JPH07129212A - 加工システムのサイクルタイム調整方法 - Google Patents

加工システムのサイクルタイム調整方法

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JPH07129212A
JPH07129212A JP5303323A JP30332393A JPH07129212A JP H07129212 A JPH07129212 A JP H07129212A JP 5303323 A JP5303323 A JP 5303323A JP 30332393 A JP30332393 A JP 30332393A JP H07129212 A JPH07129212 A JP H07129212A
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axis
machining
cycle
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tool
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Masao Ikeguchi
将男 池口
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 X軸モータ2とY軸モータ3により被加工物
を位置決めするようにし、設定された加工サイクル毎
に、X軸、Y軸の移動距離を移動する時間よりも加工具
が移動する時間が長くなるように加工軸モータ4の回転
速度を制御する。 【効果】 各サイクルのX軸、Y軸の移動距離に応じ
て、自動的に加工軸による最適のサイクルタイムを決定
することができ、加工システムとして最大稼働率を得る
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1軸以上の座標軸で位
置決めされた被加工物に対して、工具を駆動する加工軸
からなる加工システムのサイクルタイム調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、X,Y2軸の座標軸に沿って移動
するX,Yテーブル上に固定された平板状の被加工物
に、上下動するドリルやパンチなどの工具によって穴明
け加工をするような加工システムの場合、X・Yテーブ
ルをX軸方向に移動させるX軸と、Y軸方向に移動させ
るY軸とを設け、それぞれX軸モータ、Y軸モータによ
って駆動すると共に、工具を上下方向に移動させる加工
軸を設け、加工軸モータによって駆動するようにしてあ
る。X軸モータ、Y軸モータおよび加工軸モータのコン
トローラは、例えば図4に示すように、コントローラ1
の中に予め加工サイクルの初めにその加工サイクルに対
応するX軸、Y軸の目標位置データ11が与えられ、そ
の目標データ11から位置指令を出力し、サーボドライ
ブ21、31を介してそれぞれX軸モータ2、Y軸モー
タ3を駆動して、2軸のサーボ軸によりX,Yテーブル
を位置決めする。また、コントローラ1にはサイクル速
度設定器12を設け、サーボドライブ41を介して一定
の速度で速度制御する速度制御ループを構成して、加工
軸モータ4を駆動し、加工軸が一定のサイクルタイムで
上下運動を行うとともに、加工軸のパルス量をパルス量
検出器13により監視し、加工軸の1サイクルの終了を
確認するようにしてある。コントローラ1では、加工軸
の1サイクルの終了を確認する毎に、X軸、Y軸の目標
位置データ11を次のサイクルの目標位置データに更新
させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、目標位置データを更新する場合、加工軸の1サイク
ルの時間は、全てのX軸、Y軸移動量の中での最大値L
max 、 Lmax =MAX(|X1 −X0 |,|X2 −X1 |,|
3 −X2 |…,|Y1 −Y0 |,|Y2 −Y1 |,|
3 −Y2 |…) によって求まるLmax (mm)の距離をX軸またはY軸
が移動して位置決めするのに要する時間以上に設定しな
ければならなかった。したがって、一定のサイクルタイ
ムで加工軸を制御するためには、各加工サイクルのX
軸、Y軸の移動距離の中で極端に大きい値があると、各
サイクルタイムがその大きい移動距離に制約されて長く
なり、全体の稼働率を上げることが難しいという問題が
あった。本発明は、X軸、Y軸の移動距離に応じて、自
動的に加工軸モータの速度を変えて最適サイクルを実現
するサイクルタイム調整方法を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、1軸以上の座標軸に沿って設けたサーボ
軸により被加工物を位置決めする位置決め手段と、速度
制御ループを有し、前記被加工物を加工する工具の加工
サイクルを前記速度制御ループへの指令速度により決定
する工具移動手段とを備え、各加工サイクル毎に設定さ
れた前記サーボ軸の位置指令に応じて前記位置決め手段
により被加工物を位置決めし、前記工具移動手段により
工具を移動して被加工物を加工し、前記工具移動手段の
各加工サイクルの1サイクル終了を確認して次の加工サ
イクルに移行する加工サイクルのサイクルタイム調整方
法において、前記各加工サイクル毎に前記サーボ軸の移
動距離のうち大きい方の移動距離を求め、前記移動距離
を移動する時間よりも加工軸の移動距離を移動する時間
が長くなるように前記指令速度を制御するものである。
とくに、前記座標軸がX,Y軸で構成され、前記位置決
め手段が前記被加工物をX軸方向に移動させるX軸モー
タとY軸方向に移動させるY軸モータで構成され、前記
工具移動手段が工具を加工軸方向に移動する加工軸モー
タで構成され、前記設定された加工サイクル毎に、前記
X軸、Y軸の移動距離を移動する時間よりも前記工具が
移動する時間が長くなるように前記指令速度を制御する
ものである。
【0005】
【作用】上記手段により、各加工サイクル毎に、加工軸
の1サイクルタイムが座標軸であるX軸、Y軸による位
置決めにかかる時間よりも長くなるように加工軸モータ
の回転速度が制御され、X軸、Y軸の移動距離の長い加
工サイクルでは加工軸の回転速度が遅くなり、X軸、Y
軸の移動距離の短い加工サイクルでは加工軸の回転速度
が早くなるので、加工サイクルは常に最適サイクルを維
持することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は本発明の実施例を示すブロック図である。
図において、X,Y2軸の座標軸に沿って移動して被加
工物を位置決めするサーボ軸と工具を位置決めする加工
軸を制御するコントローラ1の中に、加工サイクルに対
応するX軸、Y軸の目標位置データ11とサイクル速度
設定器12と、パルス量検出器13とを設け、目標位置
データ11に基づいて2軸のサーボ軸の位置指令を出力
して、サーボドライブ21、31を介してそれぞれX軸
モータ2、Y軸モータ3を駆動してX,Yテーブルを位
置決めする。また、サーボドライブ41を介してサイク
ル速度設定器12の設定値に応じて指令速度を出力し、
一定の速度で加工軸モータ4を駆動する速度ループを設
け、加工軸が一定のサイクルタイムで上下運動を行うと
ともに、加工軸のパルス量をパルス量検出器13により
監視し、加工軸の1サイクルの終了を確認するようにし
てある。以上説明した点は図4によって説明した従来例
とほぼ同じ構成である。従来と異なるのは次の点であ
る。すなわち、加工軸の1サイクルタイムT(sec)
がX軸、Y軸による位置決めにかかる時間よりも長くな
るように指令速度を制御し、加工軸モータの回転速度を
制御するようにしたものである。
【0007】そのために、予め設定された各サイクルの
X軸、目標位置データ11から、各サイクルの初めに、
例えばサイクルnの場合、そのサイクルのX軸およびY
軸のデータXn ,Yn の増分、すなわちX軸およびY軸
方向の移動距離の成分|ΔXn |=|Xn −Xn-1 |,
|ΔYn |=|Yn −Yn-1 |を増分演算器14、15
によって取り出し、そのX軸増分|ΔXn |およびY軸
増分|ΔYn |を最大値演算器16に入力して最大増分
値Lmax =MAX(|ΔXn |,|ΔYn |)を求め
る。一方、X軸モータ2、Y軸モータ3の回転軸に係る
GD2 (または慣性モーメント)、最高速度N100 (r
pm)、ピークトルクTP (kgm)から加減速時間t
a を求めておく。なお、加減速時間ta は、 ta =(GD2 /375)・(N100 /TP ) (s
ec) となる。また、最高速度N100 に相当するX
軸、Y軸方向の移動速度V100 (mm/sec)と最大
増分値Lmax だけ移動して位置決めするまでの最短時間
min により最短時間tmin は、図2に示すように、 t1 =(Lmax −V100 ・ta )/V100 =(Lmax
100 )−tamin =2ta +t1 =ta +(Lmax /V100 ) となる。この最短時間tmin が加工軸の速度で決まる1
サイクルタイムTに対して T>tmin の関係が成立するように加工軸モータ4を制御すればよ
い。すなわち、加工軸の1サイクル(周期)をf(se
-1)とすると、 T=1/f>tmin =ta +Lmax ・V100 f=V100 /(V100a +Lmax ) (sec-1) ここで、加工軸モータ4の回転速度をN’、加工軸モー
タ4のギヤ比をiとすると、f=N’・i/60とな
り、 N’< (60/i)・V100 /(V100 ・ta +L
max ) なる関係を満たす必要がある。また、N’の上限値を、
最高回転速度N’100 とした時、図3に示すように、最
大増分値Lmax に対して加工軸モータの回転速度N’の
関係を、関数発生器17を用いて出力するようにしてあ
る。サイクル速度設定器13によって設定された加工軸
の速度指令と、上記のようにして決まる加工軸の回転速
度N’とを最小値演算器18に入力して、小さい方の回
転速度の指令値によりサーボドライブ41を介して加工
軸モータ4の速度制御を行う。これにより、X軸、Y軸
の移動距離の長い加工サイクルでは加工軸の回転速度が
遅くなり、X軸、Y軸の移動距離の短い加工サイクルで
は加工軸の回転速度が早くなるので、各サイクル毎にX
軸、Y軸と干渉することなく、最適速度で加工軸を駆動
するので、稼働率を高く維持することができる。なお、
上記実施例では座標軸がX軸、Y軸の2軸の場合につい
て説明したが、座標軸が2軸の場合に限るものではな
く、1軸以上の座標軸によって被加工物が位置決めされ
るものに適用できる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、各
サイクルのX軸、Y軸の移動距離に応じて、自動的に加
工軸による最適のサイクルタイムを決定することがで
き、加工システムとして最大稼働率を得ることが可能と
なるサイクルタイム調整方法を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】X軸、Y軸の最大増分値Lmax と各座標軸の速
度と時間との関係を示す説明図である。
【図3】X軸、Y軸の最大増分値Lmax と加工軸モータ
の速度との関係を示す説明図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コントローラ、11 目標位置データ、12 サイ
クル速度設定器、13パルス量検出器、14、15 増
分演算器、16 最大値演算器、17 関数発生器、1
8 最小値演算器、2 X軸モータ、21、31、41
サーボドライブ、3 Y軸モータ、4 加工軸モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1軸以上の座標軸に沿って設けたサーボ
    軸により被加工物を位置決めする位置決め手段と、速度
    制御ループを有し、前記被加工物を加工する工具の加工
    サイクルを前記速度制御ループへの指令速度により決定
    する工具移動手段とを備え、各加工サイクル毎に設定さ
    れた前記サーボ軸の位置指令に応じて前記位置決め手段
    により被加工物を位置決めし、前記工具移動手段により
    工具を移動して被加工物を加工し、前記工具移動手段の
    各加工サイクルの1サイクル終了を確認して次の加工サ
    イクルに移行する加工サイクルのサイクルタイム調整方
    法において、前記各加工サイクル毎に前記サーボ軸の移
    動距離のうち大きい方の移動距離を求め、前記移動距離
    を移動する時間よりも加工軸の移動距離を移動する時間
    が長くなるように前記工具の前記指令速度を制御するこ
    とを特徴とする加工システムのサイクルタイム調整方
    法。
  2. 【請求項2】 前記座標軸がX,Y軸で構成され、前記
    位置決め手段が前記被加工物をX軸方向に移動させるX
    軸モータとY軸方向に移動させるY軸モータで構成さ
    れ、前記工具移動手段が工具を加工軸方向に移動する加
    工軸モータで構成され、前記設定された加工サイクル毎
    に、前記X軸、Y軸の移動距離を移動する時間よりも前
    記工具が移動する時間が長くなるように前記指令速度を
    制御する請求項1記載の加工システムのサイクルタイム
    調整方法。
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