JPH07129458A - メモリ制御装置 - Google Patents

メモリ制御装置

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Publication number
JPH07129458A
JPH07129458A JP29434993A JP29434993A JPH07129458A JP H07129458 A JPH07129458 A JP H07129458A JP 29434993 A JP29434993 A JP 29434993A JP 29434993 A JP29434993 A JP 29434993A JP H07129458 A JPH07129458 A JP H07129458A
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address
memory
output
cpu
input
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JP29434993A
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Yoshihiro Osada
嘉浩 長田
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Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡略、安価な構成でメモリに対するアクセス
の高速化を実現する。 【構成】 CPUから現在入力中のアドレスAの番号に
「1」を加えた予測アドレスSAを次アドレス予測部2
1cで生成し、アドレスAの入力終了後から、その次の
アドレスA1がCPUから入力されるまでの間、予測ア
ドレスSAをセレクタ21eを経由してローカルメモリ
23に出力し、次のアドレスA1の入力開始後に、セレ
クタ21eからローカルメモリ23に出力するアドレス
を予測アドレスSAから次のアドレスA1に切り換える
と共に、それら予測アドレスSAと次のアドレスA1と
の一致/不一致を一致/不一致検出部21fで検出し、
一致した場合には、アドレス出力時間制御部21gから
CPU22に、次のアドレスA1の出力時間を短縮する
ように制御する出力時間制御信号Hを出力する。 【効果】 単純な制御なので、回路設計を簡単にでき部
品点数も少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの技術分
野において、その中央処理装置からメモリへのアクセス
を制御するメモリ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにおいては、制御プログラ
ム格納用のROM(Read Only Memory)や、通信インタ
フェースライン上のバッファメモリ等、種々のメモリに
対してCPU(中央処理装置)からのアクセス動作が行
われる。
【0003】例えば、CPUがこれに直接接続されたR
OMにアクセスする場合には、図7の回路図に示すよう
に、まずCPU(図外左方)が、アドレスバスライン1
aを介してROM2にアクセス先のアドレスを入力する
と共に、制御ライン1bを介してタイミング生成回路3
にアクセス要求信号を出力する。
【0004】アドレスを受け取ったROM2は、CPU
から指定されたアドレスのメモリセルを指定してアクセ
ス態勢を整え、例えばデータの読み出しの場合には、そ
のメモリセル内のデータをバッファ4を通してデータバ
スに出力する。
【0005】そして、データがバッファ4から出力され
た時点でタイミング生成回路3がCPUに対してアクセ
ス承認信号を返送し、その後、タイミング生成回路3が
バッファ4にデータ出力指令信号を送出し、これに呼応
してバッファ4から出力されたデータを、データバスラ
イン1cを介してCPUに出力させる。尚、図8(a)
乃至(d)にはそれぞれ、前記アクセス要求信号、アク
セス承認信号、アドレス出力、及びデータ出力の相互間
のタイミングを示す。
【0006】図8(a)乃至(d)を見て分かるよう
に、CPUからROM2へのアクセス要求信号に対し
て、タイミング生成回路3からアクセス承認信号が返送
されるまでにはかなりの時間が必要となるため、データ
バスライン1c上でのROM2からCPUへのデータ出
力が間欠的にしか行われず、単位時間当りの仕事処理量
が低下してしまう。
【0007】従って、RISC(Reduced Instruction
Set Computor)−CPU等の高速なROMアクセスが必
要とされる場合には、上述したような通常のアクセスで
は到底対応できない。そこで、高速処理が要求されるコ
ンピュータでは、メモリに対するアクセスを迅速に行う
ために、従来、次に挙げる各種のメモリ制御方式が主に
利用され、或は利用することが検討されている。
【0008】第1のメモリ制御方式としてはバーストア
クセス方式がある。このバーストアクセス方式では、例
えば特開平3−225454号公報に開示されているよ
うに、CPUからはアクセス対象のアドレスを出力せ
ず、CPUの外部に設けたアドレスカウンタから番号の
連続するアドレスを出力させ、ROMの各アドレス領域
をアドレス番号順にアクセスする。
【0009】尚、次にアクセスする対象のアドレスが、
現在アクセス中のアドレスの次の番号のアドレスでなく
なる場合には、CPUが前記アドレスカウンタのカウン
タ値を再設定する。
【0010】第2のメモリ制御方式としてはメモリイン
ターリーブ方式がある。nウェイバンクメモリ制御方式
とも呼ばれるこのメモリインターリーブ方式では、n個
のメモリが順にアクセスされ、前位のメモリがアクセス
されている間に、次位のメモリに対してアドレスが出力
されて該次位のメモリでアクセス態勢が整えられ、前位
のメモリのアクセスが終了すると直ちに次位のメモリが
アクセスされる。
【0011】図9は、メモリインターリーブ方式による
従来のメモリ制御回路の概略構成例を示す回路図であ
り、このメモリ制御回路では、2つのバンクメモリ6,
7に対するアクセスを制御している。詳しくは、前記バ
ンクメモリ6には偶数のアドレスが割り付けられ、バン
クメモリ7には奇数のアドレスが割り付けられている。
【0012】そして、図外左方のCPUからのアドレス
はアドレスバスライン8aを介して、バンクメモリ6に
対応して設けられたアドレスセレクタ9の端子aと、バ
ンクメモリ7に対応して設けられたアドレスセレクタ1
0の端子bとにそれぞれ入力される。
【0013】また、前記アドレスセレクタ9の端子bと
アドレスセレクタ10の端子aには、前記CPUからの
アドレスの番号に加算/ラッチ回路11で「1」を加え
たアドレスがそれぞれ入力される。
【0014】前記各アドレスセレクタ9,10では、そ
れらの両端子a,bにそれぞれ入力された2つのアドレ
スのうち1つが選択されて、対応する前記各バンクメモ
リ6,7にそれぞれ出力される。
【0015】前記各バンクメモリ6,7では、各アドレ
スセレクタ9,10から出力されたアドレスのメモリセ
ルからデータが読み出され、バンクメモリ6の読み出し
データは高速データセレクタ12の端子aに入力され、
バンクメモリ7の読み出しデータは高速データセレクタ
12の端子bに入力される。高速データセレクタ12で
は、その両端子a,bにそれぞれ入力された2つの読み
出しデータのうち1つが選択されて、バッファ13に入
力される。
【0016】また、前記CPUからのアドレスは、偶数
アドレス判定部14において偶数のアドレスか否かが判
定される。判定の結果が偶数である場合には、前記アド
レスセレクタ9,10と高速データセレクタ12に、そ
れらの端子aに入力されたアドレス或は読み出しデータ
を選択して出力させる指示信号が出力され、反対に奇数
である場合には、端子bに入力されたアドレス或は読み
出しデータを選択して出力させる指示信号が出力され
る。
【0017】さらに、前記CPUからのアドレスは、連
続変化判定部15において、その番号が1番ずつ順に変
化しているか否かが判定され、そうであると判定された
場合は、連続変化判定部15からタイミング生成回路1
6に許可信号が出力される。
【0018】前記許可信号を受けたタイミング生成回路
16からは、制御ライン8bを介して入力される前記C
PUからのアクセス要求信号の受取時に、前記制御ライ
ン8bを介してアクセス承認信号がCPUに対して返送
されると共に、前記バッファ13に対してデータ出力指
令信号が出力される。前記データ出力指令信号を受けた
バッファ13からは、データバスライン8cを介して前
記CPUに向けて格納データが出力される。
【0019】この図9に示すメモリ制御回路では、CP
Uから偶数のアドレスが入力されると、前記アドレスセ
レクタ9,10にそれぞれ、CPUからのアドレスと、
加算/ラッチ回路11で生成されたその次の奇数のアド
レスとが入力され、CPUからの偶数のアドレスがアド
レスセレクタ9から前記バンクメモリ6に、その次の奇
数のアドレスがアドレスセレクタ10から前記バンクメ
モリ7にそれぞれ出力される。
【0020】CPUからのアドレスが偶数である間は、
バンクメモリ6からの読み出しデータが、高速データセ
レクタ12からバッファ13に出力され、さらに、デー
タバスライン8cを介して前記CPUに出力されると共
に、バンクメモリ7からの読み出しデータが高速データ
セレクタ12で選択される。
【0021】一方、その後CPUからのアドレスが偶数
から次の奇数の番号に変わると、高速データセレクタ1
2で一時保持されたバンクメモリ7からの読み出しデー
タが、バッファ13及びデータバスライン8cを経て前
記CPUに出力される。
【0022】これと共に、CPUからのアドレスの次
の、加算/ラッチ回路11で生成された偶数のアドレス
が前記バンクメモリ6に出力され、そのアドレスのメモ
リセルから読み出されたデータが高速データセレクタ1
2で選択される。
【0023】そして、以後は、CPUからのアドレスが
1番ずつ順に変化している限り、該CPUから指定され
たアドレスの読み出しデータの出力と、その次のアドレ
スの読み出しデータの出力待機とが並行して行われる。
【0024】尚、CPUからのアドレスが非連続的に変
化した場合には、前記連続変化判定部15においてその
旨が判定され、タイミング生成回路16への許可信号の
出力が行われず、CPUにアクセス承認信号が返送され
ないため、CPUからのアドレスが再び連続的に変化す
るまで、前記各バンクメモリ6,7へのアクセスが中断
される。
【0025】図10(a)乃至(h)のタイムチャート
は、前記アクセス要求信号、アクセス承認信号、アドレ
ス出力、データ出力、バンクメモリ6のアクセスアドレ
ス、バンクメモリ6のデータ読み出し、バンクメモリ7
のアクセスアドレス、及びバンクメモリ7のデータ読み
出しの相互間のタイミングをそれぞれ示すものである。
【0026】図10(a)乃至(h)を見て分かるよう
に、CPUからバンクメモリ6,7へのアクセス要求信
号に対して、タイミング生成回路16からアクセス承認
信号が返送されるまでの時間は、最初の1回を除いて殆
ど即時であり、データバスライン8c上でのバンクメモ
リ6,7からCPUへのデータ出力が連続的に行われ
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1のバーストアクセス方式は、CPUがバースト信
号伝送方式に対応していないと実行できないという問題
点があり、第2のメモリインターリーブ方式はn個のバ
ンクメモリが必要となるため、ROMのチップ数が多く
なりコスト高となる問題点があった。
【0028】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
め、簡略で安価な構成によりメモリに対するアクセスの
高速化を実現したメモリ制御装置を提供することを課題
とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、中央処理装置から該中央処理装置に接続さ
れたメモリへのアクセスを制御するメモリ制御装置であ
って、前記中央処理装置から入力中の前記メモリに対す
るアクセス先のアドレスを基に、該入力中のアドレスの
次に前記中央処理装置から入力されるべき次のアドレス
を予測して予測アドレスを生成する次アドレス予測手段
と、前記入力中のアドレスを前記メモリに出力すると共
に、該入力中のアドレスの入力終了後から前記次のアド
レスの入力開始までの間、前記予測アドレスを前記メモ
リに出力するアドレス切り換え手段と、前記予測アドレ
スと前記次のアドレスとの一致/不一致を検出する一致
/不一致検出手段と、前記一致/不一致検出手段の検出
結果に基づいて、前記中央処理装置からの前記次のアド
レスの出力時間を増減制御する出力時間制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0030】
【作用】本発明によれば、次アドレス予測手段で予測さ
れた予測アドレスを、中央処理装置から入力中のアドレ
スの入力終了後に即座にメモリに出力することで、とり
あえず、その予測アドレスのメモリセルに対するアクセ
ス態勢が整えられるため、この予測アドレスと一致する
次のアドレスが中央処理装置から入力された場合に、出
力時間制御手段によって、前記次のアドレスの前記中央
処理装置からの出力時間を、前記予測アドレスの出力時
間分だけ短縮するように制御することができる。
【0031】このため、前記予測アドレスと前記中央処
理装置から実際に出力される次のアドレスとが一致する
時には、該予測アドレスの出力時間分だけ前記次のアド
レスのメモリに対するアクセス時間が短縮でき、メモリ
に対するアクセスを高速化することができる。
【0032】また、前記予測アドレスと前記次のアドレ
スとが不一致の時には、前記アドレス切り換え手段の切
り換えで前記次のアドレスが前記メモリに出力されてか
ら、通常の出力時間幅でその次のアドレスが前記中央処
理装置からメモリに出力されるため、正しいアドレス箇
所へのアクセスが確保される。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1ないし図4は本発明によるメモリ制御
装置の第1実施例を示す図、図5及び図6は本発明によ
るメモリ制御装置の第2実施例を示す図であり、図1は
本発明の第1実施例に係るメモリ制御装置が用いられた
コンピュータシステムを示すブロック図である。
【0034】図1に示すように、第1実施例のメモリ制
御装置21は、CPU22(中央処理装置)とローカル
メモリ23との間に配置され、前記CPU22とメモリ
制御装置21との間はアドレスバスライン24a及び制
御ライン24bにより接続され、ローカルメモリ23と
メモリ制御装置21との間はアドレス通知ライン25に
より接続される。そして、CPU22とローカルメモリ
23との間はデータ/制御バスライン26により接続さ
れる。
【0035】前記CPU22は、前記ローカルメモリ2
3を含むCPU22からアクセス可能な全メモリに対す
るアクセス先のアドレスAと、そのアドレスAがどのメ
モリを対象としたものかを示すコントロール情報信号B
とを、前記アドレスバスライン24aに送出すると共
に、該アドレスバスライン24aにアドレスAを送出し
ている間、ハイレベルのアドレス出力中信号Cを前記制
御ライン24bに送出する。
【0036】尚、前記CPU22から前記ローカルメモ
リ23へのアドレスAの出力時間は、後述するように前
記メモリ制御装置21によって制御される。前記ローカ
ルメモリ23は、指定されたアドレスAのメモリセルか
らデータDを読み出し、その読み出したデータDを、前
記データ/制御バスライン26を介して前記CPU22
に出力する。
【0037】図2は前記メモリ制御装置21の詳細を示
すブロック図である。図2中符号21aは例外判定部で
あり、前記CPU22から出力されたコントロール情報
信号Bが前記アドレスバスライン24aを介して入力さ
れ、該例外判定部21aでは、CPU22から出力され
たアドレスAが前記ローカルメモリ23を対象としたも
のであるか否かの判定が行われる。
【0038】前記例外判定部21aにより、前記ローカ
ルメモリ23を対象としたアドレスAが前記CPU22
から出力されたものと判定された場合には、該例外判定
部21aからアンドゲート21bにハイレベルの判定信
号Eが出力される。
【0039】反対に、ローカルメモリ23以外のメモリ
(図示せず)を対象としたアドレスAが前記CPU22
から出力されたものと判定された場合には、ローレベル
の判定信号Eがアンドゲート21bに出力される。
【0040】前記アンドゲート21bには、前記例外判
定部21aからの判定信号Eが入力されると共に、前記
CPU22からの前記アドレス出力中信号Cが入力さ
れ、両信号C,Eが共にハイレベルであるときにのみ、
ハイレベルのトリガ信号Fが出力される。
【0041】図2中符号21cは次アドレス予測部(次
アドレス予測手段)であり、前記CPU22から出力さ
れたアクセス先のアドレスAが前記アドレスバスライン
24aを介して入力され、該次アドレス予測部21cで
は、入力されたアドレスAから、次にCPU22から出
力されるアドレスが予測される。
【0042】符号21dはラッチ部であり、次アドレス
予測部21cで予測された予測アドレスSAがラッチさ
れる。尚、前記次アドレス予測部21cによる予測動作
や、前記ラッチ部21dによるラッチ動作は、前記アン
ドゲート21bからのハイレベルのセレクト信号Fによ
ってリセットされる。
【0043】符号21eはセレクタ(アドレス切り換え
手段)であり、その入力端子dには、前記ラッチ部21
dでラッチされた予測アドレスSAが入力され、入力端
子cには、前記アドレスAの入力終了後、前記アドレス
バスライン24aを介して前記CPU22から、次のア
ドレスA1が入力される。
【0044】そして、セレクタ21eでは、まず、前記
アンドゲート21bからハイレベルのセレクト信号Fが
入力されている間、前記入力端子cに入力されたアドレ
スAが選択され、次に、前記アンドゲート21bからの
セレクト信号Fがローレベルになると、その間は前記入
力端子dに入力された予測アドレスSAが選択される。
【0045】さらに、その後、前記アンドゲート21b
からのセレクト信号Fが再びハイレベルになると、前記
CPU22からの次のアドレスA1が選択される。それ
らの選択されたアドレスA,SA,A1は、前記アドレ
ス通知ライン25を介して前記ローカルメモリ23に出
力される。
【0046】符号21fは一致/不一致検出部(一致/
不一致検出手段)で、前記セレクタ21eの両端子c,
dに入力される2つのアドレスA1,SAの一致/不一
致が検出され、2つのアドレスA1,SAの一致が検出
された場合にはハイレベルの検出信号Gが出力され、不
一致が検出された場合にはローレベルの検出信号Gが出
力される。
【0047】符号21gはアドレス出力時間制御部(出
力時間制御手段)であり、このアドレス出力時間制御部
21gからは、前記一致/不一致検出部21fによる検
出結果に応じて、前記CPU22から前記アドレスバス
ライン24aに送出されるアドレスA1の出力時間をコ
ントロールする出力時間制御信号Hが、前記制御ライン
24bを介して前記CPU22に出力される。
【0048】このような構成の本実施例に係るメモリ制
御装置21の動作について、以下に説明する。まず、前
記CPU22からのアドレスAの出力中において、その
アドレスAが前記ローカルメモリ23を対象としたもの
であるか否かの判定が、例外判定部21aにより行われ
る。
【0049】そして、前記アドレスAがローカルメモリ
23を対象としたものの場合には、前記CPU22から
該アドレスAが出力されている間、前記アドレス出力中
信号C及び判定信号Eが共にハイレベルとなり、前記ア
ンドゲート21bからのトリガ信号Fもハイレベルとな
ることから、セレクタ21eから前記ローカルメモリ2
3にそのアドレスAが出力される。
【0050】これにより、前記ローカルメモリ23の指
定されたアドレスAのメモリセルからデータDが読み出
され、その読み出されたデータDが、前記データ/制御
バスライン26を介して前記CPU22に出力される。
【0051】また、前記データDの読み出しと並行し
て、次アドレス予測部21cにおいて、それまでCPU
22から出力されたアドレスAのパターンを基に前記予
測アドレスSAが予測され、その予測アドレスSAがラ
ッチ部21dによりラッチされ、前記セレクタ21eで
予測アドレスSAが保持される。
【0052】続いて、前記CPU22からの前記アドレ
スAの出力が終了すると、前記アドレス出力中信号Cが
ローレベルに転じることから、前記アンドゲート21b
からのトリガ信号Fもローレベルに転じ、セレクタ21
eから前記ローカルメモリ23に前記予測アドレスSA
が出力され、ローカルメモリ23において、その予測ア
ドレスSAのメモリセルに対するアクセス態勢が整えら
れる。
【0053】そして、前記CPU22から次のアドレス
A1が出力され、そのアドレスA1が前記ローカルメモ
リ23を対象としたものと前記例外判定部21aにより
判定されると、前記アドレス出力中信号C及び判定信号
Eが共にハイレベルとなり、これに伴い、前記セレクト
信号Fもハイレベルとなる。
【0054】従って、前記セレクタ21eから前記ロー
カルメモリ23に出力されるアドレスが、前記予測アド
レスSAから、前記CPU22からの次のアドレスA1
に切り換えられる。
【0055】一方、前記一致/不一致検出部21fで
は、前記CPU22からの次のアドレスA1と前記予測
アドレスSAとの一致/不一致が検出され、一致した場
合には、ハイレベルの検出信号Gがアドレス出力時間制
御部21gに出力される。
【0056】前記次のアドレスA1と前記予測アドレス
SAとが一致したということは、前記セレクタ21eか
ら前記ローカルメモリ23に対して、前記次のアドレス
A1及びそれと同じ前記予測アドレスSAが、前記CP
U22からの前のアドレスAの出力が終了した時点から
継続して出力されていることになる。
【0057】従って、前記次のアドレスA1のメモリセ
ルから読み出されたデータDを前記CPU22に出力さ
せるためには、通常のアドレス出力時間よりも、前記予
測アドレスSAの前記ローカルメモリ23に対する出力
時間を差し引いた時間だけ、前記次のアドレスA1を前
記CPU22から出力させればよいことになる。
【0058】そこで、前記アドレス出力時間制御部21
gでは、前記ハイレベルの検出信号Gを受けて、前記C
PU22に前記出力時間制御信号Hを出力し、この出力
時間制御信号HによってCPU22が、前記次のアドレ
スA1の出力時間を、前記予測アドレスSAの前記ロー
カルメモリ23に対する出力時間分だけ短くするように
制御する。
【0059】これにより、前記CPU22が前記次のア
ドレスA1を出力し始めてから、実際にそのアドレスA
1のメモリセルのデータDを前記ローカルメモリ23か
ら受け取るまでの時間が、前記予測アドレスSAの出力
時間分短くて済み、CPU22からローカルメモリ23
へのアクセス時間が短縮される。
【0060】図3は、前記CPU22から出力された次
のアドレスA1(実線で示す)と、前記次アドレス予測
部21cから出力された予測アドレスSA(破線で示
す)とが一致しなかった場合の、CPU22からのアド
レスA1の出力時間と、前記アンドゲート21bから出
力されるセレクト信号Fと、前記セレクタ21eから前
記ローカルメモリ23に対して出力される前記予測アド
レスSAやCPU22からの次のアドレスA1との相互
間のタイミングを示すタイムチャートである。
【0061】また、図4は前記次のアドレスA1と前記
予測アドレスSAとが一致した場合の、CPU22から
のアドレスA1の出力時間と、前記アンドゲート21b
から出力されるセレクト信号Fと、前記セレクタ21e
から前記ローカルメモリ23に対して出力される前記予
測アドレスSAやCPU22からの次のアドレスA1と
の相互間のタイミングを示すタイムチャートである。
【0062】これら図3及び図4の2つのタイムチャー
トを比較して分かるように、前記次のアドレスA1と前
記予測アドレスSAとが一致した場合には、該次のアド
レスA1のメモリセルのデータDを前記CPU22が前
記ローカルメモリ23から受け取るまでの時間が、前記
予測アドレスSAの出力時間分短くて済み(前記一致し
た場合の方が矢印で示す長さTだけ短くなる)、CPU
22からローカルメモリ23へのアクセス時間がそれだ
け短縮される。
【0063】また、前記予測アドレスと前記次のアドレ
スとが不一致の時には、前記アドレス切り換え手段の切
り換えで前記次のアドレスが前記メモリに出力されてか
ら、通常の出力時間幅でその次のアドレスが前記中央処
理装置からメモリに出力されるため、正しいアドレス箇
所へのアクセスが確保される。
【0064】図5は、本発明のメモリ制御装置を、前記
CPU22に付設されたROM27のアクセス制御に応
用した、本発明の第2実施例に係るメモリ制御装置31
が用いられたコンピュータシステムを示すブロック図で
あり、図6はメモリ制御装置31の詳細を示すブロック
図である。図6中において、図2の第1実施例のメモリ
制御装置21と同じ部品には図2で付したものと同じ引
用符号を付している。
【0065】そして、第2実施例のメモリ制御装置31
では、CPU22のアクセス対象がROM27のみであ
るため、図6に示すように前記例外判定部21aを省略
し、その代わりにデコーダ21hを設け、前記ROM2
7に割り付けられた番号のアドレスAがデコーダ21h
でデコードされた場合に、デコーダ21hから前記アン
ドゲート21bにハイレベルの確認信号Iが出力される
ように構成している。
【0066】また、前記メモリ制御装置31では、前記
CPU22から前記ROM27に対するアクセス先のア
ドレスAが、その番号順に変化することから、前記次ア
ドレス予測部21cに代えて、前記CPU22から出力
されたアクセス先のアドレスAの番号に「1」を加えた
予測アドレスSAを生成する加算器21jを設けてい
る。
【0067】上述した第1及び第2実施例のメモリ制御
装置21,31によれば、バーストアクセス方式と違っ
て、CPUがバースト信号伝送方式に対応していなくて
も実行できるという利点があり、また、メモリインター
リーブ方式のように複数個のバンクメモリを設ける必要
がなく、しかも、制御が単純なため、少ない部品点数で
且つ簡単な回路設計で、高速のメモリアクセスを安価に
実現できるという効果を奏することができる。
【0068】尚、本発明によるメモリ制御装置は、上記
第1,第2実施例で示したようなローカルメモリやRO
Mに限らず、例えば通信インタフェースライン上のバッ
ファメモリ等、種々のメモリのアクセス制御に広く適用
可能であることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
アドレス予測手段で予測された予測アドレスが、中央処
理装置から入力中のアドレスの入力終了後に即座にメモ
リに出力されて、次のアドレスが中央処理装置から出力
される迄の間にメモリにおいて、前記予測アドレスのメ
モリセルに対するアクセス態勢が整えられるため、この
予測アドレスと一致する次のアドレスが中央処理装置か
ら入力された場合に、出力時間制御手段によって、前記
次のアドレスの前記中央処理装置からの出力時間を、前
記予測アドレスの出力時間分だけ短縮することができ
る。
【0070】このため、前記予測アドレスと前記中央処
理装置から実際に出力される次のアドレスとが一致する
時には、該予測アドレスの出力時間分だけ前記次のアド
レスのメモリに対するアクセス時間が短縮でき、よっ
て、メモリに対するアクセスの高速化が可能となる。
【0071】よって、中央処理装置(CPU)がバース
ト信号伝送方式に対応していなくても実行でき、また、
メモリインターリーブ方式のように複数個のバンクメモ
リを設ける必要がなく、しかも、制御が単純なため、少
ない部品点数で且つ簡単な回路設計で、高速のメモリア
クセスを安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例に係るメモリ制御装
置21が用いられるコンピュータシステムを示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示すメモリ制御装置21の詳細を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に示す次アドレス予測部21cから出力さ
れた予測アドレスSAとCPUからの次のアドレスA1
とが一致しなかった場合の、CPUからの次のアドレス
A1の出力時間と、アンドゲート21bから出力される
セレクト信号と、セレクタ21eからローカルメモリに
対して出力される予測アドレスSAや次のアドレスA1
との相互間のタイミングを示すタイムチャートである。
【図4】図2に示す次アドレス予測部21cから出力さ
れた予測アドレスSAとCPUからの次のアドレスA1
とが一致した場合の、CPUからの次のアドレスA1の
出力時間と、アンドゲート21bから出力されるセレク
ト信号と、セレクタ21eからローカルメモリに対して
出力される予測アドレスSAや次のアドレスA1との相
互間のタイミングを示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第2実施例に係るメモリ制御装置31
が用いられるコンピュータシステムを示すブロック図で
ある。
【図6】図5に示すメモリ制御装置31の詳細を示すブ
ロック図である。
【図7】従来のCPUがこれに直接接続されたROMに
アクセスする場合の動作を示す回路図である。
【図8】図8(a)乃至(d)は、図7中に示すアクセ
ス要求信号、アクセス承認信号、アドレス出力、及びデ
ータ出力の相互間のタイミングを示すタイムチャートで
ある。
【図9】メモリインターリーブ方式による従来のメモリ
制御回路の概略構成例を示す回路図である。
【図10】図10(a)乃至(h)は、図9中のアクセ
ス要求信号、アクセス承認信号、アドレス出力、データ
出力、バンクメモリ6,7のアクセスアドレス、バンク
メモリ6,7のデータ読み出しの相互間のタイミングを
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1a,8a,24a アドレスバスライン 1b,8b,24b 制御ライン 1c,8c データバスライン 2 ROM 3,16 タイミング生成回路 4,13 バッファ 6,7 バンクメモリ 9,10 アドレスセレクタ 11 加算/ラッチ回路 12 高速データセレクタ 14 偶数アドレス判定部 15 連続変化判定部 21,31 メモリ制御装置 21a 例外判定部 21b アンドゲート 21c 次アドレス予測部 21d ラッチ部 21e セレクタ 21f 一致/不一致検出部 21g アドレス出力時間制御部 21h デコーダ 21j 加算器 22 CPU 23 ローカルメモリ 25 アドレス通知ライン 26 データ/制御バスライン 27 ROM A,A1 アドレス B コントロール情報信号 C アドレス出力中信号 D データ E 判定信号 F セレクト信号 G 検出信号 H 出力時間制御信号 I 確認信号 SA 予測アドレス a,b,c,d 端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置から該中央処理装置に接続
    されたメモリへのアクセスを制御するメモリ制御装置で
    あって、 前記中央処理装置から入力中の前記メモリに対するアク
    セス先のアドレスを基に、該入力中のアドレスの次に前
    記中央処理装置から入力されるべき次のアドレスを予測
    して予測アドレスを生成する次アドレス予測手段と、 前記入力中のアドレスを前記メモリに出力すると共に、
    該入力中のアドレスの入力終了後から前記次のアドレス
    の入力開始までの間、前記予測アドレスを前記メモリに
    出力するアドレス切り換え手段と、 前記予測アドレスと前記次のアドレスとの一致/不一致
    を検出する一致/不一致検出手段と、 前記一致/不一致検出手段の検出結果に基づいて、前記
    中央処理装置からの前記次のアドレスの出力時間を増減
    制御する出力時間制御手段と、 を備えることを特徴とするメモリ制御装置。
JP29434993A 1993-10-29 1993-10-29 メモリ制御装置 Pending JPH07129458A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100457478B1 (ko) * 1996-06-06 2005-04-06 프리스케일 세미컨덕터, 인크. 메모리액세스방법및데이터처리시스템

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KR100457478B1 (ko) * 1996-06-06 2005-04-06 프리스케일 세미컨덕터, 인크. 메모리액세스방법및데이터처리시스템

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