表示処理を終了する。
【0077】以上のように、本情報処理装置では、上記
領域表示処理の前に、キーボード10、入力ペン12お
よびマウス16からの入力データにより文字列領域およ
び矩形領域の選択、並びに、文字列領域および矩形領域
の表示パターン種の選択を行うことにより、表示装置1
4の表示画面上において、文字列領域と矩形領域とをそ
れぞれ異なる表示パターン種で表示することができる。
また、領域の指定箇所数が1である場合と2である場合
とをそれぞれ異なる表示パターン種で表示することがで
きる。
【0078】このように、文字列領域と矩形領域とを異
なる表示パターン種で表示することができるので、表示
装置14の表示画面上において文字列領域および矩形領
域が区別し易くなり、かつ、見易くなる。また、1箇所
目の領域指定箇所と2箇所目の領域指定箇所とを異なる
表示パターン種で表示することができるので、例えば1
箇所しか領域指定箇所を設定していないのに、既に領域
指定箇所を2箇所設定しているものと勘違いする等の使
用者の操作ミスを低減することができる。これにより、
装置の操作性を向上させることができる。
【0079】さらに、矩形領域の指定により倍角文字が
矩形領域内部と外部とに分割される場合には、ROM3
に格納されている禁止処理プログラムにより、この倍角
文字に対する上記反転表示処理を禁止するようになって
いる。従って、表示装置14の表示画面上において倍角
文字における矩形領域内部の部位にのみ、反転処理等が
施されてしまうという不都合が生じないので、装置の操
作性が向上する。
【0080】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図7および図8に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施例1の図面に示した
構成と同一の機能を有する構成には、同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
【0081】本実施例にかかる情報処理装置のRAM2
には、上記の実施例1における情報処理装置のRAM2
に配置されている表示行 NO.、領域指定情報、領域指
定情報、領域指定数、領域指定順序フラグ、文字列/
矩形領域フラグ等の代わりに、カーソル座標行情報、カ
ーソル座標桁情報、矩形位置情報、矩形位置情報等
が配置されている。
【0082】RAM2に配置されたカーソル座標行情報
およびカーソル座標桁情報は、表示装置14の表示画面
上において、入力ペン12およびマウス16からの入力
データにより設定された領域指定箇所の行座標値および
桁座標値を示している。
【0083】矩形位置情報は、表示処理を行う領域に
おけるカーソル座標行情報およびカーソル座標桁情報に
より示された1箇所目の領域指定箇所の行桁座標値を示
している。矩形位置情報は、表示処理を行う領域にお
けるカーソル座標行情報およびカーソル座標桁情報によ
り示された2箇所目の領域指定箇所の行桁座標値を示し
ている。尚、矩形位置情報および矩形位置情報に記
憶される領域指定箇所の行桁座標値は、ROM3に記憶
されている指定情報決定プログラムにより決定される。
その他の構成は、前記の実施例1の情報処理装置と同一
である。
【0084】上記構成の情報処理装置において、領域表
示処理プログラムに基づいて実行される領域表示処理に
ついて、図7のフローチャートおよび図8を参照しなが
ら、以下に説明する。尚、以下の説明においては、入力
ペン12を用いて領域の指定を行う場合を例に挙げるこ
ととする。そして、表示処理を行う領域の指定途中にお
いては上記領域の指定箇所に破線による枠線表示処理を
行う一方、表示処理を行う領域の指定完了時においては
上記領域の指定箇所に反転表示処理を行う場合を一例に
挙げることとする(但し、便宜上、図8において反転表
示処理が施された部分をハッチングで記すこととす
る)。
【0085】先ず、入力ペン12による入力操作が開始
され(S41)、入力ペン12が表示装置14の表示画
面上にペンダウンされる(S42)と、表示画面上に重
ねられたタブレットが入力ペン12のペン先の接触位置
に応じた電位の変化等を軌跡座標として発生する。ペン
インタフェース13は、上記のタブレット上で発生した
軌跡座標を判別し、判別した軌跡座標をXY座標に変換
してCPU1に出力する。CPU1は、上記のXY座標
をカーソル座標に変換し(S43)、このカーソル座標
に基づいて、図8(a)に示すように、表示画面上にお
ける上記ペンダウンされた位置にカーソルを移動させる
(S44)。これにより、上記ペンダウンされた位置が
1箇所目の領域指定箇所となる。
【0086】次に、入力ペン12による2箇所目の領域
指定箇所の入力操作が行われ(S45)、入力ペン12
が表示画面上にペンダウンされたまま(S46)、表示
画面上を移動される(S47)と、S44において設定
された1箇所目の領域指定箇所と入力ペン12のペン先
とで矩形領域が形成される。そして、入力ペン12が移
動している間、即ち、表示処理を行う領域の指定途中に
おいては、図8(b)に示すように、上記矩形領域に破
線による枠線表示処理を行い(S48)、S46に移行
する。
【0087】続いて、入力ペン12の表示画面上での移
動が停止され、入力ペン12が表示画面上からペンアッ
プされる(S46)と、ペンインタフェース13は、タ
ブレット上で発生した上記ペンアップされた位置の軌跡
座標を判別し、判別した軌跡座標をXY座標に変換して
CPU1に出力する。CPU1は、上記のXY座標をカ
ーソル座標に変換し(S49)、このカーソル座標をカ
ーソル座標行情報およびカーソル座標桁情報としてRA
M2に記憶する(S50)。また、S44において設定
された1箇所目の領域指定箇所のカーソル座標を矩形位
置情報としてRAM2に記憶する(S51)。
【0088】次いで、S50において記憶された2箇所
目の領域指定箇所のカーソル座標に基づいて、表示画面
上における上記ペンアップされた位置にカーソルを移動
させる(S52)と共に、2箇所目の領域指定箇所のカ
ーソル座標を矩形位置情報としてRAM2に記憶する
(S53)。
【0089】その後、上記矩形位置情報および矩形位
置情報に基づいて、図8(c)に示すように、表示画
面上におけるこれら2箇所の領域指定箇所で指定される
矩形領域に反転表示処理を行い(S54)、上記の表示
処理を終了する。
【0090】以上のように、本情報処理装置では、上記
領域表示処理の前に、キーボード10、入力ペン12お
よびマウス16からの入力データにより矩形領域の表示
パターン種の選択を行うことにより、表示装置14の表
示画面上において、表示処理を行う領域の指定途中、即
ち、1箇所目の領域指定箇所が設定されてから2箇所目
の領域指定箇所が設定されるまでの間の領域と、指定完
了時、即ち、2箇所目の領域指定箇所の設定後の領域と
をそれぞれ異なる表示パターン種で表示することができ
る。
【0091】このように、表示処理を行う領域の指定途
中と、指定完了時とをそれぞれ別の表示パターン種で表
示することができるので、表示装置14の表示画面上に
おいて上記の領域が区別し易くなり、かつ、見易くな
る。また、例えば2箇所目の領域指定箇所を設定してい
ないのに、既に2箇所目の領域指定箇所を設定している
ものと勘違いする等の使用者の操作ミスを低減すること
ができる。これにより、装置の操作性を向上させること
ができる。
【0092】尚、上記の実施例2においては、表示処理
を行う領域の指定を入力ペン12にて行う構成とした
が、勿論、表示処理を行う領域の指定をマウス16にて
行ってもよい。また、表示処理を行う領域の指定を入力
ペン12或いはマウス16にて行う構成とする代わり
に、キーボード10にてカーソルを直接移動させる構成
とすることも可能である。
【0093】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例に
ついて図9および図10に基づいて説明すれば、以下の
通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施例1の図面
に示した構成と同一の機能を有する構成には、同一の符
号を付記し、その説明を省略する。
【0094】本実施例にかかる情報処理装置のROM3
には、キーボード10、入力ペン12およびマウス16
による入力操作によって矩形領域を指定する際に行われ
る演算プログラム等が記憶されている。上記の矩形領域
は、例えば、プリンタ5にセットされた用紙に対する文
字の印字位置を決定するいわゆる位置決め処理を行うた
めに指定されるようになっている。
【0095】また、本実施例にかかる情報処理装置のR
AM2には、上記の実施例1における情報処理装置のR
AM2に配置されている表示行 NO.、領域指定情報、
領域指定情報、領域指定数、領域指定順序フラグ、文
字列/矩形領域フラグ、文字列領域表示パターン、矩形
領域表示パターン等の代わりに、座標記憶バッファ、座
標保存バッファ等が配置されている。
【0096】RAM2に配置された座標記憶バッファ
は、表示装置14の表示画面上において、キーボード1
0、入力ペン12およびマウス16からの入力データに
より設定された領域指定箇所の行桁座標値を記憶するも
のである。上記の座標記憶バッファには、1箇所目およ
び2箇所目の領域指定箇所の行桁座標値、即ち、1箇所
目の領域指定箇所の行座標値(以下、始点Y座標と称す
る)および桁座標値(以下、始点X座標と称する)と、
2箇所目の領域指定箇所の行座標値(以下、終点Y座標
と称する)および桁座標値(以下、終点X座標と称す
る)との合計4つの座標値が記憶されている。
【0097】ROM3に記憶されている演算プログラム
は、上記の座標記憶バッファに記憶された合計4つの座
標値に対して、表示装置14の表示画面上において矩形
領域が1行で設定されているとCPU1により判定され
た場合に、それぞれ以下に示すような演算を行うことに
より、始点Y座標および始点X座標を位置決め処理を行
う際の矩形領域の第一領域指定箇所の行座標値(以下、
変換始点Y座標と称する)および桁座標値(以下、変換
始点X座標と称する)に変換すると共に、終点Y座標お
よび終点X座標を位置決め処理を行う際の矩形領域の第
二領域指定箇所の行座標値(以下、変換終点Y座標と称
する)および桁座標値(以下、変換終点X座標と称す
る)に変換するようになっている。
【0098】上記の演算プログラムにより行われる演算
は、 変換始点Y座標=始点Y座標−(用紙に印字される文字
の大きさ/2) 変換始点X座標=始点X座標 変換終点Y座標=終点Y座標+(用紙に印字される文字
の大きさ/2)−1 変換終点X座標=終点X座標 である。
【0099】RAM2に配置された座標保存バッファ
は、上記の演算により変換された矩形領域の第一および
第二領域指定箇所の行桁座標値を記憶するものであり、
上記の変換始点Y座標、変換始点X座標、変換終点Y座
標および変換終点X座標の合計4つの座標値が記憶され
ている。
【0100】また、CPU1は、第一および第二領域指
定箇所が表示装置14の表示画面上において同一行に存
在するか否かを判定すると共に、両領域指定箇所が同一
行に存在すると判定した場合には、ROM3に記憶され
ている演算プログラムにより、矩形領域の行方向の大き
さが上記表示画面上における文字の大きさ、即ち、用紙
に印字される文字の大きさと略等しくなるように、上記
矩形領域の行方向の大きさを設定するようになってい
る。従って、CPU1により判定手段が構成されると共
に、CPU1、ROM3等により設定手段が構成されて
いる。その他の構成は、前記の実施例1の情報処理装置
と同一である。
【0101】上記構成の情報処理装置において、演算プ
ログラムに基づいて実行される矩形領域の指定につい
て、図9のフローチャートおよび図10を参照しなが
ら、以下に説明する。
【0102】先ず、位置決め処理を所望する矩形領域を
指定するために、キーボード10、入力ペン12および
マウス16により設定された1箇所目の領域指定箇所の
行桁座標値、即ち始点座標をキーインタフェース11や
ペンインタフェース13、マウスコントローラ17等を
介してCPU1に取り込み(S61)、RAM2に配置
された座標記憶バッファに、1箇所目の領域指定箇所の
始点Y座標(YS0)および始点X座標(XS0)として記
憶する(S62)。
【0103】続いて、2箇所目の領域指定箇所の行桁座
標値、即ち終点座標をCPU1に取り込み(S63)、
RAM2に配置された座標記憶バッファに、2箇所目の
領域指定箇所の終点Y座標(YE0)および終点X座標
(XE0)として記憶する(S64)。
【0104】次に、座標記憶バッファに記憶された始点
Y座標(YS0)と終点Y座標(YE0)とを比較する(S
65)。始点Y座標(YS0)と終点Y座標(YE0)とが
等しくなければ、2行以上にわたって矩形領域が指定さ
れていることになるので、演算プログラムを実行しない
で終了する。一方、図10(a)に示すように、始点Y
座標(YS0)と終点Y座標(YE0)とが等しければ、終
点X座標(XE0)から始点X座標(XS0)を減じ、この
値がいわゆる書式設定等により予め設定された文字の大
きさ(MH)よりも大きいか否かが判定される(S6
6)。
【0105】終点X座標(XE0)から始点X座標
(XS0)を減じた値が、用紙に印字される文字の大きさ
(MH)よりも小さければ、矩形領域に文字が入らない
ので、演算プログラムを実行しないで終了する。尚、こ
の場合には、1箇所目および2箇所目の領域指定箇所を
再設定する必要がある。
【0106】終点X座標(XE0)から始点X座標
(XS0)を減じた値が、用紙に印字される文字の大きさ
(MH)よりも大きいか、或いは等しければ、上記演算
プログラムにより座標変換を行う。即ち、上記演算によ
り始点Y座標(YS0)を変換始点Y座標(YS1)に、始
点X座標(XS0)を変換始点X座標(XS1)に、終点Y
座標(YE0)を変換終点Y座標(YE1)に、終点X座標
(XE0)を変換終点X座標(XE1)にそれぞれ変換する
(S67)。これにより、図10(b)に示すような矩
形領域が指定される。
【0107】続いて、上記変換により得られた矩形領域
の第一および第二領域指定箇所の行桁座標値、即ち、変
換始点座標(XS1、YS1)および変換終点座標(XE1
E1)をRAM2に配置された座標保存バッファに記
憶し(S68)、矩形領域の指定を終了する。
【0108】以上のように、本情報処理装置では、第一
および第二領域指定箇所が同一行に存在すると判定した
場合には、矩形領域の行方向の大きさが表示装置14の
表示画面上における文字の大きさと略等しくなるよう
に、矩形領域の行方向の大きさを設定し、この大きさで
上記矩形領域を表示する。即ち、キーボード10、入力
ペン12およびマウス16により矩形領域を一々指定し
なくても、始点Y座標(YS0)と終点Y座標(YE0
とが等しければ、表示装置14の表示画面上において矩
形領域が1行で指定されていると判定し、始点X座標
(XS0)および終点X座標(XE0)を設定するだけで、
演算プログラムによる座標変換によりCPU1が矩形領
域を指定する。
【0109】このため、表示装置14の表示画面上にお
いて桁方向にカーソルや入力ペン12、マウス16を移
動させて1箇所目および2箇所目の領域指定箇所を設定
するだけで矩形領域を指定することができる。従って、
行方向にカーソルや入力ペン12、マウス16を移動さ
せる手間が省略できるので、矩形領域の指定に要する時
間が短縮されると共に、操作を簡素化することができ
る。これにより、装置の操作性を向上させることができ
る。
【0110】〔実施例4〕本発明のさらに他の実施例に
ついて図11に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施例3の説明に用いた
図10を再度用いると共に、前記の実施例3の図面に示
した構成と同一の機能を有する構成には、同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0111】本実施例にかかる情報処理装置のROM3
に記憶されている演算プログラムは、座標記憶バッファ
に記憶された合計4つの座標値に対して、表示装置14
の表示画面上において矩形領域が1行で設定されている
とCPU1により判定された場合に、それぞれ以下に示
すような演算を行うことにより、始点Y座標および始点
X座標を位置決め処理を行う際の矩形領域の第一領域指
定箇所の変換始点Y座標および変換始点X座標に変換す
ると共に、終点Y座標および終点X座標を位置決め処理
を行う際の矩形領域の第二領域指定箇所の変換終点Y座
標および変換終点X座標に変換するようになっている。
【0112】上記の演算プログラムにより行われる演算
は、 変換始点Y座標=始点Y座標−(用紙に印字される文字
の大きさ/2) 変換始点X座標=始点X座標 変換終点Y座標=始点Y座標+(用紙に印字される文字
の大きさ/2)−1 変換終点X座標=終点X座標 である。
【0113】また、CPU1は、第一領域指定箇所の行
座標(即ち、始点Y座標)と第二領域指定箇所の行座標
(即ち、終点Y座標)との差を検出すると共に、検出さ
れた差が表示装置14の表示画面上における文字の大き
さよりも小さいか、或いは等しいときに、上記両領域指
定箇所が上記表示画面上において同一行に存在すると判
定するようになっている。その他の構成は、前記の実施
例3の情報処理装置と同一である。
【0114】上記構成の情報処理装置において、演算プ
ログラムに基づいて実行される矩形領域の指定につい
て、図11のフローチャートおよび図10を参照しなが
ら、以下に説明する。
【0115】先ず、位置決め処理を所望する矩形領域を
設定するために、キーボード10、入力ペン12および
マウス16により設定された1箇所目の領域指定箇所の
行桁座標値、即ち始点座標をキーインタフェース11や
ペンインタフェース13、マウスコントローラ17等を
介してCPU1に取り込み(S71)、RAM2に配置
された座標記憶バッファに、1箇所目の領域指定箇所の
始点Y座標(YS0)および始点X座標(XS0)として記
憶する(S72)。
【0116】続いて、2箇所目の領域指定箇所の行桁座
標値、即ち終点座標をCPU1に取り込み(S73)、
RAM2に配置された座標記憶バッファに、2箇所目の
領域指定箇所の終点Y座標(YE0)および終点X座標
(XE0)として記憶する(S74)。
【0117】次に、座標記憶バッファに記憶された始点
Y座標(YS0)と終点Y座標(YE0)とを比較する(S
75)。始点Y座標(YS0)と終点Y座標(YE0)とが
等しくなければ、2行以上にわたって矩形領域が指定さ
れているか否かが判定される。即ち、始点Y座標
(YS0)から用紙に印字される文字の大きさ(MH)の
1/2を減じた値と、終点Y座標(YE0)との比較、およ
び、始点Y座標(YS0)に用紙に印字される文字の大き
さ(MH)の 1/2を加えた値と、終点Y座標(YE0)と
の比較が行われる(S76)。尚、用紙に印字される文
字の大きさ(MH)は、書式設定等により予め設定され
ている。
【0118】始点Y座標(YS0)から文字の大きさ(M
H)の 1/2を減じた値が、終点Y座標(YE0)よりも小
さいか、或いは等しく、かつ、始点Y座標(YS0)に文
字の大きさ(MH)の 1/2を加えた値が、終点Y座標
(YE0)よりも大きいか、或いは等しければ、始点Y座
標(YS0)と終点Y座標(YE0)とが1行以上離れてい
ないと判定される。即ち、始点Y座標(YS0)と終点Y
座標(YE0)とが同一行にあると判定され、従って、矩
形領域が1行で指定されていると判定され、後述のS7
7に移行する。
【0119】一方、始点Y座標(YS0)から文字の大き
さ(MH)の 1/2を減じた値が、終点Y座標(YE0)よ
りも大きいか、或いは、始点Y座標(YS0)に文字の大
きさ(MH)の 1/2を加えた値が、終点Y座標(YE0
よりも小さければ、始点Y座標(YS0)と終点Y座標
(YE0)とが1行以上離れていると判定される。即ち、
始点Y座標(YS0)と終点Y座標(YE0)とが互いに異
なる行にあると判定され、従って、2行以上にわたって
矩形領域が指定されていると判定されるので、演算プロ
グラムを実行しないで終了する。
【0120】また、図10(a)に示すように、上記の
S75において始点Y座標(YS0)と終点Y座標
(YE0)とが等しければ、表示装置14の表示画面上に
おいて矩形領域が1行で指定されているので、S77に
移行する。
【0121】次に、終点X座標(XE0)から始点X座標
(XS0)を減じ、この値が文字の大きさ(MH)よりも
大きいか否かが判定される(S77)。終点X座標(X
E0)から始点X座標(XS0)を減じた値が、文字の大き
さ(MH)よりも小さければ、矩形領域に文字が入らな
いので、演算プログラムを実行しないで終了する。尚、
この場合には、1箇所目および2箇所目の領域指定箇所
を再設定する必要がある。
【0122】終点X座標(XE0)から始点X座標
(XS0)を減じた値が、文字の大きさ(MH)よりも大
きいか、或いは等しければ、上記演算プログラムにより
座標変換を行う。即ち、上記演算により始点Y座標(Y
S0)を変換始点Y座標(YS1)に、始点X座標(XS0
を変換始点X座標(XS1)に、終点X座標(XE0)を変
換終点X座標(XE1)にそれぞれ変換すると共に、変換
終点Y座標(YE1)を始点Y座標(YS0)から求める
(S78)。これにより、図10(b)に示すような矩
形領域が指定される。
【0123】続いて、上記変換により得られた矩形領域
の第一および第二領域指定箇所の行桁座標値、即ち、変
換始点座標(XS1、YS1)および変換終点座標(XE1
E1)をRAM2に配置された座標保存バッファに記憶
し(S79)、矩形領域の指定を終了する。
【0124】以上のように、本情報処理装置では、第一
および第二領域指定箇所が同一行に存在すると判定した
場合には、矩形領域の行方向の大きさが表示装置14の
表示画面上における文字の大きさと略等しくなるよう
に、矩形領域の行方向の大きさを設定し、この大きさで
上記矩形領域を表示する。即ち、キーボード10、入力
ペン12およびマウス16により矩形領域を一々指定し
なくても、始点Y座標(YS0)と終点Y座標(YE0)と
が1行以上離れていないと判定されれば、表示装置14
の表示画面上において矩形領域が1行で指定されている
と判定し、演算プログラムによる座標変換によりCPU
1が矩形領域を指定する。
【0125】このため、表示装置14の表示画面上にお
いて桁方向にカーソルや入力ペン12、マウス16を移
動させて1箇所目および2箇所目の領域指定箇所を指定
するだけで矩形領域を指定することができる。この際、
使用者の操作ミス等により行方向に例えば入力ペン12
やマウス16が僅かにずれても、このずれが1行未満で
あれば、矩形領域が1行で指定されていると判定され
る。従って、上記のような操作ミスを犯しても、もう一
度始めから矩形領域を指定し直す等の面倒な操作を行う
必要はない。
【0126】これにより、行方向にカーソルや入力ペン
12、マウス16を移動させる手間が省略できるので、
矩形領域の指定に要する時間が短縮されると共に、操作
を簡素化することができる。従って、装置の操作性を向
上させることができる。
【0127】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の情報処理装置
は、以上のように、入力手段により入力された文字デー
タを表示可能な表示手段と、上記表示手段の表示画面上
における表示処理対象領域を、複数の領域指定箇所を設
定することにより指定可能な領域指定手段と、上記表示
処理対象領域および領域指定箇所を示す領域表示パター
ンを複数記憶する記憶手段と、上記領域表示パターンの
中から、表示処理対象領域および領域指定箇所毎に異な
る領域表示パターンを選択可能な選択手段と、上記選択
手段により選択された領域表示パターンで、上記表示処
理対象領域および領域指定箇所を表示するように表示手
段を制御する制御手段とを備えている構成である。
【0128】それゆえ、表示処理対象領域および領域指
定箇所毎に異なる領域表示パターンで表示することがで
きるので、表示手段の表示画面上において上記表示処理
対象領域および領域指定箇所が区別し易くなり、かつ、
見易くなる。また、例えば1箇所しか領域指定箇所を設
定していないのに、既に領域指定箇所を2箇所設定して
いるものと勘違いする等の使用者の操作ミスを低減する
ことができる。これにより、装置の操作性を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0129】本発明の請求項2記載の情報処理装置は、
以上のように、表示処理対象領域内部と表示処理対象領
域外部とに分割される文字データが、上記選択手段によ
り選択された領域表示パターンで表示されることを禁止
する禁止手段を備えている構成である。
【0130】これにより、表示手段の表示画面上におい
て文字データにおける表示処理対象領域内部の部位のみ
が、上記領域表示パターンで表示されてしまうという不
都合は生じない。従って、装置の操作性が向上されると
いう効果を奏する。
【0131】本発明の請求項3記載の情報処理装置は、
以上のように、入力手段により入力された文字データを
表示可能な表示手段と、上記表示手段の表示画面上にお
ける表示処理対象領域を、第一領域指定箇所および第二
領域指定箇所を設定することにより指定可能な領域指定
手段と、上記領域指定手段により第三領域指定箇所が設
定されたときに、上記第二領域指定箇所を無効にし、第
一領域指定箇所および第三領域指定箇所により表示処理
対象領域を指定して表示するように表示手段を制御する
制御手段とを備えている構成である。
【0132】それゆえ、操作ミス等により第二領域指定
箇所を誤って設定した場合でも、第一領域指定箇所およ
び第二領域指定箇所を設定し直す等の面倒な操作を行う
必要はなく、第三領域指定箇所を設定するだけでよい。
これにより、操作ミスを犯したときの再設定操作が簡素
化されるので、装置の操作性を向上させることができる
という効果を奏する。
【0133】本発明の請求項4記載の情報処理装置は、
以上のように、制御手段は、第一領域指定箇所または第
二領域指定箇所と同一の箇所が第三領域指定箇所として
設定されたときに、同一箇所となる第一領域指定箇所ま
たは第二領域指定箇所を無効にし、該同一箇所でない第
一領域指定箇所または第二領域指定箇所と、第三領域指
定箇所とを有効にするように制御する構成である。
【0134】それゆえ、操作ミス等により第一領域指定
箇所または第二領域指定箇所と同一の箇所を第三領域指
定箇所として設定した場合でも、該同一箇所でない第一
領域指定箇所または第二領域指定箇所と、第三領域指定
箇所とを設定し直す等の面倒な操作を行う必要はない。
これにより、操作ミスを犯したときの再設定操作が簡素
化されるので、装置の操作性を向上させることができる
という効果を奏する。
【0135】本発明の請求項5記載の情報処理装置は、
以上のように、入力手段により入力された文字データを
表示可能な表示手段と、上記表示手段の表示画面上にお
ける表示処理対象領域を、第一領域指定箇所および第二
領域指定箇所を設定することにより指定可能な領域指定
手段と、上記領域指定手段により第一領域指定箇所が設
定されてから第二領域指定箇所が設定されるまでの間に
表示処理対象領域を示す領域表示パターンと、第二領域
指定箇所の設定後に表示処理対象領域を示す別の領域表
示パターンとを記憶する記憶手段と、上記記憶手段によ
り記憶された領域表示パターンで、上記表示処理対象領
域を表示するように表示手段を制御する制御手段とを備
えている構成である。
【0136】それゆえ、第一領域指定箇所が設定されて
から第二領域指定箇所が設定されるまでの間の表示処理
対象領域と、第二領域指定箇所の設定後の表示処理対象
領域とをそれぞれ別の領域表示パターンで表示手段に表
示することができるので、表示手段の表示画面上におい
て上記表示処理対象領域が区別し易くなり、かつ、見易
くなる。また、例えば第二領域指定箇所を設定していな
いのに、既に第二領域指定箇所を設定しているものと勘
違いする等の使用者の操作ミスを低減することができ
る。これにより、装置の操作性を向上させることができ
るという効果を奏する。
【0137】本発明の請求項6記載の情報処理装置は、
以上のように、入力手段により入力された文字データを
表示可能な表示手段と、上記表示手段の表示画面上にお
ける表示処理対象領域を、第一領域指定箇所および第二
領域指定箇所を設定することにより指定可能な領域指定
手段と、上記表示処理対象領域を示す領域表示パターン
を複数記憶する記憶手段と、上記領域表示パターンの中
から、領域指定手段により第一領域指定箇所が設定され
てから第二領域指定箇所が設定されるまでの間に表示処
理対象領域を示す領域表示パターンと、第二領域指定箇
所の設定後に表示処理対象領域を示す領域表示パターン
とをそれぞれ別個に選択可能な選択手段と、上記選択手
段により選択された領域表示パターンで、上記表示処理
対象領域を表示するように表示手段を制御する制御手段
とを備えている構成である。
【0138】それゆえ、第一領域指定箇所が設定されて
から第二領域指定箇所が設定されるまでの間の表示処理
対象領域と、第二領域指定箇所の設定後の表示処理対象
領域とを、選択手段によって選択したそれぞれ別個の領
域表示パターンで表示手段に表示することができるの
で、表示手段の表示画面上において上記表示処理対象領
域が区別し易くなり、かつ、見易くなる。また、例えば
第二領域指定箇所を設定していないのに、既に第二領域
指定箇所を設定しているものと勘違いする等の使用者の
操作ミスを低減することができる。これにより、装置の
操作性を向上させることができるという効果を奏する。
【0139】本発明の請求項7記載の情報処理装置は、
以上のように、入力手段により入力された文字データを
表示可能な表示手段と、上記表示手段の表示画面上にお
ける矩形領域を、第一領域指定箇所および第二領域指定
箇所を設定することにより指定可能な領域指定手段と、
上記第一領域指定箇所および第二領域指定箇所が上記表
示画面上において同一行に存在するか否かを判定する判
定手段と、上記判定手段により両領域指定箇所が同一行
に存在すると判定されたときに、矩形領域の行方向の大
きさが表示画面上における文字データの大きさと略等し
くなるように、上記矩形領域の行方向の大きさを設定す
る設定手段と、上記設定手段により設定された大きさ
で、上記矩形領域を表示するように表示手段を制御する
制御手段とを備えている構成である。
【0140】それゆえ、第一領域指定箇所および第二領
域指定箇所が同一行に存在すると判定した場合には、矩
形領域の行方向の大きさが表示画面上における文字デー
タの大きさと略等しくなるように上記矩形領域の行方向
の大きさを設定するので、矩形領域の指定に要する時間
が短縮されると共に、操作を簡素化することができる。
これにより、装置の操作性を向上させることができると
いう効果を奏する。
【0141】本発明の請求項8記載の情報処理装置は、
以上のように、入力手段により入力された文字データを
表示可能な表示手段と、上記表示手段の表示画面上にお
ける矩形領域を、第一領域指定箇所および第二領域指定
箇所を設定することにより指定可能な領域指定手段と、
上記第一領域指定箇所の行座標と第二領域指定箇所の行
座標との差を検出すると共に、検出された差が上記表示
画面上における文字データの大きさよりも小さいか、或
いは等しいときに、上記両領域指定箇所が表示画面上に
おいて同一行に存在すると判定する判定手段と、上記判
定手段により両領域指定箇所が同一行に存在すると判定
されたときに、矩形領域の行方向の大きさが表示画面上
における文字データの大きさと略等しくなるように、上
記矩形領域の行方向の大きさを設定する設定手段と、上
記設定手段により設定された大きさで、上記矩形領域を
表示するように表示手段を制御する制御手段とを備えて
いる構成である。
【0142】それゆえ、使用者の操作ミス等により第一
領域指定箇所の行座標と第二領域指定箇所の行座標とに
差が生じても、この差が文字データの大きさよりも小さ
いか、或いは等しければ、第一領域指定箇所および第二
領域指定箇所が同一行に存在すると判定し、矩形領域の
行方向の大きさが表示画面上における文字データの大き
さと略等しくなるように上記矩形領域の行方向の大きさ
を設定する。従って、上記のような操作ミスを犯して
も、もう一度始めから矩形領域を指定し直す等の面倒な
操作を行う必要はない。これにより、矩形領域の指定に
要する時間が短縮されると共に、操作を簡素化すること
ができるので、装置の操作性を向上させることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における情報処理装置におい
て、表示処理対象領域を指定する際の処理手順を示すフ
ローチャートの一部である。
【図2】上記の処理手順を示すフローチャートの一部で
ある。
【図3】(a)、(b)、(c)共に、上記の処理手順
によって表示装置の表示画面上に領域指定箇所や表示処
理対象領域が表示された状態を示す説明図である。
【図4】上記の情報処理装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】上記の情報処理装置において、領域指定箇所を
設定する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】(a)、(b)共に、図5の処理手順によって
表示装置の表示画面上に領域指定箇所や表示処理対象領
域が表示された状態を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施例における情報処理装置にお
いて、表示処理対象領域を指定する際の処理手順を示す
フローチャートである。
【図8】(a)、(b)、(c)共に、図7の処理手順
によって表示装置の表示画面上に領域指定箇所や表示処
理対象領域が表示された状態を示す説明図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例における情報処理装
置において、矩形領域を指定する際の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】(a)、(b)共に、図9の処理手順によっ
て表示装置の表示画面上に領域指定箇所や矩形領域が表
示された状態を示す説明図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例における情報処理
装置において、矩形領域を指定する際の処理手順を示す
フローチャートである。
【図12】従来の情報処理装置において行われる処理手
順によって表示装置の表示画面上に領域指定箇所が表示
された状態を示す説明図である。
【図13】従来の情報処理装置において行われる処理手
順によって表示装置の表示画面上に表示処理対象領域が
表示された状態を示す説明図である。
【図14】(a)は、用紙の空欄の位置を示す説明図で
あり、(b)は、従来の情報処理装置において矩形領域
を指定するために行う入力手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU(制御手段、禁止手段、判定手段、設定手
段) 2 RAM(記憶手段、選択手段) 3 ROM(記憶手段、禁止手段、設定手段) 10 キーボード(入力手段、領域指定手段、選択手
段) 12 入力ペン(入力手段、領域指定手段、選択手
段) 14 表示装置(表示手段) 16 マウス(入力手段、領域指定手段、選択手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段により入力された文字データを表
    示可能な表示手段と、 上記表示手段の表示画面上における表示処理対象領域
    を、複数の領域指定箇所を設定することにより指定可能
    な領域指定手段と、 上記表示処理対象領域および領域指定箇所を示す領域表
    示パターンを複数記憶する記憶手段と、 上記領域表示パターンの中から、表示処理対象領域およ
    び領域指定箇所毎に異なる領域表示パターンを選択可能
    な選択手段と、 上記選択手段により選択された領域表示パターンで、上
    記表示処理対象領域および領域指定箇所を表示するよう
    に表示手段を制御する制御手段とを備えていることを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】表示処理対象領域内部と表示処理対象領域
    外部とに分割される文字データが、上記選択手段により
    選択された領域表示パターンで表示されることを禁止す
    る禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の情報処理装置。
  3. 【請求項3】入力手段により入力された文字データを表
    示可能な表示手段と、 上記表示手段の表示画面上における表示処理対象領域
    を、第一領域指定箇所および第二領域指定箇所を設定す
    ることにより指定可能な領域指定手段と、 上記領域指定手段により第三領域指定箇所が設定された
    ときに、上記第二領域指定箇所を無効にし、第一領域指
    定箇所および第三領域指定箇所により表示処理対象領域
    を指定して表示するように表示手段を制御する制御手段
    とを備えていることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、第一領域指定箇所または
    第二領域指定箇所と同一の箇所が第三領域指定箇所とし
    て設定されたときに、同一箇所となる第一領域指定箇所
    または第二領域指定箇所を無効にし、該同一箇所でない
    第一領域指定箇所または第二領域指定箇所と、第三領域
    指定箇所とを有効にするように制御することを特徴とす
    る請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】入力手段により入力された文字データを表
    示可能な表示手段と、 上記表示手段の表示画面上における表示処理対象領域
    を、第一領域指定箇所および第二領域指定箇所を設定す
    ることにより指定可能な領域指定手段と、 上記領域指定手段により第一領域指定箇所が設定されて
    から第二領域指定箇所が設定されるまでの間に表示処理
    対象領域を示す領域表示パターンと、第二領域指定箇所
    の設定後に表示処理対象領域を示す別の領域表示パター
    ンとを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段により記憶された領域表示パターンで、上
    記表示処理対象領域を表示するように表示手段を制御す
    る制御手段とを備えていることを特徴とする情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】入力手段により入力された文字データを表
    示可能な表示手段と、 上記表示手段の表示画面上における表示処理対象領域
    を、第一領域指定箇所および第二領域指定箇所を設定す
    ることにより指定可能な領域指定手段と、 上記表示処理対象領域を示す領域表示パターンを複数記
    憶する記憶手段と、 上記領域表示パターンの中から、領域指定手段により第
    一領域指定箇所が設定されてから第二領域指定箇所が設
    定されるまでの間に表示処理対象領域を示す領域表示パ
    ターンと、第二領域指定箇所の設定後に表示処理対象領
    域を示す領域表示パターンとをそれぞれ別個に選択可能
    な選択手段と、 上記選択手段により選択された領域表示パターンで、上
    記表示処理対象領域を表示するように表示手段を制御す
    る制御手段とを備えていることを特徴とする情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】入力手段により入力された文字データを表
    示可能な表示手段と、 上記表示手段の表示画面上における矩形領域を、第一領
    域指定箇所および第二領域指定箇所を設定することによ
    り指定可能な領域指定手段と、 上記第一領域指定箇所および第二領域指定箇所が上記表
    示画面上において同一行に存在するか否かを判定する判
    定手段と、 上記判定手段により両領域指定箇所が同一行に存在する
    と判定されたときに、矩形領域の行方向の大きさが表示
    画面上における文字データの大きさと略等しくなるよう
    に、上記矩形領域の行方向の大きさを設定する設定手段
    と、 上記設定手段により設定された大きさで、上記矩形領域
    を表示するように表示手段を制御する制御手段とを備え
    ていることを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】入力手段により入力された文字データを表
    示可能な表示手段と、 上記表示手段の表示画面上における矩形領域を、第一領
    域指定箇所および第二領域指定箇所を設定することによ
    り指定可能な領域指定手段と、 上記第一領域指定箇所の行座標と第二領域指定箇所の行
    座標との差を検出すると共に、検出された差が上記表示
    画面上における文字データの大きさよりも小さいか、或
    いは等しいときに、上記両領域指定箇所が表示画面上に
    おいて同一行に存在すると判定する判定手段と、 上記判定手段により両領域指定箇所が同一行に存在する
    と判定されたときに、矩形領域の行方向の大きさが表示
    画面上における文字データの大きさと略等しくなるよう
    に、上記矩形領域の行方向の大きさを設定する設定手段
    と、 上記設定手段により設定された大きさで、上記矩形領域
    を表示するように表示手段を制御する制御手段とを備え
    ていることを特徴とする情報処理装置。
JP5277118A 1993-11-05 1993-11-05 情報処理装置 Pending JPH07129586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5277118A JPH07129586A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5277118A JPH07129586A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07129586A true JPH07129586A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17579040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5277118A Pending JPH07129586A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07129586A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019032763A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 キヤノン株式会社 情報処理装置および情報処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019032763A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 キヤノン株式会社 情報処理装置および情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9400567B2 (en) Explicit touch selection and cursor placement
US5613019A (en) System and methods for spacing, storing and recognizing electronic representations of handwriting, printing and drawings
US5832113A (en) Data input device with a display keyboard
JP3319647B2 (ja) 文字入力装置
US5761340A (en) Data editing method and system for a pen type input device
US7742095B2 (en) Information processing apparatus, method and storage medium
JPH06289984A (ja) 文書作成編集装置
JP3388451B2 (ja) 手書き入力装置
JPH07129586A (ja) 情報処理装置
JPH0594253A (ja) 画面タツチ型キー入力装置
JP3317379B2 (ja) 表示画面入力装置
JP3874571B2 (ja) ジェスチャー処理装置及びジェスチャー処理方法
JPH08255221A (ja) 文字図形入力編集装置
JP2000172391A (ja) ポインティングデバイス、選択枠配置方法及びその方法を実行可能な記録媒体
JPH06131109A (ja) 情報処理装置
JP2585537B2 (ja) グラフィックデータ処理装置およびその方法
JP3397424B2 (ja) 手書き入力装置
JP3248556B2 (ja) 情報処理装置及びその方法
JP3200249B2 (ja) 文書処理装置
JP3653109B2 (ja) 図形処理装置
JP3247809B2 (ja) 文書処理装置
JPH0831015B2 (ja) 入力装置における入力領域レイアウト方法
JP2984272B2 (ja) 文字処理方法及び装置
JPH0636073A (ja) 手書き編集装置
JPH11212968A (ja) 文書処理装置及び方法