JPH07129286A - 計算機システムの電源断時のバックアップ方法 - Google Patents
計算機システムの電源断時のバックアップ方法Info
- Publication number
- JPH07129286A JPH07129286A JP5276304A JP27630493A JPH07129286A JP H07129286 A JPH07129286 A JP H07129286A JP 5276304 A JP5276304 A JP 5276304A JP 27630493 A JP27630493 A JP 27630493A JP H07129286 A JPH07129286 A JP H07129286A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- storage device
- computer system
- computer
- power source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
Landscapes
- Power Sources (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】計算機システムの電源断時の退避処理を確実に
行えるようにする。 【構成】常時は計算機電源装置12は商用電源11から
計算機システムの直流電源を作り、計算機本体14に給
電する。また、計算機本体14内ではCPU1は常時は
高速ではあるが揮発性のメモリとしてのRAM2と、低
速ではあるが大容量のハードディスク3aとを用いて処
理を行う。商用電源11の消失を検出し計算機電源装置
12が計算機本体14に電源断警報15を出力すると、
CPU1はRAM2内の所定のデータを不揮発性ではあ
るが高速小容量のフラッシュメモリ3bへ退避させる処
理4を実行する。このように退避処理を高速化すること
によって、計算機電源装置12の電圧保持時間が短くて
も確実に必要なデータの退避ができる。
行えるようにする。 【構成】常時は計算機電源装置12は商用電源11から
計算機システムの直流電源を作り、計算機本体14に給
電する。また、計算機本体14内ではCPU1は常時は
高速ではあるが揮発性のメモリとしてのRAM2と、低
速ではあるが大容量のハードディスク3aとを用いて処
理を行う。商用電源11の消失を検出し計算機電源装置
12が計算機本体14に電源断警報15を出力すると、
CPU1はRAM2内の所定のデータを不揮発性ではあ
るが高速小容量のフラッシュメモリ3bへ退避させる処
理4を実行する。このように退避処理を高速化すること
によって、計算機電源装置12の電圧保持時間が短くて
も確実に必要なデータの退避ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムの電源
断時に所定の必要な情報を不揮発性記憶装置に退避する
バックアップ方法に関する。なお、以下各図おいて同一
の符号は同一もしくは相当部分を示す。
断時に所定の必要な情報を不揮発性記憶装置に退避する
バックアップ方法に関する。なお、以下各図おいて同一
の符号は同一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】まず図6ないし図9を用いて、計算機シ
ステムにおける従来の電源断時のバックアップ方法を説
明する。図6においては、CPU1は揮発性記憶装置2
と不揮発性記憶装置3を使用して処理を行う。揮発性記
憶装置2は、高速にアクセスできるが電源が切れると記
憶内容が失われる。一方、不揮発性記憶装置3はアクセ
スは比較的低速であるが、電源が切れても記憶内容を保
持している。前者2はダイナミックRAM,スタティッ
クRAM等の半導体メモリ、後者3はハードディスクで
構成されるのが一般的である。電源を切る場合には、揮
発性記憶装置2の内容の一部を予め不揮発性記憶装置3
に移しておく退避処理4を行わなければならないことが
多い。
ステムにおける従来の電源断時のバックアップ方法を説
明する。図6においては、CPU1は揮発性記憶装置2
と不揮発性記憶装置3を使用して処理を行う。揮発性記
憶装置2は、高速にアクセスできるが電源が切れると記
憶内容が失われる。一方、不揮発性記憶装置3はアクセ
スは比較的低速であるが、電源が切れても記憶内容を保
持している。前者2はダイナミックRAM,スタティッ
クRAM等の半導体メモリ、後者3はハードディスクで
構成されるのが一般的である。電源を切る場合には、揮
発性記憶装置2の内容の一部を予め不揮発性記憶装置3
に移しておく退避処理4を行わなければならないことが
多い。
【0003】一方、図7は計算機の電源の構成を示す。
計算機の電源装置12は、商用電源11を直流13に変
換して計算機本体14に供給する。停電等により計算機
側が予知し得ない原因で商用電源11が切れた場合、電
源装置12はそれを電源断として検出し、計算機本体1
4に電源断警報15を出して通知する。計算機本体は、
その警報を受けて前述の退避処理4を行う。また、図8
の様に、商用電源11と計算機電源装置12との間に無
停電電源装置(UPS)16を設置して、そこで電源断
の検出を行い、計算機本体14に通知する場合もある。
計算機の電源装置12は、商用電源11を直流13に変
換して計算機本体14に供給する。停電等により計算機
側が予知し得ない原因で商用電源11が切れた場合、電
源装置12はそれを電源断として検出し、計算機本体1
4に電源断警報15を出して通知する。計算機本体は、
その警報を受けて前述の退避処理4を行う。また、図8
の様に、商用電源11と計算機電源装置12との間に無
停電電源装置(UPS)16を設置して、そこで電源断
の検出を行い、計算機本体14に通知する場合もある。
【0004】図9は電源断時の計算機本体14に供給さ
れる直流電圧の変化を示す。電源装置12、または16
には商用電源11が切れた後も内部にエネルギが残留し
ているので、電源断検出時刻21aの後、しばらくは計
算機本体への電源の供給を続けることができるが、時間
が経過するにしたがって残留エネルギが消費され、やが
て供給する電圧は下降し、限界値22a以下になる時刻
21b以降は計算機本体14が動作不能となる。電源断
検出から計算機本体が動作不能となるまでの時間は通常
の電源装置12で10ms〜数十msであり、無停電電
源装置16ではバッテリ等にエネルギを蓄積してこの時
間を数分以上に延ばす役目を果たす。
れる直流電圧の変化を示す。電源装置12、または16
には商用電源11が切れた後も内部にエネルギが残留し
ているので、電源断検出時刻21aの後、しばらくは計
算機本体への電源の供給を続けることができるが、時間
が経過するにしたがって残留エネルギが消費され、やが
て供給する電圧は下降し、限界値22a以下になる時刻
21b以降は計算機本体14が動作不能となる。電源断
検出から計算機本体が動作不能となるまでの時間は通常
の電源装置12で10ms〜数十msであり、無停電電
源装置16ではバッテリ等にエネルギを蓄積してこの時
間を数分以上に延ばす役目を果たす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】計算機の電源スイッチ
の操作等、予め計算機本体に通知可能な方法で電源を切
る場合は、その操作により退避処理を開始し、それが終
了した後に計算機本体へ供給している電源を切ることが
可能である。しかし、以下のの様な場合は、電源断
検出から10ms〜数十msで計算機本体が動作不能と
なってしまう。
の操作等、予め計算機本体に通知可能な方法で電源を切
る場合は、その操作により退避処理を開始し、それが終
了した後に計算機本体へ供給している電源を切ることが
可能である。しかし、以下のの様な場合は、電源断
検出から10ms〜数十msで計算機本体が動作不能と
なってしまう。
【0006】 無停電電源装置のないシステムで、停
電等により商用電源が突発的に切れた場合、 無停電電源装置(あるいは商用電源)と計算機との
間で、計算機本体に予め通知できない様な手段で電源を
切断してしまった場合(ブレーカの遮断,メインスイッ
チの誤切断等)。
電等により商用電源が突発的に切れた場合、 無停電電源装置(あるいは商用電源)と計算機との
間で、計算機本体に予め通知できない様な手段で電源を
切断してしまった場合(ブレーカの遮断,メインスイッ
チの誤切断等)。
【0007】不揮発性記憶装置として一般的に用いられ
ているハードディスク上に退避処理を行う場合の所要時
間は数十ms程度であり、上記の様な電源断では動作不
能となる前に退避処理が完了するとは限らず、その場合
は必要な情報が失われてしまう。そこで本発明は、この
問題を解消できる計算機システムの電源断時のバックア
ップ方法を提供することを課題とする。
ているハードディスク上に退避処理を行う場合の所要時
間は数十ms程度であり、上記の様な電源断では動作不
能となる前に退避処理が完了するとは限らず、その場合
は必要な情報が失われてしまう。そこで本発明は、この
問題を解消できる計算機システムの電源断時のバックア
ップ方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1のバックアップ方法では、揮発性の記憶
装置(RAM2など)と不揮発性の記憶装置とを備えた
計算機システムにおいて、前記不揮発性記憶装置を書き
込みが高速な部分(フラッシュメモリ3bなど)と低速
な部分(ハードディスク3aなど)で構成し、電源断検
出時に前記揮発性記憶装置の内容の所定の一部を前記不
揮発性記憶装置のうち、書き込みが高速な部分に退避し
て退避処理に要する時間を短縮するようにする。
めに、請求項1のバックアップ方法では、揮発性の記憶
装置(RAM2など)と不揮発性の記憶装置とを備えた
計算機システムにおいて、前記不揮発性記憶装置を書き
込みが高速な部分(フラッシュメモリ3bなど)と低速
な部分(ハードディスク3aなど)で構成し、電源断検
出時に前記揮発性記憶装置の内容の所定の一部を前記不
揮発性記憶装置のうち、書き込みが高速な部分に退避し
て退避処理に要する時間を短縮するようにする。
【0009】また請求項2のバックアップ方法では、揮
発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置(ハードディスク
3a及びフラッシュメモリ3bなど)とを備えた計算機
システムにおいて、前記揮発性記憶装置を読み出しが高
速な部分(スタティックRAM2bなど)と低速な部分
(ダイナミックRAM2aなど)で構成し、電源断検出
時に前記揮発性記憶装置の読み出しが高速の部分に格納
された所定の情報を、前記不揮発性記憶装置に退避して
退避処理に要する時間を短縮するようにする。
発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置(ハードディスク
3a及びフラッシュメモリ3bなど)とを備えた計算機
システムにおいて、前記揮発性記憶装置を読み出しが高
速な部分(スタティックRAM2bなど)と低速な部分
(ダイナミックRAM2aなど)で構成し、電源断検出
時に前記揮発性記憶装置の読み出しが高速の部分に格納
された所定の情報を、前記不揮発性記憶装置に退避して
退避処理に要する時間を短縮するようにする。
【0010】また請求項3のバックアップ方法では、請
求項1または請求項2に記載のバックアップ方法におい
て、電源断検出後の電源を(スイッチ12aなどを介
し)退避処理に係わる部分(14bなど)にのみ供給
し、電源電圧の降下を遅らせて、退避処理に必要な時間
を確保するようにする。
求項1または請求項2に記載のバックアップ方法におい
て、電源断検出後の電源を(スイッチ12aなどを介
し)退避処理に係わる部分(14bなど)にのみ供給
し、電源電圧の降下を遅らせて、退避処理に必要な時間
を確保するようにする。
【0011】また請求項4のバックアップ方法では、冷
却用ファン(18など)を備えた計算機システムにおい
て、電源断後に(電圧変換安定化回路19,逆流防止用
ダイオード17などを介し)前記冷却用ファンの運動エ
ネルギを電気エネルギに変換して計算機システムの本体
に供給し、退避処理に必要な時間を確保するようにす
る。
却用ファン(18など)を備えた計算機システムにおい
て、電源断後に(電圧変換安定化回路19,逆流防止用
ダイオード17などを介し)前記冷却用ファンの運動エ
ネルギを電気エネルギに変換して計算機システムの本体
に供給し、退避処理に必要な時間を確保するようにす
る。
【0012】
【作用】本発明では次のような方法を用いる。 不揮発性の記憶装置をアクセスが高速な部分と低速
な部分で構成し、電源断時の退避処理では、アクセスの
高速な部分に揮発性記憶装置の内容の必要な情報を退避
する。
な部分で構成し、電源断時の退避処理では、アクセスの
高速な部分に揮発性記憶装置の内容の必要な情報を退避
する。
【0013】 揮発性記憶装置を、読み出しが高速な
部分と比較的低速な部分で構成し、電源断時に不揮発性
記憶装置に退避すべき情報は読み出しが高速な部分に格
納しておく。 電源装置から計算機本体に供給する電源を、電源断
時に退避処理に係わる部分とそれ以外の部分に分けて、
後者へ供給する電源は電源断検出と同時に切り、退避処
理に係わる部分へは可能な限り電源を供給する。
部分と比較的低速な部分で構成し、電源断時に不揮発性
記憶装置に退避すべき情報は読み出しが高速な部分に格
納しておく。 電源装置から計算機本体に供給する電源を、電源断
時に退避処理に係わる部分とそれ以外の部分に分けて、
後者へ供給する電源は電源断検出と同時に切り、退避処
理に係わる部分へは可能な限り電源を供給する。
【0014】 冷却用ファンが慣性モーメントにより
電源断後もしばらくは回転を続けることを利用して発電
し、計算機本体に電源を供給する。 電源断時の退避処理は揮発性記憶装置からの読み出し動
作と、そのデータの不揮発性記憶装置への書き込み動作
から成る。したがって前記,の方法により記憶装置
のうち退避処理の対象となる部分のみアクセスを高速化
すれば、退避処理に要する時間を効率的に短縮すること
ができる。
電源断後もしばらくは回転を続けることを利用して発電
し、計算機本体に電源を供給する。 電源断時の退避処理は揮発性記憶装置からの読み出し動
作と、そのデータの不揮発性記憶装置への書き込み動作
から成る。したがって前記,の方法により記憶装置
のうち退避処理の対象となる部分のみアクセスを高速化
すれば、退避処理に要する時間を効率的に短縮すること
ができる。
【0015】一方、電源断後に電源装置から計算機本体
に供給される電源電圧が一定値以下に下降するまでの時
間は、電源装置に残留していたエネルギ量が多いほど、
また電源断後に計算機本体で消費される電力が小さいほ
ど長くなる。前記の方法は退避処理に無関係な部分へ
の電源供給を電源断検出と同時に切ることによって、電
源断検出以後の計算機本体の消費電力を抑えるものであ
り、前記の方法はファンの回転運動として残留してい
たエネルギを電源として利用するものである。
に供給される電源電圧が一定値以下に下降するまでの時
間は、電源装置に残留していたエネルギ量が多いほど、
また電源断後に計算機本体で消費される電力が小さいほ
ど長くなる。前記の方法は退避処理に無関係な部分へ
の電源供給を電源断検出と同時に切ることによって、電
源断検出以後の計算機本体の消費電力を抑えるものであ
り、前記の方法はファンの回転運動として残留してい
たエネルギを電源として利用するものである。
【0016】
【実施例】次に図1ないし図5を用いて本発明の実施例
を説明する。図1は請求項1に関わる発明の一実施例と
してのシステム構成を示す。同図においては、計算機電
源装置12は商用電源11から電源を取り、計算機本体
14に供給している。計算機本体14の中では、揮発性
の記憶装置であるRAM2と、それぞれ不揮発性記憶装
置であるフラッシュメモリ3bおよびハードディスク3
aがCPU1に接続されている。フラッシュメモリ3b
はハードディスク3aと比較してアクセスは高速である
が記憶容量は小さく、書き換え回数に制限があるので、
電源断前の通常処理ではCPU1はRAM2とハードデ
ィスク3aのみを使用し、フラッシュメモリ3bは使用
しない。一方、計算機電源装置12は商用電源11を常
に監視しており、電源断を検出すると直ちに計算機本体
14へ電源断警報15として通知する。この通知により
CPU1は退避処理4に入り、RAM2の内容のうち、
退避すべき情報をフラッシュメモリ3bに書き込む。フ
ラッシュメモリ3bへの書き込みはハードディスク3a
に較べて高速なので、不揮発性記憶装置をハードディス
ク3aのみで構成する場合よりも、退避処理4に要する
時間を短縮できる。
を説明する。図1は請求項1に関わる発明の一実施例と
してのシステム構成を示す。同図においては、計算機電
源装置12は商用電源11から電源を取り、計算機本体
14に供給している。計算機本体14の中では、揮発性
の記憶装置であるRAM2と、それぞれ不揮発性記憶装
置であるフラッシュメモリ3bおよびハードディスク3
aがCPU1に接続されている。フラッシュメモリ3b
はハードディスク3aと比較してアクセスは高速である
が記憶容量は小さく、書き換え回数に制限があるので、
電源断前の通常処理ではCPU1はRAM2とハードデ
ィスク3aのみを使用し、フラッシュメモリ3bは使用
しない。一方、計算機電源装置12は商用電源11を常
に監視しており、電源断を検出すると直ちに計算機本体
14へ電源断警報15として通知する。この通知により
CPU1は退避処理4に入り、RAM2の内容のうち、
退避すべき情報をフラッシュメモリ3bに書き込む。フ
ラッシュメモリ3bへの書き込みはハードディスク3a
に較べて高速なので、不揮発性記憶装置をハードディス
ク3aのみで構成する場合よりも、退避処理4に要する
時間を短縮できる。
【0017】図2は請求項2に関わる発明の一実施例と
してのシステム構成を示す。この図2は図1において、
計算機本体14の構成を変更したものである。即ち、図
2では揮発性の記憶装置を、大容量のダイナミックRA
M2aと小容量のスタティックRAM2bで構成する。
そして、電源断時に退避すべき情報は常にスタティック
RAM2bに格納しておき、退避処理4では、スタティ
ックRAM2bの内容を高速に読み出してフラッシュメ
モリ3bへコピーする。スタティックRAM2bはダイ
ナミックRAM2aよりも記憶容量は小さいが読み出し
は高速なので、揮発性記憶装置をダイナミックRAM2
aのみで構成する場合よりも、退避処理4に要する時間
を短縮できる。
してのシステム構成を示す。この図2は図1において、
計算機本体14の構成を変更したものである。即ち、図
2では揮発性の記憶装置を、大容量のダイナミックRA
M2aと小容量のスタティックRAM2bで構成する。
そして、電源断時に退避すべき情報は常にスタティック
RAM2bに格納しておき、退避処理4では、スタティ
ックRAM2bの内容を高速に読み出してフラッシュメ
モリ3bへコピーする。スタティックRAM2bはダイ
ナミックRAM2aよりも記憶容量は小さいが読み出し
は高速なので、揮発性記憶装置をダイナミックRAM2
aのみで構成する場合よりも、退避処理4に要する時間
を短縮できる。
【0018】図3は請求項3に関わる発明の一実施例と
してのシステム構成を示す。この図3は図2おいて、計
算機電源装置12から給電される計算機本体14内の電
源系統を電源断時の退避処理に係わる部分(退避処理
部)14bと、退避処理に無関係な部分(非退避処理
部)14aの2つに分けたものである。退避処理部14
bにはCPU1,スタティックRAM2b,フラッシュ
メモリ3bが含まれ、非退避処理部14aにはダイナミ
ックRAM2a,ハードディスク装置3aが含まれる。
電源装置12は商用電源11の電源断を検出した場合、
これを計算機本体14へ通知した後、電源装置12が保
持している電源残存エネルギの有効利用を計るため、ス
イッチ12aを切断して非退避処理部14aへの電源供
給を断ち、退避処理部14bへの電源供給時間を稼ぐ。
してのシステム構成を示す。この図3は図2おいて、計
算機電源装置12から給電される計算機本体14内の電
源系統を電源断時の退避処理に係わる部分(退避処理
部)14bと、退避処理に無関係な部分(非退避処理
部)14aの2つに分けたものである。退避処理部14
bにはCPU1,スタティックRAM2b,フラッシュ
メモリ3bが含まれ、非退避処理部14aにはダイナミ
ックRAM2a,ハードディスク装置3aが含まれる。
電源装置12は商用電源11の電源断を検出した場合、
これを計算機本体14へ通知した後、電源装置12が保
持している電源残存エネルギの有効利用を計るため、ス
イッチ12aを切断して非退避処理部14aへの電源供
給を断ち、退避処理部14bへの電源供給時間を稼ぐ。
【0019】図4は請求項4に関わる発明の一実施例と
してのシステム構成を示し、図5は図4中のファンの要
部の構造を示す。図4においては、計算機本体14を強
制風冷するための直流ファン18が設けられており、常
時は計算機電源装置12から夫々逆流防止用ダイオード
17を介し計算機本体14と直流ファン18に給電が行
われる。商用電源11が切れると、計算機本体14およ
びファン18に供給される電圧は下降していく。しか
し、ファン18はその慣性モーメントによって回転を続
けるので、直流ファン18は発電機となり、起電力を発
生する。その起電力はそのままでは電圧が不安定なの
で、電圧変換安定化回路19で安定化し、逆流防止用ダ
イオード17を介して計算機本体14に供給するように
する。図5は、電源断後も大きな電力エネルギを取り出
せる様にしたファン18の構成例である。即ち、風を送
る羽根31の外側におもりの部分32を設けて、慣性モ
ーメントを大きくしたものである。
してのシステム構成を示し、図5は図4中のファンの要
部の構造を示す。図4においては、計算機本体14を強
制風冷するための直流ファン18が設けられており、常
時は計算機電源装置12から夫々逆流防止用ダイオード
17を介し計算機本体14と直流ファン18に給電が行
われる。商用電源11が切れると、計算機本体14およ
びファン18に供給される電圧は下降していく。しか
し、ファン18はその慣性モーメントによって回転を続
けるので、直流ファン18は発電機となり、起電力を発
生する。その起電力はそのままでは電圧が不安定なの
で、電圧変換安定化回路19で安定化し、逆流防止用ダ
イオード17を介して計算機本体14に供給するように
する。図5は、電源断後も大きな電力エネルギを取り出
せる様にしたファン18の構成例である。即ち、風を送
る羽根31の外側におもりの部分32を設けて、慣性モ
ーメントを大きくしたものである。
【0020】
【発明の効果】請求項1に関わる発明によれば、 不揮発性の記憶装置をアクセスが高速な部分と低速
な部分で構成し、電源断時の退避処理では、アクセスの
高速な部分に揮発性記憶装置内容の必要な情報を退避す
るようにし、請求項2に関わる発明によれば、 揮発性記憶装置を、読み出しが高速な部分と比較的
低速な部分で構成し、電源断時に不揮発性記憶装置に退
避すべき情報は読み出しが高速な部分に格納しておくよ
うにしたので、突発的な電源断時に、退避処理に要する
時間を効率的に短縮し、必要なデータの退避を確実に行
うことができる。
な部分で構成し、電源断時の退避処理では、アクセスの
高速な部分に揮発性記憶装置内容の必要な情報を退避す
るようにし、請求項2に関わる発明によれば、 揮発性記憶装置を、読み出しが高速な部分と比較的
低速な部分で構成し、電源断時に不揮発性記憶装置に退
避すべき情報は読み出しが高速な部分に格納しておくよ
うにしたので、突発的な電源断時に、退避処理に要する
時間を効率的に短縮し、必要なデータの退避を確実に行
うことができる。
【0021】また一方、請求項3に関わる発明によれ
ば、 電源装置から計算機本体に供給する電源を、電源断
時の退避処理に係わる部分とそれ以外の部分に分けて後
者へ供給する電源は電源断検出と同時に切り、退避処理
に係わる部分へは可能な限り電源を供給するようにし、
請求項4に関わる発明によれば、 冷却用ファンが慣性モーメントにより電源断後もし
ばらくは回転を続けることを利用して発電し、計算機本
体に電源を供給するようにしたので、退避処理が可能で
ある時間を引き延ばすことによって、停電等の場合でも
不揮発性記憶装置への必要な情報の退避を確実に行うこ
とができる。
ば、 電源装置から計算機本体に供給する電源を、電源断
時の退避処理に係わる部分とそれ以外の部分に分けて後
者へ供給する電源は電源断検出と同時に切り、退避処理
に係わる部分へは可能な限り電源を供給するようにし、
請求項4に関わる発明によれば、 冷却用ファンが慣性モーメントにより電源断後もし
ばらくは回転を続けることを利用して発電し、計算機本
体に電源を供給するようにしたので、退避処理が可能で
ある時間を引き延ばすことによって、停電等の場合でも
不揮発性記憶装置への必要な情報の退避を確実に行うこ
とができる。
【図1】請求項1に関わる発明の一実施例としてのシス
テム構成図
テム構成図
【図2】請求項2に関わる発明の一実施例としてのシス
テム構成図
テム構成図
【図3】請求項3に関わる発明の一実施例としてのシス
テム構成図
テム構成図
【図4】請求項4に関わる発明の一実施例としてのシス
テム構成図
テム構成図
【図5】図4のファンの要部の構造図
【図6】電源断時のCPUの退避処理の説明図
【図7】計算機システムの電源断警報の授受に関わる機
能部の構成例を示す図
能部の構成例を示す図
【図8】計算機システムの電源断警報の授受に関わる機
能部の他の構成例を示す図
能部の他の構成例を示す図
【図9】電源断時の直流電源電圧の下降の推移の例を示
す図
す図
1 CPU 2 RAM 2a ダイナミックRAM 2b スタティックRAM 3a ハードディスク 3b フラッシュメモリ 4 退避処理 11 商用電源 12 計算機電源装置 12a スイッチ 14 計算機本体 14a 非退避処理部 14b 退避処理部 15 電源断警報 17 逆流防止用ダイオード 18 冷却用ファン 19 電圧変換安定化回路 31 羽根 32 おもり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/00 335 C
Claims (4)
- 【請求項1】揮発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置と
を備えた計算機システムにおいて、 前記不揮発性記憶装置を書き込みが高速な部分と低速な
部分で構成し、電源断検出時に前記揮発性記憶装置の内
容の所定の一部を前記不揮発性記憶装置のうち、書き込
みが高速な部分に退避して退避処理に要する時間を短縮
することを特徴とする計算機システムの電源断時のバッ
クアップ方法。 - 【請求項2】揮発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置と
を備えた計算機システムにおいて、 前記揮発性記憶装置を読み出しが高速な部分と低速な部
分で構成し、電源断検出時に前記揮発性記憶装置の読み
出しが高速の部分に格納された所定の情報を、前記不揮
発性記憶装置に退避して退避処理に要する時間を短縮す
ることを特徴とする計算機システムの電源断時のバック
アップ方法。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のバックア
ップ方法において、 電源断検出後の電源を退避処理に係わる部分にのみ供給
し、電源電圧の降下を遅らせて、退避処理に必要な時間
を確保することを特徴とする計算機システムの電源断時
のバックアップ方法。 - 【請求項4】冷却用ファンを備えた計算機システムにお
いて、電源断後に前記冷却用ファンの運動エネルギを電
気エネルギに変換して計算機システムの本体に供給し、
退避処理に必要な時間を確保することを特徴とする計算
機システムの電源断時のバックアップ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276304A JPH07129286A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 計算機システムの電源断時のバックアップ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276304A JPH07129286A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 計算機システムの電源断時のバックアップ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07129286A true JPH07129286A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17567591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5276304A Pending JPH07129286A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 計算機システムの電源断時のバックアップ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07129286A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009259210A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-11-05 | Huawei Technologies Co Ltd | 停電保護のための方法、装置、論理デバイスおよび記憶システム |
JP2009289014A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Hitachi Ulsi Systems Co Ltd | 記憶装置 |
JP2011170887A (ja) * | 2011-05-25 | 2011-09-01 | Toshiba Corp | 情報処理装置及びそのデータ記録方法 |
JP2014006626A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | コンピュータのメモリ管理方法 |
JP2015072646A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-16 | コニカミノルタ株式会社 | 制御装置および画像形成装置 |
JP2017111725A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | アズビル株式会社 | 電子機器 |
WO2017145360A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 三菱電機株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法 |
CN112165389A (zh) * | 2020-09-04 | 2021-01-01 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种基于以太网供电的服务器数据保护系统、方法 |
CN113110729A (zh) * | 2021-04-07 | 2021-07-13 | 山东英信计算机技术有限公司 | 提升服务器数据安全性的供电方法、系统和存储介质 |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP5276304A patent/JPH07129286A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009259210A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-11-05 | Huawei Technologies Co Ltd | 停電保護のための方法、装置、論理デバイスおよび記憶システム |
JP2009289014A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Hitachi Ulsi Systems Co Ltd | 記憶装置 |
JP2011170887A (ja) * | 2011-05-25 | 2011-09-01 | Toshiba Corp | 情報処理装置及びそのデータ記録方法 |
JP2014006626A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | コンピュータのメモリ管理方法 |
JP2015072646A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-16 | コニカミノルタ株式会社 | 制御装置および画像形成装置 |
JP2017111725A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | アズビル株式会社 | 電子機器 |
WO2017145360A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 三菱電機株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法 |
CN112165389A (zh) * | 2020-09-04 | 2021-01-01 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种基于以太网供电的服务器数据保护系统、方法 |
CN112165389B (zh) * | 2020-09-04 | 2022-11-25 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种基于以太网供电的服务器数据保护系统、方法 |
CN113110729A (zh) * | 2021-04-07 | 2021-07-13 | 山东英信计算机技术有限公司 | 提升服务器数据安全性的供电方法、系统和存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6243831B1 (en) | Computer system with power loss protection mechanism | |
US6496939B2 (en) | Method and system for controlling data in a computer system in the event of a power failure | |
EP0614143B1 (en) | Data processing system with power-fail protected memory module | |
JP3477689B2 (ja) | 磁気ディスク制御装置 | |
EP2188693B1 (en) | Apparatus and method for reducing power consumption in system on chip | |
US20090217026A1 (en) | Method for changing power states of a computer | |
KR960015228A (ko) | 네트워크 하이버네이션 시스템 | |
CN101710253A (zh) | 嵌入式系统的深度休眠方法 | |
US5802379A (en) | Battery depletion management in portable computing devices having PCMCIA card loading | |
JP2022175280A (ja) | 情報処理装置および情報処理装置の制御方法 | |
EP2843502A1 (en) | Information processing device, information processing method, and program | |
JPH07129286A (ja) | 計算機システムの電源断時のバックアップ方法 | |
US7240189B2 (en) | Fast resume to normal operation of a computer in a power saving mode | |
US6538344B1 (en) | Uninterruptable power supply system with automatic data storing arrangement | |
JP4411014B2 (ja) | コンピュータおよびその電源バックアップ方法 | |
CN111176408B (zh) | 一种SoC的低功耗处理方法和装置 | |
US6266786B1 (en) | Method and circuit for safeguarding CMOS RAM data in a computer system at low battery power | |
JPH0728572A (ja) | 停電時自動データ保存装置 | |
JPS63217455A (ja) | Ramバツクアツプシステム | |
JP3133492B2 (ja) | 情報処理装置 | |
US20240201877A1 (en) | System with mcu and flash memory and control method for deep power down control thereof | |
JPH06259172A (ja) | バッテリ動作型の情報処理装置 | |
JPH05233474A (ja) | 記憶内容保護方式 | |
JPH0374712A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH11184550A (ja) | コンピュータシステムおよびタイマ割り込み制御方法 |