JPH0712759U - 冷却塔 - Google Patents

冷却塔

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Publication number
JPH0712759U
JPH0712759U JP3533793U JP3533793U JPH0712759U JP H0712759 U JPH0712759 U JP H0712759U JP 3533793 U JP3533793 U JP 3533793U JP 3533793 U JP3533793 U JP 3533793U JP H0712759 U JPH0712759 U JP H0712759U
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JP
Japan
Prior art keywords
plate
cooling tower
umbrella
cooling
umbrella plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3533793U
Other languages
English (en)
Inventor
勝 白崎
康明 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP3533793U priority Critical patent/JPH0712759U/ja
Publication of JPH0712759U publication Critical patent/JPH0712759U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夏季の冷却能力を低下させることなく、冬季
の白煙防止対策を容易に実施することができ、既設の冷
却塔にも容易に適用することが可能な白煙防止構造を備
えた冷却塔を提供する。 【構成】 充填材ユニットを複数段積層した直交流型冷
却塔において、前記充填材ユニットの上部に、隣接する
充填材間を覆い、かつ、所定間隔で通孔34を形成した
傘板31を設けるとともに、該傘板31に、前記通孔3
4を開閉する遮蔽板35を傘板31の長手方向に移動可
能に装着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷却塔に関し、詳しくは、充填材ユニットを上下複数段に配設し、 該充填材ユニットの上方から流下する冷却水と、側方から流入する空気とを接触 させて冷却水を冷却する直交流型冷却塔における白煙の発生を防止する構造に関 する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
地域冷暖房等に用いられる冷却塔は、冬季にも運転されることが多く、その際 に発生する白煙は、外気を汚染しているように誤認されたり、火事等と見間違え られるおそれがあるため、近年、冷却塔から白煙を発生させないように種々の工 夫がなされている。例えば、直交流型冷却塔においては、積層型湿式充填材の一 部に空気専用通路、いわゆる乾式部を設けた乾湿混合型充填材を用いることによ り、冷却塔の排気口から排出される空気の湿度を下げ、白煙の発生を防止するよ うにしている(特開平3−75495号公報参照)。
【0003】 ところが、上記のように充填材の一部に乾式部を設けると、その部分では冷却 水と空気とが直接接触しないために冷却能力が低下し、既設の冷却塔に上記のよ うな乾湿混合型のタイプの充填材を使用すると、外気温が低く、白煙の発生しや すい冬季には、白煙の発生を防止しながら十分な冷却を行うことができるが、外 気温が高く、負荷の大きな夏季には冷却能力が不足することになる。そこで、夏 冬で、全湿型の充填材と乾湿混合型の充填材とを入替えることも考えられるが、 充填材の入替え作業や保管場所の問題があった。したがって、夏季の冷却能力を 十分に確保しながら冬季の白煙の発生を防止するためには、従来よりも大型の冷 却塔を用いる必要がある。
【0004】 一方、特開昭61−76880号公報に記載された冷却塔においては、充填材 の上端に開閉可能なシール板を配設し、このシール板を外気の状態に応じて開閉 するようにしている。しかしながら、このような開閉可能なシール板を設けるも のは、構造が複雑になるだけでなく、既存の形式の冷却塔には適用することが困 難である。
【0005】 そこで本考案は、夏季の冷却能力を低下させることなく、冬季の白煙防止対策 を容易に実施することができ、既設の冷却塔にも容易に適用することが可能な白 煙防止構造を備えた冷却塔を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案の冷却塔は、充填材ユニットを複数段積 層した直交流型の冷却塔において、前記充填材ユニットの上部に、隣接する充填 材間を覆い、かつ、所定間隔で通孔を形成した傘板を装着するとともに、該傘板 に、前記通孔を開閉する遮蔽板を傘板の長手方向に移動可能に設けたことを特徴 としている。
【0007】
【作 用】
上記構成によれば、夏季には傘板に設けられた遮蔽板を移動させて傘板の通孔 を開口させ、該通孔を通して冷却水を充填材間に流下させることにより、充填材 全体を湿式部として用いることができる。また、冬季には遮蔽板で通孔を塞いで 冷却水が充填材間に流下しないようにすることにより、充填材の一部を乾式部と した乾湿混合型とすることができる。したがって、外気の状態に応じて遮蔽板を 移動させることにより、必要十分な冷却能力が得られるとともに、白煙の発生も 防止できる。さらに、通孔を開閉する際の遮蔽板は、傘板に形成した通孔の大き さに相当する分だけ移動すればよいため、上記切換えも簡単に行うことができる 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の冷却塔に使用する傘板の一実施例を示す斜視図、図2は傘板を 装着した充填材上部の断面図、図3は図2の III−III 線断面図、図4は開放式 の直交流型冷却塔の概略を示す縦断面図、図5は冷却塔に充填される充填材ユニ ットの概略図、図6は傘板の他の実施例を示す断面図である。
【0009】 まず、図4に示すように、開放式の直交流型冷却塔1は、充填層2の上部に設 けた散水部3から冷却水を充填層2に散布するとともに、上部中央の排気口4に 設けたファン5により両側面の空気取入口6から空気を取入れ、この空気と冷却 水とを直接接触させて冷却水を冷却するものである。
【0010】 図5に示すように、本実施例に示す冷却塔1の充填層2は、多数の板状の充填 材21をユニット化したものを上下に複数段積層したものであって、各充填材ユ ニット22,22の上端部には、隣接する充填材21,21間を覆う傘板31が 充填材21の数枚おきに装着されている。この傘板31は、冬季における白煙の 発生を防止しながら十分な冷却能力を得られるように、冷却塔1の能力や各充填 材ユニット22の上下位置等に応じて適当な間隔で設けられる。
【0011】 図1乃至図3に示すように、上記傘板31は、隣接する充填材21,21の上 端部を覆う天板部32と、該天板部32の両側から垂下する側辺部33,33と からなる溝型に形成されており、充填材21,21の上端部を跨ぐ形で装着され る。前記天板部32には、多数の通孔34が所定間隔で形成されており、該天板 部32の下面には、前記通孔34を開閉するための遮蔽板35が設けられている 。この遮蔽板35は、傘板31と略同じ長さの板状体であって、両側辺部33, 33の内面に設けられた突辺36と天板部32下面との間に、傘板31の長手方 向に移動可能に装着されており、前記通孔34と略同じ大きさの開口部37が通 孔34と同ピッチで形成されている。
【0012】 上記天板部32の通孔34及び遮蔽板35の開口部37は、開口部37を通孔 34に対応する位置に遮蔽板35を移動させたときに通孔34を全開することが でき、開口部37を隣接する通孔34間に位置させたときに通孔34を開口部3 7間の閉塞部38で塞ぐことができるように、形状や間隔が設定されている。
【0013】 すなわち、遮蔽板35を通孔34の間隔に相当する距離だけ移動させることに より通孔34を開閉することができ、通孔34を開口すれば、上方から流下する 冷却水が傘板31の下方の充填材21,21間に流下する状態になり、通孔34 を塞げば、充填材21,21間に冷却水が流下しない状態になる。
【0014】 したがって、負荷の大きな夏季には通孔34を開口させて傘板31の下方の充 填材21,21間をを湿式部とすることにより冷却能力を上げることができ、冬 季には通孔34を塞いで傘板31の下方の充填材21,21間を乾式部とするこ とにより白煙の発生を防止することができる。
【0015】 なお、上記遮蔽板35の移動による通孔34の開閉操作を容易に行うため、遮 蔽板35の外端部に把手等を設けたり、移動量を規制するための係止部等を設け たりすることが好ましい。
【0016】 上記傘板31及び遮蔽板35の形状は任意であり、例えば、通孔34を塞いだ ときの冷却水の振り分けを良好にするために、図6に示すように傘板31及び遮 蔽板35の上部を山形に形成したり、半円形に形成したりすることもできる。ま た、通孔34の形状も任意であり、上記実施例に示す円形に限らず、矩形状,ス リット状等に形成することができ、通孔34と開口部37との形状が異なってい てもよい。さらに、遮蔽板35を傘板31の上部に装着してもよく、傘板31を 隣接する3枚以上の充填材を連続して覆うように形成してもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の直交流白煙防止型冷却塔は、充填材ユニット上 部に通孔を形成した傘板を装着するとともに、該傘板の通孔を開閉可能な遮蔽板 を装着したので、該遮蔽板を僅かに移動させるだけで、充填材ユニットを全湿型 と乾湿混合型とに切換えることができ、簡単な操作で冬季の白煙の発生を防止す ることができるとともに、夏季には十分な冷却能力を得ることができる。
【0018】 したがって、遮蔽板を装着した傘板を充填材上部に設けるだけでよいので、既 設の冷却塔においても、夏季の冷却能力を低下させることなく、冬季の白煙防止 対策を容易に実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 傘板の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 傘板を装着した充填材上部の断面図である。
【図3】 図2の III−III 線断面図である。
【図4】 開放式の直交流型冷却塔の概略を示す縦断面
図である。
【図5】 冷却塔に充填される充填材ユニットの概略図
である。
【図6】 傘板の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…直交流型冷却塔、2…充填層、21…充填材、22
…充填材ユニット、31…傘板、34…通孔、35…遮
蔽板、37…開口部、38…閉塞部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填材ユニットを複数段積層した直交流
    型の冷却塔において、前記充填材ユニットの上部に、隣
    接する充填材間を覆い、かつ、所定間隔で通孔を形成し
    た傘板を装着するとともに、該傘板に、前記通孔を開閉
    する遮蔽板を傘板の長手方向に移動可能に設けたことを
    特徴とする冷却塔。
JP3533793U 1993-06-29 1993-06-29 冷却塔 Pending JPH0712759U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3533793U JPH0712759U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 冷却塔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3533793U JPH0712759U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 冷却塔

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712759U true JPH0712759U (ja) 1995-03-03

Family

ID=12439036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3533793U Pending JPH0712759U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 冷却塔

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JP (1) JPH0712759U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230261A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Shin Nippon Air Technol Co Ltd 冷却塔

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61186782A (ja) * 1985-02-15 1986-08-20 Shinwa Sangyo Kk 冷却塔
JPS6256990B2 (ja) * 1978-06-02 1987-11-28 Harorudo Kooru Piitaa

Patent Citations (2)

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JPS6256990B2 (ja) * 1978-06-02 1987-11-28 Harorudo Kooru Piitaa
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