JPH07128088A - 測定装置の検出信号規格化回路 - Google Patents

測定装置の検出信号規格化回路

Info

Publication number
JPH07128088A
JPH07128088A JP27241693A JP27241693A JPH07128088A JP H07128088 A JPH07128088 A JP H07128088A JP 27241693 A JP27241693 A JP 27241693A JP 27241693 A JP27241693 A JP 27241693A JP H07128088 A JPH07128088 A JP H07128088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
detection signal
circuit
interpolation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27241693A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Uchiyama
元広 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP27241693A priority Critical patent/JPH07128088A/ja
Publication of JPH07128088A publication Critical patent/JPH07128088A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学式位置検出器のような測定装置から出力
される検出信号に対する補間テーブルの出力抜けを防止
することができるような測定装置の検出信号規格化回路
を提供する。 【構成】 入力端子36,37に入力される測定装置の
検出信号a,bは、二乗演算部11のa2 およびb2
算部12,13のそれぞれで二乗され、加算演算部14
でその和が演算される。加算演算部14の出力である信
号a2 +b2 が入力される平方根演算部15は、その平
方根を演算して除算演算部16に出力する。除算演算部
16のa/(a2 +b2 1/2 およびb/(a2
2 1/2 演算部17,18は、検出信号a,bがそれ
ぞれ入力されており、それを平方根演算部15によって
入力された信号で除算して規格化し、規格化信号an
n のそれぞれを規格化信号an およびbn 出力端子1
9,20に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、測定装置の検出信号
規格化回路に関し、特に、光学式位置検出器のような測
定装置から出力される互いに位相の異なる複数相の検出
信号に基づいて、任意の位相情報を得ることで高分解能
化できるように補間テーブルを利用した出力補間回路に
用いられ、検出信号を規格化できるような検出信号規格
化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メインスケールにインデック
ススケールが移動可能に設けられ、メインスケールとイ
ンデックススケールの相対的移動変化量に応じて、互い
にπ/2位相の異なる2つの検出信号a=Asinθ,
b=Asin(θ−π/2)を出力する光学式位置検出
器が知られている。このような光学式位置検出器にあっ
ては、メインスケールおよびインデックススケールの光
学格子のスケールピッチを小さくすればするほど、検出
値の分解能を高めることができるが、小さくするにも技
術上の限界がある。
【0003】そこで、分解能を高めるために、抵抗分割
法に代表される検出信号を補間して使用する方法が提案
されている。この抵抗分割法は、複数の抵抗で位置検出
器の出力である検出信号a,bを抵抗の数だけ位相分割
し、複数のコンパレータで位相分割された検出信号をそ
れに応じた矩形波信号に変換し、その矩形波信号の立上
がり時および立下がり時に補間パルスを出力してカウン
タでカウントする方法である。
【0004】この方法で生じる補間パルスは、位相分割
した抵抗の数に応じて出力されるので、光学格子1ピッ
チ当り高い分解能を得ることができる。
【0005】ところが、位相分割数を増やすため、それ
だけ多くの抵抗が必要であり、それに伴って分割抵抗比
が複雑化する。さらに、抵抗の数を増やすことに伴っ
て、全体のコンパレータなどの部品点数が多く必要とさ
れ、その分だけ複雑化し、かつ高価なものになる。
【0006】そこで、抵抗比が1の8分割程度が有用で
あり、それ以上の場合には他の方法を用いることがあ
る。以下、その一例として、位置検出器からのπ/2位
相差を持つ2つの検出信号a,bの組合わせから任意の
位相情報を得る方法について説明する。
【0007】図4は、この方法で用いられる光学式位置
検出器の出力補間回路を示す概略ブロック図である。
【0008】図4を参照して、この出力補間回路31
は、A/Dコンバータ32と、補間テーブル部33と、
補間パルス出力部34と、補間パルス切換部35とを含
む。
【0009】光学的位置検出器から入力端子36,37
に入力された検出信号a=Asinθ,b=Acosθ
は、A/Dコンバータ32に入力され、A/Dコンバー
タ32の出力であるデジタル信号値aD ,bD は、補間
テーブル部33に入力される。さらに、補間テーブル部
33は、図示していないがA/Dコンバータ32を介し
て検出信号a,bがアドレス信号として入力されるRO
M IC(読出専用メモリのIC)を含んでいる。入力
端子37に入力された検出信号bおよびA/Dコンバー
タ32の一方の出力であるデジタル信号値aD は、補間
パルス切換部35に入力される。
【0010】補間パルス出力部34は、サンプリング部
38と、判別部39と、パルス化処理部40とを含み、
補間テーブル部33のROM ICに記憶された補間テ
ーブル値V(θ0 )は、サンプリング部38および判別
部39に入力され、サンプリング部38の出力は、サン
プリング値V(θS )であり、判別部39に入力され
る。判別部39の出力は、入力された補間テーブル値V
(θ0 )とサンプリング値V(θS )との大小関係に関
する情報であり、パルス化処理部40に入力される。さ
らに、パルス化処理部40には、補間パルス切換部35
の出力が入力されており、その入力された信号は、補間
テーブル部33のROM ICに記憶された補間テーブ
ル値の最大値と最小値すなわち位相情報では0と2πを
通過することを検出した信号である。パルス化処理部4
0の出力は、補間パルスPOUT であり、判別部39およ
び補間パルス切換部35による入力に応じて、アップパ
ルス出力端子(図面ではUPで表わす)41またはダウ
ンパルス出力端子(図面ではDOWN)42に入力され
る。
【0011】図5は、図4の出力補間回路の動作を説明
するための図であり、特に、図5(a)は、光学式位置
検出器から出力される検出信号a,bの波形図であり、
図5(b)は、位相情報θに対する補間テーブル値の
変化状態を示す図であり、図5(c)は、図5(b)の
“X”の部分拡大図である。次に、動作について説明す
る。
【0012】A/Dコンバータ32は、図5(a)に示
すような光学的位置検出器から入力端子36,37に入
力された検出信号a=Asinθ,b=Acosθの瞬
時値をデジタル化してデジタル信号値aD ,bD を出力
する。
【0013】補間テーブル部33は、入力されたデジタ
ル信号値aD ,bD の組合わせから位相情報θが1対1
に対応していることを利用して逆演算し、図5(b)に
示すような位相情報θに基づく補間テーブル値V
(θ0 )を演算する。ここで、補間テーブル値V
(θ0 )を表わす関数は、図5(b)に示すように位相
情報θが0から2πの範囲内で階段関数、たとえば位相
情報が0から2π/N(N;位相分割数)増加するごと
に一定の値VC だけ増加する関数である。
【0014】また、補間テーブル部33のROM IC
は、図5(b)に示すデータを記憶しているので、他の
回路構成を変えることなく、ROM ICを取換えるだ
けで、位相分割数Nを変えることができ、位相分割数N
を容易に増やすことができる。この場合、抵抗分割法の
ように精度が低下したり、回路が複雑化および高価にな
ることはない。
【0015】補間パルス出力部34のサンプリング部3
8は、所定のクロック周波数(補間テーブル値V
(θ0 )が変化する周波数よりも十分高い周波数)で補
間テーブル値V(θ0 )をサンプリングしてサンプリン
グ値V(θS )を判別部39に出力する。判別部39
は、サンプリング値V(θS )と現在の補間テーブル値
V(θ 0 )とを比較し、両者の大小関係に関する情報を
パルス化処理部10へ出力する。パルス化処理部30
は、その情報に基づいて、アップパルス出力端子41ま
たはダウンパルス出力端子42に補間パルスPOUT を出
力する。すなわち、図5(c)において矢印αで示すよ
うに、V(θ0 )=V(θS )の状態からV(θ0)>
V(θS )になった瞬間には、補間パルスPOUT をアッ
プパルス出力端子41に出力し、図2(c)において矢
印βで示すように、V(θ0 )=V(θS )の状態から
V(θ0 )<V(θS )になった瞬間には補間パルスP
OUT をダウンパルス出力端子42に出力する。したがっ
て、補間パルスPOUT がアップパルス出力端子41とダ
ウンパルス出力端子42のどちらから出力されているの
かを検出することにより、測定対象物の移動方向を検出
することができる。また、アップパルス出力端子41か
ら出力される補間パルスPOUT の数と、ダウンパルス出
力端子42から出力される補間パルスPOUT の数の差を
演算することにより、測定対象物の位置を検出すること
ができる。
【0016】ただし、このままでは位相情報θが増大す
る方向へ測定対象物が単調に移動し、アップパルス出力
端子41へ補間パルスPOUT が出力されている場合で
も、図5(b)に示したように、位相情報θが2πから
0へ切換わるとき、つまり検出信号a,bがある1周期
から次の周期へ移行するときのみ補間テーブル値V
(θ)が(N−1)VC から0に減少するので、ダウン
パルス出力端子42へ補間パルスPOUT が出力される。
逆に、位相情報θが減少する方向へ測定対象物が単調に
移動し、ダウンパルス出力端子42へ補間パルスPOUT
が出力されている場合でも、位相情報θが0から2πへ
切換わるときのみアップパルス出力端子41へ補間パル
スPOUT が出力される。したがって、位相情報θが2π
から0に切換わるとき、または0から2πに切換わると
きのみ補間パルスPOUT を逆の出力端子41,42に出
力する必要がある。補間テーブル切換部35は、これら
のことを検出し、それを表わす信号をパルス化処理部4
0に入力する。
【0017】このようにして、補間パルスPOUT がアッ
プパルス出力端子41またはダウンパルス出力端子42
のいずれかに出力されているかを検出することにより、
測定対象物の移動方向を漏れなく検出することができ
る。また、アップパルス出力端子41から出力される補
間パルスPOUT の数と、ダウンパルス出力端子42から
出力される補間パルスPOUT の数の差を演算することに
より、測定対象物の位置を検出することができる。この
ことは、測定対象物の移動方向が現在の位相情報と、過
去の位相情報とを比較することにより得られることを意
味する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図6は、図4に示した
出力補間回路における問題点を説明するための図であ
り、特に、図6(a)は、検出信号a,bに対して補間
データが存在する場合を示した図であり、図6(b)
は、検出信号a,bに対して補間データが不存在の場合
を示した図である。
【0019】上記のように示した出力補間回路にあって
は、位置検出器からの検出信号a(=Asinθ),b
(=Acosθ)の組合わせと位相情報とが1対1に対
応しない場合には問題が生じる。すなわち、図6(a)
に示すように、補間データが検出信号a,b上に存在し
ている場合は問題ないが、図6(b)に示すように破線
で示した検出信号aが何らかの要因で実線で示した検出
信号a′に1補間間隔(1/N)以上ずれる場合があ
る。この信号ずれの要因として、第1に検出信号の振幅
が変化した場合、第2に検出信号に余分な直流成分が含
まれる場合、第3に検出信号の位相ずれが生じた場合が
考えられる。このような原因により生じたずれによっ
て、図6(b)に示すように本来の組合わせのうち検出
信号a′側のものがγの部分にあるため、補間データが
検出信号a′上に存在しないことになる。このことは、
本来あり得ない組合わせを発生させ、補間テーブルにお
いて出力抜けを生じさせる。したがって、出力抜けを生
じさせるずれに対して、位相情報を補正してやればよい
が、品質上のばらつき等でそれらが常に同様に発生する
とは限らない。したがって、補間テーブル部に設けられ
たROM ICのメモリ内の位相情報にて補正すること
は困難である。
【0020】ゆえに、この発明は、上記のような問題を
解決するために、位置検出器から出力される検出信号を
規格化信号として出力することができるような測定装置
の検出信号規格化回路を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る測
定装置の検出信号規格化回路は、相対する複数の部材の
相対動変量に応じて互いに位相の異なる複数相の検出信
号を出力する測定装置に対して、その出力を補間テーブ
ルを利用して補間する出力補間回路に用いられ、各検出
信号を規格化する測定装置の検出信号規格化回路であっ
て、各検出信号の二乗を演算する二乗演算手段と、二乗
演算手段の演算結果を加算して和を演算する加算演算手
段と、加算演算手段の演算結果の平方根を演算する平方
根演算手段と、各検出信号を平方根演算手段の演算結果
で除算し、その各演算結果を規格化信号として出力する
除算演算手段とを備える。
【0022】請求項2では、相対する複数の部材は第1
の部材と第2の部材を含み、第1の部材に応じて測定装
置から出力される検出信号は交流信号aを含み、第2の
部材に応じて測定装置から出力される検出信号は交流信
号bを含み、第1の演算手段はa2 およびb2 を演算
し、第2の演算手段はa2 +b2 を演算し、第3の演算
手段は(a2 +b2 1/2 を演算し、第4の演算手段は
a/(a2 +b2 1/2およびb/(a2 +b2 1/2
を演算し、各々を規格化信号an および規格化信号bn
として出力する。
【0023】
【作用】この発明に係る測定装置の検出信号規格化回路
は、測定装置から出力される各検出信号の二乗積を演算
し、加算後その平方根を演算し、各検出信号を平方根で
表わされた演算結果で除算することで、各検出信号を規
格化できる。
【0024】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による検出信号
規格化回路を用いた光学式位置検出器の出力補間回路を
示す概略ブロック図であり、図2は、図1の検出信号規
格化回路の一具体例を示す概略ブロック図である。以
下、図4に示した従来例と異なる部分についてのみ説明
する。
【0025】この実施例における出力補間回路1では、
検出信号規格回路2が入力端子36,37とA/Dコン
バータ32との間に設けられる。これに伴って、入力端
子36,37にそれぞれ入力される検出信号a,bは検
出信号規格化回路2に入力され、検出信号規格化回路2
で規格化された規格化信号an ,bn がA/Dコンバー
タ32に入力される。
【0026】次に図2を参照して、検出信号規格化回路
2は、a2 演算部12とb2 演算部13とを有する二乗
演算部11、加算演算部14(図面ではAddで表わ
す)、平方根演算部15、a/(a2 +b2 1/2 演算
部17とb/(a2 +b2 1/ 2 演算部18を有する除
算演算部16を含む。
【0027】入力端子36に入力される検出信号aは二
乗演算部11のa2 演算部12に入力され、入力端子3
7に入力される検出信号bはb2 演算部13に入力され
る。a2 演算部12の出力である信号a2 およびb2
算部13の出力である信号b 2 は、加算演算部14に入
力され、その出力である信号a2 +b2 は、平方根演算
部15に入力される。平方根演算部15の出力である信
号(a2 +b2 1/2は、a/(a2 +b2 1/2 演算
部17およびb//(a2 +b2 1/2 演算部18に入
力される。a/(a2 +b2 1/2 演算部17には他に
入力端子36に入力される検出信号aも入力されてお
り、所定の演算が行なわれ、その出力であるa/(a2
+b2 1/2 が規格化信号an 出力端子19に入力され
る。また、b/(a2 +b2 1/2 演算部18にも入力
端子37に入力される検出信号bが入力されており、所
定の演算が行なわれ、その出力である信号b/(a2
21/2 が規格化信号bn 出力端子20に入力され
る。
【0028】図3は、図2に示した検出信号規格化回路
2についての動作を説明するための図であり、特に、図
3(a)は、入力端子36,37にそれぞれ入力された
検出信号a,bのリサージュ図形を示した図であり、図
3(b)は、規格化信号an出力端子19および規格化
信号bn 出力端子20に入力される規格化信号an ,b
n のリサージュ図形を示した図である。以下、図3を用
いて、図2に示した検出信号規格化部2の動作について
説明する。
【0029】入力端子36,37には、図3(a)に示
すような完全な円でなく、多少偏心したリサージュ図形
を示す検出信号a,bがそれぞれ入力される。そして、
それぞれの検出信号a,bはそれぞれ二乗演算部11の
2 演算部12およびb2 演算部13に入力される。a
2 演算部12は、入力された検出信号aを二乗してその
演算結果である信号a2 を加算演算部14に出力し、b
2 演算部13は入力された検出信号bを二乗してその演
算結果である信号b2 を加算演算部14に出力する。加
算演算部14は、入力された信号a2 ,b2 の和を演算
し、その演算結果である信号a2 +b2 を平方根演算部
15に出力する。平方根演算部15は、入力された信号
2 +b2 の平方根を演算し、その演算結果である(a
2 +b21/2 を除算演算部16のa/(a2 +b2
1/2 演算部17およびb/(a2+b2 1/2 演算部1
8に出力する。
【0030】a/(a2 +b2 1/2 演算部17には、
入力端子36に入力された検出信号aも入力されている
ので、その検出信号aを平方根演算部15によって入力
された信号(a2 +b2 1/2 で割り、その演算結果で
あるa/(a2 +b2 1/2を規格化信号an 出力端子
19を出力する。また、b/(a2 +b2 1/2 演算部
18にも入力端子37に入力される検出信号bが入力さ
れているので、b/(a2 +b2 1/2 演算部18は、
検出信号bを平方根演算部15によって入力される信号
(a2 +b2 1/2 で割り、その演算結果であるb/
(a2 +b2 1/ 2 を規格化信号bn 出力端子20に出
力する。規格化信号an 出力端子19および規格化信号
n 出力端子20に入力された規格化信号an ,b
n は、変調を受けて正弦波周期の信号でないため補間隔
のずれは補正できないものの、図3(b)に示すように
中心および半径一定の円のリサージュ図形に示されるよ
うな信号となる。したがって、規格化信号an ,bn
あたかもsinθとcosθの組合わせた信号と同等に
なり、位相情報が必ず存在することになる。
【0031】このように位相情報を必ず存在させること
がでるので、規格化信号an ,bnをA/Dコンバータ
32を介して、位相情報の存在しないアドレス信号が補
間テーブル部33のROM ICに入力されることがな
くなる。そのため、補間テーブル部33からの出力抜け
がなくなり、常に真値に近い位相情報が得られることに
なる。
【0032】なお、この実施例では、位置検出器からの
検出信号a(=Asinθ),b(=Acosθ)につ
いて説明したが、同じ比率でその振幅が変動していると
いう仮定の下で直流分または位相ずれによる信号のずれ
が生じた場合であれば、交流信号である検出信号の信号
数は限定されるものでない。すなわち、たとえば検出信
号a,b,cに対して、規格化信号an =a/(a2
2 +c2 1/2 ,b n =b/(a2 +b2 +c2
1/2 ,cn =c/(a2 +b2 +c2 1/2 であれば、
n 2 +bn 2 +cn 2 =1となり、同様に規格化でき
る。
【0033】また、位相検出器からの交流信号である検
出信号a,bは、それぞれAsinθ,Acosθでな
くても、検出信号a,bがそれぞれAsinθ+B,A
cosθ+CまたはAsin(θ+φ),Acos(θ
+ψ)であってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、複数の
検出信号の振幅の低下、あるいはその組合わせに1補間
以上のずれが生じたとしても、演算結果である規格化信
号は規格化されており、補間テーブルの出力抜け発生を
防止でき、真値に近い位相情報を得ることができる。ま
た、検出信号の振幅が低下した場合、各信号の二乗の和
を監視することで本来の振幅最大値を把握できる。さら
に、回路を誤動作させない意味での補正を必要としない
ため、品質上のばらつきに左右されることなく、同一の
補間テーブルを利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による検出信号規
格化回路が用いられた測定装置の出力補間回路を示す概
略ブロック図である。
【図2】図1の検出信号規格化回路の一具体例を示した
概略ブロック図である。
【図3】図2の検出信号規格化回路の動作を説明するた
めの図である。
【図4】従来の光学式位置検出器の出力補間回路を示す
概略ブロック図である。
【図5】図4の出力補間回路の動作を説明するための図
である。
【図6】図4の出力補間回路の問題点を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 出力補間回路 2 検出信号規格化回路 11 二乗演算部 14 加算演算部 15 平方根演算部 16 除算演算部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する複数の部材の相対移動変量に応
    じて互いに位相の異なる複数相の検出信号を出力する測
    定装置に対して、その出力を補間テーブルを利用して補
    間する出力補間回路に用いられ、前記各検出信号を規格
    化する測定装置の検出信号規格化回路であって、 前記各検出信号の二乗を演算する二乗演算手段と、 前記二乗演算手段の演算結果を加算して和を演算する加
    算演算手段と、 前記加算演算手段の演算結果の平方根を演算する平方根
    演算手段と、 前記各検出信号を前記平方根演算手段の演算結果で除算
    し、その各演算結果を規格化信号として出力する除算演
    算手段とを備えた測定装置の検出信号規格化回路。
  2. 【請求項2】 前記相対する複数の部材は第1の部材と
    第2の部材を含み、 前記第1の部材に応じて前記測定装置から出力される検
    出信号は交流信号aを含み、 前記第2の部材に応じて前記測定装置から出力される検
    出信号は交流信号bを含み、 前記第1の演算手段はa2 およびb2 を演算し、前記第
    2の演算手段はa2 +b2 を演算し、前記第3の演算手
    段は(a2 +b2 1/2 を演算し、前記第4の演算手段
    はa/(a2 +b2 1/2 およびb/(a2 +b2
    1/2 を演算し、各々を規格化信号an および規格化信号
    n として出力することを特徴とする、請求項1記載の
    測定装置の検出信号規格化回路。
JP27241693A 1993-10-29 1993-10-29 測定装置の検出信号規格化回路 Withdrawn JPH07128088A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27241693A JPH07128088A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 測定装置の検出信号規格化回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27241693A JPH07128088A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 測定装置の検出信号規格化回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07128088A true JPH07128088A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17513608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27241693A Withdrawn JPH07128088A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 測定装置の検出信号規格化回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07128088A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10176935A (ja) * 1996-10-12 1998-06-30 Dr Johannes Heidenhain Gmbh 位置に依存した走査信号の検査のための方法及び制御装置
JP2010139405A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Namiki Precision Jewel Co Ltd エンコーダ信号処理方法、エンコーダ装置及びサーボモータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10176935A (ja) * 1996-10-12 1998-06-30 Dr Johannes Heidenhain Gmbh 位置に依存した走査信号の検査のための方法及び制御装置
JP2010139405A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Namiki Precision Jewel Co Ltd エンコーダ信号処理方法、エンコーダ装置及びサーボモータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4346447A (en) Divisional reading device for sine signals
EP0394206B1 (en) A method and an arrangement for accurate digital determination of the time or phase position of a signal pulse train
EP3611476A1 (en) Position detection device and position detection method
JPH06147922A (ja) 変位測定装置
CN1159852C (zh) 抖动检测设备和采用检测到的抖动的锁相环
JPS63106572A (ja) 位相検出器
US20070226602A1 (en) Measuring device and method for measuring relative phase shifts of digital signals
KR920002022B1 (ko) 계수형 계측기기의 계수오류 검출장치
JP2005127762A (ja) センサ信号処理装置
JPH07128088A (ja) 測定装置の検出信号規格化回路
JPH08101045A (ja) 位置検出装置
JPH0522182B2 (ja)
KR100954083B1 (ko) 회전 각도 검출장치
KR100384173B1 (ko) 모터 제어용 고분해능 인코더 신호 처리장치 및 그 방법
JP4195313B2 (ja) 原点検出装置
JPH0658769A (ja) 信号処理方法及びそれを用いた変位検出装置
JPH0529045B2 (ja)
JP2764722B2 (ja) エンコーダの読取信号の内挿方法
JPS61120920A (ja) エンコ−ダ方式の測角・測長回路
JPH0136565B2 (ja)
JPH0635502A (ja) サンプリング系センサのアラーム処理装置
JPS6057011B2 (ja) 変位測定装置における内插装置
JPH06273194A (ja) 測定装置の出力補間回路
JP3302864B2 (ja) モータ回転速度検出回路
EP1651967B1 (en) Circuit arrangement and method for obtaining an output signal, and rotational speed measurement device comprising such a circuit arrangement

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130