JPH0712771U - 多孔偏平管 - Google Patents

多孔偏平管

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JPH0712771U
JPH0712771U JP3530593U JP3530593U JPH0712771U JP H0712771 U JPH0712771 U JP H0712771U JP 3530593 U JP3530593 U JP 3530593U JP 3530593 U JP3530593 U JP 3530593U JP H0712771 U JPH0712771 U JP H0712771U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat tube
perforated flat
tubes
tube
brazing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3530593U
Other languages
English (en)
Inventor
謙一 乾
忠男 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱交換量を大幅に増加させることができる新規
な多孔偏平管を提供する。 【構成】本考案による多孔偏平管10は、3本の管11
と外表面がろう付可能な金属シートとしてろう材のシー
ト12からなっている。3本の管11は、互いに並行に
密着して並んでおり、同一平面上にある。この3本の管
11をろう材のシート12が包み込んでおり、ろう材の
シート12の縁は、折り曲げ部13によって接合され、
管11が互いに分離しないようになっている。冷媒は3
本の管11の内側を流れる。コルゲートフィン31をこ
の多孔偏平管に取り付ける際ろう材12はとけてコルゲ
ートフィン31が管11に直接接合することになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多孔偏平管、特にエアコン用熱交換器に使用される多孔偏平管に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カーエアコンの一部には伝熱管として図3に示すような、複数の冷媒通 路がある多孔偏平管30が使用されている。この多孔偏平管30はコルゲートフ ィン31と炉中ろう付けにより一体化されている。多孔偏平管30とコルゲート フィン31はアルミニウム製であり、多孔偏平管30は押出しによって造られて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
熱伝導率がアルミより高い材料、例えば、銅などで多孔偏平管30を造れば、 熱抵抗が減少するので、熱交換器の熱交換量が増大するが、しかしながら、銅を 材料として多孔偏平管30を押出すためには、押出し温度をアルミニウムより高 くしなければならない。多孔偏平管30を押出すためのダイス及びマンドレルは 複雑な構造になっているため、高温で押出しをすると、ダイスまたはマンドレル の損傷がはげしい。よって銅の押出し加工による多孔偏平管を造ることができな かった。
【0004】 本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、熱交換量を大幅に増加さ せることができる新規な多孔偏平管を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨は、複数の管を並べることで複数の冷媒通路を設け、それらを外 表面がろう付可能な金属シートで包んで一体化したことにあり、それによって、 アルミニウム以外の材料でも容易に多孔偏平管を造れるようにしたものである。 即ち、本考案の上記目的は、複数の管を互いに並行に密接して同一平面上に並 べ、それらの管をまとめて管外表面がろう付可能な金属シートで包み一体化した ことを特徴とする多孔偏平管によって達成される。
【0006】 本考案の管としては円管のみに限られず四角管と半円半角管とを用いて相互の 密着性を良くし、伝熱率を良好にしてもよい。また、伝熱面積を増大させるため に管内部にひだを有するものを使用してもよい。
【0007】 本考案において、並べる複数の管には、継目無管、溶接管なども使用できる。 管の材質は、熱伝導率の高い銅など各種のものが使用可能である。また、耐食性 の高い材料を使って、腐食に強い熱交換器を造ることもできる。本考案における 外表面がろう付可能な金属シートとしては、ろう材によって出来たシートを含む ものとする。熱交換器として組むためには、コルゲートフィンをろう付しなけれ ばならないので、外表面がろう付可能な金属材料でなければならない。したがっ てろう材のシート又は管外表面にめっきなどでろう付可能にした、外面めっき管 やクラッド管を使用しても良い。
【0008】
【実施例】
(実施例−1) 本考案の一実施例を図1に示す。本考案による多孔偏平管10は、3本の管1 と外表面がろう付可能な金属として、ろう材のシート12からなっている。3本 の管11は互いに並行に密着して並んでおり、同一平面上にある。この3本の管 11をろう材のシート12が包み込んでいる。ろう材のシート12の縁は、折り 曲げ部13によって接合され、管11が互いに分離しないようになっている。冷 媒は3本の管11の内側を流れる。
【0009】 熱交換器を組む場合は、多孔偏平管10とコルゲートフィン31を交互に重ね 、炉で加熱する。ろう材のシート12が溶け、管11とコルゲートフィン31が 接合される。管11はろう材のシート12によって結束され、一体の物として取 り扱うことができる。そのため従来の多孔偏平管30と同様に取り扱うことがで きる。
【0010】 また、ろう材12が多孔偏平管10と一体となっているため、熱交換器として 組み立てる際に、ろう材を供給する手間が省ける。
【0011】 管11の表面には、ろう付性を良くするため、フラックスを塗布しておくこと が望ましい。
【0012】 ろう材のシート12の縁の接合方法には、折り曲げ部13による方法のほか、 溶接による方法など各種の方法が使用できる。また、溶かしたろう材で管11を あらかじめ互いに接合しておく方法もあるが、この方法だと炉中でろう付する以 外に、さらにもう一回加熱することになってエネルギーが余分にかかり、コスト が上昇してしまう。機械的に接合する、ろう材のシートの縁だけを溶接する方法 が望ましい。
【0013】 (実施例−2) 本考案による他の変形例を図2に示す。
【0014】 管内部にひだを有する溝付管の角型の管21をはさんで、両側に半分が角形で 、半分が円形の管22が並んでいる管を一緒にすることで、冷媒通路の電熱面積 が大きくなり、熱交換量が増大する。また、上記の様な管を用いる方が、円管を 並べるのに比べ、一つの管が他の管に乗り上げて同一平面上に並ばなくなるとい うことが起きにくいので、取り扱いが容易になる。さらに、管と管の間のすきま が小さくなるので、ろう材の量を少なくすることができる。
【0015】 この場合、外表面がろう付可能な金属材料のシート24は、溶接部25で接合 されている。
【0016】
【考案の効果】
本考案の多孔偏平管によれば、従来よりも多くの種類の材料で多孔偏平管を造 ることができる。そのため、従来より、伝熱性能や、耐食性の高い多孔偏平管を 得ることができる。それによって、熱交換器の熱効率や耐食性を大幅に向上させ ることができる。しかも、従来の多孔偏平管と同様に取り扱うことができ、生産 性を損うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の多孔偏平管の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本考案の多孔偏平管の他の実施例を示す断面図
である。
【図3】従来の多孔偏平管の一例を示す断面図。
【符号の説明】
10 多孔偏平管 11 管 12 ろう材のシート 13 折り曲げ部 21、22 内面溝付管 23 突起 24 外表面がろう付可能な金属シート 35 溶接部 30 多孔偏平管 31 コルゲートフィン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の管を互いに並行に密接して同一平面
    上に並べ、それらの管をまとめて外表面がろう付可能な
    金属シートで包み一体化したことを特徴とする多孔偏平
    管。
JP3530593U 1993-06-29 1993-06-29 多孔偏平管 Pending JPH0712771U (ja)

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JP3530593U JPH0712771U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 多孔偏平管

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JP3530593U JPH0712771U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 多孔偏平管

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JPH0712771U true JPH0712771U (ja) 1995-03-03

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JP3530593U Pending JPH0712771U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 多孔偏平管

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250600A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 銅製扁平伝熱管
JP2016133260A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP2018071830A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 三井造船環境エンジニアリング株式会社 管列矯正治具

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