JPH07126871A - 水性マスカント用組成物 - Google Patents

水性マスカント用組成物

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JPH07126871A
JPH07126871A JP30237193A JP30237193A JPH07126871A JP H07126871 A JPH07126871 A JP H07126871A JP 30237193 A JP30237193 A JP 30237193A JP 30237193 A JP30237193 A JP 30237193A JP H07126871 A JPH07126871 A JP H07126871A
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JP
Japan
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maskant
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latex
aqueous
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Withdrawn
Application number
JP30237193A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Maeda
司 前田
Yasuhiko Sasagawa
泰彦 笹川
Akio Hiraharu
晃男 平春
Kazuhiro Kajima
一広 梶間
Takafumi Kamihata
尚文 神畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エッチングにおけるマスキング剤として要求
される耐薬品性や耐熱性などの特性に優れ、かつ塗工
性、マスカントの除去作業性および環境衛生の点で優れ
た、水性マスカント用組成物。 【構成】 重量%で、脂肪族共役ジエン化合物:30〜
70;芳香族ビニル化合物:20〜70;エチレン性不
飽和カルボン酸:0〜10;および、共重合可能な他の
単量体:0〜50からなる単量体を乳化重合して得られ
る共重合体ラテックスを固形分換算重量%で5〜95
と、示差走査熱量測定法によるガラス転移温度が−50
〜50℃である(共)重合ラテックスを同で95〜5を
含むラテックス、充填剤および増粘剤を含有する、水性
マスカント用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチングにおけるマ
スキング剤として要求される耐薬品性や耐熱性などの特
性に優れ、かつ塗工性およびマスカントの除去作業性に
優れ、有害ガスの発生がなく環境衛生の点で優れた、特
に金属ケミカルミーリング法で好適に用いられる水性マ
スカント用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製品の不要部分を、強酸または強塩
基を用いたエッチングにより取り除く金属ケミカルミー
リングはよく知られている。特に航空機産業において
は、航空機部品の重量の低減が要求され、この手段が使
用されている。
【0003】この金属ケミカルミーリングは、通常、次
の手順で行われる。 (イ)使用されるエッチング浴に耐えうるマスカント
が、金属基材上に浸漬などの手段により形成される。 (ロ)塗布されたマスカントを適当な型板(テンプレー
ト)を用いて彫り、マスカントの所定部分を剥離させて
選択的にエッチングすべき金属の部分を露出させる。 (ハ)次に、エッチング剤、例えばアルミニウム部品に
はアルカリ液、チタン部品には酸液を用い、露出された
金属部分をエッチングして除去する。
【0004】ところで、従来、この金属ケミカルミーリ
ング法で用いられるマスキング剤としては、ゴムを有機
溶媒(例えば、トルエン/キシレン、またはパークロロ
エチレン)に溶かしたゴム溶液が用いられている。従っ
て、このマスキング剤が塗布され乾燥される過程で有機
溶媒が蒸発し、その結果、臭気および大気汚染などが環
境衛生の点で大きな問題となっている。
【0005】そこで、最近は上記のゴム溶液にかえて、
有機溶媒を用いない水系ゴムラテックスを用いる方法の
検討が行われている。しかし、エッチング剤の主流であ
るアルカリ性エッチング剤を用いると、下記に示す問題
がある。 マスカントの周辺部分がアルカリ液によって膨潤しや
すく、寸法精度の高いケミカルミーリングができない。 マスキング剤の塗工性がよくないために、塗工作業性
が劣る。 マスカントの剥離性が悪いため、マスカントの除去作
業性が劣る。
【0006】なお、本発明者らは、水性ゴムラテックス
として、共役ジエン−芳香族ビニル系共重合体ラテック
スを用いると上記の欠点が改良されることを見出だし、
さらに天然ゴムを併用させることによって、マスカント
の除去作業性、マスカントの強度を向上させる技術につ
いて既に提案を行っている(特願平4−279347号
参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、その目的は、エッチ
ングにおけるマスカントとして要求されるフィルム強
度、耐薬品性、耐熱性、マスカントの寸法精度などの各
種特性に優れ、マスカント組成物の塗工性およびマスカ
ントの除去作業性に優れ、かつ大気汚染などの環境衛生
上の問題がない水性マスカント用組成物を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、 (a)脂肪族共役ジエン化合物 30〜70重量%、 (b)芳香族ビニル化合物 20〜70重量%、 (c)エチレン性不飽和カルボン酸 0〜10重量%、 (d)共重合可能な他の単量体 0〜50重量%、 からなる単量体を乳化重合して得られる共重合体ラテッ
クス5〜95重量%(固形分換算)と、示差走査熱量測
定法によるガラス転移温度が−50〜50℃である
(共)重合体ラテックス95〜5重量%(固形分換算)
を含むラテックス、充填剤および増粘剤を含有してなる
ことを特徴とする水性マスカント用組成物によって達成
される。
【0009】また、前記目的は (e)不飽和アクリル酸エステル 30〜100重量%、 (f)エチレン性不飽和カルボン酸 0〜10重量%、 (g)共重合可能な他の単量体 0〜70重量%、 からなる単量体を乳化重合して得られる(共)重合体ラ
テックス5〜100重量%(固形分換算)と、示差走査
熱量測定法によるガラス転移温度が−50〜50℃であ
る(共)重合体ラテックス95〜0重量%(固形分換
算)とからなるラテックス、充填剤および増粘剤を含有
してなることを特徴とする水性マスカント用組成物によ
って達成される。 (発明の構成)以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】まず、本発明の請求項1の水性マスカント
用組成物の成分であるラテックスを構成する、単量体成
分(a)〜(d)からなる共重合体ラテックス(以下
「共重合体ラテックス(A−1)」と記す)について説
明する。
【0011】単量体成分のうち、(a)成分の脂肪族共
役ジエン化合物としては、1,3−ブタジエン、2−メ
チル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3
−ブタジエン、2−ネオペンチル−1,3−ブタジエ
ン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、2−シアノ−
1,3−ブタジエンなどが挙げられる。これらのうち
1,3−ブタジエンの使用が好ましい。これら(a)成
分は、1種単独で使用することも、また2種以上を併用
することもできる。
【0012】(a)成分の使用割合は、全単量体に対し
て30〜70重量%、好ましくは35〜65重量%、さ
らに好ましくは40〜60重量%である。(a)成分の
使用量が30重量%未満では、塗工性が劣り、また塗膜
が硬くなりすぎて剥離性が劣り、マスカントの除去作業
性が悪い。一方、(a)成分の使用量が70重量%を越
えると、塗工性が劣り、さらに塗膜が軟らかくなりすぎ
て剥離するときに塗膜が伸びてしまい、マスカントの除
去作業性が劣る。
【0013】(b)成分の芳香族ビニル化合物として
は、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、ビニルトルエン、クロルスチレンなどが挙げ
られ、特にスチレンが好ましい。これら(b)成分は、
1種単独でも、あるいは2種以上を併用することもでき
る。
【0014】(b)成分の使用割合は、全単量体に対し
て20〜70重量%、好ましくは25〜65重量%、さ
らに好ましくは30〜60重量%である。(b)成分の
使用量が20重量%未満では、塗工性が劣り、さらに塗
膜が軟らかくなりすぎて剥離するときに塗膜が伸びてし
まい、マスカントの除去作業性が悪い。一方、(b)成
分の使用量が70重量%を越えると、塗工性が劣り、さ
らに塗膜が硬くなりすぎて剥離性が劣り、マスカントの
除去作業性が劣る。
【0015】(c)成分のエチレン性不飽和カルボン酸
としては、例えば、イタコン酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、無水フ
マル酸などが挙げられる。好ましい(c)成分は、アク
リル酸およびメタクリル酸であり、それぞれ単独で、あ
るいは両者を組み合わせて使用することができる。これ
らの(c)成分は、例えばナトリウム、カリウムなどの
アルカリ金属で中和されたものでもよく、また1種単独
で、あるいは2種以上を併用することもできる。
【0016】(c)成分の使用量は、全単量体に対して
0〜10重量%、好ましくは0〜8重量%、さらに好ま
しくは0.1〜8重量%である。(c)成分は主として
良好な重合安定性を得るために使用されるが、さらにマ
スカント寸法精度を高めるのに役立つ。ただし、(c)
成分の使用量が10重量%を越えると、塗膜の耐水性が
低下するため、耐アルカリ性の優れたマスカントを得る
ことができず、実用性に欠けるものとなる。
【0017】(d)成分の共重合可能な他の単量体とし
ては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸ブチル、2−エチルヘキシルメタク
リレートなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル;
シアン化ビニル化合物、エチレン性不飽和カルボン酸ア
ミドなどが挙げられる。これらのうち、特に(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルは、塗工性を向上させるのに
役立つ。
【0018】(d)成分の使用量は、全単量体に対して
0〜50重量%、好ましくは0〜30重量%である。
【0019】本発明の共重合体ラテックス(A−1)
は、特定割合の前記単量体(a)〜(d)成分を、公知
の乳化剤,重合開始剤,連鎖移動剤などを使用して乳化
重合したものである。
【0020】ここで、乳化剤としては、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム,ラウリル硫酸ナトリウム,ジ
フェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム,コハク酸ジ
アルキルエステルスルホン酸ナトリウムなどのアニオン
系乳化剤、あるいはポリオキシエチレンアルキルエステ
ル,ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルなどの
ノニオン系乳化剤、両性乳化剤、フッ素系界面活性剤な
どを挙げることができ、これらの1種または2種以上を
併用することができる。
【0021】乳化剤の使用量は、前記単量体(a)〜
(d)成分の総計量に対して、好ましくは0.5〜10
重量%、特に好ましくは1〜8重量%である。乳化剤の
使用割合が0.5重量%未満では凝固物が発生するな
ど、重合安定性が悪くなり、共重合体ラテックスの製造
に支障があるので好ましくなく、一方10重量%を越え
ると粒子径が小さくなるので、ラテックス粘度が高くな
り、その結果、塗工性が悪くなる。
【0022】さらに、重合開始剤としては、過硫酸カリ
ウム,過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系開始剤、あ
るいは過酸化水素などの無機系開始剤:クメンハイドロ
パーオキサイド,イソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キサイド,パラメンタンハイドロパーオキサイド,ベン
ゾイルパーオキサイドなどの有機過酸化物、あるいはア
ゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系開始剤で代表さ
れる有機系開始剤を挙げることができる。
【0023】この重合開始剤の使用量は、単量体全体に
対し好ましくは0.03〜2重量%、特に好ましくは
0.05〜1重量%である。なお、乳化重合を促進させ
るために、例えばピロ重亜硫酸ナトリウム,亜硫酸ナト
リウム,亜硫酸水素ナトリウム,硫酸第一鉄,グルコー
ス,ホルムアルデヒドナトリウムスルホキシレート,L-
アスコルビン酸およびその塩,亜硫酸水素ナトリウムな
どの還元剤:グリシン,アラニン,エチレンジアミン四
酢酸ナトリウムなどのキレート剤を併用することもでき
る。
【0024】連鎖移動剤としては、α- メチルスチレン
ダイマー,ターピノーレン,α- テルピネン,γ- テル
ピネン,ジペンテン,オクチルメルカプタン,n-ドデシ
ルメルカプタン,t-ドデシルメルカプタン,n-ヘキサデ
シルメルカプタン,ジエチルキサントゲンジスルフィ
ド,ジメチルキサントゲンジスルフィド,ジイソプロピ
ルキサントゲンジスルフィド,テトラメチルチウラムモ
ノスルフィド,テトラエチルチウラムジスルフィド,テ
トラブチルチウラムジスルフィド,ジペンタメチルチウ
ラムジスルフィドなどを用いることができる。これらは
単量体全体に対し、通常0〜15重量%使用される。
【0025】本発明に用いられる共重合体ラテックス
(A−1)の平均粒子径は、通常500〜3,000オ
ングストローム、好ましくは1,000〜2,500オ
ングストロームである。ここでいう平均粒子径とは、共
重合体ラテックスをオスミウム酸で処理し、これを例え
ば6万倍で電子顕微鏡写真にとり、粒子100個以上に
ついて粒子径を測定し、その数平均より算出した値であ
る。
【0026】共重合体ラテックス(A−1)の粒子の平
均粒子径が3,000オングストロームを越えると、塗
膜に対するエッチング剤としてのアルカリ液の浸透性が
大きくなり、マスカントの性能が悪くなる。一方、平均
粒子径が500オングストローム未満では、水性マスカ
ント用組成物の粘度が高くなり、塗工性が悪くなるなど
の傾向を示すので好ましくない。
【0027】さらに、本発明の共重合体ラテックス(A
−1)のゲル含量は、通常20〜95重量%、好ましく
は30〜85重量%である。ここでいう「ゲル含量」と
は、共重合体ラテックスを乾燥して得たフィルムをトル
エンに溶解させ、その不溶解分をろ過によって分離さ
せ、さらにこの不溶解分からトルエンを除去して得られ
た残存固形分の全固形分(前記フィルム固形分)に対す
る重量割合をいう。共重合体ラテックス(A−1)のゲ
ル含量が95重量%を越えるとアルカリ液の浸透性が大
きくなり、マスカントの性能を悪くする。一方、ゲル含
量が20重量%未満では塗膜が軟らかく、フィルム強度
も小さいのでマスカントの剥離性が悪くなる。
【0028】次に、請求項2の水性マスカント用組成物
の成分である共重合体ラテックスを構成する、単量体成
分(e)〜(g)から成る(共)重合体ラテックス(以
下「(共)重合体ラテックス(A−2)」と記す)につ
いて説明する。
【0029】単量体成分のうち、(e)成分の不飽和カ
ルボン酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸エステ
ル単量体が挙げられ、アクリル酸エステル単量体の具体
例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル
酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチ
ル、アクリル酸n−ノニル、アクリル酸イソノニル、ア
クリル酸デシル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ド
デシル、アクリル酸n−アミル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシルなどを
例示することができる。これらのうち、炭素数4〜12
のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルの使
用が好ましく、さらに好ましくはアクリル酸エチル、ア
クリル酸n−ブチル、アクリル酸イソノニルであり、特
に好ましくはアクリル酸n−ブチルの使用である。
【0030】メタクリル酸エステル単量体の具体例とし
ては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸ペンチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸
ヘプチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸オクチル、メタクリル酸n−ノニル、メタクリル酸
イソノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデ
シル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸n−アミ
ル、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸ラウリル、
メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸シクロヘキシルな
どを例示することができる。これらのうち、炭素数4〜
12のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステ
ルの使用が好ましい。
【0031】(e)成分の使用割合は、全単量体に対し
て30〜100重量%、好ましくは70〜98重量%、
さらに好ましくは90〜98重量%である。(e)成分
の使用量が30重量%未満では、塗工性が劣り、また塗
膜が硬くなりすぎて剥離性が劣り、マスカントの除去作
業性が悪い。
【0032】(f)成分のエチレン性不飽和カルボン酸
としては、例えば、イタコン酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、無水フ
マル酸などが挙げられる。好ましい(f)成分は、アク
リル酸およびメタクリル酸であり、それぞれ単独で、あ
るいは両者を組み合わせて使用することができる。これ
らの(f)成分は、例えばナトリウム、カリウムなどの
アルカリ金属で中和されたものでもよく、1種単独で、
あるいは2種以上を併用することもできる。
【0033】(f)成分の使用量は、全単量体に対して
0〜10重量%、好ましくは0〜8重量%、さらに好ま
しくは0.1〜8重量%である。(f)成分は主として
良好な重合安定性を得るために使用されるが、さらにマ
スカント寸法精度を高めるのに役立つ。ただし、(f)
成分の使用量が10重量%を越えると、塗膜の耐水性が
低下するため、耐アルカリ性の優れたマスカントを得る
ことができず、実用性に欠けるものとなる。
【0034】(g)成分の共重合可能な他の単量体とし
ては、共役ジエン系化合物、芳香族ビニル化合物、シア
ン化ビニル化合物、アミド系化合物、水酸基含有単量
体、エポキシ基含有単量体、アミノ基含有単量体、ジカ
ルボン酸無水物などが挙げられる。
【0035】共役ジエン系化合物および芳香族ビニル化
合物としては、前記共重合体ラテックス(A−1)の単
量体成分と同様のものを挙げることができる。
【0036】シアン化ビニル単量体の具体例としては、
アクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル、α−
メトキシアクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−
クロロメタクリロニトリル、α−メトキシメタクリロニ
トリル、シアン化ビニリデンなどを例示することがで
き、これらのうちアクリロニトリルが好ましい。
【0037】この(g)成分の使用量は、全単量体に対
して0〜70重量%、好ましくは0〜25重量%、更に
好ましくは0〜9.9重量%である。(g)成分が70
重量%を越えると塗工性と剥離性に優れたマスクが得ら
れない。
【0038】(共)重合体ラテックス(A−2)は、前
記単量体(e)〜(g)成分を、公知の乳化剤、重合開
始剤、連鎖移動剤などを使用して乳化重合したものであ
る。
【0039】これらの乳化剤、重合開始剤、連鎖移動剤
としては共重合体ラテックス(A−1)の場合と同様の
ものを使用することができる。
【0040】さらに(共)重合体ラテックス(A−2)
の平均粒子径およびゲル含量の範囲も共重合体ラテック
ス(A−1)と同様である。
【0041】次に本発明の水性マスカント用組成物の成
分である共重合体ラテックスを構成する、示差走査熱量
測定法(DSC)によるガラス転移温度が特定範囲の
(共)重合体ラテックス(以下「(共)重合体ラテック
ス(B)」と記す)について説明する。
【0042】(共)重合体ラテックス(B)は、DSC
によるガラス転移温度(Tg)が−50〜50℃の範囲
にあり、好ましいTgは−40〜10℃である。Tgが
−50℃より低いと、マスキング剤のブロッキングが増
し作業性が低下する。Tgが50℃より高いと、マスカ
ントの剥離性が悪くなり、作業性が低下する。
【0043】(共)重合体ラテックス(B)として好ま
しいのは、ウレタン系重合体ラテックス、酢酸ビニル系
重合体ラテックス、シリコーン系重合体ラテックス、フ
ッ素系重合体ラテックス、塩化ビニリデン系重合体ラテ
ックス、塩化ビニル系重合体ラテックス、天然ゴムラテ
ックス、ポリイソプレン系ラテックスなどである。これ
らのラテックスを用いると下記のような効果が得られ、
各種特性を向上させたマスカント用組成物が得られ、ま
たこれらのラテックスを適宜組み合わせることにより、
更に幅広い良好な特性を得ることができる。 (イ)ウレタン系重合体ラテックス:得られる水性マス
カント用組成物に、優れたマスカント強度と耐熱性を付
与する。 (ロ)酢酸ビニル系重合体ラテックス:得られる水性マ
スカント用組成物の性能を低下させずにコストダウンす
ることができる。
【0044】酢酸ビニル系重合体としては、例えば酢酸
ビニル単独重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体など
が挙げられる。 (ハ)シリコーン系重合体ラテックス:得られる水性マ
スカント用組成物に優れた耐水性と剥離性を付与する。
【0045】シリコーン系重合体ラテックスとしては、
例えばシリコーン単独、アクリル系単量体との共重合体
あるいはアクリル系重合体を含有したものなどが挙げら
れる。(ニ)フッ素系重合体ラテックス:得られる水性
マスカント用組成物に優れた耐熱性とマスカント強度を
付与する。
【0046】フッ素系重合体ラテックスとしては、例え
ばフッ化ビニリデン単独重合体あるいは他の単量体との
共重合体などが挙げられる。 (ホ)塩化ビニリデン系重合体ラテックス:得られる水
性マスカント用組成物に優れた耐水性とマスカントのレ
ベリング性を付与する。 (ヘ)塩化ビニル系重合体ラテックス:得られる水性マ
スカント用組成物の性能を低下させずにコストダウンで
きる。 (ト)天然ゴムラテックス:得られる水性マスカント用
組成物に優れたフィルム強度、マスカントの剥離性、マ
スカントの除去作業性を付与する。 (チ)ポリイソプレン系ゴムラテックス:天然ゴムラテ
ックスを用いた場合と同様の特性を付与する。
【0047】天然ゴムラテックスの原液はゴム粒子が漿
液に分散しているゾルであり、ラテックス中のゴム分は
一般には30〜40重量%で、ほかに少量の非ゴム分、
すなわち蛋白質、糖類、樹脂類、アミノ酸、酵素などを
含んでおり、これらの一部はゴム粒子と複雑に結合して
いる。天然ゴムラテックスは、前記天然ゴムラテックス
の原液を遠心分離機にかけて、ゴム分を60〜70重量
%に濃縮し、この濃縮したラテックスに長期保存や輸送
に耐えうるために、通常は十分な量のアンモニア、その
他の保存剤が加えられてできている。
【0048】ポリイソプレン系ゴムラテックスは、イソ
プレンを主成分とし、ほかの単量体、たとえば脂肪族共
役ジエン化合物、芳香族ビニル化合物、エチレン性不飽
和カルボン酸、エチレン性不飽和カルボン酸エステルな
どを必要に応じて少量共重合しても良い。
【0049】なお、共重合体ラテックス(A−1)を用
いる場合、(共)重合体ラテックス(A−2)を(共)
重合体ラテックス(B)として使用することが可能であ
るし、(共)重合体ラテックス(A−2)を用いる場
合、共重合体ラテックス(A−1)を(共)重合体ラテ
ックス(B)として使用することも可能である。
【0050】本発明の請求項1の水性マスカント用組成
物は、前記共重合体ラテックス(A−1)を固形分換算
で5〜95重量%と前記(共)重合体ラテックス(B)
を固形分換算で95〜5重量%とから構成され、好まし
くは前記共重合体ラテックス(A−1)を固形分換算で
30〜70重量%と前記(共)重合体ラテックス(B)
を固形分換算で70〜30重量%とから構成される。
【0051】(共)重合体ラテックス(B)の使用量が
30重量%未満または70重量%を越えるとマスクの剥
離性が劣る。
【0052】また、本発明の請求項2の水性マスカント
用組成物は、前記(共)重合体ラテックス(A−2)を
固形分換算で5〜100重量%と前記(共)重合体ラテ
ックス(B)を固形分換算で95〜0重量%とから構成
され、好ましくは前記(共)重合体ラテックス(A−
2)を固形分換算で30〜70重量%と前記(共)重合
体ラテックス(B)を固形分換算で70〜30重量%と
から構成される。
【0053】本発明の水性マスカント用組成物は、前記
共重合体(A−1)または(共)重合体ラテックス(A
−2)と(共)重合体ラテックス(B)からなるラテッ
クスに充填剤および増粘剤を混合し、さらに必要に応じ
て消泡剤、造膜助剤などを混合することにより得られ
る。
【0054】充填剤の使用量は、前記ラテックス100
重量部(固形分換算)に対して、通常10〜300重量
部、好ましくは15〜100重量部である。充填剤が1
0重量部未満では、塗膜の作成時の作業性が低下し、さ
らに耐アルカリ性が低下する。一方、充填剤が300重
量部を越えると成膜性が低下する。
【0055】充填剤としては、炭酸カルシウム、タル
ク、クレー、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、
水酸化マグネシウム、水酸化バリウム、珪砂、二酸化ケ
イ素などが挙げられ、好ましくはタルク、二酸化ケイ素
である。
【0056】増粘剤の使用量は、前記ラテックス100
重量部(固形分換算)に対して、通常0.01〜10重
量部、好ましくは0.1〜8重量部である。
【0057】増粘剤が0.01重量部未満では所定のマ
スカント膜厚を得るための作業性が低下し、一方、10
重量部を越えた場合も同様に作業性が低下する。
【0058】増粘剤としては、ポリビニルアルコール、
ポリカルボン酸のナトリウム塩,カリウム塩またはアン
モニウム塩、架橋型アクリルエマルジョン、カルボキシ
メチルセルロース、セロゲンなどが挙げられ、好ましく
はポリビニルアルコールである。
【0059】造膜助剤としては、トルエン、アセトン、
カルビトール、セロソルブ、クロロホルム、トリブトキ
シエチルフォスフェート、ジブチルフタレート、ジオク
チルフタレートなどを、消泡剤としては、シリコン系、
エマルジョン系、ポリエーテル系、エステル系などを挙
げることができる。
【0060】消泡剤の使用量は、前記ラテックス100
重量部(固形分換算)に対して、好ましくは0.01〜
5重量部、より好ましくは0.1〜3重量部である。消
泡剤が0.01重量部未満では、マスカント用組成物の
脱泡性が悪く、一方5重量%を越えると消泡性が過剰に
なりすぎて、マスカント表面でいわゆるハジキが生じ、
部分的に剥離性が良くなりすぎる傾向にある。
【0061】造膜助剤の使用量は、前記ラテックス10
0重量部(固形分換算)に対して、好ましくは0.1〜
30重量部、より好ましくは5〜20重量部である。造
膜助剤が0.1重量部未満では、マスカントの塗膜性お
よび仕上りが悪く、一方30重量部を越えると、塗膜作
成時の臭気の問題および可塑剤によるマスカント用組成
物の粘性が高くなり、塗膜性が悪くなる傾向がある。
【0062】本発明の水性マスカント用組成物のpHは
好ましくは4〜11であるが、より好ましくはpH6〜
9である。pHが4未満の場合は、ラテックスの安定性
および配合安定性が劣り、pHが11を越える場合は、
アルミニウム板表面にアルカリによる汚染を生じ、更に
アルミニウムとアルミニウムの接着にも悪影響がある。
【0063】本発明の水性マスカント用組成物の粘度
は、25℃、固形分濃度50重量%において500〜
5,000cp(BH型ローター5−20rpm)、よ
り好ましくは500〜4,000cpである。粘度が5
00cp未満の場合は、配合物の分散安定性が劣り、ま
た浸漬時の塗布性が不十分となる。一方、粘度が5,0
00cpを越える場合は、塗布時の作業性、浸漬時の塗
膜厚の調整が困難となる問題がある。
【0064】また、本発明の水性マスカント用組成物の
調製にあたっては、亜鉛華、エポキシ系,メラミン系,
チオウレア系などの架橋剤を配合することができる。
【0065】得られた水性マスカント用組成物は、マス
キングする対象物に通常50〜800μmの厚さで塗布
される。
【0066】さらに本発明の水性マスカント用組成物
は、フィルムを形成したときの好ましい引張強度が30
〜200kgf/cm2 、さらに好ましくは50〜18
0kgf/cm2 である。
【0067】ここでいう「引張強度」とは、水性マスカ
ント用組成物(固形分濃度50重量%)をガラス板上に
乾燥膜厚350μmで塗布し、室温で1日以上好ましく
は2〜3日間放置した後、ガラス板表面からフィルムを
剥し、120℃で30分間熱処理し、この処理後のフィ
ルムをJIS K 6301の加硫ゴム物理試験方法に
おける引張試験に準じて測定される値である。
【0068】水性マスカント用組成物のフィルムの好ま
しい引張強度が30kgf/cm2未満では、塗膜が軟
らかくなりすぎてマスカントの剥離性が悪くなる。ま
た、引張強度が200kgf/cm2 を越えると塗膜が
硬くなりすぎてマスカントの剥離性が悪くなる。
【0069】また、本発明の水性マスカント用組成物に
よって得られるフィルムの好ましい伸び率は50〜1,
000%、さらに好ましくは100〜800%である。
【0070】ここでいう「伸び率」とは、上記の引張強
度の試験条件と同様のJIS K6301に準じて測定
される値である。水性マスカント用組成物のフィルムの
伸び率が50%未満では、塗膜が硬くなりすぎてマスカ
ントの剥離性が悪くなる。また、フィルム伸び率が1,
000%を越えると、塗膜が軟らかくなりすぎてマスカ
ントの剥離性が悪くなる。
【0071】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、以下の記載において「部」および
「%」は重量部および重量%を示す。 (実施例1〜11,比較例1〜5)共重合体ラテックス(A−1)の製造 表1に示す単量体100部、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム3部、t−ドデシルメルカプタン5部、過
硫酸アンモニウム0.5部、エチレンジアミン四酢酸ナ
トリウム0.01部および水150部を内容績100リ
ットルのステンレス製反応器に仕込み、重合温度40〜
60℃で20時間乳化重合を行い、共重合体ラテックス
(ア)および(イ)を製造した。重合転化率はいずれも
98%以上であった。共重合体ラテックス(A−2)の製造 表1に示す単量体100部、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム3部、t−ドデシルメルカプタン0.3
部、過硫酸アンモニウム0.5部、エチレンジアミン四
酢酸ナトリウム0.01部および水150部を内容績1
00リットルのステンレス製反応器に仕込み、重合温度
60〜80℃で8時間乳化重合を行い、共重合体ラテッ
クス(ウ)および(エ)を製造した。重合転化率はいず
れも98%以上であった。
【表1】 水性マスカント用組成物の調製方法 上記の方法で得た共重合体ラテックス(A−1)または
共重合体ラテックス(A−2)と(共)重合体ラテック
ス(B)とから成る水性マスカント用共重合体ラテック
スに、表2および表3に示す成分および配合量を用い
て、固形分が50%になるように水を添加して攪拌し、
水性マスカント用組成物を調製した。
【表2】
【表3】 得られた水性マスカント用組成物の物性評価を以下の方
法で行い、評価結果を表2および表3に示した。水性マスカント用組成物の物性評価 塗工性 得られた各水性マスカント用組成物に、アルミニウム基
板を浸漬し、常温で乾燥後、80℃で60分間熱処理し
て試験片を形成した後、これをアルカリ水溶液に90℃
で3時間浸漬した後の塗膜の状態を観察した。塗膜が極
めて均一に形成されたものを◎とし、塗膜が均一に形成
されたものを○とし、塗膜にムラ、フクレ、キレツなど
が生じたものを×とした。 剥離性 得られた水性マスカント用組成物にアルミニウム基板を
浸漬し、膜厚400〜600μmの塗膜を形成させ、試
験片を得た。この試験片をアルカリ水溶液(90℃で3
時間)に浸漬した後、水洗い、乾燥する。次いで、塗膜
を手で剥離して剥離性を判定した。
【0072】マスカントの剥離強度が大きすぎると、エ
ッチング後のマクスの除去作業性(剥離性)が悪く、一
方、剥離強度が小さすぎると、マスカントの基板に対す
る密着性が不十分となる。剥離性としては、密着性を損
なわずに指でマスカントを容易に剥離できる状態を○と
し、この特性が特に優れたものを◎とした。また、マス
カントを剥離しにくい場合またはマスカントの基板に対
する密着性が不十分な場合を×とした。 耐アルカリ性 アルミニウム基板を水性マスカント用組成物でマスキン
グして、膜厚400μmの塗膜を形成させ、試験片を得
た。この試験片をアルカリ水溶液(90℃で2時間)に
浸漬した後、塗膜の表面状態を観察した。浸漬前の表面
状態が保たれていれば○とし、浸漬後の表面の平滑性が
低下し膨れが生じた場合を×とする。
【0073】この耐アルカリ性はマスカントの寸法精度
の指標のひとつとなる。 耐熱性 アルミニウム基板を水性マスカント用組成物でマスキン
グして、膜厚400μmの塗膜を形成させ、試験片を得
た。この試験片をギヤー老化式試験機にセットし、20
0℃、2時間の条件で熱をかける。加熱前の塗膜表面状
態と、指触による硬度がほぼ完全に保たれていれば◎と
し、ほぼ保たれていれば○とし、加熱後に表面状態が変
化したり、指触による硬度が大きくなった場合を×とし
た。 引張り強度 水性マスカント用組成物をガラス板上に乾燥膜厚350
μmで塗布し、室温で1日以上好ましくは2〜3日間放
置した後、ガラス板表面からフィルムを剥し、120℃
で30分間熱処理する。この処理後のフィルムをJIS
K 6301の加硫ゴム物理試験方法における引張試
験に準じて測定した。
【0074】実施例1〜11は、本発明の水性マスカン
ト用組成物を用いた例であり、本発明の目的の効果が得
られている。
【0075】比較例1〜5は、共重合体ラテックス(A
−1)または(共)重合体ラテックス(B)単独で水性
マスカント用組成物を製造した例で、いずれかの組成物
物性において劣っていることがわかる。
【0076】
【発明の効果】本発明の水性マスカント用組成物を用い
ることにより、エッチングにおけるマスカントとして要
求されるフィルム強度、耐薬品性、耐熱性、寸法精度な
どの各種特性に優れ、マスカント組成物の塗工性および
マスカントの除去作業性に優れ、かつ大気汚染などの環
境衛生上の問題がない水性マスカント用組成物を提供す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平春 晃男 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 梶間 一広 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 (72)発明者 神畠 尚文 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)脂肪族共役ジエン化合物 30〜70重量%、 (b)芳香族ビニル化合物 20〜70重量%、 (c)エチレン性不飽和カルボン酸 0〜10重量%、 (d)共重合可能な他の単量体 0〜50重量%、 からなる単量体を乳化重合して得られる共重合体ラテッ
    クス5〜95重量%(固形分換算)と、示差走査熱量測
    定法によるガラス転移温度が−50〜50℃である
    (共)重合体ラテックス95〜5重量%(固形分換算)
    を含むラテックス、充填剤および増粘剤を含有してなる
    ことを特徴とする水性マスカント用組成物。
  2. 【請求項2】 (e)不飽和アクリル酸エステル 30〜100重量%、 (f)エチレン性不飽和カルボン酸 0〜10重量%、 (g)共重合可能な他の単量体 0〜70重量%、 からなる単量体を乳化重合して得られる(共)重合体ラ
    テックス5〜100重量%(固形分換算)と、示差走査
    熱量測定法によるガラス転移温度が−50〜50℃であ
    る(共)重合体ラテックス95〜0重量%(固形分換
    算)とからなるラテックス、充填剤および増粘剤を含有
    してなることを特徴とする水性マスカント用組成物。
JP30237193A 1993-11-08 1993-11-08 水性マスカント用組成物 Withdrawn JPH07126871A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001181558A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Takeda Chem Ind Ltd 水性一時保護塗料組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001181558A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Takeda Chem Ind Ltd 水性一時保護塗料組成物

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