JPH07127146A - 木造建物の基礎構造 - Google Patents

木造建物の基礎構造

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JPH07127146A
JPH07127146A JP27953793A JP27953793A JPH07127146A JP H07127146 A JPH07127146 A JP H07127146A JP 27953793 A JP27953793 A JP 27953793A JP 27953793 A JP27953793 A JP 27953793A JP H07127146 A JPH07127146 A JP H07127146A
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JP
Japan
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foundation
cloth foundation
base
shield plate
shielding plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP27953793A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakagishi
保裕 中岸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土台14の早期腐朽を防ぎ、白蟻の発生を防
止する。 【構成】 布基礎11の上面と土台14との間に、非透
水性の遮蔽板13aを介装する。遮蔽板13aは、布基
礎11を介して地中から上昇する湿気を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木製の土台を湿気か
ら保護することによって、建物全体の耐用期間を延長す
るとともに、白蟻の被害を受け難くした木造建物の基礎
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】木造建物の基礎構造は、コンクリート製
の布基礎の上面に木製の土台を敷設して形成するのが普
通である。すなわち、地盤に布掘りを形成し、布堀りの
底に割りぐり石を並べ、捨てコンクリートを打ち込み、
布掘りに沿って型枠を形成し、型枠の所定箇所にアンカ
ボルトを位置決めした上、型枠内にコンクリートを打ち
込み、コンクリートの養生を待って脱型した後、形成さ
れた布基礎の上面にモルタルを盛って水平面を出し、ア
ンカボルトを介して土台を取り付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の基礎構造
によれば、コンクリート製の布基礎を介して地中の湿気
が上昇し、布基礎に密着する土台や、土台上に立設する
柱の下端部などを腐らせるため、建物全体の耐用期間が
著るしく短くなってしまうという問題があった。また、
地域によっては、腐り始めた土台部分に白蟻が発生し、
建物の耐用期間を一層短くしてしまうという問題があっ
た。
【0004】そこで、この発明の目的は、布基礎の上面
と土台との間に遮蔽板を介装することによって、土台等
の腐朽や白蟻の発生等を有効に防止し、建物全体の耐用
期間を大幅に延長することができる木造建物の基礎構造
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、布基礎の上面と、布基礎上に敷
設する土台との間に、非透水性の遮蔽板を介装すること
をその要旨とする。
【0006】なお、遮蔽板は、下向きの溝形に形成し、
布基礎の上面に被せることができる。
【0007】
【作用】かかる発明の構成によるときは、遮蔽板は、地
中から布基礎を経由して土台に伝わる湿気を遮断し、土
台や、土台上に立設する柱の下端部等が早期に腐ること
を防止する。
【0008】なお、遮蔽板を下向きの溝形に形成し、布
基礎の上面に被せるときは、遮蔽板は、布基礎の上面だ
けでなく、土台に近い両側の上端部をも同時に被覆する
ので、地中からの湿気をより確実に遮断することができ
る他、取付けが容易であり、取付け後は位置ずれしない
ので、土台の敷設作業も容易である。
【0009】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0010】木造建物の基礎構造は、布基礎11の上面
と、布基礎11上の土台14との間に遮蔽板13aを介
装してなる(図1)。
【0011】布基礎11は、地中の割りぐり石11b1
、11b1 …上に捨てコンクリートによるベース11
bを形成した上、図示しない型枠を介し、地表レベルG
上に、コンクリートにより、所定の幅、高さに形成され
ている。なお、布基礎11の上面は、モルタル12によ
る仕上げがなされており、布基礎11には、土台14を
固定するために、アンカボルトB1 が立設されている。
【0012】遮蔽板13aは、浅い下向きの溝形に形成
されている(図1、図2)。すなわち、遮蔽板13a
は、直線的に形成する上面13a1 と、上面13a1 の
両側に垂設する一対の側面13a2 、13a2 とからな
り、全体は、非透水性のプラスチック材料から一体成形
されている。また、上面13a1 の幅は、布基礎11の
幅より僅かに大きく、アンカボルトB1 に対応する位置
には、透孔13a3 が形成されている。
【0013】かかる遮蔽板13aは、適当な長さの長尺
部材として形成し、建物の間取りに応じて作られる布基
礎11の直線部分に対し、土台14との間に介装するこ
とができる(図1、図3)。ただし、このとき、遮蔽板
13aの長さは、施工現場において、施工部分の長さに
応じて適当に切断すればよく、透孔13aも、アンカボ
ルトB1 の位置に合わせ、現場において加工することが
好ましい。また、遮蔽板13aは、布基礎11に形成す
る通風口H1 の位置には、設ける必要がない。
【0014】なお、図3において、布基礎11のL字形
のコーナ部、T字形の交差部、十字形の交差部には、そ
れぞれ、専用の遮蔽板13b、13c、13dが使用さ
れている。
【0015】コーナ部に対応する遮蔽板13bは、L字
形の上面13b1 と、布基礎11の外側、内側に対応す
る側面13b2 、13b2 とからなる(図4(A))。
また、T字形の交差部に対応する遮蔽板13cは、T字
形の上面13c1 と、3方の側面13c2 、13c2 …
とからなり(同図(B))、十字形の交差部に対応する
遮蔽板13dは、十字形の上面13d1 と、4隅の側面
13d2 、13d2 …とからなる(同図(C))。な
お、遮蔽板13b、13c…の各上面13b1 、13c
1 …のサイズは、布基礎11に適合し、直線部分に装着
する遮蔽板13aの上面13a1 と連続するものとす
る。
【0016】土台14は、遮蔽板13a、13b…を介
して布基礎11上に敷設し、アンカボルトB1 、B1 …
を介して固定する(図1、図3)。また、土台14の上
面には、柱15を立設する。
【0017】土台14の下側に介装された各遮蔽板13
a、13b…は、非透水性であり、布基礎11を介して
上昇する地中からの湿気を有効に遮断することができ
る。
【0018】
【他の実施例】遮蔽板13aは、単純な板状に形成して
もよい(図5)。このとき、遮蔽板13aの幅は、布基
礎11の幅と同等とし、土台14の幅より僅かに大きく
するのがよい。遮蔽板13aは、土台14より僅かに広
幅にすることによって、防湿機能を格段に高めることが
できる。また、遮蔽板13aは、建物の外装部材の取付
け等に支障ない範囲で、布基礎11より広幅に形成して
もよい。
【0019】遮蔽板13a、13b…は、塩化ビニル、
ナイロン、ABS樹脂、その他の任意のプラスチック材
料によって形成することができる他、銅、アルミニウ
ム、ステンレススチール等の金属材料から形成してもよ
い。金属材料からなる遮蔽板13a、13b…は、板材
を曲げ加工することによって簡単に形成することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、布基礎と土台との間に非透水性の遮蔽板を介装する
ことによって、布基礎を介して上昇する地中からの湿気
を遮断することができるので、土台や、柱の下端部等の
早期腐朽を有効に防止し、建物の耐用期間を大幅に延長
することができる上、土台の腐朽に伴う白蟻の発生をも
未前に防止することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成横断面説明図
【図2】 要部斜視図
【図3】 使用状態説明図
【図4】 他の実施例を示す斜視図
【図5】 他の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
11…布基礎 13a、13b、13c、13d…遮蔽板 14…土台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布基礎の上面と、該布基礎上に敷設する
    土台との間に、非透水性の遮蔽板を介装してなる木造建
    物の基礎構造。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽板は、下向きの溝形に形成し、
    前記布基礎の上面に被せることを特徴とする請求項1記
    載の木造建物の基礎構造。
JP27953793A 1993-11-09 1993-11-09 木造建物の基礎構造 Pending JPH07127146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27953793A JPH07127146A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 木造建物の基礎構造

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JP27953793A JPH07127146A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 木造建物の基礎構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07127146A true JPH07127146A (ja) 1995-05-16

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ID=17612385

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27953793A Pending JPH07127146A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 木造建物の基礎構造

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JP (1) JPH07127146A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433289U (ja) * 1977-08-05 1979-03-05
JPS56153045A (en) * 1980-04-28 1981-11-26 Kikuyoshi Takase Building structure
JPS5875810A (ja) * 1981-10-30 1983-05-07 Toshiba Corp 箔巻変圧器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433289U (ja) * 1977-08-05 1979-03-05
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